2010年 04月 27日
麗美ファーストフライト(’85)
麗美は大分前渋谷でのコンサートに行って、松任谷夫妻プロデュースの初期の3枚のアルバム「REIMY」('84)「”R”REIMY」('84)「PANSY」('85)と次の「MY SANCTUARY」('86)は録音してますが、今回のは全てその初期3枚からで、
「真夜中のシンフォニー」「ポニーテイル」「鏡の迷路(STRANGLED IN LOVE)」「パンジーとトパーズのネックレス」「恋の一時間は孤独の千年」「すぐそばにいるの」「空が一面海に見えた日」「CARRY ON」「愛にDESPERATE」「青春のリグレット」「Time Travelers」。バックでキーボード小林武史の姿も。
前半曲と曲の間に、本人が描いたのかは?判りませんが、ある村の少年と少女の物語のイラストと語りが挟まれ、麗美のステージ衣装も童話から抜け出てきたようなファンタジックさ。後半は赤いミニドレスで、シングルでもあった「愛に・・」「青春の・・」等も懐かしかったですが、一見アイドル風ルックスでもありながら、透明な声のオリジナリティや歌唱力は抜群だった、と改めて。
「霧雨でみえない」「ノーサイド」「残暑」等なかったのは残念ですが、久方の歌声と姿。4枚目の松任谷夫妻の手を離れてのアルバムにも結構好きな曲はあったのですが、やはりいまだに一時期のユーミンの”感情の震え”のようなものの質を損なわず、時にはさらに純化して表現してみせたのはこの人、という印象強いです。
4枚のアルバム後は余りチェックしてなかったですが、アメリカでも活動、「ノーサイド」カバー関連で「SHOUT at ・・」でも触れてたのですが、REMEDIOSの名で、映画やドラマサントラ、CM曲を手掛けていて、そういうクリエイターとしての顔もあって、岩井作品の「undo」('94)「打ち上げ花火 下から見るか?横から見るか?」('95)「Love Letter」('95)「PiCNiC」('95)「FRIED DRAGON FISH」('96)等の音楽担当がこの人だった、というのは、後で知ったのでした。
最近余り話題も聞かないですが、活動は続けているようで、ある時期のノスタルジー凝縮シンガー味わい、でした。
関連サイト:麗美のページ
関連記事:SHOUT at YUMING ROCKS(’09)