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Something Impressive(KYOKOⅢ)

借りぐらしのアリエッティ(’10)

昨日、新橋のヤクルトホールでの、ぴあ夏の3連夜試写会初日「借りぐらしのアリエッティ」に、「いい加減な・・・」ブログのいい加減人(Yamato)さんとご一緒して、行ってきました。

「崖の上のポニョ」('08)以来のジブリ新作、どんなものだろうと楽しみにしていて、宮崎作品のアニメーター米林宏昌初監督作品、との事で、宮崎アニメ色でややソフトそうな、というイメージしましたが、企画・脚本で宮崎監督の名前も。
                               (C)(株)岩波書店                     借りぐらしのアリエッティ(’10)_a0116217_1673481.jpgこの原作本、イギリスのメアリー・ノートン著の「床下の小人たち」('69)も、先日から少しずつ読んでいて、一昨日終えました。
                                      
この物語自体は、小人一家の床下での様子から始まって、後半、その一人娘アリエッティが外に出始めて、少年と出合い、起こっていく変化、という所で、前半は一家の細かい暮らしの描写、後半から、展開に引き入れられて割と一気に、という感だったのですが、

作品は、ほぼその後半部分から脚色、舞台を日本の田舎にして、異次元に住むアリエッティと少年との純粋な交流、のエキスを生かした内容で、時間も1時間34分、と、割とコンパクト。余り大作、というより、珠玉作、として割と満足、という感触でした。


7/15追記:最初原作本は、久し振りの一時代前の児童文学、小人一家の暮らしぶりを味わうモードになるのに少し時間かかり、読み進んでいく内に、人間にとっては何でもないわずかな日常品、廃品、カケラのようなもの、例えば古い切手を絵画のように飾っていたりとか、それは映像化もされてましたが、必需品、貴重品になる生活のユニークさや慎ましさ、

また、人間目線だと笑ってしまうような、一家のために父ポッドが小さな身体を張って、巧みに紐や留め金等用具を使って、まさにロッククライミング、家具を昇ったり降りたり、苦労して物を運んだりする様子、等メルヘンがじんわりときました。

でも、そういうものを人間から”盗む”のではなく”借りる”という呼び方もやや?でしたが、原作中少年が、出会ったばかりのアリエッティに、率直にそういう疑問を投げかけた所、どうも”盗む”=小人達の間で起きる事、で、人間からは”借りる”と呼ぶのは、後で返す、というより、自分達は家の一部なので、暖炉が石炭入れからの石炭を使う、ように、家の物は人間と”共有”してる、という感覚のようで、

後で作品サイトのプロダクションノートを覗いたら、この作品はすでに40年前、宮崎・高畑監督が企画していたそうで、宮崎監督が「今ならこの作品は多くの人に受け入れられるだろう。今の時代の方が深刻だから」等とコメントしてましたが、

やはりかつては、人間も動物も植物も持ち物の境がなく、自然の営みを”借りて”共存共栄していたのに、今の、人間の”所有物”に溢れた世知辛い物質主義の社会、また、そこからの環境破壊、を思わす直接の描写はなかったと思いますが、今、借りぐらしの小人、の話を持ってきた、というのは、ジブリテーマとしてそういうものへのアンチテーゼ、という背景も、と思ったり。


7/16追記:登場人物は、小人一家は名も同じ、原作の少年(名前なし、10才)→作品では翔(12才)、大叔母ソフィ→貞子、料理人ドライヴァ→家政婦ハル、また原作にはなかった野生的な小人少年スピラーが登場したり、ソフィは寝たきりでしたが、貞子は車を運転したり元気な様子、でも小人の存在については、ファンタジー的なものとして、ですが優しく見守る、というスタンスは同じ。

借りぐらしのアリエッティ(’10)_a0116217_23305476.jpgアリエッティの声の志田未来は、私は「椿課長の7日間」('06)以来だったのでしたが、躍動感、情感等特にソツなく、という印象。このヒロインは、原作では前半ずっと狭い所に両親とだけで住むジレンマを抱え、やっと父と”借り”に出られ、劇中では最初から、屋敷の庭の草花の陰から登場、でした。

やはりアクティブタイプ、ではあって、翔との交流は、「・・ポニョ」の宗介とポニョが重なったりもしたのですが、ポニョのように、宗介の元へと怒涛のように波間を走ったり、金魚の身から人間になっても側にいようとする、ダイナミックな情熱、というより、
                                    (C)(株)徳間書店
借りぐらしのアリエッティ(’10)_a0116217_4542168.jpg今回は、人間と小人の世界の壁、という前提もあってか、原作同様、出合った当初は、互いにi相手の世界は自分の世界よりずっと些細なもの、と、やや敵対ムードさえあったり、劇中では特に、警戒しながらおずおずと接近、という感じ。

ジブリ少女にしては、やや控えめキャラクター、それでも翔の示す無償の好意には、勇気を持って応えていく、という筋、というか、芯の強さは感じられたヒロイン。ポニーテールの髪を束ねてたのは、ずっとピンクの洗濯バサミかと思ってましたが、後でYamatoさんとちょっと話にも出て、翔の指の上に乗った時の見え方だと、それにしては小さ過ぎで、小型クリップ?か何かかと。

翔の声の神木君は、「ハウルの動く城」('04)等にも出ていて、やはり本作公開前夜でもあってか、丁度今夜放映していて、一部見て懐かしく、ハウルの弟子役で、声が幼かったな、と。昨年「サマーウォーズ」('09)での主役少年の声の時は、弾けた所もありましたが、今回は病気静養中で、アリエッティ達に素直に対応するナイーブ少年役にフィットなソフトさ。

やはり「・・ポニョ」での宗介の、5才なりのポニョを守ろうとする男気、のような、初めて見たアリエッティの姿に、素直に綺麗だ、とつぶやいたり、彼女や小人一家の役に立とうとする、偏見ない柔らかな心、12才なりの率直な誠意・仁義、というか。

家政婦ハルは、ドライヴァの路線と同じで、小人達を毛嫌い、駆除しようとするのですが、ほくそえんだりする様子が、樹木希林の声もハマり、なかなかの怪演で一番笑いを誘ってたキャラクター。今回、特に戦闘シーン等はなかったですが、ハルが、翔の部屋の網戸に突進したカラスを、スリッパで撃退したのが、唯一やや派手なバトルシーン、だったかと。

このハルが、ここでは、一応唯一の悪役でしたが、小人達は、人間とのモノの共有意識、はあっても、人間に見られてはいけない、という不文律もあるし、追い払われた苦い歴史もあるようで、

やはり現実世界で、彼女のように、”自分の理解・範疇にない真摯な存在”への寛容さや、色んな意味で余裕もなく、余儀なくあっさり駆除へ、と走る世知辛いタイプ、またケースが決して少なくはないでしょうし、これはある意味、後でYamatoさんと少しお話にも出たのでしたが、相容れないマイノリティ(の排除)、という悲哀も含んだ物語、とも。

ただ、原作では、終盤アリエッティと少年は否応なく引き離された形で、小人一家の新たな生活を仄めかしながら、物語自体も、その空想好き少年の創作?という可能性も匂わせた、やや儚いファンタジーの終焉、だったのですが、作品では、そこら辺は、前向きにケジメをつけた形だったのは、後味的には良かった、と。


見ている内に、大林作品「水の旅人ー侍KIDS-」('93)が頭に浮かんだりはして、そう言えばアリエッティが見つけて服の脇に刺してた待ち針も刀のような、でしたが、後で、ミクロの世界の危機、といえば一昨年のアニメ「ホートン 不思議な世界のダレダーレ」('08)もそうだった、と。ただ「ホートン・・」のミクロの国は、人々は独特な造詣、街自体も浮世離れのファンタジー世界、視覚的にもそういう魅力でしたが、

今回の背景は、床下の一家のいわば地道な暮らしで、本では折にペン画でのシンプルな挿絵でしたが、やはり劇中での、居間の窓に張った海や星空のポスターや、何気ない素材でのアリエッティのこじんまりカラフルな部屋、しその葉+砂糖で、ホミリーが作る、と言ってたジュース、とか、

借りぐらしのアリエッティ(’10)_a0116217_1158314.jpg翔が持ってきてくれた人形の家の、彼らにとっては、豪華な台所(セット)、一家が道中食べる、黄色いチーズらしきものが盛り上がって載ってる食パン(の破片)等、ふと子供の頃の「リカちゃんハウス」をおぼろげに思い出したりもしましたが、生活に根付いたミニチュア世界、のような趣の映像化も楽しかったり。

上の屋敷自体もつたが絡まって、そこをアリエッティが翔の部屋へと昇っていったり、周りの、ポピー等咲き乱れてる草原や、終盤シーンの高台も少し「耳をすませば」('95)のような雰囲気だったり、ジブリ風手描きの緑豊かなのどかな景色もやはり安心感、な味。


7/17追記:今回音楽は、特に耳に残るメロディはなかったですが、ラストの楚々としたワルツテーマ曲は、会場でもらったチラシ裏に歌詞が載っていて、セシル・コルベルという名が作詞・作曲にあり、歌っているのは日本人シンガーと思って、誰なのか?でしたが、作品サイトを見ると、セシル・コルベルはフランスのハーブ奏者で、色々外国語堪能らしいこの人自身が歌ってたのでした。作品の音楽担当も、久石譲ではなくこの人だった、と。

そういう所で、スケール的に大作感はなかったですが、期待を裏切らなかったし、ある面期待以上でした。個人的には、ジブリ、という事を抜きにしも、もしあえて特に子供層に勧めるとしたら、色んな意味で、原作本含め、こういう作品だけで十分、と、改めて思いました。


借りぐらしのアリエッティ(’10)_a0116217_1492986.jpg借りぐらしのアリエッティ(’10)_a0116217_14103838.jpg








上映後Yamatoさんとホール近くの宮越屋珈琲 東京新橋店という店(平日AM1時まで)に寄って、感想等話しながらブレンドコーヒー+クッキー、チーズトーストを食べて帰りました。店内シックで照明も押さえ気味、デジカメのフラッシュ調整具合不調で、フラッシュたいた写真は白く明る過ぎで、やや暗めですがそのまま撮ったのをアップしました。

借りぐらしのアリエッティ(’10)_a0116217_17582881.jpg7/22追記:図書館に在庫があったので、この機会に、と、原作本と一緒に借りた原書「The Borrowers」('52)も、鑑賞後原作と照らし合わせて、意味の不明語書き出しながら読んでますが、やや忙しないし、少しずつ。今20章中12章まで終わった所で、期限もあるし今週中には終えたい所です。<(C)PUFFIN BOOKS→>

7/28追記:一昨日で一通り原書を読み終えたのですが、せっかくなので書き出した単語を整理に取り掛かり、終えてから感想を書こうかと。図書館に「床下・・」と共に返却に行って、その続編邦訳版「野に出た小人たち」「川をくだる・・」「空をとぶ・・」「小人たちの新しい家」も在庫あって、読んでみたい気がして、とりあえず「野に・・」「川を・・」を入手。劇中ラストのやかんでの旅立ちは、「床下の・・」にはなかったのですが、この続編のエピソードから、と判りました。

(C)岩波書店
借りぐらしのアリエッティ(’10)_a0116217_1750441.jpg借りぐらしのアリエッティ(’10)_a0116217_1754197.jpg













関連サイト:「借りぐらしのアリエッティ」公式サイトamazon「床下の小人たち」http://www.paoon.com/film/lbpuxiixnu.html
関連記事:ハウルの動く城(’04)カルテット(’01)プロフェッショナル 宮崎駿スペシャルゲド戦記(’06)椿山課長の7日間(’06)Little DJ 小さな恋の物語(’07)東京タワー オカンと、ボクと、時々オトン(’07)ホートン ふしぎな世界のダレダーレ(’08)崖の上のポニョ(’08)プロフェッショナル 宮崎駿のすべて<1><2>スタジオジブリレイアウト展東京マリーゴールド(’01)ー追悼・市川準監督ー風のガーデン(’08)~最終話ナツユキカヅラサマーウォーズ(’09)借りぐらしのアリエッティ(’10)<2回目>The Borrowers(’52)/床下の小人たち(’52)野に出た小人たち(’76)ジブリ創作のヒミツ~宮崎駿と新人監督 葛藤の400日川をくだる小人たち(’76)借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展空をとぶ小人たち(’69)小人たちの新しい家(’82)小人の冒険シリーズと「借りぐらしのアリエッティ」

*7/15関連記事リンクについて:エキブロを始めた当初は、AOL期MBの新作スレッド(今回では「ハウルの動く城」「LIttle DJ 小さな恋の物語」「ホートン 不思議な世界のダレダーレ」「崖の上のポニョ」)の、保存ファイルURLでのリンクが効かず、それが効く前ブログ移行先のteacupブログに、「新ブログ記事スレッドリンク用」欄を作ってずっと間接リンクしてきたのですが、たまたま、今はここでもそのリンクが効くと判ったので、当面直接リンクにします。

(*保存あった自分の、また他の方の作品スレッドファイルを、一般公開前提だったものなので、その再現、という考えで、自分の投稿感想提示のためリンクしています。何か不都合な点あれば、その旨Autumnroom@aol.comまでご連絡下さい。)
借りぐらしのアリエッティ(’10)_a0116217_18244476.jpg

                         <試写会券>

Tracked from 象のロケット at 2010-07-17 17:05
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ
古い大きな屋敷の床下に住んでいる小人の少女アリエッティはもうすぐ14歳。 父と母と一緒に、生活に必要なものをこっそり人間から借りて暮らしていました。 ある日、庭に出たアリエッティは、病気療養のためにやって来た12歳の少年・翔に姿を見られてしまいます。 人間に姿を見られてしまったら、引っ越さなくてはいけないのですが…。 スタジオジブリ・ファンタジーアニメ。... more
Tracked from いい加減な・・・ at 2010-07-17 20:19
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ
今日から公開なんですかね。 先日、いつもお世話になってるブロ友さんに誘われて試写会行ってきました。 なんせスタジオジブリの作品ですからね。お誘いいただきラッキーでした。ブロ友さんありがとうございます。 そもそも、これには『床下の小人たち」と言うメアリー・ノートン作の原作が有るんですね。ブロ友さんが借りたと言う原作本を少し拝見させていただきました。 映画のほうは小人のアリエッティが人間に姿を見られた事から、生活が一変するって感じでしたが、ブロ友さんのお話では、原作は前半は小人たちの生活が書かれて...... more
Tracked from 美味−BIMI− at 2010-07-18 02:06
タイトル : 映画<借りぐらしのアリエッティ>
&nbsp; 早速見て来ましたよ〜! ジブリ映画<借りぐらしのアリエッティ>! &nbsp; ぼくは、あの年の夏、 母の育った古い屋敷で、一週間だけ過ごした。 そこでぼくは、 母の言っていた小人の少女に出会った――。 人間に見られてはいけない。 それが床下の小人たちの掟だった。 &nbsp; イギリスのメアリー・ノートンの「床下の小人たち」を基に、 古い家の台所の下に暮らす小人一家の物語が展開するジブリ・アニメ。 日本語版は「小人の冒険シリーズ」として、岩波書店から発行されて...... more
Tracked from Akira's VOICE at 2010-07-18 10:17
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ
飽きのこない「あっさり爽やか味」  ... more
Tracked from 映画のブログ at 2010-07-18 20:43
タイトル : 『借りぐらしのアリエッティ』 なぜベンツに乗っているのか?
 ジブリのアニメが好きだと云う人がいるが、それは本当にジブリのアニメなのだろか?  ジブリのアニメが好きな人に具体的な作品名を聞くと、『となりのトトロ』や『天空の城ラピュタ』が挙がる。  しかしそぎ..... more
Tracked from だらだら無気力ブログ at 2010-07-18 21:03
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ
メアリー・ノートンの小説『床下の小人たち』を原作に、スタジオ・ジブリ の宮崎駿が脚本を書き、長らくジブリ作品に関わってきた米林宏昌を初監督に 抜擢し、舞台をイギリスから日本に設定移し、人間の少年と小人の少女・ アリエッティとのある夏の数日間の出会いと別れを..... more
Tracked from MY ALL at 2010-07-18 22:41
タイトル : スタジオジブリ 最新作【借り暮らしのアリエッティ】の感想..
蠖薙ヶ繝ュ繧ー縺ォ縺碑ィェ蝠上・逧・ァ倥€√%繧薙・繧薙・・・シ∽ク蛾€」莨代・2譌・逶ョ譌・譖懈律縲∫嚀讒倥>縺九′縺企℃縺斐@縺ァ縺励g縺・°縲ゆサ頑律繧よ乖譌・縺ォ蠑輔″邯壹″譛昴▲縺ア繧峨°繧臥或蠢ォ縺ェ髱堤ゥコ縺ィ蠑キ縺・區蟆・@縺ョ螟ェ髯ス縺檎・繧翫▽縺代k遞九・逵溷、乗・..... more
Tracked from masalaの辛口映画館 at 2010-07-19 00:53
タイトル : 映画「借りぐらしのアリエッティ」@ヤクル...
 試写会の主権はラジオ日本「イエスタディ・ポップス・ウィズ・シネマダイアリー」さんだ。映画上映前にスポンサー様提供商品の抽選会が行われた。客入りは7~8割くらい。   ...... more
Tracked from 子育てパパBookTre.. at 2010-07-19 21:21
タイトル : 『借りぐらしのアリエッティ』〜腹八分目の快感
『借りぐらしのアリエッティ』★★★★☆  2D手書きアニメ『借りぐらしのアリエッティ』を、娘(小4)と二人で鑑賞。  公開早々なので超満員かと恐れていましたが、6分の入りでした・・・。 ◆メーギ..... more
Tracked from 映画、言いたい放題! at 2010-07-20 15:04
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ
ブログネタ:夏映画、気になるのは? 参加中 試写会に招待して頂きました。 前回のスタジオ・ジブリ作品「崖の上のポニョ 」が 全く肌に合わなかったので、 観に行かないつもりだったのですが、 せっかくご招待して頂いたので。 監督は宮崎駿さんじゃないんですよね... more
Tracked from LOVE Cinemas.. at 2010-07-20 19:59
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ
原作はメアリー・ノートンのファンタジー小説「床下の小人たち」。とある古い家の床下にすむ小人の一家と人間の少年との交流を描いたファンタジーアニメーションだ。企画・脚本を宮崎駿が担当し、監督は数々のジブリ作品の原画を担当してきた米林宏昌が務めている。西友は主人公アリエッティを志田未来、人間の少年・翔を神木隆之介が演じ、他にも大竹しのぶ、三浦友和、樹木希林らが出演している。... more
Tracked from SOARのパストラーレ♪ at 2010-07-20 20:42
タイトル : 『借りぐらしのアリエッティ』・・・夏の草花、角砂糖・・・..
深い緑と色鮮やかな夏の草花たちが織り成す美しい風景、そしてそこに息づくジブリらしい表情豊かなキャラクターたち。ストーリーに特別なインパクトはないものの、こじんまりとまとまった愛らしく優しい作風はとても心地よかった。... more
Tracked from 『甘噛み^^ 天才バカ板.. at 2010-07-20 23:04
タイトル : [映画『借りぐらしのアリエッティ』を観た]
☆宮崎監督ではないジブリ作品だ。  実は、あまり興味がなく、文句をつけようとして観に行った。  翻って、昨今のジブリ作品の低評価の原因とされる、最近の宮崎駿の支離滅裂さが、実は、どんなに素晴らしいものであるかを私は語ろうと思っていたのだ。 「ポニョを出せ! この野郎!」「宮崎が亡くなったら、ジブリはピクサーに勝てないぞ!」と言おうと思っていた。    ◇  ・・・しかし、『アリエッティ』、とても面白かった。  先ず、最初から30分ほどが、私的には「神映像」であった。  先ず、色彩豊かな、...... more
Tracked from 佐藤秀の徒然幻視録 at 2010-07-21 11:36
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ
公式サイト。原作はメアリー・ノートンの「床下の小人たち」、英題:The Borrower Arrietty。宮崎駿企画、米林宏昌監督。(声)志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、三浦友和、樹木希林。原作は違えど「耳をすませば」のスピンオフ的な作品。現実とお伽話、本当に滅び....... more
Tracked from 元レンタルビデオ屋店長の.. at 2010-07-21 16:36
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ
オフィシャルサイト  とある古い家の床下に暮らす小人一家と人間の交流を描いたスタジオジブリ製作のファンタジー・アニメ。原作は1952年にイギリスで出版されたメア リー・ノートン... more
Tracked from ダイターンクラッシュ!! at 2010-07-21 19:08
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ
2010年7月18日(日) 21:25~ TOHOシネマズスカラ座 料金:1200円(レイトショー料金) パンフレット:600円(買っていない) 『プレデターズ』公式サイト 高齢化の激しいスタジオ・ジブリ。美術館館長以来、長編に新しい監督登場。 スペクタクルなシーンが目に付くジブリの劇場長編だが、本作は派手な動きも無くまったりと流れる。予告編での樹木希林吹替えのババアの「み~つけたぁ。」から、激しい展開なのかと思ったら、そんなことはない地味な救出活動であった。まあ、神木君吹替えの少年は、手術前な...... more
Tracked from 【映画がはねたら、都バス.. at 2010-07-21 21:20
タイトル : 「借りぐらしのアリエッティ」:小滝橋車庫前バス停付近の会話
{/kaeru_en4/}忘れ物があったら、こういう遺失物取扱所に来れば見つかるかもな。 {/hiyo_en2/}角砂糖ひとつでも? {/kaeru_en4/}角砂糖ひとつじゃあ、忘れ物にはならないだろう。 {/hiyo_en2/}ところが、忘れ物だと思った男の子がいるのよ。 {/kaeru_en4/}「借りぐらしのアリエッティ」に出てくる病弱な男の子だな。 {/hiyo_en2/}そう、こんどのジブリ映画は、古い屋敷にやってきた男の子と、その家の床下に住む背丈10センチほどの小人の女の子の物語。 ...... more
Tracked from とらちゃんのゴロゴロ日記.. at 2010-07-21 23:50
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ
久しぶりに大変にわかりやすいジブリ作品だ。小人は人間の家に借りぐらししているのに、人間は地球に借りぐらししていることに気づかない。閉塞感に覆われた時代に是非こういう映画を見て、自らの生き方を見直したい。お勧めだ。... more
Tracked from メルブロ at 2010-07-22 01:24
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ
借りぐらしのアリエッティ 321本目 2010-25 上映時間 1時間34分 監督 米林宏昌 出演 志田未来(アリエッティ) 、  神木隆之介(翔)     大竹しのぶ(ホミリー) 、 竹下景子(貞子)      藤原竜也(スラピー) 、  三浦友和(ポッド)      樹木....... more
Tracked from 京の昼寝〜♪ at 2010-07-22 12:37
タイトル : 『借りぐらしのアリエッティ』
&nbsp; &nbsp; □作品オフィシャルサイト 「借りぐらしのアリエッティ」□監督 米林宏昌 □脚本 宮崎 駿 □原作 メアリー・ノートンT( 「床下の小人たち」)□キャスト(声の出演) 志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、三浦友和、樹木希林■鑑賞日 7月19日(月)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想>  宮崎さんはこの作品の出来映えに納得されたのだろうか・・・。  本当に鈴木プロデューサーは『崖の上のポニョ』超えを狙っているのだろうか・・・...... more
Tracked from yanajun at 2010-07-22 13:56
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ (The Borrowers)
アニメ映画『借りぐらしのアリエッティ』の原作は、1952年にイギリスで出版されたメアリー・ノートンのファンタジー小説『床下の小人たち』です。企画・脚本は宮崎駿さんが担当し、監督はジブリで1番上手なアニメーターとして評判の米林宏昌さんが務めました。先日、劇場に観に行きました。●導入部のあらすじと感想... more
Tracked from 日々 是 変化ナリ 〜 .. at 2010-07-23 02:01
タイトル : 映画:借りぐらしのアリエッティ 今、この物語を映画化する..
当ブログでは、通常ネタバレしないように最大の配慮をしているつもり。 なのだが、今回に限ってはラストにふれることで、この映画の価値について論述したいので、あらかじめ。 【以下、ネタバレ】 ラスト、主人公アリエッテイは、生まれた時から住み続けた借りぐらししてきた家から追われる。 家族とともに、様々な敵からなんとか身を守りながら、次の住家を探す放浪の旅へ。 この仮ぐらしの種族自体が「絶滅」に向かっており、明るい希望は持てない。 それを見送る少年、翔 のこれからも、決して明るくはない。 健康状態はおも...... more
Tracked from ★YUKAの気ままな有閑.. at 2010-07-23 09:34
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ
いつも注目してしまうジブリ作品を鑑賞―【story】古い家の台所の下に住み、暮らしに必要なものはすべて床の上の人間から借りてくる借りぐらしの小人たち。そんな小人一家のアリエッティは、好奇心と伸びやかな感性を持つ少女。だが、人間に見られないよう、目立たないよう、つつましさと用心深さを求められる毎日を送っていた―     監督 : 米林宏昌     企画 : 宮崎駿     原作 : 『床下の小人たち』メアリー・ノートン【comment】 小さな小さなアリエッティの小さな小さな物語― アリエッティは14才...... more
Tracked from マダムNの覚書 at 2010-07-24 05:51
タイトル : シネマ『借りぐらしのアリエッティ』を観て
映画「借りぐらしのアリエッティ」を観た感想です。... more
Tracked from とりあえず、コメントです at 2010-07-24 11:46
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ
メアリー・ノートン著『床下の小人たち』を原作にアニメ化したファンタジーです。 原作を読んだこともあったので、この物語をどのように映像化したのか楽しみにしていました。 爽やかな風とささやかな希望を感じるような素敵な作品でした(^^) ... more
Tracked from 水曜日のシネマ日記 at 2010-07-25 10:18
タイトル : ジブリらしいヒロインが帰ってきた!『借りぐらしのアリエッ..
スタジオ・ジブリの最新アニメ映画。古い家の床下に暮らす小人一家と人間との関係を描いた作品です。... more
Tracked from アニプレッション!! at 2010-07-25 16:51
タイトル : 借りぐらしのアリエッティの感想 ~宮崎駿に潜む人間への絶..
譏ィ譌・縲∝€溘j縺舌i縺励・繧「繝ェ繧ィ繝・ユ繧」繧定ヲ九※縺阪∪縺励◆縲・ 譏逕サ鬢ィ縺ョ蜈・繧顔憾豕√〒縺吶′縲∝ョ「縺ッ120莠コ蜿主ョケ縺舌i縺・・莨壼エ縺ォ蜊雁・縺舌i縺・沂縺セ縺」縺滓─縺倥〒縺励◆縲ら塙螂ウ豈斐・蜑イ蜷医・螂ウ諤ァ6縲∫塙諤ァ4縺ョ蜑イ蜷医〒縺励g縺・°縲...... more
Tracked from |あんぱ的日々放談|∇ ̄.. at 2010-07-25 19:40
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こちらも行きました『借りぐらしのアリエッティ』舞台挨拶&times;2@TOHOシネマズスカラ座&「借りぐらしのアリエッティ&times;種田陽平展」企画・脚本:宮崎駿 原作:メアリー・ノートン「床下の小人たち」東京国際フォーラムホールCで行われたスタジオジブリ最新作『借....... more
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 たまにはアニメでも見ようということで、『借りぐらしのアリエッティ』をTOHOシネマズスカラ座で見てきました。 (1)お話は、郊外にある古ぼけた邸宅の床下に住んでいる小人の少女・アリエッティと、その家に病気療養しに来た少年・翔との交流を中心に展開されます。  アリエッティは両親と一緒に暮らしています。  彼ら小人たちは、家の床下に自分たちの住居をこしらえ、ただ電気とか水道、食物などは、人間のものを少しだけ“借りて”います(それで「借りぐらし」なわけです。とはいえ、むろん返すことはありませんから、実...... more
Tracked from 悠雅的生活 at 2010-08-05 10:51
タイトル : 借りぐらしのアリエッティ
床下の小さき人たち。わすれもの。秘密の花園。... more
Tracked from よしなしごと at 2010-09-18 02:26
タイトル : 映画:借りぐらしのアリエッティ
 観たのはだいぶ前なのですが記事にする時間がなくてようやくのアップです。今回は借りぐらしのアリエッティです。... more
Tracked from さも観たかのような映画レ.. at 2011-02-24 16:09
タイトル : 『借りぐらしのアリエッティ』 映画レビュー
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Commented by いい加減人(Yamato) at 2010-07-17 20:23 x
こんにちは。
先日はお誘いいただきありがとうございました。
そして、記事の中に私の名前を何度も出していただき恐縮です。
時間も長くなく、話の内容といい良かったですね。
トラバさせていただきました。
宜しく御願いします。
Commented by MIEKOMISSLIM at 2010-07-17 23:02
いい加減人(Yamato)さん、TBとコメント有難うございます。
改めて、先日は楽しかったです。記事書いたのですね。自分のを書いていて、これは話に出た、と覚えある所は名前入れさせて頂きました。派手な大作感はなかったですけれど、なかなか良かったですね。
by MIEKOMISSLIM | 2010-07-13 00:00 | 邦画 | Trackback(35) | Comments(2)