2010年 07月 13日
借りぐらしのアリエッティ(’10)
「崖の上のポニョ」('08)以来のジブリ新作、どんなものだろうと楽しみにしていて、宮崎作品のアニメーター米林宏昌初監督作品、との事で、宮崎アニメ色でややソフトそうな、というイメージしましたが、企画・脚本で宮崎監督の名前も。
(C)(株)岩波書店 この原作本、イギリスのメアリー・ノートン著の「床下の小人たち」('69)も、先日から少しずつ読んでいて、一昨日終えました。
この物語自体は、小人一家の床下での様子から始まって、後半、その一人娘アリエッティが外に出始めて、少年と出合い、起こっていく変化、という所で、前半は一家の細かい暮らしの描写、後半から、展開に引き入れられて割と一気に、という感だったのですが、
作品は、ほぼその後半部分から脚色、舞台を日本の田舎にして、異次元に住むアリエッティと少年との純粋な交流、のエキスを生かした内容で、時間も1時間34分、と、割とコンパクト。余り大作、というより、珠玉作、として割と満足、という感触でした。
7/15追記:最初原作本は、久し振りの一時代前の児童文学、小人一家の暮らしぶりを味わうモードになるのに少し時間かかり、読み進んでいく内に、人間にとっては何でもないわずかな日常品、廃品、カケラのようなもの、例えば古い切手を絵画のように飾っていたりとか、それは映像化もされてましたが、必需品、貴重品になる生活のユニークさや慎ましさ、
また、人間目線だと笑ってしまうような、一家のために父ポッドが小さな身体を張って、巧みに紐や留め金等用具を使って、まさにロッククライミング、家具を昇ったり降りたり、苦労して物を運んだりする様子、等メルヘンがじんわりときました。
でも、そういうものを人間から”盗む”のではなく”借りる”という呼び方もやや?でしたが、原作中少年が、出会ったばかりのアリエッティに、率直にそういう疑問を投げかけた所、どうも”盗む”=小人達の間で起きる事、で、人間からは”借りる”と呼ぶのは、後で返す、というより、自分達は家の一部なので、暖炉が石炭入れからの石炭を使う、ように、家の物は人間と”共有”してる、という感覚のようで、
後で作品サイトのプロダクションノートを覗いたら、この作品はすでに40年前、宮崎・高畑監督が企画していたそうで、宮崎監督が「今ならこの作品は多くの人に受け入れられるだろう。今の時代の方が深刻だから」等とコメントしてましたが、
やはりかつては、人間も動物も植物も持ち物の境がなく、自然の営みを”借りて”共存共栄していたのに、今の、人間の”所有物”に溢れた世知辛い物質主義の社会、また、そこからの環境破壊、を思わす直接の描写はなかったと思いますが、今、借りぐらしの小人、の話を持ってきた、というのは、ジブリテーマとしてそういうものへのアンチテーゼ、という背景も、と思ったり。
7/16追記:登場人物は、小人一家は名も同じ、原作の少年(名前なし、10才)→作品では翔(12才)、大叔母ソフィ→貞子、料理人ドライヴァ→家政婦ハル、また原作にはなかった野生的な小人少年スピラーが登場したり、ソフィは寝たきりでしたが、貞子は車を運転したり元気な様子、でも小人の存在については、ファンタジー的なものとして、ですが優しく見守る、というスタンスは同じ。
アリエッティの声の志田未来は、私は「椿課長の7日間」('06)以来だったのでしたが、躍動感、情感等特にソツなく、という印象。このヒロインは、原作では前半ずっと狭い所に両親とだけで住むジレンマを抱え、やっと父と”借り”に出られ、劇中では最初から、屋敷の庭の草花の陰から登場、でした。
やはりアクティブタイプ、ではあって、翔との交流は、「・・ポニョ」の宗介とポニョが重なったりもしたのですが、ポニョのように、宗介の元へと怒涛のように波間を走ったり、金魚の身から人間になっても側にいようとする、ダイナミックな情熱、というより、
(C)(株)徳間書店
今回は、人間と小人の世界の壁、という前提もあってか、原作同様、出合った当初は、互いにi相手の世界は自分の世界よりずっと些細なもの、と、やや敵対ムードさえあったり、劇中では特に、警戒しながらおずおずと接近、という感じ。
ジブリ少女にしては、やや控えめキャラクター、それでも翔の示す無償の好意には、勇気を持って応えていく、という筋、というか、芯の強さは感じられたヒロイン。ポニーテールの髪を束ねてたのは、ずっとピンクの洗濯バサミかと思ってましたが、後でYamatoさんとちょっと話にも出て、翔の指の上に乗った時の見え方だと、それにしては小さ過ぎで、小型クリップ?か何かかと。
翔の声の神木君は、「ハウルの動く城」('04)等にも出ていて、やはり本作公開前夜でもあってか、丁度今夜放映していて、一部見て懐かしく、ハウルの弟子役で、声が幼かったな、と。昨年「サマーウォーズ」('09)での主役少年の声の時は、弾けた所もありましたが、今回は病気静養中で、アリエッティ達に素直に対応するナイーブ少年役にフィットなソフトさ。
やはり「・・ポニョ」での宗介の、5才なりのポニョを守ろうとする男気、のような、初めて見たアリエッティの姿に、素直に綺麗だ、とつぶやいたり、彼女や小人一家の役に立とうとする、偏見ない柔らかな心、12才なりの率直な誠意・仁義、というか。
家政婦ハルは、ドライヴァの路線と同じで、小人達を毛嫌い、駆除しようとするのですが、ほくそえんだりする様子が、樹木希林の声もハマり、なかなかの怪演で一番笑いを誘ってたキャラクター。今回、特に戦闘シーン等はなかったですが、ハルが、翔の部屋の網戸に突進したカラスを、スリッパで撃退したのが、唯一やや派手なバトルシーン、だったかと。
このハルが、ここでは、一応唯一の悪役でしたが、小人達は、人間とのモノの共有意識、はあっても、人間に見られてはいけない、という不文律もあるし、追い払われた苦い歴史もあるようで、
やはり現実世界で、彼女のように、”自分の理解・範疇にない真摯な存在”への寛容さや、色んな意味で余裕もなく、余儀なくあっさり駆除へ、と走る世知辛いタイプ、またケースが決して少なくはないでしょうし、これはある意味、後でYamatoさんと少しお話にも出たのでしたが、相容れないマイノリティ(の排除)、という悲哀も含んだ物語、とも。
ただ、原作では、終盤アリエッティと少年は否応なく引き離された形で、小人一家の新たな生活を仄めかしながら、物語自体も、その空想好き少年の創作?という可能性も匂わせた、やや儚いファンタジーの終焉、だったのですが、作品では、そこら辺は、前向きにケジメをつけた形だったのは、後味的には良かった、と。
見ている内に、大林作品「水の旅人ー侍KIDS-」('93)が頭に浮かんだりはして、そう言えばアリエッティが見つけて服の脇に刺してた待ち針も刀のような、でしたが、後で、ミクロの世界の危機、といえば一昨年のアニメ「ホートン 不思議な世界のダレダーレ」('08)もそうだった、と。ただ「ホートン・・」のミクロの国は、人々は独特な造詣、街自体も浮世離れのファンタジー世界、視覚的にもそういう魅力でしたが、
今回の背景は、床下の一家のいわば地道な暮らしで、本では折にペン画でのシンプルな挿絵でしたが、やはり劇中での、居間の窓に張った海や星空のポスターや、何気ない素材でのアリエッティのこじんまりカラフルな部屋、しその葉+砂糖で、ホミリーが作る、と言ってたジュース、とか、
翔が持ってきてくれた人形の家の、彼らにとっては、豪華な台所(セット)、一家が道中食べる、黄色いチーズらしきものが盛り上がって載ってる食パン(の破片)等、ふと子供の頃の「リカちゃんハウス」をおぼろげに思い出したりもしましたが、生活に根付いたミニチュア世界、のような趣の映像化も楽しかったり。
上の屋敷自体もつたが絡まって、そこをアリエッティが翔の部屋へと昇っていったり、周りの、ポピー等咲き乱れてる草原や、終盤シーンの高台も少し「耳をすませば」('95)のような雰囲気だったり、ジブリ風手描きの緑豊かなのどかな景色もやはり安心感、な味。
7/17追記:今回音楽は、特に耳に残るメロディはなかったですが、ラストの楚々としたワルツテーマ曲は、会場でもらったチラシ裏に歌詞が載っていて、セシル・コルベルという名が作詞・作曲にあり、歌っているのは日本人シンガーと思って、誰なのか?でしたが、作品サイトを見ると、セシル・コルベルはフランスのハーブ奏者で、色々外国語堪能らしいこの人自身が歌ってたのでした。作品の音楽担当も、久石譲ではなくこの人だった、と。
そういう所で、スケール的に大作感はなかったですが、期待を裏切らなかったし、ある面期待以上でした。個人的には、ジブリ、という事を抜きにしも、もしあえて特に子供層に勧めるとしたら、色んな意味で、原作本含め、こういう作品だけで十分、と、改めて思いました。
上映後Yamatoさんとホール近くの宮越屋珈琲 東京新橋店という店(平日AM1時まで)に寄って、感想等話しながらブレンドコーヒー+クッキー、チーズトーストを食べて帰りました。店内シックで照明も押さえ気味、デジカメのフラッシュ調整具合不調で、フラッシュたいた写真は白く明る過ぎで、やや暗めですがそのまま撮ったのをアップしました。
7/22追記:図書館に在庫があったので、この機会に、と、原作本と一緒に借りた原書「The Borrowers」('52)も、鑑賞後原作と照らし合わせて、意味の不明語書き出しながら読んでますが、やや忙しないし、少しずつ。今20章中12章まで終わった所で、期限もあるし今週中には終えたい所です。<(C)PUFFIN BOOKS→>
7/28追記:一昨日で一通り原書を読み終えたのですが、せっかくなので書き出した単語を整理に取り掛かり、終えてから感想を書こうかと。図書館に「床下・・」と共に返却に行って、その続編邦訳版「野に出た小人たち」「川をくだる・・」「空をとぶ・・」「小人たちの新しい家」も在庫あって、読んでみたい気がして、とりあえず「野に・・」「川を・・」を入手。劇中ラストのやかんでの旅立ちは、「床下の・・」にはなかったのですが、この続編のエピソードから、と判りました。
(C)岩波書店
関連サイト:「借りぐらしのアリエッティ」公式サイト、amazon「床下の小人たち」、http://www.paoon.com/film/lbpuxiixnu.html
関連記事:ハウルの動く城(’04)、カルテット(’01)、プロフェッショナル 宮崎駿スペシャル、ゲド戦記(’06)、椿山課長の7日間(’06)、Little DJ 小さな恋の物語(’07)、東京タワー オカンと、ボクと、時々オトン(’07)、ホートン ふしぎな世界のダレダーレ(’08)、崖の上のポニョ(’08)、プロフェッショナル 宮崎駿のすべて<1>・<2>、スタジオジブリレイアウト展、東京マリーゴールド(’01)ー追悼・市川準監督ー、風のガーデン(’08)~最終話ナツユキカヅラ、サマーウォーズ(’09)、借りぐらしのアリエッティ(’10)<2回目>、The Borrowers(’52)/床下の小人たち(’52)、野に出た小人たち(’76)、ジブリ創作のヒミツ~宮崎駿と新人監督 葛藤の400日、川をくだる小人たち(’76)、借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展、空をとぶ小人たち(’69)、小人たちの新しい家(’82)、小人の冒険シリーズと「借りぐらしのアリエッティ」
*7/15関連記事リンクについて:エキブロを始めた当初は、AOL期MBの新作スレッド(今回では「ハウルの動く城」「LIttle DJ 小さな恋の物語」「ホートン 不思議な世界のダレダーレ」「崖の上のポニョ」)の、保存ファイルURLでのリンクが効かず、それが効く前ブログ移行先のteacupブログに、「新ブログ記事スレッドリンク用」欄を作ってずっと間接リンクしてきたのですが、たまたま、今はここでもそのリンクが効くと判ったので、当面直接リンクにします。
(*保存あった自分の、また他の方の作品スレッドファイルを、一般公開前提だったものなので、その再現、という考えで、自分の投稿感想提示のためリンクしています。何か不都合な点あれば、その旨Autumnroom@aol.comまでご連絡下さい。)
<試写会券>
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先日はお誘いいただきありがとうございました。
そして、記事の中に私の名前を何度も出していただき恐縮です。
時間も長くなく、話の内容といい良かったですね。
トラバさせていただきました。
宜しく御願いします。
改めて、先日は楽しかったです。記事書いたのですね。自分のを書いていて、これは話に出た、と覚えある所は名前入れさせて頂きました。派手な大作感はなかったですけれど、なかなか良かったですね。