「ほっ」と。キャンペーン

’09年1月末AOL映画掲示板、ブログが終了、気分新たにマイペースで、音楽・芸術鑑賞、ユーミン関連、読書、英検1級対策、グルメ、仕事等含めて書いてます。英検は’11年11月に無事合格達成出来ました!

by MIEKOMISSLIM

ザ・コレクション・ヴィンタトゥール

昨日、世田谷美術館で開催中のこの展示会に母と行ってきました。スイスのヴィンタトゥール美術館のコレクション展で、主な印象派所もあり、幅広く、90点全て日本初公開、という事でも気になっていて、

世田谷美術館は、渋谷で乗り換え東急田園都市線の用賀駅から、バスか徒歩20分、少し行くのが手間で、先月も行こうとした折はあったのですが、やや忙しなかったし、出来れば少し涼しくなってから、とは思っていて、やはり行ける時に、と。

ここは、母もですが多分私も多分初めて。どうも何かの小説で、ここでのシーンがあった、断片的淡い記憶はあるのですが、具体的に思い出せません。美術館行きバスは1時間に1,2本しかなく、駅に着いた時、次の便の直前で丁度良く、車窓の街並みも、街路樹とかどこかシック。世田谷区自体、結構久方。

この路線も、大分前上京時に、ユーミン聖地巡り的に「かんらん車」舞台だった遊園地の跡地へと、二子玉川園駅まで乗った覚え、のみ。それは用賀の次だったのでした。

a0116217_2120226.jpgバス停から砧公園を通っての、緑の空間も、新宿御苑等とは何処か違う、ゆったりヨーロッパ風な雰囲気もしたり。美術館自体も、国立新美術館等のモダンさとは違う、クラシックさですが、三菱一号美術館よりも広々としていて、そう混んでもおらず、ゆったり鑑賞出来て、交通の便を省けば、割と気に入りました。

8章に分けての展示、第1章「ドラクロワから印象派まで」で、コロー、ブーダン、モネ、ドガ、ピサロ、ルノワール等並びましたが、ここで目に残ったのは、シスレーの空のブルーと壁の白のコントラストの「朝日を浴びるモレ教会」

2章「フランス近代Ⅱ:印象派以降の時代」に、ポスターやチラシで使用の目玉作品ゴッホの「郵便配達人」や、先日「夏時間の庭」('08)で登場していたルドンの作品が3点、劇中では抽象画だったと思うのですが、今回は港、花、読書する人物画でした。

a0116217_14665.jpg4章「ナビ派から20世紀へ」に、ボナール、ヴラマンク、ユトリロ等ありましたが、ここで目を引かれたのはマルケの緑のあっさりした川岸風景の「ラ・ヴァレンヌ=サン=ティレール」。

5章が「ヴァロットンとスイスの具象画家」とあって、先日オルセー展で「ボール」を久方に見て、他作品もインパクトあったヴァロットンですが、スイス出身だった、という事と、「ボール」等作風からしてそう派手な巨匠、という感はなかったですが、こういう風に章の表題になる知名度の画家、と改めて。

5点あって、「浴女のいる風景」は「ボール」の深い緑が重なるような、水際と対岸の風景+4人の裸の浴女達、で、目に残ったのは、静物画「水差しとキズイセン」(←)ですが、この「浴女・・」が、風景だけだったら、こちらが清々しく一番良かった、と。

6章「20世紀Ⅰ:表現主義傾向」で、クレーやカンディンスキーもあったのですが、ここでちょっと印象的だったのが、ヴィルヘルム・レームブルック「振り向く少女の頭部(歩く少女の頭部)」という微妙な表情の少女の彫刻。

a0116217_14244292.jpg人造石が素材のようで、傍らの解説文に、「表現主義とは、素材に閉じ込められている精神を性格に外に救出する、という事で、微笑みとも嘆息ともつかない柔らかな表情が生まれた」との事で、この穏やかな薄ピンクの石に”精神”があるとしたら、こういう表情なのか、と。普段余り彫刻は気にならないのですが、ちょっと目に留まりました。

8章「20世紀Ⅲ:素朴派から新たなリアリズムへ」に、「郵便・・」ともう1つの目玉作品、アンリ・ルソーの「赤ん坊のお祝い!」があって、意志的な表情やズドンとした足の太さ、大人の象徴?かのような髭のマリオネットを持つ腕等、確かに逞しい赤ん坊像、ですが、傍らのもう1点、花瓶と花の「花束」(→)の方が好み。

今回一番インパクトは、3章「ドイツとスイスの近代画家」での、アルベルト・アンカー「コーヒーとコニャック」(↓)。白いテーブルクロスの上のコーヒーカップ、砂糖、ピッチャー、ガラス瓶等の静物画で、赤茶色のバック。派手さはないですが、何だか律儀な端正さ、が気に入って、これは後で売店で久方にB3版ポスター購入。

a0116217_21235244.jpgその他カードは、上記のシスレー、ヴァロットン2枚、アンリ・ルソー、マルケ、ヴィルヘルム・トリュプナーの緑の水際風景「ぜーオンにて」、マリウス・ボルジョーの「キャバレーの中、二人の老人、眠る人」。母は「ゼーオンにて」「コーヒーと・・」「花束」を買ってました。

入場券に、ミュージアムコレクション展の半券も付いていて、丁度今整備中、15日以降今回の期間来月17日まで「鴎外の娘と小堀四郎」展に使えるようですが、そのためにまたはここまで来ないし、少し残念。入り口フロアで流していた15分のヴィンタトゥール紹介映像を見て、バスの時間に合わせて出ましたが、まあ少し遠路来た甲斐はあった、という所でした。

関連サイト:ザ・コレクション・ヴィンタトゥール
関連記事:フランス印象派・新印象派展クリーブランド美術館展大エルミタージュ美術館展オルセー美術館展大回顧展モネモーリス・ユトリロ展ユトリロ版画展レッド・バルーン(’07)フィラデルフィア美術館展ルノワール+ルノワール 2人の天才が愛した女性ルノワール+ルノワール展美の巨人たち シスレー没後50年 モーリス・ド・ヴラマンク展芸術都市パリの100年展ルノワール~伝統と革新/味百選ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たちプレミアム8<紀行>夢の聖地へ モネの庭モーリス・ユトリロ パリを愛した孤独な画家語りかける風景マネとモダン・パリ印象派はお好きですか?マン・レイ展 知られざる創作の秘密オルセー美術館展 「ポスト印象派」モネ・ルノワールと印象派・新印象派展夏時間の庭(’08)

a0116217_21265787.jpg

                        <入り口のポスター>
[PR]
by MIEKOMISSLIM | 2010-09-13 00:00 | 芸術 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://autumnnew.exblog.jp/tb/11276013
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。