2010年 09月 30日
SONGS やもり(矢野顕子&森山良子)
どちらもこの番組は一昨年以来、矢野顕子と大貫妙子コラボでの「いつも通り」もあったりしたのでした。
この2人は聞く前は、余り音楽テイスト的に共通点、というイメージはなく、矢野顕子ピアノ+2人のボーカルで、何だか矢野側はソロと同じマイペースで、森山良子の歌い方が矢野的になっている(している)、印象でしたが、それも含めてベテラン2人がコラボを楽しんでいる、というムード。
「温泉に・・」のコンセプトそのままに、子育て期間も終り2人は合間を縫ってよく温泉に行くそうで、今回も箱根の温泉に出掛け、車内の駅弁、人力車に乗ったり、NY在住の矢野顕子がずっと食べたかった、というカキ氷を楽しんでいたり。
「旅の宿」カバーは曲自体も懐かしかったですが、余裕の歌唱力の熟女シンガー達にかかれば、よしだたくろうもこういう風に、という所で、森山良子は前回泉谷しげるの「春夏秋冬」カバーしてましたが、2人による「春夏・・」や、たくろう曲なら「たどりついたらいつも雨降り」、陽水「夢の中へ」等も面白いのでは、と。
今回一番インパクト残ったのは、最初の正統森山ボーカル+矢野ピアノでの「さとうきび畑」。聞いたのも久方でしたが、冒頭の「ざわわ・・」でサーっと風景が広がる豊かな声の力、そこから展開する心情・情景は、今にして、かなり静かな反戦曲、と改めて意識でした。
関連サイト:SONGS 第149回 やもり(矢野顕子&森山良子)
関連記事:ワンモアタイム(’04)、涙そうそう(’06)、みゅーじん 森山直太郎・良子、SONGS 森山良子、SONGS 矢野顕子/福山雅治
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