2010年 12月 26日
クリスマスの約束
木根要、大橋卓弥が小田さんをラフにサポートしながら、3人で進行役、という感じ、これはこれでアットホームで良かったかと。
今回一番インパクトは、やはり5曲目の小田さんの「ラブストーリーは突然に」アコースティック版。You tubeでセットで見かける「東京ラブストーリー」の切ない断片記憶も残ってはいるのですが、何だか今回は、1昨年この番組で聞いた頃の事、当時の自分の心境とか妙にリアルに浮かんで、やはり時が経っても何かが刻まれる、すたれない名曲、と改めて。
演奏曲
TODAY(The New Christy Minstrels)/全員
Hello, Again 〜昔からある場所〜/JUJU
空も飛べるはず/大橋卓弥
冷たい雨/山本潤子
ラブ・ストーリーは突然に/小田和正
美しすぎて/小田和正・大橋卓弥・根本要
未来へ~長い間/ 玉城千春
500マイル/松たか子
思い出はうたになった/小田和正・根本要
君が好き/清水翔太
惑星タイマー/スキマスイッチ
小さな恋のうた/上江洌清作
TODAY/全員
my home town/小田和正
で、最初全員での「TODAY」の後、JUJUでスタート。昨年のこの番組で知った人で、その時もちょっとインパクトあったのでしたが、やはり結構上手いかも、と、聞いていて、曲名「Hello, Again 昔からある場所」ではピンとこなかったのですが、サビの所で、これは確か聞き覚え、と思ったら、MY LITTLE LOVER曲で、この人がカバーしてたのでした。
次のスキマスイッチのスピッツ曲「空を飛べるはず」。先日見た「櫻の園」のテーマ曲がスピッツ、京野ことみの姿に「白腺流し」彷彿、でしたが、あれのテーマ曲、当時はドラマとセット感でしたが、改めて久方に曲単独で聞いて、結構いい曲だった、と。
山本潤子も昨年に引き続き、ですが、今回唯一小田さんと同世代。大橋卓弥らが、自分達には到底出来ない、小田さんへのラフな返答の仕方とか、「小田君」と呼べる、という自体、凄い事、等と言って、当人同士は、学生時代から知ってるし仕方ない、等と苦笑、
小田さんが、今回歌ったハイファイセット「冷たい雨」ヒットの頃、学園祭の度、10回位、自分達が彼女達の前座で出て、白百合女子大で生まれて初めてアンコールを受けた、等とエピソード披露で、オフコースがハイファイセットの前座だった、というのも、ちょっと意外な、という所でした。
昨年は「翼をください」でしたが、今回ハイファイ時代のユーミン曲、やはり当時のハイファイセットも結構好きで、アルバムも「Fashionable Lover」「Love Collection」等愛聴、「冷たい雨」はどちらかというと、バンバンに提供曲、のイメージで、どうせなら今回、アルバムからの曲は無理でも、「土曜の夜は羽田に来るの」、せめて「スカイレストラン」とか、聞きたかった気が。
12/27追記:次の「美しすぎて」は、木根要の選曲で、ガロの曲を、と聞いて、一瞬「学生街の喫茶店」か、と思ったら、そのB面曲、との事で、「学生街・・」は家にシングル盤があって、曲名には覚えありますが、歌自体はちょっと思い出せず。やはりどうせなら「学生街・・」「ロマンス」「ピクニック」辺りだったら、と。
そしてKiroroの玉城千春が、喉を痛めて歌えず、音楽を聞く事も苦しかった、という時期を乗り越えて、のようなエピソードを語り、「未来へ」「長い間」。デビュー前に、高3時に作った「長い間」カセットが小田さんの事務所に来ていて、凄くいい曲だし、と小田さんがプロデュースしかけたけれど、すでに誰かがしていて、すれ違った、のようなエピソードも。
松たか子は、近年常連、という感じ。小田さんが、佐橋・松夫妻と一緒に食事した時、トマトを入れたら何でも美味しい、と言ったら、松たか子が、トマトの料理が上手になったら招待します、と言ったきり、3年経つけど何も言ってこない、と、笑いをとって、松たか子が、じゃあ今日最後まで上手く出来たら、いらして下さい、と収めて、また笑い、というやり取りも。
今回歌ったピーター・ポール&マリーの「500マイル」は、故忌野清志郎が訳詞。イベントで1度共演した時、父が若い時作った曲を一緒に歌って楽しかった、という縁あって、その後この曲を知って気に入って、という経緯、との事で、松本幸四郎に音楽歴があった、というのは初耳。
この日本語版は、忌野清志郎本人だったか、近年誰かが歌ってたのが少しですがTVで流れてた覚え、今回聞いた松版は、メロディにクセのない声質がフィット、という感じ。You tubeで松英語版も見かけ、この人の洋楽カバーというのは初めて聞いたのでしたが、こちらもなかなか清々しくていいと思いました。
その後登場の、ハイトーンボイスの清水翔太は昨年も出てたのでしたが、小田さんが息子的に可愛がってるムードで、憧れだったミュージシャンが、TMレボリューションのみ、とか、
上江洌清作は私は初見、小田さんが2回目のこの番組で、今回のこの人の曲「小さな恋のうた」を歌ったのが縁のようで、歌う前、物心ついた時から「クリ約」に出たいと思ってた、と笑いをとって、歌、音楽っていいな、と改めて思った、等と語り、朴訥ですが飄々とした感じ、2人共さり気ない個性、と。
上江洌清作の時に、オリジナルより劣ったものは、歌わせたくない、と語ってたのが、やはり演奏曲のアレンジをする小田さんの、ふとこぼれた、この番組へのこだわりの1つ、とも。
ラストに、皆でもう一度冒頭の「TODAY」。メモを見ながら、というのは今回この時だけだったかと思うのですが、小田さんが、昨日や明日でなく、今こそが、自分の栄光が作られている瞬間、という主旨の歌、とコメント。多分初めて聞いた、伸びやかな唱歌のようなワルツ曲。
そしてアンコール、小田さんが、自分の曲で締めるのは恥ずかしいけれど、地元という事で、この曲を歌ってくれるのはとても嬉しい、と言った時、一瞬「秋の気配」?と頭を過ぎったのですが、「my home town」で締めでした。
演奏曲は、もう少し小田曲、個人的には特にオフコース時代曲が多くても、とは思うのですが、企画的には昨年のスケールよりこじんまり、でも、ゲスト達とのアットホームな絡みも面白かったり、
やはり「ラブストーリー・・」筆頭に、馴染み曲、やや記憶薄れてた曲、初耳曲含めて、特に前半、好みタイプ曲が続いて、一時心の潤い感、で、今回も満足でした。
関連サイト:クリスマスの約束2010 TBSテレビ
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