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Something Impressive(KYOKOⅢ)

松任谷由実のオールナイトニッポンTV4

一昨夜放映をオンタイムと録画で見ました。このユーミンのオールナイトニッポンTV版、というのは’05年から4回目のようですが、私は今回初見。ゲストは秋元康+AKB48、マツコ・デラックス、槙原敬之、JUJU。

トーク合間に、「ダイアモンドダストが消えぬまに」「Mysterious Flower」を歌ったのですが、またキーボード武部聡志。「ダイアモンド・・」は久方で、この曲は、思えば私の上京の頃。

やはり、何だか当時の、ユーミン曲を傍らにやってきた感覚、とか、この曲、同名アルバムの頃の空気、気分、というのがおぼろげに漂ってきて、こういう不穏な時勢、状況ですが、

こうして年を重ねても健在、ブルーのラメドレスで熱唱ぶり、に、何だか日本にはユーミン、正確には松任谷夫妻がいる、という感じもして、とりあえず元気出さなければ、と。


それぞれゲストとの絡みも面白かったですが、一番印象的だったのは、JUJUとのトークで、今までの恋愛で心に残る風景、という話になって、正隆氏と付き合ってた頃のエピソード。

正隆氏が住んでた荻窪の、駅の南口でよく待ち合わせして、ある日八王子から電車に乗ったけれど、気分が悪くなって立川で下車。しばらくして、新宿行きの特急「あずさ」が入ってきて、これに乗って折り返した方が速そう、と思って乗って、それが荻窪を通った時、

約束の時間から1時間半位経ってたけれど、窓から、南口ガードレールに座ってる正隆氏の姿が見えて、その時のシャツの柄とか、全部覚えてて、結婚35年で、色々腹の立つこともあっても、その時のシャツの色や柄が、”歯止め”になってて、だから、自分だけの焼きついてる、風景って大事、というような話。

これは初耳エピソード。前にある人が、ユーミンは、大分前にちょっとすれ違っただけなのに、いつ何処でどういう風にお会いしましたね、と瞬時に思い出してくれて、という、そういう細かい記憶力逸話もあって、

シャングリラ公演で、共演のサーカスパートのロシア人50人位だったかのフルネームを全部覚えてて、ステージで挙げたり、元々記憶力自体かなりいいんだと思うのですが、

曲作りにあたっても、そういう数え切れない風景の断片、のような引き出しがあるようで、ユーミン曲の中でのそういう一瞬の風景が、実際の自分の記憶の風景と絶妙に重なったり、というのもあったり、

この夫婦には、いくらでもゴージャスな思い出はあっても、あえてこういうさり気ないエピソード披露、だったのかもしれませんが、何だかそういう記憶の残り方、というのが、改めてユーミンらしい、と思ったり。


その他頭に残ったのは、この収録は3.11後か前か?不明ですが、マッキー、槙原敬之とのトークで、ユーミンが、自分がぶれてない、と思うのは、中央高速が滑走路に見えたり、盛岡がロシア語に聞こえたり、

バブルの頃は、その旗振り、みたいに思われたけど、やってきた事は、そういう”リアルファンタジー”で、今こそその真価が問われるし、役立ててもらえると思う、というような自負。

また、マツコ・デラックスやJUJUとのトークの中で、ユーミンが、自分の内面について「少女とおじいさんが共存」、とか14才位のままの人格の「子供」の部分、という分析等。

それと、マツコが、高校生の頃、バスの中でヘッドフォンで「霧雨でみえない」を聞いて涙してた、今こういう女装をしてるからこそユーミンに近づけたと思うけれど、というような話。この人と「霧雨・・」というのも何とも意外というか、納得というか。

今夜は11時半からの「僕らの音楽」にユーミン・薬師丸ひろ子登場のようで、これをチェックしたいと思います。

関連サイト:松任谷由実のオールナイトニッポンTV4松任谷正隆 on Twitter
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by MIEKOMISSLIM | 2011-04-08 21:03 | 音楽 | Trackback | Comments(0)