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Something Impressive(KYOKOⅢ)

SONGS 徳永英明

昨夜の「SONGS」は徳永英明、オンタイムで見ました。この番組では最新昨年4月に登場、今回歌ったのは「なごり雪」「LOVE LOVE LOVE」「レイニー ブルー」「翼をください」「黄昏を止めて」。

冒頭「なごり雪」は、この人が歌うと、やはり正やんよりはイルカ版のカバー、という感じ。今回「翼をください」もあって、余りこの人の生粋フォークカバー、というのは今まで覚えなく、前にも書いてたのでしたが、改めて、邦楽でこの人にこなせない曲は、あるんだろうか、と。

この2曲は有名すぎですが、ふと徳永版が是非聞いてみたい、と浮かんだフォーク曲は、佐々木幸男の「セプテンバー・バレンタイン」。これは原曲も結構好きで、EPOのカバー版が手元のCD曲でありますが、佐々木・徳永2人のハスキーな声質が似てる気がして、似合うのでは、と。

             


「翼を・・」は、被災地へのエールとして、皆が知ってるこの曲を歌いたい、という主旨でしたが、今回の大災害に際して行きたかった場所、として、鶴岡八幡宮を訪問。

ここは、私も昨年のGWにツアーの一環で寄ったのでしたが、ここの名物のイチョウの大樹が、その3月に強風で倒れ、でもそのかろうじて残った根元から、1ヵ月後新芽が出てきて、人々はそういう力強い生命力に驚かされた、という事が起こってた、というのは初耳。

徳永英明自身、10年前療養していた頃、奈良の大イチョウから、「絶対、大丈夫だよ」とすごく励まされてる気持があった、そうで、そういう事もあって、イチョウと再生が重なるイメージを持ってるようですが、

前の「SONGS」でも、水族館が憩いの場所、と訪れていて、動植物から何かしら、そういう”気”を感じ取る内部メカがあるようで、それがまた50才シンガーにして、擦れた違和感もなく、ある種ピュアにフィット。

また女子学生合唱団との「翼を・・」も、そうおじさんと少女達、でなく、生粋にシンガーと合唱団コラボ、という印象なのも、この人の普段の節操、人徳、から滲み出るというのか。特に熱のこもった頑張ろう日本、的なではないですが、この人なりの自然に滲み出る、歌でエール、という姿勢、という感じ。


でも今回一番インパクトは「レイニー ブルー」。デビュー前、チャンスを求めて業界人がよく来る乃木坂のカフェでバイトした、との事で、現在のその店を訪れて回顧、当時音楽の方向を模索してて、テクノポップスのようなものを目指してた、というのもちょっと意外でしたが、

デモテープで目に留めてくれた音楽事務所の社長から、「ライブは退屈で帰ろうと思ったけど、最後の「レイニー ブルー」は凄い、と思った、お前の良さはそういう情緒ある曲だ」と、自分の良さを教えられた、というようなエピソードも。

マイベスト徳永曲は、カバーだと「瞳はダイアモンド」、オリジナルでは「壊れかけのラジオ」でしたが、改めて、今聞く徳永バラード「レイニー・・」に、ある意味タイミング的にも、またしても何だか心洗われる思い。

この人は、私は思えば佐野元春等同様、余り私生活は浮かばず、独身貴族?のようなイメージもあったのですが、元モデルの奥さんと’94年に結婚、2人子供もいる、と。自身の病の経験も転機として、思う所あったようで、特に表立っての家庭の波風もないようですが、素顔として知るのは、それだけで十分です。

関連サイト:SONGS 第175回 徳永英明徳永英明オフィシャルサイト佐々木幸男オフィシャルサイト
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by MIEKOMISSLIM | 2011-05-12 22:22 | 音楽 | Trackback | Comments(0)