2012年 01月 19日
SONGS 沢田研二 ザ・タイガースを歌う
歌ったのは「僕のマリー」「モナリザの微笑」「君だけに愛を」「青い鳥」「誓いの明日」。岸部一徳、森本太郎は、'08年の時もトークで登場、その時歌った3人で作った「Long Good-by」という曲が、元メンバー達と遠ざかってた瞳みのるへのメーッセージ曲で、
それがきっかけで、彼と3人が38年を経て再会、昨年のジュリーツアーに、3人が参加、往年のタイガース曲演奏、そしてこの番組、という流れだったようで。瞳みのるだけは、古典の教師になって、180度人生転換してたのだった、と。
デビュー曲「僕のマリー」はやや微妙、解散前の最後の曲だった、という「誓いの明日」はちょっと覚えなかったですが、その他は聞き馴染み。何だか今聞いて、どの曲も、ジュリーボーカルでの曲が、ソロ時代よりも、華がありながら哀愁漂う、というGSサウンドだった感じ。
リアルタイム的には幼少期だったけれど、マイベストを挙げるなら「花の首飾り」。
今回それはなく、歌った中で一番インパクトだったのは「青い鳥」。具体的な思い出がある訳ではないけれど、どこかDNA的に、懐かしいメロディ、素朴な歌詞。
俳優イメージ定着の岸部一徳のベース、歌う姿は、何だかやや不思議な印象。前の記事にも書いてたように、メンバー名としての記憶では、まだ弟の岸部シローの方があったかと。
岸部一徳は、市川準監督の短編ドラマ作品で、元タイガースメンバー、今は一社員、というややほろ苦い役をしてた、とか思い出したりも。市川作品「病院で死ぬということ」での医師役、もあったのだった、と。
4人のトーク中、名前は折に出ていたけれど、ジュリーツアー、今回も、元メンバーの加橋かつみ、岸部シローは出演せず。
加橋かつみは音楽活動は続けてるようで、この人と言えば、ユーミン15才時、作曲家としてデビュー曲「愛は突然に」を歌った人で、この曲はずっと名を知るのみで、この折にYou tubeで検索してみたら、映像なしだけれど、1つ発見。
聞いてみて、意外とオーソドックス、なだらかな教会音楽のようなコード進行というか、曲調が「翳りゆく部屋」のような印象。作詞は加橋かつみ本人だったのだった、と。今にして聞いた、’71年ユーミンルーツ曲、また久方に、さすがYou tube、と。
ジュリーには詞を提供の「ウインクでさよなら」という曲以外に、「静かなまぼろし」も元々ジュリーへの提供曲だった、というのは、この春の「MUSIC FAIR」で知ったのだった、と。思えば「ウインク・・」も題名を知るのみ、これも検索したらあって、聞いてみたら、アップテンポな曲。作曲は加藤邦彦だったのだった、と。
まあ60代の4人の、時を経ての渋いGSサウンドでしたけれど、埋もれた昔の時代のエキスも漂って、どこか甘酸っぱさ残るような今回でした。
関連サイト:SONGS 第204回 沢田研二 ザ・タイガースを歌う
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