2013年 05月 15日
日本フィル出張コンサート
このイベントは、母が商店街でそのチラシ(↓)を見つけてて知って、誰でも参加OK、そのチラシや、同館の担当の人の説明だと、’94年から杉並区は日本フィルと友好提携を結んでて、その活動の一環、だと。
ここはその上階に福祉事務所、確か母の用事で一度来たことがあったけれど、この障害者交流館、というのはそういう施設があった、というのも初耳、ステージになったホールに観客は50人位、その3分の1位は車椅子の方々。
拍手の中現れた4人、ヴァイオリン2人、ヴィオラ1人、チェロ1人のカルテット、
チェロの女性は中年層、後の3人は割りと若手のようで、皆割とラフな装いで、余りクラシックコンサート、という格式ばった感じはなく、チェロの女性が進行役。
序盤、簡単に弦楽器の紹介もあって、種類の違いや、弦は羊の腸から、弓は馬のシッポで出来てて、羊と馬のこすり合いで音が出る、というようなラフな説明で、折に笑いも起こったり、
クラシック初心者も馴染めるような、というアットホームなムード。
演奏曲も、日本のスタンダード歌謡曲、唱歌、演歌など、私は余り弦楽器で聞いたことのなかったタイプ曲も多く、とにかく馴染み易さ、というコンセプトのようで。
曲目は、
モーツァルト:アイネクライネナハトムジーク(小夜曲) 第1楽章 / 沖縄の遊び歌 / ピアソラ:リべルタンゴ / 早春賦 / 花 / 涙そうそう / 津軽海峡冬景色 / いい日旅立ち / 昴 / アンコール 上を向いて歩こう
の10曲、1時間弱、「早春賦」以降は、「いい日・・」「上を向いて・・」以外は受付で歌詞の用紙を渡してくれてて、進行役の人から「歌ってください!」の呼びかけで、
合唱+伴奏状態、思えば歌番組のような生伴奏付き即席合唱、という、ちょっとした贅沢さ。
一番インパクト曲は、と思えば、3曲目の「リベルタンゴ」。ヨーヨー・マの演奏で有名、という前置きがあったけれど、そのメロディは何処か聞き覚えで、ドラマティックなタンゴのうねり。
今回、開演15分位前に会場について、席も空いてたので、中央辺りの1番前に座って、おそらく母もだけれど、私は初めて、ほんの数メートル先、という至近距離で弦楽奏を聞いて、
やはり最初の3曲、馴染みメロディのモーツァルト「小夜曲」や、「リベルタンゴ」のダイナミックさ、弓を使わず指でつまびくピチカート奏法での「沖縄遊び歌」のエキゾチックな音色、など体感的に聞き応え。
プラス、日本の唱歌やポピュラー馴染み曲を、弦楽器演奏と一緒に歌って、という、これまた初体験。
アンコールの「上を向いて・・」は、先日、神社でのジャズコンサートでも聞いて、シンガーと共に合唱したばかり、心なしか、3.11震災以降、聞くことが多くなった気するけれど、今回もこれで締め。
母は、やはり「小夜曲」はメロディを知ってて、あと「昴」なども、改めて結構いい曲と思った、とか。私も、やはり実際足を運んでみて、結構満足なローカルイベントでした。
関連サイト:日本フィルハーモニー交響楽団 音楽の森プログラム、高円寺障害者交流館
関連記事:涙そうそう(’06)、BEGIN、夏川りみ、渡辺美里等、SONGS 森山良子、旅の贈りもの 0:00時発(’06)、SONGS 松田聖子、コクリコ坂から(’11)、春の芸能鑑賞会 鎮守の森 ジャズコンサート、杉並弦楽合奏団 第49回定期演奏会、
オペラガラコンサート~セラータ・ムジカーレ Tokyo Play Opera 第30回定期演奏会 、御坊混声合唱団第5回・第7回定期演奏会(’81)(’84)、杉並弦楽合奏団 創立25周年記念 第50回定期演奏会、杉並弦楽合奏団 第51回定期演奏会