2014年 07月 05日
ジョン・レノン・ライブ(’72)
まず最初に上映のジョン・レノンのは、’72年8月30日ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでの、オノヨーコとの、障害児支援のためのチャリティライブの55分のビデオ。
そのアルバム版「ライブ・イン・ニューヨークシティ演奏」の曲目では、
1.ニューヨーク・シティ - New York City
2.イッツ・ソー・ハード - It's So Hard
3.女は世界の奴隷か! - Woman Is The Nigger Of The World
4.ウェル・ウェル・ウェル - Well Well Well
5.インスタント・カーマ - Instant Karma (We All Shine On)
6.母 - Mother
7.カム・トゥゲザー - Come Together
8.イマジン - Imagine
9.冷たい七面鳥 - Cold Turkey
10.ハウンド・ドッグ - Hound Dog
11.平和を我等に - Give Peace A Chance
だけれど、前半に、アルバムからはカットされたらしい、オノヨーコソロでの「Born in a Prison」も。
馴染みあったのは、最初バックに流れてた「Power to the People」、「Come together」「Imagine」、そしてラストの「Give Peace A Chance」。
青い丸型サングラスのジョンもさすがのカリスマ感、だけれど、ちょっと物珍しくインパクトだったのが、オノヨーコ。
この人のステージ模様、というのも思えば初見、歌声も、ジョンとのデュエットで仄かに聞いたことはあったけれど、こういう風に歌をまともに聞いた、というのも思えば覚えなく。
序盤のキーボード姿に、昔のレノンとのコラボは知ってはいたけれど、”アーティスト”イメージのこの人って、やはり堂々ジョン・レノンと共にステージに立ってパフォーマンスしてみせる、”ミュージシャン”でもあったのだった、と改めて。
「Born・・」の時、「人民革命」と日本語入りの白いヘルメットをかぶって、歌う前に、観客に向かって、変わるのは今、今年しかない!、歌の後で、刑務所を出た時に逢いましょう!などと、大声で呼びかけたり、
ジョンも何を言ってるのか判らない、と苦笑してたけど、’70年代の時代の空気、というものを体現してるある種のカリスマっぽさ。
そしてレノンのコーラス、ソロの「Born・・」での上手い、というより、何というか自分の存在を押し通すようなボーカル、歌いっぷりというのが今にして目新しかったり。
そして、インベッドでの2人のパフォーマンス、などはあったけれど、ステージ上でも、数回キス、特にジョンが「イマジン」を歌い終えた直後、傍らの彼女の肩にキス、続いて向かい合ってキス、そして「僕は孤独じゃない」と言ってたり、堂々の”ラブ”アピール姿、というのも初見で。
まあ伝説のカップルの、ステージ上でのコラボセッション、という意味でもなかなか見ものだったけれど、一番印象的だったのは、やはり「Imagine」。
その前の「Come Together」も、やっと聞き馴染みのビートルズ曲だ、と懐かしかったけれど、この曲の後、レノンがこんなくだらない歌詞はダメだ、のようなことを苦笑い気味に言って笑いを誘い、
(このコンサートは)チャリティのためなんだから・・次のは大丈夫、と言って「Imagine」、照れもあったのかもかもしれないけれど、在りし日のレノン自身の歌うこの曲に、改めてしみじみ。
それと、やはり締めの、「いちご白書」のラストシーン彷彿、の「Give Peace・・」も、何だか’70年の匂いにしみじみ。
You tubeにこの通しの映像があったけれど、どうもDVD化はされてないようで、ちょっと珍しいものを鑑賞出来た、という、というこの作品でした。
関連サイト:阿佐ヶ谷図書館 映画会、ジョン・レノン・ライブ、ビートルズ武道館コンサート
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