「ほっ」と。キャンペーン

’09年1月末AOL映画掲示板、ブログが終了、気分新たにマイペースで、音楽・芸術鑑賞、ユーミン関連、読書、英検1級対策、グルメ、仕事等含めて書いてます。英検は’11年11月に無事合格達成出来ました!

by MIEKOMISSLIM

恋するドライブ ゲスト大貫妙子

昨年12月17日(水)、24日(水)BS朝日で放映の「恋するドライブ」ゲスト大貫妙子の回、オンタイムで見ていて、先日録画でも見直しました。


ツイッターで知った大貫出演番組、どうも毎回渡辺真理がドライバー件ホスト役で、ゲストとドライブしながらのトーク&紀行番組、のようだけれど、以前からの友人、渡辺真里は大貫ファンでもあるようで、

渡辺真理のおっとり受け、率直な質問に、大貫さんもざっくばらんに色々話し、SUGAR BABE時代~今の雑感まで、色々初耳のエピソードや、率直な大貫節、というか、らしい発言も聞けて、なかなか面白く、さり気ない濃さ。

途中ふと、こういう風に、インタビューしながら実際ハンドルを握って運転、という渡辺真理の技も、運転に慣れてないと、注意がそがれたり、結構大変なのでは、と思ったり。

会話の合間、風景や車だけの映像の時はBGMに明るいサウンドの洋楽が流れているのも洒落た感じで、今回のドライブコースも私は何度か馴染みあった三浦半島巡り、

今回師走の快晴の下、大貫さんホームタウン葉山~城ケ崎~横須賀美術館へと走るルートの景色も、陽光輝く青い海、のどかな大根畑など傍らに、清しいリフレッシュな後味。



a0116217_46287.jpgやはり一番興味深かったトーク部分は、今まで具体的に聞いたことのなかった、SUGAR BABE誕生期、大貫&山下達郎の出会いエピソード。<(C)ELLEC RECORDS→>

元々中学の頃からバンド活動をしてた大貫さんが、SUGAR BABEの前に組んでいたバンドが、これからプロに、という道筋はあったけれど、自分が好きな音楽とは相いれない部分があって、

その時のプロデューサー矢野誠に、君はこのバンドは向いてない、ター坊の好みの音楽を好きな人達が集まってる場所がある、と紹介されたのが四谷のロック喫茶「ディスク・チャート」という店。

こういう世界もあったんだ、と判って、前のバンドは辞めて、当時’73年頃女性シンガーソングライター、ボーカルはほとんどいなくて、彼女をデビューさせる、ということになって、

店が終わった後、皆でデモテープを創ったりしていた所に現れたのが山下達郎。元々この店に時々来ていた彼が時々見に来てて、ある時朝の4時頃、ギターを手に取って、何か洋楽のカバーを一人で歌って、

それを聞いた大貫さんは、何この人!ヤバイ、声も凄く、歌も上手い、と思って、話すようになった、というのがなれそめ、

彼はバンドをやりたい、出来ればバンド全員でコーラスも出来るようなバンドがやりたい、女性もいるといいな、という話で、一緒にやらない?という感じで、私も何も決めてなかったから、いいよ、と言って、そこから始まった、のような話。

音楽指向的に、また互いの才能に引かれあうように、出会うべくして、のような流れもあったのだろうけれど、大御所2人の若い頃、真夜中、とある音楽たまり場店での、何ともラフな出会い、接近だったのだった、と今にして。

  

ただそのSUGAR BABE時代自体は、今までにも聞いたことがあるように、2人共いい思い出はなかった、というのは今回も言ってて、

ブルース・ロック全盛の当時、夏のフェスとかでは異色で、軟弱、何じゃお前ら、そのメジャーセブンスは何だ!?とか言われて、

渡辺真理が、やっぱり時代が経たないと判らないことってありますよね、としみじみ。いい思い出はない、というのはバンドに、ではなくて、その時の評価や時代に、ということですよね、と、確かめてて、

大貫さんが、時代はしょうがないけれど、昔の夏のフェスは、皆飲んでるし、ビール瓶とかが飛んできて、帰れ!とか、ひどいもんですよ、と。

ヘビーなロックの隙間に、「ダウンタウンへくり出そう~」とか出てくると、「なんじゃ!?」というのは判らなくもない、と苦笑しながら自嘲気味に話してたけれど、

やや意外だったのは、そういう風にけなされて、お大貫さん自身も、本当は世の中から癒えて欲しい、歌が下手、演奏もひどい、歌詞も嫌な所がある、とか、当時のSUGAR BABEの音楽には低い自己評価だった、ということ。

渡辺真理は、でも大好きなファンも一杯いるじゃないですか!ととりなしてたけれど、彼女にとっては、これを何とかしなければ、と何とかやり続けている、そういう当時の低い評価が今後へのモチベーションになった、という部分もあったようで。

まあ聞き手側にとっては、アルバム「SONGS」は、やはり山下達郎、大貫妙子のルーツ足跡、やはり、原石のような手触りの甘酸っぱい懐かしさ、ではあるけれど。

   


3/20追記:後半初めに、山下達郎さんは妙子さんから見たらどんな方ですか?と聞かれ、真面目で、学校の同級生みたいな感じなので、どういう人、とか余り考えたことがない、今も会うと、全然あのころと変わらない、のような話。

まあこの2人は同い年、縁も浅からず、だけれど、大貫&坂持龍一のようなロマンス話も全く聞いたこともないし、ういう雰囲気も漂わず、その後それぞれに飛躍した、やはり一時の同志、という所なのだろうかと。


その他、今の時代について、やっぱり情報過多で、自分もそうならなきゃ、みたいな所がある、知らなければ普通に生きていける、昔みたいに生きていたのに、

何でも右も左も何もかも判るようになってると、自分は遅れているとか、ある意味人と比べる、それが問題なんじゃないかと思う、とか、

水、空気、食糧というのは絶対必要なもので、これを汚す、ということだけは絶対タブー、これを汚したら生きていけない、そういうことが起きているので今、

それに対して、水、空気、食糧より利権や既得権が大事ですか?!と私なんか思うけれどね、普通。お金あっても、それが全部汚染されたら買えない、生きられないんだけど、と苦笑、

それに対して、

渡辺:自分の後はいいやっていうような働き方をするケースがある、今の人って、まだ石油も今の所枯渇しないだろうし、そうはいっても、孫の代とかひ孫の代とかって・・

大貫:考えてないよね、今の年寄りは、というか政治家もそうなんだけど・・

渡辺:何か逃げ切り型でやろうとしてるのかなって言う所は感じますよね・・

大貫:自分が生きた世代だけで何かをなそうとか、財をなそうもそうだけど、その考えがセコイよね。

渡辺:セコイ、確かに・・(笑)

のようなやり取り。


また、テロップに「人として大事なこと」と出た後に、人って人のこと良く見てて、特に目立ったことしなくても、夢中に仕事してる男の人の横顔なんてすごい素敵、その顔が一番好き、

・・そういう顔が出来る位に集中して、やる時はやった方がいいと思う、それを見てる人がいるんで、結構上司とかも見てるしね、

会社を首になった男の人が、その大会社のトイレ掃除になって、ビックリするくらいトイレを磨いてやる!と、朝来てピカピカに掃除して、

そしたらえらい人が、トイレが凄いきれいだな、誰がやってるんだ?という話になって、いきなり凄い高いポジションに返り咲いた、という話があって、

何かの作り話かもしれないけれど、まあそういうことで、有り得るなって思う、よく一芸に秀でてる人はっていう位に、仕事が出来る人って、本当にトイレ掃除させてもきれいにする、のような話。


最後の方に、音楽が一番好き、レコーディングしてる時は楽しい、没頭してしまう、だから続けられる、好きなものしか絶対一生続けられない、

好きなものは楽しい、その裏には苦しい部分もあるけれど、楽しいことがあるから忘れちゃう、というような話や、

自分の思い通りに声が出なくなったら、即辞める、歌ってりゃいいってもんじゃない、絶対嫌、絶対歌ってない、80才で。

いつ辞めるとも言わないで、ヒュ~っとフェイドアウトして、そういえば大貫さん最近見ないね、っていうのが最高、引退コンサートなんて最悪、戻ってきちゃうのに、止めなさいって言いたくなっちゃう(笑)

それに対して渡辺真理が笑いながら、大貫妙子さんらしいなあ、それは、のような所。


印象的だった話はそういう所だけれど、渡辺真理の大貫妙子印象談として、最初の方の会話で、大貫さんの書いたものもかなり好き、のようなことも本人に言ってたけれど、

前・後半の各回最後のモノローグで、歌声は、他で聞いたことがないような、佇まい含めてステージ、アルバムからも、もしかして地上から5センチくらい離れているのかな、とか、

透明な羽が生えているんじゃないのかな、という、透きとおっていて、透明で繊細で、本当に妖精みたいな存在、フェアリーっぽい所があるけれど、

素顔、ご自身は、清々しい程しっかりと、杏奈に小柄なのに、自分の足で大地を踏みしめて立っていて、一歩一歩丁寧に歩みを進めている方、という印象があって、その潔さとか、背筋がピンとした所とか大好きで、

ご自分の中にある、スーッと一つと通ったものというのはいつ見ても清々しくて綺麗で、つい、生きていくことの何かの欠片を見つけたくて、妙子さんの本を読んだり、妙子さんに聞いたりして、そこで何か一言ポンって言われると、それが自分の中に残ったりする、のような内容。


近年の楽曲はそう逐一チェックしている訳ではないのだけれど、本当に、独特な透明+エレガントな大貫ワールドのイメージに対して、結構チャキチャキっとした本人のキャラクターのギャップ、その魅力、というのも改めて、という今回。


それと、景色的には、前述のように全体に清々しさあったけれど、特に前回のラスト2人が行きついた城ケ島の、見晴台のような所からの、海に突き出た絶壁の雄大な眺めがインパクト。

私も、城ケ島は行ったこといったことがあるけれど、ここは初見、と思ってたら、’98年3月にしてた三浦半島~房総半島~海ほたる一人旅の写真を取り出してみて見たら、

何とその同じ絶壁バックに自分の写真。誰かに取ってもらってて、すっかり記憶からは抜けてたけれど、この景色も見てたのだった、と判明。

写真と比べても、今回ブラウン管ごしにみた方が崖の緑、海とのコントラストも鮮やか、どうも当時そんなに感慨あったような覚えがないのだけれど。


そういう所で、大貫ソングは最後に1曲だけ、「小さな足跡 大きな足跡・・」と始まる、ちょっと聞き馴染みなく、タイトル「森のクリスマス」だと判った曲が流れただけだったけれど、

なかなか珍しい大貫トーク+清々しい冬の陽光の元の三浦半島車窓、絶景地、など楽しめた異色番組でした。

関連サイト:恋するドライブ<前編><後編>
関連記事:SONGS 大貫妙子大貫妙子めがね(’07)SONGS 福山雅治/矢野顕子A LONG VACATION From Ladies(’09)風博士/西岡たかし(’76)・Skylightにポプラの枯葉/伊藤銀次(’83)SONGS / SUGAR BABE(’75)期末テスト対策終了大貫妙子トリビュート・アルバム Tribute to Taeko Onuki(’13)<1><2>私の暮らしかた / 大貫妙子(’13)名曲のかたわらに サハシあり~ギタリスト佐橋佳幸・30周年記念公演~

天使('06)恋愛寫眞(’03)サマーウォーズ(’09)追悼・佐藤博~山下達郎曲

三浦半島花めぐりの旅


     
[PR]
by MIEKOMISSLIM | 2015-03-20 03:35 | 音楽・旅行 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://autumnnew.exblog.jp/tb/21021887
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。