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Something Impressive(KYOKOⅢ)

リトルプリンス 星の王子さまと私(’15)

先月から公開中の「リトルプリンス 星の王子さまと私」を一昨日新宿ピカデリーで見てきました。

リトルプリンス 星の王子さまと私(’15)_a0116217_2240273.jpgやはりユーミン曲主題歌、という部分が大きかったけれど、+「星の王子さま」へのノスタルジーもあって、

久方に試写会でなく公開中作品を劇場で見たいと思って、水曜レディ―スデイにようやく実行。

「星の王子さま」自体子供時代に読んで、本置き場に後年読んだ英語版(→(C) Penguin Books)はあったけれど、今や内容もおぼろげ、行く前にざっとサイトのあらすじで復習。

マーク・オズボーン監督のフランス作品、作品としては字幕版を見たかったけれど、

ユーミン主題歌が大方の目当てなので、日本語吹き替え版の方を鑑賞。座席はまばらに中~高年女性や、親子連れなど。



内容は「星の王子さま」の飛行士や王子のその後に、9才の少女が絡んでいって展開するファンタジーで、

何だか「星の王子さま」を今にしてアニメ版での回顧、という趣もあって、特にその部分の温かな材質感と色彩の絵柄もあって、少女と老飛行士との心の触れ合いなど。なかなかハートフル。


12/21(月)追記:どうも父親は多忙か疎遠か不在、シャキシャキしたワーキングマザーが立てた分刻みスケジュールスケジュールをこなそうとする娘、

彼女らが名門校に何とか入るため越してきた家の隣に住む、風変わりな老人とその少女との交流が始まって、少女が「星の王子さま」ワールドに入っていく、という流れだけれど、

少女と老人の間に自然と生まれる友情(愛情)が根底にあって、その中のエピソードで「星の王子さま」世界の、

王子と運命のバラ、支配的、強欲だったり計算ずくめというか機械的だったり、何か現代人の典型パターンを皮肉ったような様々な星の住民達、

地球の砂漠に降り立っての、飛行士、蛇、キツネなどとの遭遇や交流、というのがあって、ラストに向けて、その2つが融合していく流れ。


リトルプリンス 星の王子さまと私(’15)_a0116217_14194384.jpgやはり内容的には、ユーミンが自分のオフィシャルサイトの「うそラジオ」で言っていた、キツネやバラとの関係で(吹き替え訳だと)「懐く」ことで、

他の無数のキツネやバラとは違う、特別な存在になって、別れ難くなる、という、

双方に愛情が生まれてはぐくまれる根本のコンセプトが印象的。<←劇場に合ったキャンペーン案内>

何だか、IT社会の情報過多状態で相手は誰でも何でもいいような、匿名性のまかり通る人間性希薄な今日へのアンチテーゼ、とも取れそうな。

それは少女にしても、まだ柔軟な感受性だったからこそ、母の機械的なエリート志向管理よりも、一癖あるけれど人間味漂う老人との心の交流を選んだ、というある意味”真っ当に無垢な”キャラクター、という設定。


1/1追記:終盤は、少女と、意外な境遇!だったその後の「星の王子さま」と共にピュアな世界を求めて繰り広げる冒険テイストで、それなりに躍動感あって、

全体的な映像的には、現在パートのCGと、「星の王子さま」部分の紙の質感の素朴なアニメのそれぞれの味わいがバランスよく融合。

注目のラストのユーミンの「気づかず過ぎた初恋」も、何というか、往年のユーミンの感性を突く切れ味、というより、年輪を経てきた熟成テイストの穏やかな曲調のバラードだけれど、

改めて直にニエンドロールのバックに劇場で耳にして、この物語に寄り添うような温み漂ってて、作品+ユーミン曲トータルで、ほぼ期待通り+αという感じ。

この所映画自体、まして劇場での鑑賞は遠ざかっていたけれど、腰を上げて見に行ったかいがあった、という珠玉作でした。

関連サイト:「リトルプリンス 星の王子さまと私」公式サイト象のロケット 「星の王子さまと私」
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Tracked from 象のロケット at 2016-01-03 01:30
タイトル : リトルプリンス 星の王子さまと私
仕事で忙しいお母さんの言いつけを守り、一生懸命に受験勉強している9歳の女の子は、名門校の学区内に引っ越してきたばかり。 隣に住む奇妙な老人は、昼間は壊れた飛行機を修理し、夜になれば望遠鏡で空を眺めている。 実は彼は、あの「星の王子さま」と出会った飛行士だった。 病気の老人の代わりにプロペラ機に乗って、女の子は星の王子様を探す旅に出る…。 冒険ファンタジーアニメ。... more
by MIEKOMISSLIM | 2015-12-18 22:45 | 洋画 | Trackback(1) | Comments(0)