2016年 06月 12日
杉並弦楽合奏団 第58回定期演奏会
この定期演奏会は、昨年は都合合わず結局行っていなくて、一昨年の55回以来。
今回指揮は、任期2年の規定で、今回最後となるらしい三原明人氏、ゲストソリストは、オーボエの久寿米木(くすめぎ)知子さん。
パンフレット(→)での写真はややお若い頃のだったようで、それよりはふくよかな風貌、3曲目にブルーのドレスで登場。
演奏曲目は、
★M.ブルック:スウェーデン民謡による弦楽セレナード ハ短調 作品89
ⅠMarsch, Allegro moderato
Ⅱ Andante
Ⅲ Allegro
Ⅳ Andante sostenuto
Ⅴ Marsvh, Allegro noderate
★S.ハーバー:弦楽のためのアダージョ
★T.アルビノーニ:オーボエ協奏曲 第2番 ニ短調 作品9-2
Ⅰ Allegro e non Presto
Ⅱ Adagio
Ⅲ Allegro
★P.I.チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード ハ長調 作品48
Ⅰ Pezzo in forma di Sonatina
Ⅱ Waltz
Ⅲ Elegie
Ⅳ Finale
アンコール
J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV106 第2楽章「アリア」
やはり休憩はさんで2時間弱。
今回曲名が浮かぶ曲はなかったけれど、聞き馴染みあったのは、チャイコフスキー「弦楽のための・・」の冒頭のメインフレーズ、
そしてアンコールのバッハの「アリア」。母は、その「アリア」は何となく聞いたことがあるような、という所。
そして、今回一番インパクトは「オーボエ協奏曲・・」。うねる曲調での、余りまじまじとソロで聞いた記憶ないオーボエの独特の音色と、管弦楽のアンサンブルが、なかなか趣あって聞き応え。
その他、2曲目のハーバーの「弦楽のための・・」は、J.F.ケネディ葬儀や、昭和天皇崩御の時に演奏されて、哀悼曲のイメージらしく、確かにそういう曲調だったけれど、
本来は、第2次大戦前の不穏な時期に、ハーバーが平和を願って自分で編曲、ベトナム戦争で多くの犠牲者が出た時にも再び編曲した、祈りの曲、だったそうで。
そういう所で、やはり杉弦の演奏会は、先日の杉並ウインドハーモニーのように、エンタメ的な演出や、親切な曲の紹介などはなく、オーソソックスな進行だけれど、
いつもながら空間を静かに震わす弦楽器+オーボエの音色に、リフレッシュなひとときでした。
関連サイト:杉並弦楽合奏団 サイト
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