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’09年1月末AOL映画掲示板、ブログが終了、気分新たにマイペースで、音楽・芸術鑑賞、ユーミン関連、読書、英検1級対策、グルメ、仕事等含めて書いてます。英検は’11年11月に無事合格達成出来ました!

by MIEKOMISSLIM

荒井由実「ひこうき雲」(’16)~”青の時代”名曲ドラマシリーズ~ 

春頃NHKBSで放映だった、「ひこうき雲」題材ドラマをやっと見ました。


昨夜「美の巨人たち」がルノワールだったので、久方に録画セットしてたら、前に録画してたのがこのドラマ、ビデオのその最後の方を見て、ああこれをまだ見ていなかった、と思い出して、この機会に、と後でチェック。

まあ「ひこうき雲」モチーフ、というより、80年代バブル期に20代、大学生活と就職活動を背景に、ユーミンファンのヒロイン円子(広瀬アリス)と、出会った当時”ユーミン的”に見えた女性真央(三好彩花)との友情物語。

「ひこうき雲」は、物語終盤、友情にも色々あった末、真央が円子に、ユーミンを聞いてみて余りピンと来なかったけど、この曲だけはすごく気に入った、

勇気づけられる曲だと思う、落ち込んだ時とかにねと、カセットテープに入れて渡したのがこの曲だった、という使われ方。


う~ん、そもそもこの2人でユーミン話をしているシーンもなく、円子が、真央を(名前が結城!だから、というのもあって)密かにユーミンと呼んでいて、それは真央も知っていた、という程度だけど、

ちょっとしたファン、でなく、生粋のユーミンフリーク、と知っている友人に、自分が聞いてみて、唯一気に入った曲だ、と、録音して渡す、という行動が、一言で傲慢、無神経、と言えばそうなのだけど、余りに上から目線すぎで今一???

また、円子も、それを受けて、この曲は私の応援歌になった、というモノローグも全く???、まあ80年代後半で20才位、荒井時代にリアルタイムでファンでなくとも、

ドラマでのマニアックな酔心ぶり、凝りようからして、松任谷時代しか知らない?後になって、「ひこうき雲」のユーミンの同級生の死が契機、という創作秘話を知った?ってことは、まず有り得なさそうなんだけれど??

円子がこの曲を手元に持っていない、とはどうにも考えにくいし、ここは謙虚に、自分もユーミンを聞いてみて「ひこうき雲」は気に入った、私はあの曲を聞くと勇気づけられると思う、と伝えるケースではないのか??と。


そういう突っ込み所はさておき、目新しいと思ったのは、”レクイエム”感覚だった「ひこうき雲」の、”勇気づけ曲”のニュアンス。

結局、家庭の事情もあって早々に結婚した真央から、男女機会均等法実施初めの時代、就職浪人の末、やっと念願のマスコミ分野に就職出来た円子へのゲキ、という形だけれど、

空に憧れて 空をかけていく=とにかく誰に気づかれなくても、信じた我が道を行く、それが幸せ、みたいな、

これまでのこの曲の、自殺の肯定、とまで言わずとも、潔さへの、哀しいけれどそれを見守る、ようなイメージとはまた別に、

人生においての、前向きな孤高の肯定、のような感覚、やはりちょっと寂しさは伴うけれど、この曲の何か超えた清清しさ、というのが、今にして、そういう解釈もありか、という感じしみじみ。




あと、やはりメガネ姿のいかにももったり目立たない大学3年生の円子、部屋には壁一杯にユーミンポスター、レコードジャケット、毎朝「ルージュの伝言」体操、

ユーミン曲は、ジメジメした私を、パリッと糊付けして乾燥してくれる、私の垢ぬけない人生の、除湿器のようなもの、というのは、ある意味まさにその通り!なんだけれど、

ラグビー部の余りさえない彼氏に振られて泣いてすがりつく、そういう純朴な所もありつつ、マスコミ界への野望を胸に秘め、ユーミンを聞けば、一流の女になれる気がした、と、ウォークマンでユーミンを聞いている、そういうシーンに、

酒井順子の「ユーミンの罪」ではないけれど、当時ユーミンに乗せられて、自分も何かを出来る、という気になってしまった多くの女性、私もある意味その種族、という実態が、ビジュアルで展開してる気がして、ちょっと甘酸っぱい、苦笑い感も。


「ユーミンの罪」でも言われていた、助手席論云々、も出てきたけれど、この円子は、単にユーミンに乗せられた、という訳でなく、元々仕事への熱意、という芯があって、

それをユーミン曲に後押しされた、というタイプだったようで、結局独身なのは、必ずしも結婚するまい、というつもりではなかったかもしれないけれど、50代位になってライターの仕事を続けている、という設定。


友情物語、にしては、大学卒業後再会して、「ひこうき雲」のテープを渡されて以来、互いに多忙、とは言っても、連絡を絶っていた?というのも、

次に連絡が来たのは、真央の病死後にその娘から?というのも、余りに唐突で今一??だけど、生きる世界が違う以上、特に話すこともないし、というデフォルメなのか?まあドラマだし。


そういう所で、色々突っ込み所もあったり、もう思春期程ではないにしても、やはりいまだ気付けばユーミン曲が絶妙にメンタルフィット、という我が身には、ベタだけど、じんわり刺さるほろ苦さもあったけれど、

インパクトとしては、今にして「ひこうき雲」=勇気づけソング解釈、というのにちょっと感慨、というこのドラマでした。

関連サイト:NHKサイト “青の時代”名曲ドラマシリーズ 荒井由実「ひこうき雲」
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by MIEKOMISSLIM | 2016-07-24 22:30 | 音楽・ドラマ | Trackback | Comments(0)
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