2016年 11月 07日
ふれあい音楽会 懐かしいタンゴの調べを
割と忙しなく出かけ、しかも母が忘れ物で少し行きかけてから2度取りに帰ったりで、
会場に到着したのは、開始2時の10~15分前。<プログラムの紙→>
この「ふれあい・・」シリーズの常のように、結構座席は埋まってて、辛うじて一番後ろの席キープ。年齢層は高めだけれど、立ち見の人も数十人はいたような。
今回登場は、ハーモニカ芝貞幸さん、バンドネオン小谷野誠司さんの2人組の「タンゴ・ドーブレ」、それぞれ高円寺南4丁目と2丁目に住む地元ミュージシャンのようで。
あとでYou tubeで、高円寺大道芸フェスでの演奏ぶり発見。
演奏曲は、
★ラ・クンパルシータ/マトス・ロドリゲス作曲(1917)
★ウノ/マリアーノ・モーレス作曲(1943)
★奥様お手をどうぞ 不明
★カミニート/ファン・デ・フィリベルト作曲(1924)
★パリのカナロ/アレハンドロ・スカルピーノ及びファン・カルダレータ作曲
★黄金の心/フランシスコ・カナロ作曲(1927)
★フェリシア/エンリケ・サボリード作曲(1907)
★ガウチョの嘆き/フランシスコ・カナロ作曲(1924)
★永久に別れを/ドナート・ラチアッティ作曲(1958)
★エル・エスキナソ(街角)/アンヘル・ビジョルド作曲(1905)<手拍子>
★リベルタンゴ/アストル・ビアソラ作曲(1974)
★さらば草原よ/フランシスコ・カナロ及びマリアーノ・モーレス作曲(1945)
アンコール:ラ・クンパルシータ(ボーカル入り)
5分の休憩はさんで1時間程。「カミニート」と「永久に別れを」で、ボーカルの鮎川幸子さんが登場。この人は渋谷在住だそうで。
私は知っていたのは「ラ・クンパルシータ」位だけれど、「リベルタンゴ」は微かに聞き覚えあるような。
母はやはり「ラ・クンパルシータ」、「奥様お手を・・」などちらほら知ってるような、という所。
今回一番インパクト、と言えばやはりその聞き馴染みある「ラ・クンパルシータ」。後で検索したら、「ラ・クンパルシータ」は「仮装行列」の意味だったと今にして。
それと、スピード、躍動感ある「リベルタンゴ」。
「リベル・・」は、「自由」 libertad と「タンゴ」tango と合わせて作った造語で、
ピアソラが、フアン・ペロンが大統領に返り咲くようなアルゼンチンの雰囲気に嫌気をさして、イタリアで演奏活動していたときの作品、だとかで、そういう反発力、のような勢いが曲調にあるような。
「カミニート」では、プログラムの紙の裏に日本語訳と原語のカタカナがあって、その箇所は観客と共に合唱。
「カミニート」は「小道」の意味で、ブエノスアイレスの店での演奏で、観客がこの曲を歌う習慣がある、そうで。
あと観客参加は、「エル・エスキナソ」で6回拍手の所があるので、と前置きで始まって、私は最初タイミングは判らなかったけれど、
年齢層高い客層だけあって、馴染み曲だったのか、会場では適切な所でちゃんと手拍子。
あと「ガウチョの嘆き」の所で、アルゼンチンでは初期の頃開拓にやって来た男が大多数で、女は重宝され、
振られて嘆き悲しむ男の姿、というのが常だった(のでそういう歌詞のものも多い?)というような話も。
今回演奏の2人組、ボーカル女性共中年層で、やんわりしたトークも含めて落ち着いたパフォーマンス、タンゴ曲も久方だったけれど、
やはりタンゴってバンドネオンの音質もあって、哀愁、かつ颯爽としたムードが味わいだとしみじみ。ハーモニカの響きも、何だかふとツース・シールマンスとか思い出したり。
そういう所で、今回も、なかなか渋い味わいのイベントで、一時リフレッシュでした。
関連サイト:高円寺ナビ ふれあい音楽会「懐かしいタンゴの調べを」開催
関連記事:杉並弦楽合奏団 第49回定期演奏会、オペラガラコンサート~セラータ・ムジカーレ Tokyo Play Opera 第30回定期演奏会 、御坊混声合唱団第5回・第7回定期演奏会(’81)(’84)、ふれあいチャリティーコンサート、杉並弦楽合奏団 創立25周年記念 第50回定期演奏会、杉並弦楽合奏団 第51回定期演奏会、日本フィル出張コンサート、杉並弦楽合奏団 第52回定期演奏会、ふれあい音楽会~魅惑のラテン音楽を貴方に トリオ・ロス・ぺぺス、第18回 フィルモアコンサート、杉並弦楽合奏団 第53回定期演奏会、杉並弦楽合奏団 第54回定期演奏会、色とりどりのコンサート、第19回 フィルモアコンサート、杉並弦楽合奏団 第55回定期演奏会、杉並ウインドハーモニーアンサンブル 第12回定期演奏会、第20回 フィルモアコンサート、Brio Brass Band 第5回定期演奏会、杉並ウインドハーモニーアンサンブル スプリングコンサート2016、杉並弦楽合奏団 第58回定期演奏会、ふれあい音楽会~映画音楽への誘い