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オルフェの遺言ー私に何故と問い給うなー(’60)  

2009年 05月 14日

「黒いオルフェ」関連でサイトで見かけた作品で、これも結構小刻みになりましたが、昨日見終えました。このモノクロ作品は、同じジャン・コクトーの「オルフェ」('50)の最後の方のシーンから初まり、内容は、コクトー自身が自分役で主演で、やや抽象的、物語として「オルフェ」続編という訳でもなさそうでしが、

劇中にも同じ登場人物が出てきたり、順番的には「オルフェ」を見てから、の方が良かったと思いますが、その時近隣店で聞いたら在庫なく、こちらがあったのでした。返却の時、一応レジで再度確かめたら、新入荷していたのか、そのビデオがあったので、これも見てみたいと思います。

5/15追記:「オルフェ」のシーンの後、中世の詩人の姿のコクトーが、ある化学教授(ジャン=ピエール・レオ)の生涯の様々な時期に、タイムトリップして現れ、彼にピストルで撃たれることで、現代に生きることになって、というSF的展開、

その後、「オルフェ」に出ていた、詩人セジェスト(エドゥアール・デルミ)との旅、死の女王(マリア・カザレス)、運転手ウルトビーズ(フランソワ・ペリエ)らと裁判形式で芸術問答したり、最後には女王ミネルバの槍を受けてしまい、という、流れ的にはつかみ所ない感じで、

これは、映画監督作としてジャン・コクトーの遺作になったようで、問答中での「映画とは、尽きない思考の泉」というまさに実践、文学・映画等芸術への暗示や比喩、遊び心、芸術家としての自負や疑問、等がちりばめられた作品かとは思いますが、余り理屈というより、久方の、何でも起こりうる不条理劇、という味わいでした。

さり気なくユル・ブリンナーやピカソ夫妻等が、脇役で登場していたり、途中、小舟の中で、コクトーとセジェストが、「トリスタン」を追って旅している「イゾルテ」を見かけたりもしてましたが、

その小舟で港町に辿り着いて、そこで映った教会が、科白から、自分が石棺の壁画を描いたサン・ピエール教会で、その壁画は地元の漁民達のために描いた、とのことで、その中にビルフランシュ、という村の名も挙げていたのですが、

これは、「アジアンタムブルー」でロケ地だったニース近郊、コクトーが長期滞在した、という所縁の地で、ヒロイン役松下奈緒と阿部寛が訪れていたのが、このサン・ピエール礼拝堂で、港を歩きながらコクトーの話をしていたり、という場所だったのでした。ここでの映像がその当所ならば、その所縁の地が、遺作の舞台の一部として、ロケ地に使われたのだった、と思いました。一昨夜「SONGS 尾崎亜美」録画。

関連サイト:http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%83%http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/adiantumblue/
関連記事:黒いオルフェ(’59)「黒いオルフェ」を探して~ブラジル音楽をめぐる旅(’05)オルフェ(’99)アジアンタムブルー(’06)


              <’09年5月、あしかがフラワーパークにて>

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by MIEKOMISSLIM | 2009-05-14 00:00 | 洋画 | Trackback | Comments(0)

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