Something Impressive(KYOKOⅢ)


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ルノワール~伝統と革新/味百選

昨日、国立新美術館で開催中の「ルノワール~伝統と革新展」に母と行ってきました。先月の特別鑑賞会券があったのですが見送り、気になっていて、来週月曜で終わってしまうし、都合も合ったので。4テーマに分け、国内外コレクションからの約80点の展示。

ルノワールは、個人展では一昨年、息子ジャン・ルノワール監督との「ルノワール+ルノワール展」以来、その後「芸術都市パリの100年」で「ボニエール婦人の肖像」があって、一番インパクト残ってた作品、今回また見られました。

その他ちらほら馴染みの作品もあったのですが、今回最後の「ファッションとロココの伝統」コーナーで、両親が仕立て屋とお針子、という環境もあって、自然とファッションに敏感で馴染みあり作品に表れてる、というような解説もあって、再度ざっと見直してきた時に、各絵の女性の帽子に注目してみたら、色々花飾りや形がエレガントで面白かったり。

また、出展の箱根のポーラ美術館蔵のルノワール作品を、X線と赤外線で分析、というコーナーがあって、40代の時の作品「水のなかの裸婦」は、元々もっとスリムだった女性の太もものラインを、ふくよかに描き直したりした跡があったり、緑の絵具も、明るいエメラルドグリーン系と濃い目のビリジャン系を併用、

でも70代での「水浴の後」では、2人の豊満な裸婦を、そういう直しなく一気に描いているし、緑も作風に合ったビリジャン系のみ、との事で、科学的な分析で、晩年、迷いない創作の域に達していたのが判る、というような所がちょっと興味深かったり。

紹介映像コーナーで、印象派的な表現に行き詰った時、イタリアで見たラファエロの幼子イエスを抱くマリアの「小椅子の聖母」に感慨、その後輪郭のはっきりしたタッチで、自分の赤子を抱いた妻を描いたり、という作風の変遷も改めて。

あとモデルで気になった肖像画は、親交あったマネの弟とベルト・モリゾの間の娘の「ジュリー・マネの肖像」、16才で孤児に、という境遇漂うような、抑えた色調でやや憂いの表情の少女像だったり、成人したジャン・ルノワールが登場の「風景の中の3人」等。

今回一番脳裏に残ったのは、穏やかな色遣い+澄んだ表情の「アンリオ夫人」、とポスターやチラシでも使われてた華やかな「団扇を持つ若い女」が双璧、後でカードを買ったのは、肖像画ではその「アンリオ・・」「団扇・・」、「テレーズ・ベラール」、上記の一昨年「ボニエール婦人の肖像」は、その時も買ったのでしたが、背景のオレンジがどうも濃すぎで残念、と思っていて、今度の色の方が現物に近く、再度買いました。

風景画では「エッソワの風景、早朝」と「シャトゥーのセーヌ河」。母は「団扇・・」「シャトゥー・・」「静物」等買ってました。また、B3サイズポスターで、「団扇・・」を買ったつもりで、確かに売り場の女性に、壁の見本の左のを、と指定したはずでしたが、帰ってから筒を開いたら、このサイズでもう1種類の、「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」の方になっていていて一瞬憮然。その時に確かめれば良かった、と。

a0116217_17354244.jpg今回この作品はなく、大阪展だけのようで、これは以前もう少し大判のを買って押入れにあると思うし、やや気分のモードは違いますが、まあ仕方ないし悪くはないので、これを壁に貼って、代わりというか、「団扇・・」チラシを小ボードに飾る事に。

この帰途、新宿タカシマヤで明日までの「味百選」展に寄って、銀座「寿司幸本店」イートインで、2人とも「ばらちらし」で夕食に。卵、椎茸、きゅうり、ワカメ、かずのこ、蟹、いくら、でんぶ、のり等見た目も賑やか、味も色々バラェティで、まあ美味しかったです。母も、これは食べやすいし美味しかった、と割と満足そうでした。

a0116217_17372444.jpg今回も、その場で食べられるデザート系はなし。少しブラブラして、栃木の「日光金谷ホテルベーカリー」店舗でマーガリンを見かけ、丁度なくなりそうだったし、買って帰りました。このホテルと言えば、後で「春、バーニーズで」で主人公の日常逃避行先だった、と。市川作品のドラマ化でのロケ地も、当地だったのかは不明ですが、そのような雰囲気のロビーだったのでした。


関連サイト:http://www.renoir2010.com/http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/http://kanayahotelbaker.sakura.ne.jp/
関連記事:クリーブランド美術館展フィラデルフィア美術館展ルノワール+ルノワール 2人の天才が愛した女性ルノワール+ルノワール展ジャン・ルノワールと黒澤監督フレンチ・カンカン(’54)ジャン・ルノワール名作選草の上の昼食(’59)女優ナナ(’26)芸術都市パリの100年ベルト・モリゾ展春、バーニーズで(’06)-追悼・市川準監督ー春、バーニーズで(’04)


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by MIEKOMISSLIM | 2010-03-29 00:00 | 芸術・グルメ | Trackback | Comments(0)


ハルフウェイ(’09)

先日「ニューヨーク、アイラブユー」を見た後、岩井俊二監督関連で未見で、この折に、と、DVDで見ました。同監督・小林武史プロデュース、脚本家北川悦吏子が初監督、主題歌のSalyuは「リリィ・シュシュ」シンガーだったのでした。

北川著の原作文庫(「ハルフウェイ」('09))も、先日図書館に在庫あったので、一緒に、と思ったのですが、これは後で小説化されたようで、その順で、DVDを見てから本にしました。

何ということのない、十代の恋模様なんですが、主演2人(ヒロ役北乃きい、シュン役岡田将生)の、ほとんどアドリブだった、という科白がミソで、素の感情や距離感、また、バックの北海道の伸びやかな川岸やそこにある紅葉樹、雲が低くたなびいてる広がりある空、

学校や2人各自の部屋での、逆光気味ショット、光の柔らかさは、やはり岩井映像な味、という気したり、ヒロと友人メメ(仲里依紗)が教室でシャボン玉を作って飛ばすシーンは、「花とアリス」('04)の大きなバルーンが見えたシーンが重なったり等じんわりノスタルジーもあって、お話は淡すぎな感じもありましたが、トータルして満足でした。

高3で早稲田志望、でも、そういう時期に、成り行き上、自分に好意を持ってると判ったヒロに告白してしまったシュン。天にも昇る心地も束の間、相手の志望校を知って、地元で進学の自分からは離れていこうとしてる事に対して、様々に揺れ動く”女の子”の気持、そういうものに反応して、やはり揺れる”少年”の気持、

端から見たら、矛盾もあって他愛ない、でもその時々の、当人にとっては切実な感情のカケラが散りばめられてた感触でした。

3/25追記:岡田将生は一見学校の”王子様”風、誰かにイメージが似てる印象でしたが、後で「ベニスに死す」の時のビョルン・アンドレセン少年がラフにくだけたような、と。北乃きいは、弾けるような天真爛漫さ、おそらくアドリブ中での、彼女の「halfway」読み間違いが、そのままこのタイトルに、と知って、その場面では岡田将生も多分、素でウケていた、天然ぶり、

rじゃなくlだし、と笑って押し通してて、昔はそういう無声音も発音されてたようですが、それにしてもhalfがハーフ、でなくハルフ、普通の「ハーフウェイ」より微妙に味あるタイトル、になったかもしれませんが、劇中ヒロは福祉の大学一般受験志望、本では推薦で決まっている、という設定、まともに思えば、大丈夫?!高3生、という所でしたが、

そもそもこのストーリーでは、受験は、2人の道を差当たり離してしまう壁、ではあっても、受験勉強そのものの重圧、はほとんどカット。

学校の講習・模試・予備校・塾・家庭教師等の影も一切なく、紆余曲折の末シュンが気持新たに早稲田を目指す事になって、終わるまで会うのも携帯もよそう、とは言いながら、結局2人のモードは余り変わらず。メイン筋は純愛で、別にそう不自然に感じた訳ではないですが、学力的に余程余裕あった、とでも思わないと、真剣早稲田狙い?という違和感ありました。

唯一、受験面で、設定の配慮?と思ったのは、シュンが、数学はダメ、とこぼしていて、私立文型難関校志望らしく、また哲学を学びたい、というような所で、もし早稲田でなく、東大等国立難関校志望だったら、2人のためにも、それを友人タス(溝端淳平)と同じ北大志望に変えても自然かもしれないですが、北海道に、早稲田や次のランクに相当するような私大、また哲学科のある大学もない事情で、東京(本州)行きへの動機、また、それを止める事へのジレンマの裏付けにしたのかも、と。

でもやはり、近年見た青春もので「恋空」('07)も川縁の風景があった、と思い出しましたが、あの作品の、様々な不幸・事件のオンパレード、を思えば、内容的にもこちらの方が、何というか等身大真っ当感が。

ヒロが平林先生(大沢たかお)の書道教室で、これが今の私の気持です、と言って墨で書いた3枚、「いけ」+「いくな」=「いけな」、がこの作品の凝縮、のようで印象的でしたが、色々と詰め込まなくても、思春期のそういう気持の核を丁寧に追えば、ちゃんと作品が出来るのに、と、改めて思いました。

それと、2人を見守る脇役の教師達。ヒロがシュンの手を引いて職員室の高梨役成宮寛貫の前で「この人を早稲田に行かして下さい!」と頭を下げるくだり等は、やっとの思いの決意は判っても、どうも鼻白む所でしたが、保健室の松浦役白石美帆は「The Harimaya Bridge はりまや橋」('09)でも教師役、そう表立つ訳じゃないですがはまり役、な感じ。平林役大沢たかおの、ヒロへの、恋の状況や複雑な心境踏まえたラフな話っぷり、大沢たかおの教師、というのは初見でしたが、今回好感持てました。

あと仲里依紗は、アニメ「時をかける少女」('06)「サマーウォーズ」('09)声優での馴染みでしたが、姿は初、ちょっと骨太少女感で「花とアリス」での鈴木杏が重なったり。

小説の方は、読み易かったのですが、やや場面が前後したり、シュン側の気持、言い分がもっと詳しく書かれてたり、ラストも違い、どちらのラストもそれぞれの余韻でした。撮影は石狩市・小樽市だったようですが、小説の方は、舞台が小樽メインで、岩井作品「Love Letter」('95)も舞台が小樽、未読ですがこれも後で同監督著で小説版が出ていて、そういう影響かも、と。

北川脚本作品で、一番インパクトだったのは「ロングバケーション」、昨年思いがけず再放送ありましたが、キムタクと山口智子の、徐々に距離が縮まるラフな恋、その純愛高校生版+岩井テイスト、モネ等の風景画のように静かに景色を映して広がる川面、バスケシーンや、並んでの自転車、お好み焼き屋、手作り弁当、校庭の夕暮れ、そういうある時期だけのアイテム絡んで、久方の、少し心洗われるような青春もの味わい。

エンドロールでの、Salyuの歌、緑の画面に白い輪郭だけでのシーン再生も、サラリと良かったと思いました。

関連サイト:http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%83%http://www.paoon.com/film/muzntndka.html
関連記事:「花とアリス」(’04)「子ぎつねヘレン」(’06)「虹の女神」(’06)「市川崑物語」(’06)時をかける少女(’06)7月24日通りのクリスマス(’06)眉山(’07)地下鉄(メトロ)に乗って(’06)「Life 天国で君に逢えたら」(’07)The Harimaya Bridge はりまや橋(’09) サマーウォーズ(’09)ニューヨーク、アイラブユー(’09)

             (C)(株)幻冬社 
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by MIEKOMISSLIM | 2010-03-24 00:00 | 邦画 | Trackback(14) | Comments(0)


氷の中の青春(’62)・忘れられた皇軍(’63)/河瀬直美トークイベント

一昨日、近くの芸術劇場「座・高円寺」での第1回ドキュメンタリーフィルムフェスティバルの、「7人のゲストが選ぶ日替わり上映&トークショー」の中の、河瀬直美セレクション「大島渚のテレビドキュメンタリー」2本(「氷の中の青春」(’62)と「忘れられた皇軍」(’63))+河瀬監督トークイベントに行ってきました。

知る人だと、7人の中、16日森達也監督、昨日是枝裕和監督の回もあったのでしたが、たまたまその日都合空いてたのと、河瀬監督は、最新作「七夜待」('08)は未見のままでしたが、以前唯一好きな女性監督として挙げてたり、

また大島作品は、定かに見た覚えあるのは「戦場のメリークリスマス」('83)、「愛のコリーダ」等イメージだけあって記憶が曖昧、討論番組での姿は印象残ってますが、ドキュメンタリー作品もあったというのは初耳、そういう興味もあったのでした。

この劇場は来たのは初めて、最初の2本上映時は無料でトークショーは有料、上映時はほぼ満席、トークショーではやや観客数も減っても、結構賑い。今回のセレクトについて、河瀬監督が「萌の朱雀」('97)でカンヌで賞を取った後、大島監督が、ご自身内側に誇りを持つゆえか、自分のような者にも非常に丁寧に接してくれた、というようなエピソードを話してました。


2本共モノクロで30分程度、最初の「氷の中の・・」は、北海道風連湖の氷上で、コマイ漁に勤しむ若者達の姿を追った作品。映画詩、という見出しがあって、最初と最後に少しナレーションが入るだけで、科白もなし、ひたすら、氷に鍬状の器具で穴を空けたり、網を操ったり、という作業の様子を、管弦楽等の音楽バックに描くのみ。

ちょっと目に残ったのは、その内の1人が、拝むような形で氷上にしゃがみこんでいて、次の瞬間、氷上に空いた穴の水面にその顔がアップで映っているシーン、多分、魚の様子を探っていたのですが、唯一一瞬何をしているのか?と思った所。

映画詩、と言えば、近年そういう呼び声で覚えあるのはリバイバルの「赤い風船」(’53)、これも科白はなくとも、少年と風船との経緯があって、シネマ・ポエム、という呼び方がフィットする感だったのですが、今回のは、ひたすら氷上で地味な作業をする姿、正直やや単調な気がしたのですが、その若者達の動作の1つ1つや、光る氷の微妙な変化とか自体が”詩”だったのかという所でした。

次の「忘れられた・・」は打って変わってハードな題材で、戦時中、日本兵として戦った15名程の韓国人傷痍軍人達が、首相官邸に陳情に行ったりデモ行進したり、募金を請うたり街頭で人々に苦境を訴えたり、仲間内の宴席での様子。

どの軍人も、義手、義足で白装束、の痛ましい姿の壮絶さに、まず目を引かれ、音楽も、軍歌や「アリラン・・」の曲等、特に、3重苦の手足を奪われかつ失明した方に、よくスポットが当てられ、やはり空襲で失明した妻、彼らの世話をするその妹との慎ましい暮らしぶり、布団に横になって聞く、ラジオからの野球中継が唯一楽しみ、金田が勝つと喜んだり、という様子や、

この方のアップが多かったと思いますが、終盤宴席で、仲間と共に耐え難い辛い心情が溢れ、目のない目からも涙、というナレーションと共に、失われたその目から本当に涙が滲んでいた表情が、頭に残りました。

後でQ&Aの中、当時のこの作品への反応は?という問いに、山崎氏の示唆で、観客席にいた関係者の人が答え、その後、この傷痍軍人達への補償を巡る裁判が起こったけれど、結局敗訴、との事で、はっきりこの作品が原因、とは言わなかったと思いますが、この作品で、とにかく裁判へと繋がるような世論への刺激はあったらしいのが伺えました。

白装束の傷痍軍人姿は、微かな記憶にあるのですが、その多くが在日韓国人、というのも子供時代、知る由もなかった、と。これまで見た日韓摩擦題材の作品中、短くても後味は、一番インパクトでした。


入れ替え制で、休憩後トークショーが始まり、ステージに河瀬監督登場、私は姿は映像では「沙羅双樹」('03)で妊婦役で出ていたのを見ただけだったと思いますが、ラフな白ワンピースに黒スパッツとシャツ、グレイのショール姿、セミロングヘア、ソフトな笑顔で折にこぼれる関西弁、思ったより柔和な印象、でも話し出すと、攻撃的というのではないけれど、自分のスタンスの、後には引かない、という感じしました。

トーク相手は、山崎さん、と呼んでいた男性、「沙羅双樹」の撮影をした方で、自分とは対象に対する欲望が似ている、等話に出てましたが、後でカメラマン山崎裕氏、と判りました。見た中では「カナリア」('04)や、「ワンダフルライフ」「ディスタンス」「誰も知らない」等是枝作品も撮っていたのでした。

今回の上映作品について、「氷の・・」は、山崎氏は、劇映画監督がドキュメンタリーを撮る時に入りやすい手法、等と語り、河瀬監督は2本とも今回初見のようで、「忘れられた・・」については、カメラがあるという事で、彼らの行動を煽るものもあったり、「氷の・・」に比べて、対象から引かないでクローズアップを続けたり、監督とスタッフの一体感、潔さ、を感じた、自分が製作において、周りとその作品の世界観を討論、という事は余りなく、この作品では、それが結構あったようで、羨ましい、

山崎氏から、自分にはこの作品のようには出来ない、という部分は何か?と聞かれて、この作品のプロデューサー牛山(純一)氏のような存在がなく、自分単独で、だと、こういう作品を作り発表することで、この方々への一部責任を負い、今後も共に生きる、という覚悟がなければ、私にはこういうものは作れない、

阪神淡路大震災の時も、ドキュメンタリーが撮られたりしていたけれど、私はその地に足を踏み入れる事は出来なかった、等と語ってました。


折々話に出た牛山氏、というのは、美智子妃ご成婚の際、人々が一番見たいのは美智子さんの顔だ、という判断で、ビルの上階に設置予定のカメラを地上に下ろさせ、ひたすら美智子さんの表情を追って、高視聴率を稼いだ、という伝説の人だそうで、

「忘れられた・・」でも、実は終盤シーンの宴席は、牛山氏の指示で、ダメ出しが必要、として、製作側がセットアップした席だった、という事で。それはこのトークで聞かなければ、見た時には全く自然な流れ、と思っていて、確かに、「ヤラセ」とは言っても、あの場でのあの方々の同胞感、滲み出る感情に、嘘はなかった、目のない目から涙、の所を含んで、ああいう彼らの素顔、というシーンが、作品のインパクトを強めた、とは思うのですが、

その後、ドキュメンタリーの恣意性、のような話になって、後でやや複雑な気しました。

この山崎氏は深作欣二監督の「もの食う人びと」('97)というTVドキュメンタリーも担当、チェルノブイリの原発事故近くの村の様子撮影の際に、毎月その村で行われている、地元の若者がギターを弾いてのパーティのような催しが、たまたまその時は行われず、やはり製作側がセットアップして他所からギターを弾く若者を呼んで、同様な催しを開いて、その様子を撮影、

後で「ヤラセ」と問題になって、深作監督からあれは不味かったのか?問われたけれど、自分は、問題ないですよ、と答えた、との事で、毎月行われてる事を同じ様にしただけだし、と言っており、確かに、「忘れられた・・」の宴席のように、そこに参加した人々に、多分やらされてる、という感覚はなく、普段の自然な感情は出ていたのだろうし、

2人がQ&Aコーナーで含め語っていたように、伝える側が全く”中立”である訳がない、それは、言葉だけあって、実体がない、事実を伝えるにしても、見せたいものだけを見せる自由、何を切り取って見せて、何を見せない、という恣意性はあって当然、というのは判るのですが、

そういう、事実の取捨選択と、現実に起こってない部分を、あえてセットアップ、というのは、別問題で次元が違う感が。単なるニュース報道者とは違い、ある思いを持つ創り手主体、ではあっても、ドキュメンタリー=良くも悪くも現実を切り取るもの、で、決して現実を創るものではない、と思うのですが、そういう意義(定義)の中、普段されている事の再現セットアップがOK、なら他の事は?という境界も、曖昧になりそうだし、

そういう意味では、そのパーティにしても、「忘れられた・・」の宴会にしても、対象の人々に寄り添う思いを持つ製作側、という部分も作品に登場させて、彼らが人々のため設定した場、というありのままでやれば、”嘘”もなくヤラセを問われる事もなかったのに、等と思いました。

今回改めて、結局色々事情あっても創り手の意識(道義感)次第なのかもしれませんが、確信的作為にはやはり賛同出来なくても、ドキュメンタリーで、創り手の恣意性、というのも味の1つ、という事も思ったり、

近年私が見たドキュメンタリーは、動物・環境ものやマイケル・ムーア作品ですが、改めて、ムーア作品というのは、そういう意味では、恣意性をエンターテイメント化、膨大な現実映像資料からの念密過ぎる程の取捨選択・編集+同監督自ら行動する事によってヤラセをヤラセでなくしてる、という部分が、本人の主義、というのか、巧みさ、パワーで、中立というのはさておき、ある程度正当、という感はするのでした。


どうも2人共、中立、公共性、というような事(言葉)には何か敏感に反応してる気がして、山崎氏は最後に、今TV局が自局製作の映画宣伝をしきりにしてるのも、すでに中立でなくなり、公共性が失われてる、と。

河瀬監督は、何故中立でなければならないのか、と思うし、見る側も馬鹿ではないし、それが中立でない、というのは判っているし、何故問題にされるのか、ワイドショーを見た近所のおばちゃん達は、あんなに言うてた、とかそれを信じるけど、すぐ忘れてしまうし、等と穏やかに笑いながら話し、その時、やはり同監督の想定観客は単純に一般層、という訳ではなさそうで、ある所からはやはりやや鼻につく感じ、ある意味真摯、とも思ったのですが、

Q&Aの中で、夏の地元奈良で主催する映画祭について聞かれて、熱心に語り、奈良市の映画館がつぶれ、奈良は今県庁所在地に映画館がない唯一の県、等と苦笑、奈良では余り映画が身近でないし、映画層を広めたい、等と意欲を語ってたのですが、そう言えば私の奈良在住の叔父叔母達と、映画の話等した事もありませんでした。

同監督は、山崎氏に、製作上、劇映画とドキュメンタリーの違いは?と聞かれ、劇作品は、これを撮りましょう、と場を作る感じ、ドキュメンタリーは、余りセットアップしちゃいけない、事前にスタッフと話をして取り込まないようにはしている、もっとも劇映画でも、自分はそうセットアップしない時もあるけれど、との事で、その(被写体の)人の核になってるものと通じ合えれば、その人とどう接するかによって、いいものに辿り付けると思う、等と語り、

ドキュメンタリー河瀬作品は未見ですが、特徴というか、科白が聞こえにくかったり、ドキュメンタリータッチシーン、対象に、迫る、というか寄り添うような作風が思い返されたりしました。

また、今は、平坦なドキュメンタリーが多すぎる、と言ってて、Q&Aで、そういう判りやすいドキュメンタリーが価値を増す可能性はあると思うか、というような問いに、少し考えて、情報、という機会では、いいものもあるけもしれないけれど、頭は知っても、心がついて行かない、という事もあると思うし、不器用でも感情吐露しているものの方が、ガツンとくることが多いと思う、等と答え。

このQ&Aコーナーで、同監督は質問者の問いをじっくり聞いて、主旨に沿って割と丁寧に答えてる印象、5、6名だったかの質問者は全員男性で、

一番印象的だったのは、「萌の朱雀」で発掘した可憐な少女だった尾野真千子を、「殯(もがり)の森」で、肌をはだけさせる、というのは女性監督としては、どういう心境だったか?というような問いに、やはり肌をはだける、という事で、どうしてもエロい感覚になるんでしょうか?あのシーンでは、エロというより原始的なエロスというか、(うだしげき演じた老人の)生命維持のため必要な行為だし、真千子も抵抗なく、身体全てで表現するのが女優(俳優、と言ったのかもしれません)だし、制限があるのはおかしいと思う、等と答えた時でした。

同じ主演女優、だし、「殯(もがり)の森」('07)は「萌・・」のヒロインの成長後、とも思えたり、と以前感想で書いてたのですが、確かに少女→女性への変化、でも、何だか、男目線からの素朴な問いかけに、女性である同監督が、そういう部分をスルリと抜けた、芸術目線で対応してたのが、ちょっと面白かったです。

そんな所で、2本の昔の大島作品+ナマ河瀬監督体験味わい、そして改めて、ドキュメンタリーの事を考えさせられたりもしたイベントでした。

関連サイト:http://www.documentaryjapan.comhttp://za-koenji.jp/home/index.phphttp://www.allcinema.net/prog/show_c.phphttp://www.kawasenaomi.com/
関連記事:沙羅双樹(’03)殯(もがり)の森(’07)


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by MIEKOMISSLIM | 2010-03-21 00:00 | 邦画 | Trackback | Comments(0)


英検申込み・再始動

一昨日、英検サイトからカード決済で次回6月試験申込みしました。仕切り直しの気合はキープするように、やや早めにしておきました。久方の1次、とりあえず、免除だった’09年の3回分問題を、当サイトから印刷、リスニング問題も聞けるので、1回目を時間計ってやってみて、

前のセオリー通り1番、4番の英作、3番、2番と戻る順序で、最後2番の6問中4問残してタイムアップ、合わしてみると英作省いて7割弱、筆記8割とリスニング4割程度、やはりボーダー上という所でした。

この1年無論2次対策だけ、1番ではやはり語彙もさびてる感触あったのですが、トータル正答率は上がっても下がってもいず。この回英作は「遺伝子組み換え食品」トピックで、一応は書いたのですが、こういうのがくると、7割ラインも怪しいし、やはりリスニングが6~7割見込めるようになれば、英作点不明でも多少余裕が出来るし、と改めて。

この回のだけは、流れる問題文掲載のファイルが開かず、再(々)度聞き直しで引っ掛かってくる語句もあったりしますが、リスニング強化で2次への基盤も固まるし、特に仕切り直し分野で、7割目指して意識したいと思います。

リスニング2番の中、第2次大戦時フランスでスパイ活動したイギリス人女性トピック、スクリプトがないので詳細定かでない所もあって名前も違いますが、どうもケイト・ブランシェットの「シャーロット・グレイ」が重なって、実話ベースだったのか実在モデルがいたのかも、と。

4番の読解が「Finders,keepers?」という「タイタニック」引き上げ品を巡るトピックで、海難事故の回収品は、回収業者にその権限があって、利害関係や倫理感等絡んで色々揉め事も、という内容で、ちょっと興味あってもう一度後で目を通しました。沈んだ回収作業に経費がかったり、という事もあって、単純に船の所有者の元に、という訳ではなかったのだったと。前に沈没船の宝庫を求め一攫千金の冒険、という話もあっと思いますが、この文だと、所有者側は、沈んだ時点で無くなった物と諦めるのが常道、という印象も。

乗客の遺品の場合には触れてなかったのですが、そういう流れだと、「タイタニック」の場合は沈没後73年後の引き上げ、という事もあるし、遺品が遺族の元へ、というのもどうなのか、大分前に渋谷での「タイタニック引き上げ品展」に行ったのを思い出し、そう言えば船の一部、備品の他に乗客の所有物等もあって、こういう物まで、と思ったような覚え。この文だけはついでに語句チェックして、先日買った電子辞書でしましたが、やはり引いたその場だけ、記録は残らない味気なさはありますが、発音音声チェックも出来る利点は実感でした。

当面、この過去問、そして以前のCEL講習での模試問題と市販の問題集再復習、また昨年11月から中断していた、「カサブランカ」「オズ・・」リスニングを再開、余り手を広げても、だし、あとTVでは今年度「トラッドジャパン」が昨年の再放送らしいので、それはチェック、あとは番組、ラジオ、洋画等出来るだけ、という感じでいこうかという所で、ここへの対策記録は、週1~10日に1回位メドで、と思ってます。
(C)(株)アルク
a0116217_034264.jpg「カサブランカ」P128~131まで。リックがフェラーリ(シドニー・グリーンストリート)の店ブルー・パロットに来店。捕えられて獄中死んだウガーテが、密かにリックに託していた通行証について、彼の手元にあるとにらんでいるフェラーリとの、牽制とはぐらかしの応酬。このフェラーリは以前リックの店に来て、闇市で自分と組まないか、と誘ってたのでしたが、外の人達の会話で、闇市を牛耳っている人物、と。これも久方で、引き続き聞こえなかった部分を印してますが、聞こえた所を改めて見るとやはり4割位でしょうか。「show~in」で「~を(部屋に)通す」、「hypocrite」=「偽善者」等やや記憶ぼやけてたり、「take~into・・’s confidence」で「~に・・の秘密を明かす」だったのでした。

関連サイト:http://www.eiken.or.jp/
関連記事:英検2次試験英検2次結果

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                        <お隣の桃>
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by MIEKOMISSLIM | 2010-03-19 00:00 | 勉強 | Trackback | Comments(0)


冬期直前講習と期末テスト対策終了

一昨日、受験期間終わった浪人生が挨拶に来て少し話して、実質2月末までだった冬期講習でしたが、ケジメ的にも終わりました。結局この生徒は、近隣の某中堅大経営学部に行く事になりました。

志望レベル校は残念ながら軒並み敗退。やはりなかなかピッチ上がらず、慢性的不眠・持病の蕁麻疹、そういう影響もあって悪気はなくても時間感覚のルーズさ、等何かとジレンマもありましたが、冬にはそれなりに集中して追い込みして、志望ラインの赤本での過去問練習も、難関W大のも含めそこそこな出来で、何処かにはひっかかりそうな、という感触はあったのですが、

やはり模試からして、毎度どうしてもかなり緊張して真っ白状態に、というタイプで、普段しないようなミス連発、”ご乱心”と呼んでたのですが、「本番でも心の弱さが出てしまった」と等言ってて、何だかそれは、今回そのまま自分の英検2次にも重なる気もして一瞬ややほろ苦感も。

行く事になった大学は、やはり安全校も必要、と、近隣で、以前力はあってもあえてそこ志望、という受験生・親御さんもいたその大学をピックアップ、本人は現役の時も受けて不合格だったのでしたが、そこは早々合格の報、でもその後、志望レベル校の3月入試まで粘ったのでしたが、朗報なく、結局そこに決まったのでした。

本人は、やっぱり1人だったら、ここまで出来なかったと思うし、とは言って、私も、W大まで含めてやるだけやったんだし、少なくとも現役の時のリベンジは出来たし、今回花開いた、とは言い難いかもしれないけど、一つ一つ丁寧にやったり、能力的にいい所は持ってるし、何かその場勝負、というより、着実に積み重ねるようないい方向が見つかれば、と思うし、

せっかく難関校に合格してもあっさり退学してしまったり、という大学生も結構いるみたいで、今後が大事だし、胸張って、ね!等と話はして、本人も、親にも迷惑かけたし、さすがに大学を簡単に辞めたり怠けたりは出来ない気持はある、とは言ってて、じゃあまた英語位しか手伝えないかもしれないけど、何かあったらね、と送り出して、

お母さんは、今お祖父さんやお祖母さんの具合が悪くお仕事もあって忙しないようで、まだお話はしてないのですが、彼がお菓子折を言付けで持ってきてくれたり、多分やはり2浪目の結末として、今回決まった大学は、現役時の借りは返せても、やや不本意と思いますが、対策については納得はして下さってるようで、まあケジメがついて一息、という所でした。


今回もう1人の受験生、小6男子の中学受験は、結局全敗。こちらは全部がチャレンジ校、という所で、直前にも親御さんに安全校の打診もしたのですが、不本意な私立に入れるなら、タイプ的にも3年後の高校受験見越して区立校の方がいい、という主義は変わらず、それに沿ってやってきて、こちらも追い込み期の過去問練習では、最後の模試で合格確率60%が出た某校は割と安定して合格ライン、

当初無理、と思ってた、昨年年子の兄が入ったやや難関校問題も、ややムラはあってもそこそこの出来で、上手く行けば、という所でしたが、ダメもとのさらに難関校も含めてアウト。直後の報告の電話の時、本人は「すみません・・」とか言って、私はやるだけやったんだし、時の運もあるし、~君の力が他の子達に比べてすごく劣ってたって事も、ないと思うし、等と話してて、気付かなかったのですが、泣いちゃってて、と後でお母さんに聞いたのでした。

高校・大学受験が大方で、正直私は余り手馴れない中学受験、しかも4科、昨年合格した子の親御さんからご紹介の手前、そうも言えず、それなりに土台から順を追って進めたつもりで、やはりこの子も冬になって、じんわり積極性、応用力も出てきたとは思うのですが、

志望レベル受験生達の、良し悪しさておき大手塾でのかなりハードな詰め込み具合、を考えると、やはり甘かった、と。1月末の再インフルも痛かったですが、やはりそういうのにも影響しない、そして多少凡ミスあっても、というレベルにまでの仕上げ、は出来なかった、と思います。

後でコピーしたその某校の今回の問題を見てみたら、算数・国語はさておき、理科で本人のやや苦手だった水溶液、また近年ずっと出題なかった光の性質、が来てたり、社会も、昨年夏の衆議院選挙のやや細かい正誤問題等、例年より時事が割と狙われていて、正直ここまでは手が廻らなかった、そういうムラや細部が差になったかも、と。

でも元々喘息等体調面もあって、大手塾から離れて、という経緯、勘はいいけれど、ノートの使い方等かなり適当な大雑把タイプで、そういう部分も気遣いながら、で、当初からしても、基礎~応用とよくここまで来た、というのと、いっそ結果が出なかったのも残念、というのが半々、というのが正直な所です。

ただ親御さんは、無論残念がってはいても、ここでお世話になったからこの子にはベストな形で対策出来たと思うし、今後もお願いしたい、と好意的に過程を認めて下さって、少し気が軽くなったのでした。当面週1回新たに英語で、という事になったのですが、

受験後10日後位に、再スタートでお母さんと一緒に来た時も、前の塾で自分より上だった子達も、同じ学校に落ちて区立に行くみたいだし、等と割とサバサバ。本人に受験前、これ持ってて全滅だった子は、これまでいないから、と、貸していたお守りを、お母さんが、この子が伝統を破っちゃったようで、と袋に入れて返して下さって、でもまた3年後の高校受験でこれをお借りして、等と言って、

私も、今回の事を肝に銘じて、リベンジできるように、と思います、とお伝えして、本人にも再度、結構頑張ったのは無駄じゃないし、また巻き返しも出来るしね、という所で、まあ今後間違いなく通い続ける、とも限らないですが、何だか形的にはほろ苦いけれどほんのりとした結末、でした。

前にも触れてましたがこのお家は、お父さんが千葉の私立中理科の先生で、最初の頃一度迎えに来た時に対面、何だか理科本職のお父さん、という部分で少しやりにくい感もあったりしたのですが、折にやはり家で教室でやり切れなかった所を、補って説明してくれていたり、

受験前に連絡事あってお電話したらお父さんが出て、やはりまあ好意的には思って下さってるようで、今回結果はどうであれ、うちで続けさせたい思ってる、と言ってくれたり、さすがに教職なので、色々と本人や兄の勉強の具合や、試験での面接の事等もお話して、

通常やはり連絡とか相談は、一度父子家庭の場合だけ省いて、ほとんどお母さん通して、でしたが、ああいう風にお父さんとざっくばらんに割と長く話せた、というのも、立場・内容的に通じる、というのか、珍しいケースでした。そしてこの兄弟は、そういう環境もあってか今の所は、弟はややラフですが、勉強習性や基本の礼儀の躾が感じられて、やり易いタイプです。


それと、1週間位前、期末対策も終わってましたが、今回平常にプラス分は、中2女子の数学・理科90分1回、中1男子数学60分1回、高1男子英語90分1回。中1の子の数学は、移行措置あった「資料の整理」分野も含んでて、有効数字、近似値等、なかなかテキストで問題見当たらず、サイトから印刷して間に合わせたり。中2の子の結果だけ聞いてて、数学は結構良く85点、理科はどうも今一、英語はそこそこだったそうでした。


今期受験結果はそういう所で、以前、今回だけは自分の英検2次と、下手したら「2兎を追う者・・」になりかねない、とは危惧して、やはり比重は受験生寄りになって、自分の方も、直前実地対策に行って、やるだけはやったつもりですが、表面に出た結果的にはそれに近い感じ。ややハード気味だったでしょうか。

でもそれなりに積んできた過程もあって、色んな意味で気合・パワー不足はあったかもしれませんが、どうしてもあの時、という悔いはないし、浪人生も合格の一報はあったし、小6生も本人、親御さん共現状は共に今後に向けて英語を鍛えて、という姿勢だし、私自身もこの経験を踏まえて気分新たに、という所です。

関連記事:期末テスト対策終了・冬期直前講習’09年仕事納めセンター試験終了・インフル余波過去問

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               <高1生スキー教室の長野土産クッキー>
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by MIEKOMISSLIM | 2010-03-17 00:00 | 仕事 | Trackback | Comments(0)


確定申告

先週末、今回の確定申告を済ませました。やはり一区切りです。税務署の帰りに恒例のジョナサンに寄って、昼食は済んでいたので、フルーツヨーグルトパフェに。季節ものらしく、メニューで抹茶パフェと、少し迷いましたが、こちらにして、キウイ、ネクタリン、アロエ、バニラアイス、クッキー、コーンフレーク、ヨーグルト、いちごソース等、見た目も春らしく華やぎあって、久方のパフェ味わいでした。

そう言えば昨年同じ頃の申告の時、ジョナサン近所で発見して会員になってた、自動DVDレンタル店「MOVIEBANK」が、昨年秋頃か、店舗がなくなってるのに気付き、サイトで確認したら、やはり消えてたのでした。

それを思い出して、再度サイトで見てみましたが、やはり近隣に他店舗もなく、手元の2千円分だったかのチャージカードは、折あればと思いつつ、結局一度も使わないままで、再度開店でもないと無駄になりそうです。当時、こういうシステムも出来てる、とちょっと珍しく思ったのでしたが、この閉店、また、店舗数も余り増えてる印象はなく、そう浸透してないのかもしれません。

関連サイト:http://www.moviebankonline.jp/what/index.html
関連記事:確定申告

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by MIEKOMISSLIM | 2010-03-16 00:00 | 仕事・グルメ | Trackback | Comments(0)


にっぽん味めぐり/ぐるり全国味と技

一昨日、今日まで京王新宿店での「にっぽん味めぐり」展、昨日まで小田急新宿店での「ぐるり全国味と技」展に都合も合って母と行ってきました。京王の方の、三重の「いとめん本店」イートインで、お昼に私は伊勢参りの時食べられてるらしい「伊勢うどん」のワカメ入り、母はその山芋入りに。

a0116217_1563559.jpgうどんは、つゆではなく、底の方のたまり醤油+だしのタレで、焼きうどんの醤油味のような風味、結構太麺ですが、柔らかく、程よいこしもあって、なかなかの味、母は先日の讃岐うどんより食べ易く美味しかった、と言ってました。

京王の方はどうも三重のコーナーが多く、小田急の方で、大阪の「551蓬莱」店舗でおかずに「甘酢だんご」、北海道の「いももち」、母はやはり北海道のポテトドックを買ってました。市販「いももち」は久方でしたが、やはり、もちもち食感もタレの染み具合も、前回買ってみた家庭調理用とは別格。

a0116217_2331336.jpgそして丁度パンが切れてたので東京の「小麦と酵母 満」の6つ切一斤も。「西の魔女・・」を読んで、見てから、オレンジマーマレードを買ってマーガリンと一緒に食パンに塗って食べていて、今回のパンはどういう食感かと思ったのでしたが、まあ普通に柔らかくあっさり味。

伊勢志摩の真珠等、高級工芸品もありましたが、食品はどちらもイートイン、売り場共、普段より全般に低価格気味で、京王での「姫路駅うどん」のカウンター席イートインで350円等というのは、余り物産展で見た事ないよね、と。私は先日、下記のようにジョナサンでパフェを食べてたのですが、今回どちらにもソフト等デザート類はなく残念でした。

関連サイト:http://www.viewty.jp/digibook/view>、http://info.keionet.com/shi_topicshttp://www.itomen.co.jp/2_isetowa.htm
関連記事:UDON(’06)、大北海道展四国・山陽の観光と物産展

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<伊勢うどんワカメ入り、伊勢うどん山芋入り>
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by MIEKOMISSLIM | 2010-03-16 00:00 | グルメ | Trackback | Comments(0)


人の砂漠(’10)

先日チェックした「人の砂漠」(’77)映画化作品を、一昨日新宿バルト9で見てきました。これは4話が独立したオムニバス、たまたま「ニューヨーク・・」に続いて短編集でしたが、こちらは日本の実話ベース、やはり根底には人情・愛情漂い、またうごめいていても、アイラブユーの響きは似合わない、頑な、偏見、壮絶、やりきれなさ、プライド、滑稽、頑強、悲哀等、やはり社会の片隅の”地の漂流者”の断片でした。

「屑の世界」「棄てられた女たちのユートピア」パートに、原作の、実際仕切場で働いたり、施設を訪れる、沢木さん自身に当たる人物が登場せず、4編とも、登場人物、その家族構成や内容も、そう原作に忠実という訳ではありませんでした。

★冒頭の「屑の・・」は、その核になる沢木目線のなさで、最初やや落ち着き悪く、内容も、仕切場に出入りする様々な人々の人間模様、の原作に対して、作品では、その仕切場が、地域の治安の病巣のような扱われ方で、区から立ち退きを迫られ、盗品を扱わない、と筋を通してきた親方の心も荒んできて、と、社会の邪魔者としての描き方が、端的すぎな気もしたのですが、

後で公式サイトのプロダクションノートを見ると、舞台は原作通り江戸川沿い、でもその30年後の今の仕切場を描きたかった、とのことで、元の両親と3人の子供、の代わりに親方と孫の設定だったのかもしれませんが、親方役石橋漣司の存在感、その姿勢を見て、心情的に寄り添っていく家出してきた孫(黒木辰哉)軸に、それなりの物語だった感でした。

★次の「鏡の調書」は、やはり、着物姿の詐欺師老女役夏木マリの物腰はほぼイメージ通り、原作通りの人々の疑惑を誤魔化すハッタリ言動、でも、短編だし難しいかもしれないですが、老女が、詐欺はしつつ、人恋しさからか、自腹を肥やすのでなく、キップいい振る舞いで人々に馴染んでた描写は希薄で、終盤老女を問い詰める辺りも、どうも集団でバタバタと、漫画的。

でも、老女を介して土地と家を入手、と夢見て、尊敬の眼差しを向けていたスーパー勤務の女性(黒沢あすか)だけは、老女を守ろうとするものの、逆切れした老女が彼女に激しく「欲しい物は何としても手に入れるんだ、お前なんて薄汚く死ねばいい!」等と言い放ってた部分は、原作にはなく、老女が罪を犯してなければ、慣れ親しんだ者に対する乱暴な本音の憤慨・叱咤、ととれなくもないですが、頭に残った所。

この、原作では漬物屋で働く女性からだけは、結構手酷いお金の巻き上げ方で、「自ら動こうとはせず、ただ”僥倖”を待ち、身を摺り寄せる、そのような女には、片桐(原作での主人公)は耐えられなかったのかもしれない」というような部分があり、何だか沢木さんの書き方自体に、やや引っ掛かりを感じた箇所でしたが、そういう所を汲み取ってあのセリフに凝縮、という感じでした。

この老女は、若い頃結婚の約束をした相手に裏切られ、自暴自棄になって盗みをしてから、道を踏み外していった、という経緯、数奇な運命を、嘘で固めて単独生き延びて、この女性への仕打ちがなければ、ユニークなバイタリティで悪意、というよりやや滑稽なも悲哀も、ですが、この女性は、当時沢木さんが訪ねても、事件については話さないと決めてしまったんですよ、と、心閉ざしてひっそり暮らしていたようで、

やはり人を騙す味をしめ感覚麻痺したこの老女が、いくら気弱で受身でも、周囲に迷惑かけず真面目に働く女性、しかもその性格と夢に付け込んで、言葉で弄び詐欺の餌食にして傷を負わせた相手に、逆に罵倒されこそすれ、その生き方の、何を非難する権利が?という感で、いくらある種のバイタリティあっても、サイトにあった製作サイドの、この老女の”ロックな生き方”というそもそもの捉え方には、どうも違和感ありました。

★3話目の「おばあさんが死んだ」は、原作では老婆と同居の兄が、息子にアレンジされ、それはそれで、ですが、何分、どう見ても病身の息子(忍成修吾)が高校生~20代位にしか見えず、その祖母ならまだしも、母としては、あの室井滋の終盤の老け方はどうも不自然だし、

また、歯医者を首になったからといって、なすすべもなくあそこまでの生活苦、というのは、冒頭溌剌と自転車に乗ってたせいぜい中年女性姿からは、結びつきにくく、やや興ざめ。

区の職員に対する徹底した頑なさ、その反面の、閉じた世界での息子への溺愛を見せた室井滋は、学生時代自主制作でこの「おばあさん・・」を演じようとした、という因縁の役だそうで、怪演というか熱演ぶり、でしたが、祖母ー孫の設定なら、もう少し年配の女優、また息子ならせめて中年位の設定、そういう年代の俳優で見たかったと。

★ラストの「棄てられた女たちのユートピア」が一番印象的、やはり原作にはない悲劇的事故が起こったり、寮の女性の家族が登場したりして、心を病んだ女性香織(中川梨絵)の、離れた子を思う純粋さ、でもその病故に、その死に際してさえ疎ましがる家族(世間)、というギャップ、落差の構図ががやはり露骨な気もしたのですが、

プロダクションノートでは、製作側が実際の施設に出向いて映画化申請、またシナハンに行った時、沢木さんが訪問の頃より高齢化で、亡くなった女性も多く、家族に連絡しても遺骨を取りに来ないし、火葬場で遺骨の引き取りを拒否したり、というケースもあった、というような世知辛い現状を折り入れているシナリオと判りました。

原作では、沢木さんの若い目線もあってか、施設長に、確かに「平安」はあっても、彼女達はここにいて、幸せなんでしょうか?という問いかけ、また、最後の方で、「彼女らは人間として復活するのと同じように、あるいはそれ以上に女として復活したいのではないか」というようにありましたが、

女達の中で、心は荒みながらも、よく施設を脱走、ある種の力を持ついちこ(小池栄子)のラストの身の振り方は、そういう部分を汲み取った演出かと思われました。

このパートには、寮生の中の世話役要的なチュン子役でりりィの姿があって、劇中、施設の礼拝堂のオルガンで、昔母に教わった、といってある曲をいちこに弾いて、それを外で耳にした香織のある種の感情を呼び覚ましてしまって、悲劇が、という流れもあったのですが、そのメロディは、完全に覚えはあっても、曲名と歌詞は出て来ず、

後で、口伝えでハミングして母に聞いたら、多分賛美歌か何かで、教会の結婚式で何度か聞いた覚えがある、と、何パターンかあるらしい中の1つの一番の歌詞は覚えてたのですが、やはり曲名は知らず、その歌詞をメモして冒頭の「暮れゆくみ空に 落ちゆく夕日」等で検索してみましたが、どうも出てこず。

その後、手持ちの古いホームソングの本に載ってた、と教えてくれて、曲名「星の界(よ)」で作詞:杉谷代水、作曲:コンバース、歌詞も母の覚えてたのとは一部似ているけれど別物でした。You tubeで検索したら、同じメロディで「賛美歌312番 いつくしみ深き」としてのもあって、やはり賛美歌、パティ・ページの英語版「What A Friend We Have In Jesus」等も見かけたりしました。


今回、俳優はプロ起用だし、やはりいっそそれぞれ職業監督作だったら、どう斬って仕上がったのだろうか、とも思いますが、若い作り手が、沢木さんが身をもって体験した世界と、その30年後の今の現状をリンクさせようとしていたり、発想の広がり、沢木目線への敬意、のようなものも感じられて、まあ普通に好感でした。
(C)新潮社
a0116217_15183113.jpgまた、原作に描かれてた、確信犯的無軌道というより、世間的な、何らかの物差しに当てはまらない、はまれない場所、人の、実際そこにいて、また会って初めて実感出来そうな切なさ、真実、だからこその独特な力強さや魅力、絆、またそれに対する偏見のいびつさ等もこの機に改めて。

「ニューヨーク・・」では街や人の有様が、躍動的スパイスでしたが、今回は違う意味で、外からは価値なく閉ざして見える空間に、思わぬ豊かさがあったり、広い世界、自分の足元の、当然のような健康、仕事、家族等理屈抜きの有難さ、等改めて感じたりという所でした。

原作の力と面白みは今でも色褪せてないと思うし、この作品にはパンフはないですが、せめて劇場売店に本があって、この機に読者が増えればいいのに、とは思いました。

関連サイト:http://www.fnm.geidai.ac.jp/hitonosabaku/main/
関連記事:「ゲルマニウムの夜」(’05)のど自慢(’99)恋愛寫眞(’03)「憑神」(’07)みゅーじん 夏木マリシュガー&スパイス 風味絶佳(’06)鬼龍院花子の生涯(’82)さくらん(’07)人の砂漠(’77)映画化

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                     <年代不明、煙樹ヶ浜にて>
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by MIEKOMISSLIM | 2010-03-14 00:00 | 邦画 | Trackback(1) | Comments(2)


ニューヨーク、アイラブユー(’09)

*1ヶ月前に一部書いていた記事で、感想を追記したので、アップし直しました。

2/11日付:先日8日(月)、ぴあ試写室での27日(土)公開の「ニューヨーク、アイラブユー」試写会招待券が来ていて、都合がついたので友人と行ってきました。ニューヨーク舞台で、11人の監督によるショートストーリーを繋げた「アンサンブルムービー」との事で、

オムニバス、という訳ではありませんが、気になったのは、やはり久方の岩井俊二、幾つか作品見てたトルコのファティ・アキン、そしてナタリー・ポートマンの初監督作品、という所。

a0116217_14572464.jpgぴあ試写室は初めてでしたが、15組30名丁度で満杯、というこじんまりさ。帰りに、提携の「ドーナッツプラント」から、2個入りのボックスプレゼントがあって、出演のオーランド・ブルームドーナツ(ビターコーヒー&ヴァローナチョコレート)とナタリー・ポートマンドーナツ(オレンジハニー)が入ってて、先日食べましたが、ドーナツは久方、ナタリー・・の方は、何だか昔懐かしい味でした。

a0116217_1459756.jpg見ている間は、オーランド・ブルームが岩井パート、というのは知ってた以外は、誰がどの部分担当、というのは不明、エンドロールで各シーン+監督名が出たのですが、印象に残ってるのは、ファティ・アキンのだったチャイナタウン舞台パート等、詳細感想は、英検後(出来れば公開後もう一度見てから)にして、追記かアップし直したいと思いますが、

翌日になって、今英検2次前で、専門学校で対策初めても気力も萎えがちな所、ふと、20年前のNY10日程滞在を思い出して、幾つか街並みシーンも重なって、何にしてもかつてあの街を歩いてきたんだから、それを誇りというか、カツ入れ勇気付けに、とも思ったので書いておこうと思ったのでした。


3/10追記:昨日改めて、ル・シネマで再度見てきました。劇場の掲示やパンフで、どれがどの監督パート、というのも判りましたが、冒頭のチアン・ウェン監督パートの、青年(へイデン・クリステンセン)と中年紳士(アンディ・ガルシア)の、巧妙な早業盗み合い、から始まって、改めてじっくり、という所でした。

試写会の時には、注意していたつもりでも、他のパートと印象が紛れてしまってた感の、注目の岩井パートも、改めて、劇中青年作曲家(オーランド・ブルーム)が曲を付けていて、少しだけ映ったアニメが、劇場掲示の記事で、実は「ゲド戦記」、パンフではジブリが快く使用を許可してくれた、とか、

全体に、他の作品は、それなりにどんでん返しの妙、というか、意外なオチ、が多かった印象でしたが、そういう意味では、このパートは、携帯での通話のみで始まる2人の接近、という割とストレートな内容だった、と。

a0116217_1501497.jpgまたブルームが、セントラルパークのダコタハウスの前にいて、携帯でその写真を女性担当者(クリスティーナ・リッチ)に送ったり、ジョン・レノンの「マザー」が好きだった、ああいう曲を作りたい、等と話すシーンもありましたが、パンフの同監督談で、レノンの銃殺事件には関心あって、リリイ・シュシュの誕生日もこの日、という設定だったりしたのでした。(パークのレノン記念碑、ストロベリーフィールズ→)

そういうNYスパイス、も折りいれてはいて、ブルームの部屋の舞台のハーレムは、同監督自身が1月程住んでいた近く、だったそうですが、劇場掲示のインタビューでは、NYでまともに勝負しても、と、余りNYというのは意識しないようにした、等というような談話も見かけたのですが、確かに場所はNY、外人俳優出演作、ではあっても、割と青年の散らかった部屋シーンも多く、窓からの光の具合とかが、やはり岩井作映像、と思ったり

内容にしても、そのまま邦画で日本の街舞台・日本人俳優でも違和感なさそうな、とか、「マイ・ブルーベリー・ナイツ」('07)のように、舞台はアメリカ・西洋人俳優、でもカーウァイ色、と思った感じとやや似ていて、NY・外人俳優版岩井小品、という所でした。

a0116217_19312038.jpgまた、試写会時では一番インパクト残った、アキンパートは、やはり改めて、チャイナタウン自体の雑然とした息吹、画家が興味引かれた女性役、スー・チーの射るような眼差し、狭い食堂で画家が醤油から描き出す、その印象、雑然としたアトリエ、自分に示された興味に振り子が揺れた時には、残っていたのはその断片のみ、という、あっけないすれ違いの一コマ、が他作品とはやや異質な感覚で、残りました。画家役ウルグ・ユーセルはトルコ人だったのでした。

異質、と言えば、5番街の瀟洒なホテル舞台のシェカール・カブール作品も、内容も抽象的、やはり異質な感じ。部屋の丸い鏡に映る切り取ったような映像、元オペラ歌手役、ジュリー・クリスティの孤独と優雅さ交え年輪重ねた物腰、幻か何かの象徴なのか、障害者ホテルマン(シャイア・ラブーフ)の悲哀、インテリアやドレス、白を基調にして、このパートだけが、何だかヨーロッパ的な雰囲気も。

a0116217_19334593.jpgまた、岩井・アキンと共に注目だった、ポートマンパートは、幼い少女の無邪気さ、その視点からの、左右の目で見る風景、リスや植物のアップ映像等挟まれて、彼女を見守る子守役青年(カルロス・アコスタ)との、やはりラストで判る意外というか、という関係、セントラルパーク舞台で、割と好感持てたパートでした。

ポートマンは、2話目のミーラー・ナーイルパートに俳優でも出演、見かけたのは同じ頃「マイ・ブルーベリー・・」「ダージリン急行」('07)以来、ユダヤ教徒女性役で、商売相手のジャイナ教徒男性(イルファン・カーン)との、一瞬の文化超越の濃厚な接近、実際剃ったのか?スッパリ見事な剃髪姿、またウェディング衣装姿も見せてましたが、やはり今回の女優陣の中で、一番正統派的な匂いたつような美しさでした。

あと女優で印象に残ったのは、イヴァン・アタルパートの、「燃えよ!ピンポン」('07)以来だったマギーQの女っぷり貫禄。このアタル作品だけは、2つあって、どちらもレストラン前での見知らぬ同士の男女の駆け引き、でも実際の関係、立場は、というオチつき、このアタル監督作品は馴染みなかったですが、パンフで、イスラエル出身で、俳優として「ザ・インター・プリター」や「ミュンヘン」に出ていたのだった、と。

男優では、やはりアンディ・ガルシアの渋さ、と、ブルーム。パンフの岩井談では、前に岩井作品を見ていて、出演は即OK、撮影中もラフに積極的に同監督と接触、僕よりもはるかにこの作品を愛しているかもしれません。等と、あったのでしたが、街の片隅、ノルマを前に途方に暮れる若い音楽家、の日常等身大な感じでした。

それと、ラストのジョシュア・マーストンパートの、浜辺まで散歩しながら、掛け合い漫才のような会話の応酬の老夫婦(イーライ・ウォラックとクロリス・リーチマン)パートが、結構いい味、と改めて。順序的に、この熟年夫婦パートが最後で締め、というのも妥当な気しました。

11編以外の、繋ぎの部分がランディ・バルスマイヤー監督担当、アタルパート2つ差し引きで、11監督で11編、だったのでしたが、この繋ぎパートで、ビデオアーチィスト女性(エミリー・オハナ)に各パートの登場人物達が接触してたり、彼ら同士のちょっとした接触もあったり、やはり、オムニバス、という訳でなく、アンサンブル、NYの街に散らばるそれぞれ一コマずつのエピソード、のテイスト出ていた演出で、面白い気も。

またこの繋ぎや、アレン・ヒューズパート等でタクシーに乗るシーンがあって、私はNYタクシーは未経験、他作品でも余り気にした事はないですが、ああいう風に、乗客が勝手にドアを開けて乗り込んでいて、そう言えば「ニューヨーク恋物語」で、李恵淑が乗る時、恋人役だった柳葉敏郎がドアを開けてあげる、というシーンを思い出しました。

だから、劇中のように、乗ってみたら先客がいたり、同じ方向なら同乗したり、というのも実際起こってるのか、自動的にタクシードアが開くのは日本位かもしれませんが、NY風交流というのか、さすがに能動的というか乱雑にラフというか、という気もしてちょっと目に付いたり。

このシリーズ前作「パリ・ジュテーム」は未見ですが、エンドロール最後に、次は「Shanghai,I Love You」とあって、ロビーで「次は、上海なんだ」という声もちらほら聞こえました。

a0116217_152412.jpg試写会の時は、見た後で、友人と、近くのとんかつ屋に寄って、確か、私はロースかつ定食、友人はひれかつ定食を食べて帰ったのでした。前に「燃えよ!ピンポン」試写会にも一緒に行ったのでしたが、後で、今回のドーナツは結構美味しかった、チョコレート味(オーランドドーナツ)の方が好み、との事でした。

作品については、その日の昼に、職場の人とちょっと面白くない事があったけれど、何だか人間って、チャランポランな時があっても、精一杯で、可愛いもんだと思った。色んな人生があるって事で、NYアイラブユー、というより、人間アイラブユー、という感じ、等と言ってました。

私は試写会の時は、何かNYの日常の息吹、のようなものは感触的に残ったものの、時期柄、正直余り内容に逐一集中出来なかったのでしたが、改めて見てみて、結構新たに、思う所あったり確認出来たり、色んなNYスポットも再度味わって、景気付けになったし、まあ満足、という所でした。

関連サイト:http://www.ny-love.jp/http://www.doughnutplant.jp/http://www.paoon.com/film/kkahxteezl.html
関連記事:「花とアリス」(’04)アメリカの旅<5>ゲド戦記(’06)「虹の女神」(’06)「市川崑物語」(’06)クロッシング・ザ・ブリッジ(’05)太陽に恋して(’00)愛より強く(’04)「燃えよ!ピンポン」(’07)「マイ・ブルーベリー・ナイツ」(’07)「ダージリン急行」(’07)

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                     <’90年5月、NYにて>

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by MIEKOMISSLIM | 2010-03-11 00:00 | 洋画 | Trackback(13) | Comments(0)


西の魔女が死んだ(’08)

昨年末、仕事中某中学の過去入試国語問題で原作「西の魔女が死んだ」('94)の一部から出題があって、そのきっかけで思い出し、DVDで見ようとしましたが、結局多忙で未見のまま先送りにしてました。先日図書館に行った時に、その文庫在庫があって、そうボリュームはなく読み易く、これも少しずつ読んで終えてから、改めて見ました。

この梨木香歩著作は初めてで、この文庫は、同名作と、その後のヒロインまいの友人とのエピソード「渡りの一日」の2編収録。映画化作品は、先日も書いてましたが、タイトルからして「オズの魔法使」('39)絡みか等と、公開時やや気になりながら試写会にも都合で行きそびれ、そのままだったのでした。

出題箇所は、田舎の祖母の所に身を寄せているヒロイン少女まいが、ある晩祖母と一緒に寝たがる、という所から始まって、漠然とした”死”への恐れを訴えかけ、それを祖母がゆっくりと解きほぐしていく、という部分で、原作ではその前に、深夜、鶏小屋が野犬か何か獣に襲われ、翌朝、鶏達の無残な姿に衝撃を受けたまい、という伏線があって、出題部分中のその事件に触れた所は、配慮からか、特に不必要と見たからか、カットされてたのですが、

その部分だけだと、改めて、やや少女の感情の動揺が、唐突な気もするし、児童文学とは言っても、余りナイーブ系の、微妙な心情描写の文章等そう馴染みない小6男子には、設問含めて今一?だったのですが、改めて全体読んでみて、淡々と優しい文体の連なり、久方に懐かしい香りの作品、という後味でした。


映画化作品は、監督は長崎俊一、長崎作品は前作リメイク版「8月のクリスマス」('05)を見てました。その舞台は富山の素朴な街で、今回、撮影は清里だったようで、原作では特に場所の確定はなかったですが、豊かな緑に囲まれた自然の地、一軒家でのゆったりした時間の流れ、祖母と孫娘の暮らし、心の交流のムードは、俳優陣や舞台風景等トータルでそう違和感なく、映像としてうまく出てると思いました。

英国人だけれど、亡き日本人の夫と日本暮らしをしてきた祖母役、サチ・パーカーは、母がシャーリー・マクレーン、とのことで、最新見かけた「奥様は魔女」('05)での洒脱さ、を思い出し、たまたまこちらも魔女役、でしたが、お母さんよりは抑え目キャラクターなのか、今回のおっとりした懐深さ、はハマり役、という感じ。

原作にもあって折々まいに言っていた「ナイ ナイ スウィーティ」というのは聞き覚えありませんでしたが、「Night, night!」で子供向けの「おやすみ」のようで、多分その省略+「sweetie(可愛い人)」なんだろうと。

また初耳と言えば、まいがサンルームの、後で「キュウリ草」という名だと判る小さな草花を、「ヒメワスレナグサ」と名付けてたのですが、原作では、そのものよりも一回り小さい良く似た植物を「ヒメ~」と呼ぶ、という箇所があり、今にして、ですが、ユーミン曲名「ハルジョオン・ヒメジョオン」、では「ジョオン」という花もあるのか?ちょっと検索してみたら、それは出てこず、

「ハルジョオン」と「ヒメジョオン」についての比較は見かけ、それは大分前に調べてみたのですが、もう忘れていて、改めて、似ているけれど白い「ヒメ・・」の方が、ピンクの「ハル・・」よりも、背は高いけれど、やはり花は小さかったのでした。

やはり華やかさはないですが多感な少女らしさを見せた、まい役高橋真悠の、前半の祖母との自然な愛情の交流は2人の呼吸が合ってた感で、心に傷を負う少女と、それを癒す日本の素地を持つ年配異国人女性との交流、少女の仮の住処のカントリー風の家、こじんまり小奇麗な屋根裏の部屋、といえば、昨年の「アンを探して」('09)の穂のかとロザンナが重なりましたが、こちらの方が、舞台が日本、実の祖母と孫、という設定もあるかもしれませんが、2人の心の通い合い、という点では、もう少し細やかな機微が描かれてたと思いました。

印象的だったのは、2人の日常で、いちご摘み、大きな鍋で砂糖を混ぜてのジャム作り、それを付けた美味しそうなパン。食パンにマーガリンは塗っても、ジャム、というのも随分ご無沙汰、と。また結構細部も原作に忠実で、手作りサンドイッチ、スープ、キッシュ等やお菓子、ミント茶やセージ茶を作って飲んだり、植物に撒いたり、

バラの間ににんにくを植えると、バラに虫がつきにくく、香りも良くなる、とか、たらいに足踏みでのシーツ洗濯、ラベンダーの上に干したり、という作業の、スピードと効率度外視の、ある種の丁寧なぜいたくさ。

そういう自然の中の暮らしで、”死”の捉え方、というのも、まいが以前父から聞いて密かにショックだった、「死んだら最後の最後、もう何もなくなる。自分がいなくても皆普通の生活を続ける」という物理・合理的な感覚とは違う、祖母が動揺するまいに、静かに語る、「人は身体と魂が合わさってできている。死ぬ、ということは、ずっと身体に縛られてきた魂が、身体から離れて自由になること」というような、和みの懐深い思想もフィット。

まいが訴えていた、何処にでもありそうな、日常の学校での女の子グループ派閥での振舞い方、摩擦など、当人の性格によっては、結構重圧にも苦痛にもなりそうな、という所から、一時でも距離をおける、エスケープ空間、というのを持てるのは、幸運だし、そこに住み着いて豊かに掘り下げるのも、1つの選択、とは思うのですが、この物語では、そこから新たに、自分なりに、元の生活に戻って行こうとする少女の姿、という所。

終盤、近所の粗野な男ゲンジに対する、少女らしい潔癖さからの嫌悪、彼を巡っての、まいと祖母の感情の隙間、確執からのやや距離をおいたままの別れが、そのまま永久の別れに、というのも辛い所がありましたが、それを時空を超えて見守る、おばあちゃんの「アイ・ノウ」という相槌が、頭に残りました。

また、タイトルで「オズ・・」絡みかと引っ掛かっていて、祖母からまいへの最後のメッセージで「ニシノマジョ カラ ヒガシノマジョ へ・・」という部分はありましたが、魔女修行、というのも、少し家系的に触れていた特殊能力、というより、自分で決めていく、という事の出来るメンタルサポート、規則正しい生活を、という感覚で、

特に直接「オズ・・」を思わすような部分は原作・映画化共なかったですが、原作者の梨木香歩さんは、やはり「オズ・・」を読んでイメージが膨らんで物語を書いた、という記事や、何故西の魔女?というのは、本人談ではないですが、「オズ・・」での善良な南北の魔女、でなく、魔女らしい魔女、という事で、東西の邪悪な魔女、にしたのかも、とか、西洋の(英国)の魔女(祖母)から、東洋(日本)の魔女(まい)へ、という説等見かけたり、

思えば西は死を意味する方向、とか、少しシニカルな見方をしたら、この物質的な合理化社会に、溶け込んでかつ邪に振舞える無機的タイプに本来的な”邪悪な魔女”(”魔物”)レッテル、ではなく、溶け込みきれない心・節操、”魂”ある人間がかえってそういう扱いをされかねないような危うさを示唆、というような感もしたり、

またお話的に、ドロシーが、迷い込んだファンタジーの世界から再びカンザスの叔父・叔母の家に戻ってきたように、まいにとっては、祖母との暮らしが、ある種の「オズ・・」空間で、そこでの異次元的経験を糧にして、日常生活再出発、という物語、とも取れそうな、と思いました。

エンドロールのテーマ曲は手嶌葵の「虹」という曲、手嶌ボイスは久方でしたが、楚々とした唱歌のようで、静かに作品に寄り添うような、という感触でした。

関連サイト:http://nishimajo.com/top.htmlhttp://www.ozmall.co.jp/entertainment/http://www.paoon.com/film/loknxuydai.html
関連記事:「8月のクリスマス」(’05)みゅーじん 手嶌葵ゲド戦記(’06)オズの魔法使(’39)過去問

             (C)新潮社
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by MIEKOMISSLIM | 2010-03-07 00:00 | 邦画 | Trackback(8) | Comments(0)

    

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