Something Impressive(KYOKOⅢ)


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SONGS やもり(矢野顕子&森山良子)

「SONGS」は昨夜から2週で山口百恵ですが、先週の矢野顕子と森山良子ユニットの「やもり」の回を録画で見ました。今年になって組んだユニットで、2人は長年の友人だったそうで、今回歌ったのは「さとうきび畑」「ひとつだけ」「旅の宿」「温泉に行こう」「風のブランコ」。

どちらもこの番組は一昨年以来、矢野顕子と大貫妙子コラボでの「いつも通り」もあったりしたのでした。

この2人は聞く前は、余り音楽テイスト的に共通点、というイメージはなく、矢野顕子ピアノ+2人のボーカルで、何だか矢野側はソロと同じマイペースで、森山良子の歌い方が矢野的になっている(している)、印象でしたが、それも含めてベテラン2人がコラボを楽しんでいる、というムード。

「温泉に・・」のコンセプトそのままに、子育て期間も終り2人は合間を縫ってよく温泉に行くそうで、今回も箱根の温泉に出掛け、車内の駅弁、人力車に乗ったり、NY在住の矢野顕子がずっと食べたかった、というカキ氷を楽しんでいたり。

「旅の宿」カバーは曲自体も懐かしかったですが、余裕の歌唱力の熟女シンガー達にかかれば、よしだたくろうもこういう風に、という所で、森山良子は前回泉谷しげるの「春夏秋冬」カバーしてましたが、2人による「春夏・・」や、たくろう曲なら「たどりついたらいつも雨降り」、陽水「夢の中へ」等も面白いのでは、と。

今回一番インパクト残ったのは、最初の正統森山ボーカル+矢野ピアノでの「さとうきび畑」。聞いたのも久方でしたが、冒頭の「ざわわ・・」でサーっと風景が広がる豊かな声の力、そこから展開する心情・情景は、今にして、かなり静かな反戦曲、と改めて意識でした。

関連サイト:SONGS 第149回 やもり(矢野顕子&森山良子)
関連記事:ワンモアタイム(’04)涙そうそう(’06)みゅーじん 森山直太郎・良子SONGS 森山良子SONGS 矢野顕子/福山雅治
(スレッドファイルリンク(ここでは「ワンモアタイム」)は開かない場合あるようです)



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by MIEKOMISSLIM | 2010-09-30 00:00 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


アントワープ王立美術館コレクション展

昨日、東京オペラシティアートギャラリーで今週末3日(日)までのこの展示に母と行ってきました。ここは未踏で、京王新線の初台駅から直結だったのですが、この路線も初めてで、ホームが通常の京王新宿駅からやや離れていて、思ったより乗り換えに手間取ったり、

着いたら、ここは珍しく11時開館で、少し入り口前の美術ショップを見て廻ったり。この施設自体モダンで広く、日曜でもそう人波が、という訳でなく機能具合は?という感じもしましたが、美術館自体ゆとりのスペースで、結構ゆったりと見られました。

a0116217_2219373.jpg19世紀末~20世紀中頃までのベルギー絵画70作品を、4章に分けての展示。やはり気になっていたのは、マグリットとデルヴォーで、手元の図録を見ると、それぞれ’95年三越美術館、’97年伊勢丹美術館での単独展に行ってたのですが、思えばこの新宿の百貨店美術館もなくなってしまった、と。(→普段使ってるマグリット「光の帝国」しおり)

今回ポスター、チラシに使われているのもマグリットだし、この2人が目玉かと思ったのですが、第4章「シュルレアリズム」の最後の方にそれぞれ3点、2点あったのみで、それはちょっと肩透かし。でも彼ら以前の、印象派、キュビズム絵画等、思ったより多彩な内容。

デルヴォーは、一昨年放映での「化身」で劇中、作品が飾ってあったのを見かけてたのでしたが、実物は、どうも前回の単独展以来、かと。マグリットは先日「画家と庭師とカンパーニュ」('07)で、オートゥイユの画家が妻に「マグリットの図録の編集をしてるんだって?ベルギー美術はいいね」等と言うような科白があったり、カード類等は折に見かけますが、やはり単独展以来かも。

今回のマグリットは、部屋中央のキャンバスの風景画から雲が2片飛び出ている「復讐」、木立の中に三日月、の「9月16日」(↓チラシ)、巨大な岩の下の箱に男が横たわる「嵐の岬」で、「9月・・」は何バージョンかあるようで、覚えはあって、

後で見たらやはり手元に同じ題のカードがあったのですが、構図は全く同じでも、色彩や木の下の様子がやや違ってました。デルヴォーは、バックが低いむき出しの山並み、広い石畳の庭に裸体の女性達、中にはリボンやベールをまとっている姿も、という「バラ色の蝶結び」。

それと水彩での「ウェステンデの海」ですが、前のデルヴォー図録を見直して見ると、初期に、印象派風の風景画はあったのですが、こういう単色水彩で、墨絵のようなタッチの、というのは初でした。


a0116217_14493047.jpg9/28追記:その他、第1章「アカデミスム、外光主義、印象主義」で目に留まったのは、バルビゾン派の影響、というフランツ・クルステン「陽光の降り注ぐ小道」、スーラの影響で点描のアルフレッド・ウイリアム・フィンチ「西フランドルの風景」、森の中をベールを手に歩くニンフのような裸の女性の、ヤン・ストーブの「バラのシャワー」。

そして、緑茂る庭、羊をバックに、少女が花束を持って佇むジャン・バチィスト・デ・グレーフ「公園にいるストラーブ嬢」(↑カード)は、白いレースの広がるドレスとはややアンバランスな気がする、怯えて、という訳ではないかもしれませんが、醒めたような少女。この表情がもう少し穏和、また愛らしかったら、おそらく今回一番気に入りだったかと。

a0116217_14584493.jpg第2章「印象主義とプリミティヴィウム」では、家並みや行進の様子を精密に描いているジェームズ・アンソールの「フランドル通りの軍楽隊」、空のスペースが広いヴェレリウス・デ・サデレールの「フランドルの雪景色」、

そして、マグリットはやや別格として、その他で今回一番印象的だった、レオン・フレデリック「咲き誇るシャクナゲ」(→カード)。窓際の椅子に載ったシャクナゲの鉢、それを傍らで見つめる少女の、表情は伺えませんが、窓からの光が包む、少女体型でブロンドの髪と同じ色のシンプルなドレス+シャクナゲの白の混じった紅色が調和していて、さり気なく豊かな小世界、という感じで好感でした。

題材や構図的に、先日「語りかける風景」展でのベスト作品だった「女性とバラの木」を思い出したりしましたが、その素朴少女版、というか。

第3章「ポスト・キュビズム:フランドル表現主義と抽象芸術」では、女性の銀・白のドレスが浮き立つフリッツ・ファン・デン・ベルへの「ポール=グスターフ・ファン・ヘックとその妻ノリンの肖像」、半円の組み合わせ構成のヤン・キームイ「友情」の色バランス、あたかもそこにいる独特の丸い造詣の女性二人が、実は男性が描いている絵、というグスターヴ・ファン・デ・ウーステイネの「リキュールを飲む人たち」。

a0116217_2224418.jpgカードはそう種類ありませんでしたが、買ったのは上記の「9月16日」「公園にいる・・」「バラのシャワー」「咲き誇る・・」、

そして、展示外のマグリットカードコーナーもあって、緑の葉に囲まれたキャンバスにまた森の絵の「LA CASCADE」(←カード)を買って、やはりこれも手元にあったのでしたが、今回の方が濃い色彩。母はやはりキュビズムやシュルレアリズム等はこの絵がこの題?でしたが、「咲き誇る・・」カードを買ってました。

9/29追記:出る前に同館コレクションからの「幻想の回廊」展、ペンキで家を描いた川見俊展を見てきて、「幻想の・・」では、かたつむりの殻に一家が住んで、その周りに食べ物屋の小船がいる川原田徹「カタツムリ島・星月夜」、雨筋がつたうようなガラス窓ごしの中世風の家並みと田園風景の川村悦子「冬の旅Ⅱ」等が印象的。

敷地内の「WEGO TEXAS」というステーキ店で、私は「オペラステーキ」ランチ(↓)、

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母は「おろしハンバーグ」ランチ(↓)で昼食に。

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デジカメ記録は、やはりフラッシュ具合明るすぎでしたが、ステーキは割と柔らか、母のも、ハンバーグ自体久し振りだそうで、まあ美味しかったようでした。

気になっていた展示会の1つで、予想とは違ってましたが好感な作品もあって、このモダンなオペラシティ美術館も経験で満足でした。

関連サイト:アントワープ王立美術館コレクション展
関連記事:化身(’86)語りかける風景画家と庭師とカンパーニュ(’07)

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                       <展示会チラシ>
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by MIEKOMISSLIM | 2010-09-27 00:00 | 芸術 | Trackback(2) | Comments(2)


Under The Sun(’08)

久方のサーフィン作品、「SONGS」で南佳孝が茅ヶ崎の浜辺で歌っていたのが、心洗われるようなリフレッシュ感だった事もあって、手に取って、先日見終えました。日本では昨年茅ヶ崎等で公開、サーフドキュメンタリーは、一昨年夏の「ワン カリフォルニア デイ」('07)以来。

手掛けたサイラス・サットンは今26、7才で、元全米ランク2位のサーファーだったのが、怪我のためサーフィンの映像クリエーターに転身、という経歴らしく、これが2本目監督作で、

オーストラリアのゴールドコーストと、隣接するバイロンベイの、競技スポーツとして盛り上がりや都市開発VS純粋にサーフィンを堪能するヒッピーカルチャー聖地、サーフィンのビジネス化VS宗教的サーフィン熱、という対照的なサーフスポットの様子。

今回、大波へのアタックシーン、等はなかったですが、やはり久方の、うねるチューブ抜けの際等の、サーファーの絶妙な技術自体、それを追うダイナミック映像、またチューブの内側からの、波の泡がゆっくり落ちてくる様子は、レースのようで、まさにCGのような海の自然の美しさ。

また今回、あちこちで人々がパドリングしている混んだ波間を滑るのも、一歩間違えば大事故になりそうで、いつになく結構危険に見えましたが、達人達が、そういう人々を、さり気なく巧みに避けながら滑る様子も、なかなかの技、と。

そういうリアル映像+海や街の早回しや分割画面、アニメも折に入ったり、部分的にミュージッククリップのような箇所等多彩。著名サーファー達の語りやサーフぶりもあって、元世界王者ナット・ヤングは、見た中では「クリスタル・ボイジャー」('72)に出てたのでした。その息子達も、サーファーやサーフ関連のクリエーター業をしてるようで、そういう親の足跡を辿る姿も。

このナット・ヤングは、サーフィンは決してテニスのようなスポーツではない、と述べ、終盤登場、印象的だったデイブ・ラスタビッチも、ライバル達と競うサーフィンから、フリーサーファーに転身、どちらの世界も経験したそうで、

チャンピオン達に彼らを駆り立てたものは?と聞いたら、皆が「怒り」か「絶望」と答えた、というのがやや意外で印象的でしたが、競技サーファー達は、華やかではあってもある種プレッシャーを抱え、フリーサーファー達は、競技の心配はないけれど、常にビデオや写真で自分をアピール、メーカーの水着を着たりして、そういう収入面の懸念はあるようで。

これまで見たサーフドキュメンタリー作品では、余りそういう側面は覚えなく、競技で稼げる層でなければ、経済的には心配ない境遇の若者達、または特に所持金が少なくとも気にかけないタイプ、という印象もありましたが、

そういう作品に出る事自体の報酬、とか、自由人に見えるサーファー皆が気の向くままに波乗りを満喫、という訳ではない、という実態も。

競技サーフィンの華やかさを売り物にしてきた業者、進む地域開発。競技サーフィンの意義を信じる冒頭登場のラビット・バーソロミューのような人々。でもその華やかさの裏の、波に乗る経験自体の豊かさ。そこから、海や土地の環境への配慮が必要で、科学者がそれを説いても、誰も耳をかさないけれど、プロサーファーが話せば、皆聞くのに、というような示唆もあったり。

そういう様々な様相ですが、いずれにしてもこの地域には、サーフィンが根付き、クラブ組織も充実で、子供達も自然とサーフィンに馴染んで、親達はそういう健康的な自然体験を歓迎、サーフィンに熱中するため、非行に走る事も少ない、というのは、いい地域特色だと。

久し振りのサーフィンもの、現実問題や、商業イズムVS真の価値、のような部分もありましたが、やはり爽快感ありました。

関連サイト:SURFMEDIA NEWS 「Under The Sun」Amazon「Under The Sun」
関連記事:クリスタル・ボイジャー(’72)サーフィン映画記事ワン カリフォルニア デイ(’07)
(スレッドファイルリンク(ここでは「ワン カリフォルニア デイ」)は開かない場合あるようです)

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                 <’90年5月、キーウエストにて>

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by MIEKOMISSLIM | 2010-09-26 00:00 | 洋画 | Trackback | Comments(0)


小人の冒険シリーズと「借りぐらしのアリエッティ」

「小人たちの新しい家」記事で、改めて「借りぐらし・・」に触れたのですが、メアリー・ノートンのシリーズからは離れるので、別にしておこうと。また、各本の流れと「借りぐらし・・」との目に付いた関係をちょっと整理しておこうと思います。

★「床下の小人たち」 The Borrowers(’52)
英国の屋敷の床下に住む小人一家。1人娘アリエッティが、療養に来ていた少年と交流、料理人ドライヴァに燻り出されそうな所を、少年が間一髪逃げ道を作って逃す。

少年(名前なし)→翔、料理人ドライヴァ→家政婦ハル、大叔母ソフィ→貞子、ファーバンク邸→小金井の家。

★「野に出た小人たち」 The Borrowers Afield(’55)
屋敷を追われ、野外に出た小人一家。ブーツの中に住んだりも。ジプシー男マイルド・アイに捕えられそうな所を、トム少年とスピラーに助けられ、少年と祖父の小屋へ。

スピラー登場。
                                        (C)(株)岩波書店
a0116217_14144367.jpg★「川をくだる小人たち」 The Borrowers Afloat(’59)(原書読書中です)
小屋の一角に住む親戚小人一家と合流。アリエッティとトム少年は話す仲に。でも諸事情で、一家はリトル・フォーダムの模型村へ向かう事に。洪水でやかんごと流され、マイルド・アイに捕まりそうな所を、スピラーの助けもあって回避。

スピラーのやかんでの漂流→ラストの旅立ち。

★「空をとぶ小人たち」 The Borrowers Aloft(’61)
模型村で、アリエッティが、そこを創った1人、ミス・メンチスと交流。穏やかな日々。ライバル模型村のプラター夫妻に誘拐、監禁されるものの、工夫を重ねて手作り気球で脱出、模型村へ無事帰還。

プラター夫妻→ハルの小人の扱いと一部共通点。

★「小人たちの新しい家」 The Borrowers Avenged(’82)
追っ手を逃れ、牧師館へ移動。この一画で落ち着く事に。近くの教会で親戚一家と再会。小人少年ピーグリーン登場。教会でアリエッティの従兄弟ティミスを見つけ、捕えようとして騒ぎを起こしたプラター夫妻が警察の御用に。

牧師館→小金井の家とツタの共通点。

やはり、続編中にも折に、「借りぐらし・・」エキスと思える部分が垣間見えたのは1つの趣でした。


(C)(株)岩波書店
a0116217_112941.jpg9/23付:そしてジブリ、宮崎・米林監督達がここから作った「借りぐらし・・」を改めて思うと、本来相容れない小人と人間の間で起きた原作での接触・交流を、束の間の奇跡的な純愛物語にアレンジ、珠玉作に仕上げた、という感じ。

「ロミオとジュリエット」のように敵対する2種族間の、と言うには、誇りは持っていても小人族の立場がどうしても弱い、感覚ですが、当初「君達は絶滅する運命なんだ」とアリエッティに言い放っていた翔が、小人一家をサポートするのみでなく、終盤、彼女は自分の心臓の一部で、勇気を与えられた、という科白で、

それは、相手の少女が小人とか人間とか、という事とは関係なく、翔の少年としてのささやかな恋心の表れ、ではあっても、原作の少年とアリエッティには起こらなかった、というか、迫害の中で起こる余裕もなかった、こういう部分は、オリジナルな価値、とも改めて。
                                        (C)(株)岩波書店
a0116217_17155122.jpgまた、「小人たちの新しい家」の訳者猪熊葉子さんは、ノートンの作品は、最初から近代文明の終焉の意識を持って書かれている、と述べており、様々な風刺も込められているようで、この原作でのアリエッティの自由な精神は、父ポッドの保守性を超えられない、という感ですが、

「借りぐらし・・」では、彼女のキャラクターはもう少し躍動的。それはジブリのアニメ的アレンジ、かもしれませんが、昨年「トップランナー」で細田監督が、今はかつて夢見た理想の未来、ではないけれど、「時をかける少女」ヒロインをオリジナルより活発にしたのは、少女のバイタリティそのものに、未来への可能性がある気がしたから、と述べて、その時村上龍が若い女性の中に未来がある、と語っていた事等も思い出したのですが、

そういう風に、何故常に隠れて暮らさなければいけないのか、たとえ恋心、ではなくとも、同じ生き物なのに何故(対等に)話せないのか、という原作のアリエッティにとっては、シリーズ最後までその内面に封じ込められた形で終わった素朴な疑問、憤り、パワーが、時を経てのこのアニメ化で、解き放たれていた部分も、と。


     (C)(株)岩波書店
a0116217_1144347.jpgこれはこれで、続編、というのはあえて作られて欲しい、とも思えないのですが。もしあるとして、やはり原作ベースに沿って、なら、小人一家の野外での冒険、邪な人間の手からの脱出劇+アリエッティと新たな人間の少年トムとの出会い、またはスピラーとの絆の深まりや、やはり新たな小人少年ピーグリーンとの出会い、等が軸になりそうですが、

出来れば私は個人的には、視覚的にジブリ描写での、メルヘンなリトル・フォーダムの模型村、また気球での脱出劇、という展開を見てみたいし、4冊目「空をとぶ・・」をベースに、地味ではあってもミス・メンチスとの友好~プラター夫妻の元からの脱出劇、の物語、が望ましい、と。

また、「借りぐらし・・」内容を尊重して継ぐ感じなら、アリエッティと他の人間・小人少年との新たな関係、よりは、「空をとぶ・・」ベースにその後の翔を登場させて、彼が手術も成功、成長して、アリエッティとの思い出が忘れられず、小人一家が住む事を想定した模型村パーク創設者になっていて、

そこへ放浪の末小人一家が辿りついて、再会、誘拐騒動から翔も救出に乗り出して、というような筋で、ポット氏+ミス・メンチス→翔、にアレンジで、どうだろう、と。声優陣は、そのままでいいと思うのですが、悪役プラター夫妻に当たる夫婦登場なら、俳優だと香川照之と野際陽子辺りでどうだろう、と。

やはり、原作ベースなら2人の間は、束の間の純愛、翔が何かの作用で自分も小人族になったりしない限り、2人の恋が実を結ぶ、という路線は考え難く、その後は?ですが、とにかく2人の再会劇、なら、そういう舞台で見てみたい、と。

原作にこだわらなければ、特番やアリエッティ展で見た、当初のイメージボードの中のボーイッシュなアリエッティ像のように、小人族の絶滅を救うため”戦う小人少女”路線、等も有り得るとは思いますが、この作品はそういう方向には行かず、創るなら是非、今回の珠玉作路線で続けて欲しいです。

関連サイト:「借りぐらしのアリエッティ」公式サイトamazon「床下の小人たち」amazon「野に出た小人たち」amazon「川をくだる小人たち」amazon「空をとぶ小人たち」amazon「小人たちの新しい家」
関連記事:借りぐらしのアリエッティ(’10)借りぐらしのアリエッティ(’10)<2回目>The Borrowers(’52)/床下の小人たち(’69)野に出た小人たち(’76)ジブリ創作のヒミツ~宮崎駿と新人監督 葛藤の400日川をくだる小人たち(’76)借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展空をとぶ小人たち(’69)小人たちの新しい家(’90)

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                     <アリエッティ展カード>
   
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by MIEKOMISSLIM | 2010-09-24 00:00 | 本・邦画 | Trackback | Comments(2)


小人たちの新しい家(’90)

一昨日、「小人シリーズ」最後のこの本を読み終えました。前作「空をとぶ小人たち」で、誘拐されたものの手作り気球で脱出、無事模型村に戻った小人一家でしたが、

アリエッティとそこを作った人間の1人、ミス・メンチスとの接触が明るみに出たり、追っ手を逃れるためにも、また移動、牧師館に引越し、そこでの様子や終盤また一騒動、という流れで、原書は「The Borrowers Avenged」('82)、訳は猪熊葉子さん。

彼らを誘拐、再び捕えに来たプラター夫妻のボートと川ですれ違い、また間一髪の脱出劇、でしたが、新たな住処の牧師館は、家の端に管理人夫妻が住むだけで、一家は元図書室の一画に住む事にして、食糧貯蔵室もあって、シリーズ最後で、放浪の末やっと落ち着けそうな場所に、という印象。

a0116217_167582.jpgこの本でも、直接「借りぐらしのアリエッティ」エピソード、というのは見られなかったですが、この牧師館はツタに覆われていて、小人達がそれを伝って別の部屋に行けたり、という造りは、アリエッティが翔の部屋に行く様子と重なったりして、「床下・・」での屋敷よりは、劇中の家に近いイメージ、こちらがモデルかもしれない、と。

また、前作ラストでは、将来そういう希望の兆しも仄めかされたりしてましたが、やはり結局アリエッティの思いとは裏腹に、小人族と人間の交流は不可能、というニュアンスが残ったのも、劇中の別れに重なる感も。

近くの教会にはミス・メンチスも折にやってきて、アリエッティはポッドとの約束のため声はかけられませんが、再びその姿を見る事が出来たり、親戚のヘンドリアリ一家も教会に移ってきていて再会。また、牧師館に、丁度そこから引っ越そうとしていた1人暮らしの小人少年ピーグリーンがいて、

足が不自由でも暮らしの中で様々な工夫をする賢さはありますが、絵や詩を嗜むタイプで、前作まででは、アリエッティとスピラーの結婚まで暗示されてましたが、ここへ来て、スピラーとは対照的な新たなキャラクターが登場でした。


9/22追記:教会という住処で、世知辛い所のあった叔母ルーピーも影響を受け、やや寛容に変化していたり、神聖で芸術的な造りや備品、アリエッティと従兄弟ティミスの好奇心そそる探索場にもなるのですが、
(C)(株)岩波書店
a0116217_011284.jpgそこで、ティミスがプラター夫妻に見つけられ、1人でも小人を捕えて私腹を肥やそうとやっきになって、夜教会に忍び込んで大騒動を起こし、「空をとぶ・・」で登場、このシリーズ中、最も悪役夫婦が、ついに警察の御用に、という顛末も、勧善懲悪パターン、ではありますが、その場が教会、というのも皮肉、というか、傲慢な人間性への天罰、的な含みも感じられたり。

その教会で見かけたミス・メンチスに、終盤、自分達が元気だ、という事を話したい、とスピラーとピーグリーンに訴えかけるアリエッティ、スピラーは、「空をとぶ・・」終盤彼女に自分がそれを伝える、と約束した事を問いただされ、無言で場を去りますが、

知性派小人で普段親切なピーグリーンさえも、人間に話しかけるのはばかげたこと、と一蹴、自分達の居場所を知られちゃいけない、と、ポッドと同じスタンスは曲げず。ただ自分達が安全だ、と伝えたい、というアリエッティに、本当に安全?いつまでも?と穏やかに切り替えした所で2人のシーンは終わり、

最後の「訳者のことば」で猪熊葉子さんが、「現代の人間もまた、借りぐらし族と同様に、核戦争の脅威や自然破壊等、絶滅の危機にさらされているし、小人達が平和な暮らしを送るのは、「借りられている」人間が真の平和を手にした時ではないでしょうか」等と述べてますが、

そういう意味では、「床下・・」から一貫してのポッドや、ピーグリーンのスタンスは、アリエッティの他意のない人間に対するこだわりないオープンな姿勢、に比べると、頑な、とも取れますが、一般的に人間には当面、とてもそういう見込み、まして小人族への包容力はないので、下手に関わるのは、結局は危険、という判断に思えたりも。


                                        (C)(株)岩波書店
a0116217_22203944.jpg「借りぐらし・・」「床下・・」後のアリエッティ一家を追ってきて、シリーズ5冊読み終えて、改めてまず思うのは、能力的、また様々な感情を持つのも人間と同じで、ただその小サイズ、容赦ない自然や人間の力を前にした時の脆弱さや儚さ、でもその中で生きていくための暮らしぶりの、端的な素朴、というかシンプルさ。

住み着いた所によって姓が決まり、アリエッティ一家は大時計の下だったので「クロック」でしたが、ピーグリーンの元の家の、暖炉近くに住んでいた「オーバーマントル」家、等、家の上階、また裕福な家の一画に住む一家の方が”格上”だったり、ホミリーとルーピーのささやかな持ち物比べ意識、等人間のような階級意識はあっても、

基本的に一家の父は、富を蓄えたり名声のためでなく、ひたすら家族の食料、身の安全確保のために、日夜奔走、アリエッティ一家を見る限りでは、3人3様の感覚・考えの違い、はあっても、家族崩壊、等という余裕もない、身を寄せ合ってのサバイバルな日々。

そういう中で、アリエッティの視点からの、自然や人間世界の中の美しさや、冒険の楽しさ、等が挟まれて、猪熊葉子さんは「ロビンソン・クルーソー」の伝統の中で生まれた作品、と指摘してますが、やはりこれは原始時代の人間の狩猟生活のミニチュア、少女ヒロイン版、のような気も。

鑑賞前後に渡って、原作とこの夏ボツボツと続編も追って読んできて、児童文学、とはいえ、という部分もありましたが、久方の海外ファンタジーもので、「借りぐらし・・」味わいモードも持続出来て満足でした。

関連サイト:「借りぐらしのアリエッティ」公式サイトamazon「床下の小人たち」amazon「野に出た小人たち」amazon「川をくだる小人たち」amazon「空をとぶ小人たち」amazon「小人たちの新しい家」
関連記事:借りぐらしのアリエッティ(’10)借りぐらしのアリエッティ(’10)<2回目>The Borrowers(’52)/床下の小人たち(’69)野に出た小人たち(’76)ジブリ創作のヒミツ~宮崎駿と新人監督 葛藤の400日川をくだる小人たち(’76)借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展空をとぶ小人たち(’69)小人の冒険シリーズと「借りぐらしのアリエッティ」

               (C)(株)岩波書店 

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by MIEKOMISSLIM | 2010-09-21 00:00 | 本・邦画 | Trackback | Comments(0)


英検対策

来月17日の1次までほぼ1ヶ月で、引き続き、高得点突破のつもりで準備は進めておきたいです。昨日まで進めたのは、’07年の1~3回分、’08年1回1,4番までの筆記再度。1番は選択肢の正解以外の語句もチェック。

そして英検サイトでリスニング過去問、ファイルが開かない前回分省いて、準2、2級’09年2,3回分、準1は’09年2回分、これは流れる英文原稿も印刷してチェック。

やはり筆記3番の読解内容選択は、正解率はいいですが、1度は通っているものでもかかる時間が理想の40分、にはなかなか収まらず。選択肢は、トリッキーなものもありますが、今更でも基本的に書いていた覚えないものは選ばない、ように、と。

リスニングは、さすがに準2、2級はほぼ正解、折に聞き取りにくい部分はあっても、ふと集中が途切れない限りは選択ミスはしにくい感じ。準1はそうはいきませんが、前回’09年3回の1回目5割、2回目7割正解で、1級とさして変わりませんでしたが、今回は1回目7割、2回目9割に。

リスニングは1級の過去問、テキスト等復習も再度と思いますが、何分1~数回通っているし、準1も結構練習には適度そうで、amazonで「分野別ターゲット 準1リスニング問題150」中古テキストを注文しました。
                      (C)PUFFIN BOOKS   (C)(株)岩波書店
a0116217_16493753.jpga0116217_16484695.jpg「The Borrowers Afloat」は、21章中10章、約半分、アリエッティ一家が、新天地を求めて親戚宅を出ようとする所まできて、「The Borrowers」の時同様、「川を・・」参照しながら不明、曖昧な語句は書き出してますが、やはり平均して1Pに4,5個程度。

ちょっと面白いと思ったのは、旅立ちを決めたものの、外に白イタチがいて出発出来ず、という状況で、ポッドがスピラーに言った「you find us in a nice sort of pickle...(わしらはひどくこまったことになっているんだが...)」という表現で、

辞書で見てみたら「pickle」が「漬物、漬け汁」の他に、口語で「困った立場」の意味もあって「in a (nice ,sad,sorry,pretty) pickle」で「とても困っている、苦境にある」という言い方も載ってました。これは今月中には終わりそうな、という所です。

(C)(株)アルク
a0116217_1651552.jpg「カサブランカ」リスニングも久方に再開、P151までチェック。リックの店で、小競り合いを収めるリック、ルノーとシュトラッサーのラズロ絡みの会話、アメリカへ出発前夜祝いにきたドイツ人老夫婦と、ウエイターのカールの会話。慣れのため、英語しか話さないようにしている、という夫妻が、語句や文法間違いをしながらも話す様子に、カールが苦笑い、という所。「honeycombed」は「ハチの巣状の」で、「be honeycombed with (traitors)」で、「(反逆者が)すみずみまで浸透する、はびこる」というのもちょっと面白い言い方、と。最後に、作品冒頭、群集に混じってちらっと登場していた女性、アニーナが店に現れました。

関連サイト:STEP 英検ー日本英語検定協会
関連記事:川をくだる小人たち(’76)英検対策(9/12)
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by MIEKOMISSLIM | 2010-09-20 00:00 | 勉強 | Trackback | Comments(0)


画家と庭師とカンパーニュ(’07)

先日「夏時間の庭」をエキブロのライフログ登録しようとして検索したら、この作品も一緒に出て、これも気になりつつ未見だったのでDVDで少しずつ、一昨日見終わりました。

こちらもフランスの画家の家、その庭がメイン舞台で、伸びやかな緑や花々、庭師が作っていく家庭菜園の野菜の実や、周囲の田園風景の自然等、まさに絵になる背景でした。

主人公の画家は、色んなジャンルの絵を描くようで、家で描いていたのはやや抽象的な風景画で、部屋に見かけたもので色合い等割と好みなのも。会話で出てきた画家名はジェローム、ボナール、マグリット等、特に印象派には関係なかったですが、やはり「夏時間・・」のように、バックの緑の風景は、どこをとってもまるで印象派絵画のような、という味わい。

中年期の画家(ダニエル・オートゥイユ)と庭師(ジャン・ピエール=ダルッサン)との友情物語で、ダニエル・オートゥイユは私は「ぼくの大切なともだち」('06)以来、やはりタイプの違う男同士の友情ものだったのでしたが、

今回も、人生にやや疲れ気味、それなりの懐も都合のいい身勝手さもありながら、地道な人生を歩んできた庭師にフィットするジャン・ピエールとの、渋味な温かみ、という役所。

ジャン・ベッケル監督がアンリ・クエコという画家の小説「私の庭師との対話」を映画化、との事で、見ていたベッケル作品は「ピエロの赤い鼻」('03)でしたが、戦場の窮地でふと投げかけられた”ピエロ”の無償の好意、やはり地味であってもじんわり余韻、という覚えでした。

「カンパーニュ」は「田舎、地方」の意味らしいですが、主演の2人は互いを「キャンバス」、「ジャルダン」(庭)と呼び合っていて、どうも本名の覚えはなく、作品サイトでも役柄の名の情報は見かけず。劇中は、2人の日常的な会話が多いのですが、

2人の関係ルーツも、ただ中学校のクラスメート、あるいたずらの共犯者だった、という以外、互いのキャラクターが偲ばれるエピソードは一切なく、折に共通の友人・知人の話は出ても、幼馴染み的交流があった、という訳ではなさそうで、そういう所とか、あえてある種お伽噺風な、という感も。


9/17追記:前半、主に庭を通して、2人のラフな友好の日々ですが、芸術家肌の画家の個性に押されていない、庭師の平凡・地道、という個性。

折に、互いの頭を占める事情や志向を、相手が軽んじてるような対応への苛立ちを見せる事はあっても、特に挑発的だったり丁々発止のやり取り、という訳ではないですが、なかなかの味わい。

国鉄職員、2人の娘の父としてやってきながらその範疇で生活を楽しんで、庭師夫婦のニースでの、やはり地味な恒例のバカンスのまったりした様子や、ニースは未踏の画家が、それに興味を持つ様子、等も、エスプリ効いていたエピソード、と。

また共通の知人パン屋の「ポワロ」が亡くなり、その発音で「剛毛」という仏語があって、そういう絡みの、2人が童心に返ったようなコミカルシーンもあって、口髭、は別の語のようですが、今にして名探偵ポワロはベルギー人ですが、その名は、あの髭の風貌ルーツ?と。

庭師のアルジェリア出身の妻役、ヒアム・アッバスはイスラエル人で、エキゾチックな風貌、見た中ではイスラエル舞台だった「フリーゾーン」('05)や、「ミュンヘン」('05)にも出てたのでした。

後半、庭師が突然病魔に襲われる事で、彼への思いやりから、画家自身の内面に変化が起こり、こじれていた妻(ファニー・コタンソン)との関係も修復の兆し、そしてクライマックスへ、というのは常套的かもしれませんが、

やはり、アイテムになる思いの形が、美しい川での鯉釣り、だったり、庭師に頼まれ、画家が彼の好きだったものを描いた、黄色い長靴、野菜、魚、身に着けていれば役に立つ、と忠告された紐とナイフ、等の、この画家にしては素朴な絵の数々、庭師が育て上げた家庭菜園等、視覚的にもナイーブで印象的。

9/18追記:舞台はほとんど画家の家(の庭)ですが、画家が妻に会いに、また庭師を友人の医者の所へ連れて行く折に、パリにも行って、ルーヴル美術館を訪れ、庭師に肖像画の蔭影を指摘したり、庭師が馴染みのドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」を眺めたり、ほんの少しでしたが、私は「ダ・ヴィンチ・コード」以来見かけたルーヴル舞台でした。

そういう所で、人情味、エスプリ、アートの味わい、美しいのどかな風景等ミックスで、結構充足感残った作品でした。

関連サイト:amazon「画家と庭師とカンパーニュ」http://www.paoon.com/film/bfljloiga.html
関連記事:フリーゾーン(’05)(53)、ミュンヘン(’05)(3)、ダ・ヴィンチ・コード(’06)八日目(’96)ピエロの赤い鼻(’03)そして、デブノーの森へ(’04)ぼくの大切なともだち(’06)
(スレッドファイルリンク(ここでは「フリーゾーン」~「ダ・ヴィンチ・コード」)は開かない場合あるようです)

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          <ルノワール「アルジャントゥイユの庭で製作するモネ」カード>
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by MIEKOMISSLIM | 2010-09-16 00:00 | 洋画 | Trackback(4) | Comments(0)


大北海道展/秋の北海道物産展

先日「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」を見た後、京王と小田急新宿店で、昨日までだった北海道展に寄ってきました。

途中、乗り換えの渋谷で東急東横店での九州展ポスターを見かけ、こちらも寄ってみたら、イートインが長崎ちゃんぽん、やはり予定通り北海道展にする事にしたのですが、ここでの物産展を覗いたのは初めてで、何だか新宿でのより、狭いスペースに店がひしめいていて、混んでもいて動き難いですが、こちらの方が、祭りの屋台が並んでるようなムード、と。

a0116217_1581488.jpg広告チラシで見ていて、小田急のイートイン目玉の「味噌カレーラーメン」はどうも食べたい気が起こらず、京王の方の「らーめん家本舗ずん・どう」店で、私も母も「年代別塩ラーメン」に。着いたのが4時頃だったので、少し楽しみにしてた目玉の「海鮮五目塩らーめん」は50食限定で、残念ながら品切れ。

関連記事を見たら、丁度昨年の今頃にも京王での北海道展の同じ「ずん・どう」で、やはりこのラーメンが品切れで、2人共「とんこつ味噌ラーメン」にしてたのでした。でも今回の「年代・・」も、塩味は久し振りでしたが、あっさりスパイス効いたスープ+コシある麺で、なかなか美味。

具はチャーシュー、卵、ワカメ等と、細切りの茶色のものは何か?食べてもみても2人共どうも判らず、店の人が隣を片付けに来た時聞いてみたら、ネギを揚げたものです、と。母は先日の伊勢丹での濃い目「えびそば」より、こちらの方が数段良かったようでした。

a0116217_159052.jpgデザートに、私は「ファームデザインズ」店で「つぶつぶソフトクリーム」(↑)、母は「あいすの家」店で「夕張メロンソフト」(←)に。「つぶつぶ・・」には小さな牛の形のビスケット付き、確かに口の中でつぶつぶ感があって、まろやか味。母のも爽やか食感で美味しかった、と。

その後見て廻ってから、小田急の方も寄ってみましたが、ここではソフト系店舗がいつになく多く目に付き、さすがにさらに、は食べませんでしたが「花畑牧場」初め、5軒(以上)はあったかと。少しブラブラして、「サンマルコ」店で、私はじゃがもち、母はポテトドッグを買って帰りました。

近年どうも「じゃがいももち」「じゃがもち」「いももち」の区別が曖昧だったのでしたが、今回私が買った店での表示が「じゃがもち」、パックには「いももち」とあって、この2つが、じゃがいも+片栗粉の、歯応え、コシのある餅の食感で、

甘辛のたれとノリで巻いている見た目は同じでも、先日伊勢丹で買った「じゃがいももち」は、原料がじゃがいもメインで、餅の食感はない柔らかいタイプ。私は断然餅食感の前者の方が好みで、でも折にそのつもりで買ったら後者だったり、という事もあったのですが、たまたま続けて買ってみて、どうやらネーミングでそういう違い、と、改めてチェック出来ました。

追記:ちょっと検索して見てみたら、レシピ的にはこの3つは同じようで、特に「じゃがいももち」なら片栗粉を使わないとか少ない、訳でもないようで、メーカーによって配分量等違うので食感も違うのかも。北海道展売り場での体験の限りでは、どうも上記のような違い、と思うのですが、また機会あったら、名前と食感を確かめておこうかと思います。

関連サイト:京王百貨店 Webちらし9/9号新宿経済新聞 秋の北海道物産展
関連記事:桜さくらサクラ2009秋の大北海道展秋の北海道展/イタリア展大北海道展冬の北海道物産展大北海道展春の大北海道展/井の頭公園の桜秋の大北海道展

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                      <年代別塩ラーメン>
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by MIEKOMISSLIM | 2010-09-15 00:00 | グルメ | Trackback | Comments(0)


ザ・コレクション・ヴィンタトゥール

昨日、世田谷美術館で開催中のこの展示会に母と行ってきました。スイスのヴィンタトゥール美術館のコレクション展で、主な印象派所もあり、幅広く、90点全て日本初公開、という事でも気になっていて、

世田谷美術館は、渋谷で乗り換え東急田園都市線の用賀駅から、バスか徒歩20分、少し行くのが手間で、先月も行こうとした折はあったのですが、やや忙しなかったし、出来れば少し涼しくなってから、とは思っていて、やはり行ける時に、と。

ここは、母もですが多分私も多分初めて。どうも何かの小説で、ここでのシーンがあった、断片的淡い記憶はあるのですが、具体的に思い出せません。美術館行きバスは1時間に1,2本しかなく、駅に着いた時、次の便の直前で丁度良く、車窓の街並みも、街路樹とかどこかシック。世田谷区自体、結構久方。

この路線も、大分前上京時に、ユーミン聖地巡り的に「かんらん車」舞台だった遊園地の跡地へと、二子玉川園駅まで乗った覚え、のみ。それは用賀の次だったのでした。

a0116217_2120226.jpgバス停から砧公園を通っての、緑の空間も、新宿御苑等とは何処か違う、ゆったりヨーロッパ風な雰囲気もしたり。美術館自体も、国立新美術館等のモダンさとは違う、クラシックさですが、三菱一号美術館よりも広々としていて、そう混んでもおらず、ゆったり鑑賞出来て、交通の便を省けば、割と気に入りました。

8章に分けての展示、第1章「ドラクロワから印象派まで」で、コロー、ブーダン、モネ、ドガ、ピサロ、ルノワール等並びましたが、ここで目に残ったのは、シスレーの空のブルーと壁の白のコントラストの「朝日を浴びるモレ教会」

2章「フランス近代Ⅱ:印象派以降の時代」に、ポスターやチラシで使用の目玉作品ゴッホの「郵便配達人」や、先日「夏時間の庭」('08)で登場していたルドンの作品が3点、劇中では抽象画だったと思うのですが、今回は港、花、読書する人物画でした。

a0116217_14665.jpg4章「ナビ派から20世紀へ」に、ボナール、ヴラマンク、ユトリロ等ありましたが、ここで目を引かれたのはマルケの緑のあっさりした川岸風景の「ラ・ヴァレンヌ=サン=ティレール」。

5章が「ヴァロットンとスイスの具象画家」とあって、先日オルセー展で「ボール」を久方に見て、他作品もインパクトあったヴァロットンですが、スイス出身だった、という事と、「ボール」等作風からしてそう派手な巨匠、という感はなかったですが、こういう風に章の表題になる知名度の画家、と改めて。

5点あって、「浴女のいる風景」は「ボール」の深い緑が重なるような、水際と対岸の風景+4人の裸の浴女達、で、目に残ったのは、静物画「水差しとキズイセン」(←)ですが、この「浴女・・」が、風景だけだったら、こちらが清々しく一番良かった、と。

6章「20世紀Ⅰ:表現主義傾向」で、クレーやカンディンスキーもあったのですが、ここでちょっと印象的だったのが、ヴィルヘルム・レームブルック「振り向く少女の頭部(歩く少女の頭部)」という微妙な表情の少女の彫刻。

a0116217_14244292.jpg人造石が素材のようで、傍らの解説文に、「表現主義とは、素材に閉じ込められている精神を性格に外に救出する、という事で、微笑みとも嘆息ともつかない柔らかな表情が生まれた」との事で、この穏やかな薄ピンクの石に”精神”があるとしたら、こういう表情なのか、と。普段余り彫刻は気にならないのですが、ちょっと目に留まりました。

8章「20世紀Ⅲ:素朴派から新たなリアリズムへ」に、「郵便・・」ともう1つの目玉作品、アンリ・ルソーの「赤ん坊のお祝い!」があって、意志的な表情やズドンとした足の太さ、大人の象徴?かのような髭のマリオネットを持つ腕等、確かに逞しい赤ん坊像、ですが、傍らのもう1点、花瓶と花の「花束」(→)の方が好み。

今回一番インパクトは、3章「ドイツとスイスの近代画家」での、アルベルト・アンカー「コーヒーとコニャック」(↓)。白いテーブルクロスの上のコーヒーカップ、砂糖、ピッチャー、ガラス瓶等の静物画で、赤茶色のバック。派手さはないですが、何だか律儀な端正さ、が気に入って、これは後で売店で久方にB3版ポスター購入。

a0116217_21235244.jpgその他カードは、上記のシスレー、ヴァロットン2枚、アンリ・ルソー、マルケ、ヴィルヘルム・トリュプナーの緑の水際風景「ぜーオンにて」、マリウス・ボルジョーの「キャバレーの中、二人の老人、眠る人」。母は「ゼーオンにて」「コーヒーと・・」「花束」を買ってました。

入場券に、ミュージアムコレクション展の半券も付いていて、丁度今整備中、15日以降今回の期間来月17日まで「鴎外の娘と小堀四郎」展に使えるようですが、そのためにまたはここまで来ないし、少し残念。入り口フロアで流していた15分のヴィンタトゥール紹介映像を見て、バスの時間に合わせて出ましたが、まあ少し遠路来た甲斐はあった、という所でした。

関連サイト:ザ・コレクション・ヴィンタトゥール
関連記事:フランス印象派・新印象派展クリーブランド美術館展大エルミタージュ美術館展オルセー美術館展大回顧展モネモーリス・ユトリロ展ユトリロ版画展レッド・バルーン(’07)フィラデルフィア美術館展ルノワール+ルノワール 2人の天才が愛した女性ルノワール+ルノワール展美の巨人たち シスレー没後50年 モーリス・ド・ヴラマンク展芸術都市パリの100年展ルノワール~伝統と革新/味百選ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たちプレミアム8<紀行>夢の聖地へ モネの庭モーリス・ユトリロ パリを愛した孤独な画家語りかける風景マネとモダン・パリ印象派はお好きですか?マン・レイ展 知られざる創作の秘密オルセー美術館展 「ポスト印象派」モネ・ルノワールと印象派・新印象派展夏時間の庭(’08)

a0116217_21265787.jpg

                        <入り口のポスター>
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by MIEKOMISSLIM | 2010-09-13 00:00 | 芸術 | Trackback | Comments(0)


英検対策

先日から始動して、手を付けたのは、前回の全般復習、過去問’07年1回筆記を1・4番、2・3番ずつ解き直し。筆記はこのペースでやっていこうかと。やはり1次は高得点突破、の意気ではいきたいです。

前回ネックの3番内容把握は40分で通りたい所、1時間かかっていて、なるべく短縮を意識して、と。また今の準1級のリスニングが、どんなものだろうかと、英検サイトで’09年3回の分をやってみました。準1は私は’87年導入時に取って、当時も何かの形でリスニング問題もあったとは思うのですが、どうも思い出せず。                             

今回やってみて、1級の最後のインタビューがない分、Part1と2が2問ずつ多く、1~3まで形は同じでもやや短め。後でスクリプトで照合しても、馴染みない語句もほとんどないですが、かと言って、格段に簡単、とも思えず正解率は1級とそう変わらず、で、やはり準2辺りから、サイトにある分はやってみる事に。
                                 
準1問題で印象的だったのは、Part2の中の「Shopping in the Spotlight」という文で、イギリスでは、毎年購入される食物の3分の1、6700万トン、1世帯につき670ドル分、が棄てられていて、一番の浪費削減法は、スーパーで買わない事、のような内容。
                                                                                                                                         a0116217_19533757.jpga0116217_19521613.jpg丁度読んでいる小人シリーズが生まれた同じ国、と思えば皮肉で、借り暮らし族が実在するとしたら、その廃棄分を彼らに確保すれば、まず絶滅の危機、という事はないだろうに、等とふと思ったり。

このシリーズ、と言えば、図書館サイトで「川をくだる小人たち」('76)の原書「The Borrowers Afloat」('59)の在庫があるのを発見、やはりこの機会に、英文慣れ的にも読んでみることにして、今4分の1位まで。1冊目で覚えある渋め単語、ノートンの文体慣れもあってか、前よりは読み易い感触です。<(C)PUFFIN BOOKS (C)(株)岩波書店↑>

久方に「トラッド・ジャパン」も見て、先週は「神輿」。これは昨年も未見。黄色いはっぴを着たアットキン氏。何故神輿の担ぎ手が酔っ払っているのか?という問いに、江口先生は、神々は酒が好きで、古代から大事な貢物なので、祭りに酒は付き物、と答えてたのですが、

元々人間の酒への嗜好、業、というか、から神は酒好き、という事になって、祭りでも公然の行為、になったのでは、とも。私は全くの下戸で、口当たりいいフィズ系なら少し飲めても、酒類を美味しいと思った事は一度もないし、

昨年2次本番でも飲酒トピックにした事がありましたが、大学のクラブ歓迎会でかなり気分悪くなった思い出等もあり、色んな場での無理強いでの事故も聞くし、祭りを賑やかにはしても、何だか、という風習だと。

「Words&Culture」コーナーで、19世紀日本で神仏分離の考えが強まった頃、英語が入ってきて、「temple(寺)]と「shrine(神社)」の訳し分けが出来て、そもそも「temple」は宗教的な建物、に対して、「shrine」が歴史上の聖地や殿堂で、宗教関係とは限らず「ここはプレスリーのshrine(聖地)だ」等とも言える、というのが、今にしてやや意外、辞書を見てみると、確かに「神社」の他に、「聖堂、殿堂、聖地、整骨箱」等の意味が。

それと、西洋では、祭りでミニチュア教会を担ぎ廻したりはしないし、”外出する”のは日本の神の特徴、等というのも、ちょっと面白かったです。

(C)スクリーンプレイ(株)
a0116217_10215349.jpg「オズ・・」リスニングも久方に再開、P23までチェック。ドロシーの抵抗空しく、トトがガウチに連れ去られますが、自転車の後ろの篭から逃げ出し、戻ってきて、ドロシーはトトと共に、逃げなければ、と家出、という所まで。P22,23に、ジュディ・ガーランドの経歴記事が。この作品での人気、また「スター誕生」でカムバック、以外は、破天荒で不幸続き、という印象あり、この作品の17才時も、スマートというよりふくよかな方、かもしれませんが、薬物中毒になったのは、太りやすい体質だったため、とか、5度の結婚暦、後年でのキャバレーステージでの失敗、受けた屈辱、享年47才の若さだった、等、波乱ぶりが改めて、でした。

関連サイト:STEP 英検ー日本英語検定協会トラッド・ジャパン
関連記事:The Borrowers(’52)/床下の小人たち(’69)川をくだる小人たち(’76)英検申込み
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by MIEKOMISSLIM | 2010-09-12 00:00 | 勉強 | Trackback | Comments(0)

    

’09年1月末AOL映画掲示板、ブログが終了、気分新たにマイペースで、音楽・芸術鑑賞、ユーミン関連、読書、英検1級対策、グルメ、仕事等含めて書いてます。英検は’11年11月に無事合格達成出来ました!
by MIEKOMISSLIM
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