Something Impressive(KYOKOⅢ)


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ミュージック・ポートレイト~人生が1枚のレコードだったら~

一昨夜放映のこの番組、一部オンタイム、一部録画で見ました。正隆氏と政治学者姜尚中が出演、「人生で大切な10曲を選ぶとしたら、あなたは一体どの曲を選びますか?」という内容。

a0116217_21135752.jpgこれは秋口に、「SONGS」の後、予告がチラッと映り、バックに「ひこうき雲」が流れてて、気にはなったのですが、チェックし損ね無念だった番組で、不意に今、再放送。記事は年越しになりそうですが、やはり今年のブログ締めは、この番組+「ひこうき雲」を挙げておきたいと思います。< (C)クラウンレコード(株)→>

録画セットはしておいたのですが、オンタイムで点けた時、丁度正隆氏が最後の「ひこうき雲」について語ってる核心の所。

彼女との出会いで、暗黒時代から救われたんだけれど、深く喧嘩する度に、不覚にも口にしてしまうのは、俺の人生を返せ、という事で、お前のためにずっと俺の音楽は捧げてきた、という意味合いで、自分の音楽性は全て彼女の作品にあって、自分の名はその中に溶かしてしまった。

その度に彼女は、私達はチームだ、”ユーミン”というのは、彼であり彼女だ、と言うけれど、58才の今、まだ、"ユーミン"が、松任谷正隆と、松任谷由実または荒井由実で作ったもの、とは思えない、でも死ぬ間際には、そう思えるんじゃないかな、そういう人生にしたい、彼女に感謝して死にたい、というようなコメント。

それに対して姜尚中氏が、それって、最大のラブコールかもしれないですね、と。

TVでの正隆氏、というのは、大分前車関係の番組をしていたり、近年「シャングリラ」過程ドキュメンタリーでの姿、ですが、ずっとユーミンとは一心同体、黒子的イメージの本人の口から、彼女との関係に対して、こういう率直な所を聞くのは、今にして初めてかと、少し感慨も。

こういう発言は、ユーミン最新曲の熟年愛ソング「ダンスのように抱き寄せたい」を意識して、という訳でもないとは思うのですが、色々思い出すとこの夫妻に、全く波風がなかったとも思えませんが、今回感じたのは根本的に、この夫妻から放たれる「ダンスの・・」的なラブソング、愛情に、嘘はなさそう、というか、妙な白々しさは感じずにすみそうな、と。

正隆氏本人が歌う曲としては、手元にあるのは「ティンパンアレー時代」カセット(↑)で、ユーミン曲は「荒涼」「夜の旅人」「HONG KONG NIGHT SIGHT」「月にてらされて」、「荒涼」以外は正隆氏作曲だったのでしたが、マイベストは、ハイファイセットも「荒涼」と共に歌ってた、「月にてらされて」。



でもそういう曲も入れておらず、やはり最後に挙げたユーミン曲が、2人の出会い、原点曲、「ひこうき雲」。近年あえてこの曲を聞きなおしたり、という機会もなくコンサートでも歌われませんが、この年の瀬に、この曲の持つ清冽さ、というものも、時を経て改めて、という所。


2人が挙げたのは、

 松任谷正隆                        姜尚中  
   
1 いつか夢で(眠れる森の美女)            りんご追分(美空ひばり)
2 砂に消えた涙(ミーナ)                アイドルを探せ(シルヴィ・バルタン) 
3 500マイル(キングストントリオ)           帰ってきたヨッパライ
                               (フォーク・クルセーダーズ)
4 フォギー・マウンテン・ブレイクダウン        イムジン河(  〃  )                     
 (レスターフラット アンド アールスクラッグス)
5 いそしぎ(アストラッド・ジルベルト)          ヨイトマケの唄(美輪明宏)                 
6 The Weight (The Band)            ワイルドで行こう(ステッペン・ウルフ)
7 You are everything(スタイリスティックス)  リリー・マルレーン(M・デートリッヒ)       
8 Off the wall(マイケル・ジャクソン)        中央フリーウェイ (荒井由実) 
9 ほうろう(小坂忠)                    コールドベルク変奏曲(バッハ)   
10 ひこうき雲(荒井由実)                茶摘み(童謡) 
      
で、やはり正隆氏が挙げた曲の中には、「砂に消えた涙」「いそしぎ」「You are everything」、そして先日「クリスマスの約束」の松版で、改めていい曲、と思ったばかりの「500マイル」とか、やはり私個人的に琴線に触れてきた曲、との重なりもあったりして、何だか納得、という所も。


1/1追記:思えば正隆氏自身の音楽ルーツ歴、というのもそう聞いた事はなかったですが、裕福な家庭に育って、幼少時から音楽の素養あって、小学校から慶応ボーイ。でも軽いパニック症で、共同生活が出来ず、混んだ電車にも乗れず、等の問題があって、空想の中に逃げ込む子供で、それが自分の原点、その後もそういう本質的なナイーブ面はあったようで、

何だかこの人は、そういう葛藤、というより、ナイーブ部分を引き出しとして持つ、漂々と世慣れたサラブレッド、的イメージだったので、やや意外。

2曲目の「砂に消えた涙」は、こっそり部屋でラジオで聞いてて、このイタリア歌手ミーナに、恋する感じ、と。私はミーナの原曲でなく、日本人女性シンガー版で馴染み、優しい牧歌的歌謡曲、の感覚で好きで、誰のがインパクトだったか定かではないですが、ルーツは懐メロでの黛ジュン版かもしれません。

                     

ベトナム戦争の頃、徴兵に借り出されたら、どう自殺しようか、と真剣に悩んでたそうで、そんな頃「500マイル」のメロディに心震わせた、というのも、何だか判るような、と。どちらが本家なのか、どちらもカバーなのか?ですが、ピーター・ポール&マリーの他に、このキングストントリオ版もあったのだった、と。

そして、「ひこうき雲」以外で、一番インパクトだった選曲が「いそしぎ」。このアストラッド・ジルベルト版は初耳でしたが、高校時代、楽器を教えていた女生徒から教えられて、こんないい曲があるんだ、とびっくりして、今の音楽、生活、洗練されたものへの憧れの、表紙が開いた、等と語ってたのですが、

「いそしぎ」は、やはりマイベスト10映画に入るのは、この哀愁のテーマ曲による所が65~70%位、とも思えるDNA的好み曲なので、「いそしぎ」のようなユーミン曲は、と、即浮かぶ訳ではないのですが、やはり間接ルーツの1つ、と思えば感慨。

                

そして、学生時代に小坂忠のバックバンドに参加、というのも初耳。9曲目に、当時自分が参加した「ほうろう」を挙げて、今久方に聞いて、感動したそうですが、当時は、そこにやりたい音楽はなく、バンドの人間関係にも馴染めず、悶々とした頃に出会ったのが「You are everything」、と。

いわば逃げ場、だったのがスタイリスティックスの洗練だれた美しさ、で、何をやってもうまくいかず、とにかく何か”本物”を見つけたい、と悶々としてた、そうですが、

これは、やはり原曲もさることながら、オフコースライブ「秋ゆく街で」の中で、一部ですがメドレーの時歌われたのも印象的な、好み洋楽の1つで、このチョイスにも何だか、パズルが1つ、はまるような感じ。

                

そして、どうやってドロップアウトしていくんだろうという恐怖感ばかりで、人生的にギリギリの所で、ユーミンに出会って、あのままいったら音楽はやってないと思うし、簡単に言ったら、うちのかみさんが僕を救ってくれた、と回顧。

これまで、どちらかと言えば、ユーミンは、色んな面での影の正隆氏のサポートあってこその輝き、という印象だったのが、そもそものスタート地点で、彼女が彼の救世主、でもあった、というのも今にして、で、

そうは言っても、もしかして、互いに出会わなくても個々に、いずれ音楽界で何らかの存在感を示した2人では、とも思うのですが、出会った事によって、それまでなかった魅力の”ユーミン”という奇跡の誕生、化学変化が起きた、というも改めて。

そして、プロデューサーとしての彼に決定的影響を与えた曲、として、マイケル・ジャクソン20才の時の「オフ・ザ・ウォール」が挙げられ、物凄く完成度の高い未完成、人生の大切な要素である、未完成である事、悟ってる部分、運、自信等、音楽人として、全部がある、



これを頭の上にぶら下げて、それに向かって生きてる感じ、この曲で、自分の今の30年を言ってしまっている、等と、絶賛ぶり。単純に思えば、ユーミン曲のリズムやステージパフォーマンスのルーツのある部分=マイケル、という図式だった、と、新たな意識も。先日イブの夜マイケル特番を録画したのだった、と思い出しました。


正直言ってこの企画、私にとっては正隆氏の10曲だけでも十分、でしたが、同年代の在日韓国人二世姜尚中氏という、生い立ち的~人生的には正隆氏と接点なさそうな人との、2人の番組にする事で、色んな人生とリンクする、音楽の懐深さ、のような味わいもあったかと。 

この人は、具体的に記憶にありませんが、ちょっと映像が映って以前「朝までテレビ」討論とかにも出てたのだった、と。正隆氏とは対極、両親が廃品回収をしながら営んだ生活の中での幼少期~在日二世、という自分の出生に悩む青年期の中、「りんご追分」、「イムジン河」、「ヨイトマケの歌」等、この人の背景自体が、直接反映されたような選曲。

印象的だったのは、悶々としてた大学時代、叔父の誘いで初めて祖国韓国に出向き、自分をリセットしてみよう、という気になった、という時、その自由な世界観にも後押しされた、として「イージー・ライダー」冒頭の「ワイルドで行こう」。映像も少し出て一瞬懐かしいものもありましたが、同時期の正隆氏のアメリカ曲選曲が「500マイル」、という違いも思ったり。

それと、ドイツ留学した時琴線に触れた、というマレーネ・ディートリッヒの「リリー・マルレーン」。この曲は、加藤登紀子等色んな人版で、耳にしてきた、とは思うのですが、この元々の映画劇中の原曲は、聞いた事あったか?定かではないですが、

今回聞いて、マレーネ・ディートリッヒってこういう叩きつけるような歌い方だったのだった、と。ナチスから逃れてアメリカでもこの曲を歌う、彼女のデラシネ、根無し草的な部分に、自分も共感した、という、やはり、在日二世、というルーツが選ばした曲、という感で、

同じ時期「オフ・ザ・ウォール」に衝撃を受けてた正隆氏、とは、やはり別種人生、接点なさそうではありますが、少年期、同時期に流行った外人女性シンガーの「砂に消えた・・」「アイドルを探せ」を選んでたり、情けない位一緒ですね、と苦笑、というシーンもあったり、

自分の別世界への逃避先だった、として挙げた「帰って来たヨッパライ」は、正隆氏も、最初に買ったシングル盤だった、とか、環境は全く違っても、同世代人として、リンクする部分も、というのも何だか音楽の普遍性、が改めて思われたり。


そして、共演者に敬意を表して、という部分も多少なりともあったのかもしれないですが、姜尚中8曲目に「中央フリーウェイ」。

ドイツから帰国して、結婚、子供も出来た生活の中で、初めてユーミンの音楽を意識、そして、時代はバブルへ向かっていて、リッチな人の楽しい歌、が、物凄く胸糞悪かった、でも、心の中でやっかんでたのかもしれない、ユーミンはスタジオのスターで、ああいう雰囲気に、強く違和感あった、と。

この人からしたら、それが正直な所かも、と思うのですが、当時の埼玉の公団住宅での暮らしで、初めて日本の地域社会の色んな人々と出会って、浮かれた日本とは、ちょっと違う人達がいる、と気付いて、この社会に根を持とう、と思えた、と回顧。

ある意味逆ユーミン効果、にも思えますが、そういうバブル=ユーミン世界へのやっかみがエネルギー源に、等とは語らなかったし、漂々と穏和な物腰が感じられるこの人に、そういう特別な意識はなかったのかもしれないですが、その後、政治学者としてメディアにも頻繁に登場、発言が注目されるようになって、在日韓国人として初の東大教授に迎えられ、という過程のようで、

笑いながら、今、中央道を通ったりすると必ず「中央フリーウェイ」を口ずさんでる、意外にも、胸糞の悪かった80年代に耳に沢山聞いた曲が、口から出てくる、というのは、そういう今のこの人の、日本社会で認められてる、という充足感からの、ある種の懐の広がり、気持ち的余裕あってこそかも、と。



「中央・・」も、「ひこうき雲」程ではないですが、久方。やはりこれは、実際舞台の中央道のそれらしき辺りを走った時の感慨、は記憶薄れてても、収録アルバム「14番目の月」('76)の匂い、というか、澄んだ感触が一瞬蘇って、ノスタルジー。

そういう、それぞれの背景あっての10曲、やはり締めの「ひこうき雲」に至る、正隆氏のユーミンエピソードが一番印象的でしたが、それ以外の所でも、年納めに相応しい、なかなか興味深く面白かった番組でした。

a0116217_16441588.jpg私自身の人生の10曲、と今一度考えてみたのですが、数々愛聴曲あっても、総合したらやはり別枠的、今ハンドル名にも入れてる、ユーミン2枚目「MISSLIM」('74)の10曲と、プラスαで「ひこうき雲」('73)の中の「雨の街を」になるだろう、と思います。<(C)ALFA RECORD, INC.→>

このアルバムに出会ってなかったら、思春期「海を見ていた午後」の静かな衝撃がなかったら、今、ここ東京(関東)に、いるだろううか、とか、価値観とか、好みとか、思い出の色合いとか、多分色んな事が、違うはず、と思うので。

関連サイト:NHK番組たまご ミュージック・ポートレイト~人生が1枚のレコードだったら~
関連記事:松任谷由実EXPOドームライブあの歌がきこえる「魔法の鏡」「海を見ていた午後」「卒業写真」天国の本屋~恋火(’04)松任谷由実コンサート THE LAST WEDNESDAYさよならみどりちゃん(’04)瞳を閉じてプレミアム10 松任谷・寺岡・ゆず等シャングリラⅢYuming Films(’07)SONGS 美輪明宏「いちご白書」をもう一度(’75)ユーミンと映画・市川準監督TRANSIT2009チケットMusic Lovers・SONGS 松任谷由実<1><2>そしてもう一度夢見るだろう/松任谷由実(’09)・No Reason~オトコゴコロ~/高橋真梨子(’09)探検ロマン世界遺産 ユーミン×世界遺産TRANSIT2009コンサートShout at YUMING ROCKS('09)VIVA!6×7/松任谷由実(’04)時をかける少女(’10)SONGS 徳永英明麗美ファーストフライト(’82)音楽のチカラ「青春の言葉 風街の歌 作詞家 松本隆の40年」SONGS 松田聖子<1><2>RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の話(’10)SONGS 郷ひろみ松本隆に捧ぐー風街DNA-(’10)クリスマスの約束


               
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by MIEKOMISSLIM | 2010-12-31 00:00 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


英検対策

今月中その後進めたのは、リスニングは’05年1回の残りと’04年度の3回分の過去問ディクテーションと、総合でDAILY30日間の、15日目レビューテストまで。リスニングは、最低限今年中には、と思っていた所までは来た、という所です。
                                   (C)(株)旺文社
a0116217_22384284.jpgリスニングは、前よりふとした単語で耳に入ってくるものが増えた感触はしますが、結構数字を間違ってたり、手応えは微妙。年明けからはラジオ放送等で、初内容のものへの慣れも再開しようと。

サイドリーダーに、と思ってた「The Complete Borrowers」も、3章まで進めてたのですが、これは図書館のリクエストで入手で、その場合延長は出来ず、再度借りるならまたリクエストし直す手順、と。

そうしても、すぐには来ないようで、1冊買おうかと思ってるのですが、余り色々手を付けても、と、今回試験後にする事に。それにしても、読解の練習不足気味で、コンスタントにいかないと、と。

前に通ってはいる内容ですが、改めてちょっと面白いと引っ掛かったのは、’04年3回リスニングParr1最初の男女の会話で、ロマンス、冒険、ユーモアの入り混じった小説を絶賛してる女性に対して、

男性が、「どうかなあ。僕の人生は他人の問題に巻き込まれなくても十分ドラマティックだよ。特に実際に存在しない人の問題なんてね」「マークったら、あなたは想像力がないことが問題ね」というようなやり取り。

それと、同回リスニングPart2最初の「Giving Makes Life Last Longer(与えることで人生は長くなる)」で、ミシガン大学の調査で、423組の年配夫婦に、前の年友人や隣人を一度でも助けたことがあるか、と聞いて、その5年後、助けた、と答えた人達は、そうでない人達より、生存可能性が50%高かった、という結果。

文中では、助ける内容は、人を車に乗せてあげる等、小さな事で十分、とか、懐疑的な批評家に対して、参加者の数の多さや、5年というスパンの長さからして、科学的見地から言って、結果が偶然という事はほとんどない、等と書いてて、何だか世知辛さとは対局な”科学結果”、というか。

(C)(株)旺文社
a0116217_2393343.jpg今日で仕事納めでもあったのですが、午後に来た中1男子の宿題の英語問題集を合わしてて、「story」が教科書ではまだ出てない語で引っ掛かってて、でもストーリーって、普段聞いた事あるよね?と聞いたら、ああ「トイ・ストーリー」とか、と言って、一家で「トイ・ストーリー3」を見に行ったらしく、

このお宅はお父さんが中学の教師で、割と厳しいようで、まあTVアニメや漫画はある程度OKでも、余りそういう類はないかと思ってたら、「トイ・・」は両親共好きで、家に前シリーズDVDもある、と。余りこの生徒とはそういう話した事はなかったですが、

今年他に劇場で見たのは劇場版「NARUTO」で、これは両親は全く興味なく、兄と行ったらしく、どちらが面白かった?と聞いたら「トイ・・」のようでした。「カーズ」とかも、見てはなかったですが内容は知ってる、と。

(C)スクリーンプレイ出版(株)
a0116217_22395461.jpg「オズ・・」P31までチェック、マーヴェル教授の馬車の中で、教授の水晶玉でのニセ透視を信じて、エム叔母が自分を心配の余り病気になっている、と信じ込んで、ドロシーが急いで家に引き返し、竜巻がやって来る所まで。この教授はいかさま師ですが、ここでのやり取りは、家出娘を家に帰すための好意からの手段か、その場しのぎの出鱈目だったのか、そのミックスか?と改めて微妙な感も。「polka-dot」で「水玉模様の」、「whopper(ばかでかいもの)」が、土地の農民言葉で嵐を指す言葉、「Doggone it」が、「God damn it」の転化「Dog on it」のもじりのようで「ちきしょう」だったのでした。


関連サイト:STEP 英検ー日本英語検定協会ー
関連記事:The Complete Borrowers(’82)英検申込み・対策
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by MIEKOMISSLIM | 2010-12-30 00:00 | 勉強 | Trackback | Comments(0)


冬期直前講習

一昨日から、冬期講習が実質スタートしました。今回は、受験生は中3生が志望校の1つに推薦で、という方向で、今の所一般受験対策の生徒はなし。

平常外で入った講習は、私立中2年の男子が、英検3級と、2月に数検準2級を受けることになって、その対策で、冬休み中に2時間×2回と、来月の英検の週まで平常に1時間×5回加えることに。それと、中3女子の英検準2級対策で、やはり休み中に90分×2回、その他少し、中1、2生が単発で、という所。

本腰での数検対策、というのは私は今まで機会なく、当初この生徒は中3終了程度の3級にする予定が、友達に誘われて準2にチャレンジする事にした、との事で、普段の成績もトップクラス維持してる子だし、やる気があるのはいいのですが、

さすがに高1レベルまで範囲なので、試験形式の問題集最初の方から、なかなか一筋縄ではいかず。でも、とりあえず2回終わって、当面数式計算、2次方程式から入ってますが、やはり飲み込みはいい方で、公式をインプットしようとしたり、何とか解いていこうという姿勢はあるので、まあ結果は判りませんが、やり応えはある、という感じ。

英検3級の方も、やはり中3の文法等抑えながら、ですが、着々と問題をこなしてくるし、こちらは普通にいけば大丈夫では、と。

中3女子の英検準2級は、秋の試験では合唱祭での「ハナミズキ」ピアノ伴奏やら定期テスト対策やらで、直前付け刃的で、やはり不合格Aだったのですが、再チャレンジ。中学の内に準2は出来れば取っておきたい、とは言ってますが、受験が推薦でほぼ決まって、やや気抜けはしてて、微妙な所。

でも先日から、範囲になる高校分野の主な文法チェックはしたり、少なくとも前回よりは、まともに練習積んで、本番に臨めそうです。どちらのお母さんも、まあ結果はさておき、今後のためにもなるし、というスタンス、とは言っても当然やる以上結果が出れば、ではありますが、

何かと波もありつつ、まあここまできた、という部分もあるし、生徒個々のバイオリズムもあるし、不要に力入れすぎると、あだになったり、自分の英検とまた”二兎を追うもの・・”な気配もして、そこそこに、かつベストを尽くしていければ、という所。年内は明日まで予定、新年は4日からです。

関連サイト:STEP 英検ー日本英語検定協会ー「数検」公式ホームページ-suken-数学検定
関連記事:期末テスト対策終了

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a0116217_16233383.jpg<最近親御さんから頂いたチョコ、コーヒー、食材セット>
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by MIEKOMISSLIM | 2010-12-29 00:00 | 仕事 | Trackback | Comments(0)


クリスマスの約束

一昨夜恒例の「クリスマスの約束」、一部オンタイム一部録画で見ました。いつも25日夜なのが、今回イブの夜放映。場所は小田さんの地元横浜の赤レンガ倉庫、昨年は大規模な多数出演者曲メドレーでしたが、今回は人数も押さえ気味、昨年よりゆったり感、

木根要、大橋卓弥が小田さんをラフにサポートしながら、3人で進行役、という感じ、これはこれでアットホームで良かったかと。


今回一番インパクトは、やはり5曲目の小田さんの「ラブストーリーは突然に」アコースティック版。You tubeでセットで見かける「東京ラブストーリー」の切ない断片記憶も残ってはいるのですが、何だか今回は、1昨年この番組で聞いた頃の事、当時の自分の心境とか妙にリアルに浮かんで、やはり時が経っても何かが刻まれる、すたれない名曲、と改めて。

               


演奏曲

TODAY(The New Christy Minstrels)/全員
Hello, Again 〜昔からある場所〜/JUJU
空も飛べるはず/大橋卓弥
冷たい雨/山本潤子
ラブ・ストーリーは突然に/小田和正
美しすぎて/小田和正・大橋卓弥・根本要
未来へ~長い間/ 玉城千春
500マイル/松たか子
思い出はうたになった/小田和正・根本要
君が好き/清水翔太
惑星タイマー/スキマスイッチ
小さな恋のうた/上江洌清作
TODAY/全員
my home town/小田和正

で、最初全員での「TODAY」の後、JUJUでスタート。昨年のこの番組で知った人で、その時もちょっとインパクトあったのでしたが、やはり結構上手いかも、と、聞いていて、曲名「Hello, Again 昔からある場所」ではピンとこなかったのですが、サビの所で、これは確か聞き覚え、と思ったら、MY LITTLE LOVER曲で、この人がカバーしてたのでした。

次のスキマスイッチのスピッツ曲「空を飛べるはず」。先日見た「櫻の園」のテーマ曲がスピッツ、京野ことみの姿に「白腺流し」彷彿、でしたが、あれのテーマ曲、当時はドラマとセット感でしたが、改めて久方に曲単独で聞いて、結構いい曲だった、と。

             

山本潤子も昨年に引き続き、ですが、今回唯一小田さんと同世代。大橋卓弥らが、自分達には到底出来ない、小田さんへのラフな返答の仕方とか、「小田君」と呼べる、という自体、凄い事、等と言って、当人同士は、学生時代から知ってるし仕方ない、等と苦笑、

小田さんが、今回歌ったハイファイセット「冷たい雨」ヒットの頃、学園祭の度、10回位、自分達が彼女達の前座で出て、白百合女子大で生まれて初めてアンコールを受けた、等とエピソード披露で、オフコースがハイファイセットの前座だった、というのも、ちょっと意外な、という所でした。

昨年は「翼をください」でしたが、今回ハイファイ時代のユーミン曲、やはり当時のハイファイセットも結構好きで、アルバムも「Fashionable Lover」「Love Collection」等愛聴、「冷たい雨」はどちらかというと、バンバンに提供曲、のイメージで、どうせなら今回、アルバムからの曲は無理でも、「土曜の夜は羽田に来るの」、せめて「スカイレストラン」とか、聞きたかった気が。


12/27追記:次の「美しすぎて」は、木根要の選曲で、ガロの曲を、と聞いて、一瞬「学生街の喫茶店」か、と思ったら、そのB面曲、との事で、「学生街・・」は家にシングル盤があって、曲名には覚えありますが、歌自体はちょっと思い出せず。やはりどうせなら「学生街・・」「ロマンス」「ピクニック」辺りだったら、と。

そしてKiroroの玉城千春が、喉を痛めて歌えず、音楽を聞く事も苦しかった、という時期を乗り越えて、のようなエピソードを語り、「未来へ」「長い間」。デビュー前に、高3時に作った「長い間」カセットが小田さんの事務所に来ていて、凄くいい曲だし、と小田さんがプロデュースしかけたけれど、すでに誰かがしていて、すれ違った、のようなエピソードも。

松たか子は、近年常連、という感じ。小田さんが、佐橋・松夫妻と一緒に食事した時、トマトを入れたら何でも美味しい、と言ったら、松たか子が、トマトの料理が上手になったら招待します、と言ったきり、3年経つけど何も言ってこない、と、笑いをとって、松たか子が、じゃあ今日最後まで上手く出来たら、いらして下さい、と収めて、また笑い、というやり取りも。

今回歌ったピーター・ポール&マリーの「500マイル」は、故忌野清志郎が訳詞。イベントで1度共演した時、父が若い時作った曲を一緒に歌って楽しかった、という縁あって、その後この曲を知って気に入って、という経緯、との事で、松本幸四郎に音楽歴があった、というのは初耳。

この日本語版は、忌野清志郎本人だったか、近年誰かが歌ってたのが少しですがTVで流れてた覚え、今回聞いた松版は、メロディにクセのない声質がフィット、という感じ。You tubeで松英語版も見かけ、この人の洋楽カバーというのは初めて聞いたのでしたが、こちらもなかなか清々しくていいと思いました。

              


その後登場の、ハイトーンボイスの清水翔太は昨年も出てたのでしたが、小田さんが息子的に可愛がってるムードで、憧れだったミュージシャンが、TMレボリューションのみ、とか、

上江洌清作は私は初見、小田さんが2回目のこの番組で、今回のこの人の曲「小さな恋のうた」を歌ったのが縁のようで、歌う前、物心ついた時から「クリ約」に出たいと思ってた、と笑いをとって、歌、音楽っていいな、と改めて思った、等と語り、朴訥ですが飄々とした感じ、2人共さり気ない個性、と。

上江洌清作の時に、オリジナルより劣ったものは、歌わせたくない、と語ってたのが、やはり演奏曲のアレンジをする小田さんの、ふとこぼれた、この番組へのこだわりの1つ、とも。

ラストに、皆でもう一度冒頭の「TODAY」。メモを見ながら、というのは今回この時だけだったかと思うのですが、小田さんが、昨日や明日でなく、今こそが、自分の栄光が作られている瞬間、という主旨の歌、とコメント。多分初めて聞いた、伸びやかな唱歌のようなワルツ曲。

そしてアンコール、小田さんが、自分の曲で締めるのは恥ずかしいけれど、地元という事で、この曲を歌ってくれるのはとても嬉しい、と言った時、一瞬「秋の気配」?と頭を過ぎったのですが、「my home town」で締めでした。

演奏曲は、もう少し小田曲、個人的には特にオフコース時代曲が多くても、とは思うのですが、企画的には昨年のスケールよりこじんまり、でも、ゲスト達とのアットホームな絡みも面白かったり、

やはり「ラブストーリー・・」筆頭に、馴染み曲、やや記憶薄れてた曲、初耳曲含めて、特に前半、好みタイプ曲が続いて、一時心の潤い感、で、今回も満足でした。

関連サイト:クリスマスの約束2010 TBSテレビ
関連記事:あの歌がきこえる「言葉にできない」フィルム空の鏡(’97)あの歌がきこえる「生まれ来る子供たちのために」SONGS 忌野清志郎SONGS 小泉今日子/Kiroro帰れない二人(’73)ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~(’09)BANDAGE(’10)櫻の園~さくらのその~(’08)クリスマスの約束(’06)クリスマスの約束(’07)クリスマスの約束(’08)クリスマスの約束(’09)

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                 <’10年11月、モザイク通りにて>
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by MIEKOMISSLIM | 2010-12-26 00:00 | 音楽 | Trackback(2) | Comments(0)


クリスマスデザート

昨日、近年イブ恒例で、仕事前おやつ的に母とケーキを食べました。今年はベリーケーキにして、やはりフルーツ盛り合わせ、コーヒーと共に。ケーキはクリーム、生地もまろやか、ベリー風味とマッチで普通に美味しかったです。

a0116217_16423127.jpg10月末「九州・沖縄の物産展」で触れてたのでしたが、母は、耳の辺りのしこりの「左耳下腺腫瘍」で、スキャニング検査では春まで様子を見る方向でOK、との事で一安心でしたが、

今月に入ってから、相変わらず痛みは全くないけれど、どうもしこりの数が増えたり大きくなってきた気がする、と言い出して、私もちょっと触れてみた所、耳の前の方の膨らみとかは、以前あっただろうか?と。

やはり日々不安に思ってるより病院に行った方が、と、予約入れて行ってみたら、担当医の方は、母や私が気になったしこりは、前からある事はあった、まあこの1ヶ月で悪化、というのは、可能性薄いけれど有得なくもないですが、と、やはりまたスキャニング検査する事に。

その結果が3日前出て、特に前からの変化なし、で、気になるならやはり手術しますか?と言われたのですが、実質変化ないなら、引き続き様子見る方向でいきたいんですけれど、という所で落ち着いて、一件落着。

最近は、しこり変化も感じなくなったようで、今回で、本人がやや違和感あるからと言って、イコール必ずしも悪化でもない、とも判ったし、やや気掛かりだったのでしたが、再び一安心。

滞りなくクリスマスで、ケーキも美味しく味わえて、通常に正月も迎えられそうだし、まあ良かった、という所でした。

関連記事:クリスマスデザート九州・沖縄の物産展

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by MIEKOMISSLIM | 2010-12-25 00:00 | グルメ | Trackback | Comments(0)


櫻の園ーさくらのそのー(’08)

先日見た「コトバのない冬」('08)同様、一昨年東京国際映画祭で気になって挙げていた作品。これは、同年11月に公開、DVDも翌年春リリースだったのでしたが、未見のままで、先週から見始めて昨日見終えました。’90年版と同じ中原俊監督がリメイク。

それに出ていた宮澤美保と梶原阿貴が企画、少女達のその後、というコンセプトだった中原作品「苺の破片」('05)は見てたのですが、期待の「櫻の園」世界彷彿、という事は余り感じられず。この時を経ての直接リメイクもやはり引っ掛かってたのでした。

吉田秋生の原作コミックは未読ですが、オリジナルは、とにかく桜がサラサラ舞う下、甘酸っぱい珠玉作、という感触だけは残ってて、詳細記憶薄れてましたが、You tubeで予告編を見かけて、こういう雰囲気だったのだった、と仄かに蘇ったリ。

               

このリメイク版は、興行的には今一だったようですが、後味は、オリジナルの優美な味は薄れても、そのエキスも漂ってたり、やはりある種の作品より、青春ものとして余程好感な部分もあった、という所でした。


ヒロイン桃役福田沙紀は、これが初主演作らしいですが、繊細というより骨太感で、仲里依沙をやや地味にしたような、という印象。彼女を抜擢で、「時かけ」のように、現代っ子ヒロインで焼き直ししようとしたのか、バイオリンの資質あったようですが断念、名門女子高では浮いてしまうけれど統率力発揮、というキャラクターを、ソツなくこなしてた、という感じ。

「BANDAGE」で初見だった杏が小笠原葵役で、今回の方が、制服姿はそう違和感なく、女子高ではボーイッシュで人気者、でもおっとりしててナイーブ面も、という役がフィット。

やはり渡辺謙血筋、というのは特に今回も感じられなかったですが、「櫻の園」本番の前、ラネーフスカヤ役にドレスアップ、化粧した姿は、一気にイメチェン、で、そこはかとなく女優オーラも漂ってきたり。

そして、地味ですがなかなかの渋さ、と思ったのが、赤星真由子役の寺島咲。クラス委員で優等生、でも「櫻の園」に関わる事で、殻から少しずつ出て、葵への仄かな憧れを素直に表現したり、頓挫しかけた「櫻の園」への一途な気持を、桃に訴えかけるシーンが印象的。

初見かと思ったのですが、大林監督の秘蔵っ子、らしく、「理由」('04)「転校生 さよならあなた」('07)等にも出てたのでした。

また、仕事で接触ある女子中生が、AKB48で一番好き、と言ってたのか目立つ、と言ってたのだったか、名前だけは聞き覚えあった大島優子とか、その他少女達。

桃の姉役が京野ことみで、この人といえば私はいまだに反射的に浮かぶのは「白線流し」('96)で、今回テーマ曲がそれと同じスピッツでしたが、女子高生にしたら、まだ母、とまでいかなくとも、10才上の姉、なんだ、と。

同年代の菊川怜が教師佳代役、米倉涼子も序盤登場で桃の音楽の教師役、中間年代の上戸彩は、特にストーリーに絡む訳ではなかったですがシンガー役、とか、やはり女性陣が大方でしたが、大御所富司純子が、櫻華学園の校長らしき高山役。

全身、名門女子高伝統の鎧をまとった化身~終盤人間味も、という所で、やはり貫禄はあっても、特にこの人である必要が?とは思ったりしたのですが、存在感、というより、今回はコミカルな怪演、という印象。

12/22追記:そして男性陣は、桃を音楽教室で知っていたトランペッター州役柳下大と、用務員役の大杉漣、位で、大杉漣は私は「監督・ばんざい!」('07)で以来、だったのでしたが、主演だった「ライフ・オン・ザ・ロングボード」('05)でのサーフィンに挑戦するアクティブな中年役が印象的、今回は学校の歴史を知る影の存在、として、生徒達や高山の動向を見守る穏やかな物腰でした。

             


12/23追記:これが、今年最後の鑑賞になるか、もう1本か、だと思うのですが、今年になってからか、気忙しさとか、色んな意味で、無理しても仕方ない、とも思って、1作品見るのも、DVDや録画は日々少しずつ、ブログ書き込みもバイオリズムに任せて、にしてたら、何日かかけての感想アップ、になる習性に。まさにマイペースで、メリハリ的には?ですが、

ある時、思えば創り手側は、少なくとも数ヶ月~構想入れて何(十)年か掛かりで作品に仕上げてるんだから、見る側も、その同じ程、とまでいかなくとも、それなりの時間をかけて、1作品を見たり、その感想を書いても、別にいいのでは、と。やたら長ければいいというものではないにしても。

人それぞれですが、その観点や内容さておき、何かの事情あってか、人目に晒す場で1、2言吐き捨てるように片付けてる感想等を目にすると、何らかの理由や経緯あって見た作品の事を、そういう風には私には処理出来ないし、そう扱える事がスマート、とも思えず。


a0116217_1985038.jpgこの作品での少女達は、今時風ではあっても実際のドライな女子高生像の純化、のようで、同性愛、という艶かしい響きはそぐわなくても、自分とタイプの違う少女への憧憬、そういう互いの気持を知って、漂う淡い愛情、自然な思いやりや寄り添い方、というのは、

オリジナルの、桜の花自体の儚い美しさや、ロシアの文豪チェーホフの、美しい領地「桜の園」を失う人々の運命の交錯劇、という時代がかった風味相まって、ある少女期のプロセス、甘くピュアなエキス仄かに彷彿、という感じ。

ストーリーは忠実、という訳でなく結構アレンジ、でもメインキャラクターは、つみきみほ→福田、白鳥靖代→杏、中島ひろ子→寺島、かと思うのですが、白鳥・中島2人での記念撮影シーンは、杏・寺島の携帯での写真、になってたり。

女同士は、概して、大人になったら余計、比べたり競ったり奪ったり、理屈抜きに友情、ましてストレートな憧憬・愛情を保つのはまれな気しますが、特に若い柔軟層の視線、で思えば、女子高という特有の背景でも、こういう感情交流・友情劇、というのは、赤裸々、妙にエキセントリックな競い合いや奪い合い愛憎劇等、よりは、よっぽど情感的に、GOサインでは、と。

またヒロイン桃は、「櫻の園」が生徒達の姿勢、問題や学校の反対で、暗礁に乗り上げた時、ふとした曲作りへのアドバイスで音楽才能が認められ、メジャーを目指すバンドに加わって上京しよう、と州に誘われ、自分の損得勘定だけを思えば、そちらの方向にシフトしても、という分岐点にきて、

「櫻の園」頓挫のまま終わったら、話的には成立たないかもしれないですが、やはり「櫻の園」を投げ出さず、仲間と共に、ステップを踏んでやり通そうとする姿勢が、先日の「SONG FOR LOVE」と同じように、1本筋が通ってる、というのか、好感持てた所。

それに心動かされた教師、学校側、というのも、都合良い展開かもしれませんが、これはこの流れで、報いられて良かった、という清々しさが残りました。

12/24追記:ただ、赤バックに生徒達が横たわってるDVD装丁は、中原俊監督出身畑のアダルト系作品的イメージもして、何だか今一つ。Amazon欄で見かけた、蜷川実花が撮り下ろしたらしいオフィシャルビデオブック表紙と似ていて、この人担当なのか?そのビデオブック内容はどうなのか?ですが、

DVD装丁を見る限り、蜷川的鮮やか色遣いは、この作品とは、どうもミスマッチ感、この作品は、オリジナルから、やはり色なら淡いパステル系、という気がするし、少女達のポーズと共に、やや違和感が。

新旧「櫻の園」「苺の欠片」以外の中原作品は未見ですが、「櫻の園」の味は、監督がアダルト系経験というのもあって、なのか、その反動の別セクターなのか、そもそもこの原作コミックがそういう趣向かと思うのですが、青春友情ものにしても、少女間の繊細な息遣い、魅力を描いた点異色作、かと改めて。

印象的だったのは、やはり葵と赤星の間の甘酸っぱい気持の交流。桃役の福田沙紀は、余りそういう繊細な味はなかったですが、バイタリティの要で、皆を再招集、再開、という所が好感。

これも引っ掛かっていた作品の1つ、オリジナル程の残るインパクト、という訳ではなかったですが、青春ものとして、違うモードの清々しさもあったし、見ておけて良かったです。

関連サイト:Amazon「櫻の園ーさくらのそのー」('08)Amazon「櫻の園」('90)象のロケット「櫻の園」
関連記事:理由(’04)苺の破片(’05)村の写真集(’03)フラガール(’06)ライフ・オン・ザ・ロングボード(’05)恋愛寫眞(’03)蒼き狼 地果て海尽きるまで(’07)TAKESHIS’(’05)監督・ばんざい!(’07)犬神家の一族(’08)(「市川崑物語」スレッドの9)、転校生 さよならあなた(’07)眉山(’08)寝ずの番(’06)明日への遺言(’08)東京国際映画祭で会った映画ファン東京国際映画祭で気になった作品BANDAGE(’10)
(スレッドファイルリンク(ここでは「理由」「フラガール」「蒼き狼 地果て海尽きるまで」「市川崑物語」)は開かない場合あるようです。)

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                   <’09年4月、千鳥ヶ淵にて>
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by MIEKOMISSLIM | 2010-12-21 00:00 | 邦画 | Trackback(6) | Comments(0)


松本隆に捧ぐー風街DNA-(’10)

「A LONG VACATION From Ladies」('09)を聞いて、最近の松本隆カバーアルバムも思い出し、先日チェックしました。今年5月にリリース、松本隆作詞の10曲を各シンガーがカバーしてたのですが、やはり一番耳に残る曲的には、akkoがサラリと歌った「風をあつめて」。

a0116217_12565529.jpgMY LITTLE LOVERは、akkoと小林武史が私生活でも別れてしまい、今akko一人でやってるようですが、このマイラバ「風を・・」は、唯一’02年のはっぴいえんどカバーアルバム「HAPPY END PARADE」にも入ってて、その時と同じバージョンなら、まだ小林武史も加わってたはずの曲、と。 <(C)UNIVERSAL MUSIC→>

はっぴいえんど曲では持田香織の「空いろのくれよん」もあり、akkoならやはり「空いろ・・」より「風を・・」が似合ってたと思いますが、持田版なら「風を・・」でも良かった気も。

でも今回カバー版として一番異色インパクトは、徳永英明の「瞳はダイアモンド」。改めて、この聖子曲をナチュラルにこなす、中年男性シンガーとしてのこの人の懐の圧巻さ、に恐れ入る感じ。

             

それと耳に残ったのは、松本隆特番でも収録風景があった、綾瀬はるかの「赤いスイートピー」。改めて今通して聞いて、声質もあってか、元祖聖子版より、ある種牧歌的な透明感も感じたり。



<収録曲>
1. キャンディ / 青山テルマ (オリジナル:原田真二)
2. ルビーの指環 / 福山雅治 (寺尾聰)
3. 空いろのくれよん / 持田香織 (はっぴいえんど)
4. 赤いスイートピー / 綾瀬はるか (松田聖子)
5. 木綿のハンカチーフ / 佐藤竹善 (太田裕美)
6. スローなブギにしてくれ (I want you) / CHEMISTRY (南佳孝)
7. Romanticが止まらない / 玉置成実 (C-C-B)
8. 薄荷キャンディー / オトナモード (Kinki Kids)
9. 瞳はダイアモンド / 徳永英明 (松田聖子)
10. 風をあつめて / My Little Lover (はっぴいえんど)

で、冒頭、「キャンディ」をハスキーボイス青山テルマでの女性版、という妙もありましたが、「木綿・・」の佐藤版は、この曲は、そもそも半々で男性側歌詞、でも今にして、ですが、男性ボーカルで聞いたら、太田ボイスで柔らげられていた都会での心変わり、が、妙にダイレクトな、というかキツい印象。

福山雅治の「ルビー・・」、CHEMISTRYの「スローなブギ・・」等も、それなりの味わいでしたが、男性陣ではやはり徳永版「瞳を・・」が、別格的、抜きん出ていた、という後味。

この折に、気になりつつそのままだった「HAPPY END PARADE」('02)の方も、いずれチェックしたいと思います。
                 
関連サイト:Amazon「松本隆に捧ぐー風街DNA-」
関連記事:ロスト・イン・トランスレーション(’03)スローなブギにしてくれ(’81)あの歌が聞こえる「木綿のハンカチーフ」SONGS 徳永英明Music Lovers ELTプレミアム10 恋歌autumn&winter紅白歌合戦 寺尾聡SONGS ELT徳永英明~あなたに贈る僕の歌~SONGS 徳永英明SONGS 松田聖子みゅーじん 伊勢・太田・大野旅の贈りもの 0:00時発(’06)SONGS 矢野顕子/福山雅治クリスマスの約束(’09)SONGS 徳永英明音楽のチカラ「青春の言葉 風街の歌 作詞家 松本隆の40年」 SONGS 松田聖子<1><2>SONGS 南佳孝BANDAGE(’10)A LONG VACATION From Ladies(’09)
(スレッドファイルリンク(ここでは「ロスト・イン・トランスレーション」)は開かない場合あるようです。)


 
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by MIEKOMISSLIM | 2010-12-18 00:00 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


セーヌの流れに沿って 印象派と日本人画家たちの旅

今週日曜、ブリヂストン美術館で今月23日(木)までのこの展示会に母と行ってきました。この美術館は、この夏の「印象派はお好きですか?」展以来で、今回も印象派中心ですが、セーヌ川流域風景を描いた作品約120点の展示。

印象派展に、日本人画家作品が幾つか混ざって、という事は折にあっても、今回のように、半数程を占めてた構成、というのは、私は余り覚えなく。

上流から5つの地域、5章に分けての展示で、4章が「ジヴェルニーと芸術家村」、その13点中4点がモネだったのですが、入り口に前に知って注目の、Bunkamuraザ・ミュージアムでの「モネとジヴェルニーの画家たち」展のチラシがあって、これも先日から始まって、2月半ばまで続くようですが、いずれ行きたい、と。


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第1章「セーヌ上流とロワン河畔」で、入り口から、サン=マメスを描いたシスレーの3枚でスタート。「サン=マメス六月の朝」(カード↑左)は好みで馴染み、後で手元のカードを見たらここの所蔵作品で、「印象派はお好き・・」記事でもアップしてたのだった、と(「サン=マメス」カード↑右)。

今回、一番印象的だったのは、この章最後にあった、岡田三郎助という人の「セーヌ上流の景」。川沿いに中央の2本中心に木立が並び、それが川面に映っている、というシンプルな構図の楚々とした作品。カード類はなくて残念。展示では、サイトで見かけた画像より、もっと明るい薄グレイ基調に見えました。

「印象派はお好き・・」で目に留まった山下新太郎の女性像のように、もしモネ作品、と表示があったら、一見そう見えたりもしそうでしたが、この画家は初耳、後でちょっと検索したら、女性像を得意とした洋画家で、小山内薫の妹の作家岡田八千代の夫だった、と。


a0116217_23303737.jpg第2章「セーヌと都市風景」はパリの風景で、ポン=ヌフ橋を、チラシに使われてたピサロや、マルケが昼と夜景の2枚、シニャック、有島生馬等が描いていたり。ユトリロ作品も2枚、ゴッホの風車の絵(「モンマルトルの風車」)、ルノワールの「トリニテ広場」(カード→)は木や雲のタッチが、いつになく女性像のそれにも見えたり。

蕗谷虹児の雑誌挿絵の、女性の絵は、何処かレトロな懐かしさ。シャガールは1枚でしたがやはり異彩を放ってて、都市上空に3人、男が一人の女に花束を渡し、もう一人の女は踊ってる、青基調の「河のほとり」。

それと、アンリ・ルソーの「イヴリー河岸」は所蔵作品で前回もあったのですが、月の下の「サン=ニコラ河岸から見たサン=ルイ島」や、グレーの空が広く夕暮れなのか「要塞の眺め」も、他作品と異質な、沈んだファンタジックさ。


a0116217_13232368.jpg12/17追記:第3章「印象派揺藍の地を巡って」では、モネが5点、モネ作品名でよく見かける地名ですが、全て”アルジャントゥイユ”が付いていて、「アルジャントゥイユの花咲く堤」(カード←)の解説で、ここの自然環境が悪化してきたので、ジヴェルニーに移った、旨が。この章にはヴラマンクも4点。

そして第4章「ジヴェルニーと芸術家村」で、モネ作品は、睡蓮登場。

ちょっと目に付いたのは土田麦僊の「ヴェトイユ風景」で、やや幾何学模様風に勢いよく描かれた葉のボリュームある茂みの向こうに建物、滑らかな画材が珍しい感でしたが、解説では、ふと効果を発見して使うようになったテンペラ、で、

この画家も名は聞き覚えが、という位で、ちょっと検索したら、元々竹内栖鳳の弟子で、ルノワールやゴーギャンに傾倒、日本画に洋画の技法を取り入れ、新たな絵画を目指した、と。


最後の第5章「セーヌ河口とノルマンディー海岸」では、最後の方に、エトルタ断崖、海岸作品群。今回モネのは「アヴァルの門」で、モネ作品以外では具体的に覚えなかったですが、クールベ、マティス、日本人画家達のが並んでました。

a0116217_1714195.jpgまたデュフィが2点、1つが「ドーヴィルの突堤」で、突堤を挟んでヨットが5,6艘。ドーヴィルは「男と女」の、と連想ですが、他画家作品のトルーヴィル、というも紛らわしい名、と思いましたが、ドーヴィルのすぐ近くの港町だった、と。

ブーダンの「トルーヴィル近郊の浜」は、手元にカード(→)あって、ここ所蔵作だったのでしたが、ブーダンはこういう当時の浜辺のくつろぎバカンス風景が馴染み、似た題材のもう1枚のカードも「トルーヴィル近郊の浜」で、ここ舞台。

カイユボットの「トルーヴィルの別荘」(カード↓)は、ノルマンディー、と思って見るからか、別荘、と言っても地中海よりリゾートより楚々とした佇まいな印象、海の色合いが気に入りました。


a0116217_1431744.jpg後でカードを買ったのは、上記の「サン・マメス」、ピサロ「ポン・ヌフ」、「トリニテ広場」、「要塞の眺め」、「アルジャントゥイユの花咲く堤」、「トルーヴィルの別荘」、それとピサロの「ヴージヴァルのセーヌ河」。母はシニャックの「セーヌ風景」と「ヴージヴァル・・」を買ってました。最初「サン=マメス六月の朝」も手にとってましたが、「それ、多分持ってるんじゃない?」と言ったら「そう言えばそんな気する」と。

ある特定地方にスポット当てた展示会、というのも珍しいですが、同じ場所を描いても、画家それぞれの斬り口、感性やタッチの違い、多様性が並んで、

セーヌというのは、結構広い流域に渡って、川そのものや周辺部が、印象派画家達の視線を受けてた風景の宝庫で、馴染み作品幾つかも、この地域ルーツだったとか、また、日本から西洋絵画の息吹を求めてやってきた画家達も、吸い寄せられてた聖地、と改めて。こういう印象派斬り口展も、ユニークというか、満足でした。

関連サイト:セーヌの流れに沿ってー印象派と日本人画家たちの旅モネとジヴェルニーの画家たち
関連記事:クリーブランド美術館展大エルミタージュ美術館展ポンピドー・センター所蔵作品展オルセー美術館展大回顧展モネモーリス・ユトリロ展ユトリロ版画展フィラデルフィア美術館展ルノワール+ルノワール 2人の天才が愛した女性ルノワール+ルノワール展美の巨人たち シスレー没後50年 モーリス・ド・ヴラマンク展芸術都市パリの100年展美の巨人達 ラウル・デュフィルノワール~伝統と革新/味百選ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たちプレミアム8<紀行>夢の聖地へ モネの庭モーリス・ユトリロ展 パリを愛した孤独な画家語りかける風景マネとモダン・パリ印象派はお好きですか?オルセー美術館展 「ポスト印象派」モネ・ルノワールと印象派・新印象派展ザ・コレクション・ヴィンタトゥール没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった

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                      <美術館ポスター>
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by MIEKOMISSLIM | 2010-12-16 00:00 | 芸術 | Trackback(3) | Comments(0)


コトバのない冬(’08)

一昨年、東京国際映画祭で気になったまま未見だったこの作品、先月末DVDリリースになっていたので、昨日見終えました。その時書いてたように、渡部篤郎初監督作、としては特に気にならなかったですが、高岡早紀主演、北海道舞台、という興味で引っ掛かっていた作品。

舞台は、由仁という小さな町~夕張で、地図で見たら札幌の西3~40Km位の所で、冬の北海道、と言えば私は、一度3月初旬に旅した事があって、パンフの”白い大地”という謳い文句そのままに、バスからの車窓は連日ひたすら雪景色の広がり。その時の、やや目に染むような白い風景、等も思い出したり、

                       (C)(株)幻冬社     (C)(株)集英社
a0116217_7333699.jpgヒロイン冬沙子として、赤い車を運転する高岡早紀の姿、には、やはり反射的に、N.Y~マイアミにバンを走らすKYOKOが彷彿。

いまだにブログ名にも入れてるのですが、こうして忘れた頃、ふと「KYOKO」('95)を思うと、不快なものに目を凝らさず、私なりに、背筋を伸ばしていたい、と思う。やはり、遠くなってしまったようで、潜在的に大事な作品なんだ、と改めて。

今回渡部篤郎自身も、ヒロインの相手役、言葉が話せない青年として出演で、この2人の共演といえば、’97年だったドラマ(「ストーカー逃げ切れぬ愛」)に遡って、仄かに浮かんだりもしたのですが、

この作品の世界自体、2人のそれぞれ脇役陣との絡みは、大筋はあってもアドリブ?と思える所もあったり、ドキュメンタリー風結構ラフな空気で、核の2人の場面、結末は、映像詩的、というのか、まさに、言葉では追いきれない、ピュアな時間、失われた哀しみの断片、のような感触残って、割と好感持てました。
                         
             

見てきた高岡出演作では、これまでマイベストが1「KYOKO」、2「バタアシ金魚」('90)、3「海がきこえる~アイがあるから~」('95)でしたが、今回これが「海が・・」に代わって3位ランクインです。


アメリカ東海岸、でなく、北海道の一本道で車を走らせる高岡早紀の、冬沙子。牧場で働き、父と穏やかに暮らすヒロイン。昨年の「はりまや橋・・」では、黒人とのハーフの子を持つ芯あるシングルマザー役、だったですが、この物語の冬沙子は、激しさや野心の気配を見せず、日々淡々と暮らす女性で、

今や熟女層、の彼女ですが、ただ色気テイストで、というより、こういう受けの柔らかな役、もフィットで好感。「KYOKO」でも感じたこの人の、寂しげな心情シーンでも、何処か滲み出るほんわりした透明な明るさ、というのが年輪は経たけれど健在、と今回感じたり。

そういう暮らしの中、度々覗く携帯、そして軽い失望の気配。決して露に口に出すタイプではないけれども、垣間見える女心、というのも自然に出てた感じ。札幌にいる恋人となかなか連絡が取れないようで、そういう心の隙間にそっと入ってきた、言葉を持たない青年。

渡部篤郎は、私は「2/2」以来、特に好き嫌い、という訳ではないですが、この役は、自分が原案作、という部分もあるのか、朴訥さ醸し出してハマってた、と。雪に閉ざされた冬の遊園地、という背景で、自然と寄り添った心、というのも、お伽噺のように濁り気ない、でも儚さも孕んでいた、という哀愁。

折に、温かなノスタルジーや幸福の象徴、のように、無人で廻る暖色系のメリーゴーランドの映像が、雪の白とのコントラストで、印象的だった。


a0116217_17375581.jpg12/11追記:ドキュメンタリーっぽい会話が、全般に、どうも結構音量を高くしないと、聞き取りにくく、ちょっと河瀬作品のような、という気もしたのですが、

脇役陣は、そう高岡似、でもない気しましたが冬沙子の妹役未希、父役北見敏之、青年の友人らしい女性役広田レオナ、等のたおやか、ラフなムードが緩やかなアットホーム感。

そう言えば北見・高岡は、たまたまか「はりまや橋・・」でも父娘で、広田レオナは、「間宮兄弟」にも出てたようですが、「ゲルマニウムの夜」のテレジア役、だったのだった、と。

でも圧倒的存在感だったのは、近所の食堂のみどり役の、渡辺えり子。今渡辺えり、にしてるようですが、熱演~怪演、というか、野太い声での、淀みない大らかなおばちゃん風饒舌ぶり、が、和みの要。熱弁を振るって説明した「シベールの日曜日」が、伏線になってたり、というさり気ない絡みもありましたが、

片田舎の街の一角、という日常リアリティを醸して、対照的な、主演2人の静かな心の交流、の純度もアップ、という印象も。

あと、終盤登場の冬沙子の恋人役、鈴木一真は、出演作見たら先日見た「BANDAGE」にも出てて、どの役だったろうか?と思ったのですが、多分最後の方、麻子が女性バンド売り込みの時の業界人、だったかと。今回、物腰はソフトでも、都会志向のミュージシャン役、でしたが、

この人と北海道、と言えば、以前襟裳辺りの牧場舞台で、佐藤浩市と兄弟役で、石田ひかりとの三角関係のドラマがあって、という覚えあって、佐藤浩市はそういう土っぽさも似合いでしたが、この人は、やはり都会人っぽさ、と。

冬沙子の事故後、青年との時間は消えうせ、この疎遠だった恋人との、店での珈琲カップの何気ないやり取りの習性は手が覚えていて、というシーンも、さり気なく切ないものが。


a0116217_22565454.jpg12/12追記:また、冒頭画面の隅に、「堤邦彦先生に捧ぐ」とテロップがあって、ちょっと気になって検索してみたら、ドラマや映画の医療監修をよくしていた精神科医、医学博士で、渡部篤郎とも交流あって、この作品にも関わり、医師役でも出てた方で、

この方は’05年末に急逝されたそうで、そういう経緯が、と。では、この作品は、’05年頃(以前)に撮影されてた、という事かと思ってたら、今年初めの一般公開時のインタビュー記事で、撮影して6年目にして公開になった、旨見かけて、情報だと製作年度が’08年になってますが、実質’04年、だったようで、

それから幾つか映画祭での上映はあっても、今DVD発売、で、6年位前には出来てたのだった、と。ヨーロッパや中近東等の作品で、製作年度が3、4年位前の時はあっても、新作邦画でこのギャップ、というのは私はちょっと覚えなく。

DVD販売元は角川のようですが、元々自主制作で、上映予定も見えないままの撮影だったようで、この人の俳優としてのキャリアとか、人脈とか、どの程度どう作用したのか、してないのか?、東京国際映画祭のコンペ部門で、700作品からの15作品に選ばれて、そういうラッキーが続いて、配給も決まって、とか、インタビュー談で見かけたのですが、

何にしても、今にして、になりましたが、見る事が出来て幸いだった作品。雪の北海道の、モノトーンに近い背景で、一時の蜃気楼にも思える楚々とした物語でしたが、青年との自然な心の通い合いが、「コトバじゃないのよね、きっと」というような冬沙子のモノローグもあって、

情報の氾濫、言葉の散乱、横行、無責任、無法状態、に辟易な節もあるこの頃、切ないけれど一時心洗われる、珠玉作。高岡出演作としても、彼女の魅力の滲み出方が、テイスト的に満足でした。

関連サイト:「コトバのない冬」オフィシャルサイト紀伊国屋書店 Forest Plus 渡部篤郎インタビュー
関連記事:「KYOKO&イランはじめエスニック映画」<3><2><1>ゲルマニウムの夜(’05)アメリカの旅<7>2/2(’05)明日の記憶(’06)寝ずの番(’06)東京国際映画祭で会った映画ファン東京国際映画祭で気になった作品はりまや橋 The Harimaya Bridge(’09)KYOKO(’95)KYOKOオリジナルサウンドトラック(’96)BANDAGE(’10)
(スレッドファイルリンク(ここでは「KYOKO&イランはじめエスニック映画」<3>~<1>、「ゲルマニウムの夜」)は開かない場合あるようです。)

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                  <’98年3月、札幌郊外にて>
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by MIEKOMISSLIM | 2010-12-10 00:00 | 邦画 | Trackback(4) | Comments(2)


期末テスト対策終了

昨日で今回の期末対策が終わりました。やはり区立中は先月末で終り、私立中高は今月に入ってから、で、今回は全て平常振り替え分で。

これで内申が決まり、踏ん張り所だった中3生は、他科目に集中分散してか英・数は中間程はなかったですが、そう悪くない所で凌いで評定はキープ。トータルで、志望私立校推薦の基準に、9科では1超えて、5科で1足らず、という微妙な所ですが、推薦で行ける所に、という方向。

中間が全般かなり悪かった中2生は、普段授業で結構学校の宿題に時間取って、基礎を見直す暇もなく、本人は相変わらずあっけらかんとしてますが、この所、ドラマも1本だけにして、見たいと言ってた「ゴースト」も今は自粛、遊びも減らしてる、そうで、直前自ら、長時間になっても、と授業を入れたい、と言ったり普段よりはやる気というか、危機感あって、

英語の単語や文法定着は、これまでよりはいい感触。テキストの進んだ分も、今までの試験前よりは多く、数学の計算の方の「1次関数」は、つけ刃ですが、何とか基本題は解けそうで。でも、図形の証明は、どうも根本から?で、学校からの基本問題プリントを1枚解いたのみ。昨日お母さんとも少し、付属高校への進学大丈夫だろうか、のような話をしたのですが。

そういう意味では、今回クラブのテスト前休みが3日間だけで、2週来てなくて、この3日に連日入れた高2生も、いつもしてる熟語テストは自習にして割愛、学校からの重要指定の所や、中間の傾向に添って、出来るだけはチェックしたのですが、この2人は、まあいつもながら半端で時間切れ、やるだけはやったけれど、という所でした。

この生徒の吹奏楽部は全国レベルで、素人で入って何とかサックスをしてるのですが、余りの多忙と、成績不振で、先月、今にして、ですが、クラブをどうしようか悩んでる、とちょっと相談されて、そういう、クラブを続けた事をアピール出来る、AO入試という手もあるけれど、推薦・一般である程度の大学を目指すのなら、正直、これまで見てきて、両立は難しいと思う、とは答えて、

お家でも、クラブを辞めるか話合って、本人が泣きながらやはり続けたい、と訴えたそうで、結局続ける事になり、英語も基礎固め中なのですが、実際もし中堅以上大学への対策、となったら、最低限の基準は保って、AOを使って、が、現実的かもしれません。

今回その英Ⅱ範囲文が、1つが「Aboriginal Art in Australia」で、アボリジニのアートが、自然に誘発されてる様子。もう1つは映画と同題名「Nowhere Man」でジョン・レノン話。この生徒は「Imagine」は一応知ってて、歌詞はいいと思うけれど、曲は、演奏するにはちょっと、と。ビートルズ自体、そうピンとは来ないようで。成功はしても、という青春の苦悩、それが曲にも反映、やはり、というかヨーコとの出会いの影響は登場せず。

英R範囲は、クリーンエネルギーや再生可能エネルギーを使うデンマークのサムソー島の話で、最初のページは海岸沿いに並ぶ大風車。ガス・電気ストーブから「バイオマス・ストーブ」への、強制、ではないけれど、奨励がされてたり、絵空事じゃない環境保護を、現実的に地域ぐるみで地道に実践、の様子。こういう場所は、空気の澄み方が、違うのだろう、と。

冬期は今の所、英検3級と2月の数検準2級を受ける、という中2生の対策等が入りそうです。

関連記事:中間テスト対策終了

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                  <親御さんから頂いた和菓子>

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by MIEKOMISSLIM | 2010-12-09 00:00 | 仕事 | Trackback | Comments(0)

    

’09年1月末AOL映画掲示板、ブログが終了、気分新たにマイペースで、音楽・芸術鑑賞、ユーミン関連、読書、英検1級対策、グルメ、仕事等含めて書いてます。英検は’11年11月に無事合格達成出来ました!
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