Something Impressive(KYOKOⅢ)


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ソラニン(’10)

やや間隔空きましたが、年頭にDVDで見た作品。”宮崎あおいの歌”も注目の、青春音楽ものでしたが、やはりそのラスト近くのライブシーンがハイライトとして印象的。

そのライブ最後の曲「ソラニン」は、作詞がこの原作コミック作者浅野いにおで、作曲はテーマ曲担当だったバンド「アジカン」のようで。たまたまか、「BANDAGE」に出ていた高良健吾や伊藤歩が、またミュージシャン、一同の世話役的な役だったり、またしても財津和夫、財津さんが、高良健吾の父役で終盤登場。

でもこのバンド「Rotti」は、大学の元軽音楽部メンバーが、バイト、稼業手伝い、浪人しながら細々練習も続けていて、という状態で、「BANDAGE」の「LANDS」と違って、また昨年見た中では「SONG FOR LOVE」のインディーズバンドより、さらに無名のアマチュアバンド。

ボーカル兼ギターのバンド要の種田(高良)の生活も、音楽への思いは根強くても、ミュージシャン志向には踏み切れず、現実と理想の狭間を右往左往、という感じ。

彼の恋人芽衣子(宮崎)自身も、不向きなOL業に愛想をつかして、そもそもこの2人の同棲、という形自体も、かもしれないですが、やはりモラトリアムの最中、というか。それでも種田を励まし続け、信じ、傷つき、立ち上がり、ラストに自らが歌った彼の曲。

宮崎あおいの、そうこなれて声量溢れる、という訳じゃない歌は、何処まで俳優として力の入れ・抜き具合もあったのか、素の歌唱力か、判りませんが、最初の印象はプロバンドボーカルにはややきつい、微妙、な感じ、

でも、色々葛藤あった、音楽的には素人の一女性が、一歩を踏み出す目一杯のパフォーマンス、という色合いには絶妙フィットな感触。何だか思いが伝わってきて、何にしても、女優というか、表現者としてのこの人の”芯”をそこに見たような、という締めでした。


私は2年前放映録画を見た「初恋」('06)以来だったのでしたが、相変わらずふんわりした受け~芯の強さを感じさせる懐、相手役の高良健吾も、「BANDAGE」の時のカリスマ風ギタリストより、ナイーブ青年役で、同い年のようなのに「芽衣子さん」「種田」と呼び合う間柄がそう違和感なかった2人。

この2人は、直接の絡みあったか記憶曖昧ですが、「サッド ヴァケイション」('07)で共演してたのでした。

また彼らと「Rotti」のドラムス、一見粗野なビリー役桐谷健太と、ベースの小心者的な金田役近藤洋一、また金田の恋人しっかり者のアイ役伊藤歩らとの、凸凹ありながらバランスあった雰囲気。

1/30追記:濃い目の桐谷健太は、具体的に浮かばなかったですが、見た中では「69 sixtynine」('04)「パッチギ!」('05)「KARAOKEー人生紙一重ー」('05)「ビートキッズ」('05)「出口のない海」('06)等にも出てたようで、ドラムは特技らしく、

近藤洋一はサンボスターというグループのベーシストで、原作での金田の体系似で本業ミュージシャン、ということでの抜擢のようですが、これが映画初出演、と。

プラス、'08年末からレッスンした、という宮崎あおいのギターと歌、また高良健吾は、ギター歴あるのかと思ったら、やはりこの作品でギター初挑戦、のようで、「BANDAGE」よりこちらの方が撮影は先だったのだったと。

音的には本業近藤洋一が要になったようですが、ギターと歌が高良版、宮崎版共、即席・半素人バンドにしてなかなかのグルーブ感。


原作コミックは未読で、以前ざっと荒筋を知った段階だと、種田の顛末が、例によって何だか、という気がしたのでしたが、この作品では、彼の死が、悲しい現実、という以外に、周りを見ず夢に走る事へのシビアな報復、とか、モラトリアムに漂う青春の終焉、とか、そういうものも切なくオーバーラップするようで、

残った一同が、熱くメジャーを目指す、というようなはっきりした指標なくても、そこから、その終焉を踏まえて、ゆっくり歩を進めていく、という清々しい後味は残りました。

              


それとラストライブ以外で印象的だったのは、彼らが奮起して録音した曲を各社に送り、反応があった大手らしき会社に出向いたら、相手の業界マンは、種田が高校生の時、彼らによって音楽に導かれた、というバンドの一員冴木(ARATA)で、

彼からの、ある女性アイドルを、君達のような荒削りなバンドと組ましてアーティストとして売り出したい、曲はこちらで用意するから、というオファー。

戸惑う種田とビリーの代わりに、「お断りします!」と告げたのが芽衣子、という所も、それ位なら、私が歌う、という気持への伏線、軽音部から種田を見守ってきた彼女の思い、という気もしたのと、

彼らの無名度からしたら、千載一遇の抜擢チャンス、で、しかもそれが、出来すぎな展開、ではありますが、業界人的に音楽観の醒めた変貌はあるようでも、種田が敬愛したバンドの一員、他でもないその本人が、彼らの曲に目を留めて、という事で、不服はあっても、

トイレで会った冴木に、「あんなアイドルの歌を、誰が聞きたいんだよ!」と吐き出して、「じゃあ、君達の歌を誰が聞きたいのかな?」と切り返される前に、少なくとも、その彼が目を付けた、という、そのアイドルの歌を、実際自分達の耳で聞いてみてから、という選択はなかった?とちょっと引っ掛かったりしたのですが、

この物語では、そういう現実的な考慮をする事によって、ラストの”芽衣子の歌”へ続く筋が、ずれかねないような、というのと、

ある種若さ故の頑なさ、で、生粋に自分達の音楽を認められた訳じゃない、という彼らなりの積み重ねたプライド、種田にしても、敬愛するミュージシャンだった彼だからこそ余計、譲れないという分岐点、だったのか、と、見終わってやや時が経って、思い直したり。

「BANDAGE」とは違って、メジャーには至らない無名バンド、でいた分、実際は「アジカン」提供音楽ですが、劇中、業界の思惑や駆け引き等なしに、自分達の音楽を追求、種田への思いも込めた奮起ライブ、というピュアな後味が、良かったかと。


手掛けたのは、数々ミュージックビデオを創ってきた三木孝浩、その長編初監督作、とのことで、原作未読のせいもあるかもしれませんが、思えばライブラスト曲「ソラニン」に辿り着くまでの、結構ストーリー性ある長めPV作品、という感もしたり。科白はコミック風そのまま、という時々鼻白みそうな所もありましたが、

回顧シーンの入り具合や、音楽とのバランスとか、折々背景だった川岸は、もしかしたら、と思ったら、やはり多摩川沿いで、野外の映像も、柔らかで割と好感。

あと種田の父役財津さんが、今回音楽畑の役じゃなかったですが、何だかこの物語を見守るような、芽衣子への物腰がおっとりいい味。

1/31追記:という所で、とにかく注目だったハイライト”宮崎あおいの歌”。何か言葉に出来ない思いが重なって感情揺さぶられる、擦り傷を負いながら、別れ、決別を搾り出すような曲、「ソラニン」の歌いっぷり、で、満足でした。

関連サイト:「ソラニン」公式サイト象のロケット ソラニン
あ関連記事:花とアリス(’04)<5>、69 sixtynine(’04)<12>、69 sixtynine(’04)<2>、NANA(’05)KARAOKEー人生紙一重ー(’05)理由(’05)カーテンコール(’05)ビートキッズ(’05)好きだ、(’06)出口のない海(’06)ただ、君を愛してる(’06)初雪の恋 ヴァージンスノー(’06)初恋(’06)チェケラッチョ!!(’06)あの歌がきこえる「青春の影」SONGS チューリップ<1><2>チューリップBEST歌謡曲だよ、人生は(’07)のど自慢(’99)サッド ヴァケイション(’07)つぐみ(’90)-追悼・市川準監督ークリスマスの約束(’09)SONGS 財津和夫<1>/井上陽水<1>~<4>ハナミズキ(’10)BANDAGE(’10)
(スレッドファイルリンク(ここでは「花とアリス」「69」「NANA」「KARAOKEー人生紙一重ー」「理由」「カーテンコール」「ビートキッズ」「チェケラッチョ!!」「歌謡曲だよ、人生は」「サッド ヴァケイション」)は開かない場合あるようです)


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by MIEKOMISSLIM | 2011-01-29 00:00 | 邦画 | Trackback(16) | Comments(2)


’10年度音楽鑑賞ベスト10

ブログの音楽カテゴリー記事は、一昨年が34、昨年は21。これもベスト記事にしておきたいと思います。番組、CD、映画絡み、DVD、ビデオ、You tubeチェック等で、脳裏に残ったベスト10挙げておくと、


1 ミュージック・ポートレイト~人生が一枚のレコードだったら~(12/29放映):松任谷正隆、姜尚中の選ぶ、人生を彩ってきた10曲。正隆氏のラスト「ひこうき雲」に至る選曲中、私の好みとの重なりもあったり、色々感慨。




2 クリスマスの約束(12/25放映):一昨年の小スケール版、という感じでしたが、各ミュージシャン演奏曲も結構好みにフィット、「ラブストーリーは突然に」も聞けたし満足。




3 音楽のチカラ「青春の言葉 風街の歌 作詞家 松本隆の40年」(5/26放映):「はっぴいえんど」時代~ヒットメーカーとしての、松本隆の足跡、珠玉曲の数々を改めて。ユーミンも登場、聖子曲等でのコラボぶり裏話披露も。 <(C)(株)新潮社↓>
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4 ハナミズキ(’10)(10/3鑑賞):”私欲のない”名曲、とも言われる、一青曲コンセプト映画化で、今思えば、新たにこの曲に命が吹き込まれたような、という感もします。

             


5 松本隆に捧ぐー風街DNAー(’10)(12月上旬鑑賞):松本作品の各シンガーカバーアルバム。やはり徳永英明の「瞳はダイアモンド」の秀逸ぶりにしみじみ。




6 BANDAGE(’10)(11月中頃鑑賞):音楽的にも小林武史色が散りばめられ、劇中「LANDS」曲や杏がボーカル曲も、物語の色合いとして溶け込んでいて好感。




7 ダンスのように抱き寄せたい/松任谷由実(6/13鑑賞):「RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男」('10)テーマ曲として、ラストを飾り、後でジワジワきたいぶし銀的ユーミン曲。<(C)EMIミュージックジャパン↓>

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8 SONGS 南佳孝(9/8放映):歌声も久方でしたが、海岸で歌った「素顔のままで」、石川セリへの提供曲だった「Midnight Love Call」には特に感慨。




9 E.YAZAWA ROCK(’09)(7/9・10鑑賞):全編に溢れる矢沢永吉の、シンガー、人としての、ラフでタフな存在感。




10 麗美ファーストフライト(’85)(4月下旬鑑賞):期間限定店舗で見つけた麗美ライブビデオ。近年全く名も聞きませんが、なかなかの堀出し物で嬉しかった。

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次点 SONGS 八神純子・真夜中のドア(10/13放映):この人も久方でしたが、クリスタルボイスの健在ぶり、「みずいろの雨」「思い出は美しすぎて」等、色褪せない味わい。




次々点 あるとき/金子マリとバックスバニー(11月下旬チェック):「BANDAGE」のドラマー役金子ノブアキの母が金子マリ、と知って脳裏を巡った郷愁パワフル曲。




という所で、昨年は特にコンサート等イベントはなく、一昨年のような、春先小野リサ出演番組(「ミューズの晩餐 小野リサ」)を見たきっかけで、

本人やナラ・レオンのアルバム(”イパネマ”/小野リサ('07)・ジサフィナード/ナラ・レオン('96)ナナン('90)・ミニーナ('91)・サウダージ('95)・プリティ・ワールド('00)/小野リサ)を聞いたり、

その中にテーマ曲や挿入歌のあった、オルフェ関連作品(黒いオルフェ('59)「黒いオルフェ」を探して~ブラジル音楽をめぐる旅('05)、オルフェ('99)オルフェの遺言ー私に何故と問い給うなー('60)オルフェ('50))や、ヴィニシウスー愛とボサノヴァの日々ー('05)を見たり、というような一連の波もなかったですが、

昨年の”この1曲”と思えば、「SONGS」で南佳孝が、湘南の浜辺で風に吹かれながら歌った「素顔のままで」。当時、妙に閉塞していた心境が、まさにある種、さめざめと洗われた、救われた、というパフォーマンス。

その南版「素顔・・」はYou tubeでも見当たりませんが、南佳孝とほぼ同年代の本家ビリー・ジョエル。随分と聞いてませんでしたが、今にして懐深い名曲ぶりが改めて、という感慨でした。



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by MIEKOMISSLIM | 2011-01-27 00:00 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


’10年度物産展グルメベスト5

昨年行った百貨店の各地物産展は、一昨年の8回から倍増して17展。これもベスト記事にしておこうと思います。振り返って印象深かったイートインでのご当地グルメを、行った順に該当記事共に5品挙げると、


*伊勢うどん ワカメ入り/にっぽん味めぐり(京王新宿店 訪問日3/14)

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*海宝コクみそラーメン/春の大北海道展(京王新宿店 4/11)

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*えびそば味噌味+えびおむすび/秋の大北海道展(伊勢丹新宿店 9/6)

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*年代別塩ラーメン/大北海道展(京王新宿店 9/12)<↓>


*「豚丼のぶたはげ本店」の豚丼/大北海道展(新宿タカシマヤ 11/14)

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次点:かき揚げおろしうどん/四国・山陽の観光と物産展(小田急新宿店 3/3)

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という所で、なかなか順位はつけ難いですが、あえて一品挙げるなら、あっさり風味ながら味覚擽られた「年代別塩ラーメン」。母は、大分のブリ丼「熱めし」が、ひじきの付け合せも美味で、一番美味しかった、と言ってました。

がんこ漁師の熱めし/東西有名寿司と全国うまいもの大会(京王新宿店 10/3)

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近年母との近場新宿での恒例行事。折に美術展、映画、散策等とセットの時もありますが、今年もなるべく行って色々味わえれば幸いです。


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       <年代別塩ラーメン>
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by MIEKOMISSLIM | 2011-01-26 00:00 | グルメ | Trackback | Comments(0)


’10年度美術鑑賞ベスト5

昨年行った美術展は、やはり物産展と同じ17展。これもベスト記事にしておきたいと思います。ブログ記事で確認したら、一昨年は、桜テーマ日本画展と、ルーヴル関連展2回の3回だけだったのが急増。

これは、そもそも母が4,5年前足の骨折で入院、手術後、杖をつく身になったものの、最近は忘れて出てしまってたり、ほとんど生活に支障ないのですが、一番軽度の認定で障害者手帳を持ってるので、その提示で、国立や都立の美術館は、本人と付き添い一人が無料。他の美術館でも割引あったり、という災い転じての利点あったり、

本人嗜好的にも一緒に出掛けるのが美術展が多くなったのと、昨年は、私の好きな印象派絡み展が多く、単独で行ったのにしても、食指の動くものも多かったから、かと。振り返って該当記事リンクと共にベスト5を挙げておくと、


1 オルセー美術館展2010 「ポスト印象派」(国立新美術館 鑑賞日8/15)

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2 ザ・コレクション・ヴィンタトゥール(世田谷美術館 9/12)

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3 語りかける風景(Bunkamuraザ・ミュージアム 7/5)

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4 上村松園展(東京国立近代美術館 10/3)

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5 ルノワール~伝統と革新(国立新美術館 3/28)

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次点:セーヌの流れに沿って 印象派と日本人画家たちの旅(ブリヂストン美術館 12/12)

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別枠:借りぐらしのアリエッティと種田陽平展(東京都現代美術館 8/29)

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で、母は「ザ・コレクション・ヴィンタトゥール」と「セーヌの流れに沿って・・」が双璧、という所でした。「・・ヴィンタトゥール」は、普段にしては都内でもやや遠出感覚でしたが、

世田谷美術館の佇まい、緑の多い周辺の雰囲気も展示モードとしっくりしたし、建物自体では、「マネとモダン・パリ」が開館記念展だった、煉瓦造りの三菱一号館美術館もシックで好感。

昨年度私の”この1枚”を挙げるなら、「語りかける風景」展での、ギュスターフ・ブリオンの「女性とバラの木」(↓)。今年も、気になるものはなるべく行ければ幸いです。


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by MIEKOMISSLIM | 2011-01-26 00:00 | 芸術 | Trackback(1) | Comments(0)


英検1次終了

昨日今回の英検1次終わりました。やはり英検サイトでのファイルが開かず、先程「百万人の英語」解答速報でマーク問題合わしをしたら、筆記は前回と同じ51点中44点、リスニングが34点中14点、前回の壊滅的だった6点、よりはアップ。

マーク得点は丁度2年前の合格時に1点足らずで、トータル英作次第、というラインに戻ったのですが、合格ラインが前回や前々回の77、78点で、私の英作がその時の16点だったら数点足らず、18~20点行ってればボーダー。合格時はこの英作が28点中20点で、合計1点越えクリアだったのでしたが、

今回英作は「Are prisons effective way to deal with criminais?(刑務所は犯罪者を扱う効果的方法か?)」で、6ポイントから「Criminal detterance」「Publish safety」「Punishment」を選んで、内容は単純ですがそれなりには書いたつもりで、

前回のような、明らかにしてしまった文法や単語ミス、というのも思い浮かばないのですが、最近対策はリスニング、読解慣れ、語彙力キープに追われ、英作は、とにかくそこそこなスピードで一定量書ければ、と、そう意識してブラッシュアップもしてないし、あれで20点付くだろうか?と思うと、何とも微妙な所。


会場の明治大学、駿台リバティタワーは初めてで、ホテルのようなロビー、いつになく受験者が溢れていて、手続きにも長蛇の列、私の教室は12階でしたがエレベーターにもすぐには乗れず。教室は、長机が3列に並んで、久方の講義用大教室、という感じ、リスニング放送器具の正面の、2列目中程に座り、左右隣は中年女性と男性、前は年配男性。

一昨日はなるべく心身休ませようとはしたものの、整備今一なまま本番、でしたが、筆記は、やはり模擬練習よりどうしても時間が押してきて、常にあせりながら、で、内容選択は、割と直感的に選んで進めて、1ミスだけ、穴埋めも、いつものように最終問題は、タイムアップ、リスニング説明放送と重なって、でしたが、やはり時間が押しつつ1ミスだったのは収穫、というか。

リスニングは、今回も、どうもPart1会話の2番以降は、話が余り見えず。勝負所2点問題のPart3、4が、7問中2問で今一、最後のインタビューが日本の大学で演劇を教えてる外人ゲストで、シェイクスピアの話が出たり、いつになく、メモも少し取ったり、というのも出来たのですが、結果は外していて、何だか、という所。

ただPart2文章題は、結局6割でしたが、最初話が不明でも、粘って聞き続けてるうちに、断片からそれらしき選択肢の手掛かりを探れたものも、というのは、

結局過去問’05年度2回まででしたが、ディクテーション練習してきたのが、あながち無駄じゃなかった、とは体感したり、前回のようなプッツン集中切れ、壊滅さからは脱した感じですが、トータル実質リスニング本番は、やはりきついです。


そういう所で、結果待ち。帰ったら、中3女子の親御さんから留守電が入ってて、かけ直したら昨日の私立高推薦入試の合格連絡あった、というのと、やはり昨日午前中に英検準2級試験で、

この生徒も、推薦の作文・面接準備と重なったり、体調不備や、どうも調節今一でしたが、難しかったけれどやるだけやった、前よりは出来たと思う、と言ってた、と。まあ今回ダメでも、少し高校の予習も出来たし、無駄にはなってないと思うので、等と改めてお話したのですが。

一昨日学校で受験だった、中2男子の3級は、多分余程の事がない限り大丈夫そうで、中2女子の4級は、危なそう。そうやる気あった訳でなく、特に親御さんから対策用授業、という要望もなく、平常内で出来るだけ、という所で、直前には少し気合入れてて、それなりに問題をこなして、過去問練習ではボーダーやや足らず、という所までは来たのですが。

試験前日晩に来た時、友達にも頼まれて、と、友達と自分の英検と漢検用に、5円玉を幾つか持ってて、帰りに近所の馬橋神社でお参りしてくる、と言うので、こんな時間に一人で?危なくない?と言ったら、

私に代わりに、試験は昼からだから、それまでにお賽銭入れてお参りしておいてくれないか、と言って、一瞬引き受けかけたのですが、そういうのって、やっぱり本人じゃないとご利益ない気するし、と、

結局後の授業もなかったので、自転車で7、8分位の神社まで付き添いというか一緒に行く事に。夜の神社、というのも余り覚えなく、提灯の灯りはありましたが森閑としてて、本殿は門が閉まって鍵がかかってましたが、規定時間外の参拝客用らしい、賽銭受けの木箱が門に取り付けてあって、無事お参り出来て、気が済んだようで幸い。

このついでに、私も自分用にお賽銭入れて祈願して、「先生も入れたの?」と言われて、前に英検体験談はした事あっても、今回自分の話はしてなかったのですが、「私も日曜に受けるし、ここまで来たし、と思ってね」と言ったら「そうなんだ」と。

途中ちょっと道に迷いながら辿り着いた、夜の神社。私はずっと年始のお参りもパス、通常余り意義は感じられませんが、終わった今、あのイレギュラー参拝が生徒にも私にも何かご利益になってれば、とも。


今更ですがこのレベルのこういう一発勝負試験、好きでやってる事で、仕事に間接的関連もある分野ですが、本番はタイプ的にも私には何度してもプレッシャー。以前の一時期のように、対策も手薄で、ダメもと的な方が、リラックスは出来ると思うのですが、かと言ってここへ来て、それで実質クリア出来るとも思えないし、

試験中、ここまで来たんだし、英語で積んできた事は、嘘はつかないし、とか、何故こんな事をいつまでも、とかいう思い、やり応えVS虚無感、集中VS色んな邪念の交錯、という戦いのミックス、という感じ。

思えばマーク得点が2年前とほぼ同じ、というのも何だか、で、当時より当然アップしてる能力もあるとは思うのですが、出題配分的に、筆記はこの得点率キープは恩の字、という所や、リスニングはなかなか実質得点に繋がならい壁もあって、

昨年目指した高得点突破、という訳にはなかなかいきませんが、少なくとも前回のような集中切れはなく、それなりの後味で終わって、一息つきました。

関連サイト:STEP-英検 日本英語検定協会ー
関連記事:英検大作(12/30)

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<今回対策グッズ一部。教本、攻略本、過去問CD、単語帳、語句整理用ユトリロノート、2冊目アリエッティノートは半分位まで、マークシート用紙>
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by MIEKOMISSLIM | 2011-01-24 00:00 | 勉強 | Trackback | Comments(0)


’10年度ベスト5作品/DVD・ビデオ・放映・上映会鑑賞<2>

関連で一昨年度回顧の続きを追記しようとしたら、字数オーバー表示になったので、別途に。

1/21追記:数日前の新聞社会面で、久方に”サガン”の名、今回の芥川賞受賞者の一人、朝吹真理子さんについて、「フランス文学一家の3代目で、父も祖父も仏文学者、サガンの翻訳で知られる朝吹登水子さんは大叔母」等という紹介で、

すでに昨年デビュー作を出してる慶応院生だそうで、受賞作「きことわ」は、幼馴染みの女性達の再会を描いたもの、と。プルーストを引き合いに出す選考委員もいた、との事で、そこら辺サガンも重なったり、サガン訃報の翌年亡くなった朝吹登水子さん、の名もしみじみ。

兄の故朝吹三吉氏が、サガン本では「私自身のための優しい回想」('86)の翻訳者だったのでしたが、その孫娘が真理子さんのようで、
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芥川賞受賞作なんて随分読んでなかったですが、その血筋的にもちょっと興味そそられる所あって、折あらば読んでみようかと。


それと一昨年は、気になる監督作絡みで、というのはマイケル・ムーア新作「キャピタリズム~マネーは踊る~」(’08)位だったのでしたが、試写会で、思いがけず巨体の本人と握手、チラシにサイン頂いたりしたのだった、と。

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明後日英検1次で、今回会場は御茶ノ水の明治大学、色々調整的には今一ですが、ああいうムーア監督遭遇を思い出した事も何か景気付けにして、士気を搾り出して臨みたいと思います。

関連サイト:Yahooニュース 「第144回 芥川賞・直木賞」
関連記事:’05年度ベスト10作品’06年度ベスト10作品’07年度ベスト3作品’08年度ベスト10作品’06年度DVD・ビデオ・放映鑑賞’07年度DVD・ビデオ・放映鑑賞’08年度DVD・ビデオ・放映鑑賞
’09年度ベスト5作品/DVD・ビデオ・放映鑑賞’10年度ベスト5作品/DVD・ビデオ・放映・上映会鑑賞<1>
(スレッドファイルリンク(ここでは「’05年度ベスト10作品」「’06年度・・」「’07年度ベスト3作品」「’08年度ベスト10作品」)は開かない場合あるようです。)

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                    <’11年1月、後楽園にて>                                                                                             
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by MIEKOMISSLIM | 2011-01-21 00:00 | 分類なし | Trackback(1) | Comments(0)


’10年度ベスト5作品/DVD・ビデオ・放映・上映会鑑賞<1>

昨年は、映画新作劇場鑑賞が9本、DVD・ビデオ・放映・上映会でが18本。昨年並みで、やはりAOL期のペースからは激減ですが、色々総合したらマイペースでこんな所かと。

近年気忙しさや心境の変化等もあって、劇場で見ておきたい、と強く思う作品も少なくなりましたが、かえって家で、DVDや録画を、何日かのスパンで見たものの方が、記憶に刻まれてたり、思う所も多かったり、という面も。

また諸事情で、作品自体の感触判定不能なものもありました。

やはりケジメとして、新作はベスト5にして、旧作は見た順に、印象深かった5作品を挙げておこうと思います。


★新作

ハナミズキ:一青窈名曲+土井作品、で注目でしたが、市井の”飛べない”カップルの右往左往の青春ぶり、また、奇跡の舞台として、一昨年度マイベスト1「アンを探して」のPE島に近い、カナダの街も印象スポット。 

             


借りぐらしのアリエッティ2回目):大作感はなかったジブリ新作ですが、小さいミクロ世界を豊かに描いた珠玉作、という後味、付随的に種田陽平展示会や、原作、原書も味わいました。
 
              


BANDAGE:DVD鑑賞でしたが、小林武史+岩井俊二色ミックスで、結構インパクト残った作品。演奏曲もテイスト的にフィット。ミュージシャン監督作では、小田和正作品「いつかどこかで」に変わってマイベストに。
               
               


時をかける少女:やはり原田知世+ユーミン曲の大林作品オマージュとして、見ておきたかった作品。オープニングのいきものがかり版「時をかける少女」で、早くも感慨。

               


RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の話:錦織作品+ユーミンテーマ曲、で注目作。突っ込み所あっても、珠玉作「白い船」大人版、という感触もあった作品。締めのユーミン曲もじんわり。

               


1/8・9追記:
★DVD・ビデオ・放映・上映会

ハルフウェイ(’09日本):岩井俊二・小林武史プロデュース作、という興味だったのですが、清々しい川岸の映像、主演カップル2人の息遣いがそのままほとばしるような、何気ない青春の一コマ。

              


別れの曲(’34フランス/ドイツ):春に上映あったショパン伝記作。ショパンと恋人との悲恋物語でしたが、改めて「別れの曲」の旋律の美しさ、また大林監督を映画に駆り立てた、という「さびしんぼう」ルーツ作品、としても感慨。
                
               


E.YAZAWA ROCK(’09日本):矢沢永吉の日常、回顧、コンサートの様子等を追って、ミクロネシアの南の島でラフに語る姿、ステージのダイナミックさ等、被写体の持つパワーや魅力散りばめられたドキュメンタリー。
                 
              


コトバのない冬(’08日本):高岡早紀主演+北海道舞台で気になってた作品。「KYOKO」以来、見た中では久方に高岡早紀の透明感ある魅力が素直に感じられ、一時の青年との触れ合いの記憶を失くすヒロイン、「思い出せないことで、何が不自由なのか判らない」、というのも切ない物語。 

                


櫻の園~さくらのその~(’08日本):印象深かった「櫻の園」('90)の中原監督によるセルフリメイク。’90年版とはややテイスト違いましたが、ある時期の少女達の間の息遣い、計算のない好意等、独特な優美さの青春もの、という感触再び。

                 


主演女優賞:高岡早紀(コトバのない冬)、主演男優賞:矢沢永吉(E.YAZAWA ROCK)、助演女優賞:寺島咲(櫻の園~さくらのその~)、助演男優賞:ポッド(声:三浦友和、借りぐらしのアリエッティ)、歌唱賞:杏(BANDAGE)、芸術賞:夏時間の庭(’08)、イベント賞:河瀬直美トークイベント、外国語映画賞:そして、私たちは愛に帰る(’07)

こうして昨年の映画総まとめをした事で、気持的に一区切りついたし、英検まであと2週間で、準備進行具合もあって、新記事は試験後にしようかと思います。TB、コメント等のご返信はします。

この記事については、昨年振り返って、また、上記、上記外作品について追記していくかもしれません。


1/10追記:改めて鑑賞作品名を見直すと、洋画の英語版4本、その他言語2本、後21本は邦画。こういうペースになって、やはり邦画好み、音楽、美術絡みが注目ジャンル、と改めて。

また、今回上記10作品中、原作(ノベライズ版)とセット鑑賞の「借りぐらし・・」、「時をかける・・」、「ハルフウェイ」は映画→原作でしたが、その他セットだった「西の魔女が死んだ」(’08)「人の砂漠」(’10)「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~(’09)は、それぞれ原作を読んでいて→映画化への興味、の流れで、

やはり続編含む5編と、その内2編の原書を読んだ「借りぐらし・・」の「小人の冒険シリーズ」が、近年で一番ボリューム感。その後の小人一家の動向、展開含めて、趣も増したのでしたが、「時をかける・・」鑑賞の期に筒井康隆の原作を読み直してみたのも、こういう展開だったのだった、と思う所もあって、印象的。


1/12追記:そういう所で、映画化作品自体とは別に、昨年読んだ原作のベスト3で挙げると、

1 小人の冒険シリーズ/メアリー・ノートン
  The Borrowers(’52)/床下の小人たち(’69)野に出た小人たち(’76)川をくだる小人たち(’76)空をとぶ小人たち(’69)小人たちの新しい家(’90)小人の冒険シリーズと「借りぐらしのアリエッティ」The Complete Borrowers('82)

(C)(株)岩波書店・PUFFIN BOOKS
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2 時をかける少女(’76)/筒井康隆
                (C)(株)角川書店  
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3 人の砂漠(’77)/沢木耕太郎
  人の砂漠(’77)映画化
                   (C)(株)新潮社
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で、「人の砂漠」も、春先に作品を見た折に、今回映像化された4編等一部読み返したのですが、対象に対する自らの直接行動と観察眼での、沢木目線で斬った社会の様々な側面描写に、そう古さも感じられず、

最近も折に新聞で、餓死状態で発見、というような老いての孤独死記事を目にする度に、やはり「あばあさんが死んだ」が重なったり。

そして「小人の冒険シリーズ」は、改めて思えば、ファンタジー世界でありながら、登場するのが、魔力や特殊能力を持つわけでない、”市井の”小人達、というのがミソの1つだったかと。

人間と同じような、家族愛、親子間の価値観の違い、親戚付き合いでの人情や摩擦、競争心、恋心、というような人生模様+小人ゆえの、その視点からの豊かさや美しさ、自然界や人間界でのサバイバル冒険、という趣で、児童小説とはいえ、大人でも味わえそうな、という懐も。

1/14追記:そして、映画化との関係で思えば、「小人の・・」は、前に「小人たちの冒険シリーズと「借りぐらしのアリエッティ」」記事でも触れたのですが、「借りぐらし・・」続編が出来るなら、やはり大作的展開でなく、今回のように原作テイストに沿って、「空をとぶ・・」筋で、というのを見たい所で、

「時をかける・・」も、今回のように、リメイク、というより続々編的な作品も出来そうですが、これに関しては、余り異色作、というより、オリジナルの内容と繋がり感じられるものが望ましいです。

「人の砂漠」は、今回のは、若い学生製作ゆえか、原作の沢木目線への敬意は結構感じられたのですが、やはりプロ監督なら、どう斬ったのだろう、と。また今後もしこういう企画あったら、沢木視点から心無く逸脱したものは、見たい、とも思えないのですが、どの沢木作品を誰がどう斬るのだろう、と。

私は沢木役大沢たかおでドラマ化だった「劇的空間 深夜特急」('96~'98)が、スクリーンで見られたら、感慨あるだろうに、という所。


昨年の初鑑賞作品は、ジブリ同様、ピクサーアニメ新作、とのことで注目だった「カールじいさんと空飛ぶ家」(’09)だったのでしたが、

監督単位で気になって、という所では、まず冬に岩井監督絡みで、「市川崑物語」(’06)以来の本人作、オムニバス「ニューヨーク、アイラブユー」(’09)での短編。その後DVDで、プロデュース作の「ハルフウェイ」と「BANDAGE」。

そして春先トークイベントに行った折もあって、DVDでの河瀬監督の「七夜待」(’08)。ファティ・アキンの「そして、私たちは愛に帰る」。またユーミンや一青窈の音楽興味ミックスでもありましたが、錦織作品「RAILWAYS・・」、土井作品「ハナミズキ」。

旧作では、未見だった、図書館上映会での大林作品「北京的西瓜」(’88)、放映あった宮崎監督長編デビュー作「ルパン三世 カリオストロの城」(’79)。これらは、これまで知る監督作風的に、好感、感覚的にフィット部分あって追ってきていて、インパクトの残り方は様々でしたが、やはりどれも個人的に”はずれ”というのはなし。


1/16追記:昨年母と見に行ったのは4本、「カールじいさん・・」、エキブロの母娘限定試写会だった「ローラーガールズ・ダイアリー」(’09)、「借りぐらし・・」「ハナミズキ」。やや記憶薄れてるようですが「ハナミズキ」が一番良かったと。

若い頃美空ひばり映画に行った位で、元々人生や好み的にもそう映画と接触なく過ごしてきた人で、上京してきてから、気晴らしに、とも思ってたまに誘って一緒に行くようになったのですが、

特に高年になって自身の人生色々あったりして、妙にきつく辛い思いをするシーン、物語、荒んだ気持になる作品はあえてお金と時間を使って見たくない、というのは、無理ないかもしれません。そういう趣向もあって、最近一緒に行くのも展覧会の方が多め。

誘うにしても、柔和なものを選んでるつもりですが、一昨年はCMを見て良さそう、と言ってたので見に行った「HACHI 約束の犬」(’09)がやはり一番良かったと言ってて、「ハナミズキ」は、北海道やNYの景色が綺麗で、ラストの締まりも良かった、日本らしい作品だった、等という所でした。


1/18・19追記:一昨年度のベスト作品記事で、私自身の鑑賞を振り返ってみれば、特に原作絡みで、というのは直接はなかったのでしたが、やはり「アンを探して」、「サガンー悲しみよこんにちは」(’08)等は、根本的に、アンシリーズや一連のサガン小説への愛着、ノスタルジーあってこそ見に行ったり、感慨も、という所。<(C)(株)新潮社↓>

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鑑賞時に劇場で買った「サガン 疾走する生」が、4分の1位までで読みかけのままだった、と。

これらの作品を見て、子供時代のアン物語へのピュアな感動体験や、思春期~20代頃読んだサガン小説に漂う、無垢な洒脱さ、というのか、アンニュイな優しさへの心酔感とかが、具体的に蘇った、という訳ではなかったですが、ある時期の、そういう脳裏に美しく残る残像を拾いに行った、という感じ。

サガンについては、色々伝説的な逸話の断片は記憶にあったのですが、それが、テステューによる”動くサガン”による映像化、で、今にしておさらい、という所。

事故の治療での使用が原因での薬物中毒とか、汚点的部分も改めて、で、サガン文学を全く知らない観客がこの作品だけで持ってしまうネガティブなサガン像、というのも、何だか虚しく無意味な、とは思ったのですが、

劇中、自分の小説の評価に対するかなりナイーブな部分、実際的人としての脆弱さ、というようなイメージに重なる所もあって、2度の結婚生活においても、破綻の原因として、最初は夫の若い女性との、2度目は夫の男性との浮気、という所も改めて、だったり、

今にして知った、本人の同性愛志向、という部分を含めても、カミング・アウトはしなかった事や、奔放なイメージとは裏腹な、恋愛、愛情部分での真摯さ、ある種の節操、というのはそこはかとなく感じられて、

サガンを読んだ頃が、今のような情報化時代だったとしても、サガンなら、そういうIT系ツールは使わず、様々な思いは著書での表現に込めていた気はするのですが、もし一般人とは違う価値観での実態やエキセントリックさが、自身の言葉でまさに実況中継的に吐き出され、伝わってきたりしてたら、

やはり小説自体率直に味わえたか、というと、本人の知己でも取り巻きでも有り得ない、一読者としては難しそう。でも、この伝記作品で、以前読んだ彼女の小説への私的評価に影響、という事はありませんでした。


関連記事:’05年度ベスト10作品’06年度ベスト10作品’07年度ベスト3作品’08年度ベスト10作品’06年度DVD・ビデオ・放映鑑賞’07年度DVD・ビデオ・放映鑑賞’08年度DVD・ビデオ・放映鑑賞’09年度ベスト5作品/DVD・ビデオ・放映鑑賞’10年度ベスト5作品/DVD・ビデオ・放映・上映会鑑賞<2>
(スレッドファイルリンク(ここでは「’05年度ベスト10作品」「’06年度・・」「’07年度ベスト3作品」「’08年度ベスト10作品」)は開かない場合あるようです。)

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                    <’11年1月、後楽園にて>                             

                                                                                                                                                                      
               
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by MIEKOMISSLIM | 2011-01-07 00:00 | 映画全般 | Trackback(1) | Comments(0)


モネとジヴェルニーの画家たち

「秋田県とみちのく物産展」で触れたように、一昨日、渋谷Bunkamuraで開催中のこの展示会に母と行ってきました。昨年、同館での「語りかける風景」展に行った時、予告ポスターで知って、注目だった展示の1つ。
                                      <同展チラシ>
a0116217_18482094.jpgモネが42才の時移り住んで、ずっと生涯を送った、パリから北西に約80キロの小さな美しい村ジヴェルニー。昨年6月の番組「プレミアム8<紀行>」で、華道家假屋崎省吾が「モネの庭」を訪れていたり、

先月行った「セーヌの流れに沿って 印象派と日本人画家たちの旅」展でも、第4章が「ジヴェルニーと芸術家村」で、モネ、ボナールや日本人画家作品等もあったのでしたが、

今回は、モネ作品は思ったより少なく全体の5分の1位、他はアメリカ人画家の作品が多くて、75点を4章に分けての展示。


1/5追記:中にはモネファミリー的な作品もあって、カミーユの死後再婚したアリスの連れ子達の中の次女、ブランシュ・オシュデ=モネの「ジヴェルニーの庭、バラの小道」(チラシより右↓)は、今回展示はなかったですが、モネの1902年作の「ジヴェルニーの庭」(カード左↓)と同じ場所を描いているようで、

ブランシュは、モネの長男ジャン・モネと結婚、その時点で義理の兄妹か姉弟だったはずですが、慣例的に支障なかったのだろうかと。第一次世界大戦時ジャンが死亡後、晩年のモネを献身的に世話をしたそうで、製作時はモネ没年の、1926年以降、とあって、何だかオマージュ的な感も。

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またやはりアリスの連れ子の3女スザンヌは、モネとアリス結婚の同じ頃、アメリカ人画家セオドア・アール・バトラーと結婚、年表を見るとわずか4日違い、のようですが、モネがその直前にアリスと結婚したのは、スザンヌの父として、婚礼に出たかったから、等という内輪事情も見かけたり。

モネの義理の娘とアメリカ人画家の結婚、というのは、この芸術村にとって大きな意味があった、旨解説にあったのでしたが、

この画家の作品は5点あって、血は直接繋がってないですがモネの孫達を描いた、ピンクや紫基調の「画家の子供たち、ジェイムズとリリー」や、この婚礼の行列の様子を、友人のセオドア・ロビンソンが描いた「婚礼の行列」という作品等も。

1/6追記:そういう、モネ関連人物画もあったのですが、今回、ジヴェルニーで人物画は描かなかったモネに対して、アメリカ人画家達は、村の人々の暮らしの様子も多く描いて、1章「周辺の風景」はほとんど風景画ですが、2章「村の暮らし」3章「家族と友人」では、結構人物も登場、

人物画で一番気に入ったのは、チケット(↓)、チラシにも使われてたリチャード・ミラーの「水のある庭」。モネの風景画中心、とイメージしてたこの展示、やや趣向は違ったのですが、これはこれで、趣あったかと。


a0116217_0193950.jpg風景画で目に付いたのは、やはりモネへの敬意、また意識しながら、自分の画風を追求、という趣の作品で、

ジョン・レスリー・ブレックの、モネの連作の模倣でなく理解を示してる、旨解説文あった、12枚並んだ「積みだわらの習作」や、モネの積みだわらを、より淡くソフトにしたような「朝霧と日の光」(カード→)。

そして、今回展示はなかったですが、モネのジヴェルニー風景画の中で印象的なのが、大判カードが手元にある「Field of Poppies near Giverny」(↓)で、

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a0116217_133055.jpgセオドア・ウェンデルの「花咲く野原、ジヴェルニー」(←カード)は、平面と立体の対照という試み、のような解説があって、構図とかこのモネ作の影響、オマージュかと思ったら、これは1898年作、モネのは1890年作で、こちらの方が先だった、と。


そして締めにモネの睡蓮連作5作品。カードを買った「睡蓮、光の光景」(↓)は、カード自体の色合いも実物モードで気に入ったのですが、似たのは何枚かあっても、やはり手元にありませんでした。

a0116217_2103852.jpgカードはその他、上記の「水のある庭」「朝霧と・・」「花咲く野原、・・」で、母は「睡蓮」(1897-98)、ジョン・レスリーの「ジヴェルニーの庭」、「水のある庭」を買ってました。

ここはモネ聖地、というイメージだったですが、300人以上の芸術家が集まってた、と。今回の展示はその一画のようで、モネ作品は期待より少なかったですが、モネと交流したり、影響受けたり、そのお膝元で、それぞれの視点で、同じ美しい風景に、何かを感じて描いてた画家達がいて、各地の印象派ルーツになった、という場所でもあった、と改めて。

「プレミアム8<紀行>」を見た後、"どこでもドア"があったら「モネの庭」に、村散歩含めて3泊4日位で行ってみたい、等と書いてたのですが、今回で、やはり村周辺部含めて、1~2週間位あっても、と思い直しました。

関連サイト:モネとジヴェルニーの画家たち
関連記事:クリーブランド美術館展大エルミタージュ美術館展オルセー美術館展大回顧展モネフランス印象派・新印象派展フィラデルフィア美術館展芸術都市パリの100年展ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たちプレミアム8<紀行>夢の聖地へ モネの庭語りかける風景印象派はお好きですか?オルセー美術館展 「ポスト印象派」モネ・ルノワールと印象派・新印象派展ザ・コレクション・ヴィンタトゥールセーヌの流れに沿って 印象派と日本人画家たちの旅

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by MIEKOMISSLIM | 2011-01-04 00:00 | 芸術 | Trackback(1) | Comments(0)


秋田県とみちのく物産展

昨日、新宿~渋谷~後楽園で小田急新宿店での物産展、「モネとジヴェルニーの画家たち」展、スパ「ラクーア」に母と行って来ました。昨年は年明け同時期、「カールじいさんと空飛ぶ家」、この物産展、ラクーアに出掛けてたのでした。

a0116217_15344386.jpgイートインで、私は青森の「くま吉ラーメン」の「黒石つゆやきそば」、母は秋田の「十文字ラーメン 醤油味」に。「黒石・・」は、ダシつゆに入ったソース焼きそばで、具はキャベツ、豚肉、人参、椎茸、天かす、ねぎ等焼きそば風、

写真や、実際目の前にしても、見た目の印象は微妙、口に入れるまで、どんなものか?と思ったのですが、

麺の食感や染み入ったソース味と、つゆの味がそう違和感なくマッチして、意外と美味しかったです。母は昨年の同展でも、全く同じこのラーメンにしてたようでしたが、やはりあっさりして食べ易かった、と言ってました。

デザートは、「栗駒フーズ」店で2人共「栗駒高原牛乳ソフトクリーム」にして、オーソドックスですが結構しっかり濃いミルク風味で、これも美味。その後少しブラブラ廻って、会場に、赤、青の面を被った「なまはげ」コスチュームの2人がいて、記念写真を撮ってる家族連れの姿を見かけたり。

そして渋谷Bunkamuraでの気になってた「モネと・・」展に。これはいずれ別枠で、と。そしてやはり締めに「ラクーア」へ。恒例ですがやはり広い湯船やサウナ、下のロビーのソファでドリンク飲みながらくつろぎetcで、一時心身リフレッシュ感。

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外の中庭に、昨年あった青い球形のと似ていても、やや形が違う半円型のイルミ。また、その向こうに夜のメリーゴーラウンドや、新たなイルミも増えていたり、ミニ・ミレナリオというか、U字型光のアーチがずっと並ぶ小道等も。

ほぼ定番近場リフレッシュでしたが、帰りに電車で、まあこうして元気に出掛けられるのも有難いよね、という所でした。

関連サイト:YAHOO!JAPANニュース「秋田県とみちのく物産展」spa-Laqua
関連記事:秋田県とみちのく物産展(’10)

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<黒石つゆやきそば、十文字ラーメン 醤油味>
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by MIEKOMISSLIM | 2011-01-03 00:00 | グルメ | Trackback | Comments(0)

    

’09年1月末AOL映画掲示板、ブログが終了、気分新たにマイペースで、音楽・芸術鑑賞、ユーミン関連、読書、英検1級対策、グルメ、仕事等含めて書いてます。英検は’11年11月に無事合格達成出来ました!
by MIEKOMISSLIM
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