Something Impressive(KYOKOⅢ)


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ビッグ・ウェンズデー(’78)

昨日、近くの成田図書館の映画会で「ビッグ・ウェンズデー」上映、都合も合ったので見てきました。

これは6年前DVDで見て以来。スクリーンで見直す機会、とも思ったのだけれど、以前見た感想の前ブログ記事を見ても、やや記憶薄れてて、今回改めて、こういう内容だったのだ、という所も。

’60~’70年代、カリフォルニア舞台に、サーフィンに熱中する青年3人、マット(ジャン・マイケル・ヴィンセント)、ジャック(ウィリアム・カット)、リロイ(ケイリー・ビジー)の生活、友情など描いた青春もの。


これは、この監督ジョン・ミリアムの半自叙伝的な作品だったと今回サイトで見かけて、ストーリーは序盤、若者らしいといえばそうだけど、

若さゆえの苛立ちや自暴自棄、それをラフに見守る仲間、パーティ、馬鹿騒ぎ、喧嘩、ちょっとした恋模様などの青春模様ちらほら。余り爽やか、という感触でもなく、

ひたすらサーフィンに打ち込む、というテイストではなかったのだけれど、彼らがボードを乗せて出かける時代がかった車、流れた音楽も「ロコモーション」「シェリー」とか、当時の若者の日常ベースで、時代柄、ベトナム戦争の影なども。

彼らにも徴兵令状が来て、その審査を何とか演技ですり抜けようとするコミカルな様、1人自ら志願して戦地に行ったジャック、その戦場での実態、試練、苦痛などは詳しく描かれてた訳ではないけれど、

帰ったら恋人だったサリー(バディ・ダーバンヴィル)は、別の男性と結婚してしまってたり、仲間の戦死など、ほろ苦いエピソードも。


3~5年ごと位だったか、幾つか各時代のパート分け構成で、やや流れは断片的だったけれど、話の中でちょっと印象的だったのは、土地のサーファー達の世話役、拠り所、のような人物、サーフボードを作る職人らしきベア(サム・メルヴィル)の科白。

色々事情で落ちぶれて、野宿同然のような状況の時、夜埠頭で再会したマットが、家に泊まりに来るよう誘っても断るプライドは持ち続けていたのだけれど、

”世の中に大切なものはそう多くはないけれど、自分にとっては、君達からの信頼、また自分が君達に何かを伝授した、という誇りだ”のような趣旨の言葉。


そして視覚的インパクトはやはりサーフシーン、特に終盤ヤマ場の”ビッグ・ウェンズデー”大波シーンの臨場感。前回の感想でも、サーフシーンはドキュメンタリーにも負けない本格的迫力、などと書いてたのだったけれど、

サーフィンものは、私は昨年DVDでのドキュメンタリー「Dear & Yonder」、スクリーンで見たのは、「ワン カリフォルニア デイ」以来。波が、厚い壁のようにそそり立つ様、ウェーブ抜けの時の、波の内部のマジカル映像、など、久方の、生き物のような波自体の映像の味わい。

容赦なくサーファーを飲み込んで、叩きつけるような大波に、あえて挑んでいくサーファー達のライディング、怖いもの知らず的なチャレンジ精神構造、あわや、という緊張シーン、というのも久方のテイスト。

やや断片的、とはいえ、それぞれ人生の右往左往、地元に残ったのは恋人ペギー(リー・パーセル)と出来ちゃった婚、幼い娘もいるマットのみ、

離れていた3人が、再集結して、大波に挑む、というのは、ドキュメンタリーでのサーファー達よりも、個々の、人としての背景も背負った上で波に挑む、という感覚の重みはあった感じ。


そういう所で、久方のサーフィンもの、やや乾いた青春ドラマ+サーフシーン迫力ミックスの味わいでした。

関連サイト:Amazon 「ビッグ・ウェンズデー」成田図書館 映画会象のロケット 「ビッグ・ウェンズデー」
関連記事:ビッグ・ウェンズデー(’78)前ブログサーフィン映画記事(23作品)Life 天国で君に逢えたら(’07)サーフズ・アップ(’07)ブルー・ブルー・ブルー(’08)ワン カリフォルニア デイ(’07)Under The Sun(’08)Dear & Yonder(’09)
<スレッドファイルリンク(ここでは「Life 天国で君に逢えたら」「ブルー・ブルー・ブルー」「ワン カリフォルニア デイ」)は開かない場合あるようです。>

       

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by MIEKOMISSLIM | 2012-04-29 23:13 | 洋画 | Trackback(1) | Comments(0)


「春よ、来い」カバー 女性シンガー編

「春よ、来い」カバー、女性シンガーでも色々と発見ありました。


飛び抜けてどれが印象的、という訳でなく、やはり本家がベストとは思うけれど、You tubeであったもので、一番インパクト版、を挙げるなら、浜崎あゆみ版。

特にレコーディングはしてなくて、「MUSIC FAIR」説、も見かけ、どうも歌番組の中での単発カバー、だったようだけれど、この人の多分ブレイク前の「Hold On Me」に続いての、意外な曲発見。

あゆ~ユーミン接点、というのは余り覚えないけれど、今回聞いてみて、声質とか切なさ表現的にはフィット、思えば他にも結構似合うユーミン曲もありそうな、と、今にして。


そしてaiko版。これも自分のラジオ番組で歌った、という説を見かけ、単発カバーのようで、この人は前に「Queen's Fullows」で「セシルの週末」カバー、ポップ感が似合ってて好感だったけれど、こういうしっとりバージョンもなかなか。

         


メジャー所では、近年「時をかける少女」カバーがあった、いきものがかりの吉岡聖恵版、というのも。やはり福山雅治のように「オールナイトニッポン」での弾き語り版のようで。

この人の歌は、先日「名探偵コナン」を見た女子高生が、いきものがかりの「ハルウタ」というテーマ曲が良かったから聞いてみてほしい、と言ってて、それもついでにチェック、割とサビが頭に残る曲だった、という感じ。

         


また元モーニング娘。だった高橋愛版も。私はモー娘。チェックを止めた後加入のメンバーで、名は聞いた事が、という程度、歌声を意識したのも初だったけれど、割としっかり歌ってる印象。     

         


同日追記:以下初耳だった3人。路上でキーボード弾き語りライブに重点を置いてるらしいシンガーソングライター、伊吹唯版、透明感ある声で、しっとり聞かせるテイスト。街でこういうバージョンが聞こえてきたら、ふと足を止めてしまいそうな、という感じ。

           


やはりギター弾き語りライブ活動中心らしいミュージシャン、加藤愛(めぐみ)版。ややハスキーボイスで伸びのあるボーカル。

 


そして大阪中心に活動するミュージシャンらしい梶有紀子版。潤いある声量で、てらいなく素直に歌ってる印象。

          


動画で目に付いたのはそういう所、アップはしなかったけれど(一部)聞いてみたのは、Vanilla Moodというトリオの管弦楽版、ウーファンという人の古琴版、MC Sniperのラップ版など。Wikipediaで見かけて、You tubeには見当たらず残念なのは、森山良子版。


その他、女性シンガーで聞いてみたいと思うのは、何だかこの曲は、誰が歌ってもそれなりに似合いそう、とも思えるけれど、

ベテラン勢だと由紀さおり、加藤登紀子、山本潤子、五輪真弓、尾崎亜美とか、多分安心して聞けそうな。また、もし山口百恵が現役の頃歌ってたら、日本情緒的にフィットしたのでは、とか。

中堅~若手だと、これまでユーミン曲を歌った面々で薬師丸ひろ子や原田知世、また宇田多ヒカル、ELT、「ソラニン」で体当たりボーカルだった宮崎あおい、「BANDAGE」での歌が好印象だった杏、手島葵など。


そういう所で、女性版も、初耳シンガー版含めて色々発見。正直昨年春までは、何度か触れたように、ユーミン曲の中では王道的に立派すぎ、な感覚もあって、特に強く印象的な、という訳ではなかった曲だけれど、

やはり3.11をきっかけに、何だか聞こえ方も変わって、ユーミンもこの曲をチャリティー企画で再度取り上げて、彼女なりにこの曲を通して被災地の大打撃、また人の心の傷への癒しを訴えてる姿、とか、感慨改めて、という曲だったし、

今回色々とカバーチェックで、以前からのこの曲への幅広いミュージシャンのリスペクト、というのも感じられたり、新たな感慨もありました。

関連サイト:Wikipedia 「春よ、来い」
関連記事:浜崎あゆみHold On Me/小比類巻かほる(’87)「時をかける少女」(’10)SONGS つんく・モーニング娘。松任谷由実 EXPOドームライブMusic Lovers・SONGS 松任谷由実<2>Shout at YUMING ROCKS('09)Music Lovers 松任谷由実東日本大地震<2>松任谷由実のオールナイトニッポンTV4MUSIC FAIR 松任谷由実NHK 東日本大震災チャリティー企画 ユーミン×SONGS 「春よ、来い」プロジェクトSONGS 松任谷由実押入れの整理<3>「春よ、来い」in 紅白歌合戦SONGS 松任谷由実~2012春スペシャル~「春よ、来い」カバー 男性シンガー編


     
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by MIEKOMISSLIM | 2012-04-28 02:07 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


「春よ、来い」カバー 男性シンガー編

先日、「いい加減な・・・」ブログのいい加減人(Yamato)さんのメールで、「報道ステーション」のお天気コーナーのバックで「春よ、来い」のカバー版が流れてた、旨教えてもらって、男性シンガーだったようで、

この曲を歌った他のシンガー、というのは、私はにわかに昨年「MUSIC FAIR」でユーミンとデュエットしてたmiwa、位しか浮かばなかったですけれど、Wikipediaのこの曲サイトを覗いたら5バージョンのカバー情報、

そしてYou tubeでその一部チェックしてる内に、結構色々と発見。ちょっと驚いたのもあったりで、男性、女性ボーカルに分けて、動画があったもので印象的だったのを挙げておきたいと思います。


まず男性編。先程ブログ関連記事を挙げてる内に、ユーミントリビュートアルバム「Shout at YUMING ROCKS」('09)で、冒頭、「かげぼうし」というバンドがロック調で歌ってたのがあったのだった、と思い出して、これが唯一手元にある録音。残念ながらYou tubeでは見当たらず。

幾つか聞いてみた中、一番頭に残ってるのは、やはり最初に聞いてみたマッキー、槙原敬之版。これはすでに'98年「Listen To The Music」というアルバムで歌ってたのだった、と。彼のソフトな声質や感性とこの曲が、違和感なくフィット、という感じ。


そしてWikipediaにもあった、中西保志(やすし)版も、丁寧に歌ってる感触で好感。この人は初耳シンガー、「最後の雨」という曲で知られるようになったそうで、その曲も一部聞いてみたけれど、やはり聞き覚えなく。
          
春よ、来い 中西保志      


イム・ヒョンジュという韓国シンガー版もあったけれど、この人は、愛・地球博でユーミンとアジアのミュージシャン4人のコラボ「Friends Of Love The Earth」 に参加、「Smile Again」を歌ってた1人、3.11後のチャリティー番組で、このコラボ再結成、の時も来日していたり、そういう縁もあってのこのカバーかと。

          

著名なオペラテノール歌手、らしいけれど、大仰に声量で押すのでなく、繊細な声質でもあって、やはりフィット感。ユーミン曲を韓国語で、というのは思えば「春の日は過ぎゆく」のテーマ曲以来。やはりアジアに通じる情緒テイスト、というか。


また、このグループも初耳だったけれど、Lumiere(ルミエール)というバンド版、サビでの男性ハーモニーの所とかちょっと新鮮、

        


福山雅治版、というのも、この人のラジオ「オールナイトニッポン」での「魂リク」という弾き語りシリーズらしき一群の中に発見、

          

そして大御所シンガー、としてはASKAとユーミンデュエット版、というのも音源だけあって、ほぼメインにASKAが歌ってて、この2人の交流、というのも余り聞いた覚えなかったけれど、

最後にユーミンが「ASKA、どうも有難う。ASKAでした!」と言ってるし、音響の感じからしてコンサート、何かのライブのゲストだったのか?まあレアもの発見、というか。

         

その他アップはしなかったけれど見かけて(一部)聞いたのは、小泉和弘というシンガーの弾き語り版、ボーカルはユーミンだけど勝俣州和とウッチャンがピアノ伴奏チャレンジ、というコンサートかTVかで覚えあった企画、DAVITZというバンドのロック調、ジェイク・シマブクロのウクレレ版など。

聞いてみたいと思うこの曲男性版、としては、徳永英明は無難に安心して聞けそうだけれど、佐々木幸男、ブレッド&バター、小田さん、「BECK」で”幻の歌声”、後でその歌入り動画を発見して、意外といいと思った佐藤健、とか。


そういう所で、女性版でもちょっと意外なシンガー版もあったり、ですけれど、この男性編だけでも私は初耳だった色んなバージョン、この曲へのリスペクトが感じられたり、新たに息吹が加わったような、という感慨でした。

関連サイト:Wikipedia 「春よ、来い」
関連記事:SONGS 槙原敬之世界に一つだけの花SONGS 矢野顕子/福山雅治松本隆に捧ぐー風街DNAー(’10)松任谷由実 EXPOドームライブMusic Lovers・SONGS 松任谷由実<2>Shout at YUMING ROCKS('09)Music Lovers 松任谷由実東日本大地震<2>松任谷由実のオールナイトニッポンTV4MUSIC FAIR 松任谷由実NHK 東日本大震災チャリティー企画 ユーミン×SONGS 「春よ、来い」プロジェクトSONGS 松任谷由実押入れの整理<3>「春よ、来い」in 紅白歌合戦SONGS 松任谷由実~2012春スペシャル~

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by MIEKOMISSLIM | 2012-04-26 00:01 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


SONGS 一青窈

この4月から「SONGS」は土曜に移動、昨夜は一青窈、オンタイムで見ました。この番組では’07年以来の登場、歌ったのは「他人の関係」「喝采」「天使の誘惑」「もらい泣き」。

やはり一番インパクトは、久方のマイベスト一青曲「もらい泣き」。今回裸足ではなかったけれど、恒例座り込みポーズからの熱唱。リリースから10年が経ったけれど、何度か触れてきたように、久方の理屈のないハート直撃曲、の余韻はそのまま。

この人は割と若くして両親と死別、とは聞いた覚えあったけれど、今回、小学生の時父を、中学生で母を亡くしてた、という背景で、

天の両親に届けば、というような気持で歌ってたのが、次第に今、生きている人達のために、と変化したそうで、そういう風な過程からも、ストレートな歌詞でなくとも、何か言葉にならない悲しみの掬い取りオーラ、というのが滲み出てるのかも、と、改めて。


そして、近年のライフワークになってる昭和歌謡曲カバー、そう言えば前回出演の時も、「恋の奴隷」「恋のフーガ」「恋の季節」「逢いたくて逢いたくて」など歌ってたのだけれど、今回も3曲。幼い頃家でよく流れてて、この人のソウルミュージックがそういう曲だったのだった、と。

交通整理のようなユニークアクションの金井克子の「他人の関係」、レコード大賞曲だった「喝采」は、一青窈本人はコロッケの物まねで知った、そうで、

私もちあきなおみの身を震わす熱唱が、子供心にインパクト。そう言えば昨年秋に見た「時代屋の女房」のテーマ曲がこの人、思いがけず久方に歌声を聞いたのだった。

「天使の誘惑」もレコ大曲、だったのだったけれど黛ジュン本人が登場、「紅白」での白黒映像を見ながら、髪型やファッション、1つ歳を誤魔化してた、など当時のエピソード披露も。

ずっとタッグを組んでた武部聡志とのトークもあって、本当にこの人は、ユーミン絡みとかさり気なく色んな所で登場、だけれど、今月リリースした昭和歌謡曲カバーアルバム「歌窈曲」の選曲のため200曲位歌ってみて、彼女の声が一番フィットしたのが、’60年代曲だと。

今回の3曲一青版もそれなりに聞き応え、でもこういう昭和女性歌謡で、彼女の声で聞いてみたいとしたら、渚ゆう子「京都慕情」、奥村チヨ「終着駅」、麻生よう子「逃避行」、黛ジュン曲なら「雲にのりたい」とか浮かんだのだけれど、

「歌窈曲」の収録曲名を見てみたら、その中に「終着駅」もあるのを発見。残念ながらYou tubeなどでは見当たらないけれど、これは是非一度聞いてみたい、という感じ。

そしてこれは'70年代だけれど、「時代」も入ってて、中島みゆき曲なら、思えば結構ハマる曲がありそうで、この人の「夜風の中から」「トラックに乗せて」「流浪の詩」「朝焼け」「しあわせ芝居」「B.G.M.」「浅い眠り」とか聞いてみたい曲色々。


4/23追記:でもつくづく、「もらい泣き」は、私にとって”他の曲を食ってしまう”曲。前にも触れてたように、当時この曲を聞いた感動で、この人のアルバムなども聞いてみたのだけれど、やはりこのインパクトが強すぎで、余り入ってこず。

「ハナミズキ」は映画化もされたり、長いスパンで、耳にするほどに結構ジワジワと染みてきて、マイベスト2になったけれど、聞いた当初のインパクト的には、やはりこの曲には遠かった、という感じ、

今回も、この曲がラストに来て、昭和歌謡もいいのだけれど、吹き飛んでしまう、とまではいかなくとも、やや霞んでしまった、というのが正直な所。やはり、久方の一青「もらい泣き」熱唱、には特に感慨の今回でした。

関連サイト:SONGS 第216回 一青窈Amazon 「歌窈曲/一青窈」
関連記事:珈琲時光(’04)SONGS 一青窈武部聡志受け入れて/一青窈(「転校生・・」の下)、春うた 2008LIFE井上陽水~40年を語る~クリスマスの約束(’09)ハナミズキ(’10)クリスマスの約束(’09)クリスマスの約束(’11)時代屋の女房(’83)
<スレッドファイルリンク(ここでは「珈琲時光」)は開かない場合があるようです。>

    

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by MIEKOMISSLIM | 2012-04-22 23:10 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


トスカーナの贋作(’10)

先日「ナイト・オン・ザ・プラネット」を図書館の映画会で見て、同じくタクシー舞台のキアロスタミ作品「10話」を連想したのもあって、新たなキアロスタミ作品が未見だった、と思い出してDVDで見終えました。

同監督作は、私は昨年秋やはり図書館で「友だちのうちはどこ?」を、久し振りに見直したたのが最新。この「トスカーナ・・」は、イタリアで撮影の伊・仏共同作品、俳優陣も、ジュリエット・ビノシュをヒロインに抜擢、

イラン以外での、またグローバルに著名俳優起用のキアロスタミ作品、というのは初めて。
                                 (C)(株)パイオニアLDC
a0116217_1502252.jpg冒頭、英国人作家ジェームズ(ウィリアム・シメル)による著作のテーマ、”贋作”についての講演、から始まって、彼とイタリアで画廊を経営するフランス人女性(ビノシュ)との間の、さり気ない会話の中の芸術論、とか、知的モードから、いつの間にか展開する擬似夫婦~ロマンスモード。

同監督作の恋愛もの、と言えば、マイベストキアロスタミ作品に挙げてた「オリーブの林をぬけて」があったけれど、あれは一方的に青年が思慕を抱いて少女を追う、という展開で、純愛、ではあるけれど、ちょっとメルヘン的な印象もあって、

今回のように、こういう大人同士が向き合って、というラブストーリーも、思えば初めて。


後味は、まあ微妙。その日初めて会った男女が、カフェで夫婦に間違われたのをきっかけに、本来互いの配偶者とするべき議論、率直な愚痴、互いの感覚の違いの主張、理解を示そうとしたり、許したりというやり取りを真剣に展開、

これまで素人を多く起用したり、自ら地震現場に赴く様子を作品にしたり、虚構の中に”現実”を取り入れてた作風、からしたら、今回は、虚構の中に”登場人物達の現実の心情”を取り入れた、という所なのか、

本来向かい合うべきそれぞれの長年の配偶者、でなく、会ったばかり相手にそういう心情を吐露、喧嘩したり、仄かな切なさはあるけれど、虚偽、「贋作」の愛、関わり、というか。


名も出なかったヒロインには息子(アドリアン・モア)がいて、夫は登場しなかったけれど、彼女の話からしたら、結婚15年、多分未亡人やシングルマザーでなく、劇中での科白のように、多忙で留守がちな夫の妻、のようで、

ジェームズの方も、家族構成は全く不明だけれど、彼女の愚痴への対応、夫としての言い分、などからして、自身多忙で留守がちな夫、またはかつてそういう夫だった、ようで。

互いの配偶者とは話題にしにくいかもしれない、芸術的な部分含めて、率直に話が出来たり、というような部分も、2人を仮夫婦モードにさせた一面かもしれないけれど、やはりそういう”かりそめの親密さ”への傾斜度は、女性の方が強く、男性は一時の交流、で終えようとする感触。

ラストは、その後ジェームズがどうするのか?曖昧。でも何だかやはり、その後どうなるにしても、所詮不倫話、と言ってしまうには、2人の背景とか状況も漠然としてて、中年期の大人が抱える孤独の哀愁もあったけれど、そう真摯な心に染みるラブストーリー、とも感じられず。


ジェームズが、贋作擁護論で、本物の絵、と言っても所詮はモデルの美女の複製じゃないか、真の本物は彼女だ、のようなことを言ってたのが、ちょっと頭に残ってるけれど、

本物の絵と贋作の差、というのは、どれだけその画家が自分なりに、モデルの姿や風景をキャンバスに描こうとしたのか、何を描き取ろうとしたのか、という情熱、対象と真摯に向き合った時間の積み重ね、ではないかと思ったりするし、

いくら見た目精巧な贋作でも、そういう作品自体が持つ重み、という点については本物にかなわないのでは、と。

でもジェームズはそういう贋作擁護者、だからこそ、私生活でも、苦楽の時間を共に重ねたはずの、妻以外の女性とその場で仮夫婦モードにもなってしまえる、という単純な図式だけではないかもしれない、インテリで、愛情の示し方に不器用な部分もあるかもしれないけれど、余り彼に好感は持てず。

このジェームズ役のウィリアム・シメルは、これが映画初出演のオペラ歌手、だそうだけれど、第一印象は、ビノシュが「綴り字のシーズン」で共演してた、リチャード・ギアのような髪形、

それはさておき、+目鼻立ちが、先日終わった昼ドラ「鈴子の恋」で不倫沙汰、浮気を繰り返してた柳枝役、神保悟志に似てる、と思ったのも一因かも。


そもそも、確かにカフェで女主人に夫婦と間違われて、というシーンはあったけれど、その後店を出た彼らが仮夫婦モードに突入したのが、どうも唐突?に思えたのだけれど、

特典映像のメイキングの中で、ビノシュがストーリーのターニングポイント、としてそのカフェで、彼女が携帯電話を終えて戻ってきた彼に、間違われた旨を告げ、彼の仮夫婦モードへの曖昧な反応に、激しく動揺を見せた、というシーンを挙げて、

後で見て、その部分がカットされてたのにも驚いた、と述べてて、そういうシーンを補ってみたら、彼女が垣間見せた内面の欲求に、少しテンポが遅れて彼が応じた、という流れに納得。

そういう要の判り易い部分をあえて省いたのも、キアロスタミ方式かとも思ったけれど、まず擬似夫婦モードを求めたのは彼女、ジェームズがそれに応じていった、という形、だったと。


やはり特典映像の一昨年の東京フィルメックスでの同監督と観客との質疑応答で、男性からの質問が相次ぎ、同監督がおっとりと女性からの質問を希望、司会者が当てた着物の女性が、来場してた映画スクリプター野上照代さんで、

質問、というより、この作品への賛美や、同監督が女性をこういう風に複雑に描く人とは思ってなかった、のようなコメント。

それに対する同監督の、笑いを誘ってた反応答コメントは通訳の人の声が聞き取れず?だったけれど、思えば同監督作品で、そういう内面含めた大人の女性描写、を見たのも初。

メイキングで、そもそもこの作品は、キアロスタミ監督がビノシュを自宅に招いた時にした、自分の体験に基づいた話で、話し終えてから、映画に似合う話、と思ってビノシュを念頭に脚本に取り掛かった、そうで、

俳優に合わせて科白も変えていく独特な撮影の仕方の中で、彼女のキャリア、資質を見込んで、そういう女性描写を委ねた、という部分も結構あったのでは、と。

正直この女性の心情には寄り添い難かったけれど、ビノシュは、自分の中の”素”の部分含めいつになく伸び伸び演じてるようでもあり、キアロスタミ作品でのビノシュって、こんな感じなんだ、と、そういう意味では見応え感。

変化の多い進行に、彼女は、相手がウィリアムだからこそ出来た、とも語っていて、そういう面では、演技経験の全くなかった彼だからこその、キアロスタミ方式での適性、というのもあったのかも。

2人の会話は英語とフランス語混じり、どうも感情が高まる所はフランス語になる傾向な気もしたけれど、2人は、それに+イタリア語科白もこなしてて、思えば西欧の言語飛び交う初のキアロスタミ作品、でもあったり。


あと、2人がトスカーナの郊外へ車で出掛ける道のシーンはそう長くなく、カーブがあっても緩やか、そう曲がりくねってもおらず、やはりこれは「ジグザグ4部作」目、とも言えないかもしれないけれど、糸杉がポツポツと両側に立ち並び、イラン郊外も彷彿するような美しい田園風景。

メイン舞台のルチニャーノもこじんまりした街で、石畳の道、庭、シックなカフェ、やはり地元の人を使ったらしい街でのシーンとか、そういう背景のキアロスタミ作品色、というのはイランを離れても漂ってた感じ。


4/18追記:東京フィルメックス映像で、同監督は、イタリアでの現地人スタッフとの仕事、地元の協力、撮影の好感触、日本人観客について、繊細さ、他国でのように携帯をいじりながらの鑑賞は見受けられなかった礼儀の良さ、など褒めてたり、

日本での製作意向について尋ねられて、友人のアミール・ナデリ監督が日本での作品の撮影を終え、その話を聞いて、自分も出来そうな気がした、ような旨を回答。

イラン人監督による日本舞台作品、というのは初耳で、これは昨年末公開になってた西島秀俊や常盤貴子らが出演の「CUT」というナデリ作品のことだったようで、キアロスタミ監督も、すでに昨年、日本での新作を撮り終えてた、というニュースを先程発見してちょっと驚き。

「Like Someone In Love(ライク・サムワン・イン・ラブ)」という作品で、60代のインテリi老紳士と女子大生の年の差40才のラブストーリー、老紳士は一般公募で選ばれて、ヒロインは初耳女優だけれど高橋臨、その他加瀬亮、奥野匡、でんでんなど出演、

この夏公開予定、とのことで、またしても男性側はインテリタイプのようで、私はやはり明らかな不倫ものでないことを願いたいけれど、これはちょっと注目。


そういう所で、後味は微妙でしたけれど、キアロスタミ作品として、初のイラン以外他国でイタリア舞台、英・フランス・イタリア語飛び交う、また初の大人のラブストーリー、

ストーリーに余白を残す部分、こじんまりした街の背景とか、これまでの風味漂っている部分あって、特にメジャー女優ビノシュとのコラボの妙、という見応え感は残った感じでした。

関連サイト:Amazon 「トスカーナの贋作」エキサイトニュース 巨匠アッバス・キアロスタミ監督が日本で撮影した新作、ネットで一般に製作費募り撮影現場に招待象のロケット 「トスカーナの贋作」
関連記事:「KYOKO」&イランはじめエスニック映画<2>(16:友だちのうちはどこ?(’87)、17:そして人生はつづく(’92)、18:オリーブの林をぬけて(’94)、20:ホームワーク(’89))、同スレッド<3>(38:トラベラー(’74)、39:桜桃の味(’99)、42:風が吹くまま(’99)、43:ABCアフリカ(’01)、44:10話(’02)、45:クローズ・アップ(’90))、明日へのチケット(’05)友だちのうちはどこ?(’87)前ブログのイラン映画感想記事一覧綴り字のシーズン(’05)レッド・バルーン(’07)夏時間の庭(’08)
<スレッドファイルリンク(ここでは「KYOKO&イランはじめエスニック映画」<2>、同スレッド<3>、「レッドバルーン」)は開かない場合あるようです。>


   
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by MIEKOMISSLIM | 2012-04-17 23:59 | 洋画 | Trackback(5) | Comments(0)


SONGS つんく・モーニング娘。

先月の「SONGS」つんく登場の回を、やや遅ればせながら先日録画で見ました。この人の姿も久方、歌ったのは「シングルベッド」「万里の河」「ひとりぼっちのハブラシ」、

途中、「ドリーム モーニング娘。」のスペシャルメドレーで「LOVEマシーン~ハッピーサマーウエディング~恋愛レボリューション21 」「シャイニング バタフライ」。


「シャ乱Q」自体、特に思い入れある訳ではないけれど、今回ソロで歌った「シングルベッド」、そして「ズルい女」とかは印象残ってるけれど、どちらかと言うと、やはり90年代終盤からの「モーニング娘。」初め「ハロー!プロジェクト」仕掛け人、としての方が、インパクト。

私は当時オーディション番組「ASAYAN」は見てて、シャ乱Q女性ロックボーカリストオーディションで、合格したのは平家みちよ、でも最終選考に残ってた中から5人呼び集め、「モーニング娘。」結成、の経過も見てたのでちょっと愛着、

その後も「ASAYAN」で、メンバー新加入オーディションとかもあったし、グループ内の「タンポポ」「プッチモニ」「ミニモニ」とかユニット活動もちょっと面白かったり、

このグループの動向や曲はしばらくチェックしてたけど、番組終焉と共に、でもあったか、加護、辻、吉澤、石川加入後、次の新メンバー加入辺り以降は、チェック放棄。

近年北海道展で、ハロー!プロジェクトの「カントリー娘。」も提携してた「花畑牧場」のアイスクリームを食べたりはしたのだったけれど、今の「モー娘。」メンバーは誰も知らない状態。


でもやはり初期の頃の曲はインパクト残ってて、今は、先日「春期講習終了」記事でも触れてたように、小学校高学年~中学生人気グループ的には、AKB48とかの方が勢いありそうだけれど、

今回、卒業したメンバー10人での「ドリームモーニング娘。」登場、久方に「LOVEマシーン」など聞いて、やっぱり、こういう曲の頃の「モーニング娘。」には、それぞれの個性とか、斬新さとか、今のAKB48より際立ってたのでは、とか改めて。

「ASAYAN」が生んだ、インパクトな顔は、俳優では市川準監督が見出した池脇千鶴、そして音楽畑では、やはり一番はこのグループ、次に双璧で鈴木あみ、CHEMISTRY。「太陽とシスコムーン」とか、その後どうしたんだろう、というグループ、シンガーも色々いた、と。

当時、素人集団の少女達に、つんくが、リズムの取り方とか、歌い出しの時歌詞の頭に「(ん)~」を入れるとリズムがずれない、とか教えられた、などとメンバー達の声。

こういう女の子集団プロデュースって、色々気も使って大変じゃないかと思うけれど、それぞれの声や個性を生かそうとしてた、やはり自分の分身、のような本人のコメント。そういう姿勢が曲の細かいボーカル割り、ユニット作りとかにも出てたような、と改めて。


マイベストは「サマーナイトタウン」と「LOVEマシーン」が双璧。「サマーナイトタウン」は、デビューのための課題曲だった「愛の種」やデビュー曲「モーニングコーヒー」の爽やか清純路線から一変、アダルトテイストになって、つんくが”仕掛けてきた”感じした覚え、ややマイナーな哀愁帯びた曲調も印象的。

          

そして、後藤真希加入後の「LOVEマシーン」は、ディスコ調曲+何とも奇妙、不思議な動きのダンス、一言掛け声とか含めて、細かいボーカル割り、日本の少女、女性グループで余り覚えない斬新さ。

You tubeにそのつんく版があって、これは初耳、さすがに自分ではあのダンスはしてなかったけれど、ラフに楽しんで歌ってるムード。この曲のカバー、ソロ版”1人LOVEマシーン”というのも思えば初耳。

             


そういうプロデュースのルーツとして、今回故郷の東大阪を訪ねて、母校の近大、その付属高校にも行ってたけれど、大学時代にシャ乱Qを結成、バンド活動と共にイベントサークルを作ってて、毎週のようにディスコパーティも開催、そこで人を喜ばすエンターテイメントの基礎を実地体験、

その頃の仲間が集まってて、つんくの様々な顔、多彩な活動ぶりを語ってて、本人も、「LOVEマシーン」のディスコ音楽、あの中の掛け声とかは、あの頃のをそのまま持ってきてる、などと回顧。


また元々の音楽ルーツとして、少年時代TVで見たジュリーへの憧れ、で、郷愁のパラシュートバックの「TOKIO」や「OH!ギャル」などの映像。その魅力について、男なのに化粧してたり、奇抜なファッション、彼がいなかったら今のビジュアル系、というのもなかったんじゃないか、などとコメント。

つんく~ジュリー、というのはまあそう言えば、というラインだけれど、つんくは高校時代チャゲ&飛鳥の深夜ラジオ番組「ヤングタウン」に熱中、アコースチィックギターで彼らの曲を弾くようになった、とのことで、

今回「万里の河」も弾き語りで歌って、そのつんく版、というのも、イメージギャップはあるけれど、聞いてるとそれなりにマッチ。チャゲアスって、私も一時期馴染んで飛鳥の詩集を買ったりもしてたけれど、思えば随分聞いてなかった、とちょっと懐かしい感触。


この人って独身のイメージだったけれど、番組終盤に、5年前結婚、3人の子持ち、だと。そして東日本大震災をきっかけに、家族の大切さを痛感、

今まで当たり前に見てた景色、当たり前に飲んでた水道水とかが、震災後、窓を開けて大丈夫か、この水大丈夫か、売ってるものが大丈夫か?というような意識、どうやって日本が元気になっていくか、という中で自分の音楽も大きく変化した、などとコメント。


そういう所で、特にファン、という訳ではないけれど色々つんくルーツ、久方に、ノリいい初期「モーニング娘。」曲も聞いたりで一時リフレッシュ、な今回でした。

関連サイト:SONGS 第211回 つんく
関連記事:星砂の島、私の島~アイランド・ドリーミン~(’03)SONGS CHEMISTRYSONGS 沢田研二Part1Part2大阪物語(’99)ー追悼・市川準監督ー東京日常劇場<哀愁編>('91)-追悼・市川準監督ー大北海道展SONGS JULIE with THE WILD ONES<1><2>MUSIC FAIR 松任谷由実SONGS 沢田研二 ザ・タイガースを歌う

      
  
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by MIEKOMISSLIM | 2012-04-14 23:33 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


春期講習終了

先週土曜日で、今回の春期講習が終わりました。まあ各自それなりにこなした、という所。


小6女子は、4月に入って予定通り国語から英語にシフト、今はアルファベットやローマ字スペル練習中心、ちょっと日常の挨拶も入れたり、という所けれど、

算数の講習の時に、前から好きな「Fairies」の「Beat Generation」という曲のCDの歌詞カードを持ってきて、英語の所を教えて欲しい、とのことで。

意味、というより、真似て歌いたいけれど、発音もメロディに載せ方も?だし、という所のようで、所々の英語の歌詞の読み方をカタカナで紙に書いてあげて、本人が何ヶ所かそこのメロディを口ずさんで、

私も初めて聞く曲だったけれど、それらしき感じで歌ってみて、マネしてもらったり、一緒にリズム取って繰り返したり、

音楽の時間じゃないんだからね、と言いつつ、結局1時間半の内、20~30分はそれに使ってしまったかも。まあ、そういう所から英語に馴染むのもいい事と思うのだけど。


でもちょっと引っ掛かったのは、歌詞中に「Shake Ur Heart」とか「Can't U see」とか、一瞬?、前後から、「Ur」はyourで、「U」はyouだろう、と判ったけれど、これは私は初見。

後で辞書類で見てみたら、普通の英和辞典にはどちらもなし、電子辞書で「U」はyouのEメール用語、大英和辞典で「U」がyouの口語、などというのは載ってて、「Ur」は11ヶ所試した翻訳サイトでも出ず。

この曲の作曲者は外人、作詞者はMiho Karasawaという人のようで。まあ今時の語なんだろうけれど、これってメジャーなのか?折あったら今度、英語関係友人に聞いてみようと。


最近の若いミュージシャン系も余りチェックもしておらず、疎くなるばかり。Fairiesも、この生徒経由で知ったけれど、中学生位の女の子7人グループ、安室奈美恵やSpeedのプロダクション所属だと。

次の授業の時、ipodを持ってきてて、その曲の1番だけ聞いてみたら、まあやはり歌詞には余り意味あるとも思えないけれど、今時風でノリのいい、という感じ。

          


やはり音楽好きの中3女子は、余りこのグループなどは好みじゃなく、今韓流、Kポップにはまってる、ようで、前から是非You tubeで聞いてみて欲しい、と言われてたのが、「レインボー」というやはり7人女性グループの「To Me」。

先日やっと聞いてみたら、こちらの方が、まあ玄人っぽいアダルトテイスト、年も違って、どちらもAKB48は好き、でもそれぞれ好み曲やメンバーは余り合わず、やはりこういう所でも2人の趣味も違うのも判るような、というか。

それと、やはりこの生徒から最近、すごく癒されるから、と勧められてたのが、GReeeeNというグループの「ミセナイナミダハ、きっといつか」。

これは男性ボーカル曲、この生徒は親御さん共々ドラマフリークでもあって、これもドラマの主題歌らしく、今一謎のグループだけれど、すっごく癒される~と結構気に入ってるようで。

ちょっと検索してみたら、4人の男性グループ、皆歯科医師免許を持ってて、仕事と両立のため覆面で活動してる、とか。聞いてみて、”人に見せない涙の日々が、いつか人の心を照らすだろう”、というまあ普通に青春エール曲的にいい曲、と。


あと、ちょっと変わった出来事、と言えば、先々週末になるのか、初めの強風の頃、問題児中1男子が昼頃授業終わって、いつも結構ぐだぐだと居座ってるけれど、いつになく、風が強いので帰るのをためらってて、お祖母さんに迎えにきてもらいたいけれど、今留守だと。

いつものラジオ+ゲームらしきのを持ってきてて、風が止むまで待ちたいようだけど、ちゃんと止むのを待ってたら夜になりそうだし、私は用事がなかったらまあ別によかったけれど、印刷のカートリッジが切れてて、徒歩15分位の店に注文してて、それが届いた、と連絡あって、早めに入手しておきたかったし、

結局、じゃあ帰り道付いて来てほしい、と言う通り、店に行く前に、送っていくことに。家まで、というのもどうかと思って、途中までにしようか、と言ったら、鍵を開けるまで、と。

で、大体自転車で来てるし、住所だけの感じでは、阿佐ヶ谷駅近く辺りかと思ってて、やや遠出を覚悟してたけれど、意外と近く、徒歩6,7分かかったかどうか、同じ通りのお蕎麦屋さんがお祖母さんの店で、その裏だった、と。

到着して、やや心細そうだったけど、お祖母さんもその内帰ってくるのよね、じゃあ気を付けてね、と立ち去って、まあ確かに風も多少強めだったけれど、彼を送ってからの方が一段と強まって、傘もさせなかった時もあったけれど、という事があって、

これまで、教室外では、生徒の帰りに夜、英検・漢検の合格祈願に近所の神社まで付き合ったり、宿題プリントのコピーのため、コンビニまで一緒に行ったり、という事とかはあっても、こういう風に家までエスコート、というのは前の塾も入れて初めて。

数日後のまた強風の日は予め振り替えにしておくことになって、そのお母さんにも、普段ワイルドな彼が意外と風の怖がり、というのとお家は結構近くだったんですね、とも言ったけれど、本当に意外な近さ。


そしてその時ちょっと頭を過ぎったのが、この生徒の昨年5月の入会時の事。その生徒のすぐ近くに住む親戚だ、と女性2人が飛び込みでやって来て、とりあえずチラシを渡して、という流れ、

口コミ紹介でもなく、その3月に入れた新聞折込チラシを見て、でもないようで、「前から知ってたので」とのことで、看板だけで印象に留めて下さってたのか、また前年以前のチラシが記憶にあったのか?ちょっと珍しいケース、と思ったのだったけれど、

思えばあのお家は、近くの小学校のすぐ前、近年何度かチラシをポスティングした辺り。家のすぐ周りでしてた時、近所の老婦人が、ここら辺は子供はほとんどいませんよ、学校の近くとかの方がまだいると思いますよ、と言ってくれて、

とりあえず、一番近くの小学校の周りを重点的にして、即刻反応は、「チラシお断り」表示の所には気をつけて入れてなかったつもりだけれど、うっかり入れてしまったのか、えらく立腹したエキセントリックな女性のクレーム電話のみ。

その後も特に効果も見られず、止めていたけれど、今にして、即効ではなかったけれど、場所からしたら、その時のがルーツかも、と。


で、やはり出来ることは地道にやっておいた方が、と、先月入れた折込チラシは英検対策を押し気味にしたり、いつもの合格体験記を歴代合格校にしたり、一部紙面変えたけれど、

それ以前の溜まってる分、とりあえず「1学期開始!」の文句入りのチラシを、近くの学校付近中心に配っておこう、と思い立ち、在庫を見たらそれは200枚位。

新たな塾HPのURLと入れてなかったメルアドをカラー用紙に印刷、切り張り作業から開始、近々久方のポスティングに出向くつもり。


そういう所で、ふとした事で今時の音楽に接触、とか、プラスα作業のきっかけにも、という春休み時期でした。

関連サイト:個人学習会 高円寺教室
関連記事:ある少年(’07)一息(〃)夏期講習(〃)再会(〃)合格・ブログサービス終了(’09)受験シーズン終了と新入会(〃)春期講習終了・新年度と新入会(〃)中間テスト対策終了(〃、1学期)期末テスト対策終了・夏期講習(〃)夏期講習(〃)夏期講習前半終了夏期講習終了中間テスト対策終了・新型インフル(〃、2学期)期末テスト対策終了・冬期直前講習(〃)センター試験終了・インフル余波(’10)冬期直前講習と期末テスト対策終了(〃)春期講習終了(〃)中間テスト対策終了(〃、1学期)期末テスト対策終了(〃)夏期講習前半終了(〃)夏期講習終了(〃)中間テスト対策終了(〃、2学期)期末テスト対策終了(〃)冬期直前講習(〃)冬期直前講習終了(’11)学年末考査対策終了(〃)入試ネット投稿(〃)塾HP再作成(〃)中間テスト対策終了・新入会(〃)期末テスト対策・夏期講習(〃)突然の別れ(〃)塾広告ポスター(〃)夏期講習終了中間テスト対策終了・新入会(〃、2学期)期末テスト対策終了(〃)冬期講習終了(’12)学年末考査対策終了(〃)春期講習(〃)

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by MIEKOMISSLIM | 2012-04-11 23:23 | 仕事 | Trackback | Comments(0)


ナイト・オン・ザ・プラネット(’91)

昨日、近くの阿佐ヶ谷図書館の映画会で「ナイト・オン・ザ・プラネット」上映。都合も合ったので見てきました。この作品は大分前、ビデオで見て以来。

同じ夜、ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキのタクシー運転手と客のやり取りを描いたオムニバス。

内容の記憶は薄れてても、何だか世界の各都市同時実況中継的、ファンタジック作、という感触が残ってて、この機会にどんな詳細だったか?確かめたいとも思ったのだけれど、

今回実際見てみて、冒頭、地球の遠景~地球儀映像にかぶって、かなりダミ声の男性ボーカルのテーマ曲、これは音楽担当のトム・ウェイツのようで、

そういう所から、やはりストーリーもほぼ記憶になく、かろうじて、ベアトリス・ダルが出てたのは薄っすら覚えあっても、盲目の女性役、というのも覚えなく、5話共それぞれこういう内容だった、と改めて。

そして、ファンタジックだった印象とは裏腹に、意外と、というか、現実的な人間模様、心の機微を感じて、前回余り真剣に見てなかったのか、当時ファンタジック、と感じたのが、自分が年を経て見方が変わったのか?とにかく、結構印象が変化。


今回1編気に入ったのを挙げるなら、2話目のNY編。若い黒人ヨーヨー(ジャンカルロ・エスポジート)が、やっとタクシーを拾った、と思ったら、運転手は東ドイツから来たばかりの移民ヘルムート(アーミン・ミューラー・スタール)。

地理も疎く、運転自体かなり怪しく、ヨーヨーがブルックリンまでの運転を買って出て、途中、妹のアンジェラ(ロージー・ペレズ)も加わって、ヘルムートが元道化師だったり、互いの名前などをネタに車中盛り上がって、というなんと言うことのない話だけれど、一時の陽気な交流、という感じ。

           

今回の5都市で、私は訪問歴あるのはLA、NY、ローマ、タクシーに乗ったのはNYでのみ、この作品の前年'90年。でも、その時は、明朝早くシカゴ方面への別空港への乗り換え前の一泊のためで、初のアメリカ大陸着、深夜だったせいもあって、とにかくかなり緊張してて、

翌朝ラガーディア空港へもタクシーで行ったはずだけど、同様で、唯一のNYタクシー経験が、ほぼ記憶になく残念だった、と思い出したり。

他のNY舞台作品でも、たまにタクシー模様は覚えあるけれど、やはり移民の街、さまざまな国籍、背景のタクシードライバーがいるんだろうと。


他の話では、1話目LAのコーキー(ウィノナ・ライダー)は5話中唯一女性ドライバー、乗せた女性客(ジーナ・ローランズ)が、映画のキャスティングの仕事をしてて、車内でラフに接してる内、コーキーが新作の配役にフィット、と閃いて、彼女を映画に出ないか、と勧誘。

通常ならシンデレラストーリー、という所だけれど、コーキーは、整備工になる人生設計を立ててるから、と断って別れ。ワイルドな物腰の彼女の、やや硬派な筋の通し方、がちょっと印象的。


3話目パリ、高官らしい黒人2人の酔い客になじられ、コートジヴォアール人の運転手イザーク(イザーク・ド・バンコレ)は、彼らを車から追い出し、うんざりモード。そして盲目の若い女性(ベアトリス・ダル)を拾い、蓮っ葉ではあるけれど、彼女の盲目故、でもある鋭い感性にやや驚き、感慨。

あえて安めの料金を告げるけれど、彼女は、もっと走ったはず、憐れみを受ける筋合いはない、のような趣旨のことを言って、正規の料金を払って下車。


4話目ローマ、しゃべり好き運転手ジーノ(ロベルト・ベニーニ)は客の神父(パオロ・ボナチェッリ)に、下ネタ系の懺悔を勝手に語りまくり、途中、心臓の弱い神父は薬を飲もうとするけれど、急ブレーキで、車中にこぼしてしまい、ついには息絶えてしまい、

それに気付いたジーノは罪の大きさにおののき、街のベンチに彼を置き去り。これが一番ブラック、というか、くだけた話だったけれど、まあ状況では、彼の破廉恥話が神父にショックを与えた、にしても、元々心臓が弱く、薬を飲めなかった急ブレーキも故意に、でなく罪に問われる可能性は薄いだろうし、

神父自身、傲慢さとか嫌な印象は全くなく、車中、聞きたくもない不埒な懺悔を聞かされた被害者だし、別に人道主義的作風じゃないにしても、何だか後味悪いし、軽薄キャラクターなりに、逃げるのでなく、出来るだけの事後処理はさせて欲しかった、と。


そして最終ヘルシンキ、ここでの話が一番内容的には重み。運転手ミカ(マッティ・ペロンパー)は、酔った男3人組を拾い、その内のアキ(トミ・サルミラ)は酔いつぶれ状態。

同僚の2人(カリ・ヴァーナネン、サカリ・クオスマネン)が、仕事を首になったのを初め、その日アキに起きた不幸の数々を語って、ミカも流れで自分の過去の不幸、生まれてまもない娘を亡くした時の複雑な心の揺れ、後悔などを語り、

それを聞いた2人はすすり泣き、アキの不幸など大した事じゃない、これからきっと良くなる、などとミカにエールを送り、抱擁して下車。何も聞いてなかったアキはミカに起こされ、何もタダのものはない、厳しいね、などと退職金からタクシー代を払って、ふらふらと下車。

          

どの都市の夜も、様々なネオン、雨に濡れた石畳、仄かな街灯の明かり、そこを走るタクシー、無機的な感じの夜景だったけれど、このヘルシンキは、いかにも冷たそうな、雪が覆う白い道の背景+ドライバーミカが語る悲しい話、が相まって、ある意味濃縮人間ドラマ短編、という後味。


改めて、前述のように、こういう内容だったのだ、と再認識のオムニバス。ジャームッシュ作品は、一番最新ではDVDで「コーヒー&シガレッツ」を見てて、これもやや記憶曖昧だけれど、この「ナイト・・」の方が、やはりオフビートさはあっても密度濃かった感じ。

そして前ブログ記事で、工藤夕貴が「ミステリー・トレイン」以来再びジャームッシュ作品に出演、というのをチェックしてて、これは「リミッツ・オブ・コントロール」(’09)という作品で、未見のまま。

スペイン舞台らしく、外人俳優達と渡り合う工藤夕貴、は興味あっても、ハードボイルド系のようで荒筋見る限りでは、余り見たい気はしないのだけれど、まあもし折あれば、という所。

また、こういうタクシー舞台作品で、思い出したのがキアロスタミ作品「10話」。あれは、女性ドライバーの車に次々客が乗り込んできて、それぞれの背景の話をしながら展開、だったのだったけれど、いわば密室劇、タクシーという狭い空間でのやり取りだからこそ滲み出る人間性、というような感じも改めて。


そういう所で、久方に見たこの作品、それぞれの夜の都会の片隅のエピソード、今改めて見て、人間ドラマとして色々新たに思う所もあった、という後味でした。

関連サイト:Amazon [ナイト・オン・ザ・プラネット」阿佐ヶ谷図書館 映画会象のロケット 「ナイト・オン・ザ・プラネット」
関連記事:ブロークン・フラワーズ(’05)コーヒー&シガレッツ(’05)工藤夕貴、ジャームッシュ作品に10話(’02)(「「KYOKO」&イランはじめエスニック映画」スレッド44)
<スレッドファイルリンク(ここでは「「KYOKO」&イランはじめエスニック映画」)は開かない場合あるようです。>

     
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by MIEKOMISSLIM | 2012-04-08 23:16 | 洋画 | Trackback(1) | Comments(0)


鈴子の恋(’12)

今年に入って始まった、フジの昼ドラ「鈴子の恋」が先週金曜で最終回。これは先日「SONGS 松任谷由実~2012春スペシャル~」でも触れてたように、テーマ曲がユーミン新曲「恋をリリース」、という興味もあって見始め、オンタイム、録画、動画サイトなどでほぼ全編追ってきました。

連ドラを通しで見たのは、'思えば’08年「風のガーデン」以来。本名日向鈴子、だったミヤコ喋々さんの伝記で、私は本人の姿は薄っすら覚えある程度、’00年に亡くなってて、にわかに出演シーンは浮かばないけれど、その前年の市川作品「大阪物語」に出てたのだった、と。


この人の伝記物、というのは初見、戦時中の混乱の時代の波もあったり、芸人、一女性として結構波乱の人生模様。

序盤、美山加恋演じた子役時代から、旅一座「日向鈴子一座」の看板を背負ってて、幼くして大人の座員から”座長”と呼ばれるだけの自覚、芯の強さ、というのは垣間見えたり。

生い立ちも、父(片岡鶴太郎)が、彼女を連れて義理の母(浅野ゆう子)と駆け落ち、という過程のため、実の母(多岐川裕美)、兄(真山明大)と幼くして生き別れ。後に再会するけれど、一少女としてのその家庭での平凡な幸せ人生よりは、舞台での道を選ぶ、という自らの決断。

そしてこの頃は、筑豊のバイオリン少年良太(西井幸人)との淡い純愛、だったけれど、さすがに昼ドラ、そういうテイストから次第に、旅一座の中でも色々恋愛沙汰の様相、

大人になったヒロイン鈴子(映美くらら)自身も、劇場の息子佐伯(木村了)と駆け落ち、別れさせられたり、三遊亭柳枝(神保悟志)との不倫、略奪愛、相手の浮気で別れ、弟子だった南都雄二(山崎樹範)と結ばれ、でも再び相手の浮気で別れ、と、それなりにドロドロ展開。

最初の結婚の辺りで、見るのは止めようか、と思いつつ、まあ毎回部分的にだけれど流れるユーミン曲絡みで見始めた、というのもあったし、いっそ、と、結局ラストまできていた、という所。


4/4追記:中国遠征での、ミス・ワカナ(三倉佳奈)、春夫(佐野和真)との「笑わし隊」漫才辺りから、またその後”ミヤコ喋々”の名を持って、ますます、”芸人”になっていった感じの鈴子。

恋模様で、柳枝との関係は、そもそも彼の方から強引に誘惑、一途ゆえに不倫にはまって突っ走ってしまった、面もあるけれど、その時妻(岩橋道子)から言い渡された通り、奪ったものは後で必ず報いを受ける、という定石通りになってしまって、皮肉だけれど自業自得、という感じ、

でもまだその頃は、微妙な関係の時、仕事上のコンビを躊躇ったり、子供まで作る浮気で裏切られた時には、ショックの余りヒロポンという薬中毒になってしまったり、混乱して苦しんだりもしていたけれど、

南都雄二との頃は、やはり同様の浮気をされて結婚生活が破綻した後も、彼と「夫婦善哉」のペア司会を客の前で明るくこなしていく、凄まじい、というか、一女性としては何だか痛々しいまでのプロ根性。

終盤、彼女に接近するプロデューサー田淵(田中幸太郎)が、柳枝も雄二も、芸人としては絶対妥協しないけれど、女性としてはとことん尽くす、そんな彼女が併せ持つギャップに、付いていけなくなったのでは、と指摘してて、

要は彼らの器の狭さ、甲斐性のなさ+彼女の懐の広すぎ、と言ってしまえばそれまでだけど、雄二と浮気相手郁子(宮下ともみ)の家にも訪問して、嫌味な風でもなく、その子供2人と明るく接触する、まるで雄二の母の立場、でもあるかのようなシュールなシーンも。

結局劇中、病死した柳枝、雄二のそれぞれの最期を看取ったのは彼女、他の女性に走りながら、その女性達にも愛想つかされて、戻る場所が彼女の所だった、というのも皮肉、余りに勝手すぎ、だけれど。

また終盤、そんな彼女の、芸人、女性としての両面を受け入れつつあるスタンスだった田淵も、郁子との関係も並行させてたり、何だか、という感じ。


でも、そういう世俗まみれの男性陣とは異質な存在、ラブストーリーとして唯一、ピュアな味付けした印象なのが、初恋の相手の良太(鈴木裕樹)。

裕福な家庭に育ちながら家が破産、戦争で手を負傷、バイオリンを弾けなくなりつつも、音楽家として頭角を現して、「荒野の女神」という曲で名を知られ、それを耳にした鈴子(喋々)が、詞を変えて歌い、

良太の勧めもあって、「女神のワルツ」として自分の持ち歌に。最終回含め、彼女がステージでこの歌を歌うシーンが何度かあって、劇中、ちょっと印象的だった哀愁の曲。

私は映美くららは初見、元宝塚娘役No.1とのことで、昼ドラヒロインにしてはピュアな方か、さすがに華あるムード、勝手な男達に「あほ!」を連発、女性として翻弄されたり激しさ、情、芸人としてのきっぷのよさを見せたりしてたけれど、この歌のシーンが一番インパクトかも。

実際こういう、ミヤコ喋々曲があったんだろうか、と、ちょっと検索したら、どうもこの坂巻良太自体、架空の人物らしく、この曲も、番組のためのオリジナル曲で、作詞は脚本担当の大石静、作曲は番組の音楽担当の森英治ではないか、とのことで。

まあ実話ベースのみでの、男達の無節操さに振り回される女性としての悲哀が、この架空の、結ばれることはなかったけれど、時をかける純愛で、緩和された、というか。この人物を話に折り入れたのは、なかなかの構成だったのでは、とも。


脇役陣で印象的だったのは、放送開始後数日目に、漫才師ミス・ワカナ役がマナカナの片割れ三倉佳奈、と気付いて、姿も久方だったけど、大人になって、単独でも出るようになったんだ、と思ったり。「GSワンダーランド」で見かけた時は、2人ペア出演だったけれど。

あと柳枝の浮気相手の美麗役は、後で「旅の贈りもの 0:00時発」で孤独な少女役だった、多岐川華子だった、と知って、絡みは全くなかったけれど、鈴子の実母役の多岐川裕美と母娘共演だったのだったり、

また子供時代の鈴子役の美山加恋もなかなか芸達者、私は初見かと思ったら、すでに「いま、会いにゆきます」に、息子役武井証の友人役で出てたのだったと。


4/5追記:そして、ユーミンテーマ曲「恋をリリース」。ユーミン曲のこういう時間帯のテーマ曲、というのは、覚えある限り、大分前のNHK銀河テレビ小説「夏の故郷・幻のぶどう園」の「晩夏(ひとりの季節)」以来。

今回の内容にしてはややポップすぎ、に感じた時もあったけれど、しんみりした曲だったとして、かえって重くなって難しかった気もするし、

実際手痛い失恋、でもこういう風に明るいテンポで、相手にエールを送って、自分も前に、というのが、結果的に、相手に振り回され傷つきながらも、深い懐で、波乱を走りぬいたミヤコ喋々的スタンスにマッチしてた感じで、

やはり近年の「RAILWAYS・・」2作のテーマ曲同様、注目の場で”はずしてない”曲を持ってくるのはさすが、というか。
         
         

もし既成ユーミン曲なら似合いそうなのは、とちょっと考えてみたけれど、もろ失恋ソング、でも合わないし、なかなか難しく、当面引っ掛かるのは「恋の一時間は孤独の千年」「とこしえにGood Night(夜明けの色)」「二人のストリート」とか。


そういう所で、ユーミン曲絡みでの久方の連ドラ鑑賞、まあ全般的に恋物語としては、何だか、という後味でしたけれど、伝説の芸人ミヤコ喋々題材で、

昭和前期のTVが広まる前の娯楽としての色々舞台シーン、その裏側や、「女神のワルツ」などの音楽の味付けなどもあって、約3ヶ月間、それなりに味わいでした。

関連サイト:東海テレビ 鈴子の恋「鈴子の恋」オリジナル・サウンドトラック EMI Music Japan(試聴可、「女神のワルツ」は最終曲。右画面の音楽をミュートにしてからの方が聞き易いです。)、Amaozn 「恋をリリース/松任谷由実」
関連記事:大阪物語(’99)~追悼・市川準監督~GSワンダーランド(’08)蒼き狼~地果て海尽きるまで~(’07)恋愛寫眞(’03)東京フレンズ(’06)テニスの王子様(’06)シュガー&スパイス 風味絶佳(’06)天国の本屋~恋火(’04)ミラクルバナナ(’06)どら平太(’00)理由(’04)ラストラブ(’07)笑う大天使(ミカエル)(’06)博士の愛した数式(’06)それでもボクはやってない(’07)旅の贈りもの 0:00時発(’06)子ぎつねヘレン(’06)犬と私の10の約束(’06)ハッピーフライト(’08)松任谷由実EXPOドームライブあの歌がきこえる「魔法の鏡」「海を見ていた午後」「卒業写真」松任谷由実コンサート THE LAST WEDNESDAYさよならみどりちゃん(’04)瞳を閉じてプレミアム10 松任谷・寺岡・ゆず等シャングリラⅢYuming Films(’07)「いちご白書」をもう一度(’75)ユーミンと映画・市川準監督TRANSIT2009チケットMusic Lovers・SONGS 松任谷由実<1><2>そしてもう一度夢見るだろう/松任谷由実(’09)・No Reason~オトコゴコロ~/高橋真梨子(’09)探検ロマン世界遺産 ユーミン×世界遺産TRANSIT2009コンサートShout at YUMING ROCKS('09)VIVA!6×7/松任谷由実(’04)クリスマスの約束(’09)時をかける少女(’10)音楽のチカラ「青春の言葉 風街の歌 作詞家 松本隆の40年」RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の話(’10)クリスマスの約束(’10)ミュージックポートレイト~人生が1枚のレコードだったら東日本大地震<2>Music Lovers 松任谷由実松任谷由実のオールナイトニッポンTV4僕らの音楽 松任谷由実・薬師丸ひろ子・おすぎMUSIC FAIR 松任谷由実NHK 東日本大震災チャリティー企画 ユーミン×SONGS 「春よ、来い」プロジェクトSONGS 松任谷由実RoadShow/松任谷由実(’11)手のひらの東京タワー/松任谷由実(’81)押入れの整理<1> <2><3><4>RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(’11)SONGS 沢田研二ザ・タイガースを歌う春よ、来い in 紅白歌合戦SONGS 松任谷由実~2012春スペシャル~
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by MIEKOMISSLIM | 2012-04-03 23:12 | ドラマ | Trackback | Comments(0)

    

’09年1月末AOL映画掲示板、ブログが終了、気分新たにマイペースで、音楽・芸術鑑賞、ユーミン関連、読書、英検1級対策、グルメ、仕事等含めて書いてます。英検は’11年11月に無事合格達成出来ました!
by MIEKOMISSLIM
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