Something Impressive(KYOKOⅢ)


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ユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く沖縄」<2>

元記事<1>に追記しようとしたら字数オーバー表示が出たので、別記事にしました。)

a0116217_1155260.jpg9/29追記:そして洋子さんの案内で、久高島の先端にあるカベール岬(→この記事内の風景写真はトリップアドバイザー提供、右は島内の写真、似てるけれど当地かどうかは不明)へ。

キャプションで、アマミキヨが降り立ったとされる場所、とあって、開けた眺め、岩場下のエメラルドグリーンの水の透明度も抜群、2人は凄い、綺麗!と感嘆。


その海をバックに、久高島の旅の感想として、ユーミンは、幾多の女性がいたから私達もここにいるんだ、と、神代の昔から綿々と、女性達の営みが、ここに連れてきてくれました、と述べて、

軍地彩弓は、女性が神として存在する場所、というのが、最初は不思議な感覚だったけれど、すごく自然にとって自然な形のような、こういうシンプルな生活の中で、女性が神として生きていく、というのがすごく然なことのように思えて、

私もその女性を相手に仕事をしてるんだけれど、何か女性が一つ国を創っていく、みたいなイメージを思いました。

男性的な社会も必要だと思うけれど、これからこういう感性で、女性的な生き方、というのもが要なのかなと。力じゃなくて、とてもこう守られるような、ゆりかごにいるような、そういう優しさで、人を守れるんだな、と思いました、のようなコメント。

洋子さんが、そのお言葉を聞いて、本当に嬉しいです、そういう方々に出会ってね、何か娘のような感じ、してました。最初来る時は、どんなかな、という不安もありましたけど、そういう方々だったんだということをね・・と話した所で、

ユーミンが、都会の毒を撒き散らしに来てたんだ・・とおどけて笑いが起こり、洋子さんが、いや、どうやって話せばいいのかな、というのがちょっと思ってましたけど、

そういうこともなく、自然に話されたので、本当にお言葉を聞いて、嬉しいです、有難うございます、と明るい穏やかな笑顔で語り、ほのぼのとした交流。


a0116217_0223566.jpgそして港で別れの挨拶をしてて、ユーミンが洋子さんに、お名残惜しいけれど、離れても会える感じもします、洋子さんが、そうですね、また会いましょうね、

軍地彩弓が、何かこう別れる気がしません、お会いできるというか・・などと言いながら、ユーミンが洋子さんに歩み寄って両手をとり、ハグさせて、洋子さんが、はい、としばし抱き合って、

ユーミンが、忘れません、洋子さんが、はい、と答えて、有難うございました、と手を取り合い、2人に片手ずつを握られながら、洋子さんが、私もまたね、元気をもらったので頑張ります、と声をかけて、ここら辺からバックに「MODEL」が流れ出して、

2人が、有難うございます、いつの日かまたお目にかかれることを・・洋子さんが、頑張ってください、などと言いながら帰りの船に乗って、

港を離れながらも、洋子さんが、差し出した両手をひじから自分の方に動かして、また、いらっしゃい、と言いながらの見送り、2人が、行きまーす、と言いながら、ユーミンが両手を差し出すポーズ。

軍地彩弓は、両手を合わして拝むポーズ、ユーミンが、泣けちゃう、といいながら2人が両手を振りながらのラストシーン。


何だか印象に残った所を記録、と思いつつ、瀬戸内の回もそうだったけれど、録画を再度見ながら、いつしか実況中継のように、内容を追ってきて、まあ逆に言えば、全てが印象的。

思えば近年、私は実際の遠出の旅というのはしてないし、ユーミンや旅のパートナーの女性の感性を通して、色んな風景や出会う人の言葉、それに対する2人の思い、感想とか、自分も擬似旅をしてる、ような感じ。


a0116217_21294.jpgちょっと思ったのは、ユーミンが、洋子さんを通してヒデさんを感じた、ように語ったり、別れの時のハグなど名残おしさの表現、など、地元の老婦人に見せた愛着が、特に余りユーミン(の音楽)を知らない人が見たら、

人によっては鼻白んだり、というベタさもあるかもしれないけれど、何だか私は違和感なく自然にこの人らしさの一環、と思えたのは、

やはりその音楽がずっと好きだったり、大分前ラジオに投稿したリクエストハガキの、ちょっとした恋の悩み、に短かったけれど答えてくれたり、

若い頃は率直な、子供は嫌い、などの発言もあったりしたけれど、「クワタとユーミン」だったかか、ユーミン本で、ユーミンが東芝EMIIのロビーで掃除していた老人とのにこやかに5分程か話をしてて、「じゃあね」「頑張ってね」と声を掛け合って別れた、のようなエピソードなど、

そこにいる時は完全にその世界の住人になれる、とか、天才である前に、いつも一人の立派な人格者、また夫の正隆氏に対して女性としての健気さ、人としての忠誠心を持つ人、のような見方に、感覚的に納得、があるからだと思う。


9/30追記:この久高島は、Wikipediaを覗いたら、産業として、「漁業では、主にモズク、海ぶどう等があるが、イラブー(エラブウミヘビ)を燻製にし、煮込んだイラブー汁はこの島の名物である。

また農業では、ノニが有名で、ぷっかかー茶と呼ばれるその葉を用いたお茶が特産品となっている。」とあって、登場した洋子さんも、普段は農業をしてるのか、

何だかまあ、そう威圧感がある訳でない、市井の「おば(あ)ちゃん」なんだけれど、伝統を率直に守って暮らしてる、ちょっとさり気なく浮世離れしたような風情も。

この人は元々、軍地彩弓はもとよりユーミンも知ってたのか?だけれど、何というか、この土地で地味でも誠実に、伝統を尊びながら生きてきた、という、1本筋の通った風情が漂って、そう言葉多くはなかったけれど、

都会で躍動するユーミンや軍地彩弓の濃さ、に押されない静かなオーラ、包容力を持ってた感じ。ユーミンもそういう包容力に、ヒデさん、がオーバーラップしたんじゃないかと思うのだけれど。


a0116217_264370.jpgこの島が観光開発はほとんどされてない、というのも、彼女のようなカミンチュ、女性達の存在、もキーかと思うけれど、

最後のカミンチュらしい彼女達の世代がいなくなったら、この”神の島”にも、開発の手が伸びていくんだろうか、

それともカミンチュはいなくなっても、数は少なくてもしっかり後世に、そういう伝統、精神が受け継がれていくのだろうか、とかふと思ったり。


日本本土では、相撲の土俵とか、伝統的にいわゆる女子禁制、の場所があるのに対して、この島では、同じ日本、と言っても、男子シャットアウトの女性だけの儀式、祭り、の伝統、というのもユニーク、と思ったのだけれど、

Wikipediaで、ここでは以前に風葬の習慣があったけれど、「1966年のイザイホーの際に取材に来た芸術家の岡本太郎は祭りの最中に男子禁制のクボー御嶽に入り、

風葬の地に入って墓を写真にとるばかりか、棺を開けてふたを破って死者の写真まで撮り、撮影した死者の写真を中央公論に掲載した。

これを見た死者の遺族には精神に異常をきたした人もいる。以後、久高島では風葬は行われなくなったとのことである(『葬と供養』 五来重 著  東方出版 (1992/04))。 」とあって、

この通りのことが実際あったのだったら、岡本太郎の破廉恥さに絶句。男性芸術家のした事、だから輪をかけて、というか。

この人の沖縄の美術研究の一環、の行動らしいけれど、刑事上の犯罪、じゃないとしても、何だか”死体を表現するため平然と殺人を犯す芸術家”などと紙一重、な印象で、

人間としてのモラルを踏みにじってまでしなければ表現出来ない”芸術(研究)”に、何の価値があるのか?私は全く不明。何だか幼い頃見た大阪万博でのこの人の「太陽の塔」が、今にして、だけれど、妙にグロテスクなイメージになったり。


a0116217_285184.jpgそういう事件を目にしてしまって、やや不快感、も残ったり、

今この界隈のもっと西方で、尖閣諸島を巡る問題も起こってるのだけれど、そういうことが妙に世知辛く思えるような、穏やかな神の島、への旅。

今回もなかなか、そういう伝説の島、女性伝統の島+ユーミン感性、今回は案内人、でなく、森本千絵との時のような、旅の道連れ、的だった軍地彩弓とのコンビ、2人に故人を偲ばせる、沖縄の懐、というか神秘性、

素朴で芯のある洋子さんとの接触、斎場御嶽、クボー御嶽の自然の佇まいや、癒し空間としての神秘性、知念岬公園の伸びやかな空間や、久高島周辺の海の美しさ、など様々な見所。


やはり、割とじっくり追ってみて、結構一時脱日常、というか私にとってはリフレッシュ効果。瀬戸内の島とはまた違う、沖縄の持つディープさ、もあったけれど、

この海の風景、からも、瀬戸内旅で思ったように、またユーミンの、海をテーマ、題材にした、ナイーブ名曲が生まれたらいいのに、とも思えた今回でした。

関連サイト:ユーミンのSUPER WOMANユーミンのSUPER WIMAN 「軍地彩弓と歩く沖縄」久高島ーWikipedia
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知念岬公園
知念岬公園

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by MIEKOMISSLIM | 2012-09-29 01:03 | 音楽・旅行 | Trackback | Comments(0)


ユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く沖縄」<1>

9月7日(金)の「ユーミンのSUPER WOMAN」では、先週に続いてファッション雑誌編集者軍地彩弓と、今度は沖縄への旅。録画で見ました。


軍地彩弓が手掛けた写真で、今風ファッションのモデル+バックがごつい岩場、というのが映り、これは沖縄の史跡、斎場御嶽(せーふぁうたき)に触発されてイメージを作った、らしく、そういう縁もあってか、

2人が巡ったのは、まずその沖縄本島の斎場御嶽、知念岬公園、そこから正面に見える、”神の島”久高島。

そのメインの久高島では、昔から女性が中心の祭り、儀式、の伝統があって、現地の老婦人に案内してもらってその縁の自然の地を歩いたり、話を聞いたり、プリミティブな風土に触れる趣向。


一番印象的だったのは、メイン場所ではなかったけれど、沖縄本島の南部、知念岬公園。私は沖縄本土へは前に2度行ったりしたけれど、斎場御嶽やここは初耳。

広々とした緑の空間、その向こうに広がる海の眺め。前々回の瀬戸内海に続いて、何だかここの風景だけでも、心洗われる思い。

(C)エルゴ・ブレインズ
a0116217_15205287.jpgまず最初に訪れた斎場御嶽。御嶽(うたき)というのは、そもそも沖縄の聖地、神を祀る場所で、

確か'05年マイベスト映画だった「ニライカナイからの手紙」('05)(←パンフ)は竹富島がメイン舞台だったけれど、

電子辞書のブリタニカ解説だと、神がニライカナイといわれる海の彼方の他界から、祭りの時に御嶽を訪れるものと考えられてる、とか。

斎場御嶽は、15~19世紀に沖縄を治めてた琉球王国が、最も重要な聖地、と定めた場所で、5万平方メートルの森、世界遺産にも登録されてる名所だった、と。


2人はその緑濃い自然の中を歩きながら、昆虫の話とかしたり、蝶々が飛んでいるのを見てか、軍地彩弓が、亡くなったき父が蝶になってる、という幻想、妄想みたいなのがある、と思い出話を初め、

亡くなった後のお盆の時に、毎年家に蝶は来るけれど、特に綺麗な青い蝶が来て、自分が動くたびに周りを行ったりきたりしてて、あ、青い蝶だ、お父さんだな、と直感的に思って、

何処かにお父さんがいる、と思い込んでて、1年間位虫が殺せなかった時期があった。その後仕事を始めて大事な時、

a0116217_1142285.jpg東京のど真ん中、丸の内とかで撮影してる時、青い蝶がふっと過ぎって、汐留に移動しても、そこでも(蝶が)ふっときて、それが2,3年続いたんですよ、

夏場、一番大事な撮影の時に、青い蝶を見る、という自分のジンクスがあって、この前も一番最初の撮影で表参道で撮ってたら、ふっと青い蝶(がいた)・・というような話。

お父さんは彼女が19才の時に突然病死、父は全ての先生で、今の仕事に至る道に、文学、絵、文章、虫、花の名前など色んな事を教えてくれて、(亡くなったのは)一番多感な頃で凄くショックで、立ち直るのに10年位かかったけれど、

何か仕事していると、父が凄く近くにいてくれて、さっきの蝶じゃないけれど、何かの時にふっと、ここにいるよ、進みなさい、と言ってくれてような、そういう存在ですね、などという話。

そういう風に父のことを語りだした彼女に、御嶽が持つ不思議な力を感じた、とユーミンのモノローグ。

まさに時代の最先端をリードする業界のキャリアウーマンにしては、ファンタジックでナイーブな、とも思うけれど、そういう、目に見えない何か、をキャッチ、また大事にする感性、というのもこういう人ならではかも、とも。

大分前、母子家庭の友人が、お母さんと、亡くなったお父さんのことを、今日は来てるね、とか来てないね、とか割と自然に話に出る、と言ってたのを思い出したり、

私は日常では、そういうのはないけれど、ふと、これって故人の家族の配慮、仕業?と頭を過ぎることはあるけれど、御嶽、という場所は、大らかで、そういう時空を超えたものを思わすエキスが濃い所なのかも、と。

そう言えば「ニライカナイからの手紙」も、ファンタジー話、ではなかったけれど、時空を超えた、母からヒロインへの手紙の話だった、というのも思い出したりも。


a0116217_1162370.jpg9/27追記:そして、この旅へのきっかけ、元々軍地彩弓がインスパイアされて、多分ファッション写真のバックに使われてた場所、三庫裏(さんぐうい)へ(←この記事内の風景写真はトリップアドバイザー提供)。

寄り合った2枚の大岩の隙間が細長の直角三角形のようになってて、そこから風が吹き込んでくるようで、風が気持ちいい、と言ってて、ユーミンが”海風浴”ですかね、とか、

2人で、ここにいると何だか御伽噺、神話、ですね、古事記なのかギリシャ神話なのか沖縄の神話なのか、というような感想。

後でちょっとWikipediaで見たら、ここは元々三方を岸壁に囲まれた空間で、近世になって三庫理の岩壁の一角が崩れて、今のような形になったようで。


a0116217_1183660.jpgそしてその奥に、久高島が正面に見えるエリア、久高島遥拝所、があって、ここでも祈りの儀式が行われてきた、と。

そういう場所がある、というのも、冒頭ユーミンモノローグで、この斎場御嶽が久高島と深い繋がりがある、と言ってた由縁なのか、

草に覆われた丸いスペースから望む平たい久高島は、遥拝所、という名前のせいもあってか、知念岬からの雄大な眺めの中の久高島、よりも、何だか神聖な、という印象もしたり。

ユーミンは、この島影は永遠ですね、日本の中ではもう一番位に、最古の形が残ってる所でしょうね、

軍地彩弓が、私達が現世の中で、東京にいると、ビルが何か変わったり、風景が変わっていくことに慣れすぎていて、

こういう変わらない風景に出会える場所って、そこで自分がまたリセット出来る場所、みたいに、自分の中にこの場所があったらな、と思います、のような呟き。

開発の名の下に、ダムに沈んだ村、埋め立てられた海岸、ゴルフ場用に削られた山、とか無数の風景を失くしてきた日本の南の片隅で、古来から”神の島”と拝まれてた島の姿、そのままの眺め、というのも、ある意味現世のメルヘン、のような。


そしていよいよ船で、本島から東へ約5Kmの久高島へ。岩場の下の海の青のグラデーションに、綺麗!、こんなにはっきり色が違うのが、生まれて初めて見たかもしれない、こんな綺麗な色、などと歓声。

a0116217_22192339.jpg

2人共沖縄で離島に来たのは初めて、だそうで、私も沖縄の離島は映画などで見てきただけ、でも、ここまで鮮やか、綺麗な海、というのは余り覚えなく。


周囲8Km、人口200人余りの小さな島で、神話によると、アマミキヨと呼ばれる女性の神がこの島に降り立ち、沖縄の国づくりを始めた、そうで、

そういう古来の信仰を、琉球王国が国を挙げて守り、歴代の国王は久高島への参拝を欠かさなかった、という歴史。

島では、その頃から延々と続くお祭りや儀式が今も行われていて、その伝統は、生活の一部として、何世代にも渡って、島の女性たちによって守られてきた、のようなユーミンモノローグ。

それに重なって、白装束、緑の草か葉の付いた白い輪を頭に被った老女達が、小さな太鼓を叩きながら踊ったり、祈ったりしてる様子。


2人は、外間殿(ふかまでん)、という祈りの儀式が行われる場所で、今回の島の案内役の、おっとりした老婦人、洋子さんと対面、彼女から2人に、手作りらしい揚げたお菓子の袋のプレゼント。

この人は神に使える女性、カミンチュ(神人)の一人として長年お祭りや儀式に参加してきた人、だと。何だか普通の市井の老婦人、でも、そういう伝統的な肩書き、というのが渋い、というか。

外間殿の建物の中の百甕(むむはめ)という賽銭箱は、健康など祈願のものらしく、それぞれ賽銭を入れて手を合わし、何が口の中で唱えてた洋子さんに、軍地彩弓が、その内容をそれとなく聞いたら、

今(2人が)久高島に来てるので、何事もなく、今日1日を無事に・・という素朴な内容。


ユーミンが彼女に、小さい頃お母さん達がしていたお祭りや儀式で、一番印象的だったのは?と聞いたら、祖先から受け継いでいる12年に1回の「イザイホー」、という答え。

それは島で最も神聖な儀式の一つ、らしく、その映像が映って、白装束の女性達がゆったり歌いながら踊ったり、手拍子と共に行進してたり、

30才から41才までの女性が4日間、島内各地で先輩達と神への祈りと歌や踊りを捧げ、この儀式に参加した女性達がカミンチュとなる、そうで、何だか一見、カルト宗教っぽい雰囲気も。

’78年のイザイホーに洋子さんも参加、カミンチュになったそうだけれど、当時38才の時の踊ってる映像が映り、そう言えば面影が、という凛とした風貌。

その後、儀式を取り仕切る後継者がいなくなって、この年を最後に途絶えてしまった、そうで、今72才位らしいこの人の世代が最後のカミンチュ、なのか、と。


a0116217_193357.jpg9/28追記:ユーミンが洋子さんに、イザイホー以前に、そういう祭りに抵抗を感じたりしたことは?と聞いたら、いいえ、そんなことないです、祖先がやったことだから、いつも信じてる、

今でもずっとそれを、家でも、祖先のなさったことは、毎日、行事とかいつも拝んで、皆守ってる、のような率直な答え。

それを聞いてユーミンが、さっき斎場御嶽で(軍地彩弓が)少し涙ぐまれたじゃないですか、お父さんを思い出して。私にも母以上に母のような人がいて、10年程前に亡くなったんだけれど、

何か洋子さんを見ていたら、その人が来ちゃって、と、両手を胸に当てながら、胸が一杯になりました。凄く自然を愛する、というか、妖精のような、私が生まれる前から家にいてくれたたお手伝いさんで、

その人がいなくなると泣いちゃう、というヒデちゃん、という人で、亡くなったら余計近くなった、というか、自然の中に彼女が歌ってくれた歌が聞こえたり、というのが、

今、洋子さんを通して歌が聞こえたような気がして、胸が一杯になりました。時空を超えるんですね、人を守ろう、という気持ちが。と切々と話すユーミン、それが、深いから・・と相槌を打つ洋子さん。

愛ですよね・・。と言うユーミンに、洋子さんが静かに、愛です、はい、というようなやり取り。そしてモノクロの、幼いユーミンと、その宮林秀子さんがブランコに乗ってる写真。私にとってかけがえのない、尊い存在です、というユーミン。

「ルージュの伝言」に、お母さんは多忙で、ヒデちゃんというお手伝いさんが育ての親、と登場してて、覚えはあったけれど、ふくよかで朗らかそうな、今にして見たその姿。

軍地さんはお父さん、私はヒデちゃん、亡くなった後も、私達を暖かく見守ってくれっている大切な人の存在が心の中で蘇って、ここは魂が宿る神秘的な場所だと、改めて実感しました、とユーミンモノローグ。


a0116217_172160.jpgそして洋子さんの案内で、島の人々が大切に守り続けてきた場所、沖縄で最も重要な聖地の一つ、というクボー御嶽(←島内の写真、似てるけれど当地かどうかは不明)へ。

ここは普段立ち入り禁止で、年に数回の儀式だけ、島の選ばれた女性達が入るのを許させてる、というまさに聖域。

3人は斎場御嶽のような森をしばらく歩いていって、軍地彩弓が、その立ち入り禁止区域の前で、この入り口の狭い所が、女性の子宮に向かっていくような、産道のようなイメージ、凄い女性性を感じた、などと表現。

ユーミンは、この風景が神武以前、もっと前から、全く変わってない、と思うと、古代に繋がっている、という感じが凄くする。

この御嶽にここから先は入ったらいけない、という決まりがあるように、この時にこうしましょう、この時はこうしないようにしましょう、という綿々と決まりがあることで、

人間そこから侵して一歩入った時に、ずっと進んでいかなくちゃならない、その前に食い止めてる、という気がする、そうしてないと、このクボーの森も、今頃なくなってたんだと思うのね、のようなコメント。

軍地彩弓がそれを受けて、守るべき所、不可侵なもの、境界線がある種あって、人が踏み入れられるもの、出来ないもの、というのを自然と皆さん知恵として土地の方は思ってらして、だからこれだけ美しいものが残っていて・・と話したところで、

2人の話を聞いてた洋子さんが、それだけ、神を信じて、祖先を信じて守っている、という強さですね、という締め。ああ、そうですね、とうなずく2人。

ユーミンの”決まりを侵して一歩入った時”ということで思えば、一体世間のあちこちで、そういうこと、また”入ってしまった者”が、”あえて入らない者”を見下したり攻撃したり、ということが、どれだけ頻繁に起こってきた、起こっているんだろう、とか、

やはりこの島のディープな神聖さ、は、先日の瀬戸内の島々などのように、現代アートによって再生、活性化、というような範疇にも当てはまらない、そこに住む人の意識を含めて、あるがままの自然の根強さ、という感じ。

<2>へ続く。

関連サイト:ユーミンのSUPER WOMANユーミンのSUPER WIMAN 「軍地彩弓と歩く沖縄」
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知念岬公園
知念岬公園

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by MIEKOMISSLIM | 2012-09-26 01:20 | 音楽・旅行 | Trackback | Comments(0)


ユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く東京ファッション最前線」

先月24日(金)の「ユーミンのSUPER WOMAN」は、ファッション雑誌編集者軍地彩弓(ぐんじさゆみ)と東京の流行発信地、として青山、高円寺、代官山を探索、録画で見ました。


冒頭、ユーミンは実家が呉服屋、というのもあって、幼少時からお洒落が大好き、これまでのCDやレコードジャケットビジュアル製作も、音楽と共にとても大切にしてきた、と言ってて、

いつものように歴代のアルバムジャケット数々の画像が流れ、確かにユーミンアルバムへの愛着は、中身の曲+洒落たジャケットもその一部としてシンクロしてるのも多数。

ユーミンはファッション雑誌から衣装、ビジュアルのアイディア、ヒントをもらうこともあるし、編集者という仕事にも憧れてて、’82年に雑誌を出版、

特集記事、ファッション、料理など一冊の雑誌を創るのは大変だったけど、とても楽しい作業だった、のような回顧。


その唯一のユーミン編集雑誌、「STYLE」の表紙(一番下↓)がチラッと映り、これは手元にあって、後で棚から取って久方に開いたら、まあバブル期の華やぎ+ユーミンテイストちらほらで、懐かしい。

対談相手が小林麻美、手塚理美、山本昌美、草笛光子などといった面々、ロートレック、フジタ、マチスなどのリトグラフがインテリアになってる松任谷家内部、ロンドン、パリでユーミン注目のファッションや小物、

ユーミン詩・詞+ファッション写真、手作り新聞風コラム、遊び心のコラージュ、細かいアクセサリー、美容、など改めてバラエティ。


一番印象的、といえば、ここに載ってた松木直也の「アランパーソン的生活術」というエッセイで、アラン・パーソンズ・プロジェクトを知ったのだった覚え。随分聞いてないけれど、

松木直也はこの記事の頃「コンパートメント」撮影中ロンドン~ベニスと同行してて、「やっぱりこれはロンドンの曲だよね」などとユーミン談話もある「アイ・イン・ザ・スカイ」なんて、特に懐かしい。



今パラパラめくってて、料理関連も外食、手作り共レシピも色々載ってて、当時は実際作ってみようとは思わなかったけれど、今改めてちょっとやってみたいと思うのは、松任谷麺のルーツ、という王風麺。

乗せる肉味噌が、鶏ひき肉、生姜、にんにく、甘味噌、砂糖、酒、塩、胡椒などとあって、身近な材料で出来そうな感じ。



軍地彩弓という人も私は初耳、ユーミンは彼女の手掛ける雑誌の世界に興味を持ってた、とのことで、まず青山の彼女のオフィスを訪ね、初対面。黒ぶちメガネで長身、気さくそうなムード。

’90年代からギャル雑誌のライターとして活躍、映ったその雑誌一つが「ViVi」で、たまたまかユーミンの「STYLE」も、その題字の下に小さく「別冊ViV」とあったのだけれど。

アイドル、女優の写真集なども手掛けてきたファッション仕掛け人、のようで、年代はユーミンより10才下のよう。

中学時代からファッションに興味を持って、地元の茨城から、親御さんの方針の懐深さもあって折々上京、ファッション雑誌の特集を元に、何処で何を買うか、とか知恵を絞ってて、それが、まんま今の仕事で、変わってない、のような話。

昨年から手掛けてる「VOGUE girl」の基本コンセプトは、日本の普通に買えるような洋服+ラグジュアリー(贅沢な)ブランド、なかなか雑誌界ってそういうのが出来なかったけれど、それがリ今のアリティーでは、と。

a0116217_0392232.jpgStreet+Modeの組み合わせ、それがインディーズデザイナー~高級ブランドまで幅広い人脈のある彼女ならではの紙面が出来上がってる、とユーミンのモノローグ。

凄いエネルギーが詰まってて、それが楽しいんですよね、ファッションって、というユーミンに、軍地彩弓が、そのファッションの楽しさを伝えたいだけなので、

自分のエネルギーは前に出ちゃいけない、私の苦労は紙面では見えなくて、紙面の中は物凄く判り易い見え方でなきゃいけない、のような話に、ユーミンが、いやぁ偉いねぇ、さすがですよ本当に、とエール。


で、軍地彩弓の案内で、2人がまず向かったのが、高円寺!というのに、意外な驚き。彼女がStreetのシーンで一番注目してる場所、とのことで、

冒頭の歩いてる映像だと、にわかにどの辺なのか?判らず、目的地は商店街の一角にある「キタコレビル」。黄色いビルの外観が映っても、どうも見覚えなし。

9/22追記:ここはこじんまり見えるビルだけれど、5店舗が集まり、古着や廃品をリメイクした服など、若手デザイナーの斬新な発想のアイテムが並んでて、

昨年、レディー・ガガが来日の際、ここのデザイナーのレザーベストを着て登場、話題になったこともあった、とかで、世界中のファッション関係者がここに足を運んで商品を買い付けていく、のだと。

a0116217_23213847.jpg2人が店内で手に取ったり見てたのも、エスニックというか、1点ものの現代アートっぽい服もあり、タバコの吸殻オブジェ?のついたジャケット、などキワモノっぽさもあったり、

ユーミンがけけてたサングラスは、両端のゴールドの飾りが実はアイスの棒。何だかパーティグッズ、のようだけれど似合ってて、私がすると、高そうに見えない?身体に金がかかってるから(笑)などと、楽しんでて

ちょっとステージ衣装のような金ラメのジャケットも着て、軍地彩弓も、違和感がない、何でも着こなしますね、などと感心。


別棟の「GARTER」という店でも、軍事彩弓がユーミンに似合いそう、と手に取った薄い白のボディスーツのようなのは、ポイントのピラピラした黒光りする飾りがビデオテープ、とか。

やはりステージ衣装のような、太くて黒い羽毛のコートを着て、歌いたくなっちゃう、と「サン・トワ・マミー」の冒頭を口ずさんで、軍地彩弓が「真夏の出来事」が浮かんで、などとフィーバー。

ここの経営者は、クラブミュージックのDJ、ボーカリスト、キタコレにはジュエリーデザイナーとして参加してきた、というマドモアゼル・ユリアで、ブルーの髪+紫のパーティドレスの装い。この人も初見、だけれど、何だか無国籍っぽいイメージ。

彼女がユーミンにお勧めの服、と、出してきたのが、ちょっと鎧のような感じ、硬い材質のラメ入りジャケット。

私の中で(ユーミンは)カラフルなイメージがあったけれど、何だかキラキラしたものが似合うから、一番キラキラしてるのを選んだ、と。ユーミンは着てみて、凄い、お手持ちの何かが変わる、と感心したようで、これ買っちゃおう!と。

何だかそういうキワモノっぽいファッションも、ステージ衣装っぽくも見えたり、御歳58才にして自然に着こなしてしまうユーミンの懐深さ、というのも改めて。


軍地彩弓が、「キタコレ」ファッションについて、スーパーフラット、と言い方をしてて、ファッションヒエラルキー(階級制度)が存在せず、ウェア上で平等な世界になるから、ファッションも今まで誰々のもの、と言われてたのが全て人のもの、というイメージがあって、

ここはそういうことをインスパイアーさせられるし、こういう所から日本のメディアや雑誌を経由しないで、海外のネットとかでポーンと紹介されて、

中国、台湾、香港とかこういうカジュアルが大好きで、とか、今こういう若いデザイナーを「恐るべき子どもたち」と思ってる、とか。

高円寺には、結構漫画家やミュージシャンの卵が多い、というのは聞いてるけれど、そういうファッション関連の若いパワー、という種もあったのだった、と今にして。


私自身は正直、余りファッション自体には縁も興味も薄い、というか、着る物、持ち物に必要以上にお金をかけたいとも思わない、思えないし、

色や材質など、自分が着心地良ければOK、身の回り品も機能を果たせばOK、そういうものでの、自己表現、自己主張、という意識もほとんどなし。

高円寺に20数年住んでて、確かに古着屋は多くて、近所の店を折に覗いたり、結構何気なくエスニックな外国もの雑貨の店とかも多い街、というのは初期から思ってて、

大分前アジア雑貨店で買った、3種類のインドのエスニック柄の簡易ワンピースなどは着易く、肌触りもあっさりで、今年の夏も割とよく着たりして重宝、たけれど、

「キタコレ」一角は全く知らず、この街がこういう風にファッション界で、注目を集めてた、というのも初耳。


軍地彩弓が、Street+Modeの話の時、今全身プラダ、などというのは難しい、と言ってて、確かにバブル期も終わって、不景気、大震災、というような時勢で、何だか今の日本で、ブランドオンリーファッション、というのは鼻白みそうな。

だからこそ、そういう時代の反映もあって、こういうオリジナル、チープ(でも洒落た)なファッションシーンも近年脚光を浴びてるのだろうか、と、そういう面では高円寺らしいような、とは思うのだけれど。

坂本龍一&矢野顕子夫妻は以前高円寺に住んでて、前に矢野顕子が商店街を懐かしんで散策、という番組はあって、矢野顕子と高円寺、というのはそう違和感なくフィット、

でも、ユーミンと高円寺って、何だかミスマッチ感、はあったけれど、前回のモネとの思わぬドッキング、のように、今回も意外なドッキング。それもまた「キタコレ」ファッションを着こなしてしまうユーミンの個性、という懐を見た、感じ。


「キタコレ」は後でちょっと検索したら、高円寺北の住所も判って、意外と近く。冒頭2人が歩いてたのも、ああ、あの通りだった、と判明。

またその冒頭の映像で、雨模様の中、お洒落な2人のこういう番組にして、さしてるのが普通の透明のビニール傘?というのもちょっと引っかかってたのだけれど、後で思えば、撮影の光の具合とかの関係かも?とか。

まあ今にして、「キタコレ」ファッションに刺激を受ける、というのも、私は有り得難そうだけれど、今度近隣まで行ったら、せっかくだから覗いてみようか、という所。


a0116217_2144541.jpgそして、次に2人が向かったのが代官山、軍地彩弓がModeの世界で注目してるというデザイナー、廣川玉枝のスタジオへ。

この人も初耳、日本のハイファッションで今最も注目を集めてるデザイナーの一人、らしく、素材作りからのこだわりもあって、バラの花が集まったようなボリューム感ある赤いスカート、とか、

日本の機(はた)屋さんが5年かけて機械を開発してやっと織れるようになった、という、天女の羽衣、と呼ばれる髪より細い糸で織った薄紫や藍色のスカート、なども印象的。

その元の素材は、「キタコレ」風、ではないけれど、昔TVの後ろに使われてたフィルター、それを衣類に改良、というのも意外、

まあこれも完成品は優雅なバレエ衣装、とかステージ衣裳風、だけれど、ああいうのを身につけたら、何だか身が軽くなる気がするような。ユーミンは、素材も日進月歩だから、それにデザインが触発されることもありますよね、と感心。


a0116217_21687.jpg廣川玉枝は、ダ・ヴィンチの「ほつれ髪の女」という絵からインスピレーションを受けて、今年それをテーマにしたコレクションを創った、そうで、

モナリザなどもだけれど、ダ・ヴィンチの描く女性像の強さと優しさが一緒にあるようなイメージを創りたいと思って、ヘアスタイルも、ダ・ヴィンチが水流を研究したり、自然から発想するデザインを結構使ってて、

自分も自然から触発されるデザインが好きなので、そういう所から発想を得た、というような説明と共に、その元のデザイン画、髪型のイメージ画を紹介。

細身の女性のデザイン画には、そう言えば、中学の初めの頃位までだったか、私もスケッチブックに、少女漫画風の女の子+フリルつきとか近未来風とか色んな服を考えて、描いてた頃ってあった、と思い出したり。

デザイナーって、こういう絵画からの発想というのもあるんだ、と思ってたら、次に具見せたのが、彼女が好きなユーミン曲から発想した、というデザイン画3枚で、ちょっと驚き。


「やさしさに包まれたなら」は、黒のノースリーブ、スカート部はチューリップラインの細身のワンピース。ユーミンは、それを見て、おぉ意外、まず色が黒、というのが、という反応、

廣川玉枝は、何となくこういう、ちょっとシックでシャープなイメージがあって、と言ったら、ユーミンが、シャープなメリー・ポピンズのような感じもあります(笑)と。

「春よ、来い」はやはりノースリーブ、腰に黒のベルト、裾がふわっと広がるオレンジのワンピース。ユーミンがどんな素材で?と聞いたら、薄い素材でたくさんギャザーがあって、黒と赤と薄い金みたいなものを使ったらすごい素敵じゃないかと、とコメント。

そして一番好きな、という「雨の街を」は、一番斬新、黄色と紫の民族衣装っぽいワンピース。ユーミンが、これも意外ですけれど、判るような気がします、と。

また私の、新しい曲の感じ方を、ああ、そう聞こえるのか、と戻してもらった気がする。自分でも判らないんだもの、どう聞こえてるか。受け取った人それぞれの受け取り方は無限にあるんで。すごい個性的でした、

a0116217_21422955.jpgいや、ちょっとダ・ヴィンチには比べられるべくもないけれど、コレクションの一つの柱とかににいつの日かなれたら、凄く名誉なことだと思います、などと感慨深げ。

前にユーミン曲を元にしたイラストレーターの作品展、という企画があって、図録を見たら'02年、「136人のイラストレーターが描く松任谷由実の136曲」、それもまた、妥当なイメージのものもあれば、この曲からこの絵?というのもあったり、だったけれど、

今回の廣川作品も、「春よ、来い」などは割とイメージにフィットだけれど、「やさしさ・・」「雨の・・」など、「やさしさ・・」からシャープさ、とか、「雨の・・」からややエスニック風とか黄色、というのはやはり感覚的に意外。

全くそういうファッション性などなく、割と曲のまんまの風景、だったけれど、私も中学生の頃やはりマイベスト曲「雨の街を」や、「瞳を閉じて」などの、確か色鉛筆だったかでのイメージ画、をせっせと描いて、ファンクラブに送ったりしたのとかもふと思い出したり。

でもこういうデザイナーならではの感性での、ユーミン曲コレクション、なんて面白そうで、ユーミンもフル躍動だった'80年代などのバブル期に、企画あっても不思議じゃなかった気も。


そういう所で、軍地彩弓との前半、東京でのStreetとModeのそれぞれのファッション現場探索、未知だった地元高円寺の、世界が注目の名所?だった「キタコレ」、それとユーミンのドッキング、

代官山での、廣川コレクションの優美な断片、デザイナーが描いたユーミン曲イメージ画とか、やはりなかなか面白かった今回。

後半は趣を変えて沖縄、だけれど、色んな意味で、近年になく私にとっては”濃くて触れ幅多い”この番組、と改めて、でした。

関連サイト:ユーミンのSUPER WOMANユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く東京ファッション最前線」商店街から世界へ!「キタコレビル」nippon.com
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          (C)(株)講談社  
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by MIEKOMISSLIM | 2012-09-21 23:29 | 音楽・ファッション・本 | Trackback | Comments(0)


「8月31日~最後の夏休み~」チケット

先日、来月7日から帝劇でスタートの、ユーミンと貫地谷しほり等との公演チケットを入手しました。

興味は結構ありつつ、チケット代もS席12,000円、A席9,000円と通常コンサートよりも高め。どうしようか、と思ってる内に気付けば日程も近づいてて、

ローソンサイトで残席を見てみたら、行くならこの時間帯、と思ってた月曜など含め昼の部は、もう完売。夜の部の、仕事が終わってすぐ出れば間に合いそうな、という何日かの分も残りわずかになってて、また逡巡、

昨年のツアーも自粛、英検絡みもあって見送ってたし、やはり心残りになっても、と意を決して23日(火)の分を1枚申し込み。

やや忙しない時に操作、カード決済でなく店頭受け取りにしてて、後でマイページで申し込み確認しようとしても、どうも詳細が出ずやや不安、その日の内に、近くのローソンの機械~レジで決済してきて、チケット入手。

2Fの後ろの方だけれど、まあ間に合ってホッと一息。今日になって、11月からユーミンとプロコルハルムジョイントツアー、というのも見かけ、これはチケット一律9,800円。

でも日程を見たら、これは東京での2日間は、私は通常だと都合つかず、もしこれが都合つくなら、ああ、こちらも行きたい、こちらにしたら良かったか、などと気を揉んだかもしれないけれど、そもそも駄目そうなので、やはこの帝劇のゲットで良かった、という所。


         

これは春先に知った、ユーミン曲と演劇のコラボ公演、脚本・演出は正隆氏。貫地谷しほり、吉沢悠、陽月華、入絵加奈子ら俳優陣が演じる芝居の中で、ユーミンが歌披露、という構成のようで。

ユーミンと演劇、というと手元のビデオで、ストーリー仕立ての中でユーミンが歌う「コンパートメント」はあったけれど、

今回、情報を垣間見た限りだとどうもユーミン自身は演じる訳でなく、物語を彩る感じで、随所で自曲15,6曲を歌う、という形のようで、曲名は不明。

「Yuming Films」やユーミン曲ドラマ特集とかでは、元歌からのストーリーの広がり、だったけれど、今回逆に、1つの純愛物語、の中に色んなユーミン曲登場、とのことで、

そこら辺、正隆氏も展開と使う曲を意識しながら筋を仕上げてるのではとは思うけれど、ストーリー展開の中で、どの曲がどう使われるか、単純に楽しみだし、+ビジュアル的に、どういうスタイルでユーミンが舞台に登場、絡んでくるのか?とか、未知の楽しみが色々。


当面、TVでの「ユーミンのSUPER WOMAN」も何回分かあるけれど、来月のこの公演も楽しみ、張り合いにしたいと思います。

関連サイト:帝劇10月公演「8月31日~最後の夏休み~」
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                    <チケット>
    
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by MIEKOMISSLIM | 2012-09-19 22:06 | 音楽・演劇 | Trackback | Comments(0)


ユーミンのSUPER WOMAN 「長谷川祐子と現代美術をめぐる」<2>

元記事に追記しようとしたら字数オーバー表示が出たので、2週目分を別にしました。

a0116217_1574981.jpgそして2週目、2人は犬島、豊島へ。

犬島は周囲4Kmの小さな島で、明治時代銅の精錬所が栄えたけれど、銅の価格の暴落で10年で閉鎖、その廃墟が、近年アートとして注目されてるそうで。

ユーミンは、廃墟オタクが日本で結構盛んで、女性に多い、と言ってたけれど、こういう、工場跡がアートサイトとして観光地化、というのは私はどうも初耳。

植物の絡んだ古びたレンガ、煙突とか、ローマやアンコールワット、とか、海外の歴史ある遺跡、のようにも見えたり、という趣。

a0116217_1582914.jpg長谷川女史は、廃墟って、そのまま記憶が伝達されるように残されてると、そのものが美術館になる、などと言って、ユーミンがどうしてそうなるんでしょうね、不思議ですね、と言うのに対して、

だって、美術館って「記憶の保存箱」だもの、と即答、ユーミンが、いいこと言うなあ、やっぱり、と感心、

長谷川女史が続けて、だって、そうしないと皆忘れてしまうじゃないですか、忘れたらいかんのですよ(笑)、などというフランクなやり取りも、ちょっと印象的。


a0116217_159939.jpg犬島に暮らす人は50人余り、とのことで、折に見かけた人影も高齢者のようで、過疎化も進んでいそうだけれど、

長谷川女史は、島の暮らしに調和したアートスペースを創る”家プロジェクト”に取り組んでる、そうで。利用されなくなった民家を利用して現代アート表現、水面と明るい太陽のオブジェ、とか、

田舎道、廃屋の隣に、アクリルの白いレース模様の半透明の長い壁、が現れたり、のどかな風景の中に、ぽっと出没の現代アート、というのが、

映画やドラマの撮影所、でもなく、現実の田舎の日常の中にある、という、ちょっと不思議感覚。  


9/14追記:そして3つ目の島、豊島へ。ここは周囲20Km、千人位が住む島で、水が豊富で農業・酪農が盛んな所だったけれど’75年から16年間、産業廃棄物の不法投棄で社会問題になって、

島本来の豊かさをを取り戻すため、ここでも'10年からアートプロジェクトが進められてる、そうで。

a0116217_1441997.jpg2人がまず、ここの豊かな水、のルーツ地、神社の脇にある水飲み場、「唐櫃(からと)の清水」へ。ここの湧き水は、弘法大師がここを訪れた時、掘り当てた、と言われてる伝説の「さぬきの名水」、だと。

湧き水、と言うと、沼津に行った時、街中を楚々と流れてた富士山からの水、を思い出したり。犬島の家プロジェクトの、太陽アートに張った水を見て、ユーミンが水を見ると何か安らぐ、とする、と言ってたけれど、

今回、周囲に広がるのどかな青い海、直島の地中美術館の「地中の庭」やモネの絵の中の、睡蓮が浮かぶ水面、など、水、というのがキーアイテムの一つ、という感じも。


2人が行く道端に、何かの宣伝らしい白地の文字入りの赤い旗と共に、白い大型冷蔵庫。ちょっとウケてて、最初長谷川女史は、ミカンが入ってて売ってるんじゃないですか、と言ったけれど、

ユーミンが開けてみたら、底の方に色とりどりの石がアート作品っぽく積み重なって並べられてて、長谷川女史が、インスタレーション、ランドスケープ(景色)になってて、(でも)これは作品じゃありません、と断言、

ユーミンは、すごい鑑賞しちゃいました、と苦笑、長谷川女史は、でも、ここに何かある、というのは、これ(旗)を立てるために何か支えが必要で、このシュールな関連何とか(聞き取れず)が、やはりコンセプチュアルなアートでしょうか、というような説明。

ユーミンは、そういう目で見ると、本当にみんなアートに見えてきますね、と感心。普通は通り過ぎてしまう風景も、人に感動を与えるアート、と言えるかもしれない、とモノローグ。

私は大分前、坂井真紀といしだ壱成が出てた「ユーリ」という映画で、冷蔵庫が妙な使われ方をしてたのを見た時、何だか白けて、別に何のアート性も感じず、だったのだったけれど、

今回、番組中この冷蔵庫が目に入った時、ちょっとこの旅での日常の景色の中のアート、というのに目が晒されてきたからか、何だか確かに一瞬、これもアート?とか思ったり。

そこら辺、中央高速→滑走路、東京タワーの鉛筆削り→東京タワー展望、観覧車→冬空の旅、等〃、日常の風景からファンタジーを展開するユーミン曲、とシンクロするような感覚も。


a0116217_2323061.jpgそして、海をバックに広がる緑の田園の小道を歩きながら、”感動”についての話。ユーミンが、感動も、深く考えないと、記憶してられない、更なる感動に出会えないと思う、と言うのを受けて

長谷川女史が、食べ物をちゃんと消化して身体の一部にするように、きちんと自分の経験、感動を消化して、自分の身体の一部にして、そうした時に情報が、初めて知識になると思う、

今は、情報を右から左へ流してるだけの話が余りに多くって、本当に身体の血肉の知識になってない、のようなコメント。

ユーミンが、それって、おばちゃんっぽくないですか、わーっ凄い!とか言いながら、何も聞いてない、とか、わーっ美味しい、とか・・と突っ込み、

長谷川女史が、よく講義をしてても”うなづきおばさん”というのがいて、一番前でこうして(うんうんとうなづくポーズ)うなづいておられるんですが、全然理解してなくて、で、何でしたっけ?と言われて愕然とする、結構そういうことがある、と苦笑。

ここら辺、この2人レベルならではの軽い皮肉、ではあるけれど、確かにこれだけ情報が飛び交う今、一々その一つ一つを血肉になるまで消化、ということ自体困難、

やはり血肉にするべき情報を、選ばないと、とは近年特に思ったり、この2人のように直接アートなどに関わる仕事、生活をしてない者、特に中年以降の女性、にとって、ある意味”おばちゃん”でいる方が、楽は楽、

ちょっと真面目に感動を掘り下げていこうとすると、妙に浮いてしまったり、目の前にあるモノ=価値、という、無意識かもしれないけれど物質主義のおばちゃん感覚、からずれてしまったり、という状況もあったり。

a0116217_23254097.jpgユーミン(夫妻)はそこら辺を上手く、アートの美しさを、いわばおばちゃんでも判るいい楽曲にアレンジ、翻訳して、メジャー街道を走ってきた、とは思うのだけれど、

今回改めてユーミン自身の口から、そういう風に聞いて、一般日常の中での、ある程度おばちゃん感覚、は仕方ないとしても、

やはり今にして、ではあっても、せめて何か琴線にひっかかった感動を、簡単には流さないようにはしたい、とか思ったり。


そういうトークの後、ユーミンが、緑の向こうに広がる海に白い船がポツンとある眺めに、船がおあつらえ向きに、と指して、2人は、ちょうど(海の)幅の中心にあって、三角形の構図で船が動いていって、綺麗、などと感嘆。

海と緑のコントラスト、というのは、沖縄の島々、奄美大島、などの映像でも見かけるけれど、ここで2人が歩いてた風景も、なかなか絵になって、清々しいものが。


a0116217_23141118.jpgそしてこの島の名所の一つ、海岸沿いのアートプロジェクト、「心臓音のアーカイブ」へ。ここは、世界中の各地の人々の心臓音を録音、保存してる施設、

長谷川女史によると、(この製作者)クリスチャン・ボルタンスキーの考えは死をテーマにしたものが多く、故人の古着、写真を集めてモニュメントを作ったり、

遺されたものが、亡くなった人の記憶を辿っていくためのメメンント・モリ(死を記憶すること)である、ということを考え、心臓音、というのもそういうアーカイブの一種、とのことで、

食べ物、命を育む、というこの島の一つのキャラクターに対して、自分のやり方で答えたもの、だと。

館内に入ると、小さな掲示板に、現代の心臓音登録者数25,753人、だと。その音の「リスニングルーム」というのもあって、ユーミンは、アイルランドに行ったので、と、イギリスの人の音をヘッドフォンで聞いて、

知ってた気がするけれど、改めて聞くと、規則的なんですね、何で神様はこういうもの(心臓)をお創りになったんだろう、と思いますね、などとコメント。

「レコーデイングルーム」で、自分の心臓音も録音、他の部屋で、その音が聞けて、鼓動に合わせてオレンジの照明が点滅する、というような仕組みも。

ユーミンは、自分の葬式に出たような気がする、生きてることを俯瞰で見るような感じ、不思議ですね、自分の生が自分の肉体を離れてる、などという感想。

窓の外には海が広がって、穏やかな自然の傍らにあるのだけれど、ふとこういうのって、遺された者が故人を静かに偲ぶ、というにはやや生々しいかもしれないけれど、

まさにダイレクトな故人の生きてた証、記録で、アート感覚、ではあってもある意味実質、お墓代わりにもなりそうなアーカイブ形式では、などと思ったり。


a0116217_037743.jpgそして最後に、犬島の”家プロジェクト”の一つ「中の谷東屋」へ。

丸い屋根の下に、うさぎの耳のような背もたれの椅子が置いてあって、アート巡りの休憩所、らしく、屋根は映像では白く見えたけれど、実際はアルミ合金で、周りの空や風景を反射してるのだと。

まあさすがにモダンな休憩所、音が反射する構造になってて、ユーミンは、歩くとピヨピヨサンダルのような音が出るのが面白がって、しばらくリズミカルに足踏みしてはしゃいでたり。


そこでこの旅総括のトーク、ユーミンは、それぞれの島に個性があって、テーマパークを周ったような、アートアドベンチャーだった、とコメント、

長谷川女史は、環境とアートの関係、というのを、五感で由実さんが色々満喫して下さって新鮮だった、潜在能力のあるアーティストの方は皆同じだな、と思ったのは、

色んな事に注意深く自分のセンサーを広げて、すごくいいリスナー、観察者であると同時に、それを自分の言葉、新しい言葉で翻訳し続けていく、素晴らしいアーティストと、由実さんのような専門家の音楽をやってる方の共通点を発見した、のようなコメント。

ユーミンは、短い間だけれど長谷川さんとご一緒して、キュレーターって、アートと、それが展示される場所の間に立つ、第3の発信者というか、ものすごいクリエイティブなお仕事、と思って、

とにかく、目に見えないインスピレーションで空間が満たされているのを感じたので、それが長谷川さんを通してとてもよく見えたと思います、それがSUPER WOMANの正体ですかね、と締め。


今回、長谷川女史も前回の鶴岡女史同様、ユーミンのガイドをしつつの旅のパートナー。

キュレーターの人って余り馴染みはなかったけれど、ある程度TV放映、というのも意識してか?関係ないのか、そう難しい言葉を使う訳ではないけれど、折に程よく横文字が入ったりするのが、何気なくインテリジェンス漂わす?感じ。

自身が芸術家、ではないのだけれど、豊富な知識で、ユーミンの発言のニュアンスを外さない対応ぶり、普段は企画の仕事が主なのかもしれないけど、今回の限りでは、やはり鑑賞者と作品のさりげない仲介役、という印象。

2人のフランクなアート話や、折々のユーミン語録、そして叙情の新曲「MODEL」を生んだモネの「睡蓮」に見せた感動、まさにユーミン曲ルーツの一環、と重なるような、日常の中のアートに対する反応、とか色々感慨。

旅スポットとして、やはり3つの島で一番インパクトだったのは直島、特に「地中美術館」、そして豊島の2人が”感動”の話をしていた緑の田園とかも、まあ「どこでもドア」があったら、だけれど、ちょっと行って歩いてみたい。

島の活性化のため、こういうアートプロジェクトが進行、というのも目新しく、正直観光地として、おばちゃん層など、広く一般受けってどうなんだろう、とは思うのだけれど、

廃墟そのものが価値を生んだり、廃屋がアート現場に変身したり、環境的にも経済的にも結構な活性、再生法、だし、

ああいう、島全体が、生活の場でもあり同時にテーマパークのような、それで地域経済が成り立っていくユニークな場所が、さりげなくあってもいいんじゃないかと思ったり、今回も色々盛り沢山、リフレッシュ感くれた旅でした。

関連サイト:ユーミンのSUPER WOMANユーミンのSUPER WOMAN 「長谷川裕子と現代美術をめぐる」<1><2>ベネッセアートサイト直島 地中美術館
関連記事:松任谷由実EXPOドームライブあの歌がきこえる「魔法の鏡」「海を見ていた午後」「卒業写真」松任谷由実コンサート THE LAST WEDNESDAY天国の本屋~恋火(’04)さよならみどりちゃん(’04)時をかける少女(’97)瞳を閉じてクレイジー・キャッツプレミアム10 松任谷・寺岡・ゆず等シャングリラⅢYuming Films(’07)SONGS 石川セリ「いちご白書」をもう一度(’75)ユーミンと映画・市川準監督そしてもう一度夢見るだろう/松任谷由実(’09)・No Reason~オトコゴコロ~/高橋真梨子(’09)TRANSIT2009チケットMusic Lovers・SONGS 松任谷由実<1><2>探検ロマン世界遺産 ユーミン×世界遺産TRANSIT2009コンサートShout at YUMING ROCKS('09)VIVA!6×7/松任谷由実(’04)クリスマスの約束(’09)時をかける少女(’10)音楽のチカラ「青春の言葉 風街の歌 作詞家 松本隆の40年」RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の話(’10)クリスマスの約束(’10)ミュージックポートレイト~人生が1枚のレコードだったら東日本大地震<2>Music Lovers 松任谷由実松任谷由実のオールナイトニッポンTV4僕らの音楽 松任谷由実・薬師丸ひろ子・おすぎMUSIC FAIR 松任谷由実NHK 東日本大震災チャリティー企画 ユーミン×SONGS 「春よ、来い」プロジェクトSONGS 松任谷由実RoadShow/松任谷由実(’11)マリン・ブルー/マザー・グース(’77)RAINY DAY HELLO/須藤薫(’82)SACHET/門あさ美(’80)手のひらの東京タワー/松任谷由実(’81)押入れの整理<1> <2><3><4>RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(’11)SONGS 沢田研二ザ・タイガースを歌うSONGS 山本潤子春よ、来い in 紅白歌合戦SONGS 松任谷由実~2012スペシャル~鈴子の恋(’12)「春よ、来い」カバー 男性シンガー編「春よ、来い」カバー 女性シンガー編マンタの天ぷら(’97)・僕の散財日記(’05)/松任谷正隆虹色ほたる 永遠の夏休み(’12)才輝礼賛 38のyumiyoriな話 / 松任谷由実(’11)<1><2><3>ユーミンのSUPER WOMAN スペシャルプロローグ~「森本千絵と歩く霊峰」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「鶴岡真弓と訪ねる女神」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「長谷川祐子と現代美術をめぐる」<1>

クリーブランド美術館展大エルミタージュ美術館展オルセー美術館展大回顧展モネフランス印象派・新印象派展フィラデルフィア美術館展フランス展/福岡・長崎展/パリ・モンパルナスに集う画家たち展芸術都市パリの100年展ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たちプレミアム8<紀行>夢の聖地へ モネの庭語りかける風景印象派はお好きですか?オルセー美術館展 「ポスト印象派」モネ・ルノワールと印象派・新印象派展ザ・コレクション・ヴィンタトゥール没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになったセーヌの流れに沿って 印象派と日本人画家たちの旅モネとジヴェルニーの画家たちワシントン・ナショナル・ギャラリーエルミタージュ美術館展 世紀の顔 西欧絵画の400年

豊島
豊島 (この記事内の写真はトリップアドバイザー提供)

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by MIEKOMISSLIM | 2012-09-13 01:35 | 音楽・旅行・芸術 | Trackback | Comments(0)


ユーミンのSUPER WOMAN 「長谷川祐子と現代美術をめぐる」<1>

8月10日(金)、17日(金)の「ユーミンのSUPER WOMAN」は、美術評論家、キュレーターの長谷川祐子と、瀬戸内海の島々の現代アートを巡る旅、一部オンタイムと録画で見ました。

巡ったのは、香川県の直島と豊島、岡山県の犬島。私は子供の頃に淡路島には行った覚えは仄かにあるけれど、瀬戸内海の島、というのは未踏。そして、こういう島々で近年、現代アートプロジェクトが進行してた、とは今回知った次第。

ユーミンは、冒頭島に向かうクルーズ船で、瀬戸内海は地中海、などと言ってたけれど、茫洋と明るい海と空のブルーの中、他の島が遠近に見えたりする景色に、「瞳を閉じて」イメージが浮かんだりも。(↓直島からの眺め:この記事中の風景写真はトリップアドバイザー提供)

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今回もなかなか、明るい島々+アートな広がりの旅、ユーミン語録、長谷川女史とのコラボとか、暑気などでちぢこまり気味な心境に、風通しいいリフレッシュ感をくれた旅、という感じ。


そう大きくない島の生活と共存、また過去の建物などを生かした現代アート色々、というのも面白かったけれど、今回一番インパクトだったのは、

意外な所での私の好きな”ユーミンとモネ”、というドッキング、そしてテーマ曲「MODEL」のルーツがモネだった、ということ。

a0116217_12582058.jpgユーミンが最初に行った直島の、「地中美術館」に、モネの睡蓮の連作や、ジヴェルニーの庭の「水の庭」「花の庭」を参考に創った、という「地中の庭」(↓)があって、

ユーミンは、以前からモネの作品に強く惹かれてた、そうで、今回、睡蓮の部屋や庭の前で、「止まっているのに動いてる」

「風が吹いている所と止まっている所が描き分けられている」「何故こんなに時間を止められたんだろう」「時間を越えて教えてほしい」などとしみじみ感動。

後で手元のモネカードの睡蓮のを見てみたら、1枚そこに展示の一つと同じ製作年度1914ー17年、録画での構図も同じようなのを発見(↑)。

これは裏面の表示だと「印象派から現代へ・美の系譜100年」という展示会で買ったようで、所蔵館名はなし。

展示のないカードだけを買ったのかも知れないけれど、その時来日して見てたのを、’04年にオープンした地中美術館が入手、という方が有り得そうで。

録画での絵は紫基調に見え、カードの方がかなり青っぽいけれど、PCで色合い調整してみたら少し似てきたかと。

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そして、テーマ曲「MODEL」がバックに流れて、「SUPER WOMANとは、モネにとっての睡蓮のように、誰かの心にインスピレーションを呼び覚ますことのが出来る存在なのではないか」、という思いをこの歌にこめた、とのことで。

初回の記事でも触れてたように、この「MODEL」は、近年のユーミン曲の中でも、往年の感性の震え漂うような、今にしてのナイーブ名曲、と私は気に入っているのだけれど、

それを生んだのが、この島の美術館で、ユーミンの感性を揺らした”モネの睡蓮”、ということに、ちょっと感慨。


9/10追記:この美術館は、直島の景観に配慮して、大半が地中に造られてて、吹き抜けの空間も多く、頭上の空の見え方や、館内に入ってくるバッタやトンボとか小生物もアートの一部、のような感じで、

やはり都心に、でなく、こういうまだのどかな小島にあるからこそ、というような自然を取り入れた独特さ。

やはり吹き抜けの、白い瓦礫を敷き詰めてる「三角形にの中庭」に足を踏み入れたユーミンが、モンゴルでこういう所を歩いた!と回想。

a0116217_8515437.jpg16年前NHK番組で行った時の、アルタイ山のそばの氷河の跡がこういう感じでできてる広い谷、だそうで、理屈じゃなくそこに立つと急にフラッシュバックしてくる、というのは、

高野山で建物を見て、エジプトやギリシャみたい、オリエントな感じ、などと言ってたような、膨大な記憶の断片の中からの、瞬時の感覚の重なりなんだろう、というか。

プリミティブな風景にいると、地球は惑星の一つなんだな、そのクレーターに今立ってるんだな、と思った、などというのも、興味深いユーミン語録。


この美術館は、モネと、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの3人だけの作品を展示してて、マリア、ダレルは現役のアメリカ人、どちらもインスタレーション作品が多い芸術家、らしく、

installationは「「取り付け、装置」などだけれど、現代アートでは、ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術、だと。

ユーミンは、モネを鑑賞後、ダレル作品の「オープンスカイ」という部屋?作品場?に行って、そこで長谷川祐子と合流。

「オープンスカイ」は、シンプルな白い壁の四角い部屋、壁を背もたれに座れるようになってて、天井が四角にくり抜かれてて、長谷川女史によると、ここの空は、外で見る空と違って、空の絵画、という趣向のようで。

なるほど、と思って、青い空に割と雲の変化があったりしたら趣もありそうだけれど、雨の日だと部屋が水浸しになりそうだし、ドーム式に天井を閉じるのだろうか?とか。

そして、その開けっ放しの天井からトンボが入ってきて、ユーミンは、これほどミニマルな空間だと、神様はどうしてこういうもの(トンボ)をこのデザインで造られたんだろう、というのが際立つ気がする、のようなことを言ってて、

それを受けて長谷川女史は、(この作品は)光、音と共に、そういう小生物の姿もフレームして見せてくれるので、私たちの目に強く入ってきますよね、のようなコメント。

ユーミンは前のアイルランド旅でも、自然信仰~キリスト教にまつわるアイテムだった、三つ葉のクローバーを手にとって、そのような素朴な感想を洩らしてたけれど、そういう所が少女、子供のようなままの感性の断片、という感じも。


a0116217_3421362.jpgユーミンは長谷川女史と、'04年同女史が「金沢21世紀美術館」にいた時出会ってて、同館を案内してもらい、

彼女と再会してアートの話をしたい、と思ってたようで、私は同女史も初耳だったけれど、国内外で活動、たまたまか、前回の鶴岡真弓さんと同じく、ユーミン母校多摩美教授、の肩書きもあるようで。

瀬戸内海は'10年に犬島でアートプロジェクトのディレクションをした、という縁らしく、ユーミンが彼女に、金沢と瀬戸内海の違いは?と聞いたら、

金沢は北陸だし、天気が悪いというか、空が低い、由実さんの歌じゃないんですけれど・・。でも瀬戸内は快晴の日が多くて、空が高く感じられる、地中海のように、光の粒が大きくてキラキラしてるように感じられる、などと答えてたのだけれど、

これもたまたまか、前回の鶴岡女史も、アイルランドの街で、空が低い、ユーミンさんの歌じゃないですけれど、と、2人とも、空が低い~「ベルベット・イースター」をふとした会話の中に出してたのが、ちょっと面白いというか。


9/11追記:長谷川女史は、生年月日の情報はないけれど、大学卒業年度から逆算したら、やはり鶴岡女史と同じユーミンより2才上位、のようで、

この同世代女史達が触れる曲として、初期の程よい知名度の「ベルベット・・」は何だか妥当、というか、微笑ましいというか。

長谷川女史は、京大法学部卒業後東京芸大に、という経歴で、そこら辺ユーミンに聞かれて、小さい頃から目で見たものを覚える能力があって、音楽より美術の方に才覚が、と思ってたけれど、

美術では食べていけない、という保守的な親御さんの意向で、法学部に行って、法律も理論として面白かったけれど、やはり仕事としてするなら、美術の方が、と、自活しながら芸大に入り直した、とか淡々と語ってて、

そう詳しい話はなく、自活しながらの芸大再受験、の具体的な苦労、というのは不明だけれど、まともに考えて、なかなかなタフさだったのでは、と。


その後、2人が野外に出て、眺めてた入り江は、ユーミンが来る時にとても素敵だな、と思った、横長のパノラマが似合う、と語った風景、のどかな海に島々があって、

長谷川女史が、とても平和な風景だけれど、いかに一つ一つの島々が違う形で、違うスケールがあるか、見ていてとても面白い、と言ってて、

何だか180度(以上に)ぐるりと広がる水平線は、潮岬など思い出すけれど、+様々な島々が点在、こういう風景からも、「瞳を閉じて」的な叙情ある、新たなユーミン曲が生まれたら嬉しいのだけれど。


そして「地中の庭」を鑑賞。ユーミンが日本でこういう庭が見られるなんて、と言ってて、日本に「ジヴェルニーの庭」モデルの庭は、他にも幾つかあるようで、まあそういう日本版、でもいいから一度実際見てみたい気も。


a0116217_094230.jpg1週目の最後、2人は直島現代アート目玉の一つ、海辺にある草間彌生作品の「南瓜」(←)を見に行って、

そこへ向かいながらユーミンが、島の要所要所にアートがあって、この島全体がアートで出来てて、時間が自在に流れる気がする、

一方向に時間が進んでなくて、うまく言えないけれど、島のロックフェスに来たような感じがする、音楽があちこちで聞こえてる、などと、この島での体験を表現。

「南瓜」を目前にして、このカボチャは、やっぱりポップですよ、やっぱりアメリカ、NYパンク、エッジーでポップで忘れられない、忘れられないんだけれど、今(を表してる?)。

モネが格闘したように、草間さんも格闘している、楽しく厳しく、それぞれのアーティストの格闘の仕方、人生が違うように、

自分の絵しか描けない、自分の作品しか創れない、という所を真摯に受け止めてて、それが伝わってきて感動する、などとコメント。


a0116217_011320.jpg9/12追記:この島での、草間作品はもう一つ、冒頭ユーミンの船が島に近づいた時、港にある「赤かぼちゃ」(→)が見えたり。これは直径7m、らしく。

草間彌生さんは、私は名は知ってた程度、多分作品を見たことは何度かありつつ、余り意識したことはなかったけれど、今回ちょっと検索してみたら、

自分のドキュメンタリー映画以外に、村上龍作品「トパーズ」('92)に占い師役で出演してた、というのも、どんな役、風貌だったか全く思い出せないけれど、ちょっと驚き、だけれど、

今御歳83才、この二つのカボチャ作品を創ったのが'06年、77才にして、というのもさらに驚き。

正直、こういうオブジェがここに?というコンセプト、価値は私はよく判らないけれど、その年代にして、こういうものを創ってみせる、ある種の気骨、パワーというのは確か、というか。

ここで紹介したのが、ベテラン女性アーティスト作品、というのも、やはりこの番組ならではかも、という1週目締めくくりのカボチャオブジェ、でした。

<2>に続く。

関連サイト:ユーミンのSUPER WOMANユーミンのSUPER WOMAN 「長谷川裕子と現代美術をめぐる」<1><2>ベネッセアートサイト直島 地中美術館
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クリーブランド美術館展大エルミタージュ美術館展オルセー美術館展大回顧展モネフランス印象派・新印象派展フィラデルフィア美術館展フランス展/福岡・長崎展/パリ・モンパルナスに集う画家たち展芸術都市パリの100年展ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たちプレミアム8<紀行>夢の聖地へ モネの庭語りかける風景印象派はお好きですか?オルセー美術館展 「ポスト印象派」モネ・ルノワールと印象派・新印象派展ザ・コレクション・ヴィンタトゥール没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになったセーヌの流れに沿って 印象派と日本人画家たちの旅モネとジヴェルニーの画家たちワシントン・ナショナル・ギャラリーエルミタージュ美術館展 世紀の顔 西欧絵画の400年

地中美術館
地中美術館の「地中の庭」 (トリップアドバイザー提供)

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by MIEKOMISSLIM | 2012-09-09 00:58 | 音楽・旅行・芸術 | Trackback | Comments(0)


夏期講習終了

先週半ばで、今回の夏期講習が終わりました。

結局、平常授業にプラス分は、当初申し込みの中2男子英語・数学60分×各3回、別の中2男子の平常授業+30分×13回、に加えて8月後半、高2男子の英語90分×2回。


皆まあそれなりに、ボツボツ復習を進めて、という所。高2男子は、今日授業の時、7月に学校でやった模試の成績表が出た、と持ってきて、

本来この生徒が一般入試で使うなら3教科文型英・国・日本史の所を、英・国・数型しかなく、やはり数学は今一だけれど、3科で偏差値60位。4回分成績推移のグラフだと、1年前の56から少しずつ上昇、

得意科目の国語がやはり一番よくて、英語も今年1月にやや落ち込んでたのから今回10アップで、本来の少しずつ上昇路線に戻ってて、

読解はそこそこ良く、先日もお母さんが、英語の読解は何だか国語力でねじ伏せてる所がある、という感じ、本人も普段、文の意味は何となく判る、などと言ってて、

でもやはり文法・語法分野が正解率2割、発音・アクセントが5割、と足を引っ張ってるのが、この結果でもありあり。


そもそも上位大学目指してはいるけど、英語だけが苦手で中1から復習希望、とのことでこの5月に来た生徒、今中2文法復習+中1文法発展レベルで復習してるけれど、

今の私立高付属の中学の最初から、結構難しいテキストばかりで押されてきてやや混乱、今になって基礎が怪しい、という状況で、やはり、復習進めてても、高校レベル語彙力はそれなりにあるけれど、

素朴な所で、え、これを知らない?という単語、決まり文句、文法ちらほら、で、目指すラインからしたらなるべく早く高校分野整備に行きたい所だけれど、まあ、地道に順を追っていかないと、という感触。

本人は、希望ラインははっきりしてるのはいいけれど、あっさり現代っ子風、というか、そこそこの所なら今の成績キープで推薦で行けそうな、というビジョンもあって、学校の課題とか、クラブ2つとの絡みとか、何だかんだ多忙、とのことで、

最低限の宿題はやって来るのだけれど、そう気合で量をこなしてくるか、というと微妙、講習も、あえては勧めなかったけれど、クラブ日程も一段落した先月後半に、本人希望で少しやった、という所。

この学校はクラブも高2のこの夏でほぼ終了らしく、まあ親御さん、本人も秋からもう少し本腰入れていって、というモードで、それなりに濃くしていければ、という感じ。


中2男子の一人は、社会はまあ好きな方で、割と巷の出来事とか知ってて、合間に世間話はたまにしても、余り映画の話などは思えばしたことはなかったけれど、

先日友達と「アベンジャーズ」を見てきて、まあ面白かった、と。ついでに私も「ひみつのアッコちゃん」の事をちょっと言ったら、元の漫画、アニメから、というのは定かには?でも、タイトルは一応知ってたようで。

あと「・・アッコちゃん」は、芸能話が好きな高1女子が興味持ってて、綾瀬はるか話のついでにちょっと試写会の事を言ったら羨ましがられて、割と俳優も年の割に渋好みのせいか、岡田将生よりも断然、谷原章介が出てるので気になる、そうで。


そういう所で、今回もとりあえず、それなりに夏期終了、一部午前中日程も終わり。なるべくテンポよく、とは思いつつ、やはり寝苦しい夜も多かったですけれど、少しは暑さも和らいできたし、ちょっとギアチェンジして、気分新たに、という所です。

関連サイト:個人学習会 高円寺教室
関連記事:ある少年(’07)一息(〃)夏期講習(〃)再会(〃)合格・ブログサービス終了(’09)受験シーズン終了と新入会(〃)春期講習終了・新年度と新入会(〃)中間テスト対策終了(〃、1学期)期末テスト対策終了・夏期講習(〃)夏期講習(〃)夏期講習前半終了夏期講習終了中間テスト対策終了・新型インフル(〃、2学期)期末テスト対策終了・冬期直前講習(〃)センター試験終了・インフル余波(’10)冬期直前講習と期末テスト対策終了(〃)春期講習終了(〃)中間テスト対策終了(〃、1学期)期末テスト対策終了(〃)夏期講習前半終了(〃)夏期講習終了(〃)中間テスト対策終了(〃、2学期)期末テスト対策終了(〃)冬期直前講習(〃)冬期直前講習終了(’11)学年末考査対策終了(〃)入試ネット投稿(〃)塾HP再作成(〃)中間テスト対策終了・新入会(〃、1学期)期末テスト対策・夏期講習(〃)突然の別れ(〃)塾広告ポスター(〃)夏期講習終了中間テスト対策終了・新入会(〃、2学期)期末テスト対策終了(〃)冬期講習終了(’12)学年末考査対策終了(〃)春期講習(〃)春期講習終了(〃)中間テスト対策・新入会(〃、1学期)期末テスト対策・新入会(〃)夏期講習(〃)

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          <先日親御さんから頂いたポテトチップスのり味ビッグ>

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by MIEKOMISSLIM | 2012-09-06 21:47 | 仕事 | Trackback | Comments(0)


運転免許証の更新

先月15日(水)、都庁第2本庁舎の新宿運転免許更新センターで、運転免許証の更新をしてきました。


20代後半に故郷で免許を取って、当時取り立ての頃少し家の車を運転したことはあったり、再度故郷を離れてからも、原付バイクには、上京後も乗った時期もあったけれど、車については全くのペーパードライバー。

でも5年ごとの更新はしてきて、先日、先月28日の誕生日1ヶ月前後期限で、また通知。正直、今の暮らしに車、は必要ないし、現状、運転の機会、というのも余りありそうにないけれど、とは思いつつ、まあ今回もしておこうと、いつものように、新宿のセンターへ。

この都庁ビル界隈も久し振り、2020年のオリンピック候補地アピール、の大幕を2箇所だったか見かけ、何だかこの時勢に、別に東京でやらなくても、とは改めて思ったり。

昼頃行って、いつものように、受付で手数料3100円払って、書類に記入、軽い視力検査を受けたり、免許書用写真を撮ったり、最後に、「優良」扱いなので、30分の講習。


丁度お盆のせいか、受付で、やや混み合ってるので講習終了まで時間がかかるかも、とは聞いてたけれど、私が講習に申し込んだ時、ここまで、とか聞こえたけれど、その回の定員最後の申込者だったようで、

講習後、番号を呼ばれて新免許証をもらったのも1番最後。次の回だと、また30分か1時間か待ちになっただろうし、丁度折り良く。


女性の係員からの、2冊の冊子を開きながらの講習、最後に10分程の映像。特に前回までと同じだけれど、頭に残ったのは、

都内の交通事故死者数は一昨年昨年共215人で変わらず、だけれど、11年連続して全国の交通事故発生件数、死者数、負傷者数は減ってて、都内事故件数、負傷者も同様だと。


それと、今回割と自転車絡みの事故、について触れてて、今、13才未満の子供が自転車に乗る時、ヘルメット着用義務化がある、と。

これは初耳、でも近年でも、ヘルメットをかぶって自転車に乗る子供、は見かけた覚えなく、教室で自転車で来る小学生も、ヘルメットで?というのはいないけど、と、ちょっと引っ掛かってて、

先程ちょっと検索してみたら、平成20年6月1日の道路交通法改正で、幼児および児童(13歳未満)に対するヘルメットの着用努力義務が施行されて(道路交通法 第63条の10)、

これによって、保護者が子供を自転車に同乗させる、もしくは、子供自身が自転車を運転する際、ヘルメットを着用するように努めなければならなくなった、らしく、でも「努力義務」で、違反したからといって罰則はない、と。

なるほど、とは思って、まあなかなか色んな意味で、子供の自転車ヘルメット着用、というのも浸透し難そうだけれど、

そこら辺、都内に限ったら、オリンピックにかける予算があるなら(この免許更新料を安くしてほしい、というのもあるけれど)、そういう所に予算を回して、安価ヘルメットを流通させて、自転車販売店が、子供用自転車を売る時自動的セット化したら、とか。

やはりそれでも罰則なし、では保護者自身の反応は鈍いだろう、とかは思うのだけれど。


それと「安全運転のしおり」冊子の方の、「大震災(震度6弱以上)が発生したときは~警視庁からのお願い~」という見開きのページをチェック、

都内の主な幹線入りの色分け地図で、発生時、まず第1次交通規制として、環状7号線外側から都心方向への車両通行が禁止になる、など図と説明文、係員が口頭でも確認。

前回まではこういうチェックページ、解説などどうも覚えなく、または、同様にあったけれど印象薄かったのか、やはり3.11を受けてのプラスα内容か、3.11もあったから意識に引っ掛かったのか、という所。

で、最後に、今回からセキュティのため免許証への本籍地記入がなくなってる、とのことで、機械に手続きの時2つ決めてた暗証番号入力でその確認をして、予定通り午後早くに終了。


ドライブ、としては、北海道の広大な景色の中、ドライブ旅してみたい、とか、海外だとアメリカ西海岸、北はオレゴン州辺りから南下して、前にローカルバスで行ったモントレー半島、

その時は足を伸ばせなかった「いそしぎ」舞台でもあったビッグ・サー、とかハイライトの沿岸を通って、前に渡辺満里奈のドライブ旅番組もあった、バハ・カリフォルニア先端までブワーっと走ってみたい、とか、夢はあった、ある?のだけれど、という所。


まあ現実的に、もう長い間実際ハンドルも握ってないけれど、今回も更新はしてきた、という所でした。

関連サイト:新宿運転免許更新センター 警視庁自転車ヘルメットと子供への義務化ヘルメット着用義務について

       (C)財団法人 東京安全交通協会
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            <講習の時のテキスト2冊、歴代免許証ケース>

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by MIEKOMISSLIM | 2012-09-04 21:33 | 日常 | Trackback | Comments(0)


ひみつのアッコちゃん(’12)

29日(水)、新橋のヤクルトホールで「ひみつのアッコちゃん」試写会、都合も合ったので、「いい加減な・・・」ブログのいい加減人(Yamato)さんとご一緒して見てきました。

故赤塚不二夫氏の人気漫画、アニメの実写映画化。私は漫画は未読、子供の頃のTVアニメ「・・アッコちゃん」は、各回の話を具体的に覚えている訳ではないけれど、

普通の女の子がなりたいものに変身出来る、夢あるファンタジー感覚、「テクマクマヤコン・・」「ラミパスラミパスルルルルル」の呪文や、軽やかなワルツの主題歌、など懐かしくて愛着。

先程’08年赤塚氏他界の時の特番の、前ブログの感想記事をリンク作業の折にちょっと見直したら、番組で紹介の赤塚作品人気キャラクターランキングで、アッコちゃんはバカボンのパパについでベスト2で、

忘れてたけれど、私は「・・アッコちゃん」を一番インパクトな赤塚作品、に挙げてたのだった、と。


で、この今にして、の実写版も、どんなものか?と思ってたら、子供のアッコちゃん役吉田里琴~大人に変身のOLアッコちゃん、先日「あなたへ」にも出ていた綾瀬はるか&岡田将生演じる青年早瀬尚人の恋模様と、

色々大人の思惑も蠢く化粧品会社の内部の人間模様、をミックス、なかなかコミカル、中身は10才の率直な少女目線、から見た大人社会、ちょっと風刺?も可笑しかったり、

ラブストーリーとしても、ちょっと風変わり、かつ切ない設定、でも、ほのぼの的なオチもあったり。

そして最後、エンドロールが始まった時流れ出したアニメ「・・アッコちゃん」のテーマソング、には、何だか一瞬、ギュッと凝縮したような郷愁がこみ上げて、ジーンとくるものが。

後でYou tubeで、当時のTV映像付きのを見かけて、ああ、湖、シンデレラの馬車、山とかあって、こういうのだった、と、重ねて郷愁。

          

後味的には、アッコちゃんが戸惑いながらの正義感、で、少女なりに、恋、会社のために奔走、奮闘、引き起こす笑い、変化とか、まあ突っ込みだせばキリのない、漫画的、ではあるけれど、

魔法のコンパクトで変身、の少女ファンタジー~こういうオフィス舞台の展開を絡ませて、うまく創ってるものだな、と、予想してたよりも面白かったし、見応え感、という感じ。


思えばオリジナルのアッコちゃんは、どうやって魔法のコンパクトを手に入れたのだったか?どうも記憶にないけれど、

今回、小5生にしてお化粧に興味深々のアッコは、大事にしてた元のコンパクトの鏡を割ってしまってショック、家の庭にそのお墓を作ったりしていた気持ちが通じて、夜、”鏡の精”(香川照之)が現れて、例のコンパクトをプレゼント、という流れ。

部屋で、例の呪文で、フィギュアスケーターやスチュワーデスに変身して喜ぶアッコ。スチュワーデス姿、には、一瞬「ハッピーフライト」での綾瀬はるか、が彷彿したり、

何だかまだこの序盤の辺りでは、どうも吉田琴里→綾瀬はるか、が結びつきにくかったけれど、見ていくうちに、そう言えば何処となく似てるかも、という感覚もしてきたり。


大人に変身して街に繰り出し、百貨店の化粧品コーナーでメイクを楽しんだりしていて、先日、元の子供の時に遊園地で、ひょんな事で出会って一緒に観覧車に乗ってた青年尚人と再会、

彼はその化粧品メーカー「アカツカ」の社員、アッコの率直な化粧品への感想が気に入って、彼女をバイトとして採用、彼女も丁度冬休み、塾には親戚の女性に変身して、旅行のため冬期講習取り止め、を伝えて、

日中、秘密のOL稼業スタート、という流れからして漫画的、でも、実際会社での、彼女のまさに10才目線、からの天然発言、行動の数々。

姿だけは女子大生風、でも、女性を~君、と呼ぶことへの物珍しさから、先輩の青山マリ(吹石一恵)を、自分も青山クン、と呼んで、ひんしゅく、笑いを取ったり、ビュッフェ式食堂での色々なデザートなど食べ放題、の無邪気な喜び様。

当然というか、コピーの取り方も知らないし、まあ新製品への率直なコメント?、というのは、尚人が彼女を見込んだルーツの分野で、”仕事”だったかもしれないけれど、天然な明るさが取り柄、と言っても、数日でやんわりクビにされない所もまあ漫画的。


そこら辺、自分を、名刺の肩書きにあった、~待遇、から余り間を置かず尚人、と呼んだりもする彼女に苦笑しつつ、率直な発言をする彼女を評価して、というのは、まともに思えば、尚人の懐、器の広さ、感性の柔軟さ。

また、商品開発部でかつてヒット商品を生んだ経歴、後半明かされる、化粧品を心の張りにしてた亡き母の思い出、もルーツにあって、内面に、利潤追求の会社機構での自己保身、よりは化粧品自体に対するピュアな気持ち、が強い青年だったからこそ、

少女アッコの大人社会での奮闘劇、のパートナー、かつ彼女に惹かれる、この作品での”王子様”キャラクターになりえた、という感じも。


a0116217_2555239.jpgそして、魔法のコンパクトも駆使、のアッコの奔走、総理夫人(内田春菊)になって商品アピールしたり、(→チラシ表)

尚人が信頼を寄せていた、と聞いた前社長(大杉漣)になって、彼を勇気付けようとしたり、

終盤、何だか化粧品開発→新兵器への絡み、にまで話が大きくなって、工場への爆弾設置騒ぎ、の際には、ライダーやネコにまで変身、ちょっとしたアクションものっぽさも。

内田春菊って、市川作品「トキワ荘の青春」にも出てたのだったけれど、姿も多分それで見て以来、今回総理夫人役、アッコが変身時のみのチョイ役、

セレブな奥様連に囲まれてのランチ、10才少女には馴染みないオマール海老を、ダイナミックなかぶりつき。まあ、こんな有名人に変身してしまって、瓜二つの偽総理夫人出現!、の方が、劇中一番の大騒ぎ、になっても、と思うのだけれど。

そういう、アッコが変身してる設定時の各俳優陣の、”戸惑いの10才少女”モード、も可笑しく、一番インパクトだったのは、大杉漣。ベテランにして、の広い芸域の味わい、というか。


そして、ハイライト、というか会社の命運がかかった株主総会で、「アカツカ」乗っ取りを図る怪しげな会社トップの鬼頭(鹿賀丈史)や、彼とつるむ専務熱海(谷原章介)らの勢力VS

良い製品を追求、という会社の理念を守りたい尚人ら商品開発部の人々の対決、の様相。ここでもアッコが、暴力沙汰を収めようと、壇上に上がって、小学校で教わらなかったの!?と一喝して、一同キョトン、

教科書を手に、「人の話は聞かないと」「物事には両面がある」とか、教師から言われた言葉などを、彼女なりに駆使して演説?、それが妙に、その場の空気に道徳的?な影響を与える、

10才の恐れを知らぬピュアさが、会社理念の腐敗に喝を入れる?図式、というのも何だかシュールな可笑しさ。

筆頭株主、余り表情を表さない大庭鶴子(もたいまさこ)の変化、そして、最後に現れてこの場のキーパーソンになったのが、塚地武雄演じるおっとりモードの守衛だった、というのも何だか渋いミソ。


9/2追記:それにしても、やはり小5生には、大人社会で飛び込んでくる語彙に?なものも多く、個人差もあるだろうけれど、劇中、資本はシフォン(ケーキ)、とか、席を外す→席替え?とか、筆頭(ヒット?)株主、とか、

アッコが塾にいる友達モコ(堀内まり菜)にSOSの電話で、株って?と聞いて、モコは上手く説明してたけれど、

やはり小5にしては、まあ上位校の中学受験準備してる、という位でないと、難しそうな。後で教室の標準的中学受験の社会の参考書索引を見てみたけれど、江戸時代の「株仲間」、はあっても「株」はなし。

まあ、この物語は、そういう一般常識もバッチリで、大人社会を振り回すようなスーパーチャイルド、でなく、中身は生身の普通の少女、がヒロイン、

一つ一つ難しい語句にも戸惑いながらも、何とか聞き取った語句の断片で、尚人に情報を伝えようとしたりする、アッコの奮闘が健気、というか。


a0116217_2572663.jpgこの作品は、見る前は、往年のヒット漫画・アニメ実写映画化、で、子供~若年層ターゲット、かと思ったのだけれど、(←チラシ裏)

終了後Yamatoさんと話したり、コメントでも書いて下さってるように、子供向け、にしては、会社での株絡みの仕組み、揉め事の背景とか、やや理解し難そうで、またYamatoさんが指摘されてたように、舞台が文房具、とかおもちゃ、でなく、化粧品会社、というのもミソ、

そういう意味でも、大人が見て楽しめる趣向、また往年の「・・アッコちゃん」に愛着あったら尚更、という感じも改めて。


また、この作品で好感だったのは、ラブストーリーとしては、背伸びして女子大生に変身した10才の少女と、彼女に勇気付けられ、好意を持つ青年、という範疇で収めてた、という所。

具体的には、終盤、会社でのあわやキスシーン、という所で、無意識にか待った、をかけた小5加賀美あつこ、の名前入りの下敷き。そういう10才なりの恥じらい?モード。

そして、爆弾騒ぎでコンパクトが壊れ、元に戻れなくなってしまったアッコ。恋模様、だけを思ったら、タイムトラベルものにあるように、元の世界に戻れなくても、彼といられたら、という選択肢もあったけれど、

やはり惜しんで望んだのは、父は登場せず、長期出張なのか、母子家庭なのか?だけれど、それよりは元の母(堀内敬子)との暮らし、10才の自分、という身の丈。

尚人にも手紙は残していたけれど、恋心だけに突っ走るには、色んな意味で時期尚早だった、という所。


でも、このまま別れ、というのも切ない、と思ってたら、ちゃんと早稲田の算数学部、でない理工学部生、になってたアッコの後日談があって、あの下敷きでの純粋モードも生きた、という感じで、

まあこの作品を、若年層に勧めるとしたら、内容は前述のように年代によってはちょっと難しいけれど、そういう点では、爽やかで、何というか、ファンタジーなりに地に足もついてて、いいんじゃないかと。


この実写化を手掛けたのは川村泰佑監督で、同監督作は初見。往年のアッコちゃんは漫画の連載開始が’62年、今年で生誕50周年、らしく、

これまでにも、未見だったけれどドラマ化、もあったらしいけれど、今回、今にして、のアッコちゃん新作品鑑賞。

往年の、「テクマクマヤコン・・」少女ファンタジーの香りも漂いつつ、微妙な10才と20代の青年の恋モード、オフィス社会の混乱模様ミックスの脚色、綾瀬はるかの若く見えるキュートさ、天然な明るさの魅力も生きて、

前述のように、漫画的展開ありありだけれど、予想してたより面白く、また懐かしく、楽しめた作品で満足、という所でした。

関連サイト:ひみつのアッコちゃん 公式サイト象のロケット「ひみつのアッコちゃん」
関連記事:追悼・これでいいのだ!!赤塚不二夫伝説トキワ荘の青春(’96)-追悼・市川準監督ー音楽のチカラ「青春の言葉 風街の歌 作詞家松本隆の40年」松本隆に捧ぐー風街DNA-(’10)ハッピーフライト(’08)あなたへ(’12)さくらん(’07)ハルフウェイ(’09)村の写真館(’04)雪に願うこと(’06)バブルへGO!!タイムマシンはドラム式(’07)ALWAYS 続・三丁目の夕日(’07)間宮兄弟(’06)恋愛写真(’03)TAKESHIS'(’05)ライフ・オン・ザ・ロングボード(’05)バルトの楽園(’06)監督ばんざい!(’07)THE 有頂天ホテル(’06)ALWAYS 三丁目の夕日(’06)かもめ食堂(’06)それでもボクはやってない(’07)めがね(’07)北京的西瓜(’89)故郷の香り(’03)天国の本屋~恋火(’04)ゆれる(’06)出口のない海(’06)憑神(’07)HERO(’07)春との旅(’10)
<スレッドファイルリンク(ここでは「THE 有頂天ホテル」「ALWAYS 三丁目の夕日」「憑神」)は開かない場合あるようです。>

      

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by MIEKOMISSLIM | 2012-09-01 00:45 | 邦画 | Trackback(12) | Comments(2)

    

’09年1月末AOL映画掲示板、ブログが終了、気分新たにマイペースで、音楽・芸術鑑賞、ユーミン関連、読書、英検1級対策、グルメ、仕事等含めて書いてます。英検は’11年11月に無事合格達成出来ました!
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