Something Impressive(KYOKOⅢ)


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冬の旅人「高倉健の肖像」(’88)

先日、成田図書館での映画会で「冬の華」上映の際、展示のあった関連図書の中の、健さんを描いた画集。

その時借りて、記事にするまでは、と、引き続き継続で手元にあって、書いておきたいと思います。


「冬の華」記事で触れてたように、画家は、「夜叉」で健さんの刺青の下絵を担当したのが縁、という福山小夜で、表紙に沢木さんが文、とあるのにも目を引かれ、開いてみたら、冒頭に「恋、と呼ばずに」という文。

内容は、様々な画材での、映画のワンシーンらしき、またプライベート風の健さんの姿47枚。1辺30cm余りの正方形、表紙もスキャナー画面目一杯でも、右端が切れてしまう大判。

福山小夜が3年余り、健さんの絵を描き続けたものらしいけれど、思えば、スターの写真集は数あれど、こういう風に、一人の画家が一人の俳優をじっくり何枚も描いた画集、というのはどうも覚えなく、こういう健さん本があったんだ、と。

何だか、一時の借り物ではあるのだけれど、今部屋にあるこの本が目に入るだけで、改めて”健さん”という表現者としてのストイックな存在感に、ある種の無節操さへの不快感から、心洗われる、という1冊。


a0116217_23553855.jpg4/2追記:冒頭の沢木さんの4ページに及ぶ文中、沢木さんは、自分のエッセイが載ってた雑誌で、たまたま多分この中の7点の健さんの絵を見て、

とりわけ印象的だったのが、この画集の最後の、眼鏡をかけた健さんが本を読んでいるところを描いた絵(「零時」(C)集英社→)だった、と。


そして、それが初対面だったのか、面識あったのか?、それより以前に、何かの企画でか、健さんと映画に関する雑談をするためホテルで会った時のことが書いてあって、

健さんに、今どんなことをしてるのか聞かれて、キャパの自伝の翻訳をしてる、と答えてて、キャパはどういう人か、と訊ねられ、どう答えたらいいか困った沢木さんは、

休息にロンドンで、恋人のピンキーと再会、ホテルにシャンパンを用意して楽しい時を過ごそうとしていたけれど、戦場での事態が急変すると、ピンキーとシャンパンを残して戦場に向かってしまった、という話を披露。

そしたら健さんは、「どうしてなんでしょうね」・・「気持ちのいいベッドがあって、いい女がいて、うまいシャンパンがあって・・どうして男は行ってしまうんでしょうね」などと呟いて、

>私が何も答えられないでいると、彼はひとりで深く納得するようにまた呟いた。
「でも、行っちゃうんですよね」
私には彼のその複雑な響きの籠もった呟きが心に深く残った。

 雑誌に載っていた彼の絵は、私にその時の呟きを思い起こさせた、しかし、それがなぜなのかはよくわからなかった。<

というエピソード。


4/4追記:この文章後半でも、この健さん肖像画展で、再びこの絵を見た沢木さんが、他の絵とは明らかに異なる重層性が感じられ、

それが一体何に由来するものなのか、ぼんやり考えてるうちに思い出された1枚の写真、それが、キャパの写真、だった、と。

'42年に撮られた、キャパが、手にシムノンの小説を持って、素裸でバスタブにつかっている写真で、健さんの絵とは似ても似つかぬ行儀の悪い読書姿だけれど、奇妙に2つの像は似ている、とのことで、

キャパは、毎朝、湯につかって何時間もバスタブで本を読む習慣があって、それはまるで、元の貧しい若者、本名アンドレ・フリードマンから、ロバート・キャパという「役」に入るための、一種の儀式のようであった、とか。

そして、沢木さんは、健さんの絵も、それと同じ種類の2重性によるものではないか、と気付いて、

>高倉健はもちろん役者としての名前である。その高倉健は役者として実に無数の役を演じてきたが、同時に高倉健という役をも演じてきたはずなのだ。

展示会場の絵の中には、高倉健が演じているさまざまな役柄の高倉健と、高倉健を演じている高倉健がいた。

しかし、あの読書姿の高倉健には、高倉健を演じている高倉健と高倉健の向こうにいるもうひとりの高倉健とが同時に存在しているような不思議なところがあった。< などと指摘。

健さんとキャパ、というのは、およそ接点なさそうな伝説的存在だけれど、そのそれぞれの素顔~役柄間を漂う微妙な一瞬を捉えた絵と写真が、沢木さんの脳裏でシンクロ、というのも、ちょっとした趣が。


4/7追記:沢木さんは、

>それにしても、どうしてこの絵の描き手は、本名と別名を持った人物の、本人と本人が演じている「役」との間に存在する薄い皮膜に触れることができたのだろう。<

と思い、会場にいた福山小夜に、なぜ描こうと思ったのか、と話しかけたら、

>初めて会った時、この人はこういう人だと、初めてタカをくくらないですむ男性に会うことができたのだ、と彼女は答えた。あの人はどういう人なのだろう、それを知りたくて、描きつづけてきたのだ、と。<

会ったのはほんの2,3度、でも健さんを知るために、いろいろ本を読んだり、映画も全て見た、そうで、沢木さんは、文章で肖像を描く過程と同じように、彼女もまた徹底的に取材したのだ、と。


本に折に挟まれているこの画家の短い文の中で、一番印象的だったのは、

>健さんを 慕ってる人って いっぱいいる
 懐が深いからだと思う
 でも この <懐が深い>という言葉には ふたつあるように思う
 ひとつは 健さんの中にある 人の心がよくわかってしまう優しさ
 もうひとつは 逆のようだけど
 自分の信念を屈することなく 最後まで貫き通す 強さ
 だからこそ みんなが 健さんに 深く魅せられてしまうのだと思う<

という所。健さん、という存在の巷での人気のミソを突いてる気がする。この人もまた、健さんと面識はあっても、この本で知る限りは純粋な大”ファン”の一人、

ただ、沢木さんに文章、という才があるように、この人に画家としての才があったので、”健さん”を描く、という手法で追求できた、という、

何だか、著名人に、明らかに肉体関係、利害関係絡みで群がる女性、に比べたら、その思いの表し方が、何と真っ当に崇高な、と思う。そういう点も、何だか、いまだ傍らにあるこの本に、心洗われる、という一因。


また沢木さんの文の最後に、この人の、

>肉体の尊厳というものが宿った時、人は美しさと、感動を与えられるものだと気づいた。その姿から放たれる神々しいような光に力強いエネルギーを見た。

それを感じた時、はじめて、自分の存在がいかに小さなものかを知った。その気持ちよさが、私という女を、素朴で純粋なものにかえた。この人を描きたいという気持ちだけが生き生きと輝き出した。<

という言葉が引用されてて、沢木さんは、

>この思いを何と呼ぼうか。・・・少なくとも才能とは別の、ひとりの人生のうちでもそう何度も訪れることのない感情の力が、彼女を思いがけないほど遠くまで行かせることになったのは確かなことのように思えるのだ。

恋と呼ばずに、しかしその思いを何と呼ぼう・・・。<と締め。

一人の女性画家に、3年余り、その姿を描かせ続けた、ある種健さんの”人”また”男”としての魅力凝縮の1冊、という感触も。


a0116217_2336381.jpg私は、この画集の中では、唯一セクシュアル感漂う、2枚の健さんヌードの後姿の「野生」「あこがれ」も、ある種インパクト、

沢木さんの挙げた読書姿の「零時」もじんわりくるけれど、

一番印象的なものを挙げるとしたら、油彩の「祈り」、特にその健さんの表情のアップ(←(C)集英社)。

何だか、「零時」が、沢木さんの言うように、高倉健を演じている高倉健と高倉健の向こうにいるもうひとりの高倉健とが同時に存在している絵だとしたら、

こちらは、もうひとりの高倉健を内側に秘めてる高倉健の静かな凄み、のような空気が漂ってる気がしてちょっと感慨で、この姿にも、何だか、ある種不要な煩いから心が浄化されるような、という思い。


そういう所で、思いがけず、健さん映画上映会で発見のこの画集。

ちょっと検索してる内に、健さんと沢木さん、というのは、沢木本「貧乏だけど贅沢」で対談してたり、文庫「深夜特急2」の巻末でも対談、があったのだったけれど、

たまたま先日、沢木さんがキャパを取り上げた番組を見た後で、25年前出版のこの本の文中でもキャパ登場、健さん~キャパ、というちょっと意外な繋がり、とか、目に留まった「零時」という絵に対する、沢木目線での斬り方も、プラスαで味わえたり、

福山小夜、という初耳だった画家が描き留めていた様々な、健さん、という唯一無比の存在感のオーラ、魅力改めて、という1冊でした。

関連サイト:Amazon 冬の旅人「高倉健の肖像」
関連記事:単騎、千里を走る(’05)海へ、See You(’88)遥かなる山の呼び声(’80)あ・うん(’89)ミスター・ベースボール(’92)、、あなたへ(’12)冬の華(’78)ロバート・キャパ世界は「使わなかった」人生であふれてる(’02)血の味(’00)「愛」という名を口にできなかった二人のために(’07)銀の街から(’07、12月)(’08、1月)(’08,2月)(’08、3月)(’08、4月)(’08,5月)(’08、6月)(’08、7月)(’08、8月)(’08、9月)(’08、10月)(’08、11月)(’08、12月)(’09、1月)(’09、2月)旅する力 深夜特急ノート/沢木耕太郎(’08)人の砂漠(’77)映画化人の砂漠(’10)あなたがいる場所/沢木耕太郎(’11)イルカと墜落/沢木耕太郎(’02)一号線を北上せよ/沢木耕太郎(’03)ポーカー・フェース 沢木耕太郎(’11)LIFE 井上陽水~40年を語る~<1><2>SONGS 財津和夫<1>/井上陽水<1>~<4>NHKスペシャル 沢木耕太郎 推理ドキュメント運命の一枚~"戦場"写真 最大の謎に挑む~<スレッドファイルリンク(ここでは「単騎、千里を走る」)は開かない場合あるようです。>

          (C)(株)集英社(「追憶」)
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by MIEKOMISSLIM | 2013-03-31 23:10 | 芸術・映画 | Trackback | Comments(0)


ラファエロ展と花見 in 上野公園

昨日、上野公園での花見を兼ねて、国立西洋美術館で開催中の「ラファエロ」展に母と行ってきました。


例年より早めに桜が満開、という情報で、母も私も出掛けるなら日曜だし、来週だとやや仕事も忙しなく、桜も持ってるかどうか?で、昨日午後、曇天だけれど雨は降らなさそうだし、都合も合ったので行くことに。

母と花見は、3年前井の頭公園に行って以来。上野公園の桜は、美術展へ行く途中通りすがりに眺めたことはあっても、そうじっくり、というのはなく、

今回、いつもの道端のエレベーターで公園に上がってから、美術館までやや遠回りしながら桜並木を通って、ボチボチ行ったけれど、まあなかなかのボリューム。

a0116217_23202794.jpg春のポカポカ陽気、とも言い難いけれど、さすがにピーク時で、シートを広げての花見客で賑わってて、やはり東京のメジャー花見スポットの1つ、と改めて。

道すがらちょっと目に留まったのは、白っぽい花の波の中目立つピンクの花弁の、名前が「陽光」とあった木(→右の桜)で、その桜自体や、それをバックに写真を撮ってる人も多め。


そして人波の中、美術館に到着、待ち時間はなかったけれど、館内はそこそこの込み具合。

今回ヨーロッパ以外での初のラファエロ展、とのことで、4章に分けてラファエロの油彩、素描23点と、同時代の芸術家の作品、またラファエロの原画を元にしたタペストリー、版画、工芸などの展示。



a0116217_23142177.jpg3/26追記:私が一番最新見たラファエロ作品は、昨年の「リヒテンシュタイン展」での「男の肖像」だけれど、

ラファエロと言えば、まず浮かぶのは14年前イタリア旅の時にウフィツイ美術館で見た聖母像「ひわの聖母」の、幼子を見守る柔らかい物腰、表情の聖母のイメージ。(←当時の写真)

それは今回は、来日してなかったけれど、今回の目玉作品、チラシなどにも使われてる「大公の聖母」(↓カード)は、やはり「ひわの聖母」と同時期に描かれてたようで、

2章の「フィレンツェのラファエローレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロとの出会い」にあって、この作品前が一番人盛りだったけれど、やはりこれが今回一番インパクト。

この展示の向かい側に、この作品解説コーナーがあって、科学分析で、聖母子のバックには元々窓のある部屋の様子が描かれてたけれど、後年、別の画家の手によって、傷みを隠すために黒く塗られたと判明、らしく、

a0116217_23413790.jpgこの作品は、無地の黒バックに聖母子の艶やかな肌や聖母の着衣の赤、青が引き立って、スッキリした秀作、という印象だったけれど、

そういう、本人も意図しなかった意外な色遣いエピソード、明らかに多くの部分に、しかも絵の芸術性とは余り無縁な理由で、他者の手が入った、と公然と判明の著名画家の名画、というのもちょっと珍しそうだけれど、

その背後の部屋がそのまま残ってたらどうなのか?、現状の作品を見た限りだと、結果的にこの黒バックの方が、神秘性も漂って、色彩バランス的にも数段好ましいのでは?としか思えない、という所。


3/28追記:この章には、「モナ・リザ」の影響を受けた作品、という肖像画「無口な女」もあって、私はこの女性がどうも、一瞬大貫妙子似にも思えたり、

また、まさに近年仕事で会った某お母さん似、という気がしてちょっと可笑しかったりしたのだけれど、このバックも同じく黒一色。

この作品解説では特に「大公の聖母」のような話は覚えなく、やはり同時期の作品だけれど、これはラファエロがあえてそうしたのか?

a0116217_1175219.jpg「大公の聖母」「無口な女」は16世紀初めの作品、「大公・・」解説コーナーに、17世紀になって黒い背景の聖母像が流行、とあったのだけれど。

「大公の聖母」関連で、もう1枚印象的だったのが、第4章「ラファエロの後継者たち」にあった、ラファエロの最も重要な弟子だった、というジュリオ・ロマーノ「聖家族」(←カード)。

「大公・・」より7年後の製作だけれど、聖母の表情、青いベール+赤のドレス、深緑のカーテンらしいけれど、バックの暗さ、など、背後に影のような男性はいるけれど、まさに「大公・・」へのオマージュ、という感じ。




その他、ラファエロ作品で気に入ったのは、第1章「画家への一歩」にあった、「若い男の肖像」(↓左カード)。

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ラファエロの男性像、というのは、今回の展示の最初に自画像もあって、これは見覚えあり、やはりウフィツィ美術館蔵、旅の時見ていて、後で家で見てみたら当時のカードも手元に(↑右)。

余り意識しなかったけれど、14年ぶりの再会作品の1つ、だったのだけれど、どうもこの作品や、リヒテンシュタイン展での「男の肖像」も、表情に生気がなく今一好感持てず。

ラファエロの聖母像は、憂いの表情がそれなりに柔らかい情感湛えて好感、でもそう言えば幼児の表情も、妙に大人びた警戒するような顔つきがやや鼻につくのだけれど、

この「若い男の肖像」は、ラファエロの人物にしては珍しく、というか、ウィットに富む生気漂う感で、目を引かれた1枚。


3/29追記:その他、ラファエロ関連の別の芸術家作品で気になったのは、第3章「ローマのラファエロー教皇をとりこにした美」の最初にあったジョルジョ・ギージの銅版画「アテナイの学堂」。

a0116217_2311032.jpgやはりイタリア旅の時、ヴァチカン美術館でこの元の大作(→当時の写真)を見てたのだけれど、

これって漠然とミケランジェロ作、の印象で、その後世の銅版画バージョンが何故ここに?と思ったら、ラファエロ作だった、と改めて、で、

その他、ラファエロが同美術館の大判織物の下絵、紋章模様のタイルのデザインを手掛けた作品などもあって、そういう風なヴァチカンとの関連深さ、というのも改めて。


それと、最後の第4章「ラファエロの後継者たち」にあった、ラファエロの素描や下絵を元にした「嬰児虐殺」「ボルゴの火災」の描かれた皿、など、

実際食器としての皿デザインとしてはキワモノ的、こういう皿で食事したい気は全く起こらないけれど、自分の絵が、死後40年程経って、

やはりオマージュ、というか、こういう工芸品、という形で出回ってた、というのも、その影響力の強さ、という感じ。


後でカードを買ったのは、上記の「大公の聖母」「聖家族」「若い男の肖像」、母は「大公の聖母」を買ってて、今回の感想は、やはり宗教画は今一判らないけれど、「大公・・」の聖母の穏やかな表情は良かった、というような所。


そして、来しなとほぼ同じルートで桜並木を通って、途中枝垂桜や写真の「陽光」の辺りで降り口エレべーターの方へ向かって、折に写真を撮りながら、再び花見がてら帰途へ。

ちょっと気になってたラファエロ展、14年ぶり再会作品もあったり、実際見てたラファエロイメージルーツの「ひわの聖母」はなかったけれど、その路線の「大公の聖母」も味わえたり、

「アテナイ学堂」とか、思ったよりヴァチカン関連エキスもあって、あの壮大な芸術空間がちょっと彷彿、だったり、関連工芸品などヴァラエティもあって、+道すがら上野公園花見もしてこれて、まあ満足、という所でした。

関連サイト:ラファエロ 国立西洋美術館
関連記事:桜さくらサクラ・2009春の大北海道展/井の頭公園の桜ルノワール~伝統と革新/味百選リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝

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                       <チラシ>

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by MIEKOMISSLIM | 2013-03-25 23:21 | 芸術・散策 | Trackback | Comments(2)


プロヴァンス物語 マルセルのお城(’90)

一昨日、近くの阿佐ヶ谷図書館の映画会で、「プロヴァンス物語 マルセルのお城」上映、都合も合ったので見て来ました。

これは、フランスの小説家、劇作家、映画監督マルセル・パニョルの自伝が原作、「プロヴァンス物語 マルセルの夏」と2部作らしく、20世紀初頭、マルセル少年時代を描いたイヴ・ロベール監督作、

どちらか、または両方の、タイトルだけは聞き覚えあるような気するけれど、マルセル・パニョルについては初耳。

あらすじを見たら、大作ではなさそうだけれど、もしかして珠玉作、のような気はして、実際見てみたら、まあその予感が当たって、結構掘り出し物、という感じで、この機会に見ておけて良かった、と。


少年マルセル(ジュリアン・シアマーカ)の体験する、教師の父(フィリップ・コーベール)、母(ナタリー・ルセール)、弟、妹一家で過ごすプロヴァンス地方、緑豊かで、のどかな自然の中、

当地での、家族との思い出、少年リリ(ジュリ・モリナス)との友情、出会った少女イザベル(ジュリー・ティメールマン)に振り回される、甘酸っぱい~苦笑いエピソード、など、何か特別な事が起こる、という訳ではないけれど、

大人になったマルセルが思いがけず、少年期、一家で移動する別荘地までの行程で、毎回通り過ぎていた他人の敷地、馴染みだった”お城”に再会、湧き上がる感慨、のラスト、など、なかなかしっとり残る後味。


3/21追記:この一家は、故郷のプロヴァンスを一旦離れても、愛着もあって定期的に保養にやってくる、ある程度リッチ層のようでもあり、

それにしてはまあ20世紀初頭、車などの交通機関はないにしても、馬車などにも乗らず、毎週末片道4時間程かけて一家で歩いてプロヴァンスへの移動、しかも母は幼子を抱いて、というちょっと酔狂にも思える習慣。

しかも、父の元教え子の青年ブジーグに出会い、近道になる運河沿いの道を教えられ、その途中にある扉の合鍵をもらってからは、時間は短縮、でも他人の敷地を恐る恐る通り抜ける、という緊張も加わってのちょっとした冒険、の様相。

でもその過程で起こる様々なちょっとしたエピソードが、マルセルの脳裏に刻まれてて、少年期の思い出になってた感じ。


3/23追記:それと、ちょっとこましゃくれたイザベル、ピアノをたしなみ、マルセルに淑当然のように淑女扱いを要求する彼女さに魅了される、少年としての素朴な憧れ、

カマキリを口に入れる羽目になったり、下痢に苦しむ彼女の実態を目の当たりにした時の、夢から覚めたような戸惑い、などやや初恋らしきエピソードもあったけれど、

それよりも、特にプロヴァンスへの近道道中に、母が見せた驚き、恐れ、喜びなど様々な表情の方がインパクト置かれてた感じで、露骨にマザコン、という訳ではないけれど、少女との、よりは、母の思い出が深そうな、という印象。

出演者は、マルセル役のジュリアン・シアマーカ、リリ役のジュリ・モリナスなどは地元の少年達から選ばれたようで、その他の俳優も、余り他の作品には出てなさそうで、

馴染みといえば、イザベルの父役、「髪結いの亭主」や「列車に乗った男」のジャン・ロシュホール位、そういう点でもローカルな小品、という感じ、

「プロヴァンス物語 マルセルの夏」の方は、父の描写が中心らしく、2部作で、マルセルの両親の思い出をメインに描いているコンセプトのようだけれど、こちらも折あれば見てみたい気が。


Wikipediaの欄では、マルセル・パニョルは実際、幼い頃から文字を覚えて、成績優秀だったようで、名門校の奨学金試験に2番で合格、

劇中にも、試験準備のため学校で絞られる、というシーンもあったりしたけれど、プロヴァンスで伸びやかな時間も過ごした少年期、だったようで。


冒頭流れたワルツテーマ曲が、そういう平和な少年期作品にしては妙に哀愁漂うムード、と思ってたら、終盤、詳しい描写はなかったけれど、時が経つにつれ、母、リリ、弟など周りにいた人々がこの世を去っていく寂寥感漂って、この音楽の情感にフィット。

そういう中、前述のようにラストの思い出の”お城”との再会、というエピソードも効いて、しみじみ。そういう所で、派手さはないけれど、さり気ない珠玉作、という後味でした。

関連サイト:Amazaon 「プロヴァンス物語 マルセルのお城」阿佐ヶ谷図書館 映画会象のロケット 「プロヴァンス物語 マルセルのお城」


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by MIEKOMISSLIM | 2013-03-18 01:58 | 洋画 | Trackback(1) | Comments(0)


ジャックと天空の巨人(’13)

12日(火)、有楽町のよみうりホールで「ジャックと天空の巨人」試写会、招待状が届いてて、都合も合ったので、「いい加減な・・・」ブログのいい加減人(Yamato)さんとご一緒して見て来ました。


原作はイギリスの童話「ジャックと豆の木」の実写の冒険ファンタジー、とのことで、昔挿絵つきで読んだ覚えあるスタンダード童話が、どうアレンジされてるか?ちょっとノスタルジーもあって興味そそられ、

でもその内容自体記憶薄れてて、それは見る前にちょっとチェック。そしたら、少年ジャックが豆の木を上って天空の世界へ行って、そこに住む巨人の金の卵を産む鶏、金と銀入り袋、歌うハーブなど持ち帰って、

豆の木を切り倒して追う巨人から逃れ、母親と幸せに暮らした、というハッピーエンド、だったようで、確かに巨人は出ていたけれど、直接戦ったり、という訳ではなかったのだと。


それと今回のは、+別の「巨人殺しのジャック」という童話もベースのようで、これは初耳、余り詳しい内容はみかけないけれど、

主人公が、見えなくなるマント・速く走れる靴・何でも切れる剣・なんでもわかる帽子の4つの宝物を得て、国中の巨人族を退治する、という話らしく、

今回のも、原題は「Jack the Giant Slayer」で、元々は「巨人殺し・・」と同じ「Jack the Giant Killer」だったのが、少し変更になったようで、まあ直接killer、というより、slayには「殺す」の他に「退治する」の意味もあったので、Slayerの方にしたのかも、とも。


a0116217_13315531.jpg作品は、さすがにCGフル活用、地上の草原や城、天空の世界それぞれの広がり、

そこを繋ぐ巨大豆の木、リアルな高度感、人間の10倍位サイズの、わさわさうごめく、それぞれ不気味強面の巨人達、

そういう巨人VSアナログ武器の中世の兵士達の戦いなど、今回3D上映ではなかったけれど、それでもなかなかのダイナミック映像。(→チラシ)

まあお話も、筋的にはそうひねりなく、人間界の腹黒かった人物は消え、やはり原作童話の流れもあってか、巨人達は、過去に人間に撃退された恨みがあったようで、いざリベンジ、とばかりに、下界に襲来する彼らVS人間、

またジャック(ニコラス・ホルト)とイザベル姫(エレノア・トムリンソン)の間のムード、とか、冒険ベースに勧善懲悪、人間と巨人サイズギャップのコミカルシーン、仄かなロマンスも絡めて、

で、114分、という作品だったけれどそう長さも感じず、シンプルに楽しめた、という感じ。


3/16追記:主演のニコラス・ボルト、イザベル役のエレノア・トリムンソンは私は初見、馴染みあった名は、エルモント役のユアン・マクレガー位で、この人は「ミス・ポター」で以来だったのだったけれど、

天界で巨人に、2匹の豚と並んでパイ生地に包まれ、焼いて食べられそうになる、Yamatoさんにウケていた危機一髪のコミカルシーンもあったけれど、善人的キャラで渋い脇役、という印象。


脇役陣では、特に視覚的にはやはり人間より巨人の方が頭に残ってるけれど、一番インパクト、といえばリーダー格の、肩にもう1つ、人格も別らしい顔を持つ巨人、かも。

昔ホラー的な少女漫画で、詳細覚えてないけれど、ヒロインの腕に、違う人格の顔が現れる、というのがあった、とかおぼろげに浮かんだのだけれど、この巨人の場合は、2人?がたまに言い合いシーンもあったうけれど、ほぼ一心同体的な。

役名って余り見てる間は意識なかったけれど、それは巨人キャストの最初に名が出てるファロン将軍、らしく、演じたのがビル・ナイとジョン・カーター、となってるのだけれど、

この巨人達は、CGのたまもので、俳優陣はその声担当、と思ってたら、Wikipediaで、ブライアン・シンガー監督は、

>実際に俳優に演じさせてデジタルの巨人を作り上げることに興味を持ち、その複雑なプロセスに多くの時間を必要<

とあるのを見かけて、どうも俳優陣は巨人の本体にも関わってたようで、でも、風貌に俳優の面影?と思って、それぞれWikipediaの写真見てみたら、

まあ丸顔のジョン・カーターは、確かに肩の方のキャラの雰囲気、ビル・ナイの面長な顔は、何とか強面にデフォルメしたらああなるのか?と思えなくもないけれど、あの巨人達って、それぞれその俳優のデフォルメ版、という遊び心あったのか?

そこら辺、公式サイトのプロダクションノート、とかにありそうだけれど、どうも私のPCだと「ファイルが壊れています」表示で、他にもそういうメイキング情報は見当たらず。


その代わりたまたま、今回の巨人の日本語吹き替え担当の吉本の4人が、それぞれの巨人似、ということで選ばれた、という記事発見。(ナリナリドットコム 吉本4人「激似」ブサイク巨人に、容姿まで“吹き替え”は史上初?

今回の上映は日本語吹き替え版、ジャック役のウエンツ瑛士、イザベルや役平愛梨らも特にソツなく、という感じ、巨人達の声、というのも特に気に留めなかったけれど、

サイトの比べた写真だと、フィー=真栄田賢、フォー=博多華丸、など特に、そういえば、という重なり具合、という気もしてちょっと可笑しかったり。

またファロン将軍役はゴリと佐藤せつじ、とのことで、ゴリも多分容姿決め手の起用なのか、フィット、という感じ。


a0116217_20283860.jpgまあそういう、巨人インパクトが結構大きかったけれど、印象的なシーンというと、やはり高度1万メートルへそそり立つ、巨大豆の木自体のファンタジー、(←チラシ裏)

序盤、ジャックの家ごと天空界に巻き上げられたイザベルを救うため、途中、犠牲者も出ながら、豆の木を素手で上っていく男達の、まあ現実的には何百メートル位可能なんだろう?というロッククライミングのかなり過酷版、というという所から、アドベンチャー。

天空での、危機一髪、サイズやパワー桁違い巨人達をかいくぐってのジャック、エルモントの活躍も、ハラハラ、コミカルな所もあったけれど、

やはり、思わぬ豆の種の使い方、で、地上にやってきた巨人達VS知恵とアナログ武器で城を守る人間達の意外な奮闘、善戦ぶり。

また、昔巨人VS人間の戦いで、巨人の心臓から作った、という王冠パワー、というのが、この戦いを物理的な”力”だけでないものにして、

一見神経などなさそうな巨人達の、メンタル面に即効力を持ちモノをいう、全編通しての、鍵になるアイテムだった、という所。

後は、まあ冒険のプラスアルファ、のような感じだったけれど、アクティブで飾り気ない姫イザベルに好意を寄せ、彼女を救い、守ろうとする男気を見せる青年ジャック、

身分がどう、というこだわりなく自然に接近する彼ら、その後の後日談もついてたりして、ラブストーリーとしても、あっさりシンプルで嫌味なく好感、という感じ。


そういう所で、久方の実写冒険ファンタジー、昔読んだ素朴なイメージだった童話が、前述のようにCG効果で、予想以上の強面巨人達のインパクト、天空界や地上界の広がり、ダイナミックな巨大豆の木、

圧倒的サイズギャップありながらの巨人VS人間の攻防、淡いロマンスもミックスで、結構シンプルに楽しめた、という作品でした。

関連サイト:ジャックと天空の巨人 公式サイト象のロケット 「ジャックと天空の巨人」
関連記事:ミス・ポター(’06)プラダを着た悪魔(’06)あなたになら言える秘密のこと(’05)マッチポイント(’05)シャンプー台のむこうに(’00)フジ子・へミングの軌跡(’03)笑う大天使(ミカエル)(’06)さくらん(’07)うた魂♪(’08)空中庭園(’05)
<スレッドファイルリンク(ここでは「プラザを着た悪魔」「マッチポイント」「うた魂♪」)は開かない場合あるようです。>



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by MIEKOMISSLIM | 2013-03-15 00:05 | 洋画 | Trackback(10) | Comments(2)


冬の華(’78)

昨日、近くの成田図書館での映画会で「冬の華」上映、都合も合ったので見てきました。

健さんと降旗康男監督のタッグ、私はこのコンビ作は「単騎、千里を走る」の日本シーン、「あ・うん」、昨年の「あなたへ」に続いて4本目、これが一番昔ので、実際初めて見た、健さんがヤクザ役作品、脚本は倉本聰。

倉本作品、というと、'08年のドラマ「風のガーデン」以来、健さん出演作で見たのでは、「海へ~See You~」もこの人脚本だったのだった、と。


                              (C)(株)集英社
a0116217_21281226.jpgこの図書館での映画会恒例で、上映会場の集会室にの前方に、関連図書の展示、

上映前に、その中の倉本関連の3冊を順にパラパラめくってみたのだけれど、この「冬の華」に関する箇所はどうも見当たらず。

下の方に健さんの、写真集らしきのと画集があって、画集の表紙をさり気なく見て、「沢木耕太郎・文」とあって、ちょっと驚き。

その「冬の旅人「高倉健の肖像」」を取って、席に戻って開いてみたら、冒頭に沢木さんの「恋、と呼ばずに」という文があって、

どうやらこの画集の画家福山小夜は、「夜叉」で健さんの刺青に使う絵担当というきっかけだったようで、健さんをモデルにした画集で、様々な画材での、様々な健さんの描写。

ちょっとした思わぬ所での、健さん絡みの沢木遭遇、この本は帰りに借りてきたのだけれど、'88年発行だったようで、これについては後日別途に。


で、作品自体は、周囲のきな臭い人間模様バックに、暴力団で生きる男の、義理と人間味の間で揺れ動く様、任侠+人情ミックス、という感じ。

まあ何というか、健さん自身はやはり渋く、裏社会に身を置く人間の悲哀、も漂わせ、で、ちょっと懐かしい名、クロード・チアリのギターのテーマ曲、というのも哀愁の旋律、なのだけれど、

        

やはり筋を通す手段は最後は暴力、という世界に、思惑、絆、裏切り、「足長おじさん」的な人情テイストや、訳あり少女(へ)の純愛、チャイコフスキーのピアノコンチェルト、シャガールの絵、などの芸術アイテム色々ごったまぜ。

約2時間、長いとも思わなかったけれど、感動作、というよりは、こういう時代の東映作品、健さん、というアイコンを看板にした、ちょっとした怪作を見た、という後味。 
  

3/11追記:健さん以外にも、色々多彩な脇役の顔ぶれ。一番インパクト、といえば、俳優としては、ドラマの寺内貫太郎役、また「死に花」で以来だった小林亜星。

カラオケ好きの、東竜会幹部らしき一人、柿沼役で、何度かこの人物が「日本は一体どうなってんだ!」のような愚痴を叫ぶのが、妙にシニカルかつコミカル。

また、健さんの相手役、というには、最後まで一定の距離を置いた関係だったけれど、当時19才、制服姿も清々しい清楚な風貌だった洋子役、池上季実子。

その他、南役の田中邦衛、まだ「北の国から」シリーズ前だったのだけれど、忠実、柔軟な健さんの相方ぶり。やはりヤクザ役でも群を抜いてダンディ、三枝役の岡田真澄。

眼光の強さがあった、坂口道郎役の北大路欣也。洋子に接近していた竹田役三浦洋一は、風貌がプロ野球のピッチャーの三浦選手に似てる気したのだけれど、特に縁故はなかったようで。


そしてベテラン陣、というか、当時はまだ53才だったのだけれど、加納の兄、一郎役の大滝秀治。登場シーンは短かったけれど、終盤健さんとの絡み、

詳細は不明だけれど、どうやら兄弟とは生き別れになっていた母の、訳あり気な話、とか、2人でこたつに足を入れて横になって、ポツリと「そろそろ堅気になる訳にはいかんか・・」のような語りかけ、黙って聞く健さん、のようなやり取り。

昨年「あなたへ」でも、出番は短かったけれど、熟年のこの2人のシーンがあって、その後大滝秀治は他界、この「冬の華」がこの人の初の降旗作品出演で、

また、作品の後で流れた予告編で、健さんが第1回日本アカデミー賞で主演男優賞、とあって、この作品で受賞?と思ったら、その前年、「幸せの黄色いハンカチ」「八甲田山」での受賞だったのだけれど、

先日の第36回では、健さんは「あなたへ」でノミネートされたものの、後輩に譲りたい意向で辞退、故大滝秀治が、同作品で最優秀助演男優賞受賞、とか経緯を思えば、何だか、ちょっと感慨、という35年前のこの作品での中年期の2人のツーショット、とも。


役柄的に、ちょっと脳裏に残ったのは、藤田進演じた東竜会会長の坂口良吉。絵を嗜み、港でキャンバスに向かって絵筆を走らせながら、加納に、自分に何か起きたら、息子の道郎を抗争に巻き込ませないでくれ、などと案じつつ、

もう抗争はこりごり、こういう風に絵を描いていたい、などと呟きも。そして、シャガールには目がない収集家、でもあって、それがアダになって、シャガール作品売買話に連れ出され、殺されてしまう、というキャラクター。


まあそもそも、この坂口が、15年の刑期を終えて戻ってきた加納に、与えた住処、というのも、最初ホテルのスイートルーム?!と思った位の広大さ。

そのただっ広いスペース自体が、妙にシュールで、この作品の怪作度の象徴、のような気もしたのだけれど、+その部屋にポツリと置かれた、坂口から報奨として与えられた、なかなかの高価品だ、という少女の絵画。

また、洋子が加納への手紙を書く習慣、というクラシックの流れる音楽喫茶、そこでのチャイコフスキー、というのも、

何だか因縁の加納~洋子の間の、本来なら有り得ない足長おじさん的保護感情~ちょっと純愛モードのためのアイテム、というか。


そして、やはり真打の健さん。冒頭、そしてラストに、「子供がいるんだ、見逃してくれないか・・」と哀願する松岡(池部良)、山辺(小池朝雄)に、容赦なく突き刺すナイフ、

また、刑務所や飲み屋街で、静かな物腰から、内面のある許容の範囲を超えた瞬時の”キレる”男の、仁侠映画での経験の片鱗を垣間見せるようなある種の凄み、またその対極のような、洋子に対する心配り、もどかしい距離感、

堅気に戻りたい、という真っ当な思いと、深く足を踏み入れてる東竜会の世界での不実に、義憤を流せない男気。そういう振り子のような2面性を持つ男を、とってつけたようでなく演じるある種の懐、というのも改めて。


3/13追記:そういう風に、健さんの渋さ味わいモードもあって見終えた後、やや長めのこの作品予告編、というのが付いていて、それがまたちょっとある意味プラスαのインパクト。

         

劇中のチャイコフスキーのピアノコンツェルトをバックに、冒頭の海辺で、画面下半分に太字で、「高倉健が 男のロマンを謳いあげる 感動の超大作」、

波打ち際での松岡殺害シーン、そしてその3才だった娘洋子が風車を持って走り寄るシーンにかぶせて「海鳴りがつづる・・男の詩」、

そしてラストの方、再びチャイコフスキーと共に「高倉健が 愛の感動をあなたに贈る 珠玉の話題作」、などの謳い文句。


その時点で、どうも違和感噴出。この主人公、諸事情で暴力団に足を踏み入れて、様々な状況や自らの義憤もあって、仲間を殺害、15年の刑務所暮らし。戻ってきて、足を洗う気持ちもあったけれど、結局再び、殺人。

やはりいくら国民的スター、健さんが演じたからといって、この人物、加納が”男のロマン”を謳いあげ、”愛の感動”を観客に贈るキャラクター、とは到底思えず。

加納から漂うのは、少なくてもある種の人間の悲哀で、彼が”愛の感動”を与えるには、そもそも冒頭、傍らに幼い娘がいる仲間を、ある種の義理、義憤の理由で殺す代わりに、取るべき行動があったかと。

何だか、本編を見ている間は、健さんの演技で、加納なりに洋子に人として償いをしてる、というモードになってた部分もあったけれど、どうもこの予告で、あからさまに、それが”愛の感動”と呼ばれると、それは違うだろう、と。


洋子の父松岡は、東竜会で何らかの裏切り行為はしても、加納自身の家族を殺める、などの因縁はないようで、それでも彼を殺す、という取り返しのつかない罪を犯して、

百歩譲って、加納は、成長した洋子に平謝りに謝っても、はたして彼女から、許し、という愛を与えられるか否か?という立場なのに、

いっそ、自分が確信的にした行為に筋を通すなら、その殺した相手の家族など生涯無縁、ならまだしも、「足長おじさん」的に、その少女の保護者をしてやる、的な、男の女に対する身勝手さ、傲慢さ、のような心情、それをロマンと思え、と押し付けられてるような悪寒、

またある種、スキャンダルにまみれたシンガーが歌う一途なラブソング?とか、公然と不倫沙汰展開、愛人の影が付きまとう映画監督が創る家族の絆の作品?とかそういう鼻白み感。


そもそも暴力を筋を通す最後の手段にする(しかない)キャラクターに、”人間(男)の愚かさ””人間(男)の悲哀”とか”悲壮な宿命”とかのフレーズはついても、”男のロマン””愛の感動”はないだろう、とか、

この予告編の謳い文句は、倉本聰の担当なのか?不明だけれど、何だか「風のガーデン」で幾つかあった、違和感的あった演出、特に、ガッツ石松演じる父親が、他愛ないことで息子の頭を思いっきり何度も殴ってたシーンに、

反射的に、さしたる理由もなく、何もあんな風に殴らなくても、と、確かに瞬時のインパクト、強い絵は出来るかもしれないけれど、どうも不快だった事とか思い出して、今の時勢なら、各方面での体罰問題、というのも取り沙汰されてるけれど、

少なくとも日本での、まかり通ってた体罰文化と、こういう裏社会、暴力絡みの映画、またそのキャラクターの美化傾向って、全く関係ないんだろうか?などとも思えてきたり。


まあそういう風に、もし本編後この長め予告編を見なかったら、健さんの”不器用な男”的存在感、池上季実子の演じる純粋少女、多彩な顔ぶれ、シャガール、チャイコフスキーなどのエキスもあって、

そこら辺は、モヤモヤはしつつオブラート状態、だったかもしれないけれど、何だかこの赤裸々な予告編で、思う所も噴出、というやや珍しいパターン。


そういう所で、本編の感想的には、前述のように、筋を通す手段は最後は暴力、という裏世界に、思惑、絆、裏切り、「足長おじさん」的人情テイストや、訳あり少女(へ)の純愛、芸術アイテム色々ごったまぜ、

様々な脇役陣の顔ぶれも入り乱れて、健さん、というアイコンを看板にした、ちょっとした怪作を味わった、という感でした。 

関連サイト:Amazon 「冬の華」成田図書館 映画会象のロケット 「冬の華」
関連記事:単騎、千里を走る(’05)憑神(’07)あ・うん(’89)あなたへ(’12)海へ、See You(’88)遥かなる山の呼び声(’80)ミスター・ベースボール(’92)風のガーデン(’08)~第1話スノードロップ風のガーデン(’08)~第2話エゾエンゴサク風のガーデン(’08)~第4話ゲルニウム風のガーデン(’08)~第5話カンパニュラ風のガーデン(’08)~第6話デルフィニウム風のガーデン 感動の後半突入SP風のガーデン~第7話サボナリア風のガーデン~第8話クロッカス風のガーデン~第9話ラムズイヤー風のガーデン~第10話ユーフォルヴィア風のガーデン~最終話ナツユキカズラ鬼龍院花子の生涯(’82)人間の証明(’77)北京的西瓜(’89)22才の別れ Lycoris葉見ず花見ず物語(’07)その日のまえに(’08)ユメ十夜(’07)(「市川崑物語」スレッドの10)、バルトの楽園(’06)珈琲時光(’04)理由(’04)武士の一分(’06)嵐を呼ぶ男(’57)男たちの大和 YAMATO(’05)どら平太(’00)白い船(’02)蝉しぐれ(’05)旅の贈りもの 0:00時発(’06)明日の記憶(’06)犬神家の一族(’06)(「市川崑物語」スレッドの9)、春との旅(’10)東京夜曲(’97)~追悼・市川準監督~時をかける少女(’97)星になった少年(’05)ゲド戦記(’06)
<スレッドファイルリンク(「単騎、千里を走る」「憑神」「ユメ十夜」「珈琲時光」「理由」「男たちの大和 YAMATO」「犬神家の一族」「星になった少年」)は開かない場合あるようです。>

          (C)(株)東映 
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by MIEKOMISSLIM | 2013-03-10 20:58 | 邦画 | Trackback(1) | Comments(0)


確定申告

今日、今回の確定申告を終えました。

昨年は例年より早め、2月半ばに終えてたのだったけれど、今回はやや忙しなく、手をつけないまま3月になって、まあ10日頃までには、と思っていて、

先日仕事が一段落してから計算、作成を初め、今朝自転車で税務署に行ってきて終了。


ここ近年のように、終えてきた後家で母と食事で、今日のお昼は、ご飯、サツマイモと豚ひき肉の炒め煮、白菜と玉葱の卵とじ、水菜+ねぎ+わかめの味噌汁、リンゴ。

サツマイモとひき肉のは、サツマイモ小~中4つを一口大に切って水にさらしておいて、肉100gと共に炒めて、醤油大さじ1、砂糖、酒各大さじ1、だし少々で煮て、最後にみりん大さじ1。

卵とじは、白菜4枚位を3センチ角、玉葱1個を薄切りにして、だし汁150cc、酒大さじ2で10分位煮て、醤油1と2分の1、砂糖少々を入れて、最後に溶き卵3個分を加えて1、2分弱火で。

卵とじの方は特に、私の好みからしたらややあっさり味だけれど、まあ母には丁度いいみたいで、サツマイモの方も、昨日たまたま自分でもサツマイモと肉の煮物をして、芋の種類もあってかどうも今一だったらしいけれど、今日のは割と美味しかった、と。

味噌汁の具は、税務署の帰りに寄ったスーパーで、お買い得コーナーにあったのが目に付いて買った水菜も少し加えて。


そういう所で、今回の恒例作業も済んで、一息つきました。

関連記事:確定申告(’09)確定申告(’10)確定申告(’11)確定申告(’12)


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by MIEKOMISSLIM | 2013-03-08 20:49 | 仕事・グルメ | Trackback | Comments(0)


直前講習終了・学年末考査対策終了

4週間程前に、今回の冬期からの延長で直前講習が終了、そして昨日で、学年末考査対策が終わりました。


直前講習は、昨年末にやって来た、美大付属女子中3生の、形式上受ける付属校一般入試の数学対策で、冬期から通算60分×6回。

試験日の先月10日まで、何とか、忘れていた主な計算パターンや関数の応用、3学期に学校の授業で進行中の「円」や「三平方の定理」を確認しながら、4回分の過去問題の各回3分の2程チェック、という所で本番。

受験科目英、数、国のそれぞれ基準点以下だと、その日の内に電話が来て、補習になるらしく、英国は大丈夫だったけれど、数学の発表は遅れてて、本人、親御さん共々ちょっとやきもきしたらしく、

1週間後、授業で補習の生徒は直接名前を呼ばれ、3分の1程いたらしいけれど、その生徒は呼ばれず、安堵、そういう報告の電話があって、本人に「良かったね~」お母さんに「良かったですね!」という所で、とりあえず予定は終了、と思ったのだけれど、

お母さんから、3月初めの学年末考査まで、あと4,5回延長でやって欲しい、という依頼。


で、試験の10日後位に再登場で、先週末まで60分×5回、主な範囲の「三平方の定理」のテキストや教科書問題の練習。

合間にした話で、入試の結果で、数学の先生に、冗談めかして「・・さんは(補習で)きっと会えると思ってたけれど、頑張ったわね~」と言われた、とか、

お母さんは、今回、悪くても進学に支障はないのだけれど、中学受験の本番より、妙な圧迫があった、とかで、美術系の課題も時期に関係なく結構容赦なく出るようで、

付属校の受験、というのは、まあ形の上、とはいえ、真っ当に取り組めばそれなりにプレッシャーも、と改めて。


その他、再登場の日程を決める時、最初火曜の夜にしてたら、後で、その夜に歌番組で、レコード大賞などでも弾いてる、と聞いてたヴァイオリニストのお父さんが出るし、見たいので、その翌日にして欲しい、と連絡あって、

番組名を聞いたら中居君が司会してる「火曜曲」だと。特定の曲で弾くのか、ずっと出てるのか聞いたら、ずっと出てる、そうで、じゃあ私も見てみるね、是非、というような成り行きで、

ちょっと馴染みなかった番組だったけれど仕事も入ってなかったし、オンタイムでチェックすることに。

そうしたら、まあバラード系、AIの「Sorry」や、藤田恵美の「ひだまりの詩」、May.Jの「ハナミズキ」で、結構バックのオーケストラが映ってて、

何人か割と至近距離でヴァイオリニストが映る時もあったけれど、前に携帯でちらっと見せてもらってた風貌の人、という特定は出来ず。

その翌日来た時、その話をしたら、具体的に、リーダーの人の斜め後ろ、ここら辺にいた、とかホワイトボードに書いて、一瞬お父さんがアップで映ったこともあった、友達から、その関連メールが一杯来た、とか。

お父さんは、皆で合わして練習する時間もないし、知らない曲でも譜面の初見でぶっつけで弾ける、へえ、やっぱりさすがプロ、それが出来ないと、なんだね、とか、

その時の収録の後で、AKB48は裏表が凄い、藤田恵美は声が出てなかった、など言ってた、とか。藤田恵美って、元ル・クプル、姿も歌声も久方、この曲自体懐かしかったけれど、確かに往年の声の伸びはなかったかも。





そういう話の流れで、お父さんは山崎まさよしと特に仲が良く、交流がある、とか、その生徒自身も、折にお父さん関連でスタジオに行く時があって、一応スタッフであるかのようにしてて、

AKB48に前田敦子がいた時、挨拶を交わしたことがある、とか、AKBメンバーが廊下など歩いてる時、前田敦子は一人後ろの方に離れて面白くなさそうにしてることが多い、でも本番では仲良い雰囲気で、そういうのはさすが、と思う、とか、

そういう関係で何かのイベントに出掛けた時、丁度向い側で「ハナミズキ」試写会のようなイベントをしてて、生田斗真が通る時、ちょっとどいてくれる?とか言いながら、肩に手をかけてきて、驚き、凄く格好良くて、感激だった、などなど、ちょっとした芸能裏話も。

まあ本人自身は、両親の現場で裏側を見てたり家でそういう話を聞いたり、というのもあってか、直接自分がそういう世界、という憧れは全くないそうだけれど、その裏方的な美術関連の仕事には興味、という感じ。


それと、美術系の話でメトロポリタン美術館展のことをちょっと話してた時、この生徒も、小さい時に直接NYの美術館に行ったことがある、そうで、叔母さんがNY在住、どうも同美樹館の何らかの職員らしく、

幼稚園位の時に、その叔母さんの所に行ってたことがあって、何でも9.11の1週間程前まで、貿易センタービルの中の施設に通ってた!、とかで、

その時英語は全く話せず、他の子供から冷たくされて、子供心にいい思い出にはなってないようだけれど、後でお母さんから、どうも託児所のような施設だったようで。9.11の時も、その叔母さんは割とビルの近くに住んでて、しばらく連絡取れなくて心配した、とか。

今実のお祖母さんに英語を習ってて、お祖父さんはカナダ在住、お父さんは帰国子女、というインターナショナルな背景もあるようだけれど、本人は、苦手でもないけど特に英語嗜好もなく、特にしゃべる英語には自信ないようで。


まあそういう、ちょっと珍しい美術+音楽+海外関連系の生徒とお家。チェリストのお母さんとは、クラシック系のもたまにあるけれど、ドラマの音楽とかの仕事が多い、とか、

私も音楽を聞くのは好きで、やっぱり特にユーミンで、と言ったら、私より若い世代のお母さんのようだけれど、やっぱり私共の時代はユーミンですよね、などという位で、そう詳しく音楽の話はせず、主に生徒のことで、

生徒とも、私の好みについては、好きなのはユーミン、と言ったら、ジブリ好きでもあってか「魔女の宅急便」の曲の人ですよね、とか、あと「ハナミズキ」の話の時、一青版の曲が好きだし映画見に行ったよ、とか言った位。

お母さんは、高校での勉強も心配で、またお世話になれればと思っているんですけれど、と言って下さったけれど、とりあえずは終了。

また実際ご縁があるかどうかは?だけれど、珍しい芸術畑一家、音楽畑の親御さんで、お父さんとの接触はなかったけれど、

何処か大らかおっとりモードのお母さん、生徒本人とも、何というか、余り余分な気を遣わずにすんで、いつになくやり易かった、という感じ。


それと、学年末考査対策の平常にプラス分は、都立高1女子が60分×2回。この生徒は、数学のみで昨年5月から来てて、来年2年時は文系にしたカリキュラムで、数学はなく、

また英語とか古典とかで、成績が悪かったり、受験の時に来るかも、という本人とお母さん談、また良かったら来てね、という所で、やはり昨日で一応終了。


今回のこの生徒、そしてたまたま同じ教科書、範囲もほぼ同じの私立高1女子の数学は、数Ⅰがサイン、コサイン、タンジェントの三角比の「図形の計量」と「データの分析」、数A「図形の性質」分野で、

三角比はともかく、ゆとり教育終焉もあってか、以前はその一部が中3、近年は中1の最後の付録のような感じだった「データ・・」が、結構色々な用語、「分散」「相関係数」など、ややこしい、というかやや面倒な計算も様々あったり、

以前は学校の授業では端折ってた数A「図形の性質」も大方が範囲、「チェバの定理」「メネラウスの定理」、内分点や外分点作図、適当な長さを1としての分数やルートの数の作図、など、正直馴染みなかったものもあって、

私自身の予習、復習、生徒の課題のテキスト問題、なかなか用語、公式などインプット出来にくい生徒用のプリント作成とか、いつになく授業準備の時間もかかって、しばらくエンタメ鑑賞もなく、

図書館に予約しておいた沢木さんの「キャパの十字架」が載ってる今年1月の「文藝春秋」の順番が1週間程前に来て、その沢木文を寝る前ボツボツ読んでるのみ。


その他変動もあったり、色んな意味で、もう少しこうしてたら、ということも幾つかありますけれど、覆水盆に返らず、とりあえずこの時期、一区切り、という所です。

関連サイト:個人学習会 高円寺教室
関連記事:ある少年(’07)一息(〃)夏期講習(〃)再会(〃)合格・ブログサービス終了(’09)受験シーズン終了と新入会(〃)春期講習終了・新年度と新入会(〃)中間テスト対策終了(〃、1学期)期末テスト対策終了・夏期講習(〃)夏期講習(〃)夏期講習前半終了夏期講習終了中間テスト対策終了・新型インフル(〃、2学期)期末テスト対策終了・冬期直前講習(〃)センター試験終了・インフル余波(’10)冬期直前講習と期末テスト対策終了(〃)春期講習終了(〃)中間テスト対策終了(〃、1学期)期末テスト対策終了(〃)夏期講習前半終了(〃)夏期講習終了(〃)中間テスト対策終了(〃、2学期)期末テスト対策終了(〃)冬期直前講習(〃)冬期直前講習終了(’11)学年末考査対策終了(〃)入試ネット投稿(〃)塾HP再作成(〃)中間テスト対策終了・新入会(〃、1学期)期末テスト対策・夏期講習(〃)突然の別れ(〃)塾広告ポスター(〃)夏期講習終了中間テスト対策終了・新入会(〃、2学期)期末テスト対策終了(〃)冬期講習終了(’12)学年末考査対策終了(〃)春期講習(〃)春期講習終了(〃)中間テスト対策終了・新入会(〃、1学期)期末テスト対策終了・新入会(〃)夏期講習(〃)夏期講習終了(〃)中間テスト対策終了・新入会(〃)期末テスト対策終了(〃)冬期・直前講習、新入会

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             <親御さんに頂いたスカイツリー土産のチョコ>

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by MIEKOMISSLIM | 2013-03-06 00:02 | 仕事 | Trackback | Comments(0)

    

’09年1月末AOL映画掲示板、ブログが終了、気分新たにマイペースで、音楽・芸術鑑賞、ユーミン関連、読書、英検1級対策、グルメ、仕事等含めて書いてます。英検は’11年11月に無事合格達成出来ました!
by MIEKOMISSLIM
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東西有名寿司と全国うまいもの大会&北海道大収穫祭
モネ展 「印象、日の出」から「睡蓮」まで
夏期講習終了
Bed&Breakfast / 大貫妙子(’99)
期末テスト対策終了・新入会
長崎の物産展
ユトリロとヴァラドン 母と子の物語ースュザンヌ・ヴァラドン生誕150年
赤毛のアンシリーズ再読・読破
ノルウェイの森(’10)
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夜のとばりの物語 ー醒めない夢ー(’12)
サヨナライツカ(’10)
中間テスト対策終了
靴職人と魔法のミシン(’14)
夜のとばりの物語(’10)
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アナと雪の女王(’13)
EARTH × HEART LIVE 2015 松任谷由実・秦基博・JUJU
母の日
初夏の大北海道展
イバラードへの旅 第18回 井上直久絵画展
波の音が消えるまで/沢木耕太郎(’14)
マグリット展
ルーヴル美術館展 日常を描くー風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄
杉並ウインドハーモニーアンサンブル 第12回定期演奏会
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北陸新幹線開業記念特別番組「金沢花紀行」by ユーミン
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春期講習終了
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