Something Impressive(KYOKOⅢ)


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風立ちぬ(’13) featuring 「ひこうき雲」<2>

風立ちぬ(’13)<1>の続きです。

7/23追記:それにしても、この糸口になった「ユーミンの吐息・・」は、Amazon欄でもレビューなし、ひっそりしたユーミン本だったのかも。

この著者深海遙、という人は、今回ちょっと検索してみたら、別名とよだもとゆき、今73才のフリーランサーらしく、手元の写真+歌詞一部+短文の「探訪 松任谷由実の世界 Yuming World」(’98)の文もこの人だったり、

「ユーミンの吐息・・」の中でもユーミンとの対比で村上春樹に触れてて、村上本も出してるようで、どれ程の知名度の人なのか?だけれど、

楽曲「ひこうき雲」を、アルバム「ひこうき雲」の他曲とは明らかに別格扱い、そして音楽史の中に置いて、60年代鎮魂歌説とか、改めて、他のユーミン本では覚えない、なかなかの渋い切り口。


今回、使われたユーミン曲はこのラストの「ひこうき雲」のみで、劇中の音楽担当は久石譲、あわよくば「魔女の宅急便」の時の「ルージュの伝言」のように、劇中でもう1つでもユーミン曲挿入歌があったら、さらに感慨、だったかと。

かといって、あそこでドンピシャ絶妙にあの曲なら、というのも難しいけれど、見ている間は、軽井沢で二郎と菜穂子が紙飛行機を飛ばしあってるシーンで、ふとここでさり気なく「紙ヒコーキ」なら、と頭を過ぎった位。

その他、思い起こして考えられるとしたら、菜穂子が療養地から1人列車に乗って二郎の元へ向かう所で「紅雀」、

2人が黒川(西村雅彦)の家で婚姻の儀、一緒に暮らし始めた辺りで「朝陽の中で微笑んで」「ずっとそばに」とか、

そういうのはなくて残念だけれど、まあ今回は、ラストに鮮烈「ひこうき雲」、だけだったからこそのインパクト、価値、もあったのだろう、という所で。





7/25追記:劇中の映像面では、見る前ちょっと期待だった、原作の舞台の八ヶ岳山麓の療養所周辺の自然の雄大、繊細な風景は、

二郎と菜穂子が微笑ましく愛を育む爽やかな緑の軽井沢、少しだけだったけれど、菜穂子が療養する山中の寂れた冬の景色、などで味わえたり、「紅の豚」以来の、様々な飛行機が空を舞うシーンの雄大、爽快さもハイライトの1つだけれど、

特にインパクトだったのは、序盤の関東大震災、一瞬何事?という、列車が走る大地がうねって揺れ、火災が広がり、街が壊滅状態、不穏な雲の色の不気味な空模様、うごめく無数の人々、という、

原作にはなかった2人の出会いのシーンに折り入れた'23年の大震災、まあ時代柄、不自然な背景ではないけれど、あえて3,11を意識して入れたのか?ジブリでは珍しい、リアルな非日常の恐怖シーン。


そして、先日日テレのこの作品特番で、今回の音響、飛行機の音などが、全て人の声で収録、というユニークな試みエピソードだったけれど、なかなか自然でリアルっぽい出来上がりでは、と。

リアルと言えば、今回初の実在の人物モデルの宮崎作品、堀越二郎(と堀辰雄)の声優として庵野秀明監督起用、

その特番で、庵野監督は「風の谷のナウシカ」で原画担当、宮崎監督とは師弟関係だったという縁、とか、本人は、科白は少ないから、と宮崎監督に言われて受けたけれど、大違いだった、と苦笑、収録時ダメだしをされてる様子、など見かけて、

この人と言えば、私は岩井俊二監督が俳優として出演、という興味で見た実写の「式日」(’00)の監督、として知って、やはり「エヴァンゲリオン」よりも、村上龍原作のやはり実写の「ラブ&ポップ」(’98)の監督、として浮かび、

TVで姿を見かけたのは、'04年やはり実写の「キューティーハニー」の頃、NHK教育でやってた「トップランナー」に出てたの以来。その時も、薄っすらと、今回の特番でのように割と飄々とした印象。

俳優としては覚えなく、見てた作品ではリメイク「日本沈没」や「さくらん」などに出てたのだったけれど、今回起用の要因の1つに、宮崎監督が、現代で一番痛みを感じる人物、のようなことを聞いた覚え、独特のフィーリングでの抜擢だったようで、

劇中最初の方では、声の表情に乏しくやや淡々すぎ?な印象だったけれど、終わってみたらいつのまにか二郎に同化、違和感が消えてた感じ。

あと声優では、アリエッティ役だった志田未来が二郎の妹加代役だったのだけれど、この加代って、ちょっとした表情とか、何だか「となりのトトロ」のメイが成長したらこういうキャラ?とダブった時も。


そういう所で、いつになく楽しみにしてた今回のジブリ、そして宮崎新作、やはり私の最大の目玉は「ひこうき雲」、

今回この作品に起用されたことで、ユーミンフリークとして改めて今にして、馴染みだったこの曲の持つ陰影、時代を超越する意外なまでのスケール感、懐、など、

鑑賞後やや時が経つにつれて、じわじわ感じ入った次第で、それだけでも何だか私にとっては、他作品とは異質の価値あった鑑賞。


作品全体としては、ややあっけなく終わった、という後味だったけれど、特番で紹介あったように、宮崎監督を核に、多くのスタッフが苦心して創り上げた大震災時などの細かい描写、音声などジブリ的手作り感、

それがあった方が、見せ場的には盛り上がったのだろうけれど、あえて戦時中の戦闘シーンを全く入れなかった、という選択も、このご時世に、後で思えば好感、

ややテイストは違ったけれど、高原シーンや純愛ぶりでの原作「風立ちぬ」の香り、+率直なジブリヒロインらしさのへアレンジ、など、予想とはやや違って、大作感、というよりは珠玉作、として残るものがあった作品と思います。

関連サイト:「風立ちぬ」(ジブリ)公式サイトユーミン×スタジオジブリ 「40周年記念盤 「ひこうき雲 / 荒井由実」Amazon 「ユーミンの吐息 メトロポリスの語り部・・松任谷由実」象のロケット 「風立ちぬ」
関連記事:ゲド戦記(’06)ハウルの動く城(’04)プロフェッショナル 宮崎駿スペシャル崖の上のポニョ(’08)プロフェッショナル 宮崎駿のすべて<1><2>スタジオジブリレイアウト展借りぐらしのアリエッティ(’10)借りぐらしのアリエッティ(’10)<2回目>The Borrowers(’52)/床下の小人たち(’52)野に出た小人たち(’76)ジブリ創作のヒミツ~宮崎駿と新人監督 葛藤の400日川をくだる小人たち(’76)借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展空をとぶ小人たち(’69)小人たちの新しい家(’82)小人の冒険シリーズと「借りぐらしのアリエッティ」コクリコ坂から(’11)風立ちぬ(’76)風立ちぬ / 堀辰雄(’37)

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by MIEKOMISSLIM | 2013-07-23 23:22 | 音楽・邦画 | Trackback(15) | Comments(0)


風立ちぬ(’13) featuring 「ひこうき雲」<1>

一昨日、神保町の一ツ橋ホールで楽しみにしていた「風立ちぬ」試写会当日、「いい加減な・・・」ブログのいい加減人(Yamato)さんとご一緒して見てきました。


開場になって、入り口の招待券を渡す辺りですでに「ひこうき雲」が聞こえてきて、場内でも開映まで繰り返し流れていて、

何だか私は始まる前に、コンサート会場でもない、映画の試写会の場でユーミン曲、しかも往年のマイDNA”荒井由実”曲が実際大音量で流れてる、という状況だけで、早くも胸にジワ~ッとくるものが。


a0116217_1175017.jpgそして秋公開の高畑監督の「かぐやの物語」予告に続いて、本編開始。<チラシ→>

少年が家の屋根から小型機で空を舞う、大らかなシーンから始まって、少年はその路線のままに成長、腕の立つ飛行機設計技師青年堀越二郎(声:庵野秀明)としての日々。

折々に挟まれる、ファンタジー空間での、ジャン・カプローニ(声:野村萬斎)との飛行機を通した交流、彼が開発、二郎に紹介する、多重翼のファンタジック旅客機とか、ドイツで二郎と友人本庄(西島秀俊)が見学する当時の先端メカ、

二郎らが開発する、当時の、戦闘機としての機能も要求された様々な機種、とか「僕達特急 A列車で行こう」じゃないけれど、飛行機マニア色全開、

宮崎監督は、とにかく今回1つには”飛行機”を徹底的にやりたかったんだな、としみじみ感じた中盤辺り。


7/21追記:そしてもう1つのストーリーの核として、やはり堀辰雄「風立ちぬ」のエキス、「私」と節子を二郎と菜穂子(瀧本美織)になぞらえたロマンス。

思えばこれまでジブリでのまともなキスシーン、というのも覚えなく、今回、駆け落ちに近い流れもあったり、初のジブリでの大人の恋模様、だけれど、

まあ大人版、とはいえさすがにジブリ女子、というか、菜穂子は原作や百恵&友和映画での、療養地でずっと婚約者に付き添われている受けのヒロインでなく、

残された時間を惜しみ、自ら二郎の元に押しかけてきて、そして引き際も自分で決める、決断力と行動力、と思ってたら、後で判ったのは、あの菜穂子は、堀辰雄の別の小説「菜穂子」のヒロインのキャラクターがルーツだったのだった、と。

その出会いも、乗合わした列車で、飛んだ二郎の帽子を菜穂子がキャッチ、ちょっとしたウィットの仏語でのやりとりとかあって、その直後関東大震災勃発、その中で二郎が菜穂子と連れの女性に見せた男気、とか、

高原での、小説の冒頭シーンの節子と同じ、イーゼルを立て絵を描く菜穂子、そこに登場して絡んでくる二郎、2人の率直な恋模様、とか、まあジブリ風躍動感あるアレンジ、という感じ、

節子には見られなかった、というか必要なかった菜穂子の積極性、というのは、相手の二郎が、小説や映画の「私」のように、療養地で傍らについててくれる身ではなく、

とても自分だけをかまってはくれない、時代の先端の大忙しの飛行機設計技師、という設定の違いもあってのことと思うけれど、

「私」(=堀辰雄)と今回の劇中の二郎、というのは、ある意味違う分野でのロマンティスト、どちらも恋した相手~婚約者への誠実さ、という所はあるのだろうけれど、その他類似点というのは浮かばず。

実写版の三浦友和演じた「私」とも、戦時中で出征を余儀なくされた青年、というのに対して、今回の二郎は、そういう若者達が乗り込む戦闘機を設計、という立場、という違い。


7/22追記:そういう風に、純粋に飛行機に魅せられ、優れた機種を造ることを目指す二郎、でも戦争が現実味を帯びる時代柄、求められるのは優れた戦闘機、

そこら辺の本人の心境、本音、葛藤や苦悩などについては詳しい描写なく、また実際の空中戦闘シーンなどは割愛されてて、ファンタジー空間で二郎がカプローニに、悲しいゼロ戦の顛末と共に、自身のくぐった波乱を短く告げるのみ。

そういう所は、今回当時の飛行機を徹底的にやりたかった宮崎監督、でも手放しで戦闘機賛美、という訳にもいかないし、ああいう表現に抑えたのかと。


正直、え、これで終わり? というあっけなさ、エンドロールと共に「ひこうき雲」、で、この大注目だった曲も、見る前に一案として浮かんだ、菜穂子へのレクイエム、という程には、二郎と菜穂子のロマンス比重が大きかった訳でもないし、

どうも見終えた直後は、確かに締めにこの曲、という感慨はあったものの、今一この曲をあえて、という趣旨が謎のまま。

私が、まさにドンピシャに感じ入るこの曲のハマり方、でのラストを無意識に期待しすぎだった、というのもあると思うけれど、やや肩透かし、というのか消化不良感。


a0116217_1364100.jpgで、翌日にふと思い出したのが、以前のユーミン本の1つ、「ユーミンの吐息 メトロポリスの語り部・・・松任谷由実」の中で「ひこうき雲」に触れてた部分。<←(C)ミリオン出版>

これは深海遙という人の、’89年出版、4章に分けての80年代までのユーミン分析本。

1章のこの人の偏愛名曲(マイフェイバリットソングス)として挙げてる7曲が「ベルベット・イースター」「消灯飛行」「中央フリーウェイ」「りんごのにおいと風の国」「埠頭を渡る風」「パジャマにレインコート」「霧雨でみえない」、

「中央・・」はさておき、他の曲はそう表には出ないけれど、自分のいわゆる偏愛ユーミン曲、に重なったり、ユーミンの感性から滲み出る曲の魅力分析、ある時代ごとの空気の捉え方、とかちょっと独特な切り口で、印象的な1冊。


この本の3章「音楽史の中で」の中で、「リンゴの唄」「エリカの花散るとき」「ひこうき雲」の3曲で、戦後日本の心のたたずまい史は語りつくされている。として、

「リンゴの唄」の、戦後の焼け野原に広がる「黙って見ている青い空」のニヒリズム、60年代の「エリカの花」の、「泣きながら夕陽を今日も見送る」日々、そして「ひこうき雲」はそういう60年代への鎮魂歌である、という趣旨。

>なにも恐れずに舞い上がり空を駆けていった「あの子」の姿に、「エリカの花」(理想)を求め死を賭して飛翔しようとした60年代をダブらせている。

だから「今はわからない ほかのひとにはわからない あまりにも若すぎたとただ思うだけ けれどしあわせ」とあの子を評し、そのうえ舞い上がるひこうき雲にたとえたのは、ずいぶんな優しさというべきだ。

空に憧れて空を駆けていったんだーそう荒井由実は60年代を手厚く葬った。・・ユーミンは何かを探して夕陽を見送るという構図を拒まれていたといいかえてもよい。彼女は全く別の地平から出発せざるをえなかった。

LP「ひこうき雲」では、60年代への決別と自己のポジションを明らかにした同名の「ひこうき雲」以外は、自分の置かれた地点から彼女の感性をストレートに表現している。<

とのことで、60年代の日本、やはりイメージとしてはまず、見えない理想に向けてあがいていた学生運動の戦士達、が浮かぶのだけれど。


また、特攻崩れだった鶴田浩二を引き合いに出して、この人が’53年「サンドイッチマン」で自分を道化者扱い、60年代生き恥を晒す照れとニヒリズムで東映任侠路線で人気を得、でも’71年「傷だらけの人生」で、エリカの花(理想)を見失って、時代に愚痴を吐き、足を掬われてしまった、

八王子の空にひこうき雲を見たユーミンの方が、倫理的たたずまいにおいて強く優しかったのだ、というような所。


ユーミンが果たして、この著者の言うように「ひこうき雲」製作時に60年代への鎮魂歌、の思いを意識していたのかどうか?だけれど、

夭逝した元同級生への私的な思いを辿りながら、鋭敏なその感性で、そういうエキスを意識して、または無意識に取り入れていた、のは有り得るだろうし、

何だかこの箇所を読み返して、今回「風立ちぬ」でこの曲は、60年代を通り越して、戦争への鎮魂歌、として起用されたのでは、とようやく思い当たり、

そういえば題材がもろ飛行機、これはここでは、やはり特にゼロ戦など飛行機での戦死者(、自殺者への、というニュアンスを思えば、当時余儀なくそうさせられた特攻隊員も含みそうな若者達)へのレクイエム、

今回宮崎監督は、当時の飛行機への愛着、マニアぶり全開、だけれど、現実的に、二郎の開発した戦闘機で少なからずの戦死者も出たのだし、

そういう描きたい世界と現実の重さの矛盾を和らげ、相殺するため、ある時代への鎮魂歌、という懐のニュアンスある「ひこうき雲」に白羽の矢が立てられた、と思えば、つじつまが合う気がして納得。



次数オーバー表示のため、風立ちぬ(’13)<2>に続く。

関連サイト:「風立ちぬ」(ジブリ)公式サイトユーミン×スタジオジブリ 「40周年記念盤 「ひこうき雲 / 荒井由実」Amazon 「ユーミンの吐息 メトロポリスの語り部・・松任谷由実」象のロケット 「風立ちぬ」
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ラブ&ポップ(’98)(「KYOKO&イランはじめエスニック映画」スレッドの19)、日本沈没(’06)さくらん(’07)マナに抱かれて(’03)カナリア(’05)さよならみどりちゃん(’05)メゾン・ド・ヒミコ(’05)好きだ、(’06)神童(’07)明日への遺言(’08)私は貝になりたい(’08)RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(’11)その日のまえに(’08)春の雪(’05)椿山課長の7日間(’06)空中庭園(’05)シルク(’08)

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by MIEKOMISSLIM | 2013-07-18 01:15 | 音楽・邦画 | Trackback(26) | Comments(2)


ひこうき雲 / 荒井由実(’73)

いよいよ明日「風立ちぬ」試写会、予習の締めに、久々にアルバム「ひこうき雲」を聞きました。

思春期、「MISSLIM」の次に聞き込んだDNAアルバム、でも時が経って、通しで聞いたのはいつ以来か、「曇り空」サビでユーミン&正隆氏デュエットがあった、とか、

最後の曲「そのまま」の後に、再び「ひこうき雲」一部が流れてフェイドアウト、とか、ああそうだった、という所も。


やはり今回改めて注目の、1曲目「ひこうき雲」、だけれど、19才だった荒井由実が音楽界に打って出たこのアルバムの口火を切るのに相応しい清冽さ。

高1の時亡くなった、小学校の時病気だった同級生をモチーフに創作、エッセイ「ルージュの伝言」で、ユーミンが高3の頃、近くの団地で高校生同士の飛び降り自殺があった、ことも絡めた記述、

「高いあの窓」「あの子は昇っていく」などの歌詞から、自殺の内容?とも言われ、ユーミンは肯定も否定もしてないようだけれど、

スタンダードに、病気で夭逝した死へのエクイエム、あるいは自ら命を絶った若い死へのレクイエム、どちらにしても、無償の慈悲、というか、

多感な少女なりの視線でその命、魂を、一筋のひこうき雲になぞられて、気品漂う斬新なメロディにのせて歌いあげた珠玉曲、と思う。


a0116217_0395418.jpgアルバムそのものも、「ひこうき雲」~不安定な恋の情感「曇り空」~昔ステージでの赤いスーツジャケット姿のユーミン髣髴の「恋のスーパーパラシューター」<→(C)ALFA RECORDS INC,>

~すでに風格、スケール感漂うバラード「空と海の輝きに向けて」~ミラクルな転調のうねり「きっと言える」~少女ユーミンの独自の世界観際立つ「ベルベット・イースター」~牧歌的「紙ヒコーキ」

~永遠のマイベストユーミン曲「雨の街を」~どこか洒脱な「返事はいらない」~思えば直球的ラブソング「そのまま」~「ひこうき雲」

と、やはり全編に当時のユーミンの微妙な感性の震えが痛い程にビンビン漂い、そして最後に再度流れ、それらを締めてた「ひこうき雲」。タイトル曲にしてる、ということからしても、やはりやや別格的存在の曲だったのかも、と今にして。


この曲誕生から40年を経てジブリ新作のテーマ曲に抜擢され、今回の「風立ちぬ」の内容の細かな所は謎、現状判ってる範囲では、この曲は、小説「風立ちぬ」で結核で若くして亡くなった節子へのレクイエム的ニュアンス?という感だけれど、

堀辰雄ともう1人の、主人公のモデル、飛行機設計家堀越二郎の人生、その劇中での描写にも、どうこの曲がリンクしてるのか?興味は尽きず、全ては明日のお楽しみ。



a0116217_457822.jpgそしてこのアルバム「ひこうき雲」自体が、今回のこともあってジブリとコラボ企画で、<(C)EMI Records Japan>

40周年記念盤、として、今月末DVD+CD、来月LP+DVD+CDセットでリリース、というニュースを見かけ、

どちらも宮崎監督の18枚の絵での絵本仕様、DVDには、砂田麻美という人が監督の「ひこうき雲」ミューッジッククリップ、「ひこうき雲」リミックスバージョン+静止画収録、とあって、

宮崎監督の絵、というのは是非見たいし、ミューッジッククリップは、楽曲「ひこうき雲」1曲分か?アルバムの10曲分あるのか?定かではないけれど、これも見てみたいけれど、前者が6980円、後者が10,500円、

アルバム「ひこうき雲」自体は今CDで手元にあるし、そういう風に、CDかLPで持ってるファンも多いと思うし、正直、絵本とDVDのみセットで、2千円台は無理にしても3千円台位の価格で販売あれば、という気が。

欲しいのはやまやまだけれど、一昨年のツアー「Road Show」は震災直後で見送ったし、そのDVDも未見だし、という所。


まあそれはさておき、とにかく明日の「風立ちぬ」、+「ひこうき雲」が一体どう絡んで、締めるのか、じっくり味わってきたいと思います。

関連サイト:Amazon 「ひこうき雲」

ユーミン×スタジオジブリ 「40周年記念盤 「ひこうき雲 / 荒井由実」「風立ちぬ」(ジブリ)公式サイト
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プレミアム10 YMOからHASへETV特集 細野晴臣 音楽の軌跡~ミュージシャンが向き合った「3.11」~



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by MIEKOMISSLIM | 2013-07-15 23:26 | 音楽・邦画 | Trackback | Comments(0)


期末テスト対策終了・新入会

昨日で、今回の期末テスト対策が終わりました。

今回平常にプラス分は、中間の時と同じ、両親御さんがミュージシャンの美術系大付属の高1女子が、7月分として数学60分×4回分。

相変わらず美術課題に追われ、スマホで見せてもらったら、衣装や振り付けなどさすがに力入ってたダンス発表会があったり、忙しそうで、範囲の不等式、集合と命題、2次関数のグラフとかを教科書やテキストでざっと一通り、という所。

前にこの子のバイオリニストのお父さんが、特に山崎まさよしと親しい、と聞いてたので、次の「SONGS」にこの人が出る、と言っておいたのだけれど、

お母さんの話では、お父さんは「SONGS」でのバック、というのはしてないけれど、私が「月明かりに照らされて」や「One more time, One more chance」など好きだ、などと言ったら、

「One more・・」の(CD)録音の時には、(お父さんが)入ってたはず、だそうで、数学を教えてる生徒のお父さんが、と思ったら何だか不思議な感じ。


最近の変動は、何だか春頃から噛み合ってなかった高3男子は、結局6月末で去って、その代わり、というか、7月に入って、女子の新入会が2人。

1人は、24才の女性。8年前、不登校になってしまった頃、1度母子で面談に来てくれてたらしく、その後、入院した時期もあったり、引きこもっていたけれど、最近徐々に外に出られるようにもなってきたし、

高卒認定試験を目指すことを考えている、ということで、お母さんがここのことを覚えててくれてて、当時、入会にはならなかったけれど、本人もここならやっていけそうな、と言ってたし、とのことで連絡下さったようで。

私自身は、どうも申し訳ない気もするけれど、全く記憶になかった彼女、だけれど、そういう風に、再度来てくれた、というのも、高3男子が去ったことでの、ある種の後悔、不快、無力感とかを相殺するような、という感じも。

勉強も大分忘れているし、習慣もすっかり抜けてるし、とりあえず、英語を最初から、そして算数の小3辺りから基礎を確認していく、ということになって、60分×週2回で今週からスタート。

色々、ちょっと切ない恋話とか、映画も好きなようで、美形好き、「ベニスに死す」のビョルン少年が結構気に入った、とかジブリ作品の話とかもしたり、何だかボツボツと話す、そういう話だけでも毎回1時間位過ぎてしまいそうなモード、

何というか、今時にしては、年の割りに可愛らしい、というか、とてもピュアな感じの人、前向きな意欲もあるのだけれど、生活レベルでの習慣的ハンディもあるし、色んな意味で今後は?だけれど、という所。


もう1人は、私立女子の中1生で、小~高校の付属だけれど、どうも数学が特に怪しい、とのことで、お母さんが近所で個人指導の所を探してて、うちのサイトを見て連絡、先日面談、今日体験授業をして、来週から週90分×1回でスタートすることに。

7/13追記:この生徒は小学受験で入って割とおっとりのんびり型、でも中学受験で入ってきた生徒とのバランスで、授業では結構な密度で進んでるようで、親御さんが心配して、というパターン。

お母さんは、この子の高校生の姉の塾送り迎えもあったり、忙しなさそうだけれど、サバサバ気さくなイメージの方、

生徒自身は、やはり計算力自体は安定してるけど、基本用語を忘れてたり、文章題が苦手、という所で、当面標準的な夏期テキストで進めることに。


あとそれぞれ、何かしら問題のない生徒、というのはおらず、ですけれど、いつもながら、それなりに前向きにやっていければ、という所です。

関連サイト:個人学習会 高円寺教室
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    <親御さんに頂いた山形のさくらんぼ>

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by MIEKOMISSLIM | 2013-07-12 22:56 | 仕事 | Trackback | Comments(0)


風立ちぬ / 堀辰雄(’37)

来週末公開の、「ひこうき雲」主題歌で俄然注目のジブリ宮崎新作「風立ちぬ」、折りよく16日の試写会に行けることになったのですが、

予習第2弾、先日の百恵&友和映画化版に続いて、堀辰雄の「風立ちぬ」を読んでて、一昨日で読了しました。

近隣の高円寺図書館で探したら、今回の映画公開でやはりチェックする人が多いのか?余裕で何冊かあるだろうと思ってたらほとんど貸し出し中、唯一在庫あった「堀辰雄全集 第一巻」に収録ので。


大分前読んだような気もしたのだけれど、やはり読み進んでいっても、記憶になし。文語体での序曲、春、風立ちぬ、冬、死のかげの谷の5章、

堀辰雄が婚約者だった矢野綾子との実際日の思い出を元にして書いた、という「私」と婚約者節子の、八ヶ岳山麓子のサナトリウムでの暮らしを描いた純愛物語。


古文と現代文のブレンド、今は使われない漢字混じり、大方は判るけれど、捗る(はかどる)、とか、一見?でも何度か出てきたりする内に、また、しばらくして、読み方が閃く漢字、今一不明な字もある文章形式もだけれど、

この内容自体、やはり現代とは異次元、浮世離れした世界での御伽噺的な感覚。

結核に冒された病人と付き添う小説家らしき婚約者、施設にはいるけれど、看護婦や医者以外そう他者との交流がある訳でなく、外界と繋る、携帯、電話、PC、TV、ラジオのような媒体すら周囲になく、

節子の父は折に登場するけれど、連絡方法は電報、しかないようで、気を紛らすのは、時には豊か、時には荒涼とした周囲の自然の景色だけ、

2人は互いと自分(の心)に向きあうしかない、節子に着々と忍び寄る死の影に怯えながら、その心情が綴られた、余分な要素がない究極の純愛の様子。


まあ数日前からの、アスファルトだらけの東京でのうだるような暑さの中で終盤読み終えたこの物語、だけれど、

先日の映画での百恵版節子は、小説の中の節子と比べると、終盤は病魔の進行で弱っていったけれど、元来は結構現代的、活発でもあったキャラクターに脚色してたんだ、と。

このヒロインはまだ若くて死にゆく運命、悲しい話なのだけれど、「不治の病になってしまい、高原の療養所で、8、9ヶ月程なのか、愛し合う婚約者の男性が、ずっと傍らにいる療養生活」というのは、

か弱い悲運の女性、健康な女性にはない身体、精神的な苦しみの代償に、相手がただ自分だけのために傍らにいてくれる日々、一時味わうことの出来る、ある種の至福の世界、という少女コミック風ロマンなどを、小説版で、改めて感じたり。


「私」の方も、小説での、繊細で内省的な小説家の「私」よりは、友和演じた大学生、戦争への出征という重荷を負ってた青年の方が、断然精悍なキャラクター、だった感じ。

小説では、節子の死の時期の描写はなく、その後の回想に飛んでいたけれど、小説版の方では、「私」は節子の死に際も傍にいた、のだろうけれど、

小説の中の「私」は、やはり堀辰雄自身の投影、作中、自分の心情と重なった自然、目に映るものへの感受性とか、彼女への細やかな思いの描写が延々と綴られ、詩的文藝ワールド全開、というか。


この物語、+堀越二郎キャラクターの要素もブレンド、だけれど、この八ヶ岳山麓の美しく雄大な自然描写、「私」と節子の純愛モードなどは、やはりジブリならでは、の表現が楽しみ。

それと、+ユーミンワールド。昨日やってた日テレのジブリ特集、録画はまだ最後の方を見ただけだけれど、試写会の様子だと、やはり作品の最後、締めに「ひこうき雲」、のようで、一体どういう後味になるのか、というのも全く未知数で、とても楽しみです。

関連サイト:Amazon 「風立ちぬ / 堀辰雄」「風立ちぬ」(ジブリ)公式サイト
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by MIEKOMISSLIM | 2013-07-11 02:34 | 本・邦画 | Trackback | Comments(0)


SONGS 高橋真梨子

先週の「SONGS」は高橋真梨子、録画で見ました。この番組では常連、6年連続の登場。

昨年はフィレンツェでの公演の様子だったけれど、今回は国内、縁深い音楽仲間、都倉俊一、尾崎亜美との久方らしい再会の様子混じえてで、歌ったのは「ジョニィへの伝言」「桃色吐息」「出逢いに帰らせて」。


後半の、この人と尾崎亜美とのツーショット、というのは思えば初見。

マイベスト高橋曲「あなたの空を翔びたい」提供者とシンガー、というだけでなく、当時互いの家を行き来する友人同士だった、というの今にして、だけれど、

尾崎亜美がやはり友人の渡辺真知子、八神純子らを連れて行った、そうで、この3人は同世代、高橋真梨子は彼女らより10才位上の年代、高橋~尾崎以外は、楽曲提供やり取り、接点なども覚えない4人だけれど、そういう交友関係があったんだ、と。

私には珍しい位のお友達、博多から上京して、人を信じる気持がちょっと失せていたので、唯一学校時代の友達外の、音楽仲間だった、のような話。


そういう背景もあってのコラボだったのだった「あなたの空を・・」について、尾崎亜美は、真梨子ちゃんの後ろにドーンと空が見えて、これを絶対生かした曲にしなきゃいけないと思った、とのことで、

高橋真梨子も、あの頃自分ですごくジーンときた、あなたの空を翔びたい、というのは、あなたの中の空に入りたい、あなたの心の中に入ってもう一度いきたい、そういう思いがすごく伝わってきて、いつまでもいつまでもジーンときてた歌だった、などと回顧。

当時、吉田美奈子のような長いカーリーヘアで「あなたの空を・・」を歌う彼女の映像。

この曲って、尾崎バージョンも好きだけれど、曲のスケール、切なさ、一途さ+包容力ある高橋ボイス絶妙ブレンドの、記憶に残る1曲、

’78年リリースのこの曲、何だかいまだ色褪せない瑞々しさ真空パックのような、だけれど、35年を経て今にして聞く、両者のこの曲への思い、というのもちょっと不思議な感慨。


7/5追記:そして、前半の都倉俊一との再会。竹芝の埠頭から出るクルーズ船でのトーク。

2人の出合いは40年前だったそうで、リハーサルスタジオで彼女の歌声を聞いた都倉俊一は、この娘の声はすごい、ズキーンときた、そうで、

息が全部声になる、と人に説明したそうで、カレン・カーペンターと同じ、と言ってたけれど、なるほど、と。


都倉俊一は、故阿久悠氏の作詞とペアで、ペドロ&カプリシャスに「ジョニイへの伝言」「5番街のマリーへ」を作曲して提供、という縁、、「5番街・・」は2人がクルーズ船上で創った、というエピソードも。

高橋真梨子は、当時を振り返って、苦笑いしながら(ペドロ&カプリシャスは)、すごい汚いバンドだったじゃないですか、何とかしたらあの風貌っていう・・そういうバンドに先生が曲を書いて下さるということで、と。

都倉俊一は、あの頃は全世界的に、アメリカでもジミヘンの時代でサイケデリックサウンドで、ロックンロールの時代に、そういう格好をしてるんだけれど、真梨子の声で「ジョニィが・・」って、

すごい特殊な世界を、ペドロ&カプリシャスって多分”創った”んだろうね、などと回顧。

「ジョニィ・・」は、阿久悠氏の訃報の時、やはりマイベスト阿久作品は、この曲、と挙げてたのだけれど、子供心に、歌詞の内容は切ないけれど、何かおっとり独特な無国籍風のスケール感、がインパクトな1曲だったのだけれど、

この曲も、今にして、提供者の1人からのそういうコメントを聞いてやはりちょっと感慨。

        


そして、代表曲の1つ、私の一時期カラオケ定番曲だった「桃色吐息」、間奏で自らクラリネットを吹きながら。

やはりこの曲は聞く度、イントロからいまだに不思議な幻想感覚の世界、一番ミステリアスな高橋曲、シンガーとしての奥行きが広がった曲、かと思うけれど、

「for you・・」「はがゆい唇」「ごめんね・・」などを歌う映像も出て、やはり私はこの人の、「あなたの空を・・」や「for you・・」など真摯なラブバラードが真骨頂、という感も改めて。

今回もバックには夫ヘンリー広瀬の姿、そういう相変わらずのサポートぶりもあって、歌う内容に嘘、ブレがない、地に足が着いている、という印象。


そういう所で、恒例高橋真梨子の回、だけれど、この人は自ら曲製作はしない生粋のシンガー、だけれど、提供された曲を豊かに表現する懐、底力あるアーティストとしての健在ぶり、

久方の「あなたの空を・・」&尾崎亜美、郷愁曲「ジョニィ・・」&都倉俊一セッションで、今にして、の感慨もあった今回でした。

関連サイト:SONGS 第266回 高橋真梨子
関連記事:阿久悠氏プレミアム10 ありがとう阿久悠さんヒットメーカー阿久悠物語(’08)SONGS 高橋真梨子<1><2>(’07)SONGS 高橋真梨子(’08)SONGS 尾崎亜美SONGS 高橋真梨子(’09)そしてもう一度夢見るだろう/松任谷由実('09)・No Reason~オトコゴコロ~/高橋真梨子('09)SONGS 安全地帯<1>/高橋真梨子(’10)SONGS 高橋真梨子(’11)SONGS 高橋真梨子(’12)


     
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by MIEKOMISSLIM | 2013-07-04 01:01 | 音楽 | Trackback | Comments(2)


SONGS 八神純子

「SONGS」先々週は八神純子登場、オンタイムと録画で見ました。この番組では、みゆきさんの「時代」特集の時、また単独では’10年秋以来、

今回歌ったのは「みずいろの雨」「パープルタウン~You Oughta Know By Now~」「約束」。


3才でピアノを始め、歌を歌うのが大好きで、高校の時作詞作曲を始め、前回も紹介あったように、ポプコンに出てプロデビューに繋がったのだけれど、

多分最初に出場の16才で音楽優秀曲賞受賞、の時の映像が出て、普通のグレーのワンピース姿、化粧っ気のないあどけない風情、だけれど、堂々の歌いっぷり。

やはりこの人には天性のクリスタルボイス+歌唱力という武器、そして自分の声質を最大限に生かせるメロディメーカーとしての資質があった、と改めて。


今の映像で、渋谷を歩いてて、あそこに私の家がある、と指さしたのが、頻繁に上京して、同じコンテスト出身仲間と住んでて、夢を語り合ってた、というホテル、みゆきさん、チャゲアス、世良正則、クリスタルキングなどの面々がいた、とか。

そして20才でデビュー、デビュー曲「思い出は美しすぎて」では、レコーディングにはかなり苦労、最初の「やさしく~」の所を何百回も歌わされた、とか意外なエピソード。

当時のこの曲弾き語り映像も出たけれど、やはりこれがマイベスト八神曲。


そしてやはり前回紹介のように、次の「さよならの言葉」が余り売れず、スタッフから名古屋に帰った方が、などと言われ、不安の中、

以前出たチリ国際音楽祭の強烈な思い出の余波で、やはりラテンで、と創った「みずいろの雨」で起死回生のヒット、だったのだけれど、そのメロディがふと浮かんだのが、原宿の歩道橋の階段で、この辺り、と回顧。

土壇場で、何かこの人に”降りてきた”瞬間だったのだろうけど、やはりこの「みずいろの雨」も、今、ライブで以前とそう変わらない歌いっぷり、

何だかエピソード的に、開き直りの思い切りの良さがヒットに繋がったようなというか、「思い出・・」と共に、いつ聞いてもこの人の高音ボイスに絶妙フィットの名曲、というか琴線に触れる曲。




その後ヒットを連発、アメリカ進出も試みて、全曲英語のアルバムを出したけれど、それはヒットせず思うようにいかず、そこら辺は松田聖子などと同パターンだけれど、

この苦い経験で、このレコーディングを無駄には出来ない、と29才で渡米、拠点をアメリカに置いて音楽活動を続けて、というのも、負けん気、というか、海外で通じないはずがない、という自分の音楽、歌唱力への自負?というか。


そうしている内に国際結婚、2人子供が出来て子育てに没頭、の時期もあって、2000年から12年間ステージに立たなかった、らしいけれど、

友人に、自分の幸せは子供の成長を楽しみに生きることが自分の幸せ、と言うのに対して、それは良くない、自分の幸せというのは、人の気持に左右よってされるものでじゃいけない、と言われて、

それがきっかけで、新たにスタート、昨年25年ぶりに日本で音楽活動開始、それは、「時代」特集でも紹介あったように、3.11被災地支援、というコンセプトとも重なったのかもしれないけれど、全国各地でコンサート、の様子。

日本で多くのファンが待っていた、凱旋へのルーツでもあった、往年の最大ヒット曲「パープルタウン」をジーンズ+Gジャン姿で熱唱。


そしてラスト、今年出した16年ぶりのオリジナルアルバムから、ずっとライブで歌ってきた、という長年連れ添った夫婦のラブソング「約束」。

この曲をについて、本人は、ずっと昔から年齢の壁がないラブソングを書きたい、と思ってて、この曲は、これを聞いて、恋心がそそられた、という女性が何人もいて、

そういう感情を揺すぶられる曲じゃないかと思う、などとコメント、本人が作曲、作詞はKAZUMIという人らしけれど、この熟年八神だからこそ、というしっとりしたテイストのバラード。

ナレーションでも、アメリカで家族を大切にして暮らしてきた彼女の思いが込められている、と紹介あったけれど、そういう、何というか、本人から滲み出る嘘やてらいのなさ、的な感蝕もあるし、

日本情緒的に、ふと「秋桜」が重なったりして、これをカバーするなら、有り得ないけれど、やはり誠実に家族生活を重ねてきた今の三浦百恵さんが適任、とか思ったり。

        

正直、この番組で、以前ヒット曲を持つミュージシャンが歌う本人の最近の曲、というのは、そういう往年の曲に比べて、引っ掛かることはごくまれだけれど、

この曲は、先日の松田聖子の「白い月」同様、なかなかしみじみ脳裏に残った一曲。


そういう所で、やはり特に往年の映像の「思い出・・」、「みずいろ・・」での健在の歯切れいい八神クリスタルボイスに、リフレッシュな今回でした。

関連サイト:SONGS 第265回 八神純子
関連記事:SONGS 八神純子・真夜中のドアSONGS 「時代」中島みゆき


  
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by MIEKOMISSLIM | 2013-07-01 23:47 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

    

’09年1月末AOL映画掲示板、ブログが終了、気分新たにマイペースで、音楽・芸術鑑賞、ユーミン関連、読書、英検1級対策、グルメ、仕事等含めて書いてます。英検は’11年11月に無事合格達成出来ました!
by MIEKOMISSLIM
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杉並ウインドハーモニーアンサンブル 第13回定期演奏会
色とりどりのコンサート~ソロとアンサンブルによる~  
熱海旅行 アカオリゾート公国<2>
熱海旅行 アカオリゾート公国<1>
フルーツメモ帳 洋ナシ
杉並弦楽合奏団 第59回定期演奏会 
YUMINGと伊勢丹新宿店と130の出来事
ふれあい音楽会 懐かしいタンゴの調べを 
SONGS 松任谷由実 / MUSIC FAIR 松任谷由実・JUJU 
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荒井由実「ひこうき雲」(’16)~”青の時代”名曲ドラマシリーズ~
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期末テスト対策終了・LINE開通
フランスの風景 樹をめぐる物語 ーコローからモネ、ピサロ、マティスまでー
ふれあい音楽会~映画音楽への誘い
杉並弦楽合奏団 第58回定期演奏会
ハリー・ポッターと賢者の石(’01)
中間テスト対策終了・カムバック
デッドエンドの思い出/よしもとばなな(’03)
掃除機
母の日
杉並ウインドハーモニーアンサンブル スプリングコンサート2016
西立川 ユーミン聖地巡り<2>西立川駅、「雨のステイション」歌碑と昭和記念公園
八王子 スパとユーミン聖地巡り<1>荒井呉服店
初夏の大北海道展
~イバラード「夢の庭園」~ 第19回 井上直久絵画展
ルノワール展 オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵
Brio Brass Band 第5回定期演奏会
春期講習終了
長崎物産展 五島ばらもん揚げ
学年末考査対策終了・祝合格
ひな祭り
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恵方巻
冬の北海道物産展
冬期講習・波乱のセンター試験終了
クリスマスデザート
リトルプリンス 星の王子さまと私(’15)
第20回 フィルモアコンサート
期末テスト対策終了
中間テスト対策終了・新入会
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夏期講習終了
Bed&Breakfast / 大貫妙子(’99)
期末テスト対策終了・新入会
長崎の物産展
ユトリロとヴァラドン 母と子の物語ースュザンヌ・ヴァラドン生誕150年
赤毛のアンシリーズ再読・読破
ノルウェイの森(’10)
ブレッド&バター presents-DRAMA&LIVE-「あの頃のまま」(’08)
夜のとばりの物語 ー醒めない夢ー(’12)
サヨナライツカ(’10)
中間テスト対策終了
靴職人と魔法のミシン(’14)
夜のとばりの物語(’10)
新しい靴を買わなくちゃ(’12)
アナと雪の女王(’13)
EARTH × HEART LIVE 2015 松任谷由実・秦基博・JUJU
母の日
初夏の大北海道展
イバラードへの旅 第18回 井上直久絵画展
波の音が消えるまで/沢木耕太郎(’14)
マグリット展
ルーヴル美術館展 日常を描くー風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄
杉並ウインドハーモニーアンサンブル 第12回定期演奏会
から騒ぎ(’93)
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