Something Impressive(KYOKOⅢ)


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追悼・須藤薫~RAINY DAY HELLO(’82)

昨日、プロ野球パリーグで楽天が優勝、胴上げ投手にもなった田中将大選手の妻、里田まいのことをたまたまネットで見かけて、

前から元芸能人で料理が得意で、今季”マー君”が大活躍の内助の功、あげまん、などということは聞き覚えあったけれど、ハロープロジェクトの元「カントリー娘」メンバーで、別ユニットで紅白にも出たことがあったシンガーだった、というのは初耳、

モーニング娘。が初期の頃のメンバーで人気あった頃、「カントリー娘」は覚えあったけれど、個々のメンバーって意識なく。でも今、芸能活動から遠のいて夫のため家庭生活に徹してるんだ、と、知った次第。


で、しばらくして、そういう風に、エンタメ界から結婚を機に姿を消した、という連想で、久方にふと須藤薫のことが「RAINY DAY HELLO」と共に浮かんで、

そういえばどうしているんだろう、と、ちょっと検索しようとしたら、須藤薫死去、須藤薫お別れの会、などという選択ワード。

一昨年「RAINY DAY HELLO」記事を書いた時には、近年そう表立った活動はないけれど、杉真理とのユニットなどでご本人は健在、と思ってて、

今回、え?とちょっと驚いたけれど、今年3月、骨髄異形成症候群という病気で亡くなってて、享年58才だったのだった、と今にして知ったのでした。お別れの会には、杉真理、正隆氏、佐野元春らが列席、の記事も。


こういう風に、割と若くしての、好きだった曲があった女性シンガーの訃報をしばらく経って知った、というのは松原みき以来。

この人のステージは前記事で触れてたように、大分前、たまたま旅行で上京してた時だったか、ユーミン、杉真理との「Wonderful Moon」ジョイントコンサートを見たことがあって、小気味よくキュートなボーカル、

その時に聞いて、だったのか、アルバムで聞いてインパクトだったのか記憶薄れているけれど、この人、といえばとにかく断トツのマイベスト、杉真理提供の「RAINY DAY HELLO」。やはり追悼はこの曲で。

常々シングルになってないのが不思議な超名曲、と思ってきたのだけれど。今回、You tubeで、志賀真理子という人バージョン発見で、カバーがあったのだった、とちょっと驚き。
        
須藤版編曲は正隆氏で、こちらは清水信之と杉真理、曲調はそう変わらないけれど、声質的に須藤版よりやや大人っぽい印象、

この人の名は初耳で、ちょっと検索したら、女優もしてたアイドル、シンガーで、’87年に4枚目シングルとしてこの曲をリリース、

でもこれが最後のシングルで、19才で芸能界を引退、その直後留学先のアメリカで交通事故死、という悲運なエピソードがあったのだった、と。

この「RAINY ・・」はソツなくこなしてて、という感じけれど、初めて別シンガーで聞いてみて、やはりこの曲は、特にサビの所など、粘りある須藤シュガーボイスだからこそ、リリカルなメロディライン+歌詞の切なさも際立って、絶妙フィットだった、というのは改めて。


他の須藤曲では、脳裏に浮かぶのは「涙のステップ」、

  

また、この人を知ったのは、「Wonderful Moon」コンサートか、本人の曲自体かどちらが先でだったかやや微妙、ユーミンアルバムのバックコーラスもやってたのだった」けれど、

デビュー曲が、作詞ユーミン・作曲筒美京平の「やさしい都会」という曲だった、というのは今にして初耳かも。You tubeでその曲フルバージョンはなかったけれど、須藤薫メドレー動画の最初、最後に一部。    


ひょんなことで知った訃報、明るい人柄だったようですが、その人となりは直接全く存じず、でもジョイントステージや、「SURF&SNOW」「REINCARNATION」「NO SIDE」のバックコーラスとしてユーミンワールドの一端を担った人、でもあって、

また何より、自分の過ごしたある時期の空気感が凝縮、珠玉のDNA曲の一つ「RAINY DAY ・・」シンガーとして、遅ればせながら、ご冥福をお祈りします。    

関連サイト:須藤薫さん送る会 杉真理が涙の歌唱 須藤薫さん送る会に佐野元春「つらい」Amazon 「SUMMER HOLIDAY」須藤薫 & 杉真理 サイト
関連記事:RAINY DAY HELLO / 須藤薫(’82)

松任谷由実EXPOドームライブあの歌がきこえる「魔法の鏡」「海を見ていた午後」「卒業写真」天国の本屋~恋火(’04)松任谷由実コンサート THE LAST WEDNESDAYさよならみどりちゃん(’04)瞳を閉じてプレミアム10 松任谷・寺岡・ゆず等シャングリラⅢYuming Films(’07)「いちご白書」をもう一度(’75)ユーミンと映画・市川準監督TRANSIT2009チケットMusic Lovers・SONGS 松任谷由実<1><2>そしてもう一度夢見るだろう/松任谷由実(’09)・No Reason~オトコゴコロ~/高橋真梨子(’09)探検ロマン世界遺産 ユーミン×世界遺産TRANSIT2009コンサートShout at YUMING ROCKS('09)VIVA!6×7/松任谷由実(’04)クリスマスの約束(’09)時をかける少女(’10)音楽のチカラ「青春の言葉 風街の歌 作詞家 松本隆の40年」RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の話(’10)クリスマスの約束(’10)ミュージックポートレイト~人生が1枚のレコードだったら東日本大地震<2>Music Lovers 松任谷由実松任谷由実のオールナイトニッポンTV4僕らの音楽 松任谷由実・薬師丸ひろ子・おすぎMUSIC FAIR 松任谷由実NHK 東日本大震災チャリティー企画 ユーミン×SONGS 「春よ、来い」プロジェクトSONGS 松任谷由実Road Show / 松任谷由実(’11)手のひらの東京タワー/松任谷由実(’81)押入れの整理<1> <2><3><4>RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(’11)春よ、来い in 紅白歌合戦SONGS 松任谷由実~2012スペシャル~鈴子の恋(’12)「春よ、来い」カバー 男性シンガー編「春よ、来い」カバー 女性シンガー編マンタの天ぷら(’97)・僕の散財日記(’05)/松任谷正隆虹色ほたる 永遠の夏休み(’12)才輝礼賛 38のyumiyoriな話 / 松任谷由実(’11)<1><2><3>ユーミンのSUPER WOMAN スペシャルプロローグ~「森本千絵と歩く霊峰」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「鶴岡真弓と訪ねる女神」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「長谷川祐子と現代美術をめぐる」<1><2>「8月31日~最後の夏休み~」チケットユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く東京ファッション最前線」ユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く沖縄」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「中村うさぎとめぐる東京の夜」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「草間彌生の世界を訪ねて」ユーミンのSUPER WOMAN 最終回スペシャル 直感の旅、そして未来へ8月31日~最後の夏休み~<1><2>時をかける少女(’83)<1><2>松任谷由実 デビュー40周年 はてない夢の旅YUMING FOREVER by LESLIE KEE<1><2>ひこうき雲 / 荒井由実(’73)風立ちぬ(’13)<1><2>MASTER TAPE~荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る~<1><2>ひこうき雲/荒井由実(’73) ミュージッククリップ放映

SONGS 佐野元春堂本兄弟 佐野元春(夏物語(’06)の下)、クリスマスの約束(’07)SONGS 佐野元春


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by MIEKOMISSLIM | 2013-09-27 23:09 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


ひこうき雲/荒井由実(’73) ミュージッククリップ放映

やや時が経ちましたけれど先月の14日(水)、NHKの特番「みんなをつなぐ魔法のメロディ”ディズニー&ジブリの名曲”」の中で、「ひこうき雲」ミュージッククリップの全編が放映され、録画しつつオンタイムで見ました。

これは先日「風立ちぬ」の主題歌になったのを機に、リリース40年目にしてジブリ美術館で撮影され、You tubeにその1番分の映像は公開になっていたけれど、

全編は、新たに発売になったジブリとのコラボ40周年版「ひこうき雲」LP・CD・DVDとCD・DVDセットに収録されてて、それを入手しない限り見られないと思ってたので、とても貴重、有難かったこの機会。


動画版ではなかった最初のユーミンのモノローグ、がまずインパクト。

外の鮮やかな緑、美術館に入ってきて、ゆっくり階段を上がって行って展示物を眺めだすユーミンの姿のセピアの映像に被って、

>レクイエム、というのが(「ひこうき雲」と「風立ちぬ」の)共通項ですね。鎮魂歌、というのは一番やっぱり生きていかなくちゃいけない者に力を与えるものかな。

私が「ひこうき雲」を創った時にはまだ子供だったし、ただ今より大人な所もあるのかなと思うんだけれど、その頃には、何を創ってる、という自覚はなかったので、とても貴重で懐かしいけれど、もうそこには戻れない、というのはずっと思ってたんですよ。

戻れないけれど進んでいかなきゃいけないのが人生だから・・<

というゆったりとした語り口。そして流れ出す「ひこうき雲」。何だかこのモノローグだけでも価値あった、気のする、ユーミンが今語る”もう戻れないけれど進んでいかなきゃいけない人生”に、妙にじんわりと感慨。


中身自体は、2番のかかり、ユーミンが廊下を歩いていく所までは、You tubeで見ていたけれど、後半も、展示物を見て回ったり、屋外に出て緑の中で歌ったり、樹木に触れたり、

前半に展示物の中に置いてあったLP盤「ひこうき雲」を手に取って開き、例の黒い歌詞カードが挟んであったシーンがあったけれど、最後にそれを閉じて戻し、ドアを開けて出ていくユーミン、

折々ステージやピアノに向かってる若いユーミンの姿、「フランダースの犬」とかジブリ作品シーンの美術館の綺麗なメルヘンティックなステンドグラス映像等が挟まれる構成は前半と同じ、

コンテを描いている宮崎監督の横顔アップの向こうに、無造作に置かれてる「日本の恋とユーミンと」CD、なんてショットもあったり。


さすがに1番分の動画だけの時より、改めて、まさにユーミンの歴史+ジリ世界の融合珠玉作品、という印象が結構アップ。

これを手掛けたのは砂田麻美という初耳の映画監督だったのだけれど、この人の映画作品、というのにもちょっと興味そそられる、今回のこの仕上がり。

熟年ユーミン中心のMVにも関わらず、楽曲「ひこうき雲」自体の清冽な瑞々しさ、また、私はいまだ未踏のジブリ美術館の佇まい、香りも漂って、

「風立ちぬ」&「ひこうき雲」コラボのスピンオフ、というか、なかなかのユーミン&ジブリ美術館コラボ、が味わえて満足でした。

関連サイト:『ユーミン×スタジオジブリ「ひこうき雲」ミュージッククリップ』一夜限りのO.A決定!NHK FM BLOG「みんなをつなぐ魔法のメロディ”ディズニー&ジブリの名曲”」
関連記事:松任谷由実EXPOドームライブあの歌がきこえる「魔法の鏡」「海を見ていた午後」「卒業写真」松任谷由実コンサート THE LAST WEDNESDAY天国の本屋~恋火(’04)さよならみどりちゃん(’04)時をかける少女(’97)瞳を閉じてプレミアム10 松任谷・寺岡・ゆず等シャングリラⅢYuming Films(’07)「いちご白書」をもう一度(’75)ユーミンと映画・市川準監督そしてもう一度夢見るだろう/松任谷由実(’09)・No Reason~オトコゴコロ~/高橋真梨子(’09)TRANSIT2009チケットMusic Lovers・SONGS 松任谷由実<1><2>探検ロマン世界遺産 ユーミン×世界遺産TRANSIT2009コンサートShout at YUMING ROCKS('09)VIVA!6×7/松任谷由実(’04)時をかける少女(’10)RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の話(’10)ミュージックポートレイト~人生が1枚のレコードだったら東日本大地震<2>Music Lovers 松任谷由実松任谷由実のオールナイトニッポンTV4僕らの音楽 松任谷由実・薬師丸ひろ子・おすぎMUSIC FAIR 松任谷由実NHK 東日本大震災チャリティー企画 ユーミン×SONGS 「春よ、来い」プロジェクトSONGS 松任谷由実RoadShow/松任谷由実(’11)手のひらの東京タワー/松任谷由実(’81)押入れの整理<1> <2><3><4>RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(’11)春よ、来い in 紅白歌合戦SONGS 松任谷由実~2012スペシャル~鈴子の恋(’12)「春よ、来い」カバー 男性シンガー編「春よ、来い」カバー 女性シンガー編マンタの天ぷら(’97)・僕の散財日記(’05)/松任谷正隆虹色ほたる 永遠の夏休み(’12)才輝礼賛 38のyumiyoriな話 / 松任谷由実(’11)<1><2><3>ユーミンのSUPER WOMAN スペシャルプロローグ~「森本千絵と歩く霊峰」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「鶴岡真弓と訪ねる女神」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「長谷川祐子と現代美術をめぐる」<1><2>「8月31日~最後の夏休み~」チケットユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く東京ファッション最前線」ユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く沖縄」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「中村うさぎとめぐる東京の夜」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「草間彌生の世界を訪ねて」ユーミンのSUPER WOMAN 最終回スペシャル 直感の旅、そして未来へ8月31日~最後の夏休み~<1><2>時をかける少女(’83)<1><2>松任谷由実 デビュー40周年 はてない夢の旅YUMING FOREVER by LESLIE KEE<1><2>ひこうき雲 / 荒井由実(’73)風立ちぬ(’13)<1><2>MASTER TAPE~荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る~<1><2>


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by MIEKOMISSLIM | 2013-09-25 06:39 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


SONGS 泉谷しげる

先週末の「SONGS」は泉谷しげる、再放送の録画で見ました。

泉谷しげる、見かけたのは震災の募金チャリティ活動の様子の報道以来か、結構久方、相変わらずの軒高ぶりで今回歌ったのは「春夏秋冬」、大竹しのぶと「黒の舟唱」、夏川りみと「見上げてごらん夜の星を」。

この夏、女性シンガー達とデュエットの昭和の名曲カバーアルバムを出したそうで、「黒の舟唄」「見上げてごらん・・」はその中からで、

フォーク時代からの世相交えた映像、故郷中目黒の子供時代馴染みだった店を訪れたり、大竹しのぶとのトーク、自身の回顧など交えて。


大竹しのぶの歌、というのはちょっと覚えなく、今回肝の据わった歌いっぷり、とは思ったけれど、一番インパクトはやはり「春夏秋冬」。

昔から馴染み曲だけれど、今回本人が自作のこの曲について、これは都会の四季、それはもはや年々崩れていくように、自分の子供の頃得た四季感がどんどん薄れていく、人々が潜在的に持ってた四季感の滅亡を描いてるんですよね、と語ってて、

歌詞には漠然と諦め、投げやり、達観、なるようにしかならない、のようなニュアンスが漂ってる感もあったけれど、牧歌的イメージのこの曲から、そこまでマイナスな印象を受けたことはなかったし、ちょっと意外。

この夏もだけれど、近年の妙な異常気象って何だか人の思考も狂わせそうな気もしたり、だけれど、この’72年にすでに”四季感の滅亡”を歌った曲だったとは、というか。

最初の方の映像のフォーライフレコード結成発表で、同席してた若い陽水、拓郎の姿あったけれど、まじまじこの曲の歌詞を追ってみたら、陽水曲「ワカンナイ」が一部ダブって浮かんだりも。

女性のナレーションで、暮らしを大きく変えつつあった高度成長の波、その大きなうねりに飲み込まれず前を向いて生きていきたい、と、もがきながら歩んだ泉谷さんの青春、その切なる願いが込められている、と補足?が入って、

四季感の薄れと共に、人の心も合理的に変わって世知辛くもなっていく世の中、その中でもそれなりにやっていく人生、的なメッセージ発信曲、のような印象をリリースからほぼ40年後にして、改めて、という今聞く「春夏秋冬」でした。

関連サイト:SONGS 第271回 泉谷しげる
関連記事:BEGIN、夏川りみ、渡辺美里等クリスマスの約束(’09)クリスマスの約束(’11)

  

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by MIEKOMISSLIM | 2013-09-21 00:34 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


オリエント急行殺人事件(’74)

昨日、近くの成田図書館の映画会で「オリエント急行殺人事件」上映、都合も合ったので見てきました。

このクリスティ原作のポアロもの、大分前にDVDかビデオで見て、原作も読んでいたと思うけれど、イングリッド・バーグマンが出てたのは覚えあっても、どういう殺人沙汰で誰が犯人だったか?思い出せず、

見初めてしばらくして、ああそうだった、と、その犯人像、形的に大団円風?のラストもちょっと珍しかったのだった、と、記憶がサーっとよみがえり。

        


そして内容は密室殺人事件、なのだけれど、シックな客室、車内の食堂、車窓など国境を越えて大陸を走る優雅な長距離列車の旅、という憧れをそそられた作品、

すっかり忘れてたけれど、オリエント急行の出発地だったイスタンブールから物語もスタートだったのだった、と。


手掛けてたのはシドニー・ルメット監督、俳優陣の顔ぶれも、乗車客役でバーグマン、アンソニー・パーキンス、ショーン・コネリー、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ジャクリーン・ビゼットなどスター映画だったのだったと改めて。

ポアロ役、と言えば、一番覚えあるのは、TVシリーズのDVDかビデオで何作品も見たデヴィッド・スーシェ、次が「死海殺人事件」「ナイル殺人事件」などの、スーシェよりは恰幅よかった印象のピーター・ユスチィノワとかだけれど、

この「オリエント・・」ではアルバート・フィニー、見てた中では「プロヴァンスの贈り物」に出てて、ポアロ役はこの作品だけだったようで、

ソツなく軽妙な人当りぶりでありながら抜け目ない洞察ぶり、風貌もだけれど、スーシェの方のポアロの印象と重なるような。


ポアロ以外は、殺される因縁のあったラチェット役リチャード・ウィドマークはじめ、皆横一線の脇役、という感じだけれど、女優陣で一番印象的だったのは、アンドレイ伯爵夫人役のジャクリーン・ビゼット。

        

この人って、見た中では近年の「ミネハハ秘密の森の少女たち」の校長役、だったり「セイブ・ザ・ラストダンス2」に出てたのだったけれど、この「オリエント・・」では、ちょっとエリザベス・テーラーが被るような美貌。


バーグマンは割と地味なスウェーデン人の宣教師グレタ・オルソン役、Wkipediaで、当初予定のもう少し存在感あるドラゴミノフ伯爵夫人役、が考えられてたけれど、あえてこのオルソン役に興味を示した、そうで、

過去に心の傷を持つ、やや気弱そうなこの女性役で、この作品で唯一アカデミー受賞、助演女優賞、というのはさすがの繊細な表現力だったのだった、と改めて。

         
        

この13年前に「さよならをもう一度」で共演してたアンソニー・パーキンスも、ラチェットの秘書ヘクター役で出てて、2人の直接の絡みはなかったけれど、アンソニーはこの時42才、イメージ的にはそう「さよなら・・」の時とさほど変わりなく。

それに比べ、バーグマンはまあ年齢的にもこの当時で59才、男女差や年代、役柄もあるのだろうけれど、アンソニーと比べると、正直、往年のラブロマンスも似合った美人女優→ベテラン風へと老化変貌してた、という感じ。

        


9/17あと、ヴァネッサ・レッドグレイヴがショーン・コネリー演じるアーバス・ノット大佐の恋人、イギリス人メアリー・デべナム役で、ジャックリーンよりは控えめだけれど、女っぽい華やぎ、

この人は近年事故死したナターシャ・リチャードソンの母で、その元夫だったリーアム・ニーソンの元義理の母、「上海の伯爵夫人」(’06)にも出てて、この時ナターシャと親子共演してたのだったけれど、

この「オリエント・・」の5年後「アガサ 愛の失踪事件」(’79)でクリスティ自身を演じたりもした縁があったのだった、と。

ポアロが、このデベナムが、会話中「長距離電話」や「弁護士」をイギリス英語の「trunk call」「solicitor」でなく、米語の「long distance call」「lawyer」を使ったことで、彼女がアメリカに縁があったことなど、使う表現でその背景を見破ったりするのも興があったけれど、

各人との短い面談と彼らから集めたパスポートのみで、長距離列車内という閉じた空間で、電話やIT器具など一切使わず、自らの知識、推理力だけで、各人が、ラチェットが黒幕だった「アームストロング大佐の幼女誘拐事件」の様々な関係者、と見抜く様、

またいかにも外部からの侵入者がいるように見せかけたトリックにも惑わされず、意外な殺人の過程を推理、暴いていく様子は、ポアロものは本、映像作品も久方だったけれど、改めてなかなかの見もの。


また、問題の訳あり乗客達、というのが陪審員と同じ12人、というのは、劇中でも触れられてたけれど、いわくありげ、

ポアロが例によって、終盤皆を集めて事の”複雑な”真相推理を披露した後、もう1つの、マフィア同士の抗争の外部侵入による”単純な”犯行説のどちらを取るかは、それとなく後者の方を勧めつつ、同行の寝台列車会社社長のピアンキ(マーティン・バルデム)にたくした、というのも、

これを単純な勧善懲悪ケース、というのも微妙だけれど、身近な凶悪事件によって悲しみ、苦痛、憎しみを抱えてきた各人の心情と、

その闇の力によって悪行の罪を逃れてきたラチェット、列車内でも、悔恨の風もなく、お金の力でポアロに身を守らせようとしたその有り方、それを秤にかけての態度に、それなりの人間味、という感じも、今見直して改めて。


a0116217_22125192.jpgこの図書館上映会でのいつものように、上映室の前方に関連図書のコーナー、その中の「オリエント急行の旅」(’05)<(C)(株)世界文化社→>という本を上映前見てて、

当時のオリエント急行は、飛行機に押されて’77年に廃止になったそうで、でもその後新たに運行し始めた路線もあって、

劇中よりもずっとモダン、スマートな様々な車両、様々な風景の中を走る列車、車内のくつろぎスペース、洗面所などの豪華、清潔な造りとか、

食堂車の様々な料理や、スチュワードが部屋まで運ぶ朝食の美味しそうなパン、ジュースなど、見てるだけで旅情をそそられるものが。

ここに載ってる路線も今はもうないものもあるようだけれど、とりあえず長距離列車「オリエント」の名は残って、各地で走ってる路線はあるようで、

やはり一度は、元々のイスタンブール~パリが理想だけれど、こういう旅もしてみたい、という憧れを思い出したりも。


そういう所で、久々に鑑賞のこの作品、改めてそのクリスティもののプロットの意外さ、各俳優、背景のオリエント急行自体、とか色々と懐かしいものがありました。

関連サイト:Amazon 「オリエント急行殺人事件」成田図書館 映画会象のロケット 「オリエント急行殺人事件」
関連記事:アガサ・クリスティーの奥様は名探偵(’05)トルコの旅<10>プロヴァンスの贈り物(’06)上海の伯爵夫人(’05)THE GREY 凍える太陽(’11)カサブランカ(’43)・オズの魔法使(’39)ミネハハ 秘密の森の少女たち(’05)セイブ・ザ・ラストダンス2(’06)


   
 
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by MIEKOMISSLIM | 2013-09-15 02:57 | 洋画 | Trackback(2) | Comments(0)


ふれあい音楽会~魅惑のラテン音楽を貴方に トリオ・ロス・ぺぺス

昨日、近くの総合施設セシオン杉並でラテンコンサート、都合も合ったので母と行ってきました。

ここでの「ふれあい音楽会」は、昨年春の70代熟年バンドのステージに続いてで、今回出演はラテン音楽バンド「トリオ・ロス・ぺぺス」。

a0116217_29322.jpg今回会場に着いたのが開始10分程前で、広報紙面では定員150名、とあったけれど、ホールに並べられた椅子はすでに満席。

立ち見の観客も結構群がってて、ここでの催しでこんなに混雑、は初めて。

ステージは1時間半の予定で、どうも立ち見はちょっと、と思いつつ、一応脇の大きな机にもたれられる所に落ち着いて、母とどうする?大丈夫?と相談、まあせっかく来たんだし、と居座りに決定。

その机は頑丈そうでその程よい高さもあって、私は大方、脇の子連れの女性がしてたように軽く腰掛けてて、それで結構楽だった感じ。


観客は(中~)高齢層中心、このローカルイベントでの混み込み具合は、もしかして割と名の知れたバンドなのか?と思って、始まってみたら、3人のレキントギター演奏+甘いボーカルの歌も上手いし、折々笑いを取るMCも軽妙でこなれてるし、

ロス・インディオスが先輩とか、アントニオ古賀と共演、とか、聞き覚えあるミュージシャン名がちらほら出たり、

パーカッションで参加のペドロ宮本、という高円寺在住という人も、以前ヒューマンボーイズというグループのパーカッションだった、とか、知る人ぞ知る、のようなニュアンスの紹介してたり、終了後CDも販売、どうもプロらしかったけれど、

後で検索してみたら、’69年結成、ラテン音楽一筋のバンドで、今回も演奏してた「愛のふれあい」という曲が10万枚売れて、本場メキシコでも活動、メキシコ大使館晩餐会で、皇太子殿下と歌ったことがあるとか、

淡谷のり子と共演したことがある、とかそれなりの経歴あるベテランバンドだったのだった、と。

You tubeに、そのライブでメドレーの映像発見、今回歌った中では「べサメ・ムーチョ」「アモール・アモール・アモール」(多分)など歌ってる様子。

        


今回演奏曲目は、

1部:シエリド・リンド、キサス・キサス・キサス、キエンセラ、べサメ・ムーチョ、「慕情」のテーマ、その名は富士山、裏切り、グリーンアイズ、アモール・アモール・アモール、ラ・マラゲーニャ

2部:コンドルは飛んで行く、コラソンデメロン(メロンの心)、3つの言葉、夜明けのスキャット、コモエスタ赤坂、愛のふれあい、南国の夜、カチート、ラ・パンパ

アンコール:花まつり


渡されてたプログラムの紙とは順番もバラバラ、載ってない曲も割とあって、2曲ほど題名が聞き取れなかったものも。

演奏曲中で私は知ってたのは「キサス・・」「慕情・・」「コンドル・・」「夜明け・・」「コモエスタ・・」「ラ・パンパ」「花まつり」、

一番インパクトは、前回の「ふれあいコンサート」でも演奏してた「キサス・・」で、やはりこれを聞くと、この曲を知った「花様年華」の雰囲気が脳裏にフラッシュバック。

それと、1番がスペイン語、2番が日本語での「夜明けのスキャット」。この曲のカバー自体初耳、しかも男性版、というのも目新しかったけれど、ラテンナンバーに混じってスペイン語での、という近年ヨーロッパでウケたグローバルさ。


母はほとんどの曲を知ってたか聞き馴染みだったようで、一番良かったのは「慕情」テーマのスペイン語版、この映画は、ストーリーは詳細覚えていないけれど、確かに見た、そうで。

私も、もしタイトルなしで聞いたら、何か映画の曲、とは思っても、「慕情」のだ、と浮かんだかどうかは微妙だけれど、このメロディは聞き覚えで、ちょっと郷愁。丘で主演2人が戯れるシーンが重なるような。

        


母は、先日も杉並公会堂での高齢者関連イベントに、落語とコントを聞きに行ってたけれど、近年特に聴力の問題もあって、内容が今一?で期待してた程楽しめなかったようで、今回は、やっぱり音楽の方が(判りやすくて)いいなあ、とまあ満足だったようで。

私も、久方に土曜の夕方の仕事が振替でなくて、多少時間の余裕もあって、別の用の前にこのイベントも出掛ける気になれたのですけれど、意外な所で、生粋のプロ演奏を味わえて、満足でした。

関連サイト:ふれあい音楽会 魅惑のラテン音楽を貴方にトリオ・ロス・ぺぺスのサイト
関連記事:ふれあいチャリティーコンサートSONGS 由紀さおり


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by MIEKOMISSLIM | 2013-09-08 01:03 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


夏期講習終了

先週半ばで、今回の夏期講習が終わりました。

結局今回平常に+分は、7月入会の私立中1女子数学90分×4回、普段数学定期テスト対策に来てる、美術系高1女子が英語60分×3回、数学60分×3回、私立中3女子が英検準2対策に英語90分×2回。

まあそれぞれそれなりに、という所。私立中3女子は、母娘共東方神起フリークで、この夏もコンサートに行ってたり、あとこの生徒は少女時代も好き、そういう芸能話をしてる分には機嫌がいいのだけれど。

お母さんとは直々そういう話はしたことがないけれど、ご自身単独でも東方ファン仲間と色んな所のコンサートに活動的に出掛けているようで。

娘と共通の趣味もありつつ、でも、娘の勉強面には、なかなシビア、本人はのんびり気分屋的モードで、英語は嫌いではないのだけれど、なかなか予定通りには、中2の復讐や英検対策も進まず。


まあこの講習よりも、実質やや大変だったのは、普段縁のなかった化学と物理。

通常英語、数学で期末対策でかなり振替してた私立高2女子がお盆明け、久方にやってきたかと思うと、最初の数問しか手をつけてない化学の夏休み宿題プリント6枚、全くノータッチの物理表裏の1枚、を持ってきて、

化学と物理はそもそも最初っから判ってないし、自分ではこれ以上無理、でも週末からの学校の勉強合宿に、自分だけやってないと結構まずいから、やってくれないか、とのことで。

大分前、化学は、数学をやってた生徒のおまけ、のような感じだったか少しだけ教えたことがあり、アボガドロ定数、とか微かに覚えはあったのだけれど、

どうも守備範囲外で、本人とお母さんに、普段の分野外だし、完璧な答えが出せるとは限らないし、まあ出来るだけで、とことわって5日間預かり、教室にあった教科書、ガイド、近くの本屋で買ってきた物理の問題集、ネットでの資料など見ながら、

結局物理の「運動方程式」のプリントは、各問題の公式を挙げながら一応全部埋めて、化学は半分位。化学は「物質の構成」「物質の変化」とかのジャンルで、分子量、化学反応式の分子の数を揃えたりとか、数学系の所や、

教科書に載ってる式、用語、人名、法則名、類似問題にあった計算など、やり始めたら、判らないと気持ちが悪いし、という気分もあって、酸化・還元の式や計算などには至らなかったけれど、まあやるだけはやった、という所。

思えばこの頃、何とかまだ前PCが瀕死でも動いてくれてたので、物理は特に似た例題と答えなども見られて、割と助かった、という面も。

この生徒が今度来るのは2学期中間3週間前、の予定だし、数学の夏休みテキストの手を付けてなかった所の解答も8P分位作って、これは何とか、応用題も全部解けたけれど、ちょっと化学はさすがに短期間付け刃ではキツかった、というのが正直な所。

本人は、これだけやってくれれば十分!、と感謝してくれて、完璧じゃないかも、と念を押したけど、普段の自分の成績で、全部合ってたらかえっておかしいし、大丈夫、とか。

8月末に取りに来るなら、それまでには何とか全部できると思うけど、とは言ったのだけれど、合宿でも先生や友達に聞けるし、それはしなくてもいい、とのことで、内心ほっとしたり。間違ってもいい、とはいっても、やる以上は、というプレッシャーもあったし。

まあそもそも、文系に進むと極端に苦手な古典が単独であって、これで成績1を取ったら進級できないし、というのが主な理由で理系を取った生徒、

物理や化学もなんとか成績2でしのいできたようだけれど、そもそも最初っから判ってない、というのも根本的な問題、その解答を作ってあげる、というのも何だか、なのだけれど、とりあえず何だか一仕事終えた、という気分だったり。


そして守備範囲外、といえば、今月から新たに取り組まなければならなさそうなのが、世界史。

先月末、都立の高2になって、高1時にウチでやっていた数学が学校でなくなったので、3月で辞めていた女子のお母さんから連絡、1学期の成績が悪く、やはり再度通うことにしたい、

本人は世界史と英語が気になるようで、8月中に1度本人が相談に行く、と聞いてて、先日久方に来て、とにかく世界史の先生が、「世界ふしぎ発見!」のビデオを見させて授業を済まし、教科書にも触れないし、プリントもなし、さっぱり内容不明、

それでいて定期テストにはそれなりの内容の問題を出すし、世界史の成績自体は中位なのだけれど、その直前の対策が大変、他科目が手薄になって困ってるので、世界史、そして英語をやりたい、とのこと。

通う日程とか、授業料の具合で、結局世界史+英語で週1回120分で9月2週目からスタート、ということになったのだけれど、

その生徒とお母さんにも一応、世界史は自分が受験の時に使って、中学受験や高校受験の社会の一部として教えたことはあるけれど、高校の世界史、というのはちゃんと教えたことはない、どうやっていくか考えて、やってみるけれど、と言ってはおいたのだけれど。

今後の分野も、1学期の進み方だと飛び飛びで、その先生が2学期どこからやるのか全く不明、判り次第の連絡待ち、

先日その教科書、準拠の書き込み式のノート型テキストや、参考書、流れ図式で判りやすそうな図録、など買ってきて、準備はしつつあるけれど、正直、気重。

高1の時の数学がそこそこいい具合だったので、親御さん、生徒共、とりあえずウチにくればなんとかしてくれる、なりそうな、というノリのようで、

まあ何にせよせっかくのカムバックで、むげに断るのもしたくなかったし、何とか、とは思うのだけれど。


そういう所で、まあ他にも何かと問題、という程のことでなくとも気になることはあるのだけれど、いつもながら、それなりに前向きに日々やっていければ、という所です。

関連サイト:個人学習会 高円寺教室
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a0116217_2158225.jpg

               <先日親御さんから頂いたゼリーセット>

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by MIEKOMISSLIM | 2013-09-04 00:04 | 仕事 | Trackback | Comments(0)

    

’09年1月末AOL映画掲示板、ブログが終了、気分新たにマイペースで、音楽・芸術鑑賞、ユーミン関連、読書、英検1級対策、グルメ、仕事等含めて書いてます。英検は’11年11月に無事合格達成出来ました!
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