Something Impressive(KYOKOⅢ)


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なんだかへんて子/ 山中恒(’75) 

春頃に、図書館上映会で久し振りに見た大林作品「さびしんぼう」の原作、山中恒著の「なんだかへんて子」を読み終えました。

「さびしんぼう」を見た後日、未読だったしちょっと読んでみたくなり、借りて以来少しずつは読み進めつつ、途中で中断時期もあったりで滞りつつ、先日やっと読了。


読み易い児童文学っぽく、結構コミカルで柔らかい文体、主人公は同じヒロキだけれど、劇中では高校生だったのが、小4の設定、登場人物も結構名前やキャラクターがそのままだけれど、

劇中の、マドンナ的さびしんぼうの百合子は登場せず、彼女とヒロキの純愛エキスはなし、メイン筋は母タツ子の化身のさびしんぼうとの、コミカルなやり取り、

+劇中と同じくその周辺の学校の友人、先生、タツ子の昔の友人と娘、など絡んで、ヤンチャで明るくあっけらかんとしたファミリー(+学園)物語、という感じ。


何分小4設定、今時の、だと多少テイスト違うかもしれないけれど、書かれた時代も’70年代、劇中にあった、コミカルさびしんぼう側からのヒロキへの、恋心っぽい感情も特になし。

彼女が巻き起こす色んな騒ぎ、母のあたふたぶり、ヒロキと友人久保一男の”オウム騒ぎ”なども、多少設定は違うけど、結構劇中通りのエピソードもあって、

「さびしんぼう」は、この本からは、コミカルさびしんぼうが招く、ラフな息子~母関係のファミリー+折々学園、友情物語要素を取って、

それに、切なさモード漂う、「別れの曲」絡みのマドンナさびしんぼうエキスをブレンドした作品だったのだろう、と今にして。
             


作品を久方に再見した時、やや鼻についた、最後の方のヒロキの逆マザコン気味部分は、原作の方では、やはり最後の方で、ヒロキがタツ子化身少女について、

「でも、あいつ、なかなか、かわいらしかった」ぜ。ちょっと口やかましいところは、いまのママにそっくりだったけどさ」のような科白はあったけれど、それ以外、ヒロキが母への愛着をストレートに見せるような部分は特になく、

やはり小4の少年の無邪気な母への愛着を、高校生設定にした少年に語らせた所で、ややその表現が、バタ臭い感じに思えたのかと、少し納得、という所。


原作のコミカル少女も、神出鬼没の賑やかしキャラ、というのは同じだけれど、やはり小4設定、劇中のさびしんぼうが折に見せたような、寂しげな憂い、なども特になく、

ラストの去り方も、一応もじもじとヒロキに別れは告げるのだけれど、劇中の雨のシーンのように、そうしみじみ別れを惜しむ、というムードはなく、

いつものようにタツ子に追われてのドタバタのうちに姿を消してしまって、古い写真に収まってた、というのは劇中と同じだけれど、何だかまたこの続編として、小5版の彼女が現れそうな、というような割とあっさりした余韻。


この山中氏は、「転校生」の原作「おれがあいつであいつがおれで」や、「はるか、ノスタルジイ」「あの夏の日~とんでろじいちゃん」の原作著者でもあって、

私は今回今にして、筒井康隆の「時をかける少女」以外の大林作品原作を初めて読んで、この「なんだか・・」は’75年に出版、どの程度メジャーだったのか?だけれど、

その頃これを読んだ小学生層が、10年後、高校生版になった、コミカル+尾道舞台の青春映画「さびしんぼう」を見て、しみじみ、ということも流れとして想像できそうな、というほのぼのな1冊でした。

関連サイト:Amazon 「なんだかへんて子/ 山中恒」Amazon 「さびしんぼう」
関連記事:さびしんぼう(’85)別れの曲(’34)

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            <(C)(株)理論社>

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by MIEKOMISSLIM | 2014-09-30 06:19 | 本・邦画 | Trackback | Comments(0)


色とりどりのコンサート

23日(火)、近くのセシオン杉並での、クラシックコンサートに母と行ってきました。

出演者は、クラシック界で講師、演奏活動など活躍中のベテラン演奏家、音大卒や音大生の若い演奏家、小学生、高校生の音楽家の卵、など様々で、「色とりどり」というのも、そういう所からのネーミングのようで。

午後1時~8時の予定、ということで、長丁場のつもりでお茶+おにぎり持参で行って、実際は6時過ぎには終了だったけれど、3回の休憩を挟んで、様々な演奏が続き、なかなかのボリューム。


進行役は、自らもリストとショパンを弾いてた、初代「文化交流使」でピアニスト、コンクール審査員、音大教授,オーケストラ監督等らしい三谷温氏。

プログラムでの各章ごとに、演奏曲の作曲家は、

★迫力ある二台ピアノによる共演 ラフマニノフ、ブラームス 2曲
★~Opening Address~ リスト、ショパン(三谷氏) 2曲
★未来の演奏家 バッハ、シューベルト、ドビュッシー、ショパン 4曲
★室内アンサンブルより ジョルジュ・リゲティ 1曲
★ドイツ・オーストリアより~和音に秘められた想い~ ハイドン、モーツァルト、バッハ、ベートーヴェン、ブラームス 6曲
★近現代より~フランス印象派から抒情的なロシア音楽へ~ ドビュッシー、ラフマニノフ 11曲
★華麗なるショパン~美しき旋律が奏でるショパンの魅力~ ショパン 10曲

ピアノ曲が多く、その他ヴァイオリン、管楽器アンサンブル、男性の歌曲も。

知っていた、また聞き覚えあった曲は、リストの「愛の夢 第3番」、ドビュッシーの「2つのアラベスク より第1番 ホ長調」、

モーツアルト「ああ、お母さん、聞いて による12の変奏曲 ハ長調K.265、ショパン「ノクターン 第20番 嬰ハ短調」、母も、リスト「愛の夢・・」とモーツァルト「ああ、お母さん・・」位だったようで。


今回一番インパクト曲は、最後の女性演奏者が弾いた、ショパンの「ノクターン 第20番・・」。

おそらくプログラムでの曲順が、同じ奏者のショパン「スケルフォ 第4番 ホ長調」と入れ替わってて、その時はそこはかとなく哀愁のエレガントな旋律、微かに記憶にあるような、と思いつつ、気付かなかったけれど、

前に「風のガーデン」で平原綾香が歌う英語版テーマ曲、日本語版挿入曲「カンパニュラの恋 / ノクターン」の原曲。当時の平原版も懐かしいけれど、

   

やはり原曲も、なかなかしっとり繊細な優美さ。

          


また、聞き馴染みだったリスト「愛の夢 第3番」も優雅な調べ。

         

これも後で、フィギュアであったような?と思ったら、やはり真央ちゃんの’10-’12年のフリー曲だったのだった、と。会場で、近年のラフマニノフは連想して、今回演奏曲の中に使用曲はなさそうな、と思ったのだけれど。

         


その他印象的だったのは、ライブで聞いたのは初、冒頭の2台ピアノによるラフマニノフやブラームス、どちらも女性ペアでの連弾の、モーツァルト「4手のためのソナタ ニ長調K.381」や、ドビュッシー「小組曲」、

★未来の音楽家 での小4の女の子の、音だけ聞いてると、大人の演奏者と区別つかなそうな、滑らかな指さばきでのバッハ、シューベルト、ショパン、

★室内アンサンブル での、アンサンブル・リラという東邦音大卒業生の女性5人、フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットでの、現代の作曲家ジルジュ・リゲディの曲も、各楽器の音色の重なりやメロディ展開がなかなか面白い聞き応え。

2回目の休憩の後、心地よい調べにやや眠気に襲われてた頃、ピアノ伴奏+男性ソリストの、小柄な体ながら力強く伸びやかな声量が響き渡るラフマニノフ5曲で、結構目が覚めたり、といった所。


あと、モーツァルトの「ああ、お母さん・・」は、♪ドドソソララソ・・の、聞き馴染みメロディで、プログラム順序によると、これってバッハ曲だったんだ、と思って、

帰りに母から「お星さまキラキラ・・」の歌詞の曲、と聞いて、ああそうだった、英語で「Twinkle twinkle little star・・」の、と思い出したけれど、

後で確かめたら、日本語題「きらきら星」、バッハではなくて、プログラムでその前に載ってたモーツァルト曲、と判って、でもモーツァルトが作曲した訳ではなく、

そもそも18世紀フランスのシャンソンで、モーツァルトはそれを元に変奏曲を作曲した、そうで、モーツァルトにかかると、シンプルなメロディが、ああいう起伏あるピアノ曲に変貌。

         

曲自体は、イギリスでの英語詞「Twinkle twinkle・・」の替え歌が童謡として広まって、マザーグースの1つになってる、というような歴史があったのだった、と。


帰り道で、前もチラッと聞いた覚えだけれど、母が、私が子供時代ヤマハオルガン教室に通い始めた時、ヤマハの先生がびっくりして、この子は才能がある、ピアニストになれるかも、と言ってくれて、

オルガンに続いて、祖父もピアノを買ってもいい、と言ってくれたけれど、私自身は続けたい風でもなかったし、結局ピアノにはいかなかった、と。もし続けてたら、さっきの小4の子みたいにやってたかもね、と笑い。

どうも当時そういう風な打診を受けた覚えはなく、オルガン自体は、今でも幾つか覚えてる曲はあるけれど、嫌いでもなく、特に好きという訳でもなく、どちらかというと中学時代に買ってもらった白いギターの方が、熱心に弾いてた覚えなのだけれど。

そしてこれは初耳だったけれど、母の母、私の祖母の父が、当時にしては開けてた人で、祖母にピアノを習わせてて、祖父と結婚後も楽譜を持ってて、私や妹のヤマハ時代にそれを借りたこともあった、とか。

母自身はそういうピアノ体験はなかったけれど、昔合唱やってたり、音楽好きなのは血筋なのかも、と改めて。


そういう所で、総勢31人の演奏家達のジョイントで36曲、視覚的に特に女性陣の様々な色のステージドレスの艶やかさ、というのも楽しみつつ、様々なクラシック音色を味わえた今回でした。

関連サイト:色とりどりのコンサート 杉並区サイト
関連記事:杉並弦楽合奏団 第49回定期演奏会オペラガラコンサート~セラータ・ムジカーレ Tokyo Play Opera 第30回定期演奏会 御坊混声合唱団第5回・第7回定期演奏会(’81)(’84)杉並弦楽合奏団  創立25周年記念 第50回定期演奏会杉並弦楽合奏団 第51回定期演奏会日本フィル出張コンサート杉並弦楽合奏団 第52回定期演奏会第18回 フィルモアコンサート杉並弦楽合奏団 第53回定期演奏会

カンパニュラの恋/ノクターン(’08)風のガーデン(’08)~第5話カンパニュラSONGS 平原綾香

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                   <プログラムチラシ> 

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by MIEKOMISSLIM | 2014-09-26 00:58 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


ユーミンの罪 / 酒井順子(’13)<2>

ユーミンの罪 / 酒井順子(’13)<1>の続き

本人との直接の接点、というのは以前、何度かユーミンDJのラジオ番組で本人やジャニス・イアンの曲などリクエストをかけてもらった、とか、一度少しだけ込み入った恋の相談内容のハガキを読んでくれて、

「この人は自分のことが良く分かってますね・・難しいと思いますけど、幸せになって下さい。無責任ですけど・・」などと答えてくれたこと、位だけれど、

直接の実際のお人柄、などは不明でも、様々な曲にある、そういう微妙な意識、感情を”肯定してくれる”感、というのは、意外と大きなファン要素、とも改めて思う。


そういう意味で、あとがきでの「ユーミンは救ってくれすぎた」という40代の独身女性の声。

確かに私も、ユーミン曲によって、田舎にいながら都会への夢を見たり、実際恋に対してふりしぼる勇気を得たり、失恋の痛手が薄まったり、辛いことより快い思い出が曲と共にフリーズパックされてたり、というだけでなく、

様々な曲が提供してくれる疑似友情や恋愛で、人生の一部をまかなってきてしまったのでは、というようなことも頭をよぎったり。


最初の「ひこうき雲」の章で、>今思えば、ユーミンが見せてくれた刹那の輝きと永遠とは、私達にとって手の届かない夢でした。しかしその時、それらはあまりにも甘く、魅力的に見えたのです。・・

ユーミンに対しては「いい夢を見させてもらった」という気持ちと「あんな夢さえみなければ」という気持ちとが入り混じる感情を抱く人が多いのではないでしょうか。

かくいう私もその一人。ユーミンを聴かずにもっと自分の足元を見ていたら、違う人生もあったかもね、とも思います。

・・しかし、自分の感情と生活が描くカーブと、ユーミンの曲が提示したカーブとがぴったり一致したと誤解できた若い頃。

あのシンクロ感にともなうぞくぞくするような興奮は、今もユーミン曲のイントロを聞くと湧きあがるものであり、その感覚に軽く鳥肌を立てつつ、「これにはとてもあらがえなかった・・」と、思うのです。<

などとあって、まあ人それぞれとは思うけれど、やはりユーミン曲を通してみた夢の影響、というのは私の人生の中でも、決して小さくはない、

大学時代、一時期ボーカルやダンスレッスンに通ったこと、シンガーなど志望には自信がなく、でも音楽関連の仕事に就きたくて、有線会社に入ったこと、結局20代後半に、田舎から単身上京してきて以来東京住まい、ということ、

遅ればせながら、塾講師しつつ一時期デザイン学校のイラスト科に通ったりしたこと、気付けばワーキングシングルであること、その他もろもろの自分の在り方、について、過半数というつもりはないけれど、

自覚的には良くも悪くも30~35%位は、何らかのユーミン(曲)の影響で、ユーミン曲にハマっていなかったら確かに違っていたのでは、という感じ。

音楽の嗜好的にも、ユーミンの前は陽水をよく聞いてたけど、ユーミン関連で好みになったミュージシャンも多いし、あの時ユーミン曲に出会わなかったら、次にどんな音楽にいってたか?だけれど、多分何にせよあれ程の影響、インパクトはなかったのでは、と。


この著者のように、もっと自分の足元を見ていたら・・とも、やはり、とても抗えなかった、というのも、正直な所だし、やはりユーミン曲への愛着は変わらずとも、今と昔では実質スタンスも違うのは確か、

この著者は、こういう本を出しはしたけれど、(以前の)決別へのケジメ、のようなニュアンスも感じられなくはないし、個人的にユーミンとの付き合い、というのも特に見かけないし、もしかして今はユーミン(曲)とは距離を置いてるのかも?しれないけれど、

そういう風にある時期がきて離れていったファン、また往年のファンの2世代目で新たにファンになった層などもいる中、いまだユーミン自身はバブル終焉後の世界でも、走り続けてる、という事実。

私自身は、80年代までの傾倒ぶりに比べれば、やはりこの著者のように、90年代半ば頃からユーミン曲から徐々に疎遠になっていった時期があったけれど、近年また引っ掛かるようになってきて、やはりいいものはいいのだ、という感じ、

まあ後悔先に立たず、だし、今となっては自分の人生の特色の一つとして、それなりに生活の潤いとの一つしてプラス思考で関わっていければ、と改めて思う。


トータル的には、前述のようにユーミン本として、「ユーミンの吐息」を超えはしなかったけれど、女性目線での色々、

改めてユーミンの特に作詞面だけでも、女性の生き方にある意味「罪」と言わせる程の影響力を持ってきた”ただ者じゃない”クリエイター資質、

言われてみればなるほど、という目新しい分析もあったり、漠然と感じてたことが文面で指摘されてて合点がいく、という所もあったり、なかなかユーミン曲生身感、という意味で面白く味わった1冊でした。

関連サイト:Amazon 「ユーミンの罪/酒井順子」Amazon 「ユーミンの吐息 / 深海遙」
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                  <(C)(株)講談社>

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by MIEKOMISSLIM | 2014-09-23 05:48 | 本・音楽 | Trackback | Comments(0)


ユーミンの罪 / 酒井順子(’13)<1>

昨年秋に出ていた”ユーミン本”、遅ればせながら先日読み終えました。

年明けに図書館で予約してたのが9月に入ってやっと到着、私の後にも予約は百人位いるようで、なかなかの人気ぶり。

初耳だったエッセイスト、酒井順子著、「ひこうき雲」~’91年「DAWN PURPLE」までのアルバムごとに、様々な形で各時代の微妙な女性心理に寄り添ってきたユーミン詞を分析した内容。


この手のユーミン本で、女性が書いたものはこれまで覚えなく、今40代後半で、ユーミン絶頂期に青春時代だったユーミン世代の一人だった著者が、当時自らユーミン世界にハマっていた経験を踏まえてユーミン詞を斬っていて、

こういう路線では、「ユーミン愛の深層心理 / 富田隆」(’92)もあったけれど、こちらの「ユーミンの罪」は、何だかタイトルからして、だけれど、女性目線でのリアルさ、というのもあってか、

ユーミン曲が女性(の深層心理面)に及ぼした影響、などまあ結構生身の肌触り感、我が身につまされるようなシンクロ部分もあったりで、ややほろ苦い後味も残った1冊。


ただ、内容はユーミン曲のサウンド面にはほとんど触れておらず、とにかく恋愛面の詞の世界を中心に追っていて、また各アルバムごとに何曲か断片的に取り上げて章にしている、という構成、

a0116217_2314193.jpg昨今のユーミンファン層、音楽ファン層に広く読まれやすい、というのはありそうだけれど、

やはり”かゆい所に手が届く”的には、変わらずマイベストユーミン本の「ユーミンの吐息 / 深海遙」(’89)に軍配。<(C)(株)ミリオン出版→>

深海遙という人は、思えば情報も少なく性別不明、他にユーミン本「松任谷由実の世界 Yuming World」や村上春樹本も書いてて、文体の印象から男性と思ってるのだけれど、

著者の思い入れある曲ごとに掘り下げた「偏愛名曲を読む」章、もそうだけれど、ユーミン曲の、恋愛部分のみならずの情景描写やサウンドも含めた総合的な”感性の震え”部分に斬り込んでいた、というのは、「ユーミンの罪」にもないテイスト、

自分のユーミン曲真骨頂的には、この「ユーミンの罪」は、ある面のユーミン曲本質を突いてはいても、そのナイーブな魅力を探る、的にはややドライ過ぎ、という感じ。


9/23追記:それでも、折々へえなるほどそう言われれば、という箇所があって、アルバム単位では、

思えば、「MISSLIM」を子供時代に初めて聞いて以来、「2 ダサいから泣かない MISSLIM」で触れられてるように、「海を見ていた午後」や「たぶんあなたはむかえに来ない」の、ダサいから泣かない、男にしがみつかない女は新しい存在、というような感覚は持ったことがなかったけれど、



ユーミンは’70年代の半ばに、’80年代の女性がどんどん強くなっていった時代を予感して、先取りしていた、とのことで、ナイーブな情景描写の中の、感性は豊かだけれど、「男にしがみつかない女性」的な洗練、カッコよさ、のような部分も、無意識に魅力の一つになってたのかも。




「9 祭りの終わり 昨晩お会いしましょう」で、アルバム中「タワー・サイド・メモリー」「手のひらの東京タワー」で登場の2つの”タワー”は「進化や成長を欲する心」の象徴で、まだ阪神・淡路大震災の前’81年、ユーミンは「都会の象徴」としてタワーを登場させた、とか、

「12 女に好かれる女 VOYAGER」で、アルバムジャケットで、青いビルの谷間を1人泳いでるユーミンが、華麗なクロールとかでなく平泳ぎっぽいのは、

女が都会で一人で生きていくという航海は、いつも颯爽としてる訳でなく、時に溺れかけ、時にジタバタもがくもの・・ということを示しているのでは、というような指摘。


「19 永遠と刹那、聖と俗 天国のドア」では、ユーミン曲の、永遠と刹那、ということ。このアルバムの聖と俗との極めて強いコントラストが指摘されてて、

そういえば、「Miss BROADCAST」で忙しなく働くOL、まさにバブル時のイケイケの勢い彷彿、の「Man In the Moon」のハイに躍動する成功志向の男の歌、

好きな「ホタルと流れ星」のような、「同じ光を見てた あの時確かに見てた・・」という共有した刹那を惜しむような失恋ソング、



かと思えば「時はかげろう」「Glory Birdland」「SAVE OUR SHIP」のような、日常を超越したようなスケール感ある曲、も交じって、

ユーミン曲の、日常の中の一瞬を切り取る美しく儚い刹那的要素と、目に見えない時空に及ぶ”永遠”(への憧れ)感要素ミックスというのも、魅力のエキス、というのも改めて。  


刹那、という点では、「1 開かれたパンドラの箱 ひこうき雲」で、1曲目「ひこうき雲」では、「人間は死ぬ」ということ、死んだ人間は、ある時の姿のまま、他人の記憶の中で”フローズン”されること、そんな一瞬の感覚が1つの曲に閉じ込められていて、



ユーミンが始めたニューミュージックの何が「ニュー」だったか、と考えると、それは「瞬間を切り取る」という部分、・・・つまり面や線でなく「点」だけを示すそのやり方ではないか、というような所は、いつからかかねがね思ってる、ユーミン曲=音楽の印象派、感覚とまさにシンクロ。

ただ、ユーミンが念写、と言ってた、曲に織り込まれるある風景や空気感、というだけでなく、「ひこうき雲」の場合は、小学校時代の同級生の死の知らせに対して、多感な一少女が受けた一瞬の感慨、というものが曲に転化された、という、そういうパターンも、と改めて。


「5 恋愛と自己愛のあいだ 流線型’80」で、同じ死を扱った「12階のこいびと」について、これって端的に言えば「別れる位なら死んでやる」意味合いだけれど、歌詞からも女の情念の重さを感じさせない、

飛び降り自殺すら、切り取り方によっては詩的で、ユーミンは「湿度を抜く」ということに関して天才的才能を持っている、・・・自死という重すぎる状況からも、湿度と重みを取り去り、一瞬の絵のような歌として仕上げられる、というくだり。


その手法は、数々の恋愛沙汰シチュエーションでも使われてて、「6 除湿機能とポップ OLIVE」で、「冷たい雨」にしても、中島みゆきさんが歌ったら、どれだけ声を震わせその怒りと絶望を表現するだろう、という

この歌詞からも、ユーミンは見事に湿度を除去してみせてる、それはメロディとアレンジとで薄めてる面、冷たい雨というモノクロ世界赤い靴が浮かび上がる色彩感覚が湿り気より印象的、という面もあって、

ユーミンが恋愛のカリスマになったのは、誰もが知ってる位感情を、重くなくお洒落に、すなわちポップに歌い上げたからだと思う、のような所。

その真骨頂は、「10 ブスと嫉妬の調理法 PEARL PIECE」で、著者が情念ソング三曲、と名付けてる「真珠のピアス」「DANG DANG」「忘れないでね」で、
                

まあ「真珠のピアス」は、真珠爆弾を別途の下に仕込む女、という比較的ストレートな嫉妬行為、だけれど、「DANG DANG」も、単なる前向きな「失恋ふっきりソング」ではない、

相手の新たな相手の友達になるもくろみ、が表明されてて、まだ”ストーカー”という言葉が世に出てない時代だけれど、ストーカー的要素が盛り込まれてる、という指摘。

「忘れないでね」も、夜中に元カレにイタ電をかける、淋しさだけでなく嫉妬という要因が深くかかわってくる、という、まあこの3曲って確かにある種ユーミン的情念ソング、なのだけれど、

何だか薄々感じつつ、この著者が指摘しててなるほど、と思ったのは、その3曲に共通する、嫉妬という醜い感情をコントロールできないことに対する言い訳行為をしているヒロイン、という面。

「真珠のピアス」では、相手の新たな彼女のことを「かわいいあの女(ひと)」と呼ぶ、善良さが自分の中にある、というアピール、

「DANG DANG」では、冒頭の「あなたにふさわしいのは私じゃない」で、こんなにあなたを思っているから身を引く、利他的な人間なのよ、私は、という主張、

「忘れないでね」では、「うたがわれた土岐は心配させちゃだめよ そう どこかのいたずらと言って」で、こんなに淋しい私なのに、あなたの奥さんのことは気遣っているのよ、身の程を知ってるでしょう、という自己憐憫、自己陶酔、など、

まあ各詞の中で、表立って、という訳ではないけれど、確かにそういう、嫉妬にかられつつ、自分を良い子に見せよう、という心理、というのが薬味(隠し味?)のように使われてる各曲、と改めて。

この3曲では、「DANG DANG」が一番好きで、確かに、ちょっとしぶといヒロイン、とは薄々思いつつ、波のうねりを思わすイントロからの、失恋+吹っ切るように海辺を走るスピード感の前向きなある種の心地よさの魅力、ではあったけれど、そこに+アルファで、自己憐憫、という味付けも加わっていたかも。



この絶妙薬味で、女性達は「ユーミンはわかってくれている」と思って、自ら嫉妬地獄に陥った時に、これらの歌を聴くことによって満足して、実際の行為に出るのを自制できたかも、という、一面。

ユーミン自身はその辺り、どの程度確信犯的か?で、他にこういう類の曲が色々思い浮かぶわけではないけれど、

そういえば「まちぶせ」なんかも、ヒロインのとってる行動に「別の人がくれたラブレター見せたり 偶然をよそおい 帰り道で待つわ」という、相手の気をひこうとする意図的あざとさ、はちらつくのだけれど、

そういう行動をとる原因として「好きだったのよあなた 胸の奥でずっと・・」というピュアな一面をアピール、みたいなバランス、もそういう類かも。



こういう嫉妬に際しての言い訳的要素は、中島みゆき情念ソングにはちょっと思い当たらず、いiつか対談で、みゆきさんがユーミンに、あなたは誰にでも好かれようとするのが弱点、でもそれがあなたのいい所だけどね、というようなことを言ってたのを思い出すけれど、

そういう、ある種開き直った嫉妬どっぷりになりきらない、またはないきれない、あざとさ、気弱さというか、ある種の少女っぽさを残した?微妙な女性心理、まで網羅して(くれて)いるユーミン曲、という側面も改めて。


そしてこれらの嫉妬テーマ曲にしても、重苦しくならないのは、やはりメロディやアレンジの要素も大きいのだろうけれど、著者は、それだけではない、

ユーミンが「スキーって、楽しいよね」というように「嫉妬って、するよね」と肯定はすれども、「嫉妬って、苦しいよね」とは歌わない、絶妙な味付けのせい、ということ。


あとがきで、ユーミンはそういう女が内含するドロドロしたものを全て肯定し、ドロドロをキラキラに変換してくれた、私達は、そんな風に甘やかしてくれるユーミンが大好きだった、とあるけれど、

特に松任谷になってからユーミン曲には、助手席に座る女性、相手に連れて行ってもらう、相手を眺め、見守ることで満足する女性、男にしばられず生きる女性など様々な女性が登場、

そしてユーミンは作詞面でも、そういう様々な女性達の強さと弱さ、嫉妬、向上心なども含めての肯定、言いかえれば、やはりデリケートな感情的表現力、包容力、というのが、ずば抜けてるクリエーター、というのも改めて。

ユーミンの罪 / 酒井順子(’13)<2>に続く

関連サイト:Amazon 「ユーミンの罪/酒井順子」Amazon 「ユーミンの吐息 / 深海遙」
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               <(C)(株)講談社>

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by MIEKOMISSLIM | 2014-09-21 23:10 | 本・音楽 | Trackback | Comments(0)


僕らの音楽 「僕らのユーミン」

昨夜「僕らの音楽」でユーミン特集、オンタイムで見ました。

他にも溜まってる録画はあるのだけれど、とりあえずこれ優先。これまでの主にこの番組でのユーミンと他のミュージシャンとのコラボやカバー集、という内容で、

本人は登場せず、ゲストに正隆氏、この秋の「あなたがいたから私がいた」に出演する、藤真利子、石黒賢。


流れたのは、

「ひこうき雲」(1973) Vo&Piano:松任谷由実、Vo:aiko
「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」(1983) Vo:松任谷由実、原田知世
「Woman “Wの悲劇”より」(1984) Vo:松任谷由実、薬師丸ひろ子
「やさしさに包まれたなら」(1974) YUI×平井 堅
「真夏の夜の夢」(1993) 槇原敬之×前田亘輝
「卒業写真」(1975) Vo:徳永英明、Vo&Guitar:YUI
「Hello,my friend」(1994) Vo&Guitar:miwa、ムッシュかまやつ
「晩夏(ひとりの季節)」(1976) Vo:平原綾香
「あの日にかえりたい」(1975) Vo:平井 堅
「春よ、来い」(1994) Vo:槇原敬之
「COBALT HOUR」(1975) Vo:NOKKO

記憶に新しい、また覚えあるコラボやカバー+幾つか初耳バージョンもありで、なかなか感慨深いものが。

今回一番インパクト曲をあげるなら、やはり今の季節柄、というのもあるかもしれないけれど、平原綾香の「晩夏(一人の季節)」。

やはりこういう、夏が去りゆく時期の空気感を、これほど視覚的、情感的に鮮やかに斬りとってみせた曲はなく、今後も生まれないだろう、と、一部だけれど久方に耳にして、改めてしみじみ。


初耳のものでは、最初の素直なaikoボーカルとのコラボでの「ひこうき雲」や、

           

平井堅の「あの日にかえりたい」もなかなか印象的。この人は今回YUIとの「やさしさに・・」もあったけれど、断然「あの日に・・」の方が、フルコーラス聞いてみたい気が。

「あの日に・・」は、近年の今井美樹、森高千里、小野リサ、徳永英明、マイケル・フランクス版などあるけれど、この平井版は、結構ハマってるかも、という感触。


記憶にあるものでも、ユーミン&原田版「ダンデライオン」、

           

ユーミン&薬師丸版「Woman・・」は双璧で改めてジーンとくるものがあるし、

           


最後の、今回のためのテイクらしい、マッキーの「春よ来い」と、NOKKOの「COBALT HOUR」もなかなか。

どちらも正隆氏のピアノ伴奏、以前男性ボーカルでの「春よ来い」カバー集記事で、やはりこの人のをマイベストに挙げたのを思い出したり、

NOKKOの「COBALT・・」は、「ディア・ユーミン」に入ってて、生歌は初耳、アルバムでもアレンジは違ってて、そういえば元々なかったのだったけれど、今回も間奏に、オリジナルの異次元にワープ的、浮遊感のギター、キーボードフレーズはなく、ちょっと残念、

          

でもさすがに年は取ったけれど、NOKKOの躍動感にフィット。


その他、「Hello,my ・・」をYUIと歌ってた、余り映らなかったけれどムッシュかまやつも久方、

この人といえば、昔ユーミンが出てた番組で、「♪楽しいバス旅行~」で始まるシンプルな曲を一緒に即興で創って歌ってたり、記憶違いかもしれないけれど、その番組でユーミンが茅ヶ崎で「天気雨」を創ってたような、と思い出す。


トークでも、ユーミンと親交ある藤真利子の、ユーミンとの買物時エピソードや、正隆氏が、藤真利子が家にex boyfriendを連れてきた、などとばらして藤真利子があせってなじり、笑いを誘ってたり、

この人が好きなユーミン曲として、「ハルジョオン・ヒメジョオン」をあげて、誰にでも書ける詞ではない、凄いセシティブな彼女の才能を感じる、とほめてたのも、なかなかこの人の世代なりの、渋い選曲。

石黒賢は、これまでユーミンとの縁は、初めて出たドラマの主題歌が、ユーミンが作った「蒼いフォトグラフ」という曲だった、とのことで、これは歌は松田聖子、作曲ユーミン&作詞松本隆のコンビ作だったのだけれど、

どうも記憶になく、You tubeで一部聞いてみたら、そういえばメロディに覚えが、という感触だったけれど、これは「瞳はダイアモンド」のカップリング曲だったようで。


正隆氏は、ユーミンとの創作の様子を聞かれ、アレンジをユーミンが気に入らない時もあって、そういう時は喧嘩になる、と苦笑、

「春よ、来い」は、最初アレンジしたのを彼女が大嫌いで、やり直して、と言われたけれど、そのままにした、ユーミンは和の感じにしたのが嫌で、もっとエスニックなイメージ、ギターサウンドのイメージだった、などと、ちょっと意外なエピソード。

和な感じにしたから、ああいう詞にしていったんだけれど、と言ってたけれど、そういう風に、曲だけが出来てて正隆氏のアレンジによって、ユーミンが詞を構築、というようなパターンもあるんだな、と今にして。


そういう所で、30分番組、ラスト2曲以外は断片的ではあったけれど、それでもやはりDNA的に染んでいる感触が呼び覚まされ、ギュッと集中、濃縮したような一時の至福の時間、特別に1時間枠、とかならもっと良かったけれど。

今回は「僕らのユーミン」、広く他のミュージシャンからのユーミン曲リスペクトぶり改めて、で、この番組は来週で終了らしいけれど、

いっそ今回のような、毎回ゲストを呼んで、コラボやカバーや談話、また生粋にユーミンがライブ、NHKの「SUPER WOMAN」の時のような旅ルポなどのユーミン(曲)番組、が出来たらいいのに。

ユーミンと正隆氏で司会、でもいいけれど、やりにくければ、草薙くんのような進行役、というか温和なホストを置いて、

各回によって2人が出たり、少なくともどちらかは来て、という形で、そこそこ視聴率も取れるのでは?などと思ったり、などとも後で思った今回放映でした。

関連サイト:僕らの音楽 「僕らのユーミン」セットリストあなたがいたから私がいた サイト
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SONGS 秋川雅史・平原綾香カンパニュラの恋/ノクターン(’08)紅白歌合戦(’08)タビうた  岩崎宏美・平原綾香SONGS 平原綾香クリスマスの約束(’11)


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by MIEKOMISSLIM | 2014-09-14 03:34 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


夏期講習終了・新入会

厳しかった夏も一応峠超えで9月、先週水曜で夏期講習が終わってました。

今回平常に+分は、私立中2女子の数学90分×5回、都立高3女子の英語、世界史各90分×1回ずつ。講習のみで入会の中高一貫校3年男子の数学平常扱い90分4回+講習90分×5回。


そして、その男子が9月度も続行で、平常週90分×1回で正式入会。

a0116217_23104789.jpgやはり普通の区立中とは段違い、結構ハイレベル内容のこの生徒の、今学校で使ってる中堅~難関校入試問題ばかりの、その名も「最高レベル問題集」<→(C)(株)好学出版>、

夏休みの序盤のまだ解答入手前、何問かとっさに苦労したこともあったこの問題集や、学校での休み明けテスト、宿題で出してる都立自校作成入試過去問、そのなどの予習で、

高校数学ともまた違う、途中式も結構長くなる込み入った図形問題、関数+図形ミックス問題など、まあ慣れてはきたけれど、それなりに労力。

答え、解説のないプリント類など学校で出て、ウチの授業で聞きたい時は、週1でもあるし、スムーズな進行のため、前の日までにファックス送信か、

家も近いし、コピーしたいので持参して、あらかじめ内容知らせておいて欲しい、という旨本人とお母さんに伝えて、そうしてくれそうでまあ一安心だけれど。

本人自体は夏休みでの印象のまま、まあそうやる気満々、という訳ではないけれど、真面目で温和、何とか工夫して解こうとする姿勢も見えるし、適度にフレンドリーで気さくに世間話もするし、やり易くはあるのだけれど。


それと引き続き、やはり受験生の都立高3女子。11月末の情報系学部一般推薦入試のための論文練習、というのも週に1,2題ペースで進めてきて、添削も考えながら、で、過去問は過去問は一通り通って、

5~10行の日本文、英文を読んでから、概要、考えを書くという出題パターンに沿ってのIT関連、メディア関連のネタ探しが必要で、

まあ日本文は昨年の過去問出典本が入手できたので、それで当面出せそうだけれど、英文の方が字新聞とか雑誌とか、ネットでそうマニアックでなく一般的な内容のを探ってはいるのだけれど、という所。

やっと一通り現代の最後まで通った世界史の、6月に受けてた模試復習、整理などに追われてて、英語と共に今後の適度な問題集選びとかも考えないと、だけれど、

夏の手応えは、それなりにあるようなまだまだ足りないような、で、本人、親御さん共、なるべく推薦で受かってしまいたい、という意向ありあり、

まあ推薦での志望校の学部も、近年中堅上位にしては倍率もそう高くなさそうだけれど、果たして首尾よく行くか?だし、余りあてにせず一般のつもりではあるのだけれど、という所。


それと9月から新たに、今まで数学を週90分×1回でやってた私立中2年女子が、英語も同回数で新たにスタート。

高2の姉とずっと一緒に通ってた英語塾を、姉が入試準備のため予備校的な塾に変えたのを機に、家から遠かった、というのもあってこの生徒も辞めて、近い方のウチでやることになった、という流れ。

数学程には苦手感もないようだけど、この学校で使ってるのがZ会のニュートレジャー、という学校直販教科書で、準拠問題集共に入手は難しそう、という今までにないケース。

まあいざとなれば折を見て借りながらコピー、でも仕方ないけれど、という所。


で、やはり今比重的には、夏休みに引き続き、今の所ウチだけで自己推薦、一般受験対策路線の前述高3女子、それと中高一貫校の中3男子の数学準備に、そう授業日程的にハード、という訳ではないのだけれど、神経使う感じ、

秋に向けて、それなりに出来る事は抜かりなく、なるべくテンポよくやっていければ、という所です。

関連サイト:個人学習会 高円寺教室
関連記事:ある少年(’07)一息(〃)夏期講習(〃)再会(〃)合格・ブログサービス終了(’09)受験シーズン終了と新入会(〃)春期講習終了・新年度と新入会(〃)中間テスト対策終了(〃、1学期)期末テスト対策終了・夏期講習(〃)夏期講習(〃)夏期講習前半終了夏期講習終了中間テスト対策終了・新型インフル(〃、2学期)期末テスト対策終了・冬期直前講習(〃)センター試験終了・インフル余波(’10)冬期直前講習と期末テスト対策終了(〃)春期講習終了(〃)中間テスト対策終了(〃、1学期)期末テスト対策終了(〃)夏期講習前半終了(〃)夏期講習終了(〃)中間テスト対策終了(〃、2学期)期末テスト対策終了(〃)冬期直前講習(〃)冬期直前講習終了(’11)学年末考査対策終了(〃)入試ネット投稿(〃)塾HP再作成(〃)中間テスト対策終了・新入会(〃、1学期)期末テスト対策・夏期講習(〃)突然の別れ(〃)塾広告ポスター(〃)夏期講習終了中間テスト対策終了・新入会(〃、2学期)期末テスト対策終了(〃)冬期講習終了(’12)学年末考査対策終了(〃)春期講習(〃)春期講習終了(〃)中間テスト対策終了・新入会(〃、1学期)期末テスト対策終了・新入会(〃)夏期講習(〃)夏期講習終了(〃)中間テスト対策終了・新入会(〃)期末テスト対策終了(〃)冬期・直前講習、新入会(’13)直前講習終了・学年末考査対策終了(〃)中間テスト対策終了(〃、1学期)期末テスト対策終了・新入会(〃)夏期講習終了(〃)中間テスト対策終了・新入会(〃、2学期)期末テスト対策終了(〃、2学期)冬期講習終了・一時復帰(’14)学年末考査対策終了(〃)春期講習終了(’14、1学期)中間テスト対策終了(〃)期末テスト対策終了・新入会(〃)

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            <生徒・親御さんからの北海道土産「白い恋人」>

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by MIEKOMISSLIM | 2014-09-08 22:46 | 仕事 | Trackback | Comments(0)


葛飾柴又散策

1日(月)に、「男はつらいよ」ロケ地、寅さんホームの葛飾柴又散策してきました。


週末東方神起コンサートを見に上京してた関西の友人、ブログで前に、著作のプログラム関連本の紹介してた川村8号ストロングさんが、以前同じように上京して私の家に泊まった時、寝過ごしで流れてた柴又観光をやっと実現。

a0116217_0452225.jpg私は3時半~授業だったので、半日たらずだけれど、京成線の柴又駅~駅前寅さん像と対面~帝釈天参道~帝釈天~山本亭~寅さん記念館・山田洋次ミュージアム(の前まで)

~戻って帝釈天参道でお団子セット、ぶらり駄菓子屋や土産物屋の店巡りで、まあプチ観光は楽しめた、という感じ。


a0116217_0535595.jpg行き方は色々のようだけれど、JR高円寺~東京~日暮里~京成高砂~柴又で、寄り道しなかったら1時間位。

京成線というのは、私は多分初、特に高砂からの京成金町線は車両も3両位、江ノ電のようなローカルムード。

柴又駅ものどか、改札側へは小さな踏切を直に渡って、で、駅前で、鞄を下げた往年の寅さんの等身大位のブロンズ像(↓一番下)が出迎え。寅さん(=亡き渥美清さん)がこうして役柄の姿で永遠に、というか。


駅前から直の参道は、幅も浅草などより狭くこじんまり。少し行った所で右手に、「男はつらいよ」1~4作目の実家として撮影舞台だった、という食事処「とらや」(↑)、ここは今、私達目当てのお団子はないようで、結局今回中には入らず。

a0116217_055548.jpg平日の午前中、しとしと雨模様というのもあってか余り人通りもなかったけれど、店は大体営業中、食事処兼土産物屋さんが食べるラー油など試食を勧めてくれたり、

ぶらぶら行くと、結構すぐに帝釈天(↑左)前まで来て、参道の長さ自体もミニ浅草、というか。帝釈天の構内(→)もそう広いわけでもなく、こじんまり風。

正面の帝釈堂に靴を脱いで上がってお参り、外へ出て、気付けば「男はつらいよ」テーマ曲の冒頭部分のリフレインが流れっぱなしで、この地域自体のテーマミュージック、のようで。


a0116217_22395518.jpg9/6追記:帝釈天の右手奥の方にある観光スポット、「山本亭」の庭園(←)を通り抜けて、

階段を上って寅さん記念館、その向かいの近年オープンした山田洋次ミュージアムまで行ったけれど、「まあ、いいか」と、入館はせず引き返し。

再び「山本亭」通り抜けで帝釈天参道へ。ここは大正時代の木造2階建て家屋+昭和初期日本庭園、その中に塞がれた元防空壕の入口、なども。

今回初耳だったさりげないスポットだけれど、ここで初めて中年位の女性外人の団体客に遭遇、寅さんが海外でのメジャー度って?だし、柴又自体、浅草の知名度にはほど遠そうだけれど、こういう所巡りする外人客もいるものだな、と。


参道で、「高木屋」という店で、2人共お団子セット??に。

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よもぎ味+あんの草だんご、甘辛たれの焼だんご、しょうゆダレ+きざみのりのだんごの3本セットで、それぞれの風味にもちもち感で、美味しく味わって満足。草だんごのあんは、思ったより甘さ控えめ。

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「とらや」のように特に撮影現場、という訳でもなかったのだろうけれど、「男はつらいよ」陣とも長い付き合いあったようで、

店内には若い頃の山田洋次監督や、各回ごとのマドンナ役など交えた俳優陣の記念写真が壁に飾られてて、ご当地、という感じ。

a0116217_23142515.jpg














a0116217_2321361.jpgその後、ぶらぶらと土産物店や、色々懐かしいお菓子あった駄菓子屋に入ったりで、

土産物店には、ストロングさんにとっても似合いそう、と思った腹巻つきデザインの寅さんTシャツなど寅さんグッズ色々、

もう「男はつらいよ」シリーズ終了して15年位経つのに、この町はずっとその面影残してて、

新旧三部作の尾道なども、いまだそうなのかもしれないけれど、思えば単一シリーズでこういう縁深いホームエリアある邦画って、歴代これ位かも。

店内で女性店員さんが柴又ステッカー(↓)をくれたり。


a0116217_23255887.jpg商売熱心、というか一番エネルギッシュだったのは、参道入り口の角の土産屋「たま屋」のおねえさん。

帝釈天は色んな祈願がOKだとか、日蓮宗だとかというようなことから、

その店先にあった”金のうんこ”置物が開運グッズとして人気で、美川憲一が購入、と張り紙はあったけれど、スポーツ界とか色んな著名人にご利益あった、など威勢よく紹介してくれて、

これは初耳、特に寅さん関連はなさそうだけれど、どうもこの地の、というかこの店の名物グッズのようで、こういうユニーク特産品もあったのだった、と新発見。

そのおねえさんが、駅前の寅さん像の左足を触ると後利益がある、と教えてくれて、私達は帰りに触ったけれど、その左足元は、多分大勢触ってきたからか明らかに色が剥げてて、確かにそういう形跡。


そういう所で、劇中覚えある江戸川沿いの堤防や、「矢切の渡し」船とかまでは足は延ばせなかったけれど、ちょっとした下町エリア巡り。

まあ雨天の平日、というのもあったかもしれないけれど、イメージよりこじんまりした参道、お寺など、もろ観光地、という浅草より何だか居心地いい感じだったり、

思ったより渋い佇まいだった寅さん像にも会えたし、ロケ現場も垣間見たり、懐かしい「男はつらいよ」モード味わい、ご当地お団子も味わって、短い時間ではあるけれど楽しかったミニ観光でした。

関連サイト:葛飾柴又公式サイト高木屋老舗 サイト
関連記事:男はつらいよ 寅次郎夢枕(’72)武士の一分(’06)吉川晃司が外科医役/山田洋次監督談「日本の里100選」プログラムを作ろう! Java入門(’09) 遥かなる山の呼び声(’80)

桜さくらサクラ・2009花めぐりの旅春の大北海道展/井の頭公園の桜三浦半島花めぐりの旅友人と再会、ランチ・デザート・散策ラファエロ展と花見 in 上野公園上信越花めぐりの旅


a0116217_05287.jpg

               <柴又駅前の寅さん像>

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by MIEKOMISSLIM | 2014-09-04 01:01 | 映画・散策 | Trackback | Comments(0)

    

’09年1月末AOL映画掲示板、ブログが終了、気分新たにマイペースで、音楽・芸術鑑賞、ユーミン関連、読書、英検1級対策、グルメ、仕事等含めて書いてます。英検は’11年11月に無事合格達成出来ました!
by MIEKOMISSLIM
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