Something Impressive(KYOKOⅢ)


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スカイツリー登頂

今年は一昨日仕事納め、そして昨日30日(火)、初めてスカイツリーに母と行ってきました。


今回年始は、恒例の近場グルメ・散策用に特にこれという美術展や物産展もなく、ふと思いついてスカイツリーでも、と提案、

母とは一度東京タワーは行ったけれど、スカイツリーは共に未踏、今年GWの花めぐり同様、まあ母も元気で行ける時に行っておこうか、ということに。

出来た頃程の混雑は収まってるはずだけれど、込み具合はどんなものか、検索してみても、どうも実情は?不明、

行った人からの情報や予約券の埋まり具合などでは、多分年明けの2,3日頃より年末の方がましのようで、天気も大丈夫そうだし、と、昨日決行。


朝8時から当日券発売開始だけれど、とりあえず6時15分位に出発。地下鉄で丸ノ内線大手町で乗り換え、7時半過ぎに押上に着いて、ツリーのお膝元。

外のエレベーター幾つかで近付いていくうちに、見上げれば、雲一つない青空バックにシュールにそびえ立つツリーの雄姿。母は遠くから見た方が高いと思ったらしいけれど、私は実際想像よりも大スケール、と。

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写真も撮りたいと思ったけれど、混雑具合も気になるし、それは後で、と思ってたら、帰りはソラマチビルから直結で地下鉄駅に行って、ホームで初めて取撮り損ねた、と気付いて、やはりあの時ちょっと立ち止まって撮っておけば、と後悔。

母も珍しくカメラを持ってきていて、上からの景色は色々撮ったけれど、見上げたのは是非撮りたかったのに、と残念そう。

で、このショット(↑)だけは、後でネットにあった個人使用掲載可のものから、その時の印象に似たものをピックアップ。


4Fのチケットカウンター前に着いたらまあそこそこの列で、これならそう待たずに、時間指定される整理券もなく入れそうな、と、一安心。8時に販売開始で15分位だったかで、まず展望デッキまでのチケット入手。

そして、四季それぞれのデザインがあるというエレベーター展望シャトルの、桜の空の春タイプので展望デッキへ。

そこで広がるパノラマに気を取られて、しばらく眺めて写真撮ったりしてるうちに、内の方に出来てる列が、その上の展望回廊行きエレベーターチケットのためのだと気付いて、

いっそ上まで行こうか、とは言ってたので慌てて列に並び始め。その時で10分待ち、本当は即並べば良かったのだけれど、しばらくすると見る見る列が長くなってて待ち時間も20分に。

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展望回廊は、床に傾斜があって、到着地点の440m~450mまで渦巻き状で少しずつ上がっていく設計になってて、

450m地点がソラカラポイント最高到達地点、鏡張り+キャラクターの記念写真スポットになってて、そこで頼まれて夫婦?カップル?の写真を撮ってあげて、私達も母のカメラで撮ってもらったり。

また、台紙をもらってた記念スタンプスポットの1つがあって、そこも10分位待ちだったけれど、少し後では、見る見る30~40分待ちの列になってて、つくづく早めに出てきて良かったよね、と。

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展望回廊と展望デッキからの眺めは、正直そう目立った変化ない気もしなかったけれど、さすがにやや記憶薄れてるけれど東京タワー展望台や、都庁、安田海上火災ビルの東郷青児美術館などからの眺めとは、広がりのスケール違い、という感じ。

それらしき場所に、おぼろげな三角形の白い塊は富士山?だったのか、私のデジカメではとても映らず、当日の視界的には△印だったのだけれど。多分もう少しハッキリ見える時もあるのだろうけれど。東京タワーは何とかキャッチ。

母は、今年知人と横浜のランドマークタワーには行ってたのだけれど、今回、折々よくこんなものを造ったもんやなあ、と感心しきり。

そしてこれはきっと、夜景も凄いだろうね、もう多分2回は来ないだろうけれど、来るとしたら夕方頃着いて、夜景目当てかなあ、と。

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街に伸びるタワーの影も長い。

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遠く海も見えて、東南の千葉~有明の辺りの霞んだ眺めには、何だかユーミン曲が聞きたくなって、脳内BGMは「情熱に届かない~Don't Let Me Go~」。

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再び展望デッキに降りてきて一回り、ややお疲れ気味の母は窓際で座ってて、私は再度、それまで割と漠然と眺めてたので、折角だし、と、

見開きパンフレットの、360°の眺めのイラストと方角、柱番号の図と照らし合わせながら、今この方角向いててこれが見える、のような位置感覚を確かめとこうと思って、

大雑把には、南~西~北に隅田川が流れてて、北~東~南に流れてるのが荒川、西が新宿~富士山、北が日光、東が千葉、南がお台場や羽田空港~アクアライン、とかなのだけれど、ざっと3廻り目位でやっと、大体把握。

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最後に展望デッキのおかえりロビーのフロア340の、真下の地上が透けて見える「ガラス床」で高さ体感。

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そして、昼頃になってて、お昼は近辺で私の手元のびゅう商品券が使える東京に移動。八重洲口への通路を通って、東京駅一番街の「洋食一番街」という店で、

母は「昔ながらのオムライス」私はステーキライスにして、早朝から結構歩き回っていたけれど、やっと一息。

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デザートは、近くの大丸に入ってみたり色々物色した挙句、やはり東京一番街に戻ってきて「資生堂パーラー」で、私はストロベリーパフェ、母はコーヒーとモンブランのケーキセットに。

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で、帰りに、丸の内側の地上への出口があったので、外に出て、直に見たことのなかった復刻した東京駅の様子、以前どんなだったか?定かに覚えないけれど、赤レンガの駅舎、TVでやってた円天井や、時計台などチェック。

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そして今日、ざっと洗濯、掃除など済ませて近年恒例化の、紅白の前に私が作った年越し月見肉うどんで締め。

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思えば母の急な引っ越し準備から気忙しく始まった今年、仕事も、そう生徒数多かった訳でもないのに、何だかいつになく準備に忙しなく、余り色々思う間もなく過ぎた1年だったけれど、

こうしてまあ自分も母も元気で、年末~新年を迎えられるのは有難いことなんだろう、と改めて、いう年末でした。

関連サイト:東京スカイツリー サイト
関連記事:桜さくらサクラ・2009花めぐりの旅春の大北海道展/井の頭公園の桜三浦半島花めぐりの旅友人と再会、ランチ・デザート・散策ラファエロ展と花見 in 上野公園上信越花めぐりの旅葛飾柴又散策

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by MIEKOMISSLIM | 2014-12-31 22:09 | グルメ・散策 | Trackback | Comments(0)


クリスマスデザート

今日例年のように、昼過ぎに母とクリスマスケーキ+デザートを食べました。

今日母が出かける折があったので、帰りにいつものメイプリーズ新宿店でケーキ購入。選択はまかせておいたけれど、昨年の丸型ケーキよりやや値段アップ、サイズも小さくなってたし、とのことで、今回は一昨年などと同じ詰め合わせタイプ。

昨年も、同じ値段で小さくなってた、のようなことを言ってて、今年も巷ではバター不足らしいし、消費税も上がったし、この店は良心的価格だけれど、まあ年々そうなるのも然る、かも。

いちごショート、チョコレート、モンブラン風、カップケーキ風なのが2個ずつで、いちごショートはクリーム+生地の食管なめらか、チョコレートもコクあって、後の2つはやや甘すぎ感、

一応クリスマス用詰め合わせセットのようで、これではなく、適当にショートケーキをこの位の数位選んでも良かったかも、とも話したけれど、

今回の4種の内3種にいちごも載っててクリスマスっぽさあって、量的には十分だしまあ良かったんじゃない、ということに。

その他はいつものように、フルーツは私が西友でセットを買っておいて+家にあったリンゴ。母が+αで寿司セットを買ってきてて、私が手巻き寿司を作っておいて、トータルで結構なボリューム、

寿司と巻き寿司は少し残って、分けて母が持ち帰ったりしたけれど、2人共満腹で、いつもながらこういう風に元気でクリスマスも食べられるのは有難いこと、という恒例イベントでした。

関連サイト:メイプリーズ 公式HP
関連記事:クリスマスデザート(’09)クリスマスデザート(’10)クリスマスデザート(’11)クリスマスデザート(’12)クリスマスデザート(’13)

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by MIEKOMISSLIM | 2014-12-25 22:58 | 日常・グルメ | Trackback | Comments(0)


流星ひとつ / 沢木耕太郎(’13)

昨年10月出版の沢木新刊、「流星ひとつ」を先日読み終えました。

昨年夏に他界した藤圭子に対して、’79年に行われていたインタビュー内容。異色なのは、ベールに包まれた、一世風靡した演歌の星~引退~宇多田ヒカルの母~自殺という波乱の生涯だった元スター、

当時28才だった本人が、率直に語る様々な履歴、その時々の思い、という内容の”生身感”自体もさることながら、全編、2人の会話文のみでの構成、ということ。

そこには確かに、いつものように対象に対してスタンスを保ちながら迫り、観察する沢木さん、という存在があるのだけれど、

沢木さん自身が、スター藤圭子という看板を背負う生身の女性が見せる感性の揺れに、立ち合い、受け止めたりかわしながら過ごした丁々発止の時間の、生々しい記録、と言う感じ。





昨年夏、藤圭子の訃報を聞いた時、様々に騒がれてるこの元スターのショッキングな謎の死、というものの背後に人間味ある真実、ドラマがあるとしたら、

実際の経過は不明だけれど、彼女との何らかの過去の思い出があるのは確かな沢木さんが、追ったらどうだろう?とふと脳裏に浮かんだけれど、それはやはり、下世話かもしれないし、今更有り得ないだろう、と思ったり、ということがあった。

その後何だか情報を見逃していて、今年の春~夏頃だったか、同年秋にこの本が出ていた、と気付いてちょっと驚き。

で、図書館に即予約、ようやく先日回ってきて、丁度期末対策も終わった頃から読み出し。それは、私が訃報直後とっさに思ったような類の、死の真相に迫る、的ルポでなく、大分前藤圭子が引退を決意した頃のインタビュー、だったのだけれど。

         



読み終えて、まず思ったのは、これって、凄まじいまでの沢木さんの記憶力、のなせる技!?ということ。

構成は一夜でのお酒を飲みながらの長いインタビュー形式、実際はその後何度か補足のインタビューがあったようだけれど、

それにしても、この作品が録音を元にしての書き起こし、という情報は見当たらないし、まあ多少なりともメモは取りながら、だったのか?だけれど、録音的手段は皆無だったとしたら、

1冊の本になる程の量の、互いの微妙なニュアンスもあっただろう「会話」のやり取りを、完璧にその通り、でなくとも、編集もあるにしても、自然な話の流れに沿って再現してみせる、

それは「深夜特急」でも、当時のメモや手紙などの資料は残ってたにしても、昔の旅を思い起こして臨場感ある詳細な長編作にしてみせたことですでに感嘆、

他のルポでも、この人の細かい部分に至るまでの記憶力あってこそ、という感はあったけれど、今回、改めてその真骨頂、というか。


12/21追記:ぼんやりと、不幸な生い立ちからスターになって、そういう過去が歌にも投影されてそれがまた悲哀の魅力、のようなイメージあったけれど、

実際、両親は旅芸人の浪曲師、お母さんは盲目、本人は幼い頃から各地を転々。歌は、ガラガラ声で音痴と思われてたのが、ある日鼻歌を歌っているのをお母さんが、うまいじゃない、と見出して、

小学5年の頃から両親と一緒に旅で、畠山みどりの曲などを歌うようにになって、地方の歌謡ショーで歌った時に、八洲秀章氏という作曲家に見染められ、

中学卒業同時に上京。でも当初は両親と夜の街でギターを抱えて流しをしていたり、というようなことを、本人は割と淡々と回顧。

現実的な貧しささておき、目の不自由な母にも容赦ない粗暴な所のあった父とか、兄、姉との3人兄弟で、子供時代旅に出た両親が予定を過ぎても戻ってこず、食費に困って、近くの豆腐屋で納豆を分けてもらって、それを売って生活した、とか、

「誰も知らない」ではないけれど、なかなかハードな子供時代、でも本人は母親っ子で、そういう親子の情はあったようで、歌に対しては特に思い入れなく、

わかってたのは、食べて、寝て、生きていくってことで、美味しい物を食べられたら嬉しかった、のような思春期。この人にとって、歌は家族の一員としての、生活のための一部だった、という感じ。

上京の際も、歌手、スターになりたい、という考えもなく、両親が決めたことに従っただけ、のような成り行きで、作詞家の、当時無名で沢ノ井と言う名だった石坂まさをの家に下宿、紆余曲折して「新宿の女」でブレイク、というような経緯だったのだけれど、

余りこの本の本人の語り口からは、曲のイメージからのハングリー感、悲壮感、などは匂わず、割とあっけらかんとした性質の少女時代、という印象。

         


最初の若くしての結婚相手、前川清とのエピソードにしても、まずクールファイブのボーカル、として歌が上手い人、という羨望があって、

熱い思い、というよりは、>淋しかったんだよね、お互いに。デビューしたばかりで、友達なんかいなくって、同じレコード会社で、演歌だし、少しずつ話すようになって、2人で会うようになって、・・< のような経緯。

1年で離婚に至った決定的な、という原因は語られてないけれど、前川清は身内みたいな感じで好きで、異性というより兄のような感じ、だったそうで、

別れた後も、彼女に良き相談相手のような態度で接していたらしく、歌手、人間としては尊敬している、その後から知り合った人たちとは、核が違う、でも、心がときまかない、

いくら周囲の人が、あの人はよくない、悪人だっていっても、私の胸がときめいてしまったら、それで終わりじゃない、という辺り、

実際その後の恋の相手が、売れない歌手だったり、不倫スキャンダルになったのだった巨人の小林投手との、痛い思い出、というのもあったり、恋に関して正直で不器用、危なっかしい感じ。

         


前川清と結婚当初、前川清の知り合いで仲人をした人物が、家を改築して上階に住めば、という提案に乗って、土地を買ったけれど、

払った金銭面より少ないの領収書との食い違い、その妙な言い訳に、前川清はいいじゃないか、と言ったけれど、彼女は気持ちが悪いし、売り主に確かめたら、やはりその領収書通りの売値だった、と判明、

またその頃に、その人たちが階下で、いいんだよあいつらの金なんか、アブク銭がいくらでも入ってくるんだから、というのが聞こえて、ゾォーっとして、

前川清に、ひとりでも出て行く、この家かあたしか、どちらか選んでください、ということになって、アパートを借りて住むことになった、などというエピソード。

まあ、芸能人にありがちな、金銭詐欺、トラブルの類かもしれないけれど、絶頂期の演歌スター同士の結婚生活、にしては、

前川清が、スターになってから近づいてきて、その奥さんに洗濯をしてもらった、のような恩のある人物、にしても、どうも胡散臭い人物の家を出費して改築、そこに同居してたり、

底からの移転先も、三田の”アパート”という、意外な不安定さ。やはり両親も女と共に北海道から上京して流しをしたり、売れてからも彼女頼り、後年、母と離婚、再婚後も父から執拗な金の無心あったり、

前川清の背景は良く知らないけれど、やはり長崎から出てきていて、演歌のスターと言っても2人共若く、家族から経済的なバックアップもない状況で、そこにつけこんで群がる人々、のような構図も垣間見えたり。


そういう波乱もさることながら、前川清と婚約中に出すことになった「恋仁義」という歌は、「惚れていながら身を引く心」なんて空々しいし、

前川さんを好きだった多くの女の人はきっといくらでもいただろうし、その人たちに対しても白々しすぎる、という理由、

離婚の1か月前に出してた「別れの旅」も、そんなこと思いもよらなかったけれど、宣伝用の離婚、などと言われて悔しくて、また歌詞も辛くて、すぐに歌いのを止めてしまって、

プロの歌手なら恥ずかしい、駄目なことだけれど、私には歌えなかった、というようなくだり、とか、印象的なのは、沢木さんも「あなたは本当に潔癖な人ですね」と言ってるけれど、

まあ大スター、というより20才そこそこの一女性として垣間見える、芸能界の波間での一種の律義さ、純粋さ、というような一面。

       


12/22追記:私が藤圭子の曲で覚えあるのは、タイトルを辿ると「京都から博多まで」までだけれど、

本の中程で、沢木さんから、宇崎竜童・阿木燿子夫妻が創った’78年の「面影平野」は、ラジオで聞いて、久し振りに藤圭子が曲に恵まれた、これはヒットするぞ、と思ったけれど、なぜヒットしなかったんだろう?という質問。

それに対して、まず彼女自身、すごくいい詞で、阿木燿子さんてすごいとは思うけれど、あの歌の持ってるいる心がわからない、

だから、人の心の中に入っていける、という自信を持って歌えない、凄い表現力だなっていうのはわかるんだけれど、理由もなくズキンとくるものがない、という話。

それを聞いて沢木さんも、なるほど、そういうことか、と言って、あなたにとって、ズキンとする曲は? と聞き返すと、たとえば「女のブルース」で、この歌はよくわかった。歌詞を見たときからズキンとした、のような回顧。

そしてその後、この曲がヒットしなかったのは、それだけじゃない、沢木さんが先に言ったように、
藤圭子の力が落ちたからかもしれない、と話し出して、

それは、デビューして5年目位に喉の調子が良くなかった時、しなくてもよかった手術をしてしまって、声が以前と変わってしまった、ということがあり、

高音が、澄んだキンキンした音になってしまった、自分の歌は、喉に声が一度引っ掛かって、それからようやく出て行くところに一つの良さがあったのが、どこにも引っ掛からないでスッと出て行くようになってしまった、と。

「面影平野」は、宇多田ヒカルが前に、この曲を歌ってるカアチャンはかっこいい、と言ってて、今回初めてYou tubeで聞いたみたけれど、素人目には、どうもそれ以前、手術前の時期の歌声との違いって?判らず。

        

沢木さんも、でもあなたは依然として充分うまい、と言ったけれど、本人にしたら、手術後の自分の歌は聴いていても歌っていてもつまらない、というギャップがあったようで、そこら辺は本人にしかわからない範疇なのだろうけれど、

彼女の声が変わった、と、最初に気付いたのは、盲目のお母さんで、手術してすぐのショーの時、舞台のそでにいて、純ちゃん(藤圭子の本名純子)の歌をとても上手に歌ってる人がいるけれど、あれは誰?とそばにいる人に尋ねた、そうで、沢木さんが、すごい話だね・・、と。


結局、その出来事がこのインタビューが行われた’79年末の引退のきっかけにもなったようで、その後は渡米、英語の勉強をしてしていて、

自由な生活ぶりが、後記に紹介されてる沢木さん宛ての手紙の文面からも伺え、経済事情もあって進学しなかったけれど、元々中学での成績も良かったようで、

インタビューの最後の方でも、英語の勉強をしたい、と言ってて、それを実行した、ということでもあると思うけれど、

何となく、バークレーからニューヨークへの引っ越しに、英語学校のクラスメートが友人とボストンへ行くのに便乗するつもり、車で行く方が、飛行機で行くより違ったアメリカも見られるし、のようなくだりは、

インタビュー中、彼女は「敗れざる者たち」にも言及してて、沢木本は多少読んでるようだったし、もしかして「深夜特急」旅の影響も多少なりとも?などと思えたり。


巷の情報だと、このロングインタビューがきっかけとは思うけれど、2人が恋愛関係になって、藤純子はNYで沢木さんが来るのを待ってたけれど、

沢木さんは、すでに結婚していたか、結婚前だったとしても、結局彼女の元へは行かず、傷心の彼女は知り合った宇多田氏と結婚、という経緯、という説。

沢木さんは、翌年完成させていたこの本を新潮社から出版予定だったのが、彼女が芸能界に戻って、歌うようにならないとも限らないし、その時この本が枷にならないか、

その時、自分の周囲の人について、あまりにも好悪をはっきり語りすぎているし、要するに、これから新しい人生を切り拓いていこうとしている藤圭子にとって、この作品は邪魔にしかならないのではないか、という逡巡の末、出版はやめた、とのことで、

実際2年後に藤圭似子としてカムバック、あながち無意味な配慮ではなかった、ようだけれど。

彼女との間については、インタビューと通した過程で、互いに好意を抱いていた、というのは認め、実際の関係については否定しているようで、真実は本人同士のみ知る所、だけれど、

この会話体だけで成り立った画期的な本のお蔵入り理由は、記されているようなジャーナリストとしての男気、対象人物への配慮、のみなのか、

結局振る形になってしまった元恋人への配慮、遠慮、というのも入り混じってのことか?ここら辺もやはり本人のみぞ知る、という所。


前に「旅する力 深夜特急ノート」で、彼女とパリの空港で遭遇、という出来事に触れてた時と同様、今回の沢木さんの誤記からは、そのような恋の痕跡らしきニュアンスは特に感じられず、

彼女からのラフな手紙も、最後に「体に気をつけてください あまり無理をしないように。」とはあるけれど、ロングインタビューを受けたきっかけでの親しい友人感覚、ともとれなくはないけれど、

このインタビューを通して、沢木さんには、彼女の意外な素朴、というか天然、率直、純粋さに驚き、というような節が見られるし、

藤純子にしても、まあ沢木さんの紳士的対応、話しにくそうなことはスルー、自分の経験談も交えてラフに、折に「ハハハ・・」と苦笑したりかわしたり、という進め方もあるかもしれないけれど、ここまで色々あけすけに話してる、という事実からして、

芸能リポーターとは一味違う、違う世界での広がりを持つ沢木さん、という対象に、人間~男性として魅かれていった、としても不思議はないのでは、というのが正直な所。


今回沢木さんがこの出版を決意したのは、突然の訃報後、宇多田ヒカルや元夫の宇多田照實氏のコメントで、「謎の死」は、精神を病み、長年奇矯な行動を繰り返したあげくの投身自殺、という説明で落着、

でもこの本のコピーを読み返し、そういう一行の表現で片づけることのできない輝くような精神の持ち主が存在しる、と感じて、新潮社の今の担当者に読んでもらった所、

宇多田ヒカルと同年代の女性から「これを宇多田ヒカルさんに読ませてあげたいと思いました」ときいて、自分も同じことを感じているように思って、強く撃たれた、のが引き金になった、とのこと、

直接の接点はないのかもしれないけれど、沢木さんにとっても、宇多田ヒカルは、初めて歌声を聞いた時から気になってて、母と同じように早い結婚、また離婚、という経緯にも心を痛めてた、そうで、

まあそれは、以前1ファンでロングインタビューして親交もあった演歌スターの娘、としてだけなのか、元恋人の、遺伝子を引き継いでブレイクしたビッグスター、として、なのか?だけれど、とにかくそういう宇多田ヒカルに対しての、という部分、

>ネット上で、藤圭子のかつての美しい容姿や歌声は聴けても、彼女のあの水晶のように硬質で透明な精神を定着したものは、この本にしか残されていないかもしれない、< 

という気持ち、この「流星ひとつ」というタイトルは、今回新たにつけたのでなく、書き終わった時点でつけて、渡米していた藤圭子本人にも送ったらしいけれど、

>いま、自死することで穏当に星が流れるようにこの世を去ってしまったいま、「流星ひとつ」というタイトルは、私が藤圭子の幻の墓に手向けることの出来る、たった一厘の花かもしれないとも思う。<という後記の締めくくり。


私は藤圭子については、近年、外国の空港で大金を没収された、などというスキャンダルの覚え、また、昔沢木さんとの噂があったのだったと知った、ということはあるけれど、

大まかには、幼い頃TVでの、オカッパヘアの渋い声でメランコリックに演歌を歌う姿、引退して渡米、この人とアメリカって、今一結びつかなかったけれど、

噂通り沢木さんとの破局があったとしても、NYで宇多田氏と結婚、娘も生まれ、しかもその娘が後に宇多田ヒカルとして大ブレイク、

辛苦をなめつつもその代償として、公人、私人として幸福も得たかのような、だけれど、結局は、心を病んでいた、という皮肉、悲痛な最期、というインパクトはあっても、

この本を読まなければ、その生身の姿、というのは漠然としたまま忘却の一途、だったのが、正直、恋の噂のあった沢木さんと藤圭子の始まりのやり取り?という下世話な興味を通り越して、

今にして、沢木さんから引き出されていた、その素顔、率直な言葉が全編に散らばり、なかなか異色沢木本、と言ってもいいのか、臨場感的面白さある1冊でした。

関連サイト:Amazon 流星ひとつ/沢木耕太郎
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           <(C)(株)新潮社>

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by MIEKOMISSLIM | 2014-12-19 01:43 | 本・音楽 | Trackback | Comments(0)


期末テスト対策終了・新入会・祝合格

先日水曜日で、今回の期末テスト対策が終了してました。

今回平常に+分は、美大付属高2女子の、数学60分×5回と英語60分×4回。いつも数学だけだけれど、今回、先日の中間の英語が良くなかったとのことで、お母さんから少しやってみてほしい、とのことで。

とりあえず、テスト範囲の教科書の、主な文法、新出熟語含む文チェック、自分でしていた訳のチェック、中間テストを参考に、

出題あった新出語句のアクセント、教科書英文コピーして、新出熟語や不定詞絡み文法の文などの穴埋め、並び替え練習など。

相変わらず美術課題も色々あって、何かの折に、先日からの日本橋のギャラリーでのグループ展に誘われて、その写真作品の準備も、とかで、何かと忙しない中、まあいつもながら数学もだけれど一通りは、という所。


小6の春休み~ずっと来ていた私立高3女子は、先日AOでの付属大進学も決まって、3学期は小テストだけ、定期テストは今回で終わりだし、とのことで、水曜日の授業で12月分丁度振替してしまい、今月で終わり。

まあもしかして3学期も単発でやるかもしれない、最終日になって、だけれど、英検は3年前あと5点で3級1次が通らず、それ以降、特に学校からの受験規定はないし、勧めても英語はもういい、というモードだったのが、

友達からの刺激もあって、やはり英検は2級辺りまで取りたい、大学生に入ってからその対策に来るかもしれない、などと言ってて、それは今後気が変わらないか?だけれど、

歴代2番目位に長くいたせいか、元気でね~と送り出したけれど、最後、という実感が双方わかず、という所。

お母さんは、彼女が一段落ついたので、今度は小4の弟の方に重点を移すとのことで、他塾で中学受験の可能性もにらんで、算数や国語もボチボチやってるそうだけれど、

今から少しずつでも、ウチで英語を勧めること考えてる、とのことで、姉のラスト授業の同じ日、その前に体験授業。

これまで英会話教室経験も、海外生活経験もなし、まだ学校で少しやってるアルファベットの大文字と小文字、という段階。

前にお母さんに付いてきた時に、その可愛らしいルックスは印象的、それは色んな人に言われるようだけれど、

姉からは、そのキャラクターについても前から色々聞いてはいて、最初は大丈夫だと思うけど、ちょっと扱いにくい、と聞いてて、どうか?と思ったけれど、

とりあえず、姉同様、物怖じする様子もなく、1時間やって、入会するとして1月から開始、の予定だったけれど、迎えに来たお母さんに、本人が来週からやりたい意向を見せて、

とりあえず今週から週1、60分×1回でスタートすることに。まあ今後どうなるか?だけれど、長い付き合いだった姉の代わりに、という形で。


それと金曜日、今季もう一人の受験生、都立高3女子が、先日受けたK大のグローバルメディア学部の一般推薦入試に、めでたく合格。

論文はそれなりに書けたけれど、面接で、外人教師も同席、結構英語での質問もあって、日本人教師がとりなしてくれたりして、それなりに和やかには進んだけれど、ボロボロで、絶対落ちている、という後日談。

9月からやってきた小論文練習の感触からしても、「てにはを」使い方からしてやや意味不明文?もちらほら、正直、上手くハマれば・・という感じ、

面接対策も、日本語のは高校でやってるそうだけれど、英語が入る場合も、と判ってたので、英検の最初の日常会話レベルのものは、一般受験対策の合間にやっていて、

大学に問い合わせた所、英語でメディア関連のことも聞かれる可能性もある、とは聞いてたけれど、本人の学校の過去受験生の資料だと、英語は簡単なことしか聞かれない、とのことで、

結局余り突っ込んだ内容はやらないままだったのだけれど、とにかく、他の受験生は英語は少なかったらしいけれど、自分の時はそんな風で・・とのことで、

それは聞いた時、とっさにもう少しやっておけば、とは思ったけれど、まあ思えば、英語・世界史・最近+国語の一般受験対策に、いつも論文と面接対策も、時間オーバーしつつ何とか入れていた、という状況だったし、まあ仕方ないか、と。

で、倍率はそう高い訳ではなかったけれど、正直、本人やお母さんい言ったように、5分5分だと思ってて、一般対策が続くつもりではあったのだけれど、無事突破。

まあ本人は安心はしたようだけれど、学校の先生や友人から、もっと高い所にしなかったの?と言われたり、最近になって、模試の成績も、まあもう少し上を狙えるかも?という出来にはなってきてた、というのもあったり、

弟さんが今年国立高に受かったりかなり優秀、というのもあって、親御さんからも、もう少し上にいけなかったのか・・という空気がなくはないようで、だけれど、

まあトータルとしては、それは今回受かったから出てくることで、受験対策を始めたのが5月から、学校も都立中堅の中の下位、そう受験色ある訳でなく、色々ペースとか考えれば、中堅~難関大の中間位のここに落ち着いて、御の字では、という感じ。

私は正直、これでまた今月一杯で生徒が減る、という実質的な所はあるのだけれど、まあやはり、慣れない世界史、論文対策やらで、いつになく授業以外の準備段階での労力も多かった生徒でもあって、

やはり、これでプレッシャーから解放された、ウチだけで受験対策してくれたことに対して、親御さんにも責任は果たせた、という安堵感が優る、という感じ。

この生徒も、あと数回の平常分は来る方向で、12月分で終了。英検2級は取りたい、と言ってて、その練習などの予定、今の、受験勉強で力アップしてる機会に受ければ、と勧めてはいるのだけれどど。


そういう所で、まあいつもながら他にちょっとジレンマ、問題もあるけれど、ちょっとした節目になった年末、という所です。

関連サイト:個人学習会 高円寺教室
関連記事:ある少年(’07)一息(〃)夏期講習(〃)再会(〃)
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a0116217_23452387.jpg

          <親御さんから頂いた稲庭うどん>     

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by MIEKOMISSLIM | 2014-12-15 01:07 | 仕事 | Trackback | Comments(0)


杉並弦楽合奏団 第55回定期演奏会

今日、近くのセシオン杉並で杉弦定期演奏会、都合も合ったので、母と行ってきました。

a0116217_22572222.jpg今回指揮者は、プログラムの1ページに渡ってプロフィール紹介、幅広く活動してるらしい三原明人氏、

ゲスト演奏家は、珍しいハープの桝田希さん。<パンフレット→>


今回の演奏曲は、

★E. グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」作品40
Ⅰ 前奏曲 Allegro vivace
Ⅱ サラバンド Andante espressivo
Ⅲ ガヴォットとミュゼット
Allegetto-Poco piu mosso
Ⅳ アリア Andante religioso
Ⅴ リドゴン Allegro con brio

★G.マーラー:交響曲第5番より アダージェット

★A.ドヴォルザーク:弦楽のためのセレナード ホ長調 作品22
Ⅰ Moderato Ⅱ Tempo di Valse Ⅲ Scherzo:Vivace Ⅳ Larghetto
Ⅴ Finale: Allegro vivace

★アンコール J. シベリウス:祝福アンダンテ

今回は、通常よりも短く15分の休憩を挟んで、2時間弱、2時開始で4時前には終了、

私は夕方から仕事で、終わったら母と会場で別れて自転車で帰るつもりだったけれど、その必要もなく、行きと同様自転車を押して一緒に歩いて帰宅。  


今回、曲名ではピンと来るものはなかったけれど、メロディに馴染みあったのは、マーラーの交響曲。

  

これはパンフの紹介で、「ベニスに死す」で流れてたのは、まさにこの曲だったのだった、と。

  

「杉弦ニュース」のハープの桝田さんのコメントで、これはマーラーが妻アルマへの愛の思いを贈った、ともいわれる静けさをたたえた作品、とあったけれど、

演奏も、最後の弦楽器の微かな響きも完全に消えるまで余韻残す、念入りに配慮された静かな終わり方。

光の中の少年タジオを見守りながらひっそり逝くグスタフ、最後に見たのも大分前だけれど、音楽と共に、眩い浜辺の悲哀のラストシーンが彷彿。


またパンフで、マーラーは世紀転換期のウィーンで、同時代に活躍した小説「ベニスに死す」の作者トーマス・マンとも親交あって、

「後の世で互いの作品が映画でコラボするとは、泉下の2人はさぞ驚き、喜んだ(苦笑した?)ことでしょう。」のようなエピソード。

ヴィスコンティはそういうことを踏まえて選曲したのか?ちょっと検索したら、Wikipediaでは、小説のグスタフのモデルとしてマン自身以外に、友人のマーラーも入っていて、

「マーラーの音楽を使い、主人公をマーラーをモデルとした作曲家に変更したのは、恣意的な変更とは言えない。」そうで、そういう歴史的人物の背景もあったのだった、と今にして。


その他印象的だったのは、ドヴォルザークのセレナードの、特に第2楽章の優美、かつ哀愁漂うワルツ曲。

   


母は、帰りに、「ベニスに死す」というタイトルは知ってるけれど、見たことはなく、このマーラー曲も馴染みなし、ドヴォルザークのセレナードは一部聞き覚えあって、やはりそれが良かった、とのこと。

「ベニス・・」といえば、昨年~今年仕事で一時高卒認定試験に向けて英語、算数のお世話した20代の女性が、理想の男性像はタジオ少年(のルックス)、と挙げて、ちょっと驚いたものだけれど、

やはり私は、思わぬ所での「ベニスに死す」遭遇、彷彿、がインパクトな今回でした。

関連サイト:杉並弦楽合奏団サイト 第55回定期演奏会Amazon ベニスに死す
関連記事:杉並弦楽合奏団 第49回定期演奏会オペラガラコンサート~セラータ・ムジカーレ Tokyo Play Opera 第30回定期演奏会 御坊混声合唱団第5回・第7回定期演奏会(’81)(’84)杉並弦楽合奏団  創立25周年記念 第50回定期演奏会杉並弦楽合奏団 第51回定期演奏会日本フィル出張コンサート杉並弦楽合奏団 第52回定期演奏会第18回 フィルモアコンサート杉並弦楽合奏団 第53回定期演奏会杉並弦楽合奏団 第54回定期演奏会色とりどりのコンサート第19回 フィルモアコンサート

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by MIEKOMISSLIM | 2014-12-13 23:03 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

    

’09年1月末AOL映画掲示板、ブログが終了、気分新たにマイペースで、音楽・芸術鑑賞、ユーミン関連、読書、英検1級対策、グルメ、仕事等含めて書いてます。英検は’11年11月に無事合格達成出来ました!
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