Something Impressive(KYOKOⅢ)


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ストロングマン(’15)

先週16日(木)渋谷ユーロスペースで、25日公開のギリシャ映画「ストロングマン」試写会、案内メールが来ていて、都合も合ったので出かけて鑑賞。

a0116217_23284166.jpgこの劇場も随分久方、前に来たのはサーフィンのドキュメンタリーだったか?いつ頃か思い出せず。<→チラシ>

メールを印刷した地図を見ながら、東急本店の角を曲がったけれど、

もしかしてもう1本先か?間違っていて、開演時間に間に合わなかったら入場出来ない、とのことなので、やや不安に思いながら進んだら、無事覚えある劇場発見。

珍しいギリシャ映画、スタッフ、俳優に知る名もなく、監督のアティナ・ラヒル・ツァンガリは「ビフォア・ミッドナイト」の共同プロデューサーで女優としても出ている、というのが引っかかった位。


6人の中年男たちが、クルージング中、ふとした話の流れで、色んな面で一体誰が一番最高の男、ストロングマンなのか?自分達で判定するゲームをすることに、という、

あらすじ的には緩い笑い?系と思っていたのだけれど、どうも序盤~前半、時折、6人のふとした仕草が”採点”されたり、笑いが起こるユーモラス場面もありつつ、

さしたるストーリー展開もエスプリシーンもなく、やや眠気に襲われつつ、だったけれど、

中盤頃6人の中のディミトリス(マキス・パパディミトリウ)の彼の一芸口パク、懐かしい調べ「Loving You」のミニー・リパートンのハイトーンボイス+彼の渾身のパフォーマンスで目が覚めた、という感じ。

a0116217_23413679.jpgそこら辺から彼のキャラがそこはかとなく愛嬌醸し出し、

何だかルックス的にも、普段接している高3男子の天然ワイルドキャラと少し重なったりで、可笑しかったり。〔←チラシ裏>

他の5人の誰だったかの、メンバーたちが逃げ腰の、常軌を逸した友愛の証の要求に、ディミトリスだけが、そのピュアさ?か人の良さか?で応じて・・のシーンも「Loving・・」と共にハイライト。

終わってみれば、まあある種船内でのの密室劇、結局誰がNo1か?というそもそもの趣旨はさておき6人(+2人の世話係クルー)の個性が反発したり歩み寄ったり、確かに緩い笑いっぽい味わい。

終了後、ギリシャに詳しい女性のインタビュー形式での短いトークがあって、今回出ていたのはギリシャで色々劇等に出ている常連の面々、

確かに一番イケメンだったクリストフ役のサキス・ルヴァ―スは歌手で、ギリシャでは珍しい「アイドル」だとか。

まあそういう所で、久方の試写会、まさにミニシアター系、ちょっとシュール風味の緩いコメディを見た、という後味でした。


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by MIEKOMISSLIM | 2017-03-23 23:36 | 洋画 | Trackback | Comments(0)


推手(’91)

今日近くの成田図書館の映画会で、米国・台湾合作「推手」上映、都合も合ったので、鑑賞。

a0116217_22254567.jpg図書館の上映会は、一昨年著作権の関係で休止、と聞いて以来久方、<←チラシ>

サイトでこの図書館で、昨日邦画「夏の庭」、今日この作品の映画会、と見かけて、昨日は行けなかったけれど、

丁度阿佐谷界隈に用もあったし、この図書館自体久方に訪問。いつもの会場の部屋には、結局観客は中~高年の4人。


これは「ブロークバック・マウンテン」のアン・リー監督のデビュー作、「推手(すいしゅ)」は太極拳の技の一つらしく、

物語は、太極拳の師の老中国人が、NYで息子夫妻と孫一家と同居、1か月が経ったけれど色々問題あって、というヒューマンドラマ。


a0116217_2285718.jpg始まる前、例によって部屋の前方にあった関連書籍の中から、「マイ・ファースト・ムービー」という本の、アン・リー監督の所を読んでいて、<(C)フィルムアート社→>

表題は「東洋と西洋の間に立つ、私の内面の平衡感覚を表現したい」で、

この監督って、「ブロークバック・・」を見た限りでは、普通にアメリカ人、としか思ってなかったけど、

台湾生まれ、米国育ちの人だったのだった、と今にして、で、この「推手」が脚本コンテストで一等になって、陽の目を見るまでの、アメリカでの色々変遷、苦労のエピソード。

途中で上映時間になったので、せっかくだから、アン・リー欄は読もうかと、帰りにカウンターで借りてきて、映画関連本は随分久方。

まあここで取り上げられている16人のうち、知ってたのは他に、コーエン兄弟、ケン・ローチ位、特に気になる顔ぶれはなし。


作品自体は、まあ高齢で異国に渡った老人、朱(ラン・シャン)、異国人である生粋のアメリカ人、義理の娘マーサ(デブ・スナイダ―)との、にわかには埋めにくいカルチャー&世代ギャップ、



板挟みになる息子アレックス(ワン・ボーチャオ)の気遣い、孫のジェレミー(ハーン・リー)とのぼのぼのとした時間もありつつ、

太極拳の師という一芸を持ちながらも、というか、そういう一芸があるからこそもあって、かと思われるプライド。



同郷の同世代の未亡人女性陳(ワン・ライ)に魅かれつつ、相手にも同様のプライド、背景があって、すんなりとはいかない接近、選んだ孤独な道、など、

人種のるつぼNYならでは、という背景でもあるけれど、それぞれの程よい距離を模索していく、何だか今見るからこそ妙にしみじみドラマ、という感じ。


1/21追記:印象的だったのは、まあそう広い方ではないアメリカの家の構造上なのか?1Fのドアがない続きのフロア、手前で太極拳や書道にいそしむ朱老人、

向こう側で、PCの前でキーボードを打ちつつ文筆活動に励むマーサ、という精神性VS合理性、東洋の伝統VS西洋の現代性、とも取れるような対比、とか、

朱が道に迷って戻らない夜、彼を探し回り、マーサに日頃のジレンマを爆発させて台所で暴れるアレックス、

でもついに朱を老人ホームに送り込む決心をしたけれど、体調を崩した朱にそれを告げられず、彼と陳を接近させることによっての大団円を図ったり、

アメリカのコンピューター界で仕事し、アメリカ人を妻に持つ中国人、アレックスが、東洋の、親を深く思う精神と息子としての立場、

西洋の合理性と朱との生活に苛立つ妻の夫としての立場、の狭間で揺れる様、というのも、

ちょっと(元プロ野球選手新庄+イ・ビョンホン)÷2、のようなムード、風貌のワン・ボーチャオが醸し出していた感じ。


また、朱が太極拳の講師をしている時、陳の料理教室と兼ね合いのフロアで、一突きで大男をずっと後ろまでのけぞらせたり、

一番の見せ場、というか、終盤、レストランで皿洗い作業が遅い朱を追い出そうとする店主が仕向けた男達が、5,6人かかっても、太極拳で鍛えた朱をその場から動かせない、ある種スーパー老人!のようなシーン。



こういう一芸がなければ、朱は、息子夫妻宅で、老人としての分相応の扱いに甘んじて、マーサとの摩擦も少ないだろうけれど、それではドラマにならない、

太極拳をモチーフに、やはり気骨ある東洋人、中国老人としての主人公、にして、彼が西洋での暮らし、違う文化での息子宅での身の置き場、葛藤、

また同世代の似たような境遇、プライド、ジレンマを持つの女性陳との距離が、互いに好意を持ちつつもそれぞれの状況、心境もあって、

性急でなく、一歩一歩自然に近づいていく様が、シルバーロマンス的にもなかなか渋い、と思わせられる、思ったよりさり気なく色々見所あった、アン・リーデビュー作、でした。

関連サイト:Amazon 「推手」成田図書館
関連記事:ブロークバック・マウンテン(’05)



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by MIEKOMISSLIM | 2017-01-22 22:18 | 洋画 | Trackback | Comments(0)


ふれあい音楽会~映画音楽への誘い

先週18日(土)、近くのセシオン杉並1F談話室で、「サクソフォンとビブラフォンによる映画音楽の誘い」コンサート、都合も合ったので母と行ってきました。

ここでの「ふれあい音楽会」は、’13年のラテン音楽コンサート以来、この時結構混みあっていて、予定では1時間だけど、立ち見は母はきついし私も嫌だし、少し早めに出発、今回は余裕で前の方の椅子に座れて一安心。

a0116217_23104032.jpg演奏者は、サクソフォンが横山美優さん、ビブラフォンが西村安世さんの女性コンビ「夕暮れコンセール」、

2人とも東京芸大卒、色々演奏会に出たり、指導したりしているようで、30代前半位?という感じ。<→チラシ>

主に進行役だった横山さんは、チラシの写真では、やや元モー娘の中澤裕子似?という印象、しゃべりだしたら、まあしっかりはしてるけど中澤裕子よりはおっとりソフト、

時折バトンタッチでマイクを渡して、曲や楽器のことを話す西村さんと共に、終始余り気張らずアットホームなムードを出してた感じ。

ビブラフォンの紹介で、鉄琴盤の下にあるペダル操作で、音にビブラートがかかるから「ビブラフォン」なのだ、とか。

演奏も、こういう2楽器コラボは初めてだったけれど、スパイス効いたサクソフォン+柔らかな音色のビブラフォンミックスで、聞き馴染み曲も少し新鮮だったり。


演奏曲は、

★ジ・エンターテイナー

★ムーン・リバー

★愛のロマンス

★白い恋人たち

★マイ・ウェイ

★雨にぬれても

★星に願いを

★サウンド・オブ・ミュージックメドレー

★愛を奏でて

★ゴッドファーザ― 愛のテーマ

★オン・マイ・オウン

★SHE

★ジブリメドレー

★ニューシネマパラダイス

★ディズニーメドレー

★見上げてごらん夜の星を

今回ほとんど聞き馴染み、母も、映画そのものは未見でも、結構知っている曲があったようで。

まあどの曲も懐かしく、久方に聞いて改めてしみじみ名曲感、だったけれど、一番インパクト、というと「白い恋人たち」なんて、メロウな旋律が何とも郷愁。

  


それと、先日GWのウインドハーモニーアンサンブルコンサートでも聞いた、ジブリメドレーの中の「魔女宅」の「海の見える町」、

  

「やさしさに包まれたなら」、

  

そして「君をのせて」。

  

ジブリメドレーは、あと「トトロ」のテーマ曲で、今回、唯一日本映画の代表でジブリのを選んだそうだけど、

まあ確かに、思えば実写でも、歴代名作は色々あっても、こういうコンサートでスタンダードに人に知られてて、演奏される日本映画曲って、なかなか難しいかも。

あえて言えば、浮かぶのはやっぱり角川作品で、ユーミン曲「時をかける少女」「Woman~Wの悲劇より」とか。

また、他の曲より短かったけれど「ニューシネマ・・」の曲も、久々、映画の感触が一瞬蘇ってキュッとするような。

  

それと、超スタンダードで、今までに色んなシンガー版で何度聞いたか?だけれど、今にして聞く「マイ・ウェイ」というのも、歌詞はなくとも、何だかこれまでにはなかった感慨あったり。

  



その他、最初の「ジ・エンターテイナー」もだったけれど、そうもタイトルだけではピンとこず、メロディを聞いて、ああこれだったのか、だったのが、

「禁じられた遊び」の有名過ぎる曲だった「愛のロマンス」。あ

  

2人は時々映画自体のことにも触れていたけれど、この曲の時、ギターで有名、とは言っていたけれど「禁じられた・・」には触れず、ただ切ない曲調ということから、

西村さんが「愛するというのは、楽しいことなかりでなく、辛いことも多い・・」のようなことを言っていて、

もしかしてこれが恋愛映画のテーマ曲と思っている?かどうかまでは不明だけど、「禁じられた・・」自体は未見かも、とも思ったり。


それと、「星に願いを」というタイトルも、アグネス・チャンのしか連想しなかったけれど、聞けばああ、これか、だったり、映画「ピノキオ」の曲だった、というのも、今にして。

  


その他は曲とタイトルが脳内で一致、「ムーン・リバー」、

   

「雨にぬれても」、

   

サウンドオブミュージックや、ゴッドファーザー、どの局がどの作品、というのは浮かばなかったけれど、どれも聞き覚えだったヂィズニーのとかも、懐かしさ。


全く聞き覚えなかった「愛を奏でて」「オン・マイ・オウン」は、それぞれどちらも未見の「海の上のピアニスト」「レ・ミゼラブル」の曲とのことで、

冒頭の旋律は覚えあるような?やや微妙だった「SHE」は、2人は触れなかったけれど「ノッティングヒルの恋人」の曲だったようで、

  

これはDVDで見たはずだけれど、どうもこの曲シーンらしいYou tube映像見ても今一思い出せず。でも好きな感じのメロディ。


そういう所で、やや押して1時間10分位のスタンダード曲ミニコンサートではあったけれど、映画音楽特集というのも久方、なかなか凝縮、充実感でリフレッシュの今回でした。

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by MIEKOMISSLIM | 2016-06-24 23:05 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


ハリー・ポッターと賢者の石(’01)

少し時間が経ってしまったけれど、先週末5日(日)、近くの総合施設セシオン杉並での「セシオン杉並まつり」で、ハリーポッターの一番最初の「・・賢者の石」上映、都合も合ったので見てきました。


ハリーポッターシリーズは、どうも縁ないままで、まともに見たのは今回初めてで、原作も未読。少し会場に着くのが10分位か遅れてしまって、魔法学校からの案内状が渦巻いているシーンから。

残念ながら、今回字幕版ではなく、字幕はついていても、流れてきたのは日本語吹き替え版だったけれど、こういう話だったのか、と、今にして。

主演のハリポタ役、当時12才位のダニエル・ラドクリフは、これがこのメジャーシリーズの”顔”か、というのも今にして、で、

パワフルさとか線太感はないけれど、知的っぽい眼鏡も似合う、上品な繊細さ漂う風貌を併せ持つ芯の強い漂う佇まいが、サラブレッド的な、生まれつきの訳あり魔法使いキャラクターにフィット。

彼が幻の3/4番線から魔法学校に旅立つキングス・クロス駅や、まだビッグアイなどない、ロンドンの街並など、英国モードを背景に、

魔法学校での、さもありなん、というホウキで飛ぶ授業や、スリリングな空中ゲーム、広い食堂で生徒たちの前に並ぶ美味しそうな食事、コウモリ達が空中から各生徒に配る郵便物、

学校周辺の、1軒1軒何を売っているのやら?という横丁の、怪しげな銀行や、魔法の杖専門店、などのファンタジック空間の趣、

立体チェスなどを使ったりしながら、因縁の石を巡っての、魔物達との攻防など、アドベンチャーテイストも散りばめられて、男子にも女子にもアピールありあそうで、人気ぶりもなるほど、というか。

俳優陣では、ハリーと魔法学校で接近するハーマイオニー役のエマ・ワトスンもまだ11才、近年「マリリン7日間の恋」の衣装役だったのを見ていたのだけれど、こましゃくれた優等生役少女のリトル魔女ぶり。

そして、魔法学校の副校長マクゴナガル役のマギー・スミスは「天使にラブソングを・・」の修道院長役も彷彿の、渋い存在感。


そういう所で、今金曜ロードショーで、このシリーズ特集中のようだけれど、遅ればせながらの元祖「ハリーポッター」味わいでした。

関連サイト:Amazon 「ハリー・ポッターと賢者の石」象のロケット「ハリー・ポッターと賢者の石」
関連サイト:マリリン7日間の恋(’11)天使にラブソングを・・(’92)ラヴェンダーの咲く庭で(’04)シャンプー台の向こうに(’’00)


   
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by MIEKOMISSLIM | 2016-06-11 23:34 | 洋画 | Trackback(1) | Comments(0)


から騒ぎ(’93)

昨日、近くの高円寺図書館映画会でシェイクスピア原作ものの「から騒ぎ」上映、津郷も合ったので見てきました。


ここでの映画会も行くのが久方だったけれど、フロアの張り紙、そして上映の部屋に入る前に渡された紙、スタッフの人の説明があって、著作権の関係で、今回を最後に上映会終了、とのことで、

何だか今月は他の周辺の成田、阿佐ヶ谷図書館でも映画会の予定が全くなく、不思議に思ってたら、他の杉並区図書館でも同様のようで。

何でも、これまでは「図書館での無料上映には著作権者の挙承を必要としない」考えの元に行ってきたけれど、日本図書館協会等の関係団体や作品制作会社に問い合わせ実施した所、他の地区の図書館の状況を見ても、終了せざるをえなくなった、とか。

まあ最近の作品上映はないけれど、未見の結構渋い作品、掘り出し物などが、TV画面より大サイズで無料で見られるし、このイベントを知って以来食指が動く作品で行ける時には楽しんできたので、残念。

まあ違法ダウンロードとか問題のご時世で、制作側から何らかのクレームが?というのかもしれないけれど、わざわざ図書館側からお伺いをかける?必要もなかった気がするのだけれど。

説明したスタッフの女性は、費用面で難しいかもしれないですけれど、とは言ってたけれど、紙面には、今後、上映可能な作品の取り揃えおよび上映会の再会に取り組んでまいりますので、しばらくお待ちください、とはあったのだけれど、

嫌が上でも徴収される区民税とか都民税とか、ある部分こういう所にいかして欲しい、是非再開を願いたい、という所。


まあそういう思わぬ知らせもあった後、上映開始。このシェイクスピア話は、題名は覚えあるような、という程度でほぼ未知だったけれど、

イタリアのトスカーナ舞台のケネス・ブラナー監督作で、ブラナーのシェイクスピアものといえば「ハムレット」以来。

この原題は「Much Ado About Nothing」、adoってピンとこなかったけれど「くだらない・不必要な)騒ぎ」の意味で、まさにこのタイトルがフレーズで「から騒ぎ」だと。

若いクローディオ(ロバート・ショーン・レナード)とヒーロー(ケイト・ベッキンセイル)、顔を合わせれば喧嘩ばかりのベネディック(ブラナー)とベアトリス(エマ・トンプソン)の2カップルを中心にしたラブコメディ、

陰湿な悪玉ドン・ジョン(キアヌ・リーブス)の策略で、結婚式直前に悲劇的に仲を裂かれてしまうレナード&ベッキンセイルカップルの動向がドラマの主軸。


4/20追記:ベッキンセイルは、「アビエイター」でレオ様演じるハワード・ヒューズの恋の相手エヴァ・ガードナー役だったのだったのだけれど、若い頃の清楚な気品漂い、

ややお坊ちゃま風美男子のレナードと、絵に描いたような若い恋人同士、なのだけれど、彼らが罠にひっかかってしまうシーンがどうも?腑に落ちず。

ドン・ジョンの一味の男がヒーローの家の窓際で恋人の小間使いマーガレット(イメルダ・スタウントン)と情事、それをクローディオや、彼らの仲を取り持ったドン・ペドロ(デンゼル・ワシントン)にわざと見せ、

マーガレットをヒーローと思わせ、ふしだらな浮気女にしたてあげる、というくだりだけれど、

その時、男ははっきり、何度かヒーロー!と名を呼びながら、で、当の相手のマーガレットは、他の女性、しかも使える家の娘の名を呼びながら事に及ぶ相手?に、何故そもそもその場で違和感を感じ醒めてしまわなかったのか?

      

また、まあ夢中でその名前違いには気付かなかった、としても、翌日、結婚式が破綻した事の成り行きに、周囲の誤解、また策略めいたものに気付くはず?というようなこと。

      


いわれない汚名を着せられ、婚礼のその場で恋人から手酷い侮辱を受けたヒーローの痛手は深く、あやうく「ロミオとジュリエット」的な悲劇にもなりそうな、という流れで、

夜の暗がりで遠目で見ただけで、まさか、という明日挙式を挙げる純朴な恋人の不実?を現場に乗り込んで確かめようともせず、あっさり信じ込んでしまって傷つき、

可愛さ余って難さ百倍、相手に冷酷な仕打ちをする若者クローディオ、というのも、余りに短絡すぎな?、だけれど、まあ元はシェイクスピア劇、芝居がかった成り行き、と思えばそういうテイストかと。


結果的に悪事はばれて誤解は解け、ヒーローの父レオナート(リチャード・ブライアート)の慈悲の粋な計らいもあって大団円、なのだけれど、

後味的にインパクト残ったのは、ベネディック&ベアトリスのカップルの方。純粋に魅かれあう若いカップルと対照的に、序盤、常にああ言えばこういい返す、という口喧嘩シーンばかりの2人、

でも周囲の計らいで、実は互いを意識していたことが判明、各自一人でいる時の切実な恋心のモノローグ、も大仰で可笑しく、彼らなりにハッピーエンドに向かうのだけれど、

全編通してしゃべり倒し、という感じのブラナー&トンプソンの軽妙な掛け合いが面白く、この2人って当時実生活で夫婦、この作品の2年後に分かれたのだった、と後で知ったけれど、さすがにあうんの息の合い方、というか。


そういう所で、2組の対照的なカップル、彼らを成就させようと芝居をうったり、見守る周囲の人々、キアヌ・リーブスの悪玉も絡んで、のどかなイタリアの田園風景バックに、なかなか面白く味わった作品でした。

関連サイト:Amazon「から騒ぎ」高円寺図書館 映画会象のロケット 「から騒ぎ」
関連記事:魔笛(’06)イルマーレ(’06)アビエイター(’04)カーズ(’06)


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by MIEKOMISSLIM | 2015-04-19 01:35 | 洋画 | Trackback(1) | Comments(0)


アマゾン大冒険~世界最大のジャングルを探検しよう!~(’13)

一昨日13日(火)板橋イオンシネマで、今週末17日(土)公開の「アマゾン大冒険~世界最大のジャングルを探検しよう!~」の試写会、「いい加減な・・・」ブログのいい加減人(Yamato)さんとご一緒して見てきました。


フランス・ブラジル合作、「ホワイト・プラネット」のティエリー・ラコベール監督作、撮影には2年がかり、「ホワイト・プラネット」は公開時見ていて、それは北極の様々な動物の生粋のドキュメンタリーだったけれど、



この「アマゾン大冒険・・」は、ドキュメンタリーに冒険物語を組み入れた風で、人に飼われていた小猿サイが、運送の飛行機トラブルで、アマゾンのジャングルに不時着、

そこから大自然の中、川の流れに飲み込まれたり、スコールに遭ったり、様々な野生の生き物に出会いながらのサバイバルの様子を追った内容。


a0116217_0352935.jpg2年がかりの撮影だった、という、大森林、川、空の大自然、珍しい動物や植物、昆虫、魚達、その親子や群れ、シビアな弱肉強食の様子などの野生の生態の映像もなかなかスケール感。<チラシ表→>

また、昨年初見だった「子猫物語」などのように、サイと他動物との様々な場面、ジャガーなどに追われて逃げたり、などは、通常でも野生動物界で有りそうな、というような出来事けれど、

そういうシーンの一部始終キャッチもそう簡単ではなかったろうし、いざそのシーン実現、でも、やたら撮影スタッフが野生ジャガーに近付くのも危険だろうし、などとやはり実写動物ものならではの苦労が偲ばれたり、

同種の野生のフサオマキザル達の中の、同世代のメス猿との接近、交流とか、演技指導ナシで、一応自然なストーリーらしい流れ、というのも、どうやって撮影?という技、

サイが徐々に周りの動物のマネをしたりしながら、自活力を付けていく過程も、日本語版独自だそうだけれど、田中直樹のフレンドリー目線でのナレーションもあって、何もないよりは子供でもとっつきやすそうな、観客が見守っていく、というムードで、まあ良かったのでは、という感じ。


上映の前に特別イベントで、この作品のナレーション担当のココリコの田中直樹、監修の新宅広二氏、そしてくまモンが登場。

くまモンは、熊本県とブラジルの交流が深いことから、のようで、カーキ色の探検スタイルの田中直樹と、尻相撲や反復横跳び対決で、尻相撲がくまモンの勝ち、というのは、まあ体格からして妥当だけれど、

反復横跳びは、さすがに見るからにどんくさいだろうと思ってたら、意外な俊敏さを見せて、司会者が驚き、子供は余りいなかったと思うけれど会場もわいて、時間内に田中より3回位多かったかで、これもくまモンの勝ち。

私はこういうゆるキャラを直に見たのは初めて、体自体で重そうだけれど、割と下半身って自由に動けるものなんだ、と。

くまもんが愛嬌を振りまいて去って行って、田中直樹と新宅氏が、それぞれ見所をアピール、マスコミの撮影でイベント終了。


で、本編開始、私達は前から5列目、それにしても、上方は結構見上げる位の角度がいる、余り覚えない大きなスクリーンで、そこに広がる雄大な熱帯雨林のうっそうとした森林、そのただ中に放り出されたサイが冒険を始めたのだけれど、

私はどうも気になったのが、あれ、小型飛行機を操縦してたパイロット(の消息)は?ということ。

丁度その墜落直後の辺り、ボーっと見てたのか、余りはっきり覚えなく、機体炎上などはなく計器に向かってる人が映ったような?気はしたのだけれど、

サイの様子を見に登場する訳でもなく、ナレーションで触れられる訳でもなく、サイの冒険が始まって、そのままフェイドアウト。

もし私の思い違いで、墜落後一切登場してなかったら、小猿は生き延びて、ジャングルでのその冒険、はいいのだけれど、同乗してた人間は即死、または(瀕死の)重傷のまま?とか、何だかやや後味悪いし、

無事だったにしても、何故唯一の乗客であったサイの様子を見に来ないのか?、こういうパターン展開で「パイロットと小猿」が、何とか生き延びて救助を待つ、という物語にならないのか?ちょっと不可思議。

で、一体あのパイロットは?と、上映中もちょっとずっと引っ掛かってて、その後Yamatoさんにお聞きしても謎、検索してみてもそういう情報は特に見当たらず?なままなのだけれど、

「サイがジャングルに一人放り出され」というような紹介表現から、まあ、墜落の拍子に、パイロット(のいる機体部分)とは多少なりとも離れた所に落ちて(放り出されて)、

パイロットも無事だけれども、何とか外部と通信しようとしててそれどころではない、という内に、サイが冒険を初めてしまった、

その後パイロットも無事救助された、とか思えば妥当かも、などと想像、まあ特にこの動物ものの大筋に関係ない枝葉的な所なのだけれど、何だか序盤の気になった所。


a0116217_154295.jpg1/16追記:それはさておき本筋的には、人に飼われていた苦労知らずのサイ、フサオマキザルって結構知能は高いらしいけれど、

おずおずと野生世界の中で、とにかく食べ物を得ようとしたり、獰猛な動物と遭遇したら木に登る、とか、危険から逃げる本能を発揮しながら進む動物目線での冒険、

前述のように、映像的にも、大自然の景観、まるでCGのようなのも含めて、カラフルだったり、奇妙な形のものなど多種多様な生き物達が脇役で、図鑑の映像版、というか視覚的にもなかなかバラエティな趣。<←チラシ裏>

その中で、沢木さんの、やはりアマゾンで小型機墜落に巻き込まれたこともあった旅ルポ「イルカと墜落」にあった、アマゾン特有のピンクイルカ、なども登場、

水面から、その上の枝のサイに向かって飛び上がる様子、サイは怖がってたけれど、イルカはからかっているだけ、と言ってたと思うけれど、体の色はピンク、というより白っぽかった感じ。


印象的だったのは、やはり同じ種類のフサオマキザル群に出会って、まあ仲間入りさせてもらえたのか?微妙だけれど、そのサル達がするように、固い木の実を高所から落として割る術を学んでたり、

最初に出会った同年代のメス猿との、接近したり、ちょっかい出しすぎてボス猿に追い払われたり、そこでまた歩み寄ってきてくれたり、などのロマンス?とまでいかなくとも、ほのぼのとした歩み寄り。

折々の田中の、サイに語りかけ、励ましたり注意を促すようなナレーションも、観客が、半ドキュメンタリーとして淡々と見る、というより、主人公のサイを見守る、という意識にさせる効果あった気も。

元々この作品にはナレーションはなく、日本上映版に特別にナレーションを入れたそうで、もしただ映像と音楽だけだったら?

まあ、純粋な動物ウォッチのドキュメンタリー感は増したかもしれないけれど、86分間、結構動物好きでない限り、子供向的にもやや集中力持続はキツいかも。

そして終盤の節目、色々ハードな日々の中、餌をくれようとする女の子、という人間との遭遇もあり、そこでサイが選んだ道、というのも冒険のケジメ、締め、という感じ。


まあややスケールは違うかもしれないけれど、「子猫物語」の小猿・アマゾン編、ともいうか、ドキュメンタリー&物語風に仕上げてて、なかなかの見応えで楽しめた、という作品でした。

関連サイト:アマゾン大冒険~世界最大のジャングルを探検しよう! 公式サイト象のロケット「アマゾン大冒険~世界最大のジャンブルを探検しよう!~」
関連記事:ホワイト・プラネット(’06)子猫物語(’86)イルカと墜落 / 沢木耕太郎(’02)

  

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by MIEKOMISSLIM | 2015-01-15 00:22 | 洋画 | Trackback(1) | Comments(2)


’14年度美術館賞ベスト3

昨年の展示会鑑賞は、一昨年の13展よりやや減って9展、やはりベスト3にして挙げておきたいと思います。

1 モネ、風景を見る目ー19世紀フランス風景画の革新(国立西洋美術館 1/2鑑賞)

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2 オルセー美術館展 印象派の誕生ー描くことの自由ー(国立新美術館 7/13鑑賞)

a0116217_0473723.jpg



3 思い出のマーニー×種田陽平展(江戸東京博物館 7/27鑑賞)

a0116217_0492385.jpg



次点 チューリヒ美術館展(国立新美術館 11/5鑑賞)

a0116217_0534080.jpg



今年は今の所、チラシや展覧会サイトで知って行きたいと思っているのは、東京都美術館で今月末からの新印象派展、

国立新美術館での、2月末からのルーブル美術館展、目玉は初来日のフェルメール「天文学者」、3月末からのマグリット展、13年ぶりの大回顧展、だそうで。

とりあえず、そういう所を楽しみにしたいと思います。

関連記事:’10年度美術鑑賞ベスト5’12年度美術鑑賞ベスト3’13年度美術鑑賞ベスト3思い出のマーニー(’14)


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by MIEKOMISSLIM | 2015-01-06 01:15 | 芸術 | Trackback(1) | Comments(2)


’14年度ベスト3作品 /劇場・上映会作品

昨年度映画鑑賞は、一昨年の13本からまた減って結局9本、DVDや放映(の録画)はなしで、試写会での新作2本と、図書館上映会での7本。やはりケジメとしてベスト3として挙げておきたいと思います。


★1 思い出のマーニー(’14):米林監督作のジブリ新作、Wヒロインで、等身大少女と神秘的な少女の友情~愛情ものの少女コミックタッチ、映像や音楽トータルで好感度高かった作品。




★2 ザ・ビートルズ武道館コンサート(’66):初見だったビートルズ来日公演ドキュメンタリー、当時の熱狂ぶり、舞台裏の若かった4人の様子、仕草なども面白かった。




★3 子猫物語(’86):未見だった実写動物もの。どうやって撮ったのか?という猫の冒険の中のリアルな仕草、それなりのストーリーになっていて、+坂本龍一担当の音楽、大貫+坂本コラボのテーマ曲もあって、なかなかの掘り出し物。

 


★次点 さびしんぼう(’85):久々に見た大林尾道3部作の1つ。やはり富田靖子2役の両さびしんぼうのコミカルさ+哀愁、「別れの曲」、尾道の景色が融合の郷愁漂うスタンダード珠玉作。




★音楽賞 「子猫物語」テーマ曲:作詞大貫妙子、作曲坂本龍一の、意外な所で今にして知った大貫&坂本コラボ曲。昔の原田知世を思わす吉永敬子の楚々としたボーカルに、軽妙なメロディがフィット。




★景観賞 春を背負って(’14):高山を舞台に展開のシンプルな人間ドラマ、美しさと厳しさの立山連峰の雄大な背景も印象的。

  


★番外 たまたま昨晩、途中で放映に気付いたジョディ・フォスター主演の「コンタクト」('97)。割とインパクトあったSFものの一つ、久方に見て、吹き替え版ではあったけれど、科学、宇宙、宗教観も絡んだ壮大スケール+人間ドラマ感もあって、結構引き入られて最後まで。



たまにはやはりこういう鑑賞もリフレッシュ感、と改めて、で、今年もどうなるか?折あれば見ていきたいものです。

関連記事:’05年度ベスト10作品’06年度ベスト10作品’07年度ベスト3作品’08年度ベスト10作品’06年度DVD・ビデオ・放映鑑賞’07年度DVD・ビデオ・放映鑑賞’08年度DVD・ビデオ・放映鑑賞’09年度ベスト5作品/DVD・ビデオ・放映鑑賞’10年度ベスト5作品/DVD・ビデオ・放映・上映会鑑賞<1><2>’11年度ベスト3作品/劇場・DVD・上映会鑑賞'12年度ベスト5作品 / 劇場・DVD・放映・上映会鑑賞’13年度ベスト3作品 / 劇場・放映・上映会鑑賞

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by MIEKOMISSLIM | 2015-01-05 00:08 | 映画全般 | Trackback | Comments(0)


杉並弦楽合奏団 第55回定期演奏会

今日、近くのセシオン杉並で杉弦定期演奏会、都合も合ったので、母と行ってきました。

a0116217_22572222.jpg今回指揮者は、プログラムの1ページに渡ってプロフィール紹介、幅広く活動してるらしい三原明人氏、

ゲスト演奏家は、珍しいハープの桝田希さん。<パンフレット→>


今回の演奏曲は、

★E. グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」作品40
Ⅰ 前奏曲 Allegro vivace
Ⅱ サラバンド Andante espressivo
Ⅲ ガヴォットとミュゼット
Allegetto-Poco piu mosso
Ⅳ アリア Andante religioso
Ⅴ リドゴン Allegro con brio

★G.マーラー:交響曲第5番より アダージェット

★A.ドヴォルザーク:弦楽のためのセレナード ホ長調 作品22
Ⅰ Moderato Ⅱ Tempo di Valse Ⅲ Scherzo:Vivace Ⅳ Larghetto
Ⅴ Finale: Allegro vivace

★アンコール J. シベリウス:祝福アンダンテ

今回は、通常よりも短く15分の休憩を挟んで、2時間弱、2時開始で4時前には終了、

私は夕方から仕事で、終わったら母と会場で別れて自転車で帰るつもりだったけれど、その必要もなく、行きと同様自転車を押して一緒に歩いて帰宅。  


今回、曲名ではピンと来るものはなかったけれど、メロディに馴染みあったのは、マーラーの交響曲。

  

これはパンフの紹介で、「ベニスに死す」で流れてたのは、まさにこの曲だったのだった、と。

  

「杉弦ニュース」のハープの桝田さんのコメントで、これはマーラーが妻アルマへの愛の思いを贈った、ともいわれる静けさをたたえた作品、とあったけれど、

演奏も、最後の弦楽器の微かな響きも完全に消えるまで余韻残す、念入りに配慮された静かな終わり方。

光の中の少年タジオを見守りながらひっそり逝くグスタフ、最後に見たのも大分前だけれど、音楽と共に、眩い浜辺の悲哀のラストシーンが彷彿。


またパンフで、マーラーは世紀転換期のウィーンで、同時代に活躍した小説「ベニスに死す」の作者トーマス・マンとも親交あって、

「後の世で互いの作品が映画でコラボするとは、泉下の2人はさぞ驚き、喜んだ(苦笑した?)ことでしょう。」のようなエピソード。

ヴィスコンティはそういうことを踏まえて選曲したのか?ちょっと検索したら、Wikipediaでは、小説のグスタフのモデルとしてマン自身以外に、友人のマーラーも入っていて、

「マーラーの音楽を使い、主人公をマーラーをモデルとした作曲家に変更したのは、恣意的な変更とは言えない。」そうで、そういう歴史的人物の背景もあったのだった、と今にして。


その他印象的だったのは、ドヴォルザークのセレナードの、特に第2楽章の優美、かつ哀愁漂うワルツ曲。

   


母は、帰りに、「ベニスに死す」というタイトルは知ってるけれど、見たことはなく、このマーラー曲も馴染みなし、ドヴォルザークのセレナードは一部聞き覚えあって、やはりそれが良かった、とのこと。

「ベニス・・」といえば、昨年~今年仕事で一時高卒認定試験に向けて英語、算数のお世話した20代の女性が、理想の男性像はタジオ少年(のルックス)、と挙げて、ちょっと驚いたものだけれど、

やはり私は、思わぬ所での「ベニスに死す」遭遇、彷彿、がインパクトな今回でした。

関連サイト:杉並弦楽合奏団サイト 第55回定期演奏会Amazon ベニスに死す
関連記事:杉並弦楽合奏団 第49回定期演奏会オペラガラコンサート~セラータ・ムジカーレ Tokyo Play Opera 第30回定期演奏会 御坊混声合唱団第5回・第7回定期演奏会(’81)(’84)杉並弦楽合奏団  創立25周年記念 第50回定期演奏会杉並弦楽合奏団 第51回定期演奏会日本フィル出張コンサート杉並弦楽合奏団 第52回定期演奏会第18回 フィルモアコンサート杉並弦楽合奏団 第53回定期演奏会杉並弦楽合奏団 第54回定期演奏会色とりどりのコンサート第19回 フィルモアコンサート

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by MIEKOMISSLIM | 2014-12-13 23:03 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


なんだかへんて子/ 山中恒(’75) 

春頃に、図書館上映会で久し振りに見た大林作品「さびしんぼう」の原作、山中恒著の「なんだかへんて子」を読み終えました。

「さびしんぼう」を見た後日、未読だったしちょっと読んでみたくなり、借りて以来少しずつは読み進めつつ、途中で中断時期もあったりで滞りつつ、先日やっと読了。


読み易い児童文学っぽく、結構コミカルで柔らかい文体、主人公は同じヒロキだけれど、劇中では高校生だったのが、小4の設定、登場人物も結構名前やキャラクターがそのままだけれど、

劇中の、マドンナ的さびしんぼうの百合子は登場せず、彼女とヒロキの純愛エキスはなし、メイン筋は母タツ子の化身のさびしんぼうとの、コミカルなやり取り、

+劇中と同じくその周辺の学校の友人、先生、タツ子の昔の友人と娘、など絡んで、ヤンチャで明るくあっけらかんとしたファミリー(+学園)物語、という感じ。


何分小4設定、今時の、だと多少テイスト違うかもしれないけれど、書かれた時代も’70年代、劇中にあった、コミカルさびしんぼう側からのヒロキへの、恋心っぽい感情も特になし。

彼女が巻き起こす色んな騒ぎ、母のあたふたぶり、ヒロキと友人久保一男の”オウム騒ぎ”なども、多少設定は違うけど、結構劇中通りのエピソードもあって、

「さびしんぼう」は、この本からは、コミカルさびしんぼうが招く、ラフな息子~母関係のファミリー+折々学園、友情物語要素を取って、

それに、切なさモード漂う、「別れの曲」絡みのマドンナさびしんぼうエキスをブレンドした作品だったのだろう、と今にして。
             


作品を久方に再見した時、やや鼻についた、最後の方のヒロキの逆マザコン気味部分は、原作の方では、やはり最後の方で、ヒロキがタツ子化身少女について、

「でも、あいつ、なかなか、かわいらしかった」ぜ。ちょっと口やかましいところは、いまのママにそっくりだったけどさ」のような科白はあったけれど、それ以外、ヒロキが母への愛着をストレートに見せるような部分は特になく、

やはり小4の少年の無邪気な母への愛着を、高校生設定にした少年に語らせた所で、ややその表現が、バタ臭い感じに思えたのかと、少し納得、という所。


原作のコミカル少女も、神出鬼没の賑やかしキャラ、というのは同じだけれど、やはり小4設定、劇中のさびしんぼうが折に見せたような、寂しげな憂い、なども特になく、

ラストの去り方も、一応もじもじとヒロキに別れは告げるのだけれど、劇中の雨のシーンのように、そうしみじみ別れを惜しむ、というムードはなく、

いつものようにタツ子に追われてのドタバタのうちに姿を消してしまって、古い写真に収まってた、というのは劇中と同じだけれど、何だかまたこの続編として、小5版の彼女が現れそうな、というような割とあっさりした余韻。


この山中氏は、「転校生」の原作「おれがあいつであいつがおれで」や、「はるか、ノスタルジイ」「あの夏の日~とんでろじいちゃん」の原作著者でもあって、

私は今回今にして、筒井康隆の「時をかける少女」以外の大林作品原作を初めて読んで、この「なんだか・・」は’75年に出版、どの程度メジャーだったのか?だけれど、

その頃これを読んだ小学生層が、10年後、高校生版になった、コミカル+尾道舞台の青春映画「さびしんぼう」を見て、しみじみ、ということも流れとして想像できそうな、というほのぼのな1冊でした。

関連サイト:Amazon 「なんだかへんて子/ 山中恒」Amazon 「さびしんぼう」
関連記事:さびしんぼう(’85)別れの曲(’34)

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            <(C)(株)理論社>

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by MIEKOMISSLIM | 2014-09-30 06:19 | 本・邦画 | Trackback | Comments(0)

    

’09年1月末AOL映画掲示板、ブログが終了、気分新たにマイペースで、音楽・芸術鑑賞、ユーミン関連、読書、英検1級対策、グルメ、仕事等含めて書いてます。英検は’11年11月に無事合格達成出来ました!
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