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Dear & Yonder(’09)

先週DVDを見終えた、女性サーファー達の歴史、サーフィンの様子、日常を追ったドキュメンタリー。日本では昨年夏、湘南、逗子等で上映。前からちょっと気になっていて、もし英検2次になったら少しでもリスニング慣らしにもなるし、とも思って見たのですが、思えば洋画英語版は昨年秋に見た、やはりサーフドキュメンタリー「Under The Sun」('08)以来。

トーマス・キャンベルの妻、ティファニー・キャンベルと、アンドリア・レスラーが監督、とのことで、トーマス・キャンベルは、この作品にもプロデューサーとして関わってて、見ていた中では「スプラウト」('04)を監督で、サーファーでもあり、映像アーティストだったのでした。



奥さんの方はについては、検索でも詳細見かけませんが、夫と同系統の作品を手掛けた、ということのようで。思えば大林監督夫妻等のように、奥さんが製作面でサポート役パターンはあっても、余り現役で夫妻共監督、というのは覚えない、と。

女性サーファー達というのは、これまでドキュメンタリー作品で一部登場、はあっても、こういう風にスポットを当てて、というのは初めて。具体的に名を知るサーファーはおらず、思い出すのは、「ブルー・クラッシュ」('02)のケイト・ボスワース。でもさすがに今回登場の面々は、男性サーファーに劣らずダイナミック、場数踏んでるこなれ方。


2/9追記:前半は女性サーファーの歴史で、そもそもサーフィンが古代ハワイ文化として栄えて、技を競いあう習慣はあって、女性でもトップの座につくことがあった、と。

19世紀半ばに宣教師達が到着、裸で波乗りする住民に仰天、秩序をもたらした、そうで、その頃までハワイの海岸は、サーフィンもありのヌーディストビーチ状態だった、というのものどかに原始的、というか。

20世紀になって、伝説のサーファー、デューク・カハナモクが世界中を旅してサーフィンを普及させた、と、モノクロでの本人の映像も少し出ましたが、フィクションものだったハワイ舞台の「ザ・ライド」('03)で、主人公がタイムスリップしてこのカハナモクに会ったりしたのだった、と。

この作品で最初に登場の女性サーファーは、そのカハナモクがオーストラリアで指導した、という15才のイザベル・レサムで、元々名スイマーで、その後オーストラリアのサーフィンをリードした、そうで、

私自身のサーフィン歴、というとウィンドサーフィンを数回で、筋力タイプの男性の方が有利なイメージあったのですが、そういう歴史や、女性達がダイナミック、また軽やかに滑る様子を見ていても、バランス感覚の要素とか、思った程男女のギャップはない類のスポーツ、かと改めて。

波へのチャレンジ精神や、テクニックも他作品での男性サーファーに特に遜色なく思え、鮮やかにチューブ抜けしてたり、歴史パート最後で、マヤ・ガベイラというサーファーが、結構な大波に乗ってたのも印象的。


後半は小刻みなパートに別れて、メキシコでの、乾燥した土地をさ迷って、渇きで黒地に骸骨のデザインのボディスーツで滑るサーファーとかコミカルなパートや、それぞれのライフスタイルでサーフィンを楽しむ女性達。

サンフランシスコの名物サーファーらしき女性は、地力学の仕事関連でその沿岸に住んで、以前行った時、そう波があった印象はなかったですが、金門橋の辺りでもサーフィンしてたり。目の病魔と闘いながら、というエピソードも。

シェイバーの腕があって、環境を害さない植物性の油を使ったボード作りにいそしむサーファー。そのボードのちょっと独特な柔らかいデザインや色合い。オーストラリアで、自分で布地を探してきて、ミシンでサーフ用ショーツを作っているサーファーも。そういう、ある意味女性らしく地に足を付けたサーファー達。

ちょっと異色だったのは、サンタバーバラを出て3年南太平洋を単独ヨット航海してる、という女性サーファー。その冒険費用は自分で溜めたのか?どうか、幼い頃から、父に、兄達と隔てなくヨットの扱い方を教えられた、とか、ポリネシアでは母と合流予定、とか、多少なりともその家族背景、サポートもあっての実現のようですが、

サーフィンもしつつ、現地の人々と交流したり、ヨット周辺の魚達の姿に感動してたり、やや浮世離れ的。でもそれが仕事に繋がってるかは不明ですが、そういう自然と異文化体験旅を書く事で人の役に立ちたい、と文筆もライフワーク、という暮らし。

その他、スケートボーダー達のパートもあって、結構ダイナミックな滑りっぷり。サーフィンでは、そんなにワイプアウト、というシーンはありませんでしたが、ここでは、転んでコンクリートに身体を打ち付けるシーンも折々。誇らしげに、お腹の傷を見せて微笑むボーダーも。

映像特典では、女性が一人波打ち際で、”太陽崇拝”のヨガをしている15分位のパート等もあったり。


「スプラウト」も、単色カラーになったり画面が3、4分割されたり、早回し、スローモーション、CG、アニメが入ったり、スノボーシーンもあったり、音楽にしても色々バラエティに富んだ作品だったのでしたが、

この奥さんの作品は、前半はオーソドックスに歴史を追ったドキュメンタリー風、後半やエンドロールにかけて、やはり画面分割もあったり、結構多彩な色合い、という構成。

男性サーファー登場は、メキシコで、夫婦サーファー+幼い息子の浜辺での様子のパートや、手作りサーフショーツの女性が、浜辺で恋人らしき相手とキスの挨拶してたり、というようなシーンがあったり、サンフランシスコの名物女性サーファーに、男性サーファー達が一目置く、というか敬意を払ってるような所はありましたが、

ロマンスめいた部分、男性目線へのアピールの様子等は一切なし、というのも、歴代や今の女性達の、伸びやかなサーフィンぶりを追う、という趣旨としては、爽やかで良かった。リフレッシュ感ある後味でした。

関連サイト:Amazon 「DEAR AND YONDER」「DEAR & YONDER」公式サイト
関連記事:スプラウト(’04)ザ・ライド(’03)前ブログサーフィン映画記事(23作品)Life 天国で君に逢えたら(’07)サーフズ・アップ(’07)ブルー・ブルー・ブルー(’08)ワン カリフォルニア デイ(’07)Under The Sun(’08)
(スレッドファイルリンク(ここでは「Life 天国で君に逢えたら」「サーフズ・アップ」「ブルー・ブルー・ブルー」「ワン カリフォルニア デイ」)は開かない場合あるようです。)

         


by MIEKOMISSLIM | 2011-02-07 20:27 | 洋画 | Trackback | Comments(0)
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「KYOKO」は’02年に映画掲示板にスレッドを立てた村上龍監督、高岡早紀主演映画で、当ブログはそのスレッド、次のブログに続いての3代目です。マイペースで、長年ファンのユーミン関連初め音楽、美術展、仕事、グルメ(食事)、映画、本、日常、旅のことなどアップしてます。


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