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ダニー・ケイの天国と地獄(’45)

今日、近くの成田図書館で「ダニー・ケイの天国と地獄」映画会、都合も合ったので見てきました。観客は中~高齢層30人位、これも私がここで経験した中で一番多い方。

ブルース・ハンバーストン監督作で、ダニー・ケイが双子の兄弟の二役を演じる音楽コメディ。私はハンバーストーン作品も、ダニー・ケイ出演作も初で、ダニー・ケイはユダヤ系、ジーン・ケリー同様歌って踊れる往年のスター、コメディアンでもあったのでしたが、なかなかの芸達者ぶり。


お話は、人気客席芸人バズィ(ダニー・ケイ)が、ギャングの殺人現場を目撃してしまったため、密かに殺されてしまい、幽霊になって、生き別れになっていた、双子の兄弟、学者肌のエドウィン(ダニー・ケイ)の元に現れ、復讐の協力を頼んで、彼の中に入り込んで、バズィを再現したり、

バズィのパートナーで恋人のミッジ(ヴェラ・エレン)や、エドウィンと接近しつつあった図書館員エレン(ヴァージニア・メイオ)達も巻き込んで、恋模様も絡んでの、ドタバタコメディ。

ミュージカル、という訳ではないですが、序盤、ダニー・ケイがバズィとして、ミッジと歌い踊るステージパフォーマンスや、

一番インパクトだったのは終盤ハイライト、ギャングに追われるエドウィンが、オペラ劇の中に紛れ込んでしまい、あせりつつ誤魔化しながら、見に来ていた検事に、バスィが証言するはずだった殺人事件の鍵を、歌って訴えかけたり、というシーン。

上映室でも笑いが起こってましたが、全くバスィとは違うキャラクターのエドウィンが、開き直ってバスィの力を借りずにオペラ風に歌いまくって危機を脱した辺りとか、ダニー・ケイの芸の多彩さ、というか、なかなか見もので楽しめました。

              


9/11追記:ダニー・ケイの同画像での二役、幽霊として物の一部に入り込んだり、透明人間のように行き過ぎたり、というような特撮もあって、アカデミー賞特殊効果賞受賞だったようですが、これも先日見た「錨を上げて」同様’45年製作、終戦の年に、アメリカではこういう作品も、と改めて。

ダニー・ケイは、ラフな芸人、繊細な学者肌若者、という兄弟の演じ分け、バズィのコンタクトを受けた直後のエドワードの倒錯ぶり、またステージでのそれぞれの役でのパフォーマンスとか、演技力というよりかなり器用、という印象も。

ミッジ役のヴェラ・エレンは、やはり先日見た「踊る大紐育」('49)で、ジーン・ケリーのマドンナ役、だったのでしたが、これが映画デビューだったようで、「踊る・・」の時よりはラフな物腰のショーガール役、やはり彼女のダンスも華を添えてて見ものの1つ。

それと、多分ラストで彼女と結婚する店の男性役、と思いますが、渋めのドナルド・ウッズは「夜も昼も」('46)で、コール・ポルターの友人役、だったのだったと。

また、故谷啓さんの芸名は、このダニー・ケイからだったと今にして。偶然ですが今日、谷啓さんの命日だったのだったと。

そういう所で、ダニー・ケイの芸達者ぶり、ショーやオペラ、音楽ミックスのコミカル劇で、一時リフレッシュでした。

関連サイト:Amazon 「ダニー・ケイの天国と地獄」成田図書館 映画会
関連記事:夜も昼も(’46)星砂の島、私の島~アイランド・ドリーミン~(’03)クレージーキャッツ日本一のホラ吹き男(’64)会社物語(’88)-追悼・市川準監督ー踊る大紐育(’49)


                

by MIEKOMISSLIM | 2011-09-10 23:22 | 洋画 | Trackback | Comments(0)
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