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御坊混声合唱団第5回・第7回定期演奏会(’81)(’84)

先日「オペラガラコンサート~セラート・ムジカーレ」に行った数日後、母が一緒に食事の時、故郷で合唱団にいた時の演奏会のだ、と2本テープを持ってきたので、聞いてみました。

この2回の時は、各出演者に演奏を録音したレコードが配られてて、それを大分後で、大阪にいた今は亡き妹の所へ行った時、気晴らしに聞けば、と持って行って、それを妹がダビングして母にテープを送ってた、そうで。

コンサートで懐かしがってたモーツアルトのミサ曲「Ave verum corpus(アヴェ・ヴェルム・コルプス)」も、確かにどちらの回にも、アンコールで入ってて、流してみたら、このテープは上京してからは気忙しくて聞いてなかったし、本当に久し振り、とやはり懐かしげ。


借りて、この所、寝る前などに少しずつ聞きましたけれど、思えば、こういう合唱曲をまとめて聞いた覚えはなく。女性が3分の2位、団員正味25~30人程+プロのクラシック歌手との共演で、その位の人数で、こういうボリュームが出るものなんだ、と、思ったり、

素人目には、「Ave・・」にしても、先日の公演のオペラグループと、この合唱団のパフォーマンス出来の差、というのは正直見分けつかず。日本の曲も、海外の曲もアマチュアにして結構上手いのでは、と感心。

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一通り聞いてみて、妹が作ってた各テープの見出しラベル(↑)で曲名を見ても、知ってた曲は、「Ave・・」とヘンデルの「ハレルヤ」位。一番のインパクト曲は、やはり先日知ったばかりの「Ave・・」。    

            


それと、ヴィヴァルディの「グローリア・ミサ」(グローリア ニ長調 RV 589)の中盤、女性アルトソロ+合唱の哀愁漂う1曲が耳に残って、それは、ちょっと検索したら「神なる主、神の子羊」(Domine Deus Agnus Dei)という曲だった、と判明。

母は、この曲は、サブコーラスだったのもあって余り覚えてなかったけれど、別の、歌詞を覚えてたグローリア曲をざっと口ずさんでたり。

ヴィヴァルディは、先日まで浮かぶのは「四季」の「春」位でしたけれど、年末の杉並合奏団公演で「ごしきひわ」や、「ピッコロ協奏曲」を聞いて、今回、こういう色んな曲調のミサ曲なども創ってたのだった、と改めて。

ミサ曲、というジャンルも、そうじっくり聞いたことがなかったけれど、まさに心洗われる、厳か、清冽さ、というか。


母は、特に「心の四季」の中の「真昼の星」や、「旅」の最初の「旅立つ日」とか、日本の混声合唱組曲が思い出深い、と。「旅」の指揮者は中学の音楽の先生で、確か私の時もそうだったはず、と言ってて、そういえば眼鏡をかけた楠本先生、だった覚え。

              

          

やはり「グローリア・ミサ」、モーツアルトの「戴冠ミサ曲」などは特に、歌詞を覚えるのが大変で、しかも母はソプラノで、背丈の関係で一番前の列で、嫌でも目立つし、

他のピアノ歴ある人などに付いていかないと、と、結構頑張って、日中は店の仕事や家事で練習出来なかったけれど、特に公演前には、寝る前に寝床で、外国語のは歌詞のカタカナをふって、音の高低など色々マジックで色を塗った楽譜を見ながら歌って、必死で覚えた、とか。

録音には、拍手や花束贈呈の様子が入ってる所もあって、そういう風に、ステージに出て、大勢に拍手をもらって、というような体験は、生涯でその3,4回の演奏会だけ、

今は母はその頃の仲間とは、折に手紙を交換する人がいたり、数人と年賀状を交わすのみ、だそうで、母にとっても私にとっても、縁遠くなってしまった故郷だけれど、

あそこで、母が、日常の苦労の思い出だけでなく、日夜ラテン語などの歌詞と格闘して覚えて、晴れの舞台で歌を披露してた、そういう事に精を出して喜びを感じていた時もあったのだった、と改めて思ったら、ちょっと感慨も。

それと、成り行きもあって今はこうして東京に2人家族、でも、今にして「Ave・・」きっかけに、ひょんな所で、私は初めて、母も久し振りに聴いた妹の手によるテープ。

そう言えば前に私にも、吉田美奈子テープを送ってくれたことがあったのだけれど、今回何だかふと降りてきて、というのか、寄り添って励ましにきてくれたような、という気も。


そういう所で、珍しいミサ曲や日本の合唱曲を聞いて、またちょっと思う所もあった、若かった母の声も混じった演奏会テープ。


2/23追記:今日母にテープを返しに行って、改めて、今合唱団の頃についてどう思う?と聞いたら、元々自分から進んで、というより、当時父から、息抜きにもなるし、と勧められて、近所でも行ってる人がいたし、という事で、参加して、

今思えば、(1日中店兼家で顔をつき合わせてて)父自身も息抜きしたかった、という所があったんじゃないか、と思うし、やはり、息抜き、というより、苦労と思う時もあって、

特に外国の曲は大変だったし、家の都合で6年で辞める前も、何度も辞めようと思ったこともあって、団長さんも本当に一生懸命やってて、辞め難かった、というのもあるけれど、

ステージで歌う、というような経験も出来たし、音大出の人達と接触したり、色んな曲を覚えて、今でも、当時の曲を口ずさんだりすると、気晴らしになるし、今となっては、楽しかったし、やっておいて良かった、という、いい思い出、などと回顧。

私もやはり、母が、ラテン語のミサ曲を覚えてたり、色んな歌を知ってる、というのが、今実際何の役に立つ訳でもないけれど、そういう面での豊かさ、故郷でそういう類の思い出を持ってた、というのは何だかほっとするし、喜ばしいし、

何というか、余り自ら道を切り開いていく、という積極性は昔からないけれど、上京後、自分でそれなりに仕事を探してきた時も、ちょっと驚いたり、足を骨折した時も、さすがに当初落ち込みはしつつ、医者も感心した位、黙々とリハビリも頑張ったし、

性格的に、全面的に馬が合う訳でもないけれど、置かれた状況への順応、というか、地味ではあるけれど、一旦初めた事への内なる情熱、律儀さ、粘り強さ、のような所はやはり性質としてあったんだ、とも改めて思ったりしたのでした。

関連サイト:Wikipedia グローリア(ヴィヴァルディ)
関連記事:魔笛(’06)春の芸能鑑賞会 アルゼンチンタンゴ杉並弦楽合奏団 第49回定期演奏会オペラガラコンサート~セラータ・ムジカーレ Tokyo Play Opera 第30回定期演奏会
<「魔笛」はスレッドファイルリンクで、開かない場合あるようです。>

   
          
          「神なる主、神の子羊」(Domine Deus Agnus Dei)


by MIEKOMISSLIM | 2012-02-22 00:05 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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