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SONGS 松任谷由実~2012春スペシャル~

一昨夜、NHK「SONGS」スペシャルでユーミン登場、一部オンタイム、一部録画で見ました。歌ったのは「(みんなの)春よ、来い」「聖歌 いざやともに」「翳りゆく部屋」「ベルベット・イースター」「恋をリリース」など。

昨年の「Road Show」ツアー最終公演地だった仙台ステージの様子、被災したファンの女性、1年がかりのチャリティプロジェクト「(みんなの)春よ、来い」の終結レポート的、でもあって、

母校立教女学院訪問、礼拝堂でのライブ、「ひこうき雲」時代の曲が出来たルーツの校内の場所での弾き語り、この秋帝劇で予定の貫地谷しほりとの舞台の抱負、新曲「恋をリリース」など、なかなか色々と感慨。


昨年4月予定だった仙台公演は中止になって、11月、最終地に持ってきてたのでしたが、それにちなんで、壊滅的被害地の1つだった南三陸町で、津波で実家の寺、多くの友人を失ったユーミンファンの女性の姿。

現地はまだ、壊れた車が所々野晒しになったまま、約200坪だったという実家、寺の跡形もなく荒涼としてて、久方にTVでこういう風景を目にして、あれは11月時の映像か最近だったのか?とにかく8ヶ月、または1年経ったからといって、やはりまだ津波の脅威の爪あとそのまま、という現実。

その人が、その更地、と化した場所で、ここらが自分の部屋で、この辺に大切にしてたユーミンCD、グッズ、ビデオとかあった、などと草の伸びてる地面を指す様子。

震災後、ショックでふさぎこんでいる中、TVでユーミンの「(みんなの)春よ、来い」を聞いた時、涙が出てきた、優しく、これから頑張りましょう、というような感じで、色んな思いがこみ上げてきた、などと回顧。

やはり辛い中、ユーミン曲に愛着あるファンならなおさら、というこの曲の染み入り方、だったのだろうな、と。ユーミンはこの曲について改めて、自分にとっての「春よ、来い」という祈りは何なのだろう、と思い浮かべて欲しいですね、などとコメント。

そして11月のその仙台ステージ、「ひとつの恋が終わる時」「DESTINY」など、その女性も会場で、「DESTINY」にあわせて踊ってる様子。

最後に、ユーミンが涙声で呼びかけて、こんな事くらいしか出来なかったけれど、皆と幸せになろうとと思って作った曲です、よかったら一緒に歌って下さい、と、「みんなの春よ、来い」合唱。何だか「紅白・・」の彷彿で、ジーンと目頭にくるものが。


ロビーでの観客の声も、始まる前「(ユーミンは)絶対来ると思ってました」「本当に楽しみに待ってました、やっぱりこういう震災の後ですからね」という女性達の声、

「震災後、非常に苦しい生活をしてたけれど、段々よくなって、それと共にこういう音楽も楽しもうと思ってやってきました」などという男性の声。

終了後は、やはり「春よ、来い」大合唱への声で、すごく感動した、泣けてきた、心に染みたというか、思いにぐっときた、などの声、南三陸町の女性も、コンサートで頂いたパワーを大切にして、ちゃんと前に向けて進んでいきたいかなと思う、などとコメント。

締めに、スタジオでユーミンが白いドレス姿で、少女合唱団との「みんなの春よ、来い」を歌って、最後にコーラスでチャリティプロジェクトに参加してくれた皆さん、としてテロップで続々と名前、団体名などが流れ、

世界中から1万人を越える参加者、だったらしく、テロップ名は1万はなくても、千位はあったかと。1年前、私も試みてはみたけれど、持ってるデジカメなどメカの関係で参加出来なくて、やはり残念だった、と改めて。

それにしても仙台コンサート、やはり被災地だからといって、ここだけチケット代割安、という訳でもなかったと思うし、自粛ムードの中でもあって、概してある程度余裕ある観客層がやって来た、かもしれないけれど、

余裕なくても、とにかく駆けつけたユーミンファン、も結構いそうな気もして、多くのミュージシャンが公演中止にした中、この仙台を最後に持ってきたユーミンの、”現代の巫女”としてのある種の自負、気概、のようなものがじんわり伝わってきた、という感じ。


3/31追記:そして、震災から1年の節目、自分の音楽ルーツに触れたい、と、中高時代を過ごした立教女学院訪問の様子。

この学校って、何処だったのか?と思って、今にして、だけれど、中学受験案内で見てみたら、杉並で、久我山だったのだったと。今の合格基準は偏差値55~60辺り、それなりに難関校、という所。

この学校と言えば、最近名を聞いたのは、一昨年ミュージックポートレイトで、今井美樹が「手のひらの東京タワー」を挙げた時、対談相手の作家村山由佳が、ここ出身で、ユーミンの後輩だ、と言ってた覚え。

入り口で3人連れ中学生に気さくに声をかけたら、「松任谷さん!?」と驚いて「紅白見ました」「めっちゃ騒いでた」「頑張って下さい」などとエール。

今時の中学生って、ユーミンを今一知らなかったり、名は知ってるけれど、という程度だったり、ということもあるようだけれど、さすがに母校だと、浸透度も違うだろうと。

緑の瑞々しい中庭で、この辺りで学園祭のステージがあって、友人2人と中3の時セルジオ・メンデスのボサノヴァをやって、ギターを弾いた、などと回顧。


そして聖マーガレット礼拝堂で、聖歌隊の少女達と一緒に、ユーミンの好きだった聖歌の「いざやともに」を合唱。
                               (C)(株)角川書店
a0116217_21153378.jpg何だか、この礼拝堂でのユーミンの表情が、いつになく柔らかい、というか少女っぽい印象。

この番組の後で久方に「ルージュの伝言」を開いたら、この学校はプロテスタント、やはり中学生時代聖歌隊に入ってて、土曜以外は毎日礼拝があるし、教会音楽には影響を受けたと思う、などとあって、

読んだ当時、キリスト教自体については、処世術だと思う、と書いてあったのが印象的だったのだけれど。

今回も、パイプオルガンを聞いた時の衝撃で、音楽でか何か判らないけれど、何かしたいと思った、そうで、独学で作曲を始めたのだった、と。

先日「SONGS」ジュリーの時、You tubeで初めて聞いた、15才での作曲家デビュー作、加橋かつみへの「愛は突然に」も、やはり教会音楽テイストありありで、



そういうルーツ現場、ユーミンテイスト背景として、淡いオレンジの照明、パイプオルガン、クリーム色の壁、神聖なロマンティックムードのここは、何だか納得の場所、という感じ。


高校の時、プロコルハルム「青い影」からの衝撃もあって、ロック+教会音楽、キーボードでのロックが出来るかも、という境地になってて、「翳りゆく部屋」の原型も、この頃作曲してた、というのも改めて、

私は「青い影」を知ったのは、やはりユーミン絡みだったような覚え。でも「翳りゆく部屋」は、当時シングルは買ったけれど、荒井由実曲としては正直そう強い思い入れ、という訳じゃなかったけれど、

今回、このマーガレット礼拝堂での弾き語りを聞いて、今にして、何と言うか、楚々とした品格ある名曲、と改めて。


そして、校内でどうしてももう一箇所行ってみたい場所、として、画談室という、ピアノが置いてある細長い部屋へ。クリーム色の壁に大きな窓、窓枠は緑で、外は中庭なのか、一本木が見えてて、窓からの陽射しは明るいけれどこじんまりした場所。

自由に使えたので、高校の頃は特に、しょっちゅうここにいた、そうで、「ひこうき雲」の何曲かは、すでにここである程度形にしてた、と、私のマイベスト曲「雨の街を」の一部を弾き語り。



雰囲気はまさにここにぴったり、と思ってもらえるかもしれない、ここだから出来たような、という、イギリスの何処かで、グルーミーで茫洋としてて、切ない、という曲が初期には何曲もありますね、などと語って「ベルベット・イースター」は通しで。

            

この頃の、まさに初期のユーミン独特の”感性の震え”曲のルーツはここだったのだった、と、ピンポイントルーツ場所映像、そこでの歌声もちょっと感慨。

ユーミン”聖地”、というとドルフィン、八王子の実家荒井呉服店、二子玉川、中央高速、三浦半島など巡ってはきたけれど、

この礼拝堂、そしてこの部屋、と、そもそも校内に部外者の立入りは出来るのか?判らないけれど、まだ正隆氏に出会う前、また正隆氏を魅了した少女荒井由実の音楽性ルーツ聖地が、結構近くにあったのだった、と今にして。


そして、貫地谷しほりと帝劇前で待ち合わせ。10月にここで予定の舞台「夏休みの最後の日」で共演するようで、一緒に劇場内に入って、抱負を語ったり。

これは、正隆氏の演出・脚本+10~20曲のユーミン曲のコラボ、のようで、そう言えば折に正隆氏のツイッターに、このことだったのか、舞台の脚本、と見かけたけれど、今にして、ユーミンが初めて女優として舞台に登場、という企画のようで。

これは多分コンサートよりチケット代も高そうだけど、興味引かれるイベント。ユーミンの演技、というのはビデオ「コンパートメント」での短いストーリーで、しか覚えなく、女優業、というのにはあえて手を出さない、と思ってたけれど、

今年初のディナーショー、という話題も見かけたり、まだまだ新たな事にチャレンジする姿勢、貫地谷しほりは先日「僕達急行 A列車で行こう」で見かけたばかりだったけれど、そういう若いパワーとも刺激しあって、というのも相変わらず元気だなあ、という感じ。


最後に、先日リリースの「恋をリリース」をスタジオで。これは今年に入ってからの昼ドラ「鈴子の恋」テーマ曲、一応ずっと追って見てて、毎回一部劇中流れてて、軽快なメロディは馴染みだったけれど、通しで聞いたのは初めて。

「鈴子の恋」はまた別枠で、と思うけれど、ミヤコ喋々の伝記で、恋愛、結婚生活も色々波乱あって、このポップなユーミン曲とのコラボが、ややシニカルにもハートウォーミング風にも色付けして味わい、という感じだったけれど、

繰り返し聞いてた冒頭「彼女と腕組みやってきて 急に隠れないで」で始まるこの曲、今回歌詞を通しで知って、やはり失恋、でも相手を明るく励ます懐深さ、自分も前向きに、という、こういう内容だったんだ、と。

コーラスの2人と揃いの赤いミニドレス、ショートボブのヘアで歌う姿も、何と言うか、頑張ってるなあ、としみじみ。


そういう所で、3.11から1年経っての「春よ、来い」の感慨も改めて、で、心洗われたり、ユーミンのピンポイントルーツや、リアルタイム、今後の活動とか色々、

デビュー40周年、御年58才にしていまだ”攻め”の姿勢に励まされたり、私にとって結構中身濃いスペシャルでした。

関連サイト:SONGS 松任谷由実~2012春スペシャル~演劇ニュース 「夏休みの最後の日」
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by MIEKOMISSLIM | 2012-03-30 22:30 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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