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トップガン(’86)

昨日、成田図書館の映画会で「トップガン」上映、都合も合ったので見てきました。

トニー・スコット監督作でトム・クルーズ主演、サンディエゴ舞台、アメリカ海軍の戦闘機パイロットの青春群像を描いた航空アクションもの。未見だったトム主演作、という興味もあって、だったけれど

「トップガン」は、実在のアメリカ海軍戦闘機兵器学校で、エリート戦闘機パイロットの上位1パーセントのパイロット達の空中戦技を指導するために造られた養成機関、だと。スクリーンでのアクションものも、思えばトム主演の「M:i:Ⅲ」以来になるか、随分久方。


ここの上映会での例によって、上映前、傍らに展示形式で置いてあった関連本の中から、パラパラ見ていたら、この作品のヒットで、トムが普通のスターから、世界のスターになった、とのことで、

この人、というと、私は「大いなる陰謀」以来だけれど、最初インパクトあったのは「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」('94)で、その8年前にこういう、マッチョ的な出世作があったのだった、と。
                             (C)(株)集英社
トップガン(’86)_a0116217_6593067.jpg「誰も書かなかったトム・クルーズ」という本の、「「トップガン」の巨大な成功」という章で、

トムが、これは単なる戦争映画でなく、人間を描いた映画、ということにこだわって、真摯な姿勢でこの作品の脚本にも参加した、とか、

海軍基地のパイロット・スクールに行って、重力に耐え、シートごと飛び出す緊急脱出方法を学んだり、実際F-14戦闘機に3回乗ったり、

海での撮影中、トムが波の下に飲み込まれて、海軍の2人のダイバーに助けられ、人工呼吸で息を吹き返し、その1時間後に撮影を開始した、などの、体を張ったエピソード、

彼がかなりこの作品を気に入って、その続編の映画化権を買い取ってる、などの話も。

そういう辺りを読んでる内に上映が始まったので、帰りにカウンターで借りて、これは出版'96年、ウェンズリー・クラーク損という人が書いた、最初の「ミッション・インポッシブル」辺りまでの評伝。


見応え的には、やはりスピード感溢れる航空シーン映像の数々。

まあ言ってみれば戦争の道具の戦闘機、そのエリート練習風景、と思えば何だか空虚というか、ではあったり、最後に少しあっただけだけれど、実際の爆撃シーンとか、あえて見たいものでもなかったけれど、

サーファーのように、空での一種のスポーツ感覚、的には、ハイテク機を操るパイロット達の高揚感、カメラアングル、疾走感とか、やはりちょっと珍しい映像体験、というか。


ストーリー的には、天才肌的パイロットマーベリック(トム)は、同乗してたコンビ仲間グース(アンソニー・エドワース)が練習中事故死、ショックで飛行にも自信喪失気味だったけれど、

謎の事故で亡くなってた戦闘パイロットだった父が、実は仲間を助けようとしての事故死だった、と知って気を取り直し、

訓練に復帰後、いざ実戦の機会に、気弱にもなりながらも、グースの形見を手に勇気を振り絞って前進、復活、というパイロット物語。

マーベリックは、序盤の空中戦訓練シーンで、自分の飛行機の燃料も尽きようとしてるのに、パニックに陥って操縦が危うくなった相棒のクーガー(ジョン・ストックウェル)を助けに上空に戻り、

滑走路に無事誘導して救い、いざという時、そういう仁義は持つキャラクター、というのは伺えたけれど、

普段の飛行中のワイルド、自信に満ちた自由奔放ぶり、とは裏腹な、予測不能事故とはいえ傍らの友人を失った、そういう内面の傷の深さ、挫折、喪失感からの復活、というちょっとした人間ドラマ風味、

+体を張った飛行中の行動を通して生まれる信頼、友情、彼の腕を認める女教官チャーリー(ケリー・マクギリス)との恋模様もミックスの、まあベタではあるけれど、青春の葛藤、成長物語、という感じ。


オープニング少しあとに流れた、ケニー・ロビンス「デンジャー・ゾーン」は聞き覚え。

        

スピード感が航空映像とマッチ、このテーマ曲だったのだった、と。


それと、劇中曲でメロディを知ってたのは、マーべリックとチャーリーのシーンなどで流れた、ベルリンの「愛は吐息のように(Take My Breath Away)」。

        

これもメロディアスなバラード、西海岸の夕暮れの風景にも空気感が合ってた印象。


トニー・スコット作品で、私は見た記憶あるのは、デ・ニーロが野球選手役だった「ザ・ファン」。あれは心理面主体な内容だった覚えだけれど、作品名を見たら、やはりこういうアクション映像で見せる作風のが多そうで。

脇役陣で目に付いたのは、グースの妻キャロル役メグ・ライアン、「めぐり逢えたら」('93)のまだ7年前、だったのだけれど、さすがに溌剌と若かったり、

この作品って、彼女や、終盤戦闘シーンでマーベリックのレーダー要員マリーン役だったティム・ロビンスなどの出世作でもあったのだった、と。


そういう所で、パイロット役で体を張ってた若きトム・クルーズ、めくるめく航空シーン+若者の葛藤、友情、ロマンスなど適度にミックスの久方のアクションもの、という味わいでした。

関連サイト:Amazon 「トップガン」成田図書館 映画会象のロケット 「トップガン」
関連記事:「M:i:Ⅲ」(’05)(「M:i:Ⅲ→トム・クルーズ」スレッドの15)、「大いなる陰謀」(’07)あなたになら言える秘密のこと(’05)
<スレッドファイルリンク(ここでは「M:1:Ⅲ」「大統領の陰謀」)は開かない場合あるようです。「M:i:Ⅲ」は自分が投稿した他の方のスレッドです。>


    

by MIEKOMISSLIM | 2012-07-29 00:52 | 洋画 | Trackback(2) | Comments(0)
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