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松任谷由実 デビュー40周年 はてない夢の旅

一昨夜、NHKでユーミン40周年記念番組、オンタイムと録画で見ました。

以前の様々なステージ映像、この秋ロンドンでの、ユーミンの音楽ルーツ曲、「青い影」をプロコルハルムとコラボレコーディング、

「昨晩お会いしましょう」ジャケットや、ミュージックビデオ「コンパートメント」を手掛けてたアートディレクター、ストーム・トーガソンとの再会、

そして、キャラメル・ママ(ティンパン・アレー)の4人、細野晴臣、林立夫、鈴木茂、正隆氏が顔を合わせての時を経ての「ひこうき雲」セッション、

+プロコルハルム来日でジョイントコンサートや、先日の「8月31日~最後の夏休み~」のシーンの近況、など、50分番組ではあったけれど、盛り沢山。


まず冒頭からの、数々のステージでユーミンが歌うそれぞれの曲の断片、フレーズで、色んな感覚がまさに走馬灯のように目まぐるしく蘇って、それだけでも何だか感慨、リフレッシュ。

余りコンサートやライブ映像で覚えなかった「私のフランソワーズ」、ミニドレスでの「12月の雨」では、久しく忘れてたこの曲での”12月感覚”、がノスタルジーだったり、

「OLIVE」「ダイアモンドダストが消えぬまに」「天国のドア」など久方にまじまじ見るジャケットだけでも、何だかキュッとするものがあったり、

一部ステージ衣装、装置、演出、サーカス、スケート、シンクロナイズなどとコラボのステージアクトでも、ああこの曲のこういうのがあった、とか記憶が掘り出される感じ。


12/2追記:最近余り聞かない逗子マリーナコンサートは、'04年Vol17までだったのだったと今回知って、これはついに行く折はなかったけれど、

プールサイドで、ナイスプロポーションに水着っぽいボディフィットスーツで、時には水しぶきを浴びて熱唱、の姿、やはり身体を張ってやってきた、というオーラを放ってるような。

また苗場の方は、’81年からいまだ32回続いてて、だったのだけれど、ユーミンの冬曲フィーチャーの「私をスキーに連れてって」映像、

先日「時をかける少女」再見で、初々しい原田知世+ラストのユーミン曲、だったけれど、冒頭のスキーシーン繋がり、という訳でもないかもしれないけれど、この作品でも、原田+ユーミンコラボだったのだった、と。

この映画ヒット~スキーブーム、という流れも、とか改めて、で、お話自体の記憶は薄れてるけれど、ちょっと流れた「BLLIZARD」なんて、この季節、寒さとセットでどこかしらのDNAに切なさが埋め込まれてるようなノスタルジー。

You tubeにその挿入歌シーンがあって、そう言えば雪山の、こういう感じの場面だった、とおぼろげながら彷彿。

 


12/3追記:そして、この春の「SONGS」でのユーミンスペシャルの中の映像から、自分の音楽ルーツを辿って、母校の立教女学院を訪ね、そこの礼拝堂での教会音楽、13才時プロコルハルム「青い影」との出会いの衝撃、の回顧。

そしてこの9月、ロンドンでの、憧れのプロコルハルムとの初対面+「青い影」コラボレコーディング、の様子。


私はこの「青い影」は、ユーミン関連で知ったのだったか、それより前だったか?どうも定かでなく、今手元に録音もないけれど、昔何かこの曲の入ったプロコルハルムアルバムは聞いた覚え。

このリーダー、作曲を手掛けてるゲイリー・ブルッカーは、今や67才、らしいけれど、正隆氏、ユーミンとのラフな意見交換の様子、自らピアノを引きながら「青い影」の冒頭を歌うボーカルは、確かに馴染みの声。

You tubeに、今回のセッション関連で、「ひこうき雲」が「青い影」にインスパイアされてた、という聞き比べのものがあって、

これまで「翳りゆく部屋」は、パイプオルガンや音階とか、教会音楽ルーツ、は明らかだったけれど、改めて、「ひこうき雲」もコード進行とか、思えば「青い影」を通しての教会音楽色、と改めて。

      


そしてレコーディングスタジオ、日本でのジョイントコンサートで、彼らとこの曲を歌うユーミン、というのも、何だか不思議な感覚。

それは、後で思えば一因は、これまでユーミンが提供曲含め、自作以外の曲は、邦楽もまれ、まして洋楽は歌ったのを聞いた覚えがなかった、ということで、

歌唱力ゆえに、多くのカバー曲レパートリーを持つシンガー、ミュージシャンなどは数あれど、これまで思えば、ユーミンが誰かの曲カバー、というパターンも感覚も皆無、

”シンガー・ユーミン”=自作のユーミンワールドを歌うユーミン、というある種明確なオリジナリティ、というのも改めて。まあ大貫妙子なども、そういえばそうだ、と思うのだけれど。


今回、この自らのルーツ曲を、本家プロコルハルム自体とセッション、という意義、感慨あったと思うけれど、こういう風に洋楽カバーを歌うユーミン、というのも今にして目新しい感じで、

聞いてみたい曲は、とちょっと考えてみたら、「あの日にかえりたい」の英語カバーしてる、マイケル・フランクスの「Lady wants to know」「アントニオの歌」、フランソワーズ・アルディの「さよならを教えて」、

昔ユーミンのDJ番組にリクエスト、ジャニス・イアンの「17才の頃」をかけてもらった覚えがあるけれど、ジャニス・イアンの「I would like to dance」、

以前ユーミン雑誌で、松木直也が挙げてたアラン・パーソンズ・プロジェクトの「アイ・イン・ザ・スカイ」、接点はないけれどスタイル・カウンシルの「My ever changing moods」、

あと、手元にテープのあるユーミン選曲洋楽アルバム「MATTARI!」の中の歌詞入りの曲色々、など。


                                  (C)東芝EMI
a0116217_23271580.jpgそして、ロンドンでもう一人大物、ストーム・トーガソンとの再会。

彼の属してた「ヒプノシス」の「昨晩お会いしましょう」ジャケットも、あのアルバム曲と共に郷愁、だけれど、

この人が監督だったのだったビデオ、「コンパートメント」も久方に思い出して、「ハートブレイク」なんてやはり、曲そのものがノスタルジー。

ユーミン唯一の、本人も演じる曲の劇タッチ映像化、レオタード姿で踊る「DESTINY」や、サスペンス風、近未来、SFタッチシーン、など色々と面白かったのだった、と。

久方にビデオを取り出してみたら、もっと少ない印象だったけれど、8曲入りだった、とか、’84年にして、こういう外人アーティストとの音楽+映像斬新コラボもあったのだった、と改めて。

最後に、トーガソン氏が、彼女が40年間も活動を続けてる、とは全く信じられない、話題づくりのでっちあげかと思うくらいだ、そういう風には全然見えないから、とは言いつつ、40周年おめでとう、とエール。


そして、やはり今回のハイライト、4人が顔をそろえたキャラメル・ママとの、「ひこうき雲」セッション。ティンパン・アレー名って、’74年からだったのだった、と。

鈴木茂、林立夫は、コンサート(映像)で演奏ぶりは見てて、鈴木茂の顔立ちは「はっぴいえんど」の時の「風街ろまん」ジャケットでの馴染みはあったけれど、思えば林立夫は、風貌自体まじまじ、というのは多分初見。

(おそらくユーミン含めて)集まったのは15年ぶり、らしいけれど、今にして、の熟年「ひこうき雲」だけれど、曲自体の性質もあって、熟成、というより、瑞々しさ、というのは変わらない感じ。


演奏後、5人のまったりトーク。夢中で、余り考えないでやってた、譜面もコード譜だけ、曲にとても力、というか世界観があって、自然にフレーズが浮かんでくるから、余り会話も必要なかった、

でもユーミンは、皆さんが引き上げてから、とっくの後に、ずっと歌入れしてた、林立夫は、僕らはリズム、ベースチックを取った後、そこでどういうドラマがそこで起きてるのか、知らないもんね、と話して、

正隆氏が、俺は結構行ってたから、割と知ってる、と言って、林立夫が、それも知ってる、マンタだけが行ってたよね、だから今、こう(夫婦)なんだよね、と笑い。

この時の「雨の街を」歌入れの時、苦心してるユーミンに、正隆氏が花を持ってきて、というようなエピソードもちょっと思い出したけれど、

このメンバーでの36年前の「セブンスターショー」という番組にTV出演映像が出て、まさにその「雨の街を」の演奏シーン。どうもその「雨の街を」は覚えがないのだけれど、

かまやつひろしとの「サマーガール」セッション、は薄っすら覚え。でも、皆苦笑しながら回顧、の、後ろで彼らがバックコーラスをしながらステップを踏むシーンは、記憶になし。

確かかまやつひろしとは「楽しいバス旅行・・」なんて曲も歌ってた覚えあるのだけれど、この時か、別の時だったのか。そしてこの時、バックに5人いるのは、’76年でのことだし、今回の4人+佐藤博、だった?のか。


あと、彼らとのセッション話で、ユーミンが、「海を見ていた午後」は本当に、細野さんのベースと、茂のスライド(ギター)だけで、いつ聞いても、港の秋の靄ってる感じが出てきちゃって、しびれる、と話して、

正隆氏が、あれは細野さんが、ベースにスライドギター用のアレ(ピック?)でビューっとやってる、と言って、鈴木茂と、色々実験的なことやってんだよね、

どうやって思いついたんだろうっていうのも謎だし、というような流れで、細野晴臣が、別に考えてないでその場で思いついたんだね、とポツリと言って、

「海を・・」って、私はずっと、春のやや霞んだ海、のイメージだったけれど、秋だったんだ、というのも今にして、だけれど、何だか、この曲の崇高なまでの叙情性、が生まれた背景に、

先日ラジオで山下達郎も佐藤博特集の時言ってた、当時のスタジオミュージシャンの、譜面を越えた自由なノリの息吹、パワー、のような背景もあったのだった、と。


正隆氏は、この頃、バンドのマネージャーとの折り合いがものすごく悪くて、お前なんか干してやる、と言われてて凄く辛かった時期、

でも干される前に辞めなくて良かった、辞めてたらきっと僕の人生は、全く違うものになってた、というような、いわばユーミンへの、ミュージシャン、また男性としての公然ラブコール、という感じ。

ユーミンは、曲を作っても、それを形にしてくれるミュージシャンが同時代にいてくれないと、埋もれちゃってたのが、自分で意図しない所まで、膨らませてもらえて、

それぞれのキャリアとか名前とかを遥かに超えて、すごいメンバーだと思います、巡り合わせに感謝します、と締め。

ユーミンの才能、というのは、もしこのメンバーとの遭遇がなくても、いずれ何らかの形で世に出るパワーがあった、とは思うのだけれど、

当時、このキャラメル・ママとのセッション、によって、ベストに洗練された形で世に出て、「海を・・」のエピソードの断片などからしても、やはり私の多分生涯のマイベストアルバム「MISSLIM」も生まれた、というのも改めて。


最後、先日の「8月31日・・」公演の様子、ユーミンにとって夢とは?というテロップに、ずっと夢を見続けることが夢、自分の歌が詠み人知らずの曲として残って欲しい、のようなコメント、

舞台でのエンディング、と共に、その果てない旅は続きます、という貫地谷しほりのナレーション、正隆氏の掛け声での1本締めシーン、で番組も締め。


それにしても、今回知ったことも入れて、メディアに出るユーミンの動向だけを辿ってみても、6月頃~夏「ユーミンのSUPER WOMAN」で国内外色んな場所への旅ロケ、

9月に、ロンドンでプロコルハルムとレコーディング+「8月31日・・」準備、10月中その本番公演、11月~来日したプロコルハルムとのジョイントコンサート、とまさに奔走、という感じ。

やはりデビュー初期の曲~全盛期~今なお、数々の新旧名曲を引っさげて新たな試みに”攻め”を見せるユーミン&正隆氏、今回もまた、色々とリフレッシュ効果もあった番組でした。

関連サイト:松任谷由実 デビュー40周年 はてない夢の旅松任谷由実 最新情報サイトーNowpie(なうぴー) J-POP
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by MIEKOMISSLIM | 2012-12-02 00:57 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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