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Dialogue / 今井美樹(’13)

先月9日に、今井美樹のユーミン曲カバーアルバム「Dialogue」リリース、先々週NHK{SONGS」にも登場、その中から数曲歌ってたのですけれど、その同じ日、CDを初めて聞いてました。


曲目は、

1 卒業写真
2 中央フリーウェイ
3 あの日にかえりたい
4 人魚になりたい
5 やさしさに包まれたなら
6 シンデレラ・エクスプレス
7 ようこそ輝く時間へ
8 霧雨で見えない
9 青春のリグレット
10 青いエアメイル
11 手のひらの東京タワー
12 私を忘れる頃


複数ミュージシャンによるオムニバス、A.S.A.P.の英語版カバーはあっても、これまで日本人ミュージシャンの誰も試みなかった単独での生粋のユーミンカバーアルバム、

今にしてユーミン(曲)を敬愛する今井美樹が実現、で、どの曲をどうこなしてるのか?結構注目だった1枚。

やはり、今井ボイスでの久方の80年代頃までの、ユーミン曲自体懐かしかったけれど、最初通しで聞いた時は、正直、5曲目「やさしさに・・」までは、4曲が良く知られるメジャー曲、というのもあってか、まあやはり”今井美樹がソツなく歌うユーミン曲”という感じ。

「中央フリーウェイ」は間奏、サビへの入り方、グルーブ感とかちょっと目新しく、「やさしさに・・」はオリジナルのユーミンの、「MISSLIM」のでなくシングルの方に近いバラード調、と思った位で、特に目立った思い切ったアレンジの妙、という訳でもないし。

ただ「人魚になりたい」だけは、オリジナルよりややあっさり曲調だけど、ひっそりリリカルな味、という前半。


あれ?と感触が変わりだしたのが「シンデレラ・エクスプレス」からで、一応ざっと曲名は目を通してから聞いていたのだけれど、ちょっと意外な選曲、

そこから、「ようこそ・・」「霧雨で・・」「青春の・・」、そして、本人が以前好きな曲に挙げてたのか?何だったのかちょっとはっきり思い出せないけれど、「青いエアメイル」と今井美樹、というのは、何か縁があった覚えあるのだけれど、

その流れで、前半の”今井美樹がソツなく歌うユーミン曲”感覚から、あえて言えば”今井美樹が選んで表現するユーミン曲”という変化、

特に最後2曲の「手のひらの東京タワー」「私を忘れる頃」が秀逸、”今井美樹独自のユーミン曲”というか、声質と絶妙マッチのリリカルワールド、という感じ。

           

            

「手のひらの・・」は、一昨年「ミュージックポートレート」で今井美樹本人が、人生の10曲、の中に入れてて、故郷にいた頃この曲で東京、ユーミン世界への憧れが掻き立てられた、というようなエピソードもあったけれど、

「昨晩お会いしましょう」の中の、私も好きな珠玉曲、石川セリ版もあったけれど、今回の今井版も、本家を超える、という訳ではないけれど、なかなかの聞き心地、        

今回マイベストを選ぶならやはりこの曲、そして、やはりそうよく取り上げられるユーミン曲じゃないけれど、私の好み曲の1つでもある、「VOYAGER」に入ってた「私を忘れる頃」が次点。


何だかラストのこの2曲モードが、今回の今井ユーミンワールドの真骨頂ではないか、という気して、思ったのは、まあ一般アピール用メジャー曲入れ度外視で、リリカルバラード路線でいくなら、私的理想の選曲は、この2曲から始まって、

1 手のひらの東京タワー
2 私を忘れる頃
3 人魚になりたい
4 霧雨で見えない
5 青いエアメイル
6 雨のステイション
7 ホタルと流れ星
8 残暑
9 遠雷
10 9月には帰らない
11 木枯らしのダイアリー
12 りんごの匂いと風の国

という所で、今回入ってない6~12なども、今井ボイスで聞いてみたい気が。その他バラードだと「TYPHOON」「二人のパイレーツ」「かんらん車」「ダイアモンドの街角」「MISTY CHINA TOWN」「恋人とこないで」とか。


11/7追記:今回入ってた中では、リリカル路線の中核「霧雨で見えない」も渋い好み所で、そもそも麗美に提供曲、近年知ったハイファイセット版、ボビー・ブライソンの英語版、

そしてユーミンセルカバー版、と、やはりそう華々しいメジャー曲ではないのに忘れかけた頃に折々遭遇、今回今井版も新たに加わって、だけれど、

この曲はやはり、ユーミン版を凌ぐインパクトの麗美版が鮮烈すぎで、ああ今井美樹もこの曲に目を付けてて取り上げたんだな、という感慨程度。

                 


また、バラード以外では「ようこそ輝く時間へ」なんて面白い、と思ったけれど、

         
        

もしミディアム~アップテンポ曲特集、として理想選曲を考えてみたら、

1 返事はいらない
2 たぶんあなたはむかえに来ない
3 さざ波
4 紅雀
5 ビュッフェにて
6 ようこそ輝く時間へ
7 2人のストリート
8 シンデレラ・エクスプレス
9 思い出に間に合いたくて
10 Good-by Goes by
11 サンドキャッスル
12 September Blue Moon


ほぼオリジナル時代順だけれど、そういう所。その他「届かないセレナーデ」「わき役でいいから」とか。

そういう所で、今回アレンジは布袋寅泰とも交流あるらしいイギリス人作曲、編曲家、キーボーダーのサイモン・ヘイル、ジャズ・ファンクバンドのインコグニートを率いるグルーイというミュージシャンらしく、ロンドン発らしく、

前述のように、「中央フリーウェイ」以外特に、というオリジナルから飛躍の意外性、というのは感じなかったけれど、まあややジャズっぽく洒脱に洗練された仕上がり、と言えばそんな感じ、期待は裏切られなかった、という所。

何より、久々だった今井ボイスの健在ぶり+特に後半リリカルな選曲の妙、もあって、今井アルバムで思えば、マイベスト双璧の「fiesta」「MOCHA」についで3位ランクイン、往年のユーミン曲自体にも心洗われる注目の1枚でした。 

関連サイト:「Dialogue / 今井美樹」サイト
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         <CDジャケット (C)EMI Records Japan>   

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by MIEKOMISSLIM | 2013-11-07 00:25 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

「KYOKO」は’02年に映画掲示板にスレッドを立てた村上龍監督、高岡早紀主演映画で、当ブログはそのスレッド、次のブログに続いての3代目です。マイペースで、長年ファンのユーミン関連初め音楽、美術展、仕事、グルメ(食事)、映画、本、日常、旅のことなどアップしてます。


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