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Something Impressive(KYOKOⅢ)

井上直久 イバラード ラピュタ展

一昨日から来月15日までの、文京区本郷Gallery ART SPACEでの井上直久新作展、そのオープニングのティーパーティーの案内状が来ていて、一昨日母と行ってきました。

a0116217_0255178.jpgこの画廊は、井上作品の常設展の場でもあるようだけれど、百貨店や渋谷のBunkamura以外の場での同氏の展示会、しかもオープニングパーティー形式、というのは初で、

井上氏も来場、希望者10名にポートレートスケッチを描いたり、面白コレクション映像の上映、また紅茶専門店の協力で、紅茶とお茶菓子が出る、などとあって、どういうものかと、初めて井上展に母を誘って参加。

南北線の東大前から徒歩4分、地下1Fのこじんまり広すぎも狭すぎもせず、という画廊に3時半頃着いたら、女性中心でそこそこに客がいて、展示室中央に座る井上氏の前にポートレートかサインか?の10人位の列。



a0116217_0263555.jpgその脇の部屋で、お茶会コーナーのようで、テーブルにケーキ、クッキー類、紅茶、食器が並んでて、ふるまわれてるようで、私達も、とりあえず入って行って、

前に入っていた20~30代位の女性3人組と共に、多分その提供の紅茶店の女性が切り分けてくれたクリスマスケーキ(←)の1切れづつと、男性から紅茶をもらって、

各自自由に取るチョコレートケーキ、バウンドケーキ、クッキー各種などを美味しく頂いて、ちょっとしたおやつタイム。

その女性達の一人が、すごく可愛いし記念に、とケーキにデジカメ向けてたので、私も。その女性が、(ケーキが)本当に美味しそうですよね~と声をかけてきたり、私がチーズの載ったクラッカーを床に落とした時さっと傍らのナプキンを差し出したりしてくれて、

そのお礼という程のことではないけれど、中央にあって彼女達からはやや遠くにあったそのチーズ+クラッカーを一切れずつ取ってあげたり、まあそれだけだの交流だけれど、

ちょっと耳にした彼女らの話では、どうも(何度か)こういう会の経験あって、「先生」と言ってるのは井上氏のことのようで、ちょっとした井上ファンお茶会ムードも。

イチゴや生クリームのケーキを美味しいね、と話しつつ、私も母も大方一通りずつお菓子を食べて、展示室の方へ。



新作20点の展示で、今回一番目を引かれたのは、奥にあった、少女が傍らに立つ鮮やかなブルーの海にラピュタ状の島が幾つか浮かぶ「ラピュタ集う多層海」、

次に、馴染みのパープルがかった街角~広がる風景の「港のバザール」など。


しばらく見ている内に、映像コーナーの時間になって、展示室の前方に大きい薄型TV?が置かれ、その前に椅子が並べられ、私達は最前列に。

井上氏の解説付きでの上映、とのことで、同氏が来るまでしばらく以前DVDで見た「イバラード時間」のような、”動く井上作品”映像が流れて、母はいつになく、これ本当に全部描いたのか、きれいやな~とか呟き連発。

しばらくして井上氏が前に来て、何らかのまとまった映像が流れるのかと思ったら、同氏のノート型なのか?割と小さいPCからスクリーンに接続していて、どうやら同氏のコレクションの個々の画像の紹介、の趣旨のようで。

でも同氏は最近Windows7にしたばかり、とのことで、不慣れもあるのか、どうも操作が上手くいかず、ギャラリーの担当の人も一緒に困った様子、

同氏が「どなたか詳しい方がいませんかね~?」と見回したり、客の中の若い男性の一人が、ちょっとアドバイスしたり、操作しようとしてみたり、だけれど状況は変わらず。

そうこうしているうちに同氏が、こういう荒業はしたことないけれど・・と、何とか画面が映り、拡大は出来ないようだけれど、これで行きましょう、とやっと開始。


それは同氏が撮ったものや、ネット上で取り入れたらしい、同氏の好きなアイルランドから始まって、世界各国の様々な珍しい地形や風景の写真、たまに他の人のイラスト。

1枚1枚場所や、ちょっとした説明をしてくれて、まさに同氏のイラストにあるような、絶壁や不思議な場所にある家、あり得難そうな形の岩、とか、実際あるものだ、と。

同氏が折に、こういう(変な)のが実際あるんだから、何を描いてもいいだろうと思う、と言うのも納得、というか。

さもありなん、というマチュピチュもあり、ジブリ的、ともいうか、同氏が好みだという植物に覆われる家、カッパドキアのもあったけれど、岩をくりぬいた家とか、

ビョークがその功績で、国から与えられた、という、アイスランドの無人島のような島の緑の斜面にポツンと、信じられないような所にある家、とか、

宇宙からの地球の画像、金環食を高度から撮ってて、月の影が落ちる場所では金環食が見えて、その他では普通に太陽が見えて、というような位置関係が判る写真とかも。

同氏の祖父も絵を嗜んでて、日本画の浅井忠氏に教わってたという話、お孫さんとのちょっとしたエピソードなども交えながら、終始ラフな話っぷりで、

そういう様々なものも発想の糧にしている、という創作の裏側を、ざっくばらんに本人が紹介してくれて、普段そうあり得難い、なかなか面白かったコーナー。



その後、案内状には6時頃乾杯、とあったのだけれど、今度は展示室に大きなテーブルが運ばれて、サンドイッチや、エビ、薄切りビーフ、カニその他オードブル各種+ワインや冷たい紅茶、緑茶がふるまわれて、

その時ざっと客だけで40人位いたか、一同グラスやコップを持って、井上氏の、皆の健康を祈って、だったかの音頭で乾杯。

母も私も紅茶にして、先だってのケーキやお菓子にプラス、またしてもクロワッサンや普通ミニタイプの卵、トマトなどのサンドイッチや、オードブルも少し食べ、何だかお腹も満足。


a0116217_0272742.jpgしばらくして、受付の所に新作展祝いの花かごが届けられてた、ピアニスト・作曲家の中村由利子さんが、間に合ってよかった、と来場、

初耳の人だったけれど、井上氏とは、同氏原作で宮崎監督の短編「星をかった日」の音楽担当、という縁もあって親しいらしく、

せっかくピアノがあるから、と、井上氏のリクエストで、展示室の隅にあった簡易ピアノでオリジナル曲、そしてこの人が音楽担当の映画「百年の時計」で最後に流れるらしい「めぐりゆく時間」という曲、

クリスマスにちなんでにぎやかな曲を、と「サンタが町にやってくる」、皆で歌えるから、と、「きよしこの夜」を皆で合唱、

a0116217_0293031.jpgそして、どうもこの人の恒例の持ち技らしいけれど、また井上氏のリクエストで、中村さんの左にあった「ラピュタが湧きあがる村」?のようなタイトル、

ラピュタが画面下にあって上面に細かく枝が広がっていくような絵を見て、そのイメージ即興演奏、というのも披露。

井上氏は演奏中、目を閉じてしみじみ聞き入ってる様子。思わぬ所で、ミニ演奏会も聞けたり。(←中央にある絵が、今回私が一番気に入った「ラピュタ集う多層海」)



後は、帰る人もちらほら、(購買品に)サインまだの方で希望者にはします、という流れで、私は来年の井上カレンダーを買おうかどうか迷ってたけれど、その頃にはもう販売コーナーは片付けられてて、まあいいかと諦め。

今回井上氏が至近距離にはいたけれど、常に、ギャラリーの人、顔見知りの馴染み客の方とか、中村さんなど誰かと話してて、

これまでの同氏来場の展示会に比べれば、ずっとチャンスは多そうな、とは思ったけれど、そういう折もなく、それもまあいいか、と帰りかけて入口に向かってたら、

丁度私達の前から、別の部屋に行ってた同氏が一人で歩いてきて、私は、この機会に、と思って呼びかけ、先日ネットで今回のテーマ、ラピュタについて見かけてた、ちょっと気になったことを質問、

同氏の作品が「天空の城ラピュタ」の元ネタ、という情報を見かけたのですけれど、どちらが先だったのですか?と。

同氏は気さくに、ラピュタは元々スウィフトの「ガリバー旅行記」からの題材で、僕も割と前からラピュタをやってて、宮崎さんが僕のをマネした、とか、僕が宮崎さんのをマネた、というのじゃなく、

どちらもラピュタを扱ってて、気が合いますね、ということだったんですよ、というようなお答え。

ラピュタの元がガリバー、というのは薄ら覚えがあったような、だったけれど、では先生(同氏)のラピュタもガリバーが元だったんですか?と聞いたら、そのようで。

まあ、話そうと思えば、「詩とメルヘン」で知って以来ずっと気に入ってて、とか、「イバラード時間」や、妹からもらってた、めげゾウのキーホルダーとか、「耳をすませば」「猫の恩返し」絡み、とか色々あったけれど、

とりあえずそのことだけお聞きして気がすんで、いいですか?、はい、有難うございました、と別れて、会場を後に。



帰りしな、母はまあ美術イベントでのおやつ+バイキング、というのも意外で満足だったようだけれど、いつになく井上氏の絵について、ゴッホもモネもいいけれど、今日のは一番良かった、と結構気に入った様子。

これまでにも同氏のカードは何枚か渡したことがあって、そう反応はなく、多分、今回映像紹介に先立って流れた”動く井上作品”が決め手、

直接同氏の気さくな解説聞いたり、というのも+作用だったかもしれないけれど、じゃあ今度から、百貨店の画廊でのとか案内が来たら、誘ってみるね、と。


そういう所で、やはりファンタジックな井上版ラピュタ新作+ケーキ、お菓子、バイキングでのサービスもあって、胃袋も充実、同氏と少しだけだけれど直接接触もあったりで、満足なイベントでした。

関連サイト:ィバラード掲示板
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               <案内状裏面 (C)INOUE Naohisa> 

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by MIEKOMISSLIM | 2013-12-17 00:43 | グルメ・芸術 | Trackback | Comments(0)