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Something Impressive(KYOKOⅢ)

ザ・フォークソング~青春のうた~

やや多忙もありつい後回しにしていて、昨年夏頃から溜まっている音楽番組録画の分、少しずつでも整理していこうかと思います。


まず昨年NHK BSで8月10日、17日放送だったこの番組、そもそも西岡たかし出演、という情報を目にしてチェック、また石川セリも出る、ということで楽しみに。

2週に渡ってで、1回目はオンタイム+録画で見て、2回目もイルカ、斎藤哲夫、山崎ハコなどの顔ぶれとのことで、注目。

歌われたのは、

第1回
「マキシーのために」南こうせつ / 「ポスターカラー」加奈崎芳太郎 / 「生活の柄」なぎら健壱 / 「夜汽車のブルース」「東京ワッショイ」遠藤賢司 / 「ダンスはうまく踊れない」石川セリ / 「遠い世界に」五つの赤い風船

第2回
「サラダの国から来た娘」「なごり雪」イルカ / 「プカプカ」大塚まさじ / 「僕の古い友達」斉藤哲夫 / 「ひとりきり」南こうせつ / 「夜へ急ぐ人」友川カズキ / 「ざんげの値打ちもない」「織江の唄」 山崎ハコ


でも私は2回目の時間帯、確か他のブログ記事書いてて、ふと気付くともう放送終盤の時刻、急いでTV点けたら、友川カズキが歌い終わる辺りで、まともに録画出来たのは最後の山崎ハコの2曲だけで、当時ちょっとショック。

その後再放送予定を探したのだけれど見当たらず、あきらめ。でも後で、9月、そしてさっき見かけて先月にも再放送あったようで、どうも気付かずスルー、それも残念。


とりあえず1回目+2回目終盤鑑賞の内で、一番インパクトは、1回目が終わった時にはやはりラスト五つの赤い風船の「遠い世界に」、と思っていたのだけれど、

山崎ハコ版の「ざんげの値打ちもない」が、妙にズン、ときて、最終的にこちらに軍配。

  

この曲って子供の頃、元祖北原ミレイ版の、歌詞も暗いイメージと共におぼろげに覚えはあるのだけれど、今にしてテロップで改めてまじまじその内容を追いながら聞いたら、

一少女~罪を犯した一人の女、その「愛というのじゃないけれど・・」で繰り返されるモノローグで、男のため人生を狂わせた経緯が綴られ、見事に一つの短編、になっていることに感嘆。



これって、作詞阿久悠だったのだけれど、久方に、改めてその懐深さしみじみ。そして少し驚いたのは、この作曲者がユーミン仕掛け人村井邦彦だったのだった、ということ。

この人が、GS曲やフォークだけでなく、こういう重い曲調、情念曲を書いていた、というのも意外。

そしてまた、今回これを歌う山崎ハコ。かつてTV出演を見たことがあったか?記憶曖昧だけれど、歌声も久方、

確か林美雄のパックインミュージックで知って、印象的だったのは「気分をかえて」「橋向こうの家」「望郷」「かざぐるま」など、それ以降の活動は特に覚えなく、今や伝説の、という域の人だったけれど、

この「ざんげの・・」が、絞り出すように心情を歌うその独特のトーンに、湿度的に合う、というのか、絶妙フィット。とにかく、今にして聞くこの昭和の情念曲が、ちょっとした衝撃だった。


2/21追記:次はやはり、五つの赤い風船の「遠い世界に」。昨年、「音楽の達人」ユーミン特集でライブを見た青木まり子さんメインボーカルで、

途中のなぎら健壱のフォークゼミナールにも顔を出していた、おっとり物腰の西岡たかし、歌う前、こうせつに、昔と変わってませんね、とふられて、でも中身はボロボロですよ、などと飄々と答えつつも、健在ぶり。

オートハープの音色での、オリジナルに近いバージョン、らしく、西岡たかしが、人に聞いてもらうというより自分のために創った、ようなことを言ってたけれど、

先日録画を見直した頃、丁度ISの日本人人質事件の頃で、物騒な世相、を思いつつ聞いたせいか、時代を超えて、妙に切ない牧歌性、というのがしみじみ。

    



それと注目だった石川セリは、’70年代の頃海外への憧れが自分の糧になった、のようなコメント、妹ROMYをコーラスにしたがえて、だったけれど、歌ったのは「ダンスは・・」のみで、やや拍子抜け。

こういう番組で、1曲なら、まあユーミン提供のマイベストセリ曲「朝焼けが消える前に」は難しいにしても、

     

どうせならあの時代の匂い、的に「遠い海の記憶」辺りが聞きたかった。それかせめて「八月の濡れた砂」とか。


2/22追記:その他、こうせつの「マキシ―のために」は聞き馴染み、懐かしかったけれど、これって意外とシビアな歌詞だったのだ、とか今にして、だったり、

男性陣はこうせつ、西岡たかし以外は皆、名前は聞き覚えが・・という程度だったけれど、古井戸というグループの加奈崎芳太郎、たたみかけるようなギター+歌い方の遠藤賢司、

なぎら健壱が高田渡氏の「生活の柄」を歌ったり、当時のフォーク畑の、それぞれの、ややアクのある個性派ぶり、という感じ。

なぎら健壱のフォークセミナーは、ブラザーズ・フォア辺り~ザ・フォーク・クルセダーズ「帰ってきたヨッパライ」がウケて、高石ともやの「受験生ブルース」はその2番煎じを狙ったのだった、とか、

西岡たかしも制作裏事情を語ってたURCレコード、とか、ちょっとしたフォークの歴史の勉強にもなったり。


山崎ハコのもう1曲「織江の唄」初耳。作曲は本人で作詞が五木寛之、映画「青春の門・筑豊編」のサブテーマ曲で、彼女のヒット曲だったのだった、と。

何分、先に歌った「ざんげの・・」が強烈過ぎではあったけれど、「信ちゃん、信介しゃん・・」と何度か主人公信介に素朴に語りかける、これまたヒロイン織江の女としての心情が滲み出るような切々としたボーカル。


聞き損ね、見損ねたイルカは、最後に登場、こうせつに絡んでた姿を見ただけ。曲目を見たら、その他こうせつの「ひとりきり」はやはり懐かしいし、原田芳雄版が浮かぶけれど、大塚まさじの「プカプカ」、斎藤哲夫も聞きたかったし・・と、色々残念、

秋以降2回は再放送があったようで、さすがに3回目は?可能性薄いかもしれないけれど、もしあったら、今度はチェックしたいものだと。


そういう所で、約半年前鑑賞ではあったけれど、ずっと引っ掛かってはいて、昭和フォークの懐改めて、というのもあって、なかなか味わい深い番組でした。

関連サイト:NHKネットクラブ ザ・フォークソング~青春のうた~ 第1回第2回
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by MIEKOMISSLIM | 2015-02-20 01:56 | 音楽 | Trackback | Comments(0)