2015年 03月 25日
「音楽の達人 Vol.77 」~岩田由記夫、鈴木結女が選ぶ ディーヴァ・歌の女神~
これもツイッター、音楽ライター岩田由記夫氏のツイートで知って、昨年ユーミン特集の時折よく都合も良く参加して以来2回目、今回やはり都合も合って、ディーヴァ特集とのことで、どういう女性シンガーが?という興味もあって、申し込み。
3時15分~受付、開場で、3時頃現地に着いので、近くの道脇のベンチに座ってて、横に小さい子連れの夫婦、知り合いの赤ちゃんを抱いた女性がやってきて話してたのだけれど、
まさか子連れでこのイベントに?!ではないだろう、と思ってたら、どうも2組ともそのようで、正直ちょっと驚き。
イベント中、ずっと室内にいたのかどうか?だけれど、トークの時にちょっと後方から子供の声はした程度だったけれど、よく大人しくしていたものだ、と。
まあ結構音楽好きの親御さんなのだろうけれど、家でもよく音楽をかけてるので、子供も慣れてるのだろうか?とか。
今回岩田氏と、シンガーソングライター鈴木結女(ゆめ)さんが出演、この方はツイートで名前は見たことが、という程度で未知、
ショートカットでサバサバとノリも良く、後でちょっと検索で見たら意外とベテラン、歌はこなれていたけれど、実際よりは結構若く見えたので、これにもちょっと驚き。
今回流れた曲は、奇数曲が鈴木結女、さん、偶数曲が岩田氏選曲で、シンガーや曲にまつわる解説、エピソード、感想、思い出など挟みながら、
1、ティナ・ターナー We Don't Need Another Hero
2、ビリー・ホリディ Strange Fruits
3、アニタ・ベイカー Sweet Love
4、ジャニス・ジョプリン Cry Baby
5、金子マリ Sweet Evolution (?)
6、アレサ・フランクリン I Say a Little Prayer
7、大貫妙子 夏に恋する女たち
8、ジョニ・ミッチェル The Circle Game
9、パティ・スミス AMERIGO
10、中森明菜 私は風
ライブ 鈴木結女 君の嘘、それでも明日はやってくる
取り上げられたシンガー名は皆多かれ少なかれ聞き覚え、確かに知ってた(聞き馴染み)曲は「I Say a Little Prayer」「夏に恋する女たち」「The Circle Game」。
おそらく洋楽中心、と予想してたのだけれど、邦楽が3曲、しかもディーヴァ・歌姫特集として、金子マリはさておき、大貫、明菜曲、というのはやや意外で、ちょっと感慨。日本人でもしあるとしたら、歌唱力的に吉田美奈子辺り?と思っていたので。
で、今回一番インパクト曲は、アニタ・ベイカー「Sweet Love」。どうも、この曲自体、またアニタ・ベイカーの名も多分初耳ではなさそうな、という曖昧さ、なのだけれど、ゆったり高揚感あるR&Bメロディ、滑らかな歌声が何とも心地よく、一番耳に残った曲。
次はやはり「夏に恋する女たち」。鈴木さんが、尾崎亜美の名も挙げてたけれど、大貫妙子さんのステージに、凄いと思った、と言ってて、岩田氏から、面白い人で、と、さすがに聞いたことのないような、
ミニクーパーで飛ばしてたり、歯ブラシでのタイル磨きが趣味、風呂の窓から夕日が差し込んでくると和む、日本の女性シンガーで初めてマイマイクを使った、など細かいエピソード。
それと聞き馴染みあった、アレサ・フランクリンの「I Say a Little Prayer」。これは、曲名?だけれど、曲自体は、映画「最高の恋人」の劇中、ヒロインが歌ってるのを聞いて、さり気なく結構印象的だったのでインプット、
その後何かの折に聞いたことがあった、とは思うけれど、今回タイトル、そして歌ってたのがアレサ・フランクリンだと判明。これはディオンヌ・ワーヴィック版もあるようで。
また、ジョニ・ミッチェルの「The Circle Game」。これはタイトルで、あ、「いちご白書」の、と思ったけれど、
この作詞作曲がジョニ・ミッチェルだということも忘れてたし、バフィ―・セントメリー版と違ってかなりスローなバラード調だったので、一瞬同名の別曲?と思ったけれど、やはりこの曲。
以前ジョニ・ミッチェルも歌ってて、’02年にセルフカバーしたバージョン、とのことで。You tubeに、そのおそらく元のジョニ・ミッチェル版があって、やはりバラード調だけれど、新版よりはバフィー・セントメリー版の面影。
ジョニ・ミッチェルの、そういう「The Circle ・・」新旧バージョンがあったのだった、と改めて。
そして意外な、締めで登場の中森明菜。曲は「歌姫」から、カルメン・マキ&OZの「私の風」、これは私は初耳。2人が、わざとではない自然なビブラートに情感がこもっている、とか、25,6才であの域だった!というのを称賛してたり、
岩田氏談で、(名は聞き損なったけれど、誰か音楽関係者が)松田聖子がアメリカ進出目指してた頃、中森明菜ならアメリカで通用する、と、評価してた、などと以前の初耳エピソードも。
金子マリ曲は「Sweet Evolution」か・・Information、Revolution?と聞こえたのだけれど、どうもどれも検索では出てこず、聞き間違えたのかも。あのいい音響で、久方に「あるとき」を聞いてみたかった気も。
岩田氏から金子マリについても、ライブハウスで(だったか?)老眼鏡をかけて確定申告をしてた、など、ユニークなエピソード。
最後に鈴木さんのライブ、2曲目では、客も立ち上がっての中熱唱。前方の女性グループなど、この方のファン層、でもあるのだなと。
そういう所で、このショールームは今月末で閉鎖になって、次回からは場所を変えて、武蔵小山のライブハウスで有料になる予定、ここでのこのイベントも今回最後、とのことで、今後参加の折あるか?微妙だけれど、
ユーミンの回同様、やはりクリアサウンドでの、歴代女性ボーカル曲、「夏に恋する・・」大貫ボイス堪能、+前回の青木まり子さんのように鈴木結女さんライブも楽しめて、
引っ掛かっていた「I Say a ・・」に遭遇、「The Ciecle Game」ジョニ・ミッチェル版、特に、今にしてですけれど新たにアニタ・ベイカー「Sweet Love」にじんわり感慨、など、 満足の今回イベントでした。
関連サイト:JVCケンウッドサイト イベント情報
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