2015年 05月 08日
イバラードへの旅 第18回 井上直久絵画展
入口の提示では、今回テーマは「光満ちる」のようで、あふれる陽光、優しく輝く灯火、心ひかれる窓辺・・様々な光がメッセージを紡ぎます、とのことで。
会場では、案内カードにあるイベントの日時ではなかったけれど、井上氏が作品のライブペインティング中で、描きながら傍らの女性達に、
スランプになったら(だと思ったら?)別の絵を描く、別の絵を描けるんだからスランプじゃない・・ようなことを和やかにに話しながら、
私達は今回特に接触しなかったけれど、グッズを買ったお客さんにテーブル挟んでサインをしたりしながら対応、スタッフの女性と話してたり、例によって快活な様子。
今回一番気に入ったのは、案内カードにもあった「光満ちて」(↓)。宵闇の中の欧風の建物、その仄かな灯火、それを移す水面、など藍色~パープル+抑えめのピンク混りのファンタジックな空間。
前にも触れてたけれど、どうも私はピンクなしか、あっても抑えめ色調の井上作品が好みで、これはまさに絶妙色彩バランス、歴代井上作品の中でも、好感度高いかも。
その他、やはり多層海シリーズの、母と娘がいる「多層階春風」、先日恵比寿での絵画展で一番インパクトだった「多層海 伸びゆく峰」や、「多層海望郷」、
女性が庭園を歩いてくる「水の庭」、めげゾウシリーズの「象と語る2014」、「歓びのメリーゴーラウンド」など。奥のスペースには、オーソドックスな田圃などの風景画も。
母は、特にどれが、というのは聞かなかったけれど、ルーヴルやマグリットの西洋画もいいのだけれど、正直こういう絵の方が親しみやすい、のような感想。
そういう所で、この日ルーブル展~マグリット展~井上直久展と、今回この日の美術巡りでリフレッシュイベントのGWでした。
関連サイト:井上直久の世界 サイト
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<案内カード 「光満ちて」(C)INOUE Naohisa>
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