2017年 12月 22日
北斎とジャポニズム
前者は1月後半までだけれど、後者は1月8日まで、
日程的に色々考えるとこの時期しかない感じで、空いた日に決行。<→チラシ>
昼前に出発で、ます国立西洋美術館に向かったのだけれど、その途中長蛇の列、まさか北斎とジャポニズムではないだろう?し、何だろう?と思っていたら、
どうも上野の森美術館での「怖い絵展」の行列のようで、これは好み的に全く眼中になく、たまあ割と若い層のようだけれど、札では待ち時間1時間40分程だったか、これがこんな盛況なんだ、と意外。
北斎とジャポニズムは、北斎の影響を受けた西洋の印象派の中心に西洋の220点+北斎の約110点を6章に分けての展示。
12/22追記:カードを買ったのは、北斎のは、私は「牡丹に蝶」(↓カード)、
母は「富岳三十六景 東海道程ヶ谷」(↓カード)、
西洋画は、私は3枚ともモネで、「菊畑」(↓カード)、
「木の間越しの春」(↓カード)、
「ボルディゲラ」(↓カード)、
母はやはりモネの「黄色いアイリス」(↓カード)。
全体的に、もしかして単なる類似ゆえのこじつけ?とも思えるものもある位、よくぞこの対比ペアをこれだけ集めたものだ、という風景、人物などの構図が似通った、北斎画&西洋画の数々に感心。
また、先日読んだ「ユーミンとフランスの秘密の関係」でも触れられてた「神奈川沖浪裏」含んで、
6章「波と富士」コーナーの北斎、西洋画の波の絵の数々は、こういうシリーズ特集、的にもなかなか見応え。<↓チラシ裏面一部>
その他面白かったのは、「富岳三十六景」の影響を受けての、アンリ・リヴィエール「エッフェル塔三十六景」とか、
北斎画を元に作られた、ロイヤルコペンハーゲンの「鼠と藤」「波とカモメ」など様々な陶器。
定番の印象派陣の作品+、話には聞いていたけれど、西洋美術で思ったより多彩に広がっていた北斎の影響、というのを初めてがまとめて見られて、なかなか充実のイベントでした。
関連サイト:北斎とジャポニズム サイト
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一方でストーリーがあまりにうまく寝られているため、かえって西洋絵画と北斎の浮世絵の関係の真実はどうだったのかに興味を持ち、色々調べて考察してみました。また、北斎の評価が高いのはなぜか? 広重など他の浮世絵師とどこが違うのか? その比類なき凄い才能と魅力を追求してみました。ざっとでも読んでいただけると嬉しいです。ご感想・ご意見などをブログにコメントいただけると大変感謝します。