用があった吉祥寺から京王線で明大前、そこから2度乗り継ぎの予定だったけれど、<→チラシ>
まさかこのイベントのため?か、八王子行き特急が飛田給駅に臨時停車するそうで、それに乗って飛田給駅まで。
観客らしき人波が一本道に流れていて、10分弱位かで代々木体育館レベルスケールの堂々たる会場に到着。その時点で4時半過ぎ。
やはりまずパンフレット入手、と思っていたけれど、別棟の売り場前にはそこそこの列、
開演5時だし、少し迷ったけれど、終了後だともし売り切れだったら悔やむし、と、時計を気にしつつ並ぶことに。
まあ思ったより列はスムーズに動いて、無事ゲット、会場入りして席に着いたのは10分位前になったけれど、間に合ってよかった。<↑(C)WOWOW>
席はさすがに今回S席、いつ以来か?の1F、中程やや後方の向かって右より。さすがに2F席よりは臨場感アップ。
で、ついに開演。司会は黒ドレスの中井美穂、正隆氏とラジオ番組やってたりした関連で?かも。
パープルライトバックに、オープニングの原田知世「雨の街を」。ナマ原田知世は、12年前「紙谷悦子の青春」試写会以来、だったのだけれど、相変わらずの透明感ボイスでのこの曲、
という取り合わせはこれまで想定外だったけれど、しっとろしたはまり具合で、しみじみ感慨。
そこから始まって、続々ゲスト~ユーミン&チィンパン登場、演奏曲は、
★雨の街を / 原田知世
★ダンデライオン~遅咲きのタンポポ~ / 〃
★返事はいらない / YONCE(suchmos)
★Hello,my friend / 〃
★紙ヒコーキ / 家入レオ
★卒業写真 / 〃
★ベルべット・イースター /
横山 剣
★雨のステイション / 〃
★きっと言える /JUJU
★曇り空 / JUJU & 久保田利伸
★雨の街を / 久保田利伸 & 原田知世
★ベルベット・イースター / 荒井由実
★そのまま / 〃
★返事はいらない / 〃
★空と海の輝きに向けて / 荒井由実 & 井上陽水
★ひこうき雲 / 荒井由実
★リフレインが叫んでる / 松任谷由実 & JUJU
★時をかける少女 / 松任谷由実 & 原田知世
★COBALT HOUR / 松任谷由実 & 横山剣
★中央フリーウェイ /松任谷由実 & 久保田利伸
★恋のスーパーパラシューター / 全員
アンコール やさしさに包まれたなら 松任谷由実
3/28追記:原田知世の+「ダンデライオン・・」セットのように、「ひこうき雲」以外曲も挟みつつ、で進行、
先日「Yuming Chord」でゲストに来てたsuchmosの、YONCEの、世代を超えて、という「返事はいらない」、
前に長く来てた私立女子がファンだった家入レオの伸びやかな「紙ヒコーキ」、
横山剣のドスのきいた「ベルベット・・」~この場所が調布、というのもユーミン公演らしい、ようなことを言って歌った「雨のステイション」、初めて聞く男ボイスでの渋いこの曲。
JUJUの「きっと言える」も洒落てて、「曇り空」で久保田がサイドボーカルで登場、
まさか、の久保田版「雨の街を」~原田知世とデュエット、とかバラエティ豊かな「ひこうき雲」ピースの数々。
4/1追記:そして満を持して、というか、ユーミン&ティンパンアレー登場!細野晴臣、鈴木茂、林立夫、正隆氏揃い踏み、で、本家の「ベルベット・・」、
おそらく生ライブで私は初耳、の「そのまま」「返事はいらない」。
で、ユーミンが告げた驚くべきシークレットゲスト、何と陽水登場!で、ざわめく客席、
おもむろに「空と海の輝きに向けて」を歌い出し、ユーミンとデュエット。
これまたまさか!の、私の小学生高学年~中学1年時辺りまでの陽水+その後のユーミン、の永遠の2大レジェンドがステージコラボ、という、にわかに現実感が湧かない光景。
浪々と初期のユーミン曲「空と海・・」を歌う陽水、は、自分の曲を歌う様々なカオスをじんわり漂わす「井上陽水」というよりは、存在としてのレジェンド陽水、という感じ。
敬意を表してかサビ部分でサブ旋律で絡むユーミン。陽水が去った後、ユーミンは、いや~すごいオーラでしたねー、と感服の様子。
さすがに陽水登場は、他の出演者とは違いこの1曲のみ、というのも、逆に際立った存在感、で、今回のハイライトの一つだった。
その後「ひこうき雲」、そしてJUJUとの「リフレイン・・」辺りから1Fでは観客が立ち始め、私も自動的に立って手拍子。
原田知世が「時をかける少女」を歌い出した時には、不意を突かれ、まさに時空を超えてのノスタルジーにホロっとしかけたり。
クレイジー・ケン・バンドカバー版は知ってたけれど、横山剣との「コバルトアワー」もいいグルーブ感、
そして「ひこうき雲」からの曲で、唯一まだ誰も歌わず、もしかしてスルー?と思いかけてた「恋のスーパーパラシューター」は、最後に全員で盛り上がり、ここにとってあったか!というか。
ユーミンは「一番幸せな1日でした!」と、アンコールで「やさしさに包まれたなら」。
やまないアンコールに、再再度武部聡志氏と登場、お辞儀をして、終演。
雑踏に紛れながら私も会場を後に。
途中横山剣が語っていて、改めてしみじみ思ったのは、思えばこの場所がまさに調布、
ユーミンのルーツ感漂う郊外地での、原石だったユーミンルーツの「ひこうき雲」の心温まる公演、
これに参戦できたことで、考えようによっては、半ばユーミンの影響もあって昔上京してきた自分の、心もとなくもある足元を確かめられた、というじんわりした感慨も生まれて、
単にリフレッシュだけではなく、明日への活力ともなった、本当にスペシャルなイベントでした。
関連サイト:SONGS & FRIENDS サイト