この所気付けば妙に多忙な中、ブログもご無沙汰だけれど、先日図書館の検索で発見のユーミン本読了。再度読み返しのため借り直した所。
全く知らなかった「蔦きうい」、という男性詩人の本だけれど、
ユーミン歌詞からのさまざまな方向への展開、掘り下げ方など、今にして、この曲ってそういうこと?だったのか、まあそう言われれば、と、虚を突かれるものもあったり、なかなか面白かった。<↓(C)(株)河出書房新社>内容は全13章、
微妙な関係を味わう―『天気雨』から『星空の誘惑』へ実らない恋も楽しむ―『悲しいほどお天気』と『グループ』
2.5次元の空間―『海を見ていた午後』と『埠頭を渡る風』
恋の終わりを楽しむ―『中央フリーウェイ』と『翳りゆく部屋』
恋の芽生えと成長―『ベルベット・イースター』から『きっと言える』へ
夢をおいかける―『青春のリグレット』他
季節を楽しむ―『さざ波』と『十二月の雨』
地理を楽しむ(1)―『私のロンサム・タウン』と『DOWNTOWN BOY』
地理を楽しむ(2)―『ルージュの伝言』と『緑の町に舞い降りて』
リゾートへ行こう―『サーフ天国、スキー天国』と『シーズンオフの心には』
レクイエム―『ロッヂで待つクリスマス』と『瞳を閉じて』
自分を味わう―『やさしさに包まれたなら』と『ダンデライオン』
地平線を探す―『ナビゲイター』と『遠い旅路』
サブタイトルは、「松任谷由実「私」という至福の空間」。決して幸せではない、むしろ失恋で散々、かなりみじめなシチュエーションであっても、
著者いわく、その当人がいる空間の「見立て」によって、悲しみを和らげ、ある種の幸福感漂う状況を構成する、ユーミンマジックに独自の目線で斬り込んでる感じで、ユニーク。
どうも絶版なのか、amazon以外の通販サイトでは在庫なしのようで、amazonでも、¥8,925より3中古品の出品!ってことで、、結構なレア本のようで、まあ入手は難しそうだけれど、
まあしばらくまた借り続け、少しずつ、例によって銀色夏生「つれづれノート」と共に、お休み前の安らぎタイム的に、読んでいくつもりです。