イスタンブールのトプカプ宮殿博物館の、16~19世紀の宝飾品、美術工芸品約170点を3章に分けて展示。<→チラシ表>
24年前、トルコ旅での途中、トプカプ内も見て、微かに日本の陶器などは覚えがあるのだけれど、その他はどうも私は思い出せず。
まだ母の方が、展示品については私と似たようなレベルだけど、トプカプ内部や外観、ハレムの様子なども覚えてたようで、
映像を見て、そこらを歩いたのを思い出して懐かしかった、とか、当時よりきれいになったみたい、とか、
母にとって唯一の海外旅行だったというのもあるのか、割と記憶にあって感慨あるようで、<↑チラシ裏より>
特に近年物忘れを笑話にからかったりしてるのだけれど、恐れ入りました、というか。。<↓入口の壁>
私が懐かしかったのは、むしろ出た後の売店で、いまだ部屋にある青い眼玉のような魔よけや、
自分用やお土産に買ったイスラム文様のタイル、気に入ってしばらく使っていたけれど割ってしまった、小さいチャイ用の耐熱グラス、などなど。
当然かもしれないけど、現地で買った時よりも一桁違う、結構な値段。。
唯一買ったカード、第2章「オスマン帝国の宮殿とチューリップ」にあって、色合い、デザインが結構気に入った「ワニス塗り表紙の詩集」(↓カード)。
この模様表紙のノート等も少し食指が動いたけれど。
この中程にもあって、トルコにつきもののチューリップが好まれるのは、
トルコ語で「ラーレ」、その文字を組み替えるとイスラム教の神の名前になって、
しかも逆に読むと、トルコのシンボル三日月(新月)になるし、
一つの球根から一つの花しか咲かないことから、一神教であるイスラム教にもフィット、などの理由があったそうで。
母が買ってたのは、第1章「トプカプ宮殿とスルタン」にあって、私もちょっとそそられた「玉座用つるし飾り(↓カード)、
第2章での「タイル」(↓カード)。
まあ、普段全く宝石類には興味がないけれど、今回のようにオスマン帝国という栄華の一環として、
これでもか、という煌びやかな宝飾類の数々はバックグラウンドの歴史の厚みという、という意識もあってか、
貨幣価値がつけられない、という宝飾品の数々、エメラルド、ルビー、真珠、水晶、七宝などなど結構な見応え感。
目に留まった、何気なく膨大な数の小さな真珠が模様に組み込まれてるベルト、などは、
羽生くん展で見た、さり気なく光り物が散りばめられた衣装の豪華版、というか。
売店でレジの所に、売り場で見かけたチョコレートのやや小さいタイプも置いてあって、どんなものか?とゲット。
ピスタチオ入りのようで、休憩用のソファで母と味見したら、
まあ特に特別な風味、という訳でもなく普通に美味しかったけれど、確かに原産国名トルコ、と。
そういう所で、ちょっと昔の旅の郷愁もあって、行ったかいあった、というトルコ展でした。