人気ブログランキング |

カテゴリ:本・音楽( 15 )


ユーミン「愛」の地理学 / 蔦きうい(’06)

この所気付けば妙に多忙な中、ブログもご無沙汰だけれど、先日図書館の検索で発見のユーミン本読了。再度読み返しのため借り直した所。

全く知らなかった「蔦きうい」、という男性詩人の本だけれど、

ユーミン歌詞からのさまざまな方向への展開、掘り下げ方など、今にして、この曲ってそういうこと?だったのか、まあそう言われれば、と、虚を突かれるものもあったり、なかなか面白かった。<↓(C)(株)河出書房新社>
a0116217_21484699.jpg
内容は全13章、

微妙な関係を味わう―『天気雨』から『星空の誘惑』へ実らない恋も楽しむ―『悲しいほどお天気』と『グループ』
2.5次元の空間―『海を見ていた午後』と『埠頭を渡る風』
恋の終わりを楽しむ―『中央フリーウェイ』と『翳りゆく部屋』
恋の芽生えと成長―『ベルベット・イースター』から『きっと言える』へ
夢をおいかける―『青春のリグレット』他
季節を楽しむ―『さざ波』と『十二月の雨』
地理を楽しむ(1)―『私のロンサム・タウン』と『DOWNTOWN BOY』
地理を楽しむ(2)―『ルージュの伝言』と『緑の町に舞い降りて』
リゾートへ行こう―『サーフ天国、スキー天国』と『シーズンオフの心には』
レクイエム―『ロッヂで待つクリスマス』と『瞳を閉じて』
自分を味わう―『やさしさに包まれたなら』と『ダンデライオン』
地平線を探す―『ナビゲイター』と『遠い旅路』

サブタイトルは、「松任谷由実「私」という至福の空間」。決して幸せではない、むしろ失恋で散々、かなりみじめなシチュエーションであっても、

著者いわく、その当人がいる空間の「見立て」によって、悲しみを和らげ、ある種の幸福感漂う状況を構成する、ユーミンマジックに独自の目線で斬り込んでる感じで、ユニーク。

どうも絶版なのか、amazon以外の通販サイトでは在庫なしのようで、amazonでも、¥8,925より3中古品の出品!ってことで、、結構なレア本のようで、まあ入手は難しそうだけれど、

まあしばらくまた借り続け、少しずつ、例によって銀色夏生「つれづれノート」と共に、お休み前の安らぎタイム的に、読んでいくつもりです。

関連記事:松任谷由実EXPOドームライブあの歌がきこえる「魔法の鏡」「海を見ていた午後」「卒業写真」松任谷由実コンサート THE LAST WEDNESDAY天国の本屋~恋火(’04)さよならみどりちゃん(’04)時をかける少女(’97)瞳を閉じてプレミアム10 松任谷・寺岡・ゆず等シャングリラⅢYuming Films(’07)「いちご白書」をもう一度(’75)ユーミンと映画・市川準監督そしてもう一度夢見るだろう/松任谷由実(’09)・No Reason~オトコゴコロ~/高橋真梨子(’09)TRANSIT2009チケットMusic Lovers・SONGS 松任谷由実<1><2>探検ロマン世界遺産 ユーミン×世界遺産TRANSIT2009コンサートShout at YUMING ROCKS('09)VIVA!6×7/松任谷由実(’04)時をかける少女(’10)RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の話(’10)ミュージックポートレイト~人生が1枚のレコードだったら東日本大地震チャリティー企画Music Lovers 松任谷由実松任谷由実のオールナイトニッポンTV4僕らの音楽 松任谷由実・薬師丸ひろ子・おすぎMUSIC FAIR 松任谷由実NHK 東日本大震災チャリティー企画 ユーミン×SONGS 「春よ、来い」プロジェクトSONGS 松任谷由実RoadShow/松任谷由実(’11)手のひらの東京タワー/松任谷由実(’81)押入れの整理 <2><3><4>RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(’11)春よ、来い in 紅白歌合戦SONGS 山本潤子SONGS 松任谷由実~2012スペシャル~鈴子の恋(’12)「春よ、来い」カバー 男性シンガー編「春よ、来い」カバー 女性シンガー編マンタの天ぷら(’97)・僕の散財日記(’05)/松任谷正隆虹色ほたる 永遠の夏休み(’12)才輝礼賛 38のyumiyoriな話 / 松任谷由実(’11)<1><2><3>ユーミンのSUPER WOMAN スペシャルプロローグ~「森本千絵と歩く霊峰」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「鶴岡真弓と訪ねる女神」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「長谷川祐子と現代美術をめぐる」<1><2>「8月31日~最後の夏休み~」チケットユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く東京ファッション最前線」ユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く沖縄」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「中村うさぎとめぐる東京の夜」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「草間彌生の世界を訪ねて」ユーミンのSUPER WOMAN 最終回スペシャル 直感の旅、そして未来へ8月31日~最後の夏休み~<1><2>時をかける少女(’83)<1><2>松任谷由実 デビュー40周年 はてない夢の旅YUMING FOREVER by LESLIE KEE<1><2>青い影 PROCOL HARUM feat.YUMING ~ 日本の恋と、ユーミンと。/ 松任谷由実(’12)ひこうき雲 / 荒井由実(’73)風立ちぬ(’13)<1><2>MASTER TAPE~荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る~<1><2>ひこうき雲/荒井由実(’73) ミュージッククリップ放映Dialogue / 今井美樹(’13)SONGSスペシャル 松任谷由実~生きるよろこび歌にこめて~POP CLASSICO / 松任谷由実(’13)「音楽の達人 Vol.72」~ユーミン特集~僕らの音楽 「僕らのユーミン」ユーミンの罪 / 酒井順子(’13)<1><2>あなたがいたから私がいた ユーミン×帝劇Vol.2YUMI MATSUTOYA LIVE - GYAO! MUSIC LIVE 北陸新幹線開業記念特別番組「金沢花紀行」by ユーミンユーミン曲 in 北国のストリートライブ八王子 スパとユーミン聖地巡り<1>荒井呉服店西立川 ユーミン聖地巡り<2>西立川駅、「雨のステイション」歌碑と昭和記念公園荒井由実「ひこうき雲」(’16)~”青の時代”名曲ドラマシリーズ~ YUMING×LOFT 缶バッジSONGS 松任谷由実 / MUSIC FAIR 松任谷由実・JUJUYUMINGと伊勢丹新宿店と130の出来事宇宙図書館 / 松任谷由実(’16)なりきりユーミン僕の音楽キャリア全部話します /松任谷正隆(’16)ユーミンとフランスの秘密の関係 / 松任谷由実(’17)読売新聞・報知新聞が報じたユーミンの45年ユーミン×帝劇Vol.3 朝陽の中で微笑んでSONGS&FRIENDS 荒井由実「ひこうき雲」瞳を閉じて~ユーミンが贈った旅立ちの歌~、SONGS 松任谷由実 etc ユーミンTV出演YUMING 45th Anniversary LESLIE KEE Photo ExhibitionTHE YUMING 松任谷由実 1972~2011フォトストーリー / 松任谷由実(’11)ユーミンからの、恋のうた(’18)ユーミンファンクラブ再入会SURF & SNOW in Naeba 初参戦決定


by MIEKOMISSLIM | 2018-10-14 22:15 | 本・音楽 | Trackback | Comments(0)

松本隆対談集 風街茶房 2005~2015 / 松本隆(’17) 

先日、松本隆対談集 KAZEMACHI CAFE / 松本隆(’05)の続編らしき対談集読了。

内容は、

●対談
斉藤由貴、松本大洋、山下敦弘、江川紹子、天野喜孝、堤幸彦、鈴木茂、羽海野チカ、中川翔子、水谷豊、菅野よう子、今日マチ子

●鼎談
細野晴臣・鈴木茂・松本隆「風街レジェンド」スペシャル鼎談

●アンコール
松本隆、アニメソングについて語る。/マツモトメモ 2005~2009


a0116217_22300492.jpg

               <(C)栗東舎>

8/28追記:少し時間が経ったけれど、やはり、細野晴臣、鈴木茂とのラフなやりとりはじめ、映像関連など様々なジャンルの人物とのセッションに、

この人の好奇心、感性の懐深さ漂う、という1冊でした。

関連記事:amazon 「風街茶房 松本隆対談集 」

プレミアム10 YMOからHASへETV特集 細野晴臣 音楽の軌跡~ミュージシャンが向き合った「3.11」~



by MIEKOMISSLIM | 2018-08-19 22:38 | 本・音楽 | Trackback | Comments(0)

松本隆対談集 KAZEMACHI CAFE / 松本隆(’05)

先日図書館から借りていた松本隆対談本をボチボチ読んでいて、昨夜読了。

今日が返却日、予約が入っているようで延長は効かず、この続編らしき対談集の予約をしていたの届いているそうで、

来週になると忙しなくなり、これを返却して続編を今入手しておきたいし、急遽アップ。
a0116217_17131169.jpg
               <(C)(株)ぴあ>


そもそもユーミン検索で出てきたのだったけれど、16人の対談相手は、

1 谷川俊太郎
2 桜井淑敏
3 林 静一
4 太田裕美
5 細野晴臣
6 佐野史郎
7 大瀧詠一
8 筒美京平
9 薬師丸ひろ子
10 藤井 隆
11 松 たか子
12 萩尾望都
13 松任谷由実
14 町田 康
15 妹島和世
16 是枝裕和

建築家やカーレース畑の人など、初耳の人もいたけれど改めて、松本隆の脳内チャンネルの多さ、に感嘆。


ユーミンの所で印象的だったのは、共作はほとんどユーミンの曲先、とのことで、

「秘密の花園」だけは曲先で、誰かの曲に松本隆が詞をつけたのがうまくいかず、ユーミンのツアー先に連絡が来て、3日で仕上げた、とかのエピソード。

まあユーミン自身の曲も曲先パターンらしいので、この場合もそうか、という感じだけれど、

もし作詞もユーミンだったら、一連の聖子曲は、松本隆とユーミンの斬り口、料理法違いで、どういうのになっていたんだろうか?とふと思ったり。

まあ松本隆からユーミンへの誘いでの聖子曲共作実現で、ユーミンから積極的に全面楽曲提供、というのはあり得なかったと思うけど。

それと、2人共作の好きな曲の一つ、石川セリ「ひとり芝居」は松本隆の詞先だった、ということ。






また、互いの関係を「戦友」「兄と妹」などとして、ユーミンが彼の乙女モードの作詞感性を「貴様は女か!」って感じ(笑)とラフに言ってたり。

他の対談では、最後の是枝裕和監督との話。「幻の光」を鑑賞、その原稿を書いたりという頃からの付き合いのようで、

邦画、韓国作品話が多く、映画も結構詳しいようで、「誰も知らない」についての所など面白かったり。

細野晴臣、大瀧詠一との内輪話、同い年らしい萩尾望都との異業種セッション、はっぴいえんどコアファン佐野史郎との突っ込んだ話などなど、

なかなかこれも多彩な味わいの1冊でした。


プレミアム10 YMOからHASへETV特集 細野晴臣 音楽の軌跡~ミュージシャンが向き合った「3.11」~


松任谷由実EXPOドームライブあの歌がきこえる「魔法の鏡」「海を見ていた午後」「卒業写真」松任谷由実コンサート THE LAST WEDNESDAY天国の本屋~恋火(’04)さよならみどりちゃん(’04)時をかける少女(’97)瞳を閉じてプレミアム10 松任谷・寺岡・ゆず等シャングリラⅢYuming Films(’07)「いちご白書」をもう一度(’75)ユーミンと映画・市川準監督そしてもう一度夢見るだろう/松任谷由実(’09)・No Reason~オトコゴコロ~/高橋真梨子(’09)TRANSIT2009チケットMusic Lovers・SONGS 松任谷由実<1><2>探検ロマン世界遺産 ユーミン×世界遺産TRANSIT2009コンサートShout at YUMING ROCKS('09)VIVA!6×7/松任谷由実(’04)時をかける少女(’10)RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の話(’10)ミュージックポートレイト~人生が1枚のレコードだったら東日本大地震チャリティー企画Music Lovers 松任谷由実松任谷由実のオールナイトニッポンTV4僕らの音楽 松任谷由実・薬師丸ひろ子・おすぎMUSIC FAIR 松任谷由実NHK 東日本大震災チャリティー企画 ユーミン×SONGS 「春よ、来い」プロジェクトSONGS 松任谷由実RoadShow/松任谷由実(’11)手のひらの東京タワー/松任谷由実(’81)押入れの整理 <2><3><4>RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(’11)春よ、来い in 紅白歌合戦SONGS 山本潤子SONGS 松任谷由実~2012スペシャル~鈴子の恋(’12)「春よ、来い」カバー 男性シンガー編「春よ、来い」カバー 女性シンガー編マンタの天ぷら(’97)・僕の散財日記(’05)/松任谷正隆虹色ほたる 永遠の夏休み(’12)才輝礼賛 38のyumiyoriな話 / 松任谷由実(’11)<1><2><3>ユーミンのSUPER WOMAN スペシャルプロローグ~「森本千絵と歩く霊峰」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「鶴岡真弓と訪ねる女神」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「長谷川祐子と現代美術をめぐる」<1><2>「8月31日~最後の夏休み~」チケットユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く東京ファッション最前線」ユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く沖縄」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「中村うさぎとめぐる東京の夜」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「草間彌生の世界を訪ねて」ユーミンのSUPER WOMAN 最終回スペシャル 直感の旅、そして未来へ8月31日~最後の夏休み~<1><2>時をかける少女(’83)<1><2>松任谷由実 デビュー40周年 はてない夢の旅YUMING FOREVER by LESLIE KEE<1><2>ひこうき雲 / 荒井由実(’73)風立ちぬ(’13)<1><2>MASTER TAPE~荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る~<1><2>ひこうき雲/荒井由実(’73) ミュージッククリップ放映Dialogue / 今井美樹(’13)SONGSスペシャル 松任谷由実~生きるよろこび歌にこめて~POP CLASSICO / 松任谷由実(’13)「音楽の達人 Vol.72」~ユーミン特集~僕らの音楽 「僕らのユーミン」ユーミンの罪 / 酒井順子(’13)<1><2>あなたがいたから私がいた ユーミン×帝劇Vol.2YUMI MATSUTOYA LIVE - GYAO! MUSIC LIVE 北陸新幹線開業記念特別番組「金沢花紀行」by ユーミンユーミン曲 in 北国のストリートライブ八王子 スパとユーミン聖地巡り<1>荒井呉服店西立川 ユーミン聖地巡り<2>西立川駅、「雨のステイション」歌碑と昭和記念公園荒井由実「ひこうき雲」(’16)~”青の時代”名曲ドラマシリーズ~ YUMING×LOFT 缶バッジSONGS 松任谷由実 / MUSIC FAIR 松任谷由実・JUJUYUMINGと伊勢丹新宿店と130の出来事宇宙図書館 / 松任谷由実(’16)なりきりユーミン僕の音楽キャリア全部話します /松任谷正隆(’16)ユーミンとフランスの秘密の関係 / 松任谷由実(’17)読売新聞・報知新聞が報じたユーミンの45年ユーミン×帝劇Vol.3 朝陽の中で微笑んでSONGS&FRIENDS 荒井由実「ひこうき雲」瞳を閉じて~ユーミンが贈った旅立ちの歌~、SONGS 松任谷由実 etc ユーミンTV出演YUMING 45th Anniversary LESLIE KEE Photo ExhibitionTHE YUMING 松任谷由実 1972~2011フォトストーリー / 松任谷由実(’11)

プレミアム10 YMOからHASへETV特集 細野晴臣 音楽の軌跡~ミュージシャンが向き合った「3.11」~


SONGS 松田聖子SONGS 松田聖子<1><2>SONGS 松田聖子SONGS 松田聖子SONGS 松田聖子~デビュー35周年スペシャルヒットメドレー~

by MIEKOMISSLIM | 2018-07-21 17:27 | 本・音楽 | Trackback | Comments(0)

THE YUMING  松任谷由実 1972~2011フォトストーリー / 松任谷由実(’11)

先日、ユーミンの以前出ていた写真+インタビュー本を入手、読了。

これは’11年出版、当時おそらく英検準備などで忙しなかったからか、意識はあったと思うけれどチェック漏れ、

先日図書館サイトで検索してて、ああそういうのがあったのだった、と、予約して手元に来たのを開いたら、

まあインタビュー部分はほぼどこかで見聞きした内容、だけれど、パリダカ回顧話やちょっと突っ込んだファッション話もあったり、決め手はデビュー時以来のレア写真ちらほら、で、

結局「ユーミンとフランスの秘密の関係」に続いて、amazonからギフト券で入手。
a0116217_22502592.jpg
    <(C)(株)集英社>

7/21追記:特に印象的だったのは、ユーミンが、駅やオフィスでメガネ、大きなカバンかかえての通勤、制服姿で電話を受けてたり、のOL姿、

白衣+メガネで女医、紺の「アライア」スーツ+メガネ姿で原稿を持ってのニュースキャスター、のコスプレショット。

それぞれツアーパンフレットに載ってたのらしいけれど、これらは初見。

もしユーミンがOLとかだったら?!やはり、どう転んでもいちOLにとどまっていたはずはない、とは思うけど、ちょっと可笑しい想像をかきたてられたり。

あと「Strolling Cowgirl」ツアーでの清楚?イメージ、よく似合ってる白いベレー帽⁺レインボーカラーの横線入りの白いセーター、赤スカートでの、凛としたいい表情のショット、など。

まあ改めて、めくるめく(@_@)世界各地色んな所に行って、ステージやイベントでの色んなファッション、

ラフ~ゴージャスな、ユーミン活動をビジュアル+本人談で楽しめた、という1冊でした。

関連記事:松任谷由実EXPOドームライブあの歌がきこえる「魔法の鏡」「海を見ていた午後」「卒業写真」松任谷由実コンサート THE LAST WEDNESDAY天国の本屋~恋火(’04)さよならみどりちゃん(’04)時をかける少女(’97)瞳を閉じてプレミアム10 松任谷・寺岡・ゆず等シャングリラⅢYuming Films(’07)「いちご白書」をもう一度(’75)ユーミンと映画・市川準監督そしてもう一度夢見るだろう/松任谷由実(’09)・No Reason~オトコゴコロ~/高橋真梨子(’09)TRANSIT2009チケットMusic Lovers・SONGS 松任谷由実<1><2>探検ロマン世界遺産 ユーミン×世界遺産TRANSIT2009コンサートShout at YUMING ROCKS('09)VIVA!6×7/松任谷由実(’04)時をかける少女(’10)RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の話(’10)ミュージックポートレイト~人生が1枚のレコードだったら東日本大地震チャリティー企画Music Lovers 松任谷由実松任谷由実のオールナイトニッポンTV4僕らの音楽 松任谷由実・薬師丸ひろ子・おすぎMUSIC FAIR 松任谷由実NHK 東日本大震災チャリティー企画 ユーミン×SONGS 「春よ、来い」プロジェクトSONGS 松任谷由実RoadShow/松任谷由実(’11)手のひらの東京タワー/松任谷由実(’81)押入れの整理 <2><3><4>RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(’11)春よ、来い in 紅白歌合戦SONGS 山本潤子SONGS 松任谷由実~2012スペシャル~鈴子の恋(’12)「春よ、来い」カバー 男性シンガー編「春よ、来い」カバー 女性シンガー編マンタの天ぷら(’97)・僕の散財日記(’05)/松任谷正隆虹色ほたる 永遠の夏休み(’12)才輝礼賛 38のyumiyoriな話 / 松任谷由実(’11)<1><2><3>ユーミンのSUPER WOMAN スペシャルプロローグ~「森本千絵と歩く霊峰」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「鶴岡真弓と訪ねる女神」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「長谷川祐子と現代美術をめぐる」<1><2>「8月31日~最後の夏休み~」チケットユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く東京ファッション最前線」ユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く沖縄」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「中村うさぎとめぐる東京の夜」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「草間彌生の世界を訪ねて」ユーミンのSUPER WOMAN 最終回スペシャル 直感の旅、そして未来へ8月31日~最後の夏休み~<1><2>時をかける少女(’83)<1><2>松任谷由実 デビュー40周年 はてない夢の旅YUMING FOREVER by LESLIE KEE<1><2>ひこうき雲 / 荒井由実(’73)風立ちぬ(’13)<1><2>MASTER TAPE~荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る~<1><2>ひこうき雲/荒井由実(’73) ミュージッククリップ放映Dialogue / 今井美樹(’13)SONGSスペシャル 松任谷由実~生きるよろこび歌にこめて~POP CLASSICO / 松任谷由実(’13)「音楽の達人 Vol.72」~ユーミン特集~僕らの音楽 「僕らのユーミン」ユーミンの罪 / 酒井順子(’13)<1><2>あなたがいたから私がいた ユーミン×帝劇Vol.2YUMI MATSUTOYA LIVE - GYAO! MUSIC LIVE 北陸新幹線開業記念特別番組「金沢花紀行」by ユーミンユーミン曲 in 北国のストリートライブ八王子 スパとユーミン聖地巡り<1>荒井呉服店西立川 ユーミン聖地巡り<2>西立川駅、「雨のステイション」歌碑と昭和記念公園荒井由実「ひこうき雲」(’16)~”青の時代”名曲ドラマシリーズ~ YUMING×LOFT 缶バッジSONGS 松任谷由実 / MUSIC FAIR 松任谷由実・JUJUYUMINGと伊勢丹新宿店と130の出来事宇宙図書館 / 松任谷由実(’16)なりきりユーミン僕の音楽キャリア全部話します /松任谷正隆(’16)ユーミンとフランスの秘密の関係 / 松任谷由実(’17)読売新聞・報知新聞が報じたユーミンの45年ユーミン×帝劇Vol.3 朝陽の中で微笑んでSONGS&FRIENDS 荒井由実「ひこうき雲」瞳を閉じて~ユーミンが贈った旅立ちの歌~、SONGS 松任谷由実 etc ユーミンTV出演YUMING 45th Anniversary LESLIE KEE Photo Exhibition

by MIEKOMISSLIM | 2018-07-19 23:04 | 本・音楽 | Trackback | Comments(0)

ユーミンとフランスの秘密の関係 / 松任谷由実(’17)

先日の僕の音楽キャリア全部話します /松任谷正隆(’16)と同様、3月頃図書館に予約のユーミン新刊が先月末ようやく手元に。

やはり就寝前少しずつ読んで、のつもりだったけれど、トントン拍子に進んで読了。

期待通りというか、それ以上の中身の濃さで、ユーミン曲ルーツの1つのフランス関連トピック満載、各界の7人との対談、ユーミンフランス訪問ルポ、写真も色々。

特にアートの話で、モネのことに触れている部分がちらほらあったのも興味深く、ユーミンと印象派、という密接リンクも本人の言葉で改めてしみじみ。


返却前に正隆氏本と同様、引っかかったアーティスト名、曲名、場所、映画タイトル、著名人、フレーズetcのキーワードを書き留めかけたのだけれど、

最初の数ページで結構な量になり、これは全部チェックにはかなり時間がかかりそうだし・・

長らく新刊本というのは買っていなかったけれど、意を決してamazonで、まあ中古の少し値引きのものではあるけれど、先日ゲット。

a0116217_022022.jpg

   ((株)CCCメディアハウス)

手元に届いて、やはり就寝前少しずつ読み返してながら、浮世のうさはさておきで、悦に入ってるけれど、やや忙しなく、なかなかまとめて記録の余裕がなく、少しずつ、のつもりでとりあえずアップ。

9/21追記:第1章の「フランス女性について」で挙げてる4人の中で、改めての驚きは、ユーミンのサガン傾倒歴。

いつかラジオでもサガンに触れてたことがあった覚えだけれど、「恩人であり反面教師でもあるサガン」タイトル。

早熟な才能~世間御脚光を浴びて、というのがユーミンにも重なって影響を与えてたようだけど「セシルの週末」のセシル=「悲しみよこんにちは」のヒロインセシルから!というのは今にして。

私がサガンを読み出したのは、ユーミンにはまる前の小学生の時、その後もその瀟洒でナイーブ、エスプリの効いたテイストが好きで愛読し続けたけれど、サガン~ユーミン偏愛も必然だったのかも。

10/29追記:ちょっと多忙で続きが滞ったけれど、第2章「気になるカルチャーについて、あの人とおしゃべり」の対談も、

7人7様、知ってる人はいなかったけれど、様々なジャンルの人物とのフランス話が充実。ベストはフランス文学者の野崎歓氏とのかも。


第3章「フランスと日本、アートを感じる旅の話」も、ユーミンがマティス、コクトーらの縁の地、特にモネのジヴェルニーの庭訪問で、「面白かったのは、モネがつくったこの庭が、逆に彼の作品を真似てつくったように感じられた」

「眼前にあるのは現実の風景なのに、絵を見ているような感触」というような回顧。やはりこの庭って一度は行ってみたい、と改めて。




第4章「ユーミン世界に息づく、フランスと日本の文化」は、ユーミンへのインタビュー形式で、色々と興味深いけれど、特にインパクトだったのは、浮世絵トピック。

印象派と縁のある浮世絵の話がちらほら出て、ユーミンが好きだという葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」の、うねる大波の向こうに見える富士山、という”ありえない”構図だけれど、



描きたいもののための、事実との整合性をすっとばすデフォルメやクローズアップをうまく使うのが浮世絵で、

「海を見ていた午後」の、実はドルフィンからは見えない三浦岬、とか、「ソーダ水の中を貨物船が通る」のように、グラスの中に貨物船を見るのは、実際はかなり難しい、というアングルも、

嘘ではなく、浮世絵と同じ、デフォルメなのだと思っている、というような所。

先日始まった、国立西洋美術館の「北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」展も、やはり見に行きたい、と、思ったり。

11/6追記:それと文学面では、堀口大學からの影響は”格別”ということ。

「ミラボー橋」の翻訳が挙げられているけれど、「何かをはきり言うのではなく、様々な状況を合わせ、積み上げてひとつの世界観をつくる。私の歌のつくり方に通じる部分です。」とのことで、

そう馴染みはなかったけれど、今後チェックしてみたい新たなユーミン関連著名人がまた一人。


まあその他色々、挙げたらキリがなく、引き続き少しづつ就寝前に読み返しており、期待通り充実の、今の域に達したからこそ余計しみじみと、という感もある満足なユーミンルーツ本です。

関連サイト:amazon 「ユーミンとフランスの秘密の関係」
関連記事:松任谷由実EXPOドームライブあの歌がきこえる「魔法の鏡」「海を見ていた午後」「卒業写真」松任谷由実コンサート THE LAST WEDNESDAY天国の本屋~恋火(’04)さよならみどりちゃん(’04)時をかける少女(’97)瞳を閉じてプレミアム10 松任谷・寺岡・ゆず等シャングリラⅢYuming Films(’07)「いちご白書」をもう一度(’75)ユーミンと映画・市川準監督そしてもう一度夢見るだろう/松任谷由実(’09)・No Reason~オトコゴコロ~/高橋真梨子(’09)TRANSIT2009チケットMusic Lovers・SONGS 松任谷由実<1><2>探検ロマン世界遺産 ユーミン×世界遺産TRANSIT2009コンサートShout at YUMING ROCKS('09)VIVA!6×7/松任谷由実(’04)時をかける少女(’10)RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の話(’10)ミュージックポートレイト~人生が1枚のレコードだったら東日本大地震<2>Music Lovers 松任谷由実松任谷由実のオールナイトニッポンTV4僕らの音楽 松任谷由実・薬師丸ひろ子・おすぎMUSIC FAIR 松任谷由実NHK 東日本大震災チャリティー企画 ユーミン×SONGS 「春よ、来い」プロジェクトSONGS 松任谷由実RoadShow/松任谷由実(’11)手のひらの東京タワー/松任谷由実(’81)押入れの整理<1> <2><3><4>RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(’11)春よ、来い in 紅白歌合戦SONGS 山本潤子SONGS 松任谷由実~2012スペシャル~鈴子の恋(’12)「春よ、来い」カバー 男性シンガー編「春よ、来い」カバー 女性シンガー編マンタの天ぷら(’97)・僕の散財日記(’05)/松任谷正隆虹色ほたる 永遠の夏休み(’12)才輝礼賛 38のyumiyoriな話 / 松任谷由実(’11)<1><2><3>ユーミンのSUPER WOMAN スペシャルプロローグ~「森本千絵と歩く霊峰」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「鶴岡真弓と訪ねる女神」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「長谷川祐子と現代美術をめぐる」<1><2>「8月31日~最後の夏休み~」チケットユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く東京ファッション最前線」ユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く沖縄」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「中村うさぎとめぐる東京の夜」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「草間彌生の世界を訪ねて」ユーミンのSUPER WOMAN 最終回スペシャル 直感の旅、そして未来へ8月31日~最後の夏休み~<1><2>時をかける少女(’83)<1><2>松任谷由実 デビュー40周年 はてない夢の旅YUMING FOREVER by LESLIE KEE<1><2>ひこうき雲 / 荒井由実(’73)風立ちぬ(’13)<1><2>MASTER TAPE~荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る~<1><2>ひこうき雲/荒井由実(’73) ミュージッククリップ放映Dialogue / 今井美樹(’13)SONGSスペシャル 松任谷由実~生きるよろこび歌にこめて~POP CLASSICO / 松任谷由実(’13)「音楽の達人 Vol.72」~ユーミン特集~僕らの音楽 「僕らのユーミン」ユーミンの罪 / 酒井順子(’13)<1><2>あなたがいたから私がいた ユーミン×帝劇Vol.2YUMI MATSUTOYA LIVE - GYAO! MUSIC LIVE 北陸新幹線開業記念特別番組「金沢花紀行」by ユーミンユーミン曲 in 北国のストリートライブ八王子 スパとユーミン聖地巡り<1>荒井呉服店西立川 ユーミン聖地巡り<2>西立川駅、「雨のステイション」歌碑と昭和記念公園荒井由実「ひこうき雲」(’16)~”青の時代”名曲ドラマシリーズ~ YUMING×LOFT 缶バッジSONGS 松任谷由実 / MUSIC FAIR 松任谷由実・JUJUYUMINGと伊勢丹新宿店と130の出来事宇宙図書館 / 松任谷由実(’16)なりきりユーミン僕の音楽キャリア全部話します /松任谷正隆(’16)

「エディット・ピアフ 愛の讃歌」サガンー悲しみよこんにちはー(’08)

モネ・ルノワールと印象派・新印象派展モネ、風景を見る目ー19世紀フランス風景画の革新モネとジヴェルニーの画家たちフランスの風景 樹をめぐる物語 ーコローからモネ、ピサロ、マティスまでー


by MIEKOMISSLIM | 2017-09-18 00:29 | 本・音楽 | Trackback | Comments(0)

僕の音楽キャリア全部話します /松任谷正隆(’16)  

昨年秋出版の正隆氏本、昨日読了。

春頃に図書館に予約、先日5カ月経って順番が来てようやく手元に。返却期限は来週明けだけれど、今週末~来週は忙しないし、

やはり同時期に予約、あと一人待ち、のユーミンの「ユーミンとフランスの秘密の関係 」も近々に控えているし、

まあこれは、いずれ何らかの形で買って入手はしたい、とは思うけれど、今のうちに読んで記録しておこう、と。


6章に分けての、正隆氏が音楽遍歴をインタビュー形式で語り、サブタイトル「1972 Takuro Yoshida~2016 Yumi Matsutoya」だけど、

ユーミン話以外にも、その、たくろう初め、畑違いっぽいミュージシャンとの深い交流とかも意外だったり、正隆氏のルーツ洋楽、敬愛ミュージシャン名、とか列挙されていて、ある種”テキスト”的でもあって、

何よりも期待以上に色々、今にして、というユーミン(音楽)エピソード満載、馴染みの世界をより詳しく解説されてる感で、いつになくサクサク進み、ボリュームにしてはあっという間に最後まで。


8/17追記:引っかかった箇所に挟んだポストイットは19枚。一番印象的な所、というと、「作品からユーミンに好意を抱く」って見出し文章での、

同時期にユーミンと同じくファーストアルバムに関わった、>吉田美奈子の音楽にも魅力は感じたけれど、自分の役割はそう多くは見いだせなかった、

でもユーミンの音楽には、そこで何かをやれる自由度があった。音楽だけでなく人柄にも、そこで僕が何かをやれる自由な領域を見た。

ーそれはある種のおおらかさのようなものでしょうか。

そうかもしれない、僕から見た彼女は、・・人に任せてしまえる領域がある。それを感じたのかもしれませんね。

だからその後も彼女はずっとショーの演出を僕に任せているのかもしれない。<

の辺り。今にして正隆氏の言葉として、2人の根本的な関係性が、なるほど、という感じ。


あとユーミン関連でインパクトだったのは、「一輪のダリアはディレクターへのディレクションへの意見だった」。

ロマンス話として聞いていた「雨の街を」レコーディングの際の、正隆氏がユーミンの好きなダリアをピアノの上に置いた、というエピソードの裏話。

ヴィブラートをなくして歌うように、というディレクターに対して、正隆氏はヴィブラートがかかったままがいいと思って、

無理にヴィブラートを取ると歌はどんどん無機質になって、「雨の街を」という作品そのものにも深みがなくなっていくようにも思った、

ピッチの正確さは大切だけど、そのシンガーの持つ情緒はを取り省くのはバッドディレクションだと感じた、でも、セッション・ミュージシャンである自分の意見は受け入れられず、

ダリアの花は、正隆氏の、ピッチも大切だけど、エモーションの方を優先すべき、という意志表示だった、というくだり。

まあ勿論ユーミンに対する気持ち、励ましの意もこめて、だとは思うけれど、今にして聞く、マイベストユーミン曲の正隆氏側からのエピソード。



あと「MISSLIM」関連で、「『生まれた街で』でアレンジに開眼」で、この曲のデモテープを初めて聴いた時に、生ぬるい風が吹いているような感じを覚えて、

それをどうやって音で表現しようかと考えて、あのリズムにたどり着いた。・・それまで見たことのない音の風景に出会えた。<のだった、と。「爽やか」でなく「生ぬるい」風か・・。



このアルバムからコーラス・アレンジを山下達郎に任せてシュガーベイブ、矢野顕子のそうそうたるメンバーが集まった、という馴染みのくだりや、

下世話だけれど「MISSLIM」の頃まだ正隆氏の月給は8万円、アレンジ料が1曲1万6千円、確かにブレイク前だったけど、まだ暗黒時代だったと。。


その他、その吉田美奈子、大貫妙子、ユーミンの3人について、>これはあくまで僕の感覚ですけど、3人は、人間的には同じカテゴライズ。でも、音楽は違う。

・・美奈子とター坊は南と北、由実さんとター坊は東と西、というイメージがする<というような、方向イメージ分析。

これは、「荒涼」で大貫妙子をデュエット相手に選んだのは、曲調から寒さを感じた。北のイメージで、そういうイメージの声で、思いついたのが彼女だった、というエピソードからだったけど、ほほう、というか。




>あと、ご自身のことでは、最初の方で、幼少時にピアノレッスンで、先生に言われた通りに決まった演奏をするのが苦手で、

1人になると思う存分、でたらめに好き放題に鍵盤を叩いて、自分の中から生まれてくるルールのない音を楽しんだ、

ミュージシャンになって、さらに自由な演奏を楽しんで、仲間たちはおもしろがってくれて、「お前はスゴイ!」という態度で接してくれて、

そんな体験が高じて、楽曲のアレンジ、プロデュースもてがけるようになた。でたらめピアノのおかげで、20代で音楽と生きる道と出会った。<

というくだりは、反射的に「コバルトアワー」や石川セリの「朝焼けが消える前に」の間奏やイントロが浮かんだけど、まあやはり一言で言って、才能って、そういうこと、というか。


あと挙げていた数々の外人ミュージシャンの内、「一緒にやりたかった三人。掛け替えのない三人」の見出し文章にあった、

故人である「一緒にやりたかった三人」の中の、ハーモニカ奏者ツース・シールマンス。

大卒後私の最初の職場だった大阪有線放送社で、同僚の音楽好きのモニター(レコードをかける係)の女性が勧めてくれたアルバム「QUIET EVENING」の録音が手元に。

その中のマイベストは、かつて正隆氏も好きな曲として挙げていた「いそしぎ」。久方にちょっとYou tubeで聞いても、染み入るような音色。



それと「影響を受けた5本の映画」で、心の中でいつも大切にしている映画、として挙げていたのが「男と女」「未知との遭遇」「グッバイガール」「マディソン郡の橋」「アイガー北壁」、

「グッバイガール」「アイガー北壁」は未見だけど、他の3本は、納得というか、そうなのか・・と感慨、というか。


その他色々、シャングリラ話、周辺のミュージシャン話etc挙げればキリがないけれど、特に頭に残る、というとそういう所。

正隆氏自身の音楽キャリアで今にしてそうだったのか、ということもあったし、いわゆるユーミン本としても、さすがに分身的な正隆氏目線での、期待以上の濃密な1冊でした。

a0116217_1264011.jpg

<(C)(株)新潮社>

関連サイト:Amazon 「僕の音楽キャリア全部話します」
関連記事:マンタの天ぷら(’97)・僕の散財日記(’05)/松任谷正隆ミュージックポートレイト~人生が1枚のレコードだったら

松任谷由実EXPOドームライブあの歌がきこえる「魔法の鏡」「海を見ていた午後」「卒業写真」松任谷由実コンサート THE LAST WEDNESDAY天国の本屋~恋火(’04)さよならみどりちゃん(’04)時をかける少女(’97)瞳を閉じてプレミアム10 松任谷・寺岡・ゆず等シャングリラⅢYuming Films(’07)「いちご白書」をもう一度(’75)ユーミンと映画・市川準監督そしてもう一度夢見るだろう/松任谷由実(’09)・No Reason~オトコゴコロ~/高橋真梨子(’09)TRANSIT2009チケットMusic Lovers・SONGS 松任谷由実<1><2>探検ロマン世界遺産 ユーミン×世界遺産TRANSIT2009コンサートShout at YUMING ROCKS('09)VIVA!6×7/松任谷由実(’04)時をかける少女(’10)RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の話(’10)東日本大地震<2>Music Lovers 松任谷由実松任谷由実のオールナイトニッポンTV4僕らの音楽 松任谷由実・薬師丸ひろ子・おすぎMUSIC FAIR 松任谷由実NHK 東日本大震災チャリティー企画 ユーミン×SONGS 「春よ、来い」プロジェクトSONGS 松任谷由実RoadShow/松任谷由実(’11)手のひらの東京タワー/松任谷由実(’81)押入れの整理<1> <2><3><4>RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(’11)春よ、来い in 紅白歌合戦SONGS 山本潤子SONGS 松任谷由実~2012スペシャル~鈴子の恋(’12)「春よ、来い」カバー 男性シンガー編「春よ、来い」カバー 女性シンガー編虹色ほたる 永遠の夏休み(’12)才輝礼賛 38のyumiyoriな話 / 松任谷由実(’11)<1><2><3>ユーミンのSUPER WOMAN スペシャルプロローグ~「森本千絵と歩く霊峰」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「鶴岡真弓と訪ねる女神」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「長谷川祐子と現代美術をめぐる」<1><2>「8月31日~最後の夏休み~」チケットユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く東京ファッション最前線」ユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く沖縄」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「中村うさぎとめぐる東京の夜」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「草間彌生の世界を訪ねて」ユーミンのSUPER WOMAN 最終回スペシャル 直感の旅、そして未来へ8月31日~最後の夏休み~<1><2>時をかける少女(’83)<1><2>松任谷由実 デビュー40周年 はてない夢の旅YUMING FOREVER by LESLIE KEE<1><2>ひこうき雲 / 荒井由実(’73)風立ちぬ(’13)<1><2>MASTER TAPE~荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る~<1><2>ひこうき雲/荒井由実(’73) ミュージッククリップ放映Dialogue / 今井美樹(’13)SONGSスペシャル 松任谷由実~生きるよろこび歌にこめて~POP CLASSICO / 松任谷由実(’13)「音楽の達人 Vol.72」~ユーミン特集~僕らの音楽 「僕らのユーミン」ユーミンの罪 / 酒井順子(’13)<1><2>あなたがいたから私がいた ユーミン×帝劇Vol.2YUMI MATSUTOYA LIVE - GYAO! MUSIC LIVE 北陸新幹線開業記念特別番組「金沢花紀行」by ユーミンユーミン曲 in 北国のストリートライブ八王子 スパとユーミン聖地巡り<1>荒井呉服店西立川 ユーミン聖地巡り<2>西立川駅、「雨のステイション」歌碑と昭和記念公園荒井由実「ひこうき雲」(’16)~”青の時代”名曲ドラマシリーズ~ YUMING×LOFT 缶バッジSONGS 松任谷由実 / MUSIC FAIR 松任谷由実・JUJUYUMINGと伊勢丹新宿店と130の出来事宇宙図書館 / 松任谷由実(’16)なりきりユーミン

A LONG VACATION From Ladies(’09)SONGS 大貫妙子大貫妙子めがね(’07)SONGS 福山雅治/矢野顕子A LONG VACATION From Ladies(’09)風博士/西岡たかし(’76)・Skylightにポプラの枯葉/伊藤銀次(’83)SONGS / SUGAR BABE(’75)期末テスト対策終了大貫妙子トリビュート・アルバム Tribute to Taeko Onuki(’13)<1><2>私の暮らしかた / 大貫妙子(’13)名曲のかたわらに サハシあり~ギタリスト佐橋佳幸・30周年記念公演~ 恋するドライブ ゲスト大貫妙子「音楽の達人 Vol.77 」~岩田由記夫、鈴木結女が選ぶ ディーヴァ・歌の女神~

レインボー・シー・ライン/吉田美奈子(’75)追悼・佐藤博~レインボー・シー・ライン/吉田美奈子(’75)

天使('06)恋愛寫眞(’03)サマーウォーズ(’09)クリスマスの約束(’09)SONGS / SUGAR BABE(’75)押入れの整理<2>追悼・佐藤博~山下達郎曲


by MIEKOMISSLIM | 2017-08-17 01:51 | 本・音楽 | Trackback | Comments(0)

Bed & Breakfast / 大貫妙子(’99)

先月頃読了の、図書館からの大貫さんの旅エッセイ。

書いておきたいことがない訳ではないけれど、この所どうもブログを触る気分的な余裕がなくて、この本も何度か借り直してまだ手元に。

まあ、何だかまともにやってても無力感、な折、息抜きに、少し書いておこうかと思います。


’01年の9.11テロを機会に海外へ余り行かなくなった、らしい大貫さんが、まだ精力的に旅してた頃の色々。

イタリア、インド、イースター島、アフリカ、南極、ブラジル、サンフランシスコ、タヒチ、柳川、タスマニア、NY、ロングアイランド、パリなど、

坂本龍一との仕事や、「東京日和」サントラの話、各地の写真、そして最後に「「旅」をめぐって」タイトルでの、坂本龍一との対談。

やはり自分が行った所で重なるフィレンツェやベニス、サンフランシスコ、その郊外のモンタレー、NYなどの所は懐かしさがよぎったり。

何かふとまた、ふとアメリカにでも行きたい気分になるような1冊でした。

関連サイト:ロッキングオン サイト「Bed & Breakfast / 大貫妙子」
関連記事:SONGS 大貫妙子大貫妙子めがね(’07)SONGS 福山雅治/矢野顕子A LONG VACATION From Ladies(’09)風博士/西岡たかし(’76)・Skylightにポプラの枯葉/伊藤銀次(’83)SONGS / SUGAR BABE(’75)期末テスト対策終了大貫妙子トリビュート・アルバム Tribute to Taeko Onuki(’13)<1><2>私の暮らしかた / 大貫妙子(’13)名曲のかたわらに サハシあり~ギタリスト佐橋佳幸・30周年記念公演~ 恋するドライブ ゲスト大貫妙子

a0116217_22394528.jpg

         <(C)(株)ロッキング・オン>


by MIEKOMISSLIM | 2015-08-23 23:06 | 本・音楽 | Trackback | Comments(0)

流星ひとつ / 沢木耕太郎(’13)

昨年10月出版の沢木新刊、「流星ひとつ」を先日読み終えました。

昨年夏に他界した藤圭子に対して、’79年に行われていたインタビュー内容。異色なのは、ベールに包まれた、一世風靡した演歌の星~引退~宇多田ヒカルの母~自殺という波乱の生涯だった元スター、

当時28才だった本人が、率直に語る様々な履歴、その時々の思い、という内容の”生身感”自体もさることながら、全編、2人の会話文のみでの構成、ということ。

そこには確かに、いつものように対象に対してスタンスを保ちながら迫り、観察する沢木さん、という存在があるのだけれど、

沢木さん自身が、スター藤圭子という看板を背負う生身の女性が見せる感性の揺れに、立ち合い、受け止めたりかわしながら過ごした丁々発止の時間の、生々しい記録、と言う感じ。


昨年夏、藤圭子の訃報を聞いた時、様々に騒がれてるこの元スターのショッキングな謎の死、というものの背後に人間味ある真実、ドラマがあるとしたら、

実際の経過は不明だけれど、彼女との何らかの過去の思い出があるのは確かな沢木さんが、追ったらどうだろう?とふと脳裏に浮かんだけれど、それはやはり、下世話かもしれないし、今更有り得ないだろう、と思ったり、ということがあった。

その後何だか情報を見逃していて、今年の春~夏頃だったか、同年秋にこの本が出ていた、と気付いてちょっと驚き。

で、図書館に即予約、ようやく先日回ってきて、丁度期末対策も終わった頃から読み出し。それは、私が訃報直後とっさに思ったような類の、死の真相に迫る、的ルポでなく、大分前藤圭子が引退を決意した頃のインタビュー、だったのだけれど。

         



読み終えて、まず思ったのは、これって、凄まじいまでの沢木さんの記憶力、のなせる技!?ということ。

構成は一夜でのお酒を飲みながらの長いインタビュー形式、実際はその後何度か補足のインタビューがあったようだけれど、

それにしても、この作品が録音を元にしての書き起こし、という情報は見当たらないし、まあ多少なりともメモは取りながら、だったのか?だけれど、録音的手段は皆無だったとしたら、

1冊の本になる程の量の、互いの微妙なニュアンスもあっただろう「会話」のやり取りを、完璧にその通り、でなくとも、編集もあるにしても、自然な話の流れに沿って再現してみせる、

それは「深夜特急」でも、当時のメモや手紙などの資料は残ってたにしても、昔の旅を思い起こして臨場感ある詳細な長編作にしてみせたことですでに感嘆、

他のルポでも、この人の細かい部分に至るまでの記憶力あってこそ、という感はあったけれど、今回、改めてその真骨頂、というか。


12/21追記:ぼんやりと、不幸な生い立ちからスターになって、そういう過去が歌にも投影されてそれがまた悲哀の魅力、のようなイメージあったけれど、

実際、両親は旅芸人の浪曲師、お母さんは盲目、本人は幼い頃から各地を転々。歌は、ガラガラ声で音痴と思われてたのが、ある日鼻歌を歌っているのをお母さんが、うまいじゃない、と見出して、

小学5年の頃から両親と一緒に旅で、畠山みどりの曲などを歌うようにになって、地方の歌謡ショーで歌った時に、八洲秀章氏という作曲家に見染められ、

中学卒業同時に上京。でも当初は両親と夜の街でギターを抱えて流しをしていたり、というようなことを、本人は割と淡々と回顧。

現実的な貧しささておき、目の不自由な母にも容赦ない粗暴な所のあった父とか、兄、姉との3人兄弟で、子供時代旅に出た両親が予定を過ぎても戻ってこず、食費に困って、近くの豆腐屋で納豆を分けてもらって、それを売って生活した、とか、

「誰も知らない」ではないけれど、なかなかハードな子供時代、でも本人は母親っ子で、そういう親子の情はあったようで、歌に対しては特に思い入れなく、

わかってたのは、食べて、寝て、生きていくってことで、美味しい物を食べられたら嬉しかった、のような思春期。この人にとって、歌は家族の一員としての、生活のための一部だった、という感じ。

上京の際も、歌手、スターになりたい、という考えもなく、両親が決めたことに従っただけ、のような成り行きで、作詞家の、当時無名で沢ノ井と言う名だった石坂まさをの家に下宿、紆余曲折して「新宿の女」でブレイク、というような経緯だったのだけれど、

余りこの本の本人の語り口からは、曲のイメージからのハングリー感、悲壮感、などは匂わず、割とあっけらかんとした性質の少女時代、という印象。

       
 


最初の若くしての結婚相手、前川清とのエピソードにしても、まずクールファイブのボーカル、として歌が上手い人、という羨望があって、

熱い思い、というよりは、>淋しかったんだよね、お互いに。デビューしたばかりで、友達なんかいなくって、同じレコード会社で、演歌だし、少しずつ話すようになって、2人で会うようになって、・・< のような経緯。

1年で離婚に至った決定的な、という原因は語られてないけれど、前川清は身内みたいな感じで好きで、異性というより兄のような感じ、だったそうで、

別れた後も、彼女に良き相談相手のような態度で接していたらしく、歌手、人間としては尊敬している、その後から知り合った人たちとは、核が違う、でも、心がときまかない、

いくら周囲の人が、あの人はよくない、悪人だっていっても、私の胸がときめいてしまったら、それで終わりじゃない、という辺り、

実際その後の恋の相手が、売れない歌手だったり、不倫スキャンダルになったのだった巨人の小林投手との、痛い思い出、というのもあったり、恋に関して正直で不器用、危なっかしい感じ。

         


前川清と結婚当初、前川清の知り合いで仲人をした人物が、家を改築して上階に住めば、という提案に乗って、土地を買ったけれど、

払った金銭面より少ないの領収書との食い違い、その妙な言い訳に、前川清はいいじゃないか、と言ったけれど、彼女は気持ちが悪いし、売り主に確かめたら、やはりその領収書通りの売値だった、と判明、

またその頃に、その人たちが階下で、いいんだよあいつらの金なんか、アブク銭がいくらでも入ってくるんだから、というのが聞こえて、ゾォーっとして、

前川清に、ひとりでも出て行く、この家かあたしか、どちらか選んでください、ということになって、アパートを借りて住むことになった、などというエピソード。

まあ、芸能人にありがちな、金銭詐欺、トラブルの類かもしれないけれど、絶頂期の演歌スター同士の結婚生活、にしては、

前川清が、スターになってから近づいてきて、その奥さんに洗濯をしてもらった、のような恩のある人物、にしても、どうも胡散臭い人物の家を出費して改築、そこに同居してたり、

底からの移転先も、三田の”アパート”という、意外な不安定さ。やはり両親も女と共に北海道から上京して流しをしたり、売れてからも彼女頼り、後年、母と離婚、再婚後も父から執拗な金の無心あったり、

前川清の背景は良く知らないけれど、やはり長崎から出てきていて、演歌のスターと言っても2人共若く、家族から経済的なバックアップもない状況で、そこにつけこんで群がる人々、のような構図も垣間見えたり。


そういう波乱もさることながら、前川清と婚約中に出すことになった「恋仁義」という歌は、「惚れていながら身を引く心」なんて空々しいし、

前川さんを好きだった多くの女の人はきっといくらでもいただろうし、その人たちに対しても白々しすぎる、という理由、

離婚の1か月前に出してた「別れの旅」も、そんなこと思いもよらなかったけれど、宣伝用の離婚、などと言われて悔しくて、また歌詞も辛くて、すぐに歌いのを止めてしまって、

プロの歌手なら恥ずかしい、駄目なことだけれど、私には歌えなかった、というようなくだり、とか、印象的なのは、沢木さんも「あなたは本当に潔癖な人ですね」と言ってるけれど、

まあ大スター、というより20才そこそこの一女性として垣間見える、芸能界の波間での一種の律義さ、純粋さ、というような一面。

      
 


12/22追記:私が藤圭子の曲で覚えあるのは、タイトルを辿ると「京都から博多まで」までだけれど、

本の中程で、沢木さんから、宇崎竜童・阿木燿子夫妻が創った’78年の「面影平野」は、ラジオで聞いて、久し振りに藤圭子が曲に恵まれた、これはヒットするぞ、と思ったけれど、なぜヒットしなかったんだろう?という質問。

それに対して、まず彼女自身、すごくいい詞で、阿木燿子さんてすごいとは思うけれど、あの歌の持ってるいる心がわからない、

だから、人の心の中に入っていける、という自信を持って歌えない、凄い表現力だなっていうのはわかるんだけれど、理由もなくズキンとくるものがない、という話。

それを聞いて沢木さんも、なるほど、そういうことか、と言って、あなたにとって、ズキンとする曲は? と聞き返すと、たとえば「女のブルース」で、この歌はよくわかった。歌詞を見たときからズキンとした、のような回顧。

そしてその後、この曲がヒットしなかったのは、それだけじゃない、沢木さんが先に言ったように、
藤圭子の力が落ちたからかもしれない、と話し出して、

それは、デビューして5年目位に喉の調子が良くなかった時、しなくてもよかった手術をしてしまって、声が以前と変わってしまった、ということがあり、

高音が、澄んだキンキンした音になってしまった、自分の歌は、喉に声が一度引っ掛かって、それからようやく出て行くところに一つの良さがあったのが、どこにも引っ掛からないでスッと出て行くようになってしまった、と。

「面影平野」は、宇多田ヒカルが前に、この曲を歌ってるカアチャンはかっこいい、と言ってて、今回初めてYou tubeで聞いたみたけれど、素人目には、どうもそれ以前、手術前の時期の歌声との違いって?判らず。

        

沢木さんも、でもあなたは依然として充分うまい、と言ったけれど、本人にしたら、手術後の自分の歌は聴いていても歌っていてもつまらない、というギャップがあったようで、そこら辺は本人にしかわからない範疇なのだろうけれど、

彼女の声が変わった、と、最初に気付いたのは、盲目のお母さんで、手術してすぐのショーの時、舞台のそでにいて、純ちゃん(藤圭子の本名純子)の歌をとても上手に歌ってる人がいるけれど、あれは誰?とそばにいる人に尋ねた、そうで、沢木さんが、すごい話だね・・、と。


結局、その出来事がこのインタビューが行われた’79年末の引退のきっかけにもなったようで、その後は渡米、英語の勉強をしてしていて、

自由な生活ぶりが、後記に紹介されてる沢木さん宛ての手紙の文面からも伺え、経済事情もあって進学しなかったけれど、元々中学での成績も良かったようで、

インタビューの最後の方でも、英語の勉強をしたい、と言ってて、それを実行した、ということでもあると思うけれど、

何となく、バークレーからニューヨークへの引っ越しに、英語学校のクラスメートが友人とボストンへ行くのに便乗するつもり、車で行く方が、飛行機で行くより違ったアメリカも見られるし、のようなくだりは、

インタビュー中、彼女は「敗れざる者たち」にも言及してて、沢木本は多少読んでるようだったし、もしかして「深夜特急」旅の影響も多少なりとも?などと思えたり。


巷の情報だと、このロングインタビューがきっかけとは思うけれど、2人が恋愛関係になって、藤純子はNYで沢木さんが来るのを待ってたけれど、

沢木さんは、すでに結婚していたか、結婚前だったとしても、結局彼女の元へは行かず、傷心の彼女は知り合った宇多田氏と結婚、という経緯、という説。

沢木さんは、翌年完成させていたこの本を新潮社から出版予定だったのが、彼女が芸能界に戻って、歌うようにならないとも限らないし、その時この本が枷にならないか、

その時、自分の周囲の人について、あまりにも好悪をはっきり語りすぎているし、要するに、これから新しい人生を切り拓いていこうとしている藤圭子にとって、この作品は邪魔にしかならないのではないか、という逡巡の末、出版はやめた、とのことで、

実際2年後に藤圭似子としてカムバック、あながち無意味な配慮ではなかった、ようだけれど。

彼女との間については、インタビューと通した過程で、互いに好意を抱いていた、というのは認め、実際の関係については否定しているようで、真実は本人同士のみ知る所、だけれど、

この会話体だけで成り立った画期的な本のお蔵入り理由は、記されているようなジャーナリストとしての男気、対象人物への配慮、のみなのか、

結局振る形になってしまった元恋人への配慮、遠慮、というのも入り混じってのことか?ここら辺もやはり本人のみぞ知る、という所。


前に「旅する力 深夜特急ノート」で、彼女とパリの空港で遭遇、という出来事に触れてた時と同様、今回の沢木さんの誤記からは、そのような恋の痕跡らしきニュアンスは特に感じられず、

彼女からのラフな手紙も、最後に「体に気をつけてください あまり無理をしないように。」とはあるけれど、ロングインタビューを受けたきっかけでの親しい友人感覚、ともとれなくはないけれど、

このインタビューを通して、沢木さんには、彼女の意外な素朴、というか天然、率直、純粋さに驚き、というような節が見られるし、

藤純子にしても、まあ沢木さんの紳士的対応、話しにくそうなことはスルー、自分の経験談も交えてラフに、折に「ハハハ・・」と苦笑したりかわしたり、という進め方もあるかもしれないけれど、ここまで色々あけすけに話してる、という事実からして、

芸能リポーターとは一味違う、違う世界での広がりを持つ沢木さん、という対象に、人間~男性として魅かれていった、としても不思議はないのでは、というのが正直な所。


今回沢木さんがこの出版を決意したのは、突然の訃報後、宇多田ヒカルや元夫の宇多田照實氏のコメントで、「謎の死」は、精神を病み、長年奇矯な行動を繰り返したあげくの投身自殺、という説明で落着、

でもこの本のコピーを読み返し、そういう一行の表現で片づけることのできない輝くような精神の持ち主が存在しる、と感じて、新潮社の今の担当者に読んでもらった所、

宇多田ヒカルと同年代の女性から「これを宇多田ヒカルさんに読ませてあげたいと思いました」ときいて、自分も同じことを感じているように思って、強く撃たれた、のが引き金になった、とのこと、

直接の接点はないのかもしれないけれど、沢木さんにとっても、宇多田ヒカルは、初めて歌声を聞いた時から気になってて、母と同じように早い結婚、また離婚、という経緯にも心を痛めてた、そうで、

まあそれは、以前1ファンでロングインタビューして親交もあった演歌スターの娘、としてだけなのか、元恋人の、遺伝子を引き継いでブレイクしたビッグスター、として、なのか?だけれど、とにかくそういう宇多田ヒカルに対しての、という部分、

>ネット上で、藤圭子のかつての美しい容姿や歌声は聴けても、彼女のあの水晶のように硬質で透明な精神を定着したものは、この本にしか残されていないかもしれない、< 

という気持ち、この「流星ひとつ」というタイトルは、今回新たにつけたのでなく、書き終わった時点でつけて、渡米していた藤圭子本人にも送ったらしいけれど、

>いま、自死することで穏当に星が流れるようにこの世を去ってしまったいま、「流星ひとつ」というタイトルは、私が藤圭子の幻の墓に手向けることの出来る、たった一厘の花かもしれないとも思う。<という後記の締めくくり。


私は藤圭子については、近年、外国の空港で大金を没収された、などというスキャンダルの覚え、また、昔沢木さんとの噂があったのだったと知った、ということはあるけれど、

大まかには、幼い頃TVでの、オカッパヘアの渋い声でメランコリックに演歌を歌う姿、引退して渡米、この人とアメリカって、今一結びつかなかったけれど、

噂通り沢木さんとの破局があったとしても、NYで宇多田氏と結婚、娘も生まれ、しかもその娘が後に宇多田ヒカルとして大ブレイク、

辛苦をなめつつもその代償として、公人、私人として幸福も得たかのような、だけれど、結局は、心を病んでいた、という皮肉、悲痛な最期、というインパクトはあっても、

この本を読まなければ、その生身の姿、というのは漠然としたまま忘却の一途、だったのが、正直、恋の噂のあった沢木さんと藤圭子の始まりのやり取り?という下世話な興味を通り越して、

今にして、沢木さんから引き出されていた、その素顔、率直な言葉が全編に散らばり、なかなか異色沢木本、と言ってもいいのか、臨場感的面白さある1冊でした。

関連サイト:Amazon 流星ひとつ/沢木耕太郎
関連記事:ロバート・キャパ世界は「使わなかった」人生であふれてる(’02)血の味(’00)「愛」という名を口にできなかった二人のために(’07)銀の街から(’07、12月)(’08、1月)(’08,2月)(’08、3月)(’08、4月)(’08,5月)(’08、6月)(’08、7月)(’08、8月)(’08、9月)(’08、10月)(’08、11月)(’08、12月)(’09、1月)(’09、2月)旅する力 深夜特急ノート/沢木耕太郎(’08)人の砂漠(’77)映画化人の砂漠(’10)あなたがいる場所/沢木耕太郎(’11)イルカと墜落/沢木耕太郎(’02)一号線を北上せよ/沢木耕太郎(’03)ポーカー・フェース 沢木耕太郎(’11)LIFE 井上陽水~40年を語る~<1><2>SONGS 財津和夫<1>/井上陽水<1>~<4>NHKスペシャル 沢木耕太郎 推理ドキュメント運命の一枚~"戦場"写真 最大の謎に挑む~冬の旅人「高倉健の肖像」(’88)
 
a0116217_0463583.jpg

           <(C)(株)新潮社>


by MIEKOMISSLIM | 2014-12-19 01:43 | 本・音楽 | Trackback(1) | Comments(0)

私の暮らしかた / 大貫妙子(’13)

先日、昨年秋に出た大貫妙子新刊エッセイ、「私の暮らしかた」を読み終えました。

これも、先日の「ユーミンの罪」に続き、年頭位に図書館に予約していたのが、先々週末ようやく連絡。こちらも私の後に35人待ちで、なかなかの人気ぶり。今手元に大貫著作「神様の目覚まし時計」「散文散歩」があって、それ以来。


やはりあっさり読み易い文体で、葉山の自宅での、自然志向らしい暮らしぶり、野良猫達、両親、近所とのローカルエピソードや、田植え、皮むき間伐ツアー参加、旅番組での離島訪問など、相変わらずアクティブな活動ぶり、

折々環境問題への考察や率直な気持ち、など綴られてて、音楽の章も少しあったけれど、一番印象的だったのは、近年相次いで他界したご両親とのエピソード。


「空蝉の夏」の章で、お父さんの大貫健一郎氏について書いてあって、かつて特攻隊員で、実際出撃、その後も、あわや、という所で何とか一命をとりとめていて、実際の特攻攻撃の杜撰さ、無茶苦茶な実態が色々と大貫さんの文を通して語られてて、

改めて、戦時中の混沌の中で否応なく散らされた多くの命、このお父さんが「運命の分かれ道」で生きながらえたからこそ、その後大貫妙子というミュージシャンも生まれた、というようなちょっとした感慨も。

章の最期に、大貫氏へのインタビューを元にしたNHK番組があって、のちに、大貫氏と渡辺考共著「特攻隊振武寮ー証言:帰還兵は地獄を見た」という本が、’09年講談社から出ている、と付記が。


ご両親は晩年、葉山の家で大貫さんと同居してたようで、「ともに食べる喜び」の章で、元々本人も、

>食事は私にとって、音楽を作ることと同じくらい楽しくなくてはならないし、手の抜くことのできない行為なのだ。<

というように、元々本人も食にはこだわりあるようだけれど、高齢の両親のため、内容を考えてマメに食事の準備する様子。


でも、お父さんが寝たきりになり、家での介護も大変、そんな中お母さんが急に倒れ、脳幹出血で意識が戻らず、大貫さんは、決まってるコンサートをキャンセルできず、

終わるまで三日間だけ頑張って。と懇願、その後弟さんとの電話で、血圧が下がって、今日が山かもしれない、ときいて、お母さんの写真を胸に、再び懇願、

お母さんは私が音楽を続けることを誰よりも応援してくれていた、きっと聞き届けてくれると妙な確信があった、そしてコンサートが終わった翌日未明亡くなった、というような経過、

その後の淋しさが「お母さん、さようなら」の章で綴られてて、次の「ノラと私のひとりの家」冒頭で、その一月後にお父さんも亡くなった、とのことで、今もなぜふたりがここにいないのかよくわからない。・・というようなくだり。

何だか、今まだ近くに住む私の母は元気ではあるけれど、今回こういう老いた両親との死をもっての別れについて率直に書いている辺りを読んで、

同じ独身である我が身にも一部重なって、やはりとにかく今に至った状況で、母との時間は、悔いないように大事にしておかないと、などと少ししみじみした次第。


大貫さん本人は、それはまあ淋しいだろうけれど、音楽という世界もあるし、その関連で札幌の方にも住居があるようだし、兄や弟、友人知人層もいて、

葉山の家にしても、一人住まいにはなったけれど、折々登場するノラ猫達とのほんわか交流、気心知れてそうな近所の人々との交流もあって、

本人もマイペースにポジティブな姿勢で、そう侘しい孤独な境遇、という感じはこの本を読む限りはしないのだけれど。<(C)(株)新潮社↓>

a0116217_0522588.jpg

                

「散文散歩」の最後の方にも、両親や弟さんについての章があったのだったけれど、今回思ったよりも、身辺の老いた両親、その介護問題についても率直に語っていて、

やはり音楽での、ヨーロピアン路線での洒脱なエレガントさ、アコースティックライブでの研ぎ澄まされた歌声の崇高な佇まいイメージ、からは、やや飛躍ある真摯な地道さ、という感じ。


そこら辺、大貫さんと同じ様な世代ではあっても、世田谷の家で暮らし、夫婦で音楽界を様々なカードを切りながら走り続ける煌びやかさ、のユーミンは、そういう意味では、日常レベルでは我が身に置き換えようがない、やはり異次元世界の存在、という感じも改めて。

でも大貫さんにしても、やはりまあ音楽業界の一人者たる、というか、草むしりやボランチィア的な自然の中での作業を厭わない庶民っぽいラフさもあるけれど、

食にしても、自分の米のための秋田の田、とか、名古屋のメーカーの注文後1年待ち!の鋳物ホーロー鍋、とか、

どうも夏でもエアコンを一切使わない、料理に砂糖も使わない、とか、一般人からはちょっとマネのしにくいこだわり、ストイックさ、もちらほら、だけれど、やはり食というのは生活の中で大事な要素、とも改めて思えたり。


今回、折に旅ルポはあったけれど、海外編は「ナマケモノを見に行く」のコスタリカのみ、まあ昨今のエボラ熱騒ぎで、「神さまの目覚まし時計」の頃のようなアフリカ旅行、なども難しいだろうし、

’06年の文である「十八年目のただいま」の章で、9.11テロの衝撃で、以降ばったりと国外へ出なくなってしまった、とのこと。

では何が楽しいか、というと、やはり音楽につきてしまう。とのことで、今回音楽のことに触れてるのは章では「歌う私、歌わない私」、坂本龍一とのコラボアルバム、そのツアーについての「ツアーの日々」、

3.11震災での犠牲者の鎮魂の趣旨もあった高野山でのコンサートの「高野山で歌う」、など。


葉山の家を持つ前、東京で、ソロになって徐々に収入が増え始めて段々広い部屋に引っ越していったけれど、初めての一人暮らしの頃は畳4畳半+3畳の台所の木造アパート、

SUGAR BABEの頃は、どこへ行ってもヤジを飛ばされ、応援してくれたファンもいたけれど、その頃のいい思い出がない、とのことで、今となってはの超名盤「SONGS」の頃の、本人の実情改めて、だったり、

最後の「荷物をおろして」の章で、

>ソロ活動に写って40年経って、山下達郎さんと会うたびに、「こんなに長く続けるとは思わなかったね」と話す。彼のようにバリバリの現役がそんなことを口にするほど、商業音楽の地盤はつねに不確かなものだ。<

・・アルバムを録音してきたスタジオも次々閉鎖になって、レコード~CD~配信ダウンロードになって、という状況で、というような状況は認識、でも、

>流行というのは、忘れた頃にまた同じようなものがまたやってくる、結局、創る者は自分の色を鮮明にして、愚直にやり続けることで、流行とは別のところに自分を築き上げていく、

音楽にかぎらずそういう人を私は支持しているし、そうやって長く続けていく人はどんどん自由になっていく。<

などというくだりは、何だかこの人らしい、という感じ。


最後の方で、声帯の衰えを自覚したらすっきり止めようと思う。それはそれとして実は、ごく最近、歌うことが楽しいと思えるようになった、

ゴールが近くなってきたことが心境の変化の理由なのかもしれない、だんだん荷物を下ろしていくようで気持ちが軽くなる、などとあって、引き際への意識、も感じられるような。

先日トリビュートアルバムはチェックしたけれど、思えばこの人のコンサートはご無沙汰、近年のニューアルバムもノータッチ、

折にテープやCDで’90年代までのを流す位だけれど、浮世離れした清涼ボイスで、多少煮詰まった時にも心に風穴を開けてくれる、私にとっては貴重なミュージシャンの一人。

いつぞや渋谷でだったかのコンサートで、公演後恒例のステージへの行列に加わって、花を渡して「お体大切に頑張って下さい」と声はかけたのだったけれど、

やはりその有り方は違っても、ユーミン同様、末永く活動していて欲しい1人、という感覚改めて、というこの1冊でした。

関連サイト:Amazon 「私の暮らしかた/大貫妙子」大貫妙子 公式サイト
関連記事:SONGS 大貫妙子大貫妙子めがね(’07)SONGS 福山雅治/矢野顕子A LONG VACATION From Ladies(’09)風博士/西岡たかし(’76)・Skylightにポプラの枯葉/伊藤銀次(’83)SONGS / SUGAR BABE(’75)期末テスト対策終了大貫妙子トリビュート・アルバム Tribute to Taeko Onuki(’13)<1><2>

a0116217_1254810.jpg

                <(C)(株)新潮社>


by MIEKOMISSLIM | 2014-11-03 01:30 | 本・音楽 | Trackback | Comments(0)

ユーミンの罪 / 酒井順子(’13)<2>

ユーミンの罪 / 酒井順子(’13)<1>の続き

本人との直接の接点、というのは以前、何度かユーミンDJのラジオ番組で本人やジャニス・イアンの曲などリクエストをかけてもらった、とか、一度少しだけ込み入った恋の相談内容のハガキを読んでくれて、

「この人は自分のことが良く分かってますね・・難しいと思いますけど、幸せになって下さい。無責任ですけど・・」などと答えてくれたこと、位だけれど、

直接の実際のお人柄、などは不明でも、様々な曲にある、そういう微妙な意識、感情を”肯定してくれる”感、というのは、意外と大きなファン要素、とも改めて思う。


そういう意味で、あとがきでの「ユーミンは救ってくれすぎた」という40代の独身女性の声。

確かに私も、ユーミン曲によって、田舎にいながら都会への夢を見たり、実際恋に対してふりしぼる勇気を得たり、失恋の痛手が薄まったり、辛いことより快い思い出が曲と共にフリーズパックされてたり、というだけでなく、

様々な曲が提供してくれる疑似友情や恋愛で、人生の一部をまかなってきてしまったのでは、というようなことも頭をよぎったり。


最初の「ひこうき雲」の章で、>今思えば、ユーミンが見せてくれた刹那の輝きと永遠とは、私達にとって手の届かない夢でした。しかしその時、それらはあまりにも甘く、魅力的に見えたのです。・・

ユーミンに対しては「いい夢を見させてもらった」という気持ちと「あんな夢さえみなければ」という気持ちとが入り混じる感情を抱く人が多いのではないでしょうか。

かくいう私もその一人。ユーミンを聴かずにもっと自分の足元を見ていたら、違う人生もあったかもね、とも思います。

・・しかし、自分の感情と生活が描くカーブと、ユーミンの曲が提示したカーブとがぴったり一致したと誤解できた若い頃。

あのシンクロ感にともなうぞくぞくするような興奮は、今もユーミン曲のイントロを聞くと湧きあがるものであり、その感覚に軽く鳥肌を立てつつ、「これにはとてもあらがえなかった・・」と、思うのです。<

などとあって、まあ人それぞれとは思うけれど、やはりユーミン曲を通してみた夢の影響、というのは私の人生の中でも、決して小さくはない、

大学時代、一時期ボーカルやダンスレッスンに通ったこと、シンガーなど志望には自信がなく、でも音楽関連の仕事に就きたくて、有線会社に入ったこと、結局20代後半に、田舎から単身上京してきて以来東京住まい、ということ、

遅ればせながら、塾講師しつつ一時期デザイン学校のイラスト科に通ったりしたこと、気付けばワーキングシングルであること、その他もろもろの自分の在り方、について、過半数というつもりはないけれど、

自覚的には良くも悪くも30~35%位は、何らかのユーミン(曲)の影響で、ユーミン曲にハマっていなかったら確かに違っていたのでは、という感じ。

音楽の嗜好的にも、ユーミンの前は陽水をよく聞いてたけど、ユーミン関連で好みになったミュージシャンも多いし、あの時ユーミン曲に出会わなかったら、次にどんな音楽にいってたか?だけれど、多分何にせよあれ程の影響、インパクトはなかったのでは、と。


この著者のように、もっと自分の足元を見ていたら・・とも、やはり、とても抗えなかった、というのも、正直な所だし、やはりユーミン曲への愛着は変わらずとも、今と昔では実質スタンスも違うのは確か、

この著者は、こういう本を出しはしたけれど、(以前の)決別へのケジメ、のようなニュアンスも感じられなくはないし、個人的にユーミンとの付き合い、というのも特に見かけないし、もしかして今はユーミン(曲)とは距離を置いてるのかも?しれないけれど、

そういう風にある時期がきて離れていったファン、また往年のファンの2世代目で新たにファンになった層などもいる中、いまだユーミン自身はバブル終焉後の世界でも、走り続けてる、という事実。

私自身は、80年代までの傾倒ぶりに比べれば、やはりこの著者のように、90年代半ば頃からユーミン曲から徐々に疎遠になっていった時期があったけれど、近年また引っ掛かるようになってきて、やはりいいものはいいのだ、という感じ、

まあ後悔先に立たず、だし、今となっては自分の人生の特色の一つとして、それなりに生活の潤いとの一つしてプラス思考で関わっていければ、と改めて思う。


トータル的には、前述のようにユーミン本として、「ユーミンの吐息」を超えはしなかったけれど、女性目線での色々、

改めてユーミンの特に作詞面だけでも、女性の生き方にある意味「罪」と言わせる程の影響力を持ってきた”ただ者じゃない”クリエイター資質、

言われてみればなるほど、という目新しい分析もあったり、漠然と感じてたことが文面で指摘されてて合点がいく、という所もあったり、なかなかユーミン曲生身感、という意味で面白く味わった1冊でした。

関連サイト:Amazon 「ユーミンの罪/酒井順子」Amazon 「ユーミンの吐息 / 深海遙」
関連記事:関連記事:松任谷由実EXPOドームライブあの歌がきこえる「魔法の鏡」「海を見ていた午後」「卒業写真」松任谷由実コンサート THE LAST WEDNESDAY天国の本屋~恋火(’04)さよならみどりちゃん(’04)時をかける少女(’97)瞳を閉じてプレミアム10 松任谷・寺岡・ゆず等シャングリラⅢYuming Films(’07)「いちご白書」をもう一度(’75)ユーミンと映画・市川準監督そしてもう一度夢見るだろう/松任谷由実(’09)・No Reason~オトコゴコロ~/高橋真梨子(’09)TRANSIT2009チケットMusic Lovers・SONGS 松任谷由実<1><2>探検ロマン世界遺産 ユーミン×世界遺産TRANSIT2009コンサートShout at YUMING ROCKS('09)VIVA!6×7/松任谷由実(’04)時をかける少女(’10)麗美ファーストフライト(’85)RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の話(’10)ミュージックポートレイト~人生が1枚のレコードだったら東日本大地震<2>Music Lovers 松任谷由実松任谷由実のオールナイトニッポンTV4僕らの音楽 松任谷由実・薬師丸ひろ子・おすぎMUSIC FAIR 松任谷由実NHK 東日本大震災チャリティー企画 ユーミン×SONGS 「春よ、来い」プロジェクトSONGS 松任谷由実RoadShow/松任谷由実(’11)手のひらの東京タワー/松任谷由実(’81)押入れの整理<1> <2><3><4>RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(’11)春よ、来い in 紅白歌合戦SONGS 山本潤子SONGS 松任谷由実~2012スペシャル~鈴子の恋(’12)「春よ、来い」カバー 男性シンガー編「春よ、来い」カバー 女性シンガー編マンタの天ぷら(’97)・僕の散財日記(’05)/松任谷正隆虹色ほたる 永遠の夏休み(’12)才輝礼賛 38のyumiyoriな話 / 松任谷由実(’11)<1><2><3>ユーミンのSUPER WOMAN スペシャルプロローグ~「森本千絵と歩く霊峰」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「鶴岡真弓と訪ねる女神」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「長谷川祐子と現代美術をめぐる」<1><2>「8月31日~最後の夏休み~」チケットユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く東京ファッション最前線」ユーミンのSUPER WOMAN 「軍地彩弓と歩く沖縄」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「中村うさぎとめぐる東京の夜」<1><2>ユーミンのSUPER WOMAN 「草間彌生の世界を訪ねて」ユーミンのSUPER WOMAN 最終回スペシャル 直感の旅、そして未来へ8月31日~最後の夏休み~<1><2>時をかける少女(’83)<1><2>松任谷由実 デビュー40周年 はてない夢の旅YUMING FOREVER by LESLIE KEE<1><2>ひこうき雲 / 荒井由実(’73)風立ちぬ(’13)<1><2>MASTER TAPE~荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る~<1><2>ひこうき雲/荒井由実(’73) ミュージッククリップ放映Dialogue / 今井美樹(’13)SONGSスペシャル 松任谷由実~生きるよろこび歌にこめて~POP CLASSICO / 松任谷由実(’13)「音楽の達人 Vol.72」~ユーミン特集~僕らの音楽 「僕らのユーミン」ユーミンの罪 / 酒井順子(’13)<1>

a0116217_20403065.jpg

                  <(C)(株)講談社>


by MIEKOMISSLIM | 2014-09-23 05:48 | 本・音楽 | Trackback | Comments(0)
line

「KYOKO」は’02年に映画掲示板にスレッドを立てた村上龍監督、高岡早紀主演映画で、当ブログはそのスレッド、次のブログに続いての3代目です。マイペースで、長年ファンのユーミン関連初め音楽、美術展、仕事、グルメ(食事)、映画、本、日常、旅のことなどアップしてます。


by MIEKOMISSLIM
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30